JP2009261450A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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寛 村上
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美穂 林
Yoshimi Nishimura
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Abstract

【課題】節水に効果のある「脱水シャワーすすぎ」を、異常振動を生じることなく実行できるようにする。
【解決手段】洗濯物のすすぎをするすすぎ行程において、水槽の内部に風呂水を供給する給水ポンプにより所定水位までの給水をして(S12、S13)後、循環ポンプによる風呂水の循環噴射を行い(S15、S19)、その後にその風呂水の循環噴射を行いつつ、ドラムの低速回転を実行する(S20、S21)ようにした。これにより、すすぎ行程においては、給水後、ドラムの回転が始まる前に、循環ポンプによる循環噴射で風呂水が洗濯物にかけられ、上層の洗濯物にかけられる。このため、給水で吸水した下層の洗濯物から上層の洗濯物までの全部が吸水し、重量差ができない。よって、その後、ドラムの回転が始まっても、偏荷重を生じず、異常振動が生じることが避けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、すすぎ行程の実行内容を改良したドラム式洗濯機に関する。
従来より、ドラム式洗濯機においては、外箱の内部に水槽が配設されて、その水槽の内部にドラムが配設されており、このドラムをモータなどドラム駆動装置により回転させるようになっている。
そして、洗濯物のすすぎをするすすぎ行程においては、一般に、水槽の内部にドラム内の洗濯物を浸すほどの水量を水道から給水弁にて供給し、その後にドラムをその内部で洗濯物が上げられてから落とされる(タンブリング)速度で回転させる内容で、すすぎ(ためすすぎ)を実行するようになっている。
しかしながら、このものでは、すすぎ行程で使用する水量が多く、しかも、それは水道水であるため、経費が高くつく。
それに対して、上記水槽、ドラム、及びドラム駆動装置に加え、水槽の内部に風呂水を供給する給水ポンプ、並びに水槽の内部に供給された風呂水を循環させてドラムの内部に噴射させる循環ポンプを具備し、洗濯物のすすぎをするすすぎ行程において、給水ポンプにより所定水位までの給水をして後、循環ポンプにより風呂水を循環噴射させつつ、ドラム駆動装置によりドラムを低速回転させる内容で、すすぎ(脱水シャワーすすぎ)を実行するものが考えられている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−54825号公報
上述のように考えられたものは、循環ポンプによる風呂水の循環噴射で洗濯物に水をかけてしみ込ませながら、そのしみ込んだ水と共に洗剤分をドラムの回転遠心力でドラムの内周面に張り付いた洗濯物から絞り出すもので、使用する水は、循環ポンプによる循環噴射で洗濯物にかけるだけであるから、水量が「ためすすぎ」で使用する水量より少なくて済む。しかも、その使用する水は、浴用に供した後の風呂水であり、水道水ではないから、総じて経費を節減できる。
しかしながら、その「脱水シャワーすすぎ」において、最初の、給水ポンプによる給水で供給した水(風呂水)は、水槽の底部からドラムの底部に達して洗濯物中の下層のものに吸収されるため、その吸水した洗濯物と吸水しない上層の洗濯物とに重量差ができる。そして、その状態でドラムの回転が始まることにより、重量差のある洗濯物がランダムに分散されて偏荷重を生じることにより、異常振動が生じ、その結果、ドラムの回転速度が上がらずにすすぎ効果が充分に得られないとか、あるいはその異常振動が生じると洗濯機の運転が一旦中止されるものでは、その後、洗濯物の偏りを是正するほぐし運転が行われて運転が再開されるも、運転終了までの時間が長くなる、もしくは運転が完全に停止されて最後まで行われなくなってしまうという問題点を有していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、節水に効果のある「脱水シャワーすすぎ」を、異常振動を生じることなく実行できるドラム式洗濯機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機においては、外箱と、この外箱の内部に配設された水槽と、この水槽の内部に配設されたドラムと、このドラムを回転させるドラム駆動装置と、前記水槽の内部に風呂水を供給する給水ポンプと、前記水槽の内部に供給された風呂水を循環させて前記ドラムの内部に噴射させる循環ポンプとを具備し、洗濯物のすすぎをするすすぎ行程において、前記給水ポンプにより所定水位までの給水をして後、前記循環ポンプによる風呂水の循環噴射を行い、その後にその風呂水の循環噴射を行いつつ、前記ドラム駆動装置によるドラムの低速回転を実行するようにしたことを特徴とする(請求項1の発明)。
