JP2014235897A - バッテリ温調制御装置 - Google Patents

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Tomoyuki Hanada
知之 花田
下野園 均
Hitoshi Shimonosono
均 下野園
畠山 淳
Atsushi Hatakeyama
淳 畠山
貴幸 石川
Takayuki Ishikawa
貴幸 石川
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Abstract

【課題】空調用回路を循環する空調用冷媒を利用してバッテリ冷却を行いつつ、空調用回路の車室内空調能力低下を防止することができるバッテリ温調制御装置を提供すること。
【解決手段】エアコンガス16を循環させて、車室R内空調を行う空調用回路10と、冷却水25を循環させて、駆動用モータの電力源となるバッテリBATを冷却するバッテリ冷却回路20と、エアコンガス16と冷却水25との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部30と、空調用回路10の負荷を検出する室内温度センサ4と、空調用回路10の負荷が高いほど、冷却水25の循環量を低減する車両コントローラ1と、を備えた構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調用回路を循環する空調用冷媒と、バッテリ冷却回路を循環するバッテリ冷却材との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部を備えたバッテリ温調制御装置に関する発明である。
従来、空調用冷媒を循環させて車室内空調を行う空調用回路と、バッテリ冷却材を循環させて駆動用モータの電力源となるバッテリを冷却するバッテリ冷却回路と、空調用冷媒とバッテリ冷却材との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部と、を備えたバッテリ温調制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-296193号公報
ところで、従来のバッテリ温調制御装置では、バッテリ冷却材の循環流量がバッテリ温度に応じて調整されている。すなわち、バッテリ温度が高ければ、バッテリ冷却材の循環量が増大していた。そのため、バッテリ温度が高いときに、空調用回路とバッテリ冷却回路を同時に作動させ、空調用冷媒とバッテリ冷却材をそれぞれ循環させると、車室内空調状態に拘らず、冷媒冷却材熱交換部における熱交換量が多くなっていた。
しかしながら、冷媒冷却材熱交換部における熱交換量が増えると、空調用冷媒の温度が上昇し、空調用回路における吸熱量が低下してしまう。そのため、車室内空調能力が低下してしまい、乗員が快適性を得られなくなるという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、空調用回路を循環する空調用冷媒を利用してバッテリ冷却を行いつつ、空調用回路での車室内空調能力の低下を防止することができるバッテリ温調制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のバッテリ温調制御装置は、空調用回路と、バッテリ冷却回路と、冷媒冷却材熱交換部と、空調負荷検出手段と、バッテリ冷却回路制御手段と、を備えている。
前記空調用回路は、空調用冷媒を循環させて、車室内空調を行う。
前記バッテリ冷却回路は、バッテリ冷却材を循環させて、駆動用モータの電力源となるバッテリを冷却する。
前記冷媒冷却材熱交換部は、前記空調用冷媒と前記バッテリ冷却材との間で熱交換を行う。
前記空調負荷検出手段は、前記空調用回路の負荷を検出する。
前記バッテリ冷却回路制御手段は、前記空調用回路の負荷が高いほど、前記バッテリ冷却材の循環量を低減する。
本願発明では、バッテリ冷却回路制御手段により、空調用回路の負荷が高いほど、バッテリ冷却回路を循環するバッテリ冷却材の循環量が低減される。
これにより、空調用回路の負荷が高いときには、冷媒冷却材熱交換部を流れるバッテリ冷却材が少なくなり、この冷媒冷却材熱交換部における空調用冷媒とバッテリ冷却材との間の熱交換量を低減することができる。このため、バッテリ冷却材から空調用冷媒へ移動する熱量を抑制することができるので、空調用冷媒の温度上昇を防止し、この空調用冷媒の吸熱量の低下を抑えることができる。
この結果、空調用回路を循環する空調用冷媒を利用してバッテリ冷却を行いつつ、車室内空調能力が低下を防止でき、乗員の快適性を損ねることを防止することができる。
実施例1のバッテリ温調制御装置が適用された車載温調システムを示す全体システム構成図である。 実施例1のバッテリ温調制御処理の流れを示すフローチャートである。 送風空気温度と空調負荷との相関関係を示すマップの一例である。 バッテリ用電磁弁がON制御されていて、バッテリ温度が上限温度以上のとき、送風空気温度に応じて決まるウォータポンプ回転数の特性の一例を示す特性線図である。 車室内空調がOFFのとき、又は、バッテリ用電磁弁がON制御されていて、送風空気温度が第1閾値以下のとき、バッテリ温度に応じて決まるウォータポンプ回転数の特性の一例を示す特性線図である。 バッテリ冷却材の循環量の流量変化率を示す特性線図の一例である。
以下、本発明のバッテリ温調制御装置を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、構成を説明する。
実施例1における電気自動車(電動車両の一例)に搭載されたバッテリ温調制御装置の構成を、「全体システム構成」、「バッテリ温調制御処理構成」に分けて説明する。
[全体システム構成]
図1は、実施例1のバッテリ温調制御装置が適用された車載温調システムを示す全体システム構成図である。以下、図1に基づき、全体システム構成を説明する。
実施例1のバッテリ温調制御装置は、電気自動車のような電動車両に搭載され、走行駆動源である駆動用モータ(ここでは図示せず)の電力源となるバッテリBATを冷却するものである。
