JP2014236653A - 電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置 - Google Patents

電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変圧回路のリアクトルに磁気飽和等の異常が生じる可能性が生じた場合であっても、運転を停止することなく運転を継続することができる電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置を得る。
【解決手段】変圧制御手段70は、リアクトル電流ILの所定期間における電流変化量ΔIからリアクトル21のインダクタンス成分Lを推定するインダクタンス推定手段72と、インダクタンス推定手段72において推定されたインダクタンス成分がしきい値より小さく、リアクトル電流ILが予め設定したリアクトル温度に応じて定まる電流しきい値以上である場合、リアクトル21に異常が生じる可能性があると判定する異常判定手段73と、異常判定手段73においてリアクトル21に異常が生じる可能性があると判定した場合、リアクトル電流ILが抑制されるようにスイッチング信号SSのオン期間Δtを調整するスイッチング信号制御手段74とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電源から圧縮機やファン等のモータに供給する電力に変換する電力変換装置に関するものである。
冷凍空気調和装置の圧縮機やファンなどのモータを駆動する大容量のインバータ装置として、3相全波整流回路によりインバータ駆動用の直流電圧を生成する方式が用いられている。冷凍空気調和装置では、定格運転におけるエネルギー消費効率(COP)を高めるため、圧縮機用のモータは定格回転数付近で電源電圧と同じ出力電圧となるように設計される傾向がある。この際、モータの定格回転数を超える高速回転域で運転させるような過負荷運転時において、インバータ回路の出力電圧飽和により出力電流が増大し、モータ効率やインバータ効率が低下する。
そこで、モータの高効率駆動化のために昇圧回路を有する電力変換装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、整流回路とインバータ回路との間にリアクトルと逆流防止ダイオードとスイッチング素子とを備えた昇圧回路が設けられており、整流回路により整流された直流電圧を昇圧回路が昇圧することが開示されている。昇圧回路において、スイッチング素子のオン期間にリアクトルにエネルギーが蓄積され、オフ期間に蓄積したエネルギーが放出されて出力電圧が昇圧される。昇圧回路からの出力電圧はスイッチング素子をオンする時間(オンデューティ)によって制御される。そして、昇圧回路のスイッチング素子のオンデューティを制御することによりモータに印加される電圧が増大し、モータ電流抑制による効率向上およびモータ運転領域の拡大が可能となる。
リアクトルには、流れる電流の大きさによってインダクタンス成分が変動する直流重畳性という性質がある。リアクトルに過大な電流が流れた場合、急激にインダクタンス成分が減少する磁気飽和という現象が発生する。リアクトルに磁気飽和が発生した場合に所望のインダクタンスが得られず、昇圧動作に異常が生じる場合がある。そこで、リアクトルの磁気飽和による異常を自動的に検知することが提案されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2には、リアクトルのインダクタンス成分又はリアクトル温度に基づいてリアクトルの磁気飽和を検出することが開示されている。そして、リアクトルに磁気飽和が発生している際には、装置全体の動作を停止させるようになっている。
特開2012−196142号公報 特開2008−99518号公報
しかし、引用文献2のように、磁気飽和が生じた場合に装置全体を停止してしまうと、電力供給を受けている装置利用率が低下してしまうという問題がある。