JP2015006278A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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啓人 中間
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克也 脇田
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Abstract

【課題】洗い工程における洗浄性能の向上とともに、汚れ再付着による黒ずみ発生を抑制することができるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯物を収容する回転ドラム3と、回転ドラム3を収容する水受け槽2と、洗剤を溜める洗剤収容部11cと、洗剤収容部11cを介さずに水受け槽2に給水する第1の給水経路11dと、洗剤収容部11cを介して水受け槽2に給水する第2の給水経路11eと、回転ドラム3を駆動するモータ4と、洗い工程などの一連の工程を制御する制御部14とを備え、前記洗い工程は、第1の給水経路11dを介して水受け槽2に給水して洗いを行う予洗い工程と、第2の給水経路11eを介して水受け槽2に給水して洗いを行う本洗い工程とを含み、制御部14は、予洗い工程において、回転ドラム3を回転しながら、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を行うものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転ドラム内に洗濯物を投入し、洗い、すすぎなどの各工程を逐次制御して洗濯するドラム式洗濯機に関する。
従来の洗濯機において、洗浄性能を向上させるために、洗剤を投入しての洗い工程を行う前に、洗剤を投入せずに予洗い工程を行なう制御方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の洗濯機は、洗たくタイマーに洗たくコースの前に給水、予洗、脱水を設け、脱水終了後、運転前に箱体に投入した洗剤を内槽に自動投入し、洗濯行程へ移るようにタイマー時限を設定したものである。
特開昭58−124487号公報
しかしながら、前記特許文献1に示す従来の構成では、予洗いによって洗浄水に溶け出た汚れが予洗い中に他の洗濯物に再付着する可能性がある。特に、元々汚れが少なかった洗濯物にとっては他の汚れが付着した状態で洗濯工程を開始することになる。このような汚れが黒ずみ要因物質を含むと、特に、白色などの薄い色の衣類やタオル類は洗濯の繰り返しで徐々に黒ずんでくるという課題があった。
さらに、洗濯槽を横向きにして回転させるドラム式洗濯機では、洗浄水の使用量が少ないため、予洗いによる汚れの濃度が高くなり、上記黒ずみの課題が顕著になる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗剤量を増やさずに洗浄性能を高めて衣類の黒ずみを抑制することができる、環境にやさしいドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する水受け槽と、洗剤を溜める洗剤収容部と、前記洗剤収容部を介さずに前記水受け槽に給水する第1の給水経路と、前記洗剤収容部を介して前記水受け槽に給水する第2の給水経路と、前記回転ドラムを駆動するモータと、洗い工程などの一連の工程を制御する制御部とを備え、前記洗い工程は、前記第1の給水経路を介して前記水受け槽に給水して洗いを行う予洗い工程と、前記第2の給水経路を介して前記水受け槽に給水して洗いを行う本洗い工程とを含み、前記制御部は、前記予洗い工程において、前記回転ドラムを回転しながら、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を行うものである。
これにより、予洗い工程での給水後の撹拌動作により洗濯物から黒ずみの要因となる汚れを積極的に洗濯水に溶出させ、この洗濯水の一部を排水することにより、洗濯水中の汚れを洗濯機外に排出することができる。またこの排水後、あらたに給水することにより洗濯水の汚れの濃度を小さくした状態で予洗いを行うことができることにより、洗濯物への
汚れの再付着を抑えることができ、これにより予洗い時の黒ずみ発生を抑制することができる。また、洗剤を使用する本洗い時には、洗濯物に残存する汚れ量は少なくなっているため、本洗い時においても、黒ずみ発生を抑制することができる。