前記バッテリ温調制御装置の回路構成としては、図1に示すように、空調用回路10と、バッテリ冷却回路20と、冷媒冷却材熱交換部30と、を備えている。
前記空調用回路10は、電気自動車の車室R内の空調(冷房)を行う冷房回路であり、車室R内に配置される。前記空調用回路10は、空調用冷媒配管11と、電動コンプレッサ12と、コンデンサ13と、エキスパンションバルブ14と、エバポレータ15と、を備えている。
前記空調用冷媒配管11は、エアコンガス(空調用冷媒)16が循環する冷媒経路である。この空調用冷媒配管11は、冷媒冷却材熱交換部30を経由する熱交換経路11aと、冷媒冷却材熱交換部30を迂回するバイパス経路11bと、を有している。
前記電動コンプレッサ12は、熱交換経路11aとバイパス経路11bが合流する合流部11cの上流側に設けられ、この空調用冷媒配管11を流れるエアコンガス16をコンデンサ13に向けて圧送する。電動コンプレッサ12によって圧縮されたエアコンガス16は、高温高圧の半液体の状態でコンデンサ13に流れ込む。
前記コンデンサ13は、電動コンプレッサ12の下流側であって、熱交換経路11aとバイパス経路11bが分岐する分岐部11dの上流側に設けられ、コンデンサファン13aのよる風によってエアコンガス16を冷却する。コンデンサ13によって冷却されたエアコンガス16は、さらに液化が進む。
前記エキスパンションバルブ(膨張弁)14は、分岐部11dの下流側のバイパス経路11bに設けられ、コンデンサ13から流出したエアコンガス16を減圧膨張させる。このエキスパンションバルブ14によって減圧されたエアコンガス16は気化する。
前記エバポレータ15は、エキスパンションバルブ14の下流側のバイパス経路11bに設けられ、低圧低温となったエアコンガス16と、ブロアファン17によって送風される送風空気との間で熱交換を行う。送風空気の熱は、エバポレータ15を流れるエアコンガス16に吸熱される。また、このエバポレータ15は、電気自動車に搭載された空調ダクト17a内に配置され、このエバポレータ15を通過した送風空気は、車室R内へ送風される。
前記バッテリ冷却回路20は、バッテリBATを冷却する冷却回路であり、冷却対象であるバッテリBATと共に、車室R外である電気自動車の後席床下空間Yに搭載される。前記バッテリ冷却回路20は、バッテリ冷却用配管21と、ウォータポンプ(冷却材循環手段)22と、バッテリ用放熱器23と、を備えている。なお、図1中、24はリザーバタンクである。
前記バッテリ冷却用配管21は、液冷媒である冷却水(バッテリ冷却材)25が循環する冷媒経路である。ここで、このバッテリ冷却用配管21は、後席床下空間Yに配置されているため、外気に露出している。
前記ウォータポンプ22は、バッテリ冷却用配管21の途中に設けられ、このバッテリ冷却用配管21を流れる冷却水25を循環させる。
前記バッテリ用放熱器23は、バッテリBATに密着或いは近接して設けられ、ウォータポンプ22によって循環する冷却水25と、バッテリBATとの間で熱交換を行う。バッテリBATの熱は、バッテリ用放熱器23を流れる冷却水25に吸熱される。
前記冷媒冷却材熱交換部30は、空調用回路10のエアコンガス16と、バッテリ冷却回路20の冷却水25の間で熱交換を行う熱交換器である。この冷媒冷却材熱交換部30には、空調用冷媒配管11の熱交換経路11aと、バッテリ冷却用配管21がそれぞれ連結されている。
また、この冷媒冷却材熱交換部30に流れ込む冷却水25は、ウォータポンプ22から送られ、バッテリ用放熱器23に流れ込む前のものである。つまり、冷媒冷却材熱交換部30は、ウォータポンプ22の下流側に配置されている。
一方、この冷媒冷却材熱交換部30に流れ込むエアコンガス16は、コンデンサ13から流出したものである。つまり、冷媒冷却材熱交換部30は、コンデンサ13の下流側に配置されている。さらに、この冷媒冷却材熱交換部30の上流側であって、冷媒冷却材熱交換部30とコンデンサ13を連結する熱交換経路11aの途中位置には、この熱交換経路11aを開閉するバッテリ用電磁弁(切替バルブ)31が設けられている。
このバッテリ用電磁弁31は、ON制御すると熱交換経路11aを開放し、これにより冷媒冷却材熱交換部30にエアコンガス16が流れる。また、このバッテリ用電磁弁31は、OFF制御すると熱交換経路11aを閉鎖し、これにより冷媒冷却材熱交換部30へのエアコンガス16の流れが遮断される。
次に、実施例1のバッテリ温調制御装置の制御構成を説明する。前記バッテリ温調制御装置の制御構成としては、車両コントローラ(バッテリ冷却回路制御手段)1と、エアコンコントローラ2と、バッテリコントローラ3と、を備えている。
前記車両コントローラ1は、室内温度センサ(送風空気温度検出器:空調負荷検出手段)4によって検出されたエバポレータ15を通過した送風空気の温度(エバポレータ15の後面側の空気温度)と、バッテリ温度センサ(バッテリ温検出手段)5によって検出されたバッテリBATの温度と、外気温度センサ(外気温検出手段)6によって検出された外気温度と、に基づいて、バッテリ冷却回路20のウォータポンプ22の回転数を制御する。これにより、バッテリ冷却回路20を循環する冷却水25の循環量(循環スピード)が制御される。
なお、バッテリ温度センサ5の検出値は、バッテリコントローラ3を介して入力される。また、外気温度センサ6の検出値は、エアコンコントローラ2を介して入力される。
前記エアコンコントローラ2は、ON操作されることで、外気温度センサ6からの外気温度と、室内温度センサ4からのエバポレータ15を通過した送風空気の温度と、その他必要情報が入力され、電動コンプレッサ12及びブロアファン17を制御して、車室R内の温度調整を行う。
さらに、このエアコンコントローラ2は、室内温度センサ4からのエバポレータ15を通過した送風空気の温度に基づいて、バッテリ用電磁弁31のON/OFF制御を行う。
前記バッテリコントローラ3は、バッテリ温度センサ5からのバッテリBATの温度と、その他必要情報が入力され、バッテリBATの充放電管理を行う。
[バッテリ温調制御処理構成]