一方、磁気飽和が生じた際に運転をそのまま継続すると、過電流遮断回路が作動し圧縮機等の装置が異常停止する、もしくは過電流により素子等が破壊されてしまう可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、磁気飽和が発生する可能性を事前に判定し、装置が異常停止することなく運転を継続することができる電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明の電力変換装置は、交流電源から供給された交流電圧を整流する整流器と、リアクトルとスイッチング素子と逆流防止素子とを有し、整流器からの出力電圧を変圧する変圧回路と、変圧回路からの出力を平滑する平滑コンデンサと、平滑コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、変圧回路のリアクトルに流れるリアクトル電流を検出するリアクトル電流検出部と、リアクトル電流検出部により検出されたリアクトル電流に基づいて、変圧回路のスイッチング素子を駆動するためのスイッチング信号のオン期間を制御し、変圧回路の動作を制御する変圧制御手段とを備え、変圧制御手段は、リアクトル電流の所定期間における電流変化量からリアクトルのインダクタンス成分を推定するインダクタンス推定手段と、インダクタンス推定手段において推定されたインダクタンス成分がしきい値より小さく、リアクトル電流が予め設定された電流しきい値以上である場合、リアクトルに異常が生じる可能性があると判定する異常判定手段と、異常判定手段においてリアクトルに異常が生じる可能性があると判定した場合、リアクトル電流が抑制されるようにスイッチング信号のオン期間を調整するスイッチング信号制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の電力変換装置によれば、リアクトルに異常が発生する可能性があると判定した場合、変圧回路の動作を制限して運転を継続することにより、装置が異常停止することなく効率的に装置の運転を行うことができ、さらに昇圧回路に短絡耐量の小さい素子を適用することが可能となる。
本発明の電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置の実施形態1を示す回路図である。 図1の電力変換装置における変圧制御手段の一例を示すブロック図である。 図2の電力変換装置における変圧制御手段の動作例を示すフローチャートである。 図1のリアクトルに流れるリアクトル電流の一例を示すグラフである。 本発明の電力変換装置の実施形態2を示すブロック図である。 図5の電力変換装置における変圧制御手段の一例を示すブロック図である。 図5及び図6の電力変換装置における変圧制御手段の動作例を示すフローチャートである。 本発明の電力変換装置の実施形態3を示すブロック図である。 リアクトルに流れる電流とインダクタンス特性の一例を示すグラフである。 本発明の空気調和装置及び電力変換装置の実施形態4を示すブロック図である。 本発明の空気調和装置及び電力変換装置の実施形態5を示すブロック図である。
実施形態1.
以下、図面を参照しながら本発明の電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置の実施形態について説明する。図1は本発明の電力変換装置及びこれを用いた空気調和装置の好ましい実施形態を示す回路図であり、図1を参照して電力変換装置1及び空気調和装置100について説明する。電力変換装置1は、三相交流電源6から供給される電力を変換し、空気調和装置100における圧縮機2のモータ(負荷)を回転駆動させるものである。また、空気調和装置100は、圧縮機2、凝縮器3、絞り手段4、蒸発器5を冷媒配管で接続した冷媒回路を構成している。
電力変換装置1は、三相整流器10、変圧回路20、平滑コンデンサ30、インバータ回路40を備えている。三相整流器10は、3相交流電源6の交流電圧(例えばAC200V)を直流電圧に変換するものであって、たとえば6個のダイオードをブリッジ接続した3相全波整流器からなっている。
変圧回路20は、三相整流器10からの出力電圧(直流電圧)を例えばDC350V等に変圧する昇圧回路(昇圧チョッパ回路)であって、リアクトル21、スイッチング素子22、逆流防止素子23を有している。スイッチング素子22のスイッチング動作は変圧制御手段70から出力される所定のオンデューティのスイッチング信号SSにより制御されている。なお、スイッチング素子22及び逆流防止素子23は、たとえばシリコン(Si)素子と比較してバンドギャップが大きい炭化ケイ素(SiC)素子、窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンド素子等のワイドバンドギャップ半導体を用いて構成することができる。なお、スイッチング素子22として、ワイドバンドギャップ半導体の他にMOFET、IGBT等の半導体素子を用い、逆流防止ダイオードとしてファストリカバリダイオードのような素子を用いてもよい。
