JP2014083167A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性能の向上および洗濯時間を削減したドラム式洗濯機を提供すること。
【解決手段】水受け槽2内および回転ドラム3の間の空間に給水する給水手段11と、水受け槽2内の水位を検知する水位検知手段12と、水受け槽2内の洗い水を回転ドラム3内に吐出させる水循環手段10と、水受け槽2内の下部に設けられ洗濯水を加熱する加熱手段22と、回転ドラム3を駆動させる駆動手段4とを備え、制御手段14は、洗い工程の開始時における給水工程において、回転ドラム3の回転により水受け槽2の洗濯水がかき混ぜられる水位より高く、洗濯物の大半が含水しない水位まで給水してから回転ドラム3を回転し、その後、加熱手段22により洗濯水を加熱した後、水循環手段10を駆動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転ドラム内に洗濯物を投入し、温水によって洗い、すすぎなどの各工程を逐次制御して洗濯するドラム式洗濯機に関する。
従来、ドラム式洗濯機は、洗い時の洗浄力やすすぎの性能、さらには節水性を高めるため、水槽の底部に集められた洗濯水を回転ドラム内に循環させる経路が設けられている。これにより、洗濯水と衣類との接触を増やしたり、循環水の噴射力により汚れを分離したり、少ない水量でも洗濯物を濡らすことができる。さらに、外槽底部に加熱手段が設けられて、洗濯水を加熱して洗浄性能を向上することによっても洗浄力やすすぎ性能の向上が図られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、洗濯水を循環させることにより、外槽内の洗濯水の液面が低下し、加熱手段の表面が洗濯水面より出てしまう可能性がある。この状態で加熱手段を通電し続けると加熱手段表面が過加熱状態となり、外槽を構成する樹脂材料を溶解し、さらには、加熱手段自体が断線してしまうことが起こる可能性がある。
このことを防止するため、通常は加熱手段の近傍に温度検知手段や外槽底部の洗濯水面高さを検知する水位検知手段が設けられている。この構成により、加熱手段の温度が異常に高くなり、洗濯水面が低すぎるような場合は、加熱手段に通電しないといった対策が取られている。これによって、少ない量の温水を循環させることにより、節水性と洗浄力があわせて向上されている。
特開2007−117135号公報
しかし、このような環境においては、水量が少ないために、洗濯物の一部が含水するのみで、全体に洗濯水を行き渡らせることが困難であった。特に、洗い工程の初期においては、洗剤が十分に洗濯水に溶けきることができずに、一部では洗剤濃度が濃く、一部では洗剤濃度が薄い、といったように、洗剤濃度にムラがあるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決すると共に、洗浄性能の向上および洗濯時間を削減したドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯物を収容し、正面側に開口を有する回転ドラムと、
前記回転ドラムを収容する水受け槽と、
前記水受け槽内および前記回転ドラムの間の空間に給水する給水手段と、
前記水受け槽内の水位を検知する水位検知手段と、
前記水受け槽内の洗い水を前記回転ドラム内に吐出させる水循環手段と、
前記水受け槽内の下部に設けられ洗濯水を加熱する加熱手段と、
回転ドラムを駆動させる駆動手段と
前記給水手段、前記水循環手段および前記加熱手段を制御し、洗い工程を制御する制御手
段とを備え、
前記制御手段は、前記洗い工程の開始時における給水工程において、前記回転ドラムの回転により前記水受け槽の洗濯水がかき混ぜられる水位より高く、前記洗濯物の大半が含水しない水位まで給水してから前記回転ドラムを回転し、その後、前記加熱手段により洗濯水を加熱した後、前記水循環手段を駆動するものである。