上記手段によれば、「脱水シャワーすすぎ」をするすすぎ行程において、最初の、給水ポンプによる給水で供給した水(風呂水)は、ドラムの回転が始まる前に、循環ポンプによる循環噴射で洗濯物にかけられ、上層の洗濯物にかけられる。このため、給水で吸水した下層の洗濯物から上層の洗濯物までの全部が吸水し、重量差ができない。よって、その後、ドラムの回転が始まっても、偏荷重を生じず、異常振動が生じることは避けられる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2には、ドラム式洗濯機の全体構造を示しており、外箱1を外殻としている。この外箱1の前面部(図2で右側)のほゞ中央部には、洗濯物出入口2を形成し、該出入口2を開閉する扉3を設けている。又、外箱1の前面部の上部には、操作パネル4を設けており、その裏側(外箱1内)に操作回路ユニット5を設けている。更に、外箱1の前面部裏側の下部には、制御回路ユニット6を設けている。
外箱1の内部には、水槽7を配設している。この水槽7は軸方向が前後(図2で左右)の横軸円筒状を成すものであり、それを左右一対(一方のみ図示)のサスペンション8により前上がりの傾斜状にて弾性支持している。
水槽7の背部には、モータ9を取付けている。このモータ9は、この場合、例えば直流のブラシレスモータから成るもので、アウターロータ形であり、ステータ9aを水槽7の背部に取付け、ロータ9bの中心部に取付けた回転軸9cを、軸受ブラケット10に内装した複数の軸受11を介して水槽7の内部に挿通している。
水槽7の内部には、ドラム12を配設している。このドラム12も軸方向が前後の横軸円筒状を成すもので、それを後部の中心部で上記モータ9の回転軸9cの先端部に取付けることにより、水槽7と同軸の前上がりの傾斜状に支持している。又、その結果、ドラム12はモータ9により回転されるようになっており、従って、モータ9は、ドラム12を回転させるドラム駆動装置として機能するようになっている。
ドラム12の周側部(胴部)には、小孔13を全域にわたって多数(一部のみ図示)形成すると共に、洗濯物掻き上げ用のバッフル14を複数設けている(1つのみ図示)。又、ドラム12及び水槽7は、ともに前面部に開口部15,16を有しており、そのうちのドラム12の開口部15の周囲部には、例えば液体封入形の回転バランサ17を設け、水槽7の開口部16に、環状のベローズ18を介して前記洗濯物出入口2を連ねている。この結果、洗濯物出入口2は、ベローズ18、水槽7の開口部16、及びドラム12の開口部15を介して、ドラム12の内部に連なっている。
水槽7の底部には、水溜器19を取付けており、この水溜器19の内部に洗濯水加熱用のヒータ20を配設し、水溜器19の最低部である後部に循環ポンプ21、接続管22、排水弁23、及び排水ホース24を順に接続している。このうち、循環ポンプ21は、水槽7内の水を水溜器19から吸入して、送水ホース25を通じ圧送するもので、その送水ホース25は、水槽7の後方から上方そして前方と配管し、先端部を前記ベローズ18に接続して、前記扉3の裏側凸部3aの上角部に臨ませている。なお、排水弁23は、水槽7内の水を水溜器19から循環ポンプ21、接続管22、排水弁23、及び排水ホース24を通して機外に排出するものである。
又、水溜器19から送水ホース25の先端部までは、循環ポンプ21が後述のように水を圧送させて循環させる循環経路であり、その循環経路、中でもこの場合、水溜器19と循環ポンプ21との間の水路には、濁度センサ26を設けている。この濁度センサ26は、この場合、詳しくは図示しないが、発光素子例えば発光ダイオードと、受光素子例えばフォトトランジスタから成り、それらを上記水溜器19と循環ポンプ21との間の水路に対向状態で設け、その一方側の発光ダイオードが発した光の、他方側のフォトトランジスタにおける受光度合から、そこを通る水の濁度を検知するようになっており、従って、循環水の濁度を検知する濁度検知手段として機能するようになっている。
水槽7の背部には又、除湿器27を配設している。この除湿器27は、全体に中空状を成しており、前記モータ9の右側に位置していて、下部を水槽7の内下部に連通させている。