図2は、実施例1のバッテリ温調制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、図2に基づき、バッテリ温調制御処理構成をあらわす各ステップについて説明する。
ステップS1では、バッテリ温度TBATを検出し、ステップS1へ進む。このバッテリ温度TBATは、バッテリ温度センサ5によって検出される。
ステップS2では、ステップS1でのバッテリ温度TBATの検出に続き、検出されたバッテリ温度TBATがあらかじめ設定した冷却基準温度(ここでは25℃)を超えているか否かを判断する。YES(TBAT>25)の場合は、ステップS4へ進む。NO(TBAT≦25)の場合は、ステップS3へ進む。
なお、この冷却基準温度は、バッテリ冷却を行う基準となる温度であり、任意に設定することができる。
ステップS3では、ステップS2でのTBAT≦25との判断、又は後述するステップS9でのTBAT≦Tambとの判断に続き、バッテリBATの冷却が不要であるとして、バッテリ冷却回路20のウォータポンプ22を停止し、リターンへ進む。これにより、バッテリ冷却用配管21内を冷却水25が循環せず、バッテリ用放熱器23において、バッテリBATと冷却水25の間で熱交換することはない。つまり、バッテリBATの冷却は実行されない。
ステップS4では、ステップS2でのTBAT>25との判断に続き、バッテリBATの冷却が必要であるとして、エアコンコントローラ2がON操作されたか否かを判断する。YES(車室内空調ON)の場合は、ステップS5へ進む。NO(車室内空調OFF)の場合は、ステップS15へ進む。
ここで、エアコンコントローラ2がON操作されると、電動コンプレッサ12が駆動され、空調用回路10の空調用冷媒配管11内をエアコンガス16が循環する。また、同時にブロアファン17が駆動され、エバポレータ15によって吸熱された空気を車室R内へと送風する。これにより、車室R内の温度調整(冷房)が実行される。
ステップS5では、ステップS4での車室内空調ONとの判断に続き、エバポレータ15を通過した送風空気の温度(以下、「送風空気温度」という)Tevaを検出し、ステップS6へ進む。この送風空気温度Tevaは、室内温度センサ4によって検出される。
ここで、この送風空気温度Tevaは、図3に示すように、空調用回路10の負荷(以下「空調負荷」という)に対して比例し、空調負荷の大きさを判断する指標になる値である。この「空調負荷」は、空調用回路10による車室Rの温度調整をする能力(空調能力)の妨げになる条件であり、例えば外気温度やコンデンサ13での冷媒冷却能力等によって左右される。つまり、この空調負荷が高い、つまり送風空気温度Tevaが高いと、空調用回路10による車室Rの温度調整をする能力が低くなり、十分な空調を行うことが難しいと判断する。一方、この空調負荷が低い、つまり送風空気温度Tevaが低ければ、空調用回路10による車室Rの温度調整をする能力が高くなり、十分な空調を行うことができると判断する。
ステップS6では、ステップS5での送風空気温度Tevaの検出に続き、検出された送風空気温度Tevaが、あらかじめ設定した第2閾値Th2よりも高いか否かを判断する。YES(Teva>Th2)の場合はステップS7へ進み、NO(Teva≦Th2)の場合はステップS11へ進む。
ここで「第2閾値Th2」は、エバポレータ15の冷却性能が十分であると判断できる基準となる温度であり、送風空気温度Tevaが第2閾値Th2より高ければ、冷却性能が低くなっており、空調負荷が高いと判断する。また、送風空気温度Tevaが第2閾値Th2より低ければ、冷却性能が高くなっており、空調負荷が低いと判断する。
なお、この第2閾値Th2は、例えば、エアコンガス16の循環量が正常か否かを基準に20℃に設定したり、バッテリBATを冷却できるエアコンガス温度であることを基準に冷却水25の温度に設定したりする。
ステップS7では、ステップS6でのTeva>Th2との判断に続き、送風空気温度Tevaが高くエバポレータ15の冷却性能が不十分である、すなわち空調負荷が高くて、空調用回路10を循環するエアコンガス16を利用してバッテリ冷却を行うことができないとして、バッテリ用電磁弁31をOFF制御し、ステップS8へ進む。これにより、熱交換経路11aが閉鎖され、冷媒冷却材熱交換部30へのエアコンガス16の流れが遮断される。
ステップS8では、ステップS7でのバッテリ用電磁弁31のOFF制御に続き、外気温度Tambを検出し、ステップS9へ進む、この外気温度Tambは、外気温度センサ6によって検出される。
ステップS9では、ステップS8での外気温度Tambの検出に続き、検出された外気温度TambがステップS1で検出したバッテリ温度TBATより高いか否かを判断する。YES(TBAT>Tamb)の場合は、ステップS10へ進む。NO(TBAT≦Tamb)の場合は、バッテリBATの冷却ができないとしてステップS3へ進み、ウォータポンプ22を停止し、リターンへ進む。
ステップS10では、ステップS9でのTBAT>Tamb、又は、後述するステップS13でのTTBAT>TBMAXとの判断に続き、バッテリBATの冷却が必要として、ウォータポンプ22の回転数を最大値に設定し、このウォータポンプ22を駆動する。そして、リターンへ進む。
ステップS11では、ステップS6でのTeva≦Th2との判断に続き、送風空気温度Tevaが低くエバポレータ15の冷却性能が十分である、すなわち空調負荷が低くて、空調用回路10を循環するエアコンガス16を利用してバッテリ冷却を行うことができるとして、バッテリ用電磁弁31をON制御し、ステップS12へ進む。これにより、熱交換経路11aが開放され、冷媒冷却材熱交換部30へエアコンガス16が流れる。
ステップS12では、ステップS11でのバッテリ用電磁弁31のON制御に続き、ステップS5で検出した送風空気温度Tevaが、あらかじめ設定した第1閾値よりも大きいか否かを判断する。YES(Teva>Th1)の場合はステップS13へ進み、NO(Teva≦Th1)の場合はステップS15へ進む。
ここで「第1閾値Th1」は、空調負荷が非常に低いと判断できる基準となる温度であり、送風空気温度Tevaが第1閾値Th1より高ければ、空調負荷が中程度(冷却能力は十分であるが、空調目標温度を満足していない程度)であると判断する。また、送風空気温度Tevaが第1閾値Th1より低ければ、空調負荷が非常に低い(冷却能力は十分であり、空調目標温度も満足している)と判断する。