これにより、洗濯物の大半が含水しない状況において、回転ドラムの回転のみによって洗濯水をかき混ぜることができ、洗濯水中の洗剤濃度の均一化を図ることができる。さらに、かき混ぜ時た後に循環手段を駆動するので、濃度が不均一な状態で洗濯物に対し含水させることはなく、かき混ぜられた後の均一な洗濯水を洗濯物に供給することができる。
本発明の洗濯機は、洗い工程における洗濯水の洗剤濃度の均一化を図ることにより洗浄力向上をすることができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 本発明の実施の形態1における洗濯機のブロック回路図 本発明の実施の形態1における洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャート
第1の発明のドラム式洗濯機は、洗濯物を収容し、正面側に開口を有する回転ドラムと、
前記回転ドラムを収容する水受け槽と、
前記水受け槽および前記回転ドラムの間の空間に給水する給水手段と、
前記水受け槽内の水位を検知する水位検知手段と、
前記水受け槽内の洗い水を前記回転ドラム内に吐出させる水循環手段と、
前記水受け槽内の下部に設けられ洗濯水を加熱する加熱手段と、
回転ドラムを駆動させる駆動手段と
前記給水手段、前記水循環手段および前記加熱手段を制御し、洗い工程を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記洗い工程の開始時における給水工程において、前記回転ドラムの回転により前記水受け槽の洗濯水がかき混ぜられる水位より高く、前記洗濯物の大半が含水しない水位まで給水してから前記回転ドラムを回転し、その後、前記加熱手段により洗濯水を加熱した後、前記水循環手段を駆動するものである。
これにより、回転ドラムに収納した洗濯物に、水受け槽内に溜まった水をかき混ぜることができる限界の水位の少ない水で溶解させた均一な濃度の洗濯水を洗い工程の早いタイミングで洗濯物に対し供給することができる。よって、汚れに洗剤濃度が高い洗濯水が反応することにより洗浄性能を向上することができる。また、加熱手段の通電開始時には、水受け槽に残存する洗濯水量は少ないため、加熱手段の通電量は同じでも、洗濯水の温度を高くすることができる。また、洗濯水の中の洗剤は、温度の上昇によって溶解性が向上すると共に、洗剤としての活性が高くなり、洗浄能力は飛躍的に向上することになる。
上記構成において、前記給水工程の前記水循環手段の駆動時における前記回転ドラムの回転速度は、遠心力が重力より大きく、かつ、前記回転ドラム内の洗剤水が洗濯物を通して前記水槽内へ排出される回転速度としてもよい。
これにより、水循環手段は作動した状態で、遠心力が重力より大きく、かつ、前記ドラ
ム内の洗剤水が洗濯物を通して前記水槽内へ排出される回転数で回転している回転ドラム内の衣類に対しては洗剤濃度が高い洗濯水が衣類を通過することにより衣類の繊維の中まで洗濯水を供給することができるため洗浄性能を更に向上することができる。また、前記回転ドラムの回転により、衣類の洗濯水の保持量は少なくなるため、給水量が少ない状態でも水循環手段はエアがみなく作動し、効率的に衣類に洗濯水をかけ続けることができるため衣類の洗浄性能をまた更に向上できる効果が得られる。
上記構成において、前記制御手段は、前記水循環手段を作動させ所定時間運転してから前記回転ドラムと前記水循環手段を停止し、その後、再び給水を開始してから前記加熱手段により洗濯水を加熱することとしてもよい。
これにより、洗濯物が含水することにより水受け槽内の水位が低下した場合にも、再度給水して加温することにより、洗浄力を向上させることができる。
上記構成において、前記制御手段は、前記水位検知手段により前記加熱手段が少なくとも水没する水位よりも水位が低い場合、前記給水手段により前記加熱手段が水没する水位以上になるまで給水を行い、その後、前記加熱手段を作動させることとしてもよい。
これにより、加熱手段は、洗濯水に水没しているため、加熱手段の異常加熱等のトラブルを防止できる。
上記構成において、2回目の前記加熱手段への通電後の少なくとも最後の給水回での給水目標水位は、前記回転ドラムの下端よりも低く、前記加熱手段の上端よりも高い水位であることとしてもよい。