水槽7の上方には、後側に送風装置28を配設し、前側に加熱装置29を配設している。このうち、送風装置28は、ケーシング30の内部に送風羽根(図示せず)を有し、この送風羽根を回転駆動するモータ31をケーシング30の外部に設けて成るもので、それらの間をベルト伝動機構32により連結している。又、送風装置28は、ケーシング30の後部を除湿器27の上部に接続している。
一方、加熱装置29は、ケース33の内部に温風生成用ヒータ(これも図示せず)を有して成るもので、そのケース33の後部に上記送風装置28のケーシング30の前部を接続している。
更に、水槽7の前方には給風ダクト34を配設している。この給風ダクト34は、上端部を上記加熱装置29のケース33の前部に接続しており、他端部を前記水槽7の開口部16の上縁部に挿通し、該開口部16内に臨ませている。
このほか、外箱1内の最上部には、注水ケース35と、給水ポンプ36、給水弁37、及び水位センサ38を配設している。このうち、注水ケース35は、詳しくは図示しないが、洗剤投入部並びに柔軟仕上剤投入部を有しており、それらが接続ホース39を介して水槽7内にその上部から連通している。
給水ポンプ36は、入口部36aに図示しない給水ホースを介して風呂の浴槽(これも図示せず)を接続するようになっており、他方、二つある出口部(図示せず)の一つを上記注水ケース35の洗剤投入部に接続し、他の一つを同注水ケース35の柔軟仕上剤投入部に接続している。
給水弁37は、入口部37aに図示しない給水ホースを介して水道の蛇口(これも図示せず)を接続するようになっており、他方、三つある出口部(図示せず)の一つを上記注水ケース35の洗剤投入部に接続し、他の一つを同注水ケース35の柔軟仕上剤投入部に接続し、更に他の一つを前記除湿器27の内上部に配設した散水器(図示せず)に接続している。
水位センサ38は、水槽7の下部から導出したエアチューブ40を介して水槽7内の水位を検知するものであり、水位検知手段として機能するようになっている。
図3には、制御装置41を示している。この制御装置41は、例えばマイクロコンピュータから成るもので、前記制御回路ユニット6に含まれ、ドラム式洗濯乾燥機の運転全般を制御する制御手段として機能するようになっている。この制御装置41には、前記操作パネル4が有する各種の操作スイッチから成る操作入力部42より各種操作信号が入力されるようになっている。なお、操作入力部42は前記操作回路ユニット5に含まれており、操作パネル4が有する各種のスイッチに対する使用者の操作に応じた各種操作信号を出力するようになっている。
このほか、制御装置41には、前記濁度センサ26から濁度検知信号が入力されると共に、水位センサ38から水位検知信号が入力され、前記ドラム回転用のモータ9の回転を検知するように設けた回転センサ43から回転検知信号が入力されるようになっている。なお、制御装置41は、回転センサ43からの回転検知信号に基づき、モータ9の回転数ひいてはドラム12の回転数を検知時間で除する演算をするようになっており、それによってドラム12の回転速度を検知する回転速度検知手段としても機能するようになっている。
そして更に、制御装置41は、それらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、前記操作パネル4に存する各種表示器から成る表示部44に表示制御信号を与えると共に、前記給水弁37と、上記モータ9、洗濯水加熱用のヒータ20、送風装置28のモータ31、加熱装置29の温風生成用ヒータ45、給水ポンプ36、循環ポンプ21、及び排水弁23を駆動する駆動回路46に駆動制御信号を与えるようになっている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
今、使用者が操作パネル4に存する各種の操作スイッチから標準のコースを選択する操作をして、更に、運転を開始させる操作をすると、制御装置41は、図1に示すように、運転を開始(スタート)させて、最初に洗濯物量の検知をする(ステップS1)。この洗濯物量の検知は、ドラム12を所定の回転速度まで回転させ、それに要した時間と、その後、モータ9によるドラム12の駆動を停止させてドラム12を惰性回転させ、それによってドラム12の回転速度が所定の回転速度まで下降したときに要した時間とから、洗濯物の量をモータ9の負荷でもって検知するものである。従って、このとき、上記構成の洗濯機は洗濯物の量の検知をする洗濯物量検知機能を有し、回転センサ43と制御装置41が洗濯物量検知手段として機能する。