なお、この第1閾値Th1は、例えば、送風空気温度Tevaが目標温度まで低下したことを基準に3℃に設定する。
ステップS13では、ステップS12でのTeva>Th1との判断に続き、空調負荷が中程度であるとして、ステップS1で検出したバッテリ温度TBATが、あらかじめ設定したバッテリ上限温度TBMAXより高いか否かを判断する。YES(TBAT>TBMAX)の場合は、空調負荷に拘らずバッテリBATの冷却が最大限必要であるとして、ステップS10へ進み、ウォータポンプ22の回転数を最大値に設定して駆動した後、リターンへ進む。NO(TBAT≦TBMAX)の場合は、ステップS14へ進む。
ここで、「バッテリ上限温度TBMAX」は、バッテリBATの出力に制限が必要になると判断する基準になる温度である。バッテリ温度TBATがこのバッテリ上限温度TBMAXよりも高くなると、不具合の発生が想定されるため、バッテリBATからの出力を制限し、バッテリBATの温度上昇を抑制する必要が生じてしまう。
ステップS14では、ステップS13でのTBAT≦TBMAXとの判断に続き、バッテリBATの冷却は必要ではあるものの、空調負荷を考慮しながらバッテリ冷却を行うことができるとして、ウォータポンプ22の回転数を送風空気温度Tevaに応じて設定し、このウォータポンプ22を駆動する。そして、リターンへ進む。
ここで、ウォータポンプ22の回転数は、例えば図4に示す特性線図に基づいて設定される。つまり、送風空気温度Tevaが第2閾値Th2のときには、ウォータポンプ22の回転数は最少値(ここではOFF状態)に設定される。そして、送風空気温度Tevaが低くなり、空調負荷が低くなるにつれ、ウォータポンプ22の回転数が徐々に大きい値に設定される。そして、送風空気温度Tevaが第1閾値Th1に達すると、ウォータポンプ22の回転数は最少値よりも大きく、最大値よりも小さい任意の回転数αに設定される。
なお、送風空気温度Tevaが第2閾値Th2よりも高いときには、ステップS6でYESと判断され、ウォータポンプ22は停止されるか、回転数が最大値に設定される。また、送風空気温度Tevaが第1閾値Th1よりも低いときには、ステップS12でNOと判断され、後述するようにウォータポンプ22の回転数はバッテリ温度TBATに応じて設定される。
ステップS15では、ステップS4での車室内空調OFFとの判断、又は、ステップS12でのTeva≦Th1との判断に続き、空調負荷が非常に低いとして、ウォータポンプ22の回転数をステップS1で検出したバッテリ温度TBATに応じて設定し、このウォータポンプ22を駆動する。そして、リターンへ進む。
ここで、ウォータポンプ22の回転数は、例えば図5に示す特性線図に基づいて設定される。つまり、バッテリ温度TBATが冷却基準温度である25℃以下のときには、ウォータポンプ22の回転数は最少値(ここではOFF状態)に設定される。そして、バッテリ温度TBATが高くなるにつれ、ウォータポンプ22の回転数が徐々に大きい値に設定される。そして、バッテリ温度TBATがバッテリ上限温度TBMAXに達すると、ウォータポンプ22の回転数は最大値に設定される。
しかも、この実施例1では、図6に示すように、バッテリ用電磁弁31のON/OFF制御状態に応じて、ウォータポンプ22の回転数変化率が異なっている。すなわち、バッテリ用電磁弁31がON制御されているとき(熱交換経路11aが開放されているとき)は、バッテリ用電磁弁31がOFF制御されているとき(熱交換経路11aが閉鎖されているとき)よりも、回転数変化率が小さく、緩やかになっている。
ここで、ウォータポンプ22の回転数に応じて、バッテリ冷却回路20を循環する冷却水25の循環量が変動するため、ウォータポンプ22の回転数変化率が小さいと、バッテリ冷却回路20を循環する冷却水25の循環量の流量変化率も小さくなる。
次に、作用を説明する。
実施例1のバッテリ温調制御装置における作用を、「空調OFF時バッテリ温調制御作用」、「高空調負荷時バッテリ温調制御作用」、「中空調負荷時バッテリ温調制御作用」、「低空調負荷時バッテリ温調制御作用」、に分けて説明する。
[空調OFF時バッテリ温調制御作用]
実施例1のバッテリ温調制御装置において、バッテリ温度TBATが冷却基準温度を超えていて、バッテリBATの冷却が必要である場合に、エアコンコントローラ2がOFF操作されているときのバッテリ温調制御装置について説明する。
このとき、図2に示すフローチャートでは、ステップS1→ステップS2→ステップS4→ステップS15へと進む。これにより、ウォータポンプ22の回転数を図5に示す特性線図に基づいてバッテリ温度TBATに応じて設定して駆動する。つまり、バッテリ冷却回路20を循環する冷却水25の循環量は、バッテリ温度TBATに応じて設定される。
そして、ウォータポンプ22が駆動することで、バッテリ冷却回路20のバッテリ冷却用配管21内を、バッテリ温度TBATに応じた循環量で冷却水25が循環し、バッテリ用放熱器23において、冷却水25とバッテリBATの間で熱交換が行われ、バッテリBATの冷却が実行される。
なお、エアコンコントローラ2がOFF操作されていることから、空調用回路10ではエアコンガス16は循環していない。そのため、冷媒冷却材熱交換部30において、エアコンガス16と冷却水25の間で熱交換は行われない。しかしながら、このバッテリ冷却回路20は、車室R外である後席床下空間Yに配置されたことで外気にさらされており、大気への放熱(自然冷却)によって冷却水25を冷却することができる。
しかも、ウォータポンプ22は、バッテリ温度TBATが高いほど、回転数が高くなるように設定されるため、ウォータポンプ22の駆動に必要な電力消費量を抑制しつつ、バッテリ冷却を適切に行うことができる。
[高空調負荷時バッテリ温調制御作用]
実施例1のバッテリ温調制御装置において、バッテリ温度TBATが冷却基準温度を超えていてバッテリ冷却が必要であり、且つ、エアコンコントローラ2がON操作されているとき、空調負荷が高い場合のバッテリ温調制御装置について説明する。