平滑コンデンサ30は、変圧回路20からの出力を平滑化し充電するものである。インバータ回路40は、平滑コンデンサ30によって平滑され充電された直流電力を交流電力(PWM電圧)に変換するものであり、複数の例えばIGBTのようなスイッチング素子で構成される。なお、インバータ回路40のスイッチング素子として、上述したスイッチング素子22と同様、炭化ケイ素(SiC)素子等のワイドバンドギャップ半導体を用いてもよい。インバータ回路40は、空気調和装置100の圧縮機2のモータ等の負荷Mに接続されており、負荷Mに対し所定の周波数の交流電流を供給する。
また、電力変換装置1は、出力電圧検出部51、モータ電流検出部52、リアクトル電流検出部53を有している。出力電圧検出部51は平滑コンデンサ30の電圧を測定することにより変圧回路20の出力電圧(直流母線電圧)Voutを検出するものであり、モータ電流検出部52はインバータ回路40から圧縮機2のモータに供給される電流を検出するものである。リアクトル電流検出部53はリアクトル21に流れるリアクトル電流ILを検出するものであり、例えばキャリア信号のピーク(山部もしくは谷部)と同期した一定の周期でリアクトル21に流れるリアクトル電流ILを検出するようになっている。
さらに、電力変換装置1は、インバータ回路40の動作を制御するインバータ制御手段60と、変圧回路20の動作を制御する変圧制御手段70を有している。インバータ制御手段60及び変圧制御手段70はたとえばDSP等のマイクロコンピュータから構成されている。インバータ制御手段60は、出力電圧検出部51により検出された出力電圧Vout及びモータ電流検出部52により検出されたモータ電流に基づいて、圧縮機2が所望の回転数で回転駆動するようにインバータ回路40を制御(PWM制御)するものである。具体的には、インバータ制御手段60は、モータ電流検出部52の検出信号を座標変換し、電流制御を行うことで電圧指令値を取得し、この指令値を座標変換した後にインバータ回路40の各スイッチング素子を動作させる駆動信号(PWM信号)を生成する。そして、インバータ制御手段60は所望の冷凍能力が得られるようにインバータ回路40の出力電圧の周波数を調整し圧縮機2の回転数を制御する。
変圧制御手段70は、出力電圧検出部51により検出された出力電圧Voutとリアクトル電流検出部53により検出されたリアクトル電流ILに基づいて所望の出力電圧となるようにスイッチング素子22の動作を制御する。なお、変圧制御手段70は圧縮機2の負荷(モータ)Mが駆動状態、すなわちインバータ回路40が動作している状態において変圧回路20の制御動作を開始するものであって、初期状態では変圧回路20は停止状態になっている。
次に、図1を参照して電力変換装置1の動作例について説明する。まず、三相交流電源6から交流電圧が三相整流器10に供給され、三相整流器10において直流電圧に整流される。その後、整流された直流電圧は変圧回路20において昇圧される。変圧回路20において、スイッチング素子22がオンした場合には、逆流防止素子23は導通が阻止され、リアクトル21には三相整流器10によって整流された電圧が印加される。一方、スイッチング素子22がオフした場合には逆流防止素子23は導通し、リアクトル21には、スイッチング素子22のオン時と逆向きの電圧が誘導される。このとき、エネルギーの観点からは、スイッチング素子22のオン時にリアクトル21に蓄積されたエネルギーが、スイッチング素子22のオフ時に負荷であるインバータ回路40へ移送されると見ることができる。したがって、スイッチング素子22のオンデューティを制御することで、変圧回路20の出力電圧Voutを制御することができる。
ここで、上述した電力変換装置1の動作中において、リアクトル21に過大な電流が流れた場合、急激にインダクタンス成分Lが減少する磁気飽和という現象が発生する。リアクトル21に磁気飽和が発生した場合に所望のインダクタンスが得られず、昇圧動作に異常が生じる場合がある。そこで、変圧制御手段70は、リアクトル21に異常が発生しているか否かを判断し、異常が発生している場合には変圧回路20の動作を制限するように制御する機能を有している。
図2は変圧制御手段70の一例を示すブロック図であり、図1及び図2を参照して変圧制御手段70について説明する。図2の変圧制御手段70は、電流変化量算出手段71、インダクタンス推定手段72、異常判定手段73、スイッチング制御手段74を有している。電流変化量算出手段71は、リアクトル電流ILの時間的な電流変化量ΔIを算出するものであって、所定の期間(例えばオン期間Δt)における電流変化量ΔIを算出する。このとき、電流変化量算出手段71は、たとえばリアクトル電流検出部53において所定の検出周期毎に検出されたリアクトル電流ILから所定の期間の電流変化量ΔIを算出するようにしてもよい。あるいは、電流変化量算出手段71は、リアクトル電流検出部53の取り込み数回分の移動平均値を算出し、現在のリアクトル電流ILの検出値と移動平均値の差分を電流変化量ΔIとして算出するようにしてもよい。