本発明の洗濯機は、洗い工程における洗浄性能の向上とともに、汚れ再付着による黒ずみ発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の断面模式図 本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の給水経路の概略図 本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機のブロック図 本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャート
第1の発明のドラム式洗濯機は、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する水受け槽と、洗剤を溜める洗剤収容部と、前記洗剤収容部を介さずに前記水受け槽に給水する第1の給水経路と、前記洗剤収容部を介して前記水受け槽に給水する第2の給水経路と、前記回転ドラムを駆動するモータと、洗い工程などの一連の工程を制御する制御部とを備え、前記洗い工程は、前記第1の給水経路を介して前記水受け槽に給水して洗いを行う予洗い工程と、前記第2の給水経路を介して前記水受け槽に給水して洗いを行う本洗い工程とを含み、前記制御部は、前記予洗い工程において、前記回転ドラムを回転しながら、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を行うものである。
これにより、予洗い工程での給水後の撹拌動作により洗濯物から黒ずみの要因となる汚れを積極的に洗濯水に溶出させ、この洗濯水の一部を排水することにより、洗濯水中の汚れを洗濯機外に排出することができる。またこの排水後、あらたに給水することにより洗濯水の汚れの濃度を小さくした状態で予洗いを行うことができることにより、洗濯物への汚れの再付着を抑えることができ、これにより予洗い時の黒ずみ発生を抑制することができる。また、洗剤を使用する本洗い時には、洗濯物に残存する汚れ量は少なくなっているため、本洗い工程においても、黒ずみ発生を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を複数回行うものである。これにより、予洗い工程での給水後に回転ドラムを回転して洗濯物の撹拌を行いながら、排水、給水を繰り返すことにより、洗濯物の汚れは洗濯機外により多く排出されるため、予洗い時において更なる黒ずみ発生を抑制できるとともに、本洗い工程においても洗濯物の汚れは更に低減しているため、より黒ずみ発生を抑制することができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御での水位は、所定水位以上を保持するものである。これにより、水位を所定水位よりも高くすることにより、黒ずみの要因となる汚れ濃度を前回よりも低く抑えることができるため、汚れの再付着による黒ずみ発生を抑制することができる。
第4の発明は、第1〜第3のうちいずれかの発明において、前記本洗い工程において、予洗い工程がない洗濯よりも使用する洗剤量を少なくするものである。これにより、予洗い工程で洗濯物に存在する汚れを落とし洗濯機の外に排出していることにより、洗濯物の汚れ量を低減することができるため、洗剤使用量を少なくしても予洗い工程がない洗濯と同等の洗浄性能を確保することができる。
第5の発明は、第1〜第4のうちいずれかの発明において、前記予洗い工程と前記本洗い工程の間に中間脱水工程を実施するものである。これにより、予洗い工程後の脱水により、洗濯物に残存する汚れは更に少なくなるため、黒ずみの発生を更に抑えることができる。
第6の発明は、第1〜第5のうちいずれかの発明において、前記予洗い工程の完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での運転時間は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数での運転時間よりも短いものである。これより、脱水時間が短くなることによる省エネと洗濯時間の短縮を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本発明で使用する洗濯水とは、洗い工程において用いられる、洗剤成分を含む水としての洗浄水と、すすぎ工程において用いられる、洗剤成分や汚れをすすぐ水としてのすすぎ水との、両方を包括するものである。また、循環シャワーとは、水循環部の駆動により、循環経路から吐出される洗濯水を意味する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の断面模式図である。図2は、同ドラム式洗濯機の給水経路の概略図で、給水弁、給水経路、洗剤収容部の接続を示す。