ドラム式洗濯機への総給水量は、洗濯物が保持する水量と水受け槽内に溜まっている水量の和になる。一般的なドラム式洗濯機における給水量は洗濯物が保持する水量と水受け槽に残存する水量の和である。洗濯水を加熱手段により加熱するためには、洗濯物自体および洗濯物が保持している水も加熱する必要があるため、水受け槽内の水を加熱する時間が長くなる。しかし、本発明において、少なくとも最後の給水回での給水目標水位を回転ドラムの下端よりも低い水位までとすることにより、洗濯物および洗濯物が保持している水を加熱する必要がなくなり、水受け槽内に溜まっている洗濯水の温度を早くに高くすることができる。このため、洗浄性能を大幅にアップさせることができる。また、水受け槽に洗濯水が少なくなる分だけ、回転ドラムを回転させるためのエネルギーは小さくなるため、洗い工程の間に行われる回転ドラムの回転のための消費電力量を低減できる。
上記構成において、前記制御手段は、前記加熱手段の動作が、前記給水手段による給水が行われていないときに行われるようにすることとしてもよい。
これにより、水受け槽内の洗濯水の温度をより高い温度まで早くに上昇させることができ洗浄性能を促進することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本発明で使用する洗濯水とは、洗い工程において用いられる、洗剤成分を含む水としての洗浄水と、すすぎ工程において用いられる、洗剤成分や汚れをすすぐ水としてのすすぎ水との、両方を包括するものである。また、循環シャワーとは、水循環手段の駆動により、循環経路から吐出される洗濯水を意味する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の断面図、図2は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機のブロック回路図、図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。
図1〜図3において、ドラム式洗濯機1の内部に水受け槽2が配設されている。水受け槽2の内側に洗濯槽としての回転ドラム3が水平な回転軸によって回転可能な状態で配設されている。回転ドラム3は、背面に接続されたモータ4により回転する。また、回転ドラム3は外周面に複数の通孔23が設けられ、またその内壁面には数個の突起板24が設けられている。回転ドラム3は、洗濯槽、脱水槽、乾燥槽としても機能するものである。
水受け槽2の上方には、給水弁11が設けられている。給水弁11の下流で、水受け槽2の上流には、洗剤を収容する洗剤ケースが設けられている。洗い工程において給水された洗濯水は、洗剤ケースを通過し、洗剤とともに水受け槽2に供給される。すすぎ工程においては、洗剤は洗剤ケースに収容されていないため、洗剤を含まないすすぎ水が水受け槽2に供給される。給水は水受け槽2内および回転ドラム3の間の空間になされる。これにより、洗濯水は洗濯物に対し直接給水することがなく、洗剤の濃度ムラの発生を抑制できる。
水受け槽2の後部側の最低部には、取水口5が接続されている。取水口5は、排水弁6によって開閉される排水管7につながっている。取水口5と排水弁6の間からは取水口5から取り込んだ洗濯水を回転ドラム3に吐出する吐出口8につながった循環経路9が連通している。循環ポンプ10の駆動により、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3に循環シャワーとして吐出される。このように、回転ドラム3内の洗濯物に循環水をかけることができる。取水口5の下流には、水位検知手段12が設けられており、水受け槽2内の水位を検知する。