この後、上記洗濯物量の検知結果から、後述するすすぎ行程における給水水位の設定と、同すすぎ行程における水の噴射強さの設定とをする(ステップS2)。図4は、そのうちの給水水位の設定内容を表しており、洗濯物量の検知結果が、洗濯物量が最も多い「定格負荷」であれば、給水水位を最も高い「高」に設定し、洗濯物量が次に多い「定格2/3負荷」であれば、給水水位を次に高い「中」に設定し、洗濯物量が次に多い「定格1/2負荷」であれば、給水水位を次に高い「低」に設定し、洗濯物量が最も少ない「定格1/3負荷」であれば、給水水位を最も低い「少」に設定する。すなわち、検知した洗濯物量が多いほど、給水水位を高く設定する。
図5は、水の噴射強さの設定内容を表しており、循環ポンプ21の吐出力で示していて、洗濯物量の検知結果が、「定格負荷」であれば、循環ポンプ21の吐出力(水の噴射強さ)を最も強い「最強」に設定し、洗濯物量が「定格2/3負荷」であれば、循環ポンプ21の吐出力を次に強い「強」に設定し、洗濯物量が「定格1/2負荷」であれば、循環ポンプ21の吐出力を次に強い「中」に設定し、洗濯物量が「定格1/3負荷」であれば、循環ポンプ21の吐出力を最も弱い「弱」に設定する。すなわち、検知した洗濯物量が多いほど、水の噴射強さを強く設定する。
次いで、給水動作を開始する(ステップS3)。この給水動作は、詳しくは図示しないが、給水ポンプ36による水槽7内への風呂水の供給、又は給水弁37による水槽7内への水道水の供給でもって行われるもので、そのいずれもが注水ケース35の洗剤投入部を経るものであり、従って、水槽7内へは、注水ケース35の洗剤投入部にあらかじめセットされた洗剤が給水と共に供給される。
この状態で、次には、水位センサ38からの検知信号により、水槽7内の水位が規定水位に達したか否かの判断をし(ステップS4)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS3に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水槽7内への給水を終了して(ステップS5)、洗い動作を開始する(ステップS6)。又、このとき、設定によってはヒータ20を発熱させて水槽7内に供給した水を温水化する。
洗い動作は、ドラム12を例えば30〜50〔rpm〕の回転速度で正逆両方向に交互に回転させる内容で行うもので、それにより、ドラム12内にあらかじめ収容された洗濯物(図示せず)は、ドラム12内の洗剤を含んだ水に対し、上げられてから落とされること(タンブリング)を繰り返して洗浄される。
この状態で、次には、洗い動作の規定時間に達したか否かの判断をし(ステップS7)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS6に戻るが、達した(YES)と判断されれば、洗い動作を終了して(ステップS8)、排水動作を行う(ステップS9)。なお、この間のステップS3〜S8が洗い行程である。
排水動作は、排水弁23を開放させて水槽7内の水を機外に排出する内容で行うもので、その後、脱水動作を行う(ステップS10)。脱水動作は、ドラム12を例えば1000〔rpm〕の高い回転速度で一方向に連続回転させる内容で行うもので、それにより、ドラム12内の洗濯物は遠心脱水される。
この後、「風呂水モードすすぎ」設定がなされているか否かの判断をし(ステップS11)、なされている(YES)と判断されれば、給水ポンプ36を作動させて風呂水の供給を開始する(ステップS12)。このときの風呂水の供給は、前記注水ケース35の洗剤の投入を終えた洗剤投入部を経るものである。
この状態で、次には、水位センサ38からの水位検知信号により、水槽7内の水位がステップS2で設定した設定水位に達したか否かの判断をし(ステップS13)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS12に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水槽7内への風呂水の供給を終了して(ステップS14)、水の循環噴射動作を開始する(ステップS15)。
なお、ステップS11で、なされていない(NO)と判断されれば、給水弁37を作動させて水道水の供給を開始する(ステップS16)。このときの水道水の供給も、前記注水ケース35の洗剤の投入を終えた洗剤投入部を経るものであり、その状態で、次には、上述同様、水位センサ38からの水位検知信号により、水槽7内の水位が設定水位に達したか否かの判断をし(ステップS17)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS16に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水槽7内への水道水の供給を終了して(ステップS18)、ステップS15に進む。