ここで、「空調負荷が高い場合」とは、エバポレータ15によって吸熱された送風空気の温度、つまりエバポレータ15を通過した送風空気の温度(送風空気温度Teva)が、エバポレータ15の冷却性能が十分であると判断できる基準となる第2閾値Th2よりも高い場合である。
このとき、図2に示すフローチャートでは、ステップS1→ステップS2→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進み、バッテリ用電磁弁31がOFF制御されて、熱交換経路11aへのエアコンガス16の循環が遮断される。
これにより、空調用冷媒配管11を流れるエアコンガス16は、冷媒冷却材熱交換部30を迂回することになり、バッテリ冷却用配管21を流れる冷却水25と熱交換を行うことがなくなる。つまり、バッテリBATの熱を吸熱することで温度上昇した冷却水25から、エアコンガス16へと熱の移動が生じず、エアコンガス16の温度上昇を防止することができる。このため、エバポレータ15において、送風空気の熱を十分に吸熱することができ、空調負荷が高い場合であっても、空調用回路10の冷却性能の低下を防止することができる。そして、送風空気温度Tevaの上昇(悪化)を抑えることができ、乗員の快適性を確保することができる。
さらに、図2に示すフローチャートにおいて、ステップS8→ステップS9へと進み、バッテリ温度TBATが外気温度Tambよりも高い場合には、ステップS10へと進み、ウォータポンプ22の回転数を最大値に設定して駆動する。
これにより、バッテリ冷却回路20のバッテリ冷却用配管21では、冷却水25が循環する。このとき、バッテリ用電磁弁31はOFF制御されているため、熱交換経路11aにエアコンガス16は循環せず、冷媒冷却材熱交換部30において、エアコンガス16と冷却水25の間で熱交換は行われない。しかしながら、このバッテリ冷却回路20は、車室R外である後席床下空間Yに配置されたことで外気にさらされており、大気への放熱(自然冷却)によって冷却水25は冷却される。このため、バッテリ冷却回路20において、バッテリBATの冷却を行うことができる。
すなわち、空調用回路10の負荷が高く、空調用回路10の冷却能力に余裕がない場合であっても、バッテリ冷却回路20を自然冷却によって冷却することで、バッテリBATの冷却を実行することができる。
なお、バッテリ温度TBATが外気温度Tambよりも低い場合には、バッテリ冷却回路20のバッテリ冷却用配管21を循環する冷却水25の熱を大気への放熱(自然冷却)することができない。このため、ステップS2からステップS3へと進み、ウォータポンプ22を停止して、バッテリ冷却回路20によるバッテリBATの冷却は実行しない。これにより、ウォータポンプ22を無駄に駆動することが防止でき、電力消費量を抑制することができる。
[中空調負荷時バッテリ温調制御作用]
実施例1のバッテリ温調制御装置において、バッテリ温度TBATが冷却基準温度を超えていてバッテリ冷却が必要であり、且つ、エアコンコントローラ2がON操作されているとき、空調負荷が中程度である場合のバッテリ温調制御装置について説明する。
ここで、「空調負荷が中程度である場合」とは、エバポレータ15によって吸熱された送風空気の温度、つまりエバポレータ15を通過した送風空気の温度(送風空気温度Teva)が、エバポレータ15の冷却性能が十分であると判断できる基準となる第2閾値Th2よりも低いが、空調負荷が非常に低いと判断できる基準となる第1閾値Th1よりも高い場合である。
このとき、図2に示すフローチャートでは、ステップS1→ステップS2→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS11→ステップS12へと進み、バッテリ用電磁弁31がON制御され、熱交換経路11aへエアコンガス16が循環する。これにより、冷媒冷却材熱交換部30において、空調用冷媒配管11を流れるエアコンガス16と、バッテリ冷却用配管21を流れる冷却水25との間で熱交換が行われる。
続いて、ステップS13へと進み、バッテリ温度TBATがあらかじめ設定されたバッテリ上限温度TBMAXよりも高いか否かが判断される。
ここで、バッテリ温度TBATがバッテリ上限温度TBMAXよりも高ければ、バッテリBATの出力に制限が必要になる可能性があるため、バッテリBATを早急に冷却しなければならない。そのため、空調負荷に拘らずバッテリBATの冷却が最大限必要であるとして、ステップS10へと進んで、ウォータポンプ22の回転数を最大値に設定して駆動する。
これにより、バッテリ冷却用配管21を流れる冷却水25の循環量(循環スピード)が最大になり、冷媒冷却材熱交換部30での熱交換量が最大になって、バッテリBATの冷却効率が向上する。この結果、バッテリBATを速やかに冷却することができる。
一方、バッテリ温度TBATがバッテリ上限温度TBMAXよりも低ければ、バッテリBATの出力制限が生じることがないため、バッテリBATを早急に冷却する必要はない。そのため、バッテリBATの冷却は必要ではあるものの、空調負荷を考慮しながらバッテリ冷却を行うことができるとして、ステップS14へと進んで、ウォータポンプ22の回転数を送風空気温度Tevaに応じて設定して駆動する。
このとき、ウォータポンプ22の回転数は、図4に示す特性線図に基づいて設定され、送風空気温度Tevaが高いほど、つまり空調負荷が高いほど、ウォータポンプ22の回転数は低くなる。これにより、空調負荷が高いほど、バッテリ冷却用配管21を流れる冷却水25の循環量(循環スピード)は低減することとなる。
すなわち、送風空気温度Tevaが比較的高くて、空調負荷が高いと判断されるときには、冷却水25の循環量が比較的低いので、冷媒冷却材熱交換部30での熱交換量を抑制することができる。そして、冷却水25からエアコンガス16への熱移動が少なくなって、エアコンガス16の温度上昇を抑制することができる。これにより、エバポレータ15での吸熱量の低下を防止することができ、送風空気温度Tevaの上昇(悪化)を抑えることができて、乗員の快適性を確保することができる。