図1において、ドラム式洗濯機1の内部に水受け槽2が配設されている。水受け槽2の内側に洗濯槽として洗濯物を収容する回転ドラム3が水平な回転軸によって回転可能な状態で配設されている。回転ドラム3は、背面に接続されたモータ4に駆動されて回転する。回転ドラム3は、有底円筒状に構成され、開口側から洗濯物が収容される。また、回転ドラム3は円筒面に複数の通水孔3aが設けられ、円筒面の内側には洗濯物を攪拌するための複数個の突起板25が設けられている。回転ドラム3は、洗い工程やすすぎ工程では洗濯槽として機能し、脱水工程では脱水槽として機能する。
水受け槽2の最低部には配管の取水部5が接続されている。取水部5は、排水弁6を介して排水管7につながっている。取水部5と排水弁6の間の配管から、取水部5から取り込んだ洗濯水を回転ドラム3に吐出する吐出口8につながった配管が連通され、循環経路9が形成される。循環経路9に設けられた循環ポンプ10の運転により、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3に循環シャワーとして吐出される。このように、回転ドラム3内の洗濯物に洗濯水をかけることができる。
給水弁11が水受け槽2の上方に設けられている。図2において給水弁11は電磁弁A11aと電磁弁B11bとを有する。電磁弁A11aは、洗剤収容部11cを通らずに水受け槽2に給水する。電磁弁B11bは、洗剤収容部11cを通り水受け槽2に給水する。そして、電磁弁A11aを開き、電磁弁B11bを閉じることにより洗剤収容部11cを通らず水受け槽2に給水する第1の給水経路11dと、電磁弁B11bを開き、電磁弁A11aを閉じることにより洗剤収容部11cを通り水受け槽2に給水する第2の給水経路11eとが設けられている。水位検知部12は、給水開始後にすぐに反応する位置に設置され、たとえば隔膜(ダイアフラム)に加わる圧力を膜の変形として検出することで水受け槽2内の水位を検知する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の制御系の構成を示すブロック図である。図3において、制御装置13は、マイクロコンピュータで構成された制御部14を有する。制御部14は、パワースイッチング部15を介して、モータ4、排水弁6、
循環ポンプ10、給水弁11などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の工程を逐次制御する。入力設定部16は、使用者が運転コース等を設定するものである。制御部14は、入力設定部16からの情報等を表示部17に表示する。記憶部18は、制御部14により制御するのに必要なデータを記憶している。商用電源19は、電源スイッチ20を介して供給される。回転数検知部21は、回転ドラム3の回転数を検知する。制御部14は、回転ドラム3の回転数を検知する回転数検知部21の情報から、パワースイッチング部15を介して回転ドラム3を駆動するモータ4の回転を制御する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の洗い工程の動作を示すタイムチャートである。洗い工程は、予洗い工程と本洗い工程とを含み、本実施の形態では「黒ずみ対策コース」と称する。使用者がドラム式洗濯機1に洗濯物を投入し、電源スイッチ20を押すと、入力設定部16が洗濯のコース等を入力できる様になる。制御部14は、入力設定部16からの情報を表示部17に表示して使用者に知らせる。使用者が洗濯のコースを、例えば「黒ずみ対策コース」に決定して洗濯のスタートボタンを押すと、制御部14は、洗濯物量を判定するために、図4に示すように、洗い工程の洗濯物重量検知を開始する。
洗濯物重量検知は、モータ4を制御して洗濯物とともに回転ドラム3を回転させる時のモータ4の電流の大きさを検出することによって行う。モータ4の電流が大きいほど洗濯物量が多いと判定する。また、制御部14は、洗濯物量の判定結果に基づいて必要な洗剤量、柔軟剤量を決定し、その量を表示部17に表示して使用者に知らせる。制御部14は、使用者が洗剤、柔軟剤を投入する時間を考慮して、所定時間(例えば1分)経過した後に給水を開始する。この時の洗剤量の決定に関しては「黒ずみ対策コース」となるため、予洗い工程がない通常の洗濯の場合に比較して少ない洗剤量となる。黒ずみ対策コースでは、予洗い工程を行い、洗濯物に存在する汚れをあらかじめ落として洗濯機から排出することにより、本洗い工程においては洗濯物の汚れはかなり減少している。従って、ドラム式洗濯機1は、洗剤使用量が少なくても予洗い工程がない洗濯と同等の洗浄性能を確保することができる。
