JP2014235421A - 光信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高次光による影響を低減した光信号処理装置を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの入力導波路、スラブ導波路、及びアレイ導波路からなるアレイ導波路格子を含む光導波路基板401と、LCOS406と、光導波路基板からの光を導波する空間光学系とを備えた光信号処理装置において、アレイ導波路を構成する複数の導波路列(501,502,503)の間隔が光導波路基板端面の極近傍において狭くなるように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、光信号処理装置に関し、より詳細には光通信ネットワークノードにおける光信号処理装置に関する。
石英系平面光波回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)技術は、その機能性・安定性・量産性の良さから、今日光ネットワークの随所で用いられている。昨今では、空間光学をベースにした波長選択スイッチ(WSS:Wavelength selective switch)のような光信号処理装置においても、その一部にPLCを活用する研究開発が行われている。
図1は、非特許文献1に開示されている、波長選択スイッチ(以下単にスイッチ又はWSSとも言う。)の概略を示している。図1の波長選択スイッチは、PLC101、レンズ102、回折格子103、レンズ104、ビーム偏向素子105を備える。非特許文献1では、ビーム偏向素子105として、マトリックス状に配置されたLCOS(Liquid Crystal On Silicon)技術による液晶セルを用いている。この構成では、LCOS105に入射するビームはスイッチ軸方向(図中Y軸方向)に数100μm程度の大きさであることが好ましく、そのビーム径を実現するようにPLC101が作製される。
図1に示したスイッチの動作は以下の通りである。すなわち、入力導波路106から入力された光信号は、スラブ導波路107を介して、アレイ導波路108へと結合し、PLC101出力端から出射される。アレイ導波路108はすべて等長であるため、出射する光ビームの角度は波長に依らない。この入力導波路106、スラブ導波路107、アレイ導波路からなる回路はSBT(Spatial Beam Transformer)と呼ばれる。PLC101から出力された光信号は、レンズ102、回折格子103、レンズ104を経由して、LCOS105に入力する。回折格子103によって分光された各波長成分は、紙面に垂直な方向(図中X軸方向)に空間展開されている。LCOS(105)は、各波長が所望の出力ポートに出力されるよう、PLCの基板がなす面(YZ面)内で、ビームを偏向、反射する。反射した光はレンズ104、回折格子103、レンズ102を介して、PLC101へと伝搬する。ここで、戻ってきた光信号の主光線は、点Aにおいて、往路の光信号の主光線と交わる。この点Aはレンズ102の前焦点位置に相当する。PLC101に戻った光信号は、PLCに対して出射時とは異なる角度で戻る。したがって、スラブ導波路107において入力光と異なる角度の波面をもって戻るため、たとえば出力ポート109へと結合する。出力ポートの選択はLCOSのピクセルで付与する位相分布を変えることで実現でき、波長選択スイッチ機能が実現される。
非特許文献1に開示される光学系は、特に空間光学系の部分を4f光学系と呼ぶものである。このような光学系では、点Aにて各光線が交わる構成をとるため、PLC101は図1に示されるように、入力ポート106、出力ポート109ともに同一のスラブ導波路107の異なる位置に接続される。
図2は、特許文献1に開示されている、波長選択スイッチの概略を示している。(a)は側面図、(b)は上面図である。図2に示すスイッチは、PLC101、シリンドリカルレンズ202、主レンズ203、液晶型位相変調器(LCOS:Liquid Crystal on Silicon)204を備える。PLC101は、入出力導波路106、スラブ導波路107、アレイ導波路108からなるアレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Waveguide Grating)がアレイ状に配置された構成になっており、1つのAWGが入力用、その他のAWGが出力用に用いられる。入力AWGから出射した光は波長ごとに異なる角度をもって空間に射出し、主レンズ203を通ってLCOS204に達する。LCOS204では各波長に対して、PLC101の所望の出力ポートから出力されるように、PLC面内(YZ面内)の方向にビームの反射角度を制御する。反射した光は主レンズ203、シリンドリカルレンズ204を通って、PLC101に戻る。それぞれの出力AWGでは、異なる角度で入射する複数の異なる波長の信号を多重し、それぞれの出力ポートから出射する。これにより、波長選択スイッチとして働く。特許文献1に開示される光学系は、非特許文献1と異なり、特に空間光学系の部分を2f光学系と呼ぶものである。
特開2009−168840号公報
K. Seno, K. Suzuki, N. Ooba, T. Watanabe, M. Itoh, T. Sakamoto, and T. Takahashi, "Spatial beam transformer for wavelength selective switch consisting of silica-based planar lightwave circuit," in Proc. OFC2012, paper JTh2A.5.