インダクタンス推定手段72は、電流変化量算出手段71により算出されたリアクトル電流ILの電流変化量ΔIからリアクトル21のインダクタンス成分Lを推定するものである。ここで、リアクトル21のインダクタンス成分Lは、リアクトル21に印加される印加電圧VLと、リアクトル21における時間当たりの電流変化率(ΔI/Δt)とを用いて、下記式(1)のように表すことができる。
Figure 2014236653
上記式(1)において、リアクトル21に印加される印加電圧VLは、三相整流器10によって三相交流電源6の電源電圧を整流された値となり、電源電圧変動を無視すると一定値として考えることができる。一方、時間当たりの電流変化率(ΔI/Δt)は、電流変化量ΔIと変圧回路20のスイッチング素子22のオン期間Δtとの割合(ΔI/Δt)によって求めることができる。言い換えれば、リアクトル21のインダクタンス成分Lは、(ΔI/Δt)の逆数で求めることができる。このように、インダクタンス推定手段72は、上記式(1)を用いてインダクタンス成分Lを推定する。
異常判定手段73は、インダクタンス推定手段72において推定されたインダクタンス成分Lが設定しきい値Lref以下であって、リアクトル電流ILが電流しきい値ILrefより大きい場合(L≦Lref、IL>ILref)、リアクトル21に磁気飽和による異常が発生する可能性があると判定する。すなわち、エネルギーを蓄積するリアクトル21には直流重畳特性が存在し、流れるリアクトル電流ILの大きさによってリアクトル21のインダクタンス成分Lが変化する。一般的には、電流の大きさが大きくなった場合、インダクタンス成分Lは低下する傾向があり、過大な電流がリアクトル21に流れると、コアの磁気飽和現象によりインダクタンス成分Lが急激に低下する。そこで、異常判定手段73は、インダクタンス成分Lが設定しきい値Lref以下になった場合、異常が発生する可能性があると判定する。
さらに、異常判定手段73は、インダクタンス成分Lのみならず、リアクトル電流ILも用いて異常を判定するようになっている。一般的に、リアクトル21の磁気飽和は流れるリアクトル電流ILが大きくなると発生する。このため、リアクトル電流ILの絶対値に対しても電流しきい値ILrefを設定し、リアクトル電流ILが電流しきい値ILref以下である場合(IL≦ILref)、インダクタンス推定手段72より推定したインダクタンス成分Lが設定しきい値Lrefより小さい場合であったとしても、異常は発生しないと判定する。
スイッチング制御手段74は、異常判定手段73による判定結果に基づいて、スイッチング素子22のON/OFF動作を制御するものであって、電圧指令制御手段74a、電流指令制御手段74b、スイッチング信号生成手段74cを備えている。電圧指令制御手段74aは、変圧回路20の出力電圧Voutに対する指令電圧値と、出力電圧検出部51において検出された出力電圧Voutとから電圧指令値との差分を算出し、比例積分制御(PI制御)を行うものである。
電流指令制御手段74bは、電圧指令制御手段74aにおいて演算した電圧指令値と、リアクトル電流検出部53において検出されたリアクトル電流ILとを用いて、スイッチング素子22のスイッチング指令(オンデューティ)を演算するものである。例えば、電流指令制御手段74bは、電圧指令値とリアクトル電流ILとの差分を入力とし、スイッチング素子22のオンデューティを操作量として、比例積分微分制御(PID制御)を行う。
スイッチング信号生成手段74cは、電流指令制御手段74bにより算出されたオンデューティに基づいてスイッチング素子22を駆動するためのスイッチング信号SSを生成するものである。具体的には、スイッチング信号生成手段74cは、電流指令制御手段74bにて演算したスイッチング指令に基づいて、キャリア周波数に同期してスイッチング素子22のオンデューティを設定した駆動パルス(PWM指令)を生成する。
ここで、スイッチング信号生成手段74cは、異常判定手段73においてリアクトル21に異常が発生する可能性があると判定した場合、電流指令制御手段74b等からの指令にかかわらず、リアクトル電流ILが抑制されるように変圧回路20のスイッチング素子22のオン期間Δtを調整する機能を有している。