しかも、冷媒冷却材熱交換部30において、冷却水25の熱をある程度はエアコンガス16へと移動させることができるため、空調用回路10の車室R内空調能力と、バッテリ冷却回路20のバッテリBAT冷却能力とのバランスを取ることができる。これにより、車室R内空調への影響を最小限に抑えつつ、バッテリBAT冷却能力を最大にすることができる。
[低空調負荷時バッテリ温調制御作用]
実施例1のバッテリ温調制御装置において、バッテリ温度TBATが冷却基準温度を超えていてバッテリ冷却が必要であり、且つ、エアコンコントローラ2がON操作されているとき、空調負荷が低い場合のバッテリ温調制御装置について説明する。
ここで、「空調負荷が低い場合」とは、エバポレータ15によって吸熱された送風空気の温度、つまりエバポレータ15を通過した送風空気の温度(送風空気温度Teva)が、空調負荷が非常に低いと判断できる基準となる第1閾値Th1よりも低い場合である。
このとき、図2に示すフローチャートでは、ステップS1→ステップS2→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS11→ステップS12へと進み、バッテリ用電磁弁31がON制御され、熱交換経路11aへエアコンガス16が循環する。これにより、冷媒冷却材熱交換部30において、空調用冷媒配管11を流れるエアコンガス16と、バッテリ冷却用配管21を流れる冷却水25との間で熱交換が行われる。
そして、空調負荷が低いことから、エアコンガス16に冷却水25の熱を最大限吸熱させても、車室R内空調に影響は出ないと考えられるため、ステップS15へ進んで、ウォータポンプ22の回転数を、図5に示す特性線図に基づいてバッテリ温度TBATに応じて設定して駆動する。
これにより、冷媒冷却材熱交換部30での熱交換量がバッテリ温度TBATに応じたものとなり、冷却水25を適切に冷却することができて、バッテリBATの冷却を適切に行うことができる。
以上説明したように、この実施例1では、送風空気温度Tevaが第1閾値Th1よりも高いとき、つまり空調負荷が中程度である場合に、この空調負荷に応じて冷却水25の循環量を設定している。すなわち、実施例1のバッテリ温調制御装置では、バッテリ冷却回路20に接続されたバッテリBATの冷却量を、このバッテリ冷却回路20とは異なる冷媒循環系である空調用回路10の負荷に応じて設定するようになっている。
これにより、相反する空調用回路10の車室R内空調能力と、バッテリ冷却回路20のバッテリBAT冷却能力とのバランスを取ることができ、車室R内空調への影響を最小限に抑えつつ、バッテリBAT冷却能力を最大にすることができる。
さらに、実施例1では、空調負荷が低い場合には、バッテリ温度TBATに応じて冷却水25の循環量を設定している。
そのため、空調負荷が低いときには、冷却水25の循環量がいたずらに低減されることがないため、バッテリ冷却性能を十分に発揮することができる。
しかも、この実施例1では、図6に示すように、バッテリ用電磁弁31がON制御されているときの冷却水循環量の流量変化率を、バッテリ用電磁弁31がOFF制御されているときの冷却水循環量の流量変化率よりも小さくしている。
すなわち、バッテリ用電磁弁31がON制御され、熱交換経路11aにエアコンガス16が循環することで、冷媒冷却材熱交換部30において、エアコンガス16と冷却水25との間で熱交換が行われるときには、冷却水25の循環量は緩やかに増減する。また、バッテリ用電磁弁31がOFF制御され、熱交換経路11aにエアコンガス16が循環しないため、冷媒冷却材熱交換部30において、エアコンガス16と冷却水25との間で熱交換が行われないときには、冷却水25の循環量は速やかに増減する。
これにより、冷媒冷却材熱交換部30での熱交換実行時に、急激な熱交換を行うことが防止できるので、エアコンガス16の急激な温度変化を抑制でき、送風空気温度Tevaの温度変化による乗員への違和感を軽減することができる。
また、冷媒冷却材熱交換部30において熱交換を行わないときには、バッテリ冷却回路20を循環する冷却水25の循環量を速やかに変動させても、エアコンガス16の急激な温度変化が生じることはない。そのため、冷却水25の循環量を速やかに変動させて、バッテリBATの冷却を速やかに行うことができる。
さらに、この実施例1では、送風空気温度Tevaを基準に空調負荷の大きさを判断している。つまり、空調負荷の判断に、乗員に対して直接送風されるために乗員影響が大きいエバポレータ15を通過した送風空気の温度を用いている。
これにより、車室R内に送風される空気の温度への影響を最小限にすることができて、乗員の感覚に合わせて冷却水25の循環量管理を行うことができる。この結果、より直接的に循環量の制御を行うことができ、乗員への違和感を抑制することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のバッテリ温調制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 空調用冷媒(エアコンガス)16を循環させて、車室R内空調を行う空調用回路10と、
バッテリ冷却材(冷却水)25を循環させて、駆動用モータの電力源となるバッテリBATを冷却するバッテリ冷却回路20と、
前記空調用冷媒16と前記バッテリ冷却材25との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部30と、
前記空調用回路10の負荷を検出する空調負荷検出手段(室内温度センサ)4と、
前記空調用回路10の負荷が高いほど、前記バッテリ冷却材25の循環量を低減するバッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1と、
を備えた構成とした。
これにより、空調用回路を循環する空調用冷媒を利用してバッテリ冷却を行いつつ、空調用回路での車室内空調能力の低下を防止することができる。
(2) 前記バッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1は、前記空調用回路10の負荷が予め設定した第1閾値Th1を超える場合に、前記バッテリ冷却材25の循環量を低減する構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、空調負荷が低いときには、バッテリ冷却材25の循環量の低減が抑えられ、バッテリBATの冷却を十分に行うことができる。