図4において、制御部14は、洗濯物量の判定後、予洗い工程を開始する。予洗い工程の中には、給水と回転ドラム3を回転させて洗濯物を攪拌する攪拌動作が含まれる。まず制御部14は、給水弁11を操作して電磁弁A11aを開き、電磁弁B11bを閉じる。給水弁11を通過した水は第1の給水経路11dを通り、水受け槽2に溜められる。この時、水は第1の給水経路11dを通っているため洗剤は洗剤収容部に残ったままであり、洗剤は使用されない。そして、制御部14は、回転ドラム3を例えば「右回転11秒→停止4秒→左回転11秒→停止4秒」の繰り返しで、約50r/minで回転するようにモータ4を駆動し、攪拌動作を行う。
制御部14は、水位検知部12の検知により所定水位に到達したと判断すると、給水弁11を制御して水受け槽2への給水を停止させ、循環ポンプ10を停止させる。同時に、制御部14は予洗い時間T1のカウントを開始する。制御部14は、更に循環ポンプ10を制御して所定の間隔で間欠運転を開始するとともに、水位検知部12の信号により、給水弁11を制御して電磁弁A11aを開き、水受け槽2への給水を再開して所定水位まで補給する。
回転ドラム3の撹拌動作においては、回転ドラム3内の洗濯物は回転ドラム3内に設けられた突起板25に引っかかり、持ち上げられて落下することによりたたき洗いが行われる。このたたき洗いにおいて、洗濯物から黒ずみ要因物質を含む汚れは洗濯液中に溶出される。このたたき洗いでは、洗濯物に落下時の運動エネルギーが効果的に加えられるように洗濯物は回転ドラム3の壁面に遠心力によって張り付かない程度の回転速度が好ましく
、洗濯物の量にも依存するが50r/min程度が好ましい。回転ドラム3の回転方向は、同一方向でも、定期的に切り替えることとしてもよい。また、この時、回転ドラム3は一時的に停止していても差し支えない。
前記補給水完了後の撹拌動作が所定時間t1経過すると、制御部14は、回転ドラム3を回転させながら排水弁6を短時間開き、水受け槽2内の洗濯水をドラム式洗濯機1の外に少量排出する。その後、制御部14は給水弁11を制御して第1の給水経路11dより水受け槽2に所定水位まであらたに給水する。さらに、撹拌動作を継続しながら、少量排水、給水を所定回数繰り返す。そして、予洗い時間T1が所定時間経過すると、制御部14は予洗い工程を終了する。
このように、予洗い工程での給水後の撹拌動作により洗濯物から黒ずみの要因となる汚れを積極的に洗濯水に溶出させ、この洗濯水の一部を排水することにより、洗濯水中の汚れを洗濯機外に排出することができる。またこの排水後、第1の給水経路11dからあらたに給水することにより洗濯水の汚れの濃度を小さくした状態で予洗いを行うことができることにより、洗濯物への汚れの再付着を抑えることができ、これにより予洗い時の黒ずみ発生を抑制することができる。また、洗剤を使用する本洗い時には、洗濯物に残存する汚れ量は少なくなっているため、本洗い工程においても、黒ずみ発生を抑制することができる。
予洗い工程を終了すると、制御部14は中間脱水工程を開始し、排水弁6を開き、排水管7を通して水受け槽2内の洗濯水の排水を行う。排水が完了すると、制御部14は脱水を行うために回転ドラム3を回転させ、高速回転時の振動を抑制するバランスコントロールを経て、例えば最終脱水の所定回転数である900r/minよりも低い600r/minまで回転ドラム3の回転数をアップさせる。この予洗い後の脱水により、洗濯物に残存している黒ずみ要因物質や汚れを含む洗濯水はドラム式洗濯機1の外に排出される。ここで、中間脱水における回転ドラム3の最高回転数での運転時間を、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数での運転時間よりも短い時間とすれば、脱水時間が短くなることによる省エネと洗濯時間の短縮を図ることができる。
次に、制御部14は、洗剤を用いた本洗い工程を開始する。まず、制御部14は、給水弁11を操作して電磁弁B11bを開き、電磁弁a11aを閉じる。給水弁11を通過した水は、第2の給水経路11eから洗剤収容部11cを通り水受け槽2に溜められる。給水された水は洗剤収容部11cを通るため、洗剤収容部11cに事前に投入されていた洗剤は、この給水された水により一緒に水受け槽2に流れ込む。給水の開始と同時に、回転ドラム3が約50r/minで回転するようにモータ4が駆動される。また、循環ポンプ10も運転され、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3内に循環シャワーとして吐出される。