制御装置13は、マイクロコンピュータで構成された制御手段14を有し、パワースイッチング手段15を介してモータ4、排水弁6、循環ポンプ10、給水弁11などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の工程を逐次制御する。入力設定手段16は、運転コース等を設定するもので、制御手段14は入力設定手段16からの情報を入力して、その情報を基に表示手段17を表示して使用者に知らせる。記憶手段18は、制御手段14により制御するのに必要なデータを記憶している。制御手段14は、回転ドラム3の回転数を検知する回転数検知手段21の情報から、パワースイッチング手段15を介して回転ドラム3の回転数を制御する。水受け槽2の底部には、洗濯水を加熱するヒータ22(加熱手段)が配置されており、モータ4等と同様に制御手段14により制御される。
使用者がドラム式洗濯機1に洗濯物を投入し、電源スイッチ20を押すと、入力設定手段16が洗濯のコース等を入力できる様になる。入力設定手段16からの情報により、制御手段14は、表示手段17を表示して使用者に知らせる。使用者が洗濯のスタートボタンを押して洗濯を開始すると、洗い工程の洗濯物重量検知工程を開始する。
洗濯物重量検知工程は、モータ4を制御して洗濯物とともに回転ドラム3を回転させる時のモータ4の電流信号の大きさを検出することによって行う。また、制御手段14は、洗濯物量の判定結果により、洗剤量を決定し、表示手段17を表示して使用者に知らせ、使用者が洗剤を投入する時間を考慮して、所定時間(例えば1分)経過した後に、制御手段14は給水の準備に入る。
次に、制御手段14は、給水弁11を開放して給水を開始する。この時、給水された水は、洗剤ケースを通り、洗剤ケースに投入された洗剤と一緒に水受け槽2に溜められていく。この時、回転ドラム3は一定方向に回転している。水受け槽2の水位が、回転ドラム
3の回転によりかき混ぜられる水位に達すると、洗濯水中の洗剤がかき混ぜられて濃度が均一になっていく。洗濯物の大半が含水しないような水位である所定水位Aまで給水されたことを水位検知手段12が検知すると、制御手段14は、給水弁11を閉じることにより、水受け槽2への給水を停止する。なお、水位検知手段12により少なくとも回転ドラム3が回転した時に水受け槽2内に溜まった水をかき混ぜることができる限界の水位である所定水位Aに到達したと判断すると、給水弁11を閉じることにより、水受け槽2への給水を停止することとしてもよい。
給水停止とほぼ同じタイミングで、制御手段14はヒータ22への通電を開始する。この時、ヒータ22は水受け槽2の下部に設けられているため、ヒータ22は洗濯水に水没している状態となる。ヒータ22が洗濯水に水没していないことを水位検知手段12が検知した場合、給水手段により、ヒータ22が水没する水位以上になるまで給水を行う。その後、ヒータ22の通電を開始する。
この時、制御手段14は、ヒータ22への通電中であるため、水受け槽2への給水を行われない。ヒータ22への通電の間、循環ポンプ10は停止状態にあり、水受け槽2に溜まり洗剤が溶解されている洗濯水の温度は徐々に高くなり、洗剤は更に洗濯水に溶解していく。制御手段14は、ヒータ22の動作が、給水弁11による給水が行われていないときに行われるようにすることより、水受け槽2内の洗濯水の温度をより高い温度まで早くに上昇させることができる。また、水受け槽2内の水位は、回転ドラム3が回転した時に水受け槽2内に溜まった水をかき混ぜることができる限界の水位であるため洗濯物の吸水によっても水位は少ししか低下しない。このために、ヒータによる洗濯水の加熱は水受け槽2内に溜まる洗濯水だけで済み、洗濯物および洗濯物が保持する水に熱量が奪われにくいために、早く高い温度まで洗濯水を加熱することができる。
なお、ヒータ22の通電前に回転ドラム3の回転を停止することとしたが、ヒータ22の通電時に回転ドラム3を回転させることとしてもよい。これにより、洗剤濃度の均一化とともに温度の均一化をすることができる。