具体的には、スイッチング信号生成手段74cは、制御周期毎のオン期間Δt(オンデューティ)を記憶する機能を有している。この際、スイッチング信号生成手段74cは直前のオンデューティのみを記憶したものであってもよいし、複数の制御周期毎のオンデューティを記憶したものであってもよい。そして、スイッチング信号生成手段74cは、リアクトル電流ILを抑制する際、電流指令制御手段74bにより設定されたオンデューティではなく、リアクトル21で異常が発生しないと判定されている前回の制御周期において設定時のオンデューティのスイッチング信号SSを出力する。このように、磁気飽和によりリアクトル21に異常が発生する可能性が生じた場合に、異常停止等により運転を停止することなく効率的な装置の運転を実現することができる。
なお、前回記憶時のオンデューティからなるスイッチング信号SSを用いても、異常であると判定された場合、スイッチング制御手段74は、予め設定された安全なオンデューティからなるスイッチング信号SSで駆動するようにしてもよいし、記憶した複数のオンデューティのうち最も短いオン期間Δtで駆動するようにしてもよい。これにより確実にオン期間Δtが短いスイッチング信号SSを用いてスイッチング素子22を駆動することができるため、磁気飽和が生じる可能性が低くなり、空気調和装置100の継続運転を実現することができる。
図3は図2の電力変換装置1における変圧制御手段70の動作例を示すフローチャートであり、図4は図1のリアクトル21に流れるリアクトル電流の一例を示すグラフであり、図1から図4を参照して電力変換装置1の動作例について説明する。まず、電力変換装置1の動作時に、リアクトル電流検出部53によりリアクトル電流ILが検出される(ステップST1)。そして、電流変化量算出手段71において所定期間(オン期間Δt)におけるリアクトル電流ILの電流変化量ΔIが算出され(ステップST2)、インダクタンス推定手段72において上記式(1)に基づいてインダクタンス成分Lが推定される(ステップST3)。
次に、異常判定手段73において、インダクタンス成分Lが設定しきい値Lref以下であって、リアクトル電流ILが設定電流しきい値ILrefより大きいか否かが判定される(ステップST4)。インダクタンス成分Lが設定しきい値Lref以下であってリアクトル電流ILが設定電流しきい値ILrefより大きい場合(L≦Lref、IL>ILref)、リアクトル21に異常が発生する可能性があると判定する。
すると、スイッチング制御手段74において記憶されている前回制御時のオン期間Δt(オンデューティ)が読み出され、オン期間Δt(オンデューティ)を制限したスイッチング信号SSが出力される(図4参照、ステップST5)。一方、インダクタンス成分Lが設定しきい値Lrefより大きい場合(L>Lref)、またはリアクトル電流ILが設定電流しきい値ILref以下である場合(IL≦ILref)のいずれか一方を満たすとき、リアクトル21に異常が発生する可能性はないと判定される(ステップST1〜ST4)。
以上のように、インダクタンス成分L及びリアクトル電流ILに基づいてリアクトル21の異常を検出し、スイッチング素子22のオンデューティを制限することにより、過電流による異常停止及び機器破損を事前に防ぎ、信頼性の向上を図ることができる。さらに、異常が検出された際に異常停止等により運転を停止させるのではなく、磁気飽和が生じない範囲において変圧回路20を駆動し運転を継続させることができるため、装置の効率的な運用を行うことができる。
すなわち、リアクトル21が磁気飽和によりインダクタンス成分Lが低下した場合、スイッチング素子22のオン期間Δtが同一であったとしても、リアクトル21に流れる電流変化量ΔIは通常時に比べて大きくなる(図4参照)。インダクタンス成分が想定以上に低下すると過電流遮断回路が動作し、空気調和装置100が異常停止してしまうとともに、三相整流器10及び変圧回路20を構成するスイッチング素子22の破損もしくはブレーカートリップが生じる可能性があるという問題がある。
そこで、算出したインダクタンス成分Lに応じて磁気飽和の発生を検出することで、磁気飽和に起因する過電流の発生を未然に防止することができる。また、三相整流器10及び変圧回路20に流れる過電流を事前に防ぐことが可能となるため、三相整流器10及び変圧回路20のスイッチング素子22の破損を回避し、短絡耐量の小さいSiC素子等からなるスイッチング素子22を変圧回路20へ適用することができる。さらに、異常が検出された際に異常停止等により運転を停止させるのではなく、磁気飽和が生じない範囲において変圧回路20を駆動し運転を継続させることができるため、装置の効率的な運用を行うことができる。
また、スイッチング制御手段74は、オン期間Δtを制限する際に、リアクトル21で異常が発生しないと判定されている前回の制御周期において設定されたオンデューティのスイッチング信号SSを出力するため、リアクトル21に磁気飽和等の異常が確実に生じない状態で空気調和装置100の運転を継続させることができる。
実施形態2.