この時、制御部14は回転ドラム3を回転させるモータ4を「右回転11秒→停止4秒→左回転11秒→停止4秒」で駆動する。制御部14は、水位検知部12の検知により給水が所定水位に到達したと判断すると、給水弁11を制御して水受け槽2への給水を停止させ、循環ポンプ10を停止させる。同時に、制御部14は本洗い時間T2のカウントを開始する。そして、制御部14は、回転ドラム3が「右回転11秒→停止4秒→左回転11秒→停止4秒」の繰り返しを行うようにモータ4を駆動し、洗濯物を攪拌する。循環ポンプ10はこれより所定の間隔で間欠運転を開始する。時間がたつと更に洗濯物が洗濯水を吸収するため、制御部14は、水位検知部12の信号により給水弁11を制御して電磁弁B11bを開き、水受け槽2への給水を再開して所定水位まで補給する。
回転ドラム3の撹拌動作においては、回転ドラム3内の洗濯物は回転ドラム3内に設け
られた突起板25に引っかかり、持ち上げられて落下することによりたたき洗いが行われる。本洗い時間T2が所定時間経過すると、予洗いから続いた一連の洗い工程が終了する。図4は、この時点までを記載している。
これ以降は図示しないが、洗い工程が終了した後は、すすぎ工程および最終脱水工程に移行する。これらの概略を説明する。すすぎ工程を2回行うと設定されている場合、制御部14は1回目のすすぎを行うために排水弁6を開き、排水管7を通して水受け槽2内の洗濯水の排水を行う。排水が完了すると、1回目のすすぎの中間脱水が開始され、制御部14はモータ4を制御して回転ドラム3を回転させ、バランスコントロールを経て所定回転数である900r/minまで回転ドラム3の回転数をアップさせる。この中間脱水により洗濯物に残存している洗濯水はドラム式洗濯機1の外に排出され、洗濯物に含まれる洗濯水は少なくなる。回転ドラム3が900r/minで所定時間運転されると、制御部14はモータ4を制御して、回転ドラム3の回転を停止させる。
回転ドラム3の停止後、制御部14は、給水弁11を制御して電磁弁A11aを開き、電磁弁B11bを閉じて給水を開始する。この時、給水された水は、洗剤収容部11cを通らない第1の給水経路11dにて直接水受け槽2に溜められる。回転ドラム3は50r/minで一定方向での回転を開始し、循環ポンプ10は運転されており、水受け槽2の洗濯水は循環経路9を通り、回転ドラム3内に循環シャワーとして吐出される。制御部14は、水位検知部12の検知により所定水位に到達したと判断すると、給水弁11を制御して電磁弁A11aを閉じることにより、水受け槽2への給水を停止する。そして、制御部14は洗濯物を攪拌し、所定時間が経過すれば1回目のすすぎ工程が終了したと判断し、排水弁6を開いて水受け槽2に溜まっているすすぎ水を排水する。
排水が完了すると、2回目のすすぎの中間脱水が開始される。2回目のすすぎ工程は、中間脱水を含めて1回目のすすぎ工程と同様の運転が行われる。そして、制御部14は、所定時間が経過すれば2回目のすすぎ工程が終了したと判断し、排水弁6を開いて水受け槽2に溜まっているすすぎ水を排水する。
排水が完了すると、最終脱水工程が開始される。制御部14はモータ4を制御し、バランスコントロールを経て回転ドラム3を最終回転数である900r/minまで回転数をアップさせる。この最終脱水により、洗濯物に残存しているすすぎ水はドラム式洗濯機1の外に排出され、洗濯物に含まれるすすぎ水は少なくなる。回転ドラム3が900r/minで所定時間運転されると、制御部14はモータ4を制御して回転ドラム3の回転を停止させる。回転ドラム3が停止した時点で洗濯は終了し、制御部14はドラム式洗濯機1の電源を切る。
以上のように、制御部14は、予洗い工程の給水後に、回転ドラム3を回転させて撹拌動作を継続しながら、洗濯水の一部の排水、第1の給水経路11dからの給水を行うことにより、洗濯物から溶出された黒ずみの要因となる汚れを含む洗濯水の一部を排水することにより、洗濯水中の汚れをドラム式洗濯機1外に排出する。また、この排水後に第1の給水経路11dから給水することにより洗濯水の汚れの濃度を小さくした状態で予洗いを行うことができることにより、洗濯物への汚れの再付着を抑えることができ、これにより予洗い時の黒ずみ発生を抑制できる。また、洗剤を使用する本洗い工程時には、洗濯物に残存する汚れ量は少なくなっているため、本洗いにおいても、黒ずみ発生を抑制することができるとともに、本洗い工程での洗剤使用量を低減することができる。