水の循環噴射動作は、循環ポンプ21をステップS2で設定した強さで水を噴射するように作動させて行う。循環ポンプ21は、その作動により、水槽7内の水を吸入して、図2に矢印で示すように、送水ホース25を通じ圧送するもので、その送水ホース25は先端部が扉3の裏側凸部3aの上角部に臨んでいるので、先端部から噴出する水を扉3の裏側凸部3aの上角部に衝突させて分散させ、ドラム12内に上方より噴射する。従って、ドラム12内の洗濯物にはその噴射された水が上方よりかけられる。
この状態で、次には、水の循環噴射動作の規定時間に達したか否かの判断をし(ステップS19)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS15に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水の循環噴射動作を継続しつつ、ドラム12の低速回転動作を行う(ステップS20)。
ドラム12の低速回転動作は、ドラム12を例えば50〜100〔rpm〕の低い回転速度で正逆両方向に交互に回転、もしくは一方向に連続して回転させる内容で行うもので、その回転速度は前記洗い動作時におけるドラム12の回転速度よりは高く、洗濯物を遠心力でドラム12の内周面に張り付かせる度合のものであり、このとき、水の循環噴射動作でドラム12内に噴射された水は、そのドラム12の内周面に張り付いた洗濯物にかけられてしみ込み、そのしみ込んだ水と共に洗剤分が遠心力で洗濯物から絞り出される(脱水シャワーすすぎ)。
この状態で、次にはドラム12の低速回転動作の規定時間に達したか否かの判断をし(ステップS21)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS20に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水の循環噴射動作とドラム12の低速回転動作を終了して(ステップS22)、排水動作を行う(ステップS23)。この排水動作はステップS9の排水動作と同様に行う。なお、この間のステップS9〜S22が第1すすぎ行程である。
この後、上記ステップS23の排水動作から始まった、第1すすぎ行程と同様の、第2すすぎ行程を行い(図示省略)、更に又、第1すすぎ行程と同様の第3すすぎ行程を行い(図示省略)、もしくはその第3すすぎ行程を行わずに、最終脱水行程に移行する(図示省略)。この最終脱水行程は、前記ステップS10の脱水動作と同様にドラム12を例えば1000〔rpm〕の高い回転速度で一方向に連続回転させる内容で行うもので、それをステップS10の脱水動作より長い時間行う。
そして更に、その後には、乾燥行程を行う(図示省略)。この乾燥行程は、ドラム12を前記洗い動作と同様に回転させ、同時に、給水弁37から除湿器27内の散水器に水道水を供給しつつ、送風装置28と加熱装置29とを作動させる内容で行うもので、それにより、ドラム12が回転される状況で、ドラム12内の空気が、ドラム12の小孔13から水槽7内に出て、該水槽7内から除湿器27内を下部から上部へと通される。又、このとき、除湿器27内には、上記散水器から水が散出されて降下し、この降下する水に、除湿器27内を通る上記ドラム12内の空気中の水蒸気が触れて冷却され、凝縮されることにより除湿される。
その除湿された空気は、その後、送風装置28から加熱装置29に送り込まれて加熱されることにより温風化され、その温風が給風ダクト34を通って水槽7内に還流され、更にドラム12内に還流される。このドラム12内に還流された空気は、ドラム12内を通る過程で該ドラム12内の洗濯物から湿気を奪い、その後、再び除湿器27内を下部から上部へと通されるということが繰返されて循環されるものであり、かくして、洗濯物の乾燥が行われる。
そして、その乾燥行程の終了でもって標準のコースを終了する。
このように本構成のものにおいては、すすぎ行程において、風呂水による「脱水シャワーすすぎ」を実行するものであり、それにより、使用水量を少なく済ませ得、しかも、水道水の使用を避け得るものであり、総じて経費を節減できる。
そして、そのすすぎ行程においては、給水ポンプ36による所定水位までの風呂水の供給をして後に、循環ポンプ21による風呂水の循環噴射を行い、その後にその風呂水の循環噴射を行いつつ、ドラム12の低速回転を実行するようにしている。これにより、該すすぎ行程においては、給水後、ドラム12の回転が始まる前に、循環ポンプ21による循環噴射で風呂水が洗濯物にかけられ、上層の洗濯物にかけられる。このため、給水で吸水した下層の洗濯物から上層の洗濯物までの全部が吸水し、重量差ができない。よって、その後、ドラム12の回転が始まっても、偏荷重を生じず、異常振動が生じることが避けられる。