(3) 前記空調用回路10は、前記冷媒冷却材熱交換部30を経由する熱交換経路11aと、前記冷媒冷却材熱交換部30を迂回するバイパス経路11bと、前記熱交換経路11aを開閉する切替バルブ(バッテリ用電磁弁)31と、を有し、
前記バッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1は、前記空調用回路10の負荷が予め設定した第1閾値Th1よりも大きい第2閾値Th2を超える場合に、前記切替バルブ31を閉状態にして前記熱交換経路11aへの前記空調用冷媒(エアコンガス)16の流れを止める構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、空調負荷が高いときには、冷媒冷却材熱交換部30での空調用冷媒16とバッテリ冷却材25の間の熱交換を停止でき、空調用回路10における空調性能の悪化を抑制することができる。
(4) 外気温度を検出する外気温検出手段(外気温センサ)6と、
前記バッテリBATの温度を検出するバッテリ温検出手段(バッテリ温度センサ)5と、を備えると共に、
前記バッテリ冷却回路20の少なくとも一部を車室R外に搭載し、
前記バッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1は、前記バッテリBATの温度TBATが前記外気温度Tambよりも高い場合に、前記バッテリ冷却材(冷却水)25の循環量を最大に設定する構成とした。
これにより、(1)〜(3)の効果に加え、空調用回路10の冷却能力に余裕がない場合であっても、バッテリ冷却回路20を自然冷却によって冷却でき、バッテリBATを冷却することができる。
(5) 前記空調用回路10は、前記空調用冷媒(エアコンガス)15と車室R内へ送風される送風空気との間で熱交換を行うエバポレータ15を有し、
前記空調負荷検出手段は、前記エバポレータ15を通過した送風空気の温度Tevaを検出する送風空気温度検出器(室内温度センサ)4とし、
前記バッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1は、前記エバポレータ15を通過した送風空気の温度Tevaが高いほど前記空調用回路10の負荷が高いと判断する構成とした。
これにより、(1)〜(4)の効果に加え、車室R内に送風される空気の温度への影響を最小限にすることができ、乗員の感覚に合わせてバッテリ冷却材25の循環量管理を行うことができるので、乗員への違和感を抑制することができる。
(6) 前記空調用回路10は、前記冷媒冷却材熱交換部30を通過する熱交換経路11aと、前記冷媒冷却材熱交換部30を迂回するバイパス経路11bと、前記熱交換経路11aを開閉する切替バルブ(バッテリ用電磁弁)31と、を有し、
前記バッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1は、前記切替バルブ31が開状態のときは、前記切替バルブ31が閉状態のときよりも、前記バッテリ冷却材(冷却水)25の循環量の流量変化率を小さくする構成とした。
これにより、(1)〜(5)の効果に加え、冷媒冷却材熱交換部30での熱交換実行時には、空調用冷媒16の急激な温度変化を抑制して、送風空気温度Tevaの温度変化による乗員への違和感を軽減することができる。また、冷媒冷却材熱交換部30において熱交換非実行時には、バッテリ冷却材25の循環量を速やかに変動させて、バッテリBATの冷却を速やかに行うことができる。
(7) 前記空調用冷媒(エアコンガス)16を循環させて、車室R内を冷房可能な空調用回路10と、
バッテリ冷却材(冷却水)25を循環させて、駆動用モータの電力源となるバッテリBATを冷却するバッテリ冷却回路20と、
前記空調用冷媒16と前記バッテリ冷却材25との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部30と、
前記空調用回路10の負荷を検出する空調負荷検出手段(室内温度センサ)4と、
前記空調用回路10の負荷が高いほど、前記バッテリ冷却材25の循環量を低減するバッテリ冷却回路制御手段(車両コントローラ)1と、
を備え、
前記空調用回路10は、
前記空調用冷媒(エアコンガス)16と車室R内へ送風される送風空気との間で熱交換を行うエバポレータ15と、
前記冷媒冷却材熱交換部30を通過する熱交換経路11aと、
前記冷媒冷却材熱交換部30を迂回して前記エバポレータ15を通過するバイパス経路11bと、を有する構成とした。
これにより、バッテリ冷却状態と車室内冷房状態との切り替えを容易に行うことができ、必要に応じた適切な冷却を行うことができる。
以上、本発明のバッテリ温調制御装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、空調負荷検出手段として室内温度センサ4とし、車室R内に送風されるエバポレータ15を通過した空気の温度(送風空気温度Teva)を基準に空調負荷を判断する例を示した。しかしながら、空調負荷の大きさは、例えば空調用回路10の空調用冷媒配管11の高圧側の冷媒圧力や、空調用冷媒配管11を循環するエアコンガス16の温度、車室Rに臨む空調風吹き出し口温度等によって判断してもよい。
なお、空調用冷媒配管11の高圧側の冷媒圧力とは、電動コンプレッサ12から出力されてコンデンサ13に流れ込む前のエアコンガス16の圧力である。また、空調用冷媒配管11を循環するエアコンガス16の温度とは、エバポレータ15によって送風空気と熱交換を行い、電動コンプレッサ12に流れ込む前のエアコンガス16の温度である。
また、実施例1では、バッテリ冷却材として、冷却水25を用いた例を示したが、これに限らない。例えば、LLC(Long Life Coolant:不凍液)であってもよい。いずれにしても、バッテリ冷却材として液冷媒を用いることで、熱交換スピードが速く、速やかな吸熱又は放熱を行うことができる。