図5は、本発明の実施形態2における電力変換装置の構成を示すブロック図、図6は図5の電力変換装置における変圧制御手段の一例を示すブロック図であり、図5及び図6を参照して電力変換装置101について説明する。なお、図5及び図6の電力変換装置101において図1及び図2の電力変換装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図5及び図6の電力変換装置101が図2の電力変換装置1と異なる点は、よりリアクトルの異常(磁気飽和)を精度良く検知するためにリアクトル温度TLを検出するリアクトル温度検出部54を備え、検出したリアクトル温度TLにより電流しきい値ILrefを変化させる点である。
一般的にリアクトルの磁気飽和は、リアクトル温度TLに依存する傾向があり、リアクトル温度TLが高い場合、磁気飽和に至る電流値が小さくなる傾向がある。このため、異常判定手段73は、リアクトル温度TLと電流しきい値ILrefとの関係を示すしきい値テーブル73aを有しており、リアクトル温度検出部54で検出したリアクトル温度TLに応じて電流しきい値ILrefを変化させる。なお、しきい値テーブル73aにはリアクトル温度TLが高くなると電流しきい値ILrefが小さくなるような関係が記憶されている。
図7は図5及び図6の電力変換装置101における変圧制御手段70の動作例を示すフローチャートである。実施形態1と同様に、電力変換装置1の動作時に、リアクトル電流検出部53によりリアクトル電流ILが検出される(ステップST11)。そして、電流変化量算出手段71において所定期間(オン期間Δt)におけるリアクトル電流ILの電流変化量ΔIが算出され(ステップST12)、インダクタンス推定手段72において上記式(1)に基づいてインダクタンス成分Lが推定される(ステップST13)。その後、異常判定手段73において、リアクトル温度TLとしきい値テーブル73aとを用いて電流しきい値ILrefが設定される(ステップST14)。なお、電流しきい値ILrefの設定は、異常判定の前に行われるものであれば、ステップST11〜ST14のいずれのタイミングで行ってもよい。その後、図4の実施形態1と同様に、リアクトル電流ILと設定された電流しきい値ILrefとが比較されて異常の判定が行われるとともに、異常が発生したと判定された場合、オンデューティ比が制限される(ステップST15、ST16)。
以上のように、リアクトル温度TLに基づいてリアクトル電流のしきい値ILrefを変化させることでリアクトル21の異常を精度良く検出し、実施形態1と同様にスイッチング素子22のオンデューティを制限することにより、より高精度に磁気飽和のリスクを抑制することが可能となる。
実施形態3.
図8は、本発明の実施形態3における電力変換装置の構成を示すブロック図であり、図8を参照して電力変換装置について説明する。なお、図8において図6と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図8の電力変換装置が図6の電力変換装置と異なる点は、異常判定手段73によりリアクトル21の磁気飽和を事前に検知した場合において、インバータ制御手段60(図1)のインバータ回路40を駆動する駆動信号のインバータ周波数(運転周波数)を低下させるインバータ周波数抑制手段271が設けられている点である。これにより、入力電力が低下し、結果としてリアクトル21に流れる電流を抑制することができ、磁気飽和のリスクを低減することが可能となる。
具体的には、インバータ周波数抑制手段271は、予め目標とするリアクトル電流目標値ILsetを設定する。例えばインバータ周波数抑制手段271には図9のようなリアクトル電流ILに対するインダクタンス特性が予め記憶されており、リアクトル電流−インダクタンス特性を用いて最低限確保したいインダクタンス成分Lに対応する電流値をリアクトル電流目標値ILsetとして決定する。前述した通り、リアクトル温度TLによってインダクタンス成分Lが異なるため、インバータ周波数抑制手段271はリアクトル温度検出部54によって検出したリアクトル温度TLによってリアクトル電流目標値ILsetを調整する。例えば温度が高い場合、リアクトル電流目標値ILsetを小さく、温度が低い場合は大きくする。なお、インバータ周波数抑制手段271は図9のようなインダクタンス特性を用いてリアクトル電流目標値ILsetを設定する場合について例示しているが、実施形態1および2で説明した電流しきい値ILrefと同値に設定するものであってもよい。
そして、図8のインバータ周波数抑制手段271は、リアクトル電流ILがリアクトル電流目標値ILsetよりも高い場合、インバータ周波数(運転周波数)を抑えてリアクトル電流ILがリアクトル電流目標値ILset以下になるように、インバータ制御手段60を動作させる。例えば圧縮機2などの負荷の場合、インバータ周波数(運転周波数)を低下させると入力電力が低下するため、結果としてリアクトル電流ILが低減される。このように、インバータ周波数抑制手段271がリアクトル電流検出部53により検出されたリアクトル電流ILがリアクトル電流目標値ILsetになるようにインバータ周波数(運転周波数)を制御することにより、実施形態1で説明したオンデューティの抑制とともに、リアクトル電流ILの絶対値を低下させることが可能となり、運転を継続した状態でリアクトルの磁気飽和リスクを低減することが可能となる。なお、図8の電力変換装置においてリアクトル温度検出部54が設けられている場合について例示しているが、図1及び図2のようにリアクトル温度検出部54を設けなくてもよい。
実施形態4.