かくして、ドラム12の回転速度を順調に上げることができてすすぎ効果を充分に得ることができ、あるいは異常振動が生じると洗濯機の運転が一旦中止されるものでも、洗濯機の運転を一旦中止させることがなく、運転終了までの時間が長くなることを回避でき、もしくは運転が完全に停止されて最後まで行われなくなってしまうことを回避できる。
加えて、本構成のものの場合、洗濯物の量を検知する洗濯物量検知機能を有し、その検知結果に応じて、上記すすぎ行程における給水ポンプ21による給水の水位を定めるようにしている。これにより、洗濯物の量に応じた水量ですすぎができ、一層の節水効果を得ることができると共に、すすぎを、洗濯物の量に対して水量の不足を来たすことなく行うことができる。
又、本構成のものの場合、上記洗濯物量検知機能による洗濯物量の検知結果に応じて、すすぎ行程における循環ポンプ21による風呂水の噴射の強さを定めるようにしている。これにより、洗濯物の量が多いときにも、その衣類群の内部の洗濯物にも風呂水を噴射させてしみ込ませることができ、洗濯物の量が少ないときには、無駄に強く風呂水を噴射させることを避け得るなど、洗濯物の量に応じた風呂水の噴射強さですすぎができ、効率良くすすぎができる。
以上に対して、図6ないし図9は本発明の第2ないし第5実施例(第2ないし第5の実施形態)を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図6に示す第2実施例においては、すすぎ行程におけるドラム12の低速回転動作の後に、排水動作をして、ドラム12の高速回転動作を行うようにしている。詳細には、前記ステップS21の後、ドラム12の低速回転動作を所定のn回行ったか否かの判断をし(ステップS101)、行っていない(NO)と判断されたときに、ステップS23同様の排水動作をし(ステップS102)、その後、ドラム12の高速回転動作を行う(ステップS103)。このドラム12の高速回転動作は、前記ステップS10同様にドラム12を例えば1000〔rpm〕の高い回転速度で一方向に連続回転させる内容で行うもので、それにより、ドラム12内の洗濯物は遠心脱水される。
この後、前記ステップS12、S13同様に、給水ポンプ36による水槽7内への風呂水の供給を、水槽7内の水位が設定水位に達するまで行い(ステップS104、S105)、ステップS20に戻る。
そして、ステップS101で、n回行った(YES)と判断されれば、ステップS22に進む。
このようにすすぎ行程におけるドラム12の低速回転動作の後に、排水動作をして、ドラム12の高速回転動作を行うようにした第2実施例のものによれば、洗濯物の洗剤分を含む水を素早く排出することができて、効率良くすすぎを行うことができる。
[第3実施例]
図7に示す第3実施例においては、すすぎ行程における所定時間の経過後に検知した水位が所定水位以下であるときに、補給水を行うようにしている。これも詳細には、前記ステップS20の後、水位センサ38からの水位検知信号により、水槽7内の水位が設定水位以下であるか否かの判断をし(ステップS201)、以下である(YES)と判断されれば、給水ポンプ36を作動させて風呂水の補給(補給水)をする(ステップS202)。
そして、その風呂水の補給により、ステップS201で、以下ではない(NO)と判断されれば、ステップS21に進む。
このようにすすぎ行程における所定時間の経過後に検知した水位が所定水位以下であるときに、補給水を行うようにした第3実施例によれば、すすぎを、水量の不足を一層来たすことなく行うことができる。特に、洗濯物の布質によっては、吸水度の高いもの(例えば木綿やマイクロファイバーなど)があり、それがそれ以外の布質(例えば化繊など)の洗濯物より多く吸水するため、すすぎ行程中に水量の不足を来たすことがある。それに対し、この第3実施例によれば、洗濯物の布質の違いに対しても、水量の不足を来たすことなくすすぎを効果的に行うことができ、すすぎ性能を低下させることがない。
[第4実施例]
図8に示す第4実施例においては、すすぎ行程中、循環水の濁度を検知して、それが大であったときには、排水をして再給水するようにしている。これも詳細には、前記ステップS20の後、濁度センサ26の濁度検知信号により、循環水の濁度が所定値以上であるか否かの判断をし(ステップS301)、所定値以上ではない(NO)と判断されれば、ステップS21に進むが、所定値以上である(YES)と判断されれば、ステップS9同様の排水動作をする(ステップS302)。