ヒータ22の通電開始から所定時間が経過し、通電が終了すると、制御手段14は循環シャワー作動を開始させると共に、回転ドラム3を遠心力が重力より大きく、かつ、回転ドラム3内の洗剤水が洗濯物を通して水受け槽2内へ排出される回転数で回転させる撹拌洗い工程を開始する。具体的には、制御手段14はパワースイッチング手段15を介して、循環ポンプ10を制御して、加熱された洗濯水を循環経路9に通して吐出口8より回転ドラム3内へ循環させることで循環シャワーが作動し、これにより洗濯水の洗濯物への浸透を促進させる。また、回転ドラム3の回転においては、前記した様に回転ドラムの回転数を例えば150r/minまでアップさせて、遠心力が重力より大きくして回転ドラム3の内側に洗濯物を貼り付かせることにより、回転ドラム3内の洗剤水が洗濯物を通して水受け槽2内へ排出されることになり、洗濯物に対しては洗剤濃度が高い洗濯水が洗濯物を通過することにより衣類の繊維の中まで洗濯水を供給することができることになる。また、前記した様に洗濯水が洗濯物を通過することにより、洗濯物の水保持量は低下するため水位の低下は小さくなる。循環ポンプ10の回転数に関しては、回転ドラム3内の洗濯物に洗濯水が浸透しやすくできる回転数とし、その循環ポンプ10の運転は、循環ポンプ10にエアがみが発生しない様にON/OFFの間欠運転、またはインバータにより回転数を制御する運転とする。
所定時間が経過すると、制御手段14は、回転ドラム3の回転と循環ポンプ10を停止させると共に水位検知手段12に水位のチェックを行わせる。この時、洗濯物は洗濯水を給水しているため水位が低下しており、この水位がヒータ22を再度作動させるための所定水位Bよりも低い場合は、制御手段14は給水弁11を制御し水受け槽2内への給水を
開始する。所定水位Bとは、回転ドラム3の下端よりも低く、ヒータ22の上端よりも高い水位である。
水位が前記Bになると、制御手段14は給水弁11を閉じると共にヒータ22への通電を開始し、洗濯水を更に暖めると共に水受け槽2に残存する洗剤も溶解させ洗濯水の濃度を高める。このヒータ22への通電中、循環ポンプ10は停止しており、また給水弁11も閉じられ水受け槽2へ給水されることはないが、回転ドラム3は作動しており、回転ドラム3内の洗濯物は回転ドラム3内に設けた突起板24に引っかかり、持ち上げられて落下することによりたたき洗いが行われる。このたたき洗いでは、洗濯物に落下時の運動エネルギーが効果的に加えられるように洗濯物は回転ドラム3の壁面に遠心力によって張り付かない程度の回転速度が好ましく、洗濯物の量にも依存するが50r/min程度が好ましい。回転ドラム3の回転方向は、同一方向でも、定期的に切り替えることとしてもよい。また、この時、回転ドラム3は停止していても差し支えない。所定時間経過すると制御手段14はヒータ22を停止させる。前記ヒータ22への通電完了の後、制御手段14は、循環ポンプ10の作動を開始させる。循環ポンプ10が作動すると、循環シャワーにより水受け槽2に溜まっている加熱された洗濯水が洗濯物にかけられる。これにより、洗濯物には、洗濯濃度と温度が高い洗濯水がかけられることになるため、洗濯水中の洗剤は洗濯物の汚れに対し効率よく作用することができ、洗浄性能を向上させることができる。
この時、洗濯物の給水が飽和になっていなければ循環ポンプ10の動作により吸水し、水受け槽2の水位は低下する。水位検知手段12により、水位の低下を検知すると、制御手段14は、給水弁11を開放して、水受け槽2に3回目の給水を行う。このときの目標水位は、前記した所定水位Bまで行う。この時、水位検知手段12による水位のチェックを行うために、循環シャワーを停止する。これは、循環シャワーが作動していると循環シャワーの経路に洗濯水が導入され、水位が低下するためである。この3回目の給水が、本発明においては、これが最終の給水となる。この時、制御手段14は給水弁11を開放して、水位が所定水位Bになるまで水受け槽2へ給水を行う。この給水完了時において、洗濯物が十分洗濯水を吸水している場合、洗濯物はこれ以上吸水しないため、吸水による水位の変化は起こらない。また、所定水位Bとは、回転ドラム3の下端よりも低く、ヒータ22の上端よりも高い水位である。