また、予洗い工程で洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を複数数回行うものであり、撹拌動作を継続しながら、排水、給水を繰り返すことにより、洗濯物の汚れは洗濯機外により多く排出されるため、更に黒ずみ発生を抑制することができる。
更に、予洗い工程での少量排水および給水での水位は、所定水位以上を保持しており、給水される水の水位を所定水位よりも高くすることにより、黒ずみの要因となる汚れ濃度は前回の撹拌、排水、給水よりも低く抑えることができるため、この予洗い工程における汚れの再付着による黒ずみ発生をより抑えることができる。
予洗い工程と本洗い工程の間における脱水の実施では、脱水によって洗濯物に残存する汚れは更に少なくなるため、本洗い工程における黒ずみの発生を更に抑えることができる。また、前記脱水における回転ドラム3の最高回転数での運転時間は、すすぎでの中間脱水または最終脱水の最高回転数での運転時間よりも短いため、黒ずみ発生を抑えた上で省エネと洗濯時間の短縮を図ることができる。
尚、本実施の形態において、水受け槽2および回転ドラム3の回転軸は水平に配置されたものとしたが、傾斜していてもよい。また、洗い工程、すすぎ工程、最終脱水工程における給水のタイミング、循環シャワーのタイミング、回転ドラム3の回転数等は特に限定するものではない。
以上の様に、本発明にかかるドラム式洗濯機において、制御部は、予洗い工程において、回転ドラムを回転させながら、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を行うものであり、洗濯物からの汚れ成分の再付着による黒ずみの発生を抑制することができるもので、洗濯機はドラム式に限らない。また、乾燥機能を有する洗濯乾燥機などにも適用することができる。
1 ドラム式洗濯機
2 水受け槽
3 回転ドラム
4 モータ
5 取水部
6 排水弁
7 排水管
8 吐出口
9 循環経路
10 循環ポンプ
11 給水弁
11a 電磁弁A
11b 電磁弁B
11c 洗剤収容部
11d 第1の給水経路
11e 第2の給水経路
12 水位検知部
13 制御装置
14 制御部
15 パワースイッチング部
16 入力設定部
17 表示部
18 記憶部
19 商用電源
20 電源スイッチ
21 回転数検知部

Claims (6)

  1. 洗濯物を収容する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容する水受け槽と、洗剤を溜める洗剤収容部と、前記洗剤収容部を介さずに前記水受け槽に給水する第1の給水経路と、前記洗剤収容部を介して前記水受け槽に給水する第2の給水経路と、前記回転ドラムを駆動するモータと、洗い工程などの一連の工程を制御する制御部とを備え、前記洗い工程は、前記第1の給水経路を介して前記水受け槽に給水して洗いを行う予洗い工程と、前記第2の給水経路を介して前記水受け槽に給水して洗いを行う本洗い工程とを含み、前記制御部は、前記予洗い工程において、前記回転ドラムを回転させながら、洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を行うことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御を複数回行うことを特徴とする請求項1項に記載のドラム式洗濯機。
  3. 洗濯水の一部を排水したり、給水したりする制御での水位は、所定水位以上を保持することを特徴とする請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記本洗い工程において、予洗い工程がない洗濯よりも使用する洗剤量を少なくすることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記予洗い工程と前記本洗い工程の間に中間脱水工程を実施することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記予洗い工程の完了後の脱水における回転ドラムの最高回転数での運転時間は、すすぎ工程での中間脱水または最終脱水の最高回転数での運転時間よりも短いことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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