そして、その後に、ステップS12同様の風呂水の供給をし(ステップS303)、次いで、水槽7内の水位が設定水位に達したか否かの判断をして(ステップS304)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS303に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水槽7内への風呂水の供給を終了して(ステップS305)、ステップS21に進む。
このようにすすぎ行程中、循環水の濁度を検知して、それが大であったときには排水をして再給水するようにした第4実施例のものによれば、循環水の濁度が大きいまま、すすぎを続けることを避けて、濁度の小さい水ですすぎができるので、効果的なすすぎができる。
[第5実施例]
図9に示す第5実施例においては、循環水の濁度を検知して、それが大であったときには、排水をして、風呂水に代え水道水の給水をするようにしている。これも詳細には、前記ステップS20の後、濁度センサ26の濁度検知信号により、循環水の濁度が所定値以上であるか否かの判断をし(ステップS401)、所定値以上ではない(NO)と判断されれば、ステップS21に進むが、所定値以上である(YES)と判断されれば、ステップS9同様の排水動作をする(ステップS402)。
そして、その後に、ステップS16同様の水道水の供給をし(ステップS403)、次いで、水槽7内の水位が設定水位に達したか否かの判断をして(ステップS404)、達していない(NO)と判断されれば、ステップS403に戻るが、達した(YES)と判断されれば、水槽7内への水道水の供給を終了して(ステップS405)、ステップS21に進む。
このように循環水の濁度を検知して、それが大であったときには、排水をして、風呂水に代え水道水の給水をするようにした第5実施例によれば、風呂水の濁度が大きいときに、それに代えて水道水によりすすぎができるので、効果的なすすぎができる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に乾燥機能は有していなくても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す作用説明のためのフローチャート ドラム式洗濯機の全体構造を示す縦断側面図 電気的構成のブロック図 洗濯物量の検知結果に対する給水水位の設定内容を表す図 洗濯物量の検知結果に対する循環水の噴射強さの設定内容を表す図 本発明の第2実施例を示す図1部分相当図 本発明の第3実施例を示す図1部分相当図 本発明の第4実施例を示す図1部分相当図 本発明の第5実施例を示す図1部分相当図
符号の説明
図面中、1は外箱、7は水槽、9はモータ(ドラム駆動装置)、12はドラム、21は循環ポンプ、37は給水ポンプ、38は水位センサ(水位検知手段)、41は制御装置(制御手段、洗濯物量検知手段)、43は回転センサ(洗濯物量検知手段)を示す。

Claims (3)

  1. 外箱と、
    この外箱の内部に配設された水槽と、
    この水槽の内部に配設されたドラムと、
    このドラムを回転させるドラム駆動装置と、
    前記水槽の内部に風呂水を供給する給水ポンプと、
    前記水槽の内部に供給された風呂水を循環させて前記ドラムの内部に噴射させる循環ポンプとを具備し、
    洗濯物のすすぎをするすすぎ行程において、前記給水ポンプにより所定水位までの給水をして後、前記循環ポンプによる風呂水の循環噴射を行い、その後にその風呂水の循環噴射を行いつつ、前記ドラム駆動装置によるドラムの低速回転を実行するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 洗濯物の量を検知する洗濯物量検知機能を有し、その検知結果に応じて、すすぎ行程における給水ポンプによる給水の水位を定めることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 洗濯物の量を検知する洗濯物量検知機能を有し、その検知結果に応じて、すすぎ行程における循環ポンプによる風呂水の噴射の強さを定めることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039211A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Hitachi Appliances Inc ドラム式洗濯機
JP2016041285A (ja) * 2015-11-20 2016-03-31 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機

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