さらに、実施例1では、空調用冷媒配管11が、冷媒冷却材熱交換部30を経由する熱交換経路11aと、冷媒冷却材熱交換部30を迂回してエバポレータ15に接続するバイパス経路11bと、を有する例を示した。つまり、実施例1では、冷媒冷却材熱交換部30と、エバポレータ15とが並列に接続されている例を示した。
しかしながら、冷媒冷却材熱交換部30とエバポレータ15とを直列的に接続し、例えば冷媒冷却材熱交換部30において冷却水25と熱交換をした後、エバポレータ15において送風空気と熱交換をおこなうような構成であってもよい。
この場合であっても、空調負荷が高いほど、冷却水25の循環量を低減することで、空調負荷が高いほど冷媒冷却材熱交換部30での熱交換量を抑制することができ、空調用回路10の空調能力の悪化を防止することができる。
そして、実施例1では、本願発明のバッテリ温調制御装置を電気自動車に搭載した例を示したが、これに限らない。駆動用モータの電力源となるバッテリBATを搭載した車両であれば、プラグインハイブリッドを含むハイブリッド車や燃料電池車であっても適用することができる。
1 車両コントローラ(バッテリ冷却回路制御手段)
4 室内温度センサ(空調負荷検出手段;送風空気温度検出器)
5 バッテリ温度センサ(バッテリ温検出手段)
6 外気温度センサ(外気温検出手段)
10 空調用回路
11 空調用冷媒配管
11a 熱交換経路
11b バイパス経路
12 電動コンプレッサ
13 コンデンサ
14 エキスパンションバルブ
15 エバポレータ
16 エアコンガス(空調用冷媒)
20 バッテリ冷却回路
21 バッテリ冷却用配管
22 ウォータポンプ(冷却材循環手段)
23 バッテリ用放熱器
25 冷却水(バッテリ冷却材)
30 冷媒冷却材熱交換部
31 バッテリ用電磁弁(切替バルブ)
R 車室
BAT バッテリ

Claims (7)

  1. 空調用冷媒を循環させて、車室内空調を行う空調用回路と、
    バッテリ冷却材を循環させて、駆動用モータの電力源となるバッテリを冷却するバッテリ冷却回路と、
    前記空調用冷媒と前記バッテリ冷却材との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部と、
    前記空調用回路の負荷を検出する空調負荷検出手段と、
    前記空調用回路の負荷が高いほど、前記バッテリ冷却材の循環量を低減するバッテリ冷却回路制御手段と、
    と備えたことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
  2. 請求項1に記載されたバッテリ温調制御装置において、
    前記バッテリ冷却回路制御手段は、前記空調用回路の負荷が予め設定した第1閾値を超える場合に、前記バッテリ冷却材の循環量を低減する
    ことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたバッテリ温調制御装置において、
    前記空調用回路は、前記冷媒冷却材熱交換部を経由する熱交換経路と、前記冷媒冷却材熱交換部を迂回するバイパス経路と、前記熱交換経路を開閉する切替バルブと、を有し、
    前記バッテリ冷却回路制御手段は、前記空調用回路の負荷が予め設定した第1閾値よりも大きい第2閾値を超える場合に、前記切替バルブを閉状態にして前記熱交換経路への前記空調用冷媒の流れを止める
    ことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたバッテリ温調制御装置において、
    外気温度を検出する外気温検出手段と、
    前記バッテリの温度を検出するバッテリ温検出手段と、を備えると共に、
    前記バッテリ冷却回路の少なくとも一部を車室外に搭載し、
    前記バッテリ冷却回路制御手段は、前記バッテリの温度が前記外気温度よりも高い場合に、前記バッテリ冷却材の循環量を最大に設定する
    ことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたバッテリ温調制御装置において、
    前記空調用回路は、前記空調用冷媒と車室内へ送風される送風空気との間で熱交換を行うエバポレータを有し、
    前記空調負荷検出手段は、前記エバポレータを通過した送風空気の温度を検出する送風空気温度検出器とし、
    前記バッテリ冷却回路制御手段は、前記エバポレータを通過した送風空気の温度が高いほど前記空調用回路の負荷が高いと判断する
    ことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたバッテリ温調制御装置において、
    前記空調用回路は、前記冷媒冷却材熱交換部を通過する熱交換経路と、前記冷媒冷却材熱交換部を迂回するバイパス経路と、前記熱交換経路を開閉する切替バルブと、を有し、
    前記バッテリ冷却回路制御手段は、前記切替バルブが開状態のときは、前記切替バルブが閉状態のときよりも、前記バッテリ冷却材の循環量の流量変化率を小さくする
    ことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
  7. 空調用冷媒を循環させて、車室内を冷房可能な空調用回路と、
    バッテリ冷却材を循環させて、駆動用モータの電力源となるバッテリを冷却するバッテリ冷却回路と、
    前記空調用冷媒と前記バッテリ冷却材との間で熱交換を行う冷媒冷却材熱交換部と、
    前記空調用回路の負荷を検出する空調負荷検出手段と、
    前記空調用回路の負荷が高いほど、前記バッテリ冷却材の循環量を低減するバッテリ冷却回路制御手段と、
    を備え、
    前記空調用回路は、
    前記空調用冷媒と車室内へ送風される送風空気との間で熱交換を行うエバポレータと、 前記冷媒冷却材熱交換部を通過する熱交換経路と、
    前記冷媒冷却材熱交換部を迂回して前記エバポレータを通過するバイパス経路と、を有する
    ことを特徴とするバッテリ温調制御装置。
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