ドラム式洗濯機への総給水量は、洗濯物が保持する水量と水受け槽内に溜まっている水量の和になる。一般的なドラム式洗濯機における給水量は洗濯物が保持する水量と水受け槽に残存する水量の和である。洗濯水を加熱手段により加熱するためには、洗濯物自体および洗濯物が保持している水も加熱する必要があるため、水受け槽内の水を加熱する時間が長くなる。しかし、本発明において、少なくとも最後の給水回での給水目標水位を回転ドラムの下端よりも低い水位までとすることにより、洗濯物および洗濯物が保持している水を加熱する必要がなくなり、水受け槽内に溜まっている洗濯水の温度を早くに高くすることができる。このため、洗浄性能を大幅にアップさせることができる。また、水受け槽に洗濯水が少なくなる分だけ、回転ドラムを回転させるためのエネルギーは小さくなるため、洗い工程の間に行われる回転ドラムの回転のための消費電力量を低減できる。
ヒータ22の通電が終了してから所定時間T1が経過すると、制御手段14はON−OFF運転を行っている循環ポンプ10を作動させないようにコントロールを行い、洗い工程の完了まで循環シャワーは作動しないようにする。洗い工程の最初では洗濯物をできるだけ早く洗濯水で濡らし、洗剤を汚れと早く反応させることが好ましい。しかし、洗濯水が少ない状況では、洗濯物の吸水による水位低下と循環ポンプ10の作動による水位低下が起こる。水位が下がりすぎると、循環ポンプ10に空気が入り込むエアがみが起こることがある。このような場合には、洗濯物と洗濯水が効率的に接触することが困難となる。このため、温度・洗剤の活性・洗剤濃度が高い洗濯水と洗濯物との接触機会は低減され洗
浄効果が低減する。そこで、本発明においては、ヒータ22停止後、所定時間T1が経過後には、循環ポンプ10を作動させないようにすることにより、水位は低下することはなく、回転ドラム3の回転により洗濯物と洗濯水との接触を行うことができる。温度・洗剤の活性・洗剤濃度が高い洗濯水と常に接触できるため、洗浄性能は向上すると共に循環ポンプ10の消費電力量を削減できる。
洗い工程が終了すると、制御手段14は排水弁6を開き、排水管7を通して水受け槽2内の洗濯水の排水を開始する。その後、洗いの工程は、すすぎ工程、脱水工程と移って行き、脱水工程が終了した時点で、洗濯は終了し、制御手段14はドラム式洗濯機1の電源を切る。
以上の様に、洗い工程の開始時点で、2回のヒータ22の通電時には、水位検知手段12による水位の検知と水位不足の場合には給水弁11を制御して所定水位まで給水を行うため水位低下によってヒータ22の表面が洗濯水の面より上に出てしまう恐れがない。
また、水受け槽2内に溜まった水をかき混ぜることができる限界の水位の少ない水で溶解させた洗剤濃度と温度が高い洗濯水を洗い工程の早いタイミングで回転ドラム3の回転と循環ポンプ10により回転ドラム3に収納した洗濯物にかけることができるため、汚れに洗剤濃度が高い洗濯水が反応することにより洗浄性能を向上することができる。また、水循環手段は作動した状態で、遠心力が重力より大きく、かつ、回転ドラム3内の洗剤水が洗濯物を通して水受け槽2内へ排出される回転数で回転している回転ドラム3内の衣類に対しては洗剤濃度が高い洗濯水が衣類を通過することにより洗濯物の繊維の中まで洗濯水を供給することができるため洗浄性能を更に向上することができる。また、前記回転ドラム3の回転により、衣類の洗濯水の保持量は少なくなるため、給水量が少ない状態でも循環ポンプ10はエアがみなく作動し、効率的に衣類に洗濯水をかけ続けることができるため衣類の洗浄性能をまた更に向上できる効果が得られる。また、ヒータ22の通電開始時には、水受け槽2に残存する洗濯水量は少ないため、ヒータ22の通電量は同じでも、洗濯水の温度を高くすることができる。また、洗濯水の中の洗剤は、温度の上昇によって溶解性が向上すると共に、洗剤としての活性が高くなり、洗浄能力は飛躍的に向上することになる。また、回転ドラム3を回転させるモータ4についても、給水量が少なくなることにより回転ドラム3の回転のための消費電力量が少なくなるため、洗濯で使用される消費電力量を低減することができる。また、ヒータ22への通電は、水受け槽2に給水が行われていないときに行われるようにすることにより、ヒータ22により水受け槽2内の洗濯水の温度をより高い温度まで早くに上昇させることができる。よって、洗浄性能をより促進することができる。