図10は、本発明の実施形態4における空気調和装置及び電力変換装置の構成を示すブロック図であり、図10を参照して空気調和装置及び電力変換装置について説明する。なお、図10において図5及び図6の空気調和装置と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図10の空気調和装置が図5及び図6の空気調和装置と異なる点は、異常判定手段73によりリアクトル21の磁気飽和を検知した場合に、リアクトル電流ILを低下させるために、圧縮機2の運転能力(高圧圧力)を調整して入力電力を抑制する高圧抑制手段371を有している点である。
一般的に、圧縮機2の高圧圧力を低下させた場合、圧縮機2の負荷トルクが低下するため、圧縮機2に流れる電流が小さくなることが知られている。よって、高圧圧力を低下させると入力電力が抑制でき、リアクトル21に流れる電流も小さくなり、結果として磁気飽和に至るリスクを低減することが可能となる。なお、図10において、図8の実施形態3に示すインバータ周波数抑制手段271をさらに備えたものであってもよいし、図1及び図2のようにリアクトル温度検出部54を設けなくてもよい。
実施形態5.
図11は本発明の実施形態5における空気調和装置及び電力変換装置の構成を示すブロック図であり、図11を参照して空気調和装置及び電力変換装置について説明する。なお、図11の空気調和装置において図5及び図6の空気調和装置と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図11に示すように、本実施形態5における空気調和装置は、上記実施形態2の構成(図5及び図6)に加え、凝縮器もしくは蒸発器となる室外機側の熱交換器に送風するとともにリアクトル21に送風する送風機3aと、異常判定手段73においてリアクトル21に異常が生じる可能性があると判定された場合、リアクトル21を冷却するように送風機3aの回転数を調整するファン制御手段471とを有している。
前述の通り、リアクトル21の磁気飽和はリアクトル温度TLに影響する。リアクトル温度TLが高ければ磁気飽和に至る電流値が小さくなる。このため、異常判定手段73により事前に磁気飽和を検知した場合において、例えば室外機内にリアクトル21が設置されている場合、送風機3aの回転数を上げることで、風量が増大し、リアクトル21を冷却させる。すると、リアクトル21の温度上昇が抑制され、異常停止させることなく運転を継続した状態で磁気飽和のリスクを抑えることが可能となる。なお、図11において、図8の実施形態3に示すインバータ周波数抑制手段271をさらに備えたものであってもよいし、図10の実施形態4に示す高圧抑制手段371をさらに備えたものであってもよいし、図1及び図2のようにリアクトル温度検出部54を設けなくてもよい。
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されない。たとえば図2のスイッチング信号生成手段74cがスイッチング信号SSのオン期間を制限する際、前回設定時のオン期間Δt(オンデューティ)を用いる場合について例示しているが、磁気飽和による異常が発生しないようにオン期間Δtを制限するものであればその手法を問わず、たとえば磁気飽和が発生しないようなオン期間Δtを予め記憶しておいてもよいし、所定割合(たとえば80%)のオン期間Δtに設定するようにしてもよい。
また、リアクトル温度TLに基づいて電流しきい値ILrefを変更する場合について例示しているが、リアクトル電流ILによる判断の代わりに、リアクトル温度TLを直接判断するようにしてもよい。具体的には、磁気飽和が生じる可能性のある設定温度しきい値が設けられており、リアクトル温度TLが予め設定された設定温度しきい値以上である場合に、磁気飽和が発生していると判断するようにしてもよい。この場合であっても、リアクトル温度TLのみならずインダクタンス成分Lを用いて異常を検出するため、異常検出の精度を高めることができるとともに、効率的な運転を実現することができる。
また、上記実施形態において、図1の変圧回路20が昇圧回路である場合について例示しているが、降圧回路であってもよいし、昇圧及び降圧が可能な昇降圧回路であってもよい。さらに、上記実施形態において、電力変換装置1が空気調和装置100に用いられた場合について例示しているが、これに限らず自動車等に搭載するモータを駆動するものであってもよい。
1、101 電力変換装置、2 圧縮機、3 凝縮器、3a 送風機、4 絞り装置、5 蒸発器、6 三相交流電源、10 三相整流器、20 変圧回路、21 リアクトル、22 スイッチング素子、23 逆流防止素子、30 平滑コンデンサ、40 インバータ回路、51 出力電圧検出部、52 モータ電流検出部、53 リアクトル電流検出部、54 リアクトル温度検出部、60 インバータ制御手段、70 変圧制御手段、71 電流変化量算出手段、72 インダクタンス推定手段、73 異常判定手段、73a しきい値テーブル、74 スイッチング制御手段、74a 電圧指令制御手段、74b 電流指令制御手段、74c スイッチング信号生成手段、100 空気調和装置、271 インバータ周波数抑制手段、371 高圧抑制手段、471 ファン制御手段、IL リアクトル電流、ILref 電流しきい値、ILset 電流目標値、L インダクタンス成分、Lref 設定しきい値、M 負荷、SS スイッチング信号、TL リアクトル温度、Vout 出力電圧、VL リアクトルへの印加電圧、ΔI 電流変化量、Δt オン期間(オンデューティ)。