尚、本実施の形態において、水受け槽2および回転ドラム3は水平に配置されたものとしたが、ヒータ22が洗濯水に水没できるような構成であれば、水受け槽2および回転ドラム3は傾斜していてもよい。更に、洗い工程において実施するものとしたが、すすぎ工程において同様の動作をしてもよい。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機は、制御手段は、洗い工程の開始時点において、回転ドラムの回転に加え、給水手段を制御して少なくとも回転ドラムが回転した時に水受け槽内に溜まった水をかき混ぜることができる限界の水位まで給水した後、加熱手段に所定時間通電を行うと共に回転ドラムを給水完了から所定時間回転させることにより供給された洗剤を溶解させた後、遠心力が重力より大きく、かつ、前記ドラム内の洗剤水が洗濯物を通して前記水槽内へ排出される回転数で回転させると共に水循環手段を作動させ所定時間運転した後に、回転ドラムと水循環手段を停止し、その後2回目の加熱手段への通電を行うため、洗剤濃度・温度が高い洗濯水を洗濯物にかけ、更にこの洗濯水を洗
濯物に通過させることにより、洗浄力を向上させたり、洗濯時間を削減したり、洗濯での省エネを図ることを目的とする。
1 ドラム式洗濯機
2 水受け槽
3 回転ドラム
4 モータ(駆動手段)
5 取水口
6 排水弁
7 排水管
8 吐出口
9 循環経路
10 循環ポンプ(水循環手段)
11 給水弁(給水手段)
12 水位検知手段
14 制御手段
22 ヒータ(加熱手段)

Claims (6)

  1. 洗濯物を収容し、正面側に開口を有する回転ドラムと、
    前記回転ドラムを収容する水受け槽と、
    前記水受け槽および前記回転ドラムの間の空間に給水する給水手段と、
    前記水受け槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    前記水受け槽内の洗い水を前記回転ドラム内に吐出させる水循環手段と、
    前記水受け槽内の下部に設けられ洗濯水を加熱する加熱手段と、
    回転ドラムを駆動させる駆動手段と
    前記給水手段、前記水循環手段および前記加熱手段を制御し、洗い工程を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記洗い工程の開始時における給水工程において、前記回転ドラムの回転により前記水受け槽の洗濯水がかき混ぜられる水位より高く、前記洗濯物の大半が含水しない水位まで給水された状態で前記回転ドラムを回転し、その後、前記加熱手段により洗濯水を加熱した後、前記水循環手段を駆動するドラム式洗濯機。
  2. 前記給水工程の前記水循環手段の駆動時における前記回転ドラムの回転速度は、遠心力が重力より大きく、かつ、前記回転ドラム内の洗剤水が洗濯物を通して前記水槽内へ排出される回転速度である請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記水循環手段を作動させ所定時間運転してから前記回転ドラムと前記水循環手段を停止し、その後、再び給水を開始してから前記加熱手段により洗濯水を加熱する請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。洗濯機。
  4. 前記制御手段は、前記水位検知手段により前記加熱手段が少なくとも水没する水位よりも水位が低い場合、前記給水手段により前記加熱手段が水没する水位以上になるまで給水を行い、その後、前記加熱手段を作動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 2回目の前記加熱手段への通電後の少なくとも最後の給水回での給水目標水位は、前記回転ドラムの下端よりも低く、前記加熱手段の上端よりも高い水位であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記制御手段は、前記加熱手段の動作が、前記給水手段による給水が行われていないときに行われるようにする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
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