Claims (10)

  1. 交流電源から供給された交流電圧を整流する整流器と、
    リアクトルとスイッチング素子と逆流防止素子とを有し、前記整流器からの出力電圧を変圧する変圧回路と、
    前記変圧回路からの出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路と、
    前記変圧回路の前記リアクトルに流れるリアクトル電流を検出するリアクトル電流検出部と、
    前記リアクトル電流検出部により検出された前記リアクトル電流に基づいて、前記変圧回路の前記スイッチング素子を駆動するためのスイッチング信号のオン期間を制御し、前記変圧回路の動作を制御する変圧制御手段と
    を備え、
    前記変圧制御手段は、
    前記リアクトル電流の所定期間における電流変化量から前記リアクトルのインダクタンス成分を推定するインダクタンス推定手段と、
    前記インダクタンス推定手段において推定されたインダクタンス成分がしきい値より小さく、前記リアクトル電流が予め設定された電流しきい値以上である場合、前記リアクトルに異常が生じる可能性があると判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段において前記リアクトルに異常が生じる可能性があると判定した場合、前記リアクトル電流が抑制されるようにスイッチング信号のオン期間を調整するスイッチング信号制御手段と
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記スイッチング信号制御手段は、制御周期毎にスイッチング信号のオン期間を記憶する機能を有しており、前記異常判定手段において前記リアクトルに異常が生じる可能性があると判定した場合、前回の制御周期において設定したオン期間からなるスイッチング信号を出力するものであることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記リアクトルの温度をリアクトル温度として検出するリアクトル温度検出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記異常判定手段は、前記リアクトル温度毎に前記電流しきい値が設定されたしきい値テーブルを有するものであり、前記リアクトル温度検出部により検出された前記リアクトル温度と前記しきい値テーブルとを用いて前記電流しきい値を設定するものであることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記異常判定手段において前記リアクトルに異常が生じる可能性があると判定された場合、前記インバータ回路の駆動周波数を抑制するインバータ周波数抑制手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記スイッチング素子および/または前記逆流防止素子は、ワイドバンドギャップ半導体によって形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドであることを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 圧縮機、凝縮器、絞り手段及び蒸発器を有し、冷媒を循環させる冷媒回路を備えた空気調和装置であって、
    前記圧縮機は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力変換装置により回転駆動されるモータを有することを特徴とする空気調和装置。
  9. 前記異常判定手段において前記リアクトルに異常が生じる可能性があると判定された場合、前記圧縮機の運転能力を抑制する高圧抑制手段をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の空気調和装置。
  10. 前記凝縮器もしくは前記蒸発器となる熱交換器に送風するとともに前記リアクトルに送風する送風機と、
    前記異常判定手段において前記リアクトルに異常が生じる可能性があると判定された場合、前記リアクトルが冷却されるように前記送風機の回転数を調整するファン制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項8または9に記載の空気調和装置。
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