しかしながら、非特許文献1に開示された波長選択スイッチ(図1)は以下のような問題があった。すなわち、LCOS105で光路を変化させられた光がSBTに再結合する際において、光が斜めから入射した場合、垂直に入射した場合よりも損失が大きくなる。したがって、このWSSは、出力するポートによって損失が異なり、通信品質の劣化につながる。
また、特許文献1に開示された波長選択スイッチ(図2)は、各AWGの中心波長が一致しないという問題があった。これは、製造誤差があるため、AWGの導波路長差ΔLがAWGによってわずかに異なることが原因である。中心波長が一致しないと、同じ角度で入射しても、AWGによって挿入損失がばらつく。すなわち、出力するポートによって挿入損が異なってしまう。
また、どちらの従来例においても、ビーム形状が導波路同士の方向性結合により乱れないよう、出射端面における導波路間隔は広く設計する必要があった。導波路同士の方向性結合とは、となりあう導波路間でのクロストークに対応する。すると、出射するビームの高次回折光が、0次光に対して狭い角度で出射する。したがって、その高次回折光の光路もレンズの有効径の中に含まれるため、0次光と同じように出力側のSBT(AWG)の端面に戻ってくる。このことを図3を参照して説明する。
図3は、PLC101にアレイ状に配置されたアレイ導波路回折格子(AWG:Arrayed Waveguide Grating)のうちの入力用AWGから出射されてLCOS204で反射された光が出力用AWGへ入射する様子を示している。図3において、302は所望の次数の光を示し、303は所望の次数に隣接する次数の回折光を示し、306は出射するビームのプロファイルを示している。次数が異なる光は、それぞれレンズ203の異なる位置を通過するため、それらの間で収差に起因した位相ずれが発生する。これにより、PLC101の端面に戻ってきたときには、主信号(0次光)と高次光の干渉によってビームの形状が乱れ(図3中に307で示すビームのプロファイルとなり)、隣接ポートへのクロストークや、光信号の位相乱れが発生してしまい、通信品質の劣化につながる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高次光による通信品質の劣化を抑制することを目的とする。また、スイッチ状態によって挿入損失が異ならない波長選択スイッチを提供することを目的とする。また、製造誤差に起因する出力ポートごとの損失不均一性が少ない波長選択スイッチを提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、少なくとも1つの入力導波路、前記入力導波路に接続されたスラブ導波路、および前記スラブ導波路に接続されたアレイ導波路からなるアレイ導波路格子を含む光導波路基板と、前記光導波路基板の端面から出力される光ビームを導波する空間光学系とを備えた光信号処理装置であって、前記アレイ導波路は、複数の導波路の列であり、前記光導波路基板の端面の近傍における前記複数の導波路の間隔が狭くなるように構成されている、ことを特徴とする。
一実施形態では、複数の導波路の列を有する前記アレイ導波路の構造を、前記光導波路基板の端面の近傍において、導波路間隔が広い部分と、導波路間隔を狭く変換する部分と、導波路間隔が狭い部分とがこの順に接続された構造とし、前記複数の導波路の間隔が、前記光導波路基板の端面に向かって徐々にその間隔が狭くなるように構成してもよい。光導波路基板から出力される光ビームは、光導波路基板の端面に対して光ビームの主光線がなす角度が、波長によって異ならない。一実施形態では、N(2以上の整数)本の導波路のうちのk番目の導波路の長さL(k)が、何れのkに対してもL(k)=L(N+1−k)となるように前記アレイ導波路を構成してもよい。一実施形態ではアレイ導波路が有する複数の導波路の長さが全て等しい。一実施形態では、前記複数の導波路の間隔を狭くすることにより生じる導波路長の差分を、補正するための補正領域を前記スラブ導波路と前記導波路の間隔を狭く変換する部分との間に備えてもよい。一実施形態では、前記補正領域は第1の領域と第2の領域とを有し、前記複数の導波路は、前記第1の領域において導波路長が順次長くなり、前記第2の領域において導波路長が順次短くなるように構成してもよい。
また、一実施形態では、前記光導波路基板に、複数の前記アレイ導波路格子を備えてもよい。一実施形態では、前記アレイ導波路格子を構成する前記スラブ導波路の前記光導波路基板の端面からの距離が、前記アレイ導波路格子毎に異なるように構成してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、高次光による通信品質の劣化を抑制した光信号処理装置を提供することが可能となる。
非特許文献1の波長選択スイッチの概略構成図である。 特許文献1の波長選択スイッチの概略構成図である。 特許文献1の波長選択スイッチのAWGの端面におけるビームのプロファイルを説明する図である。 本願発明の一実施形態の光信号処理装置の概略構成図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。 本発明の一実施形態の光信号処理装置におけるSBTの回路構成を示す図である。 本発明の一実施形態の光信号処理装置において高次光がSBT端面に戻ることを回避する光学系を実現する方法を説明するための図であり、(a)はPLCから主レンズまでを示す図であり、(b)はPLCのビーム出射端の拡大図である。 図5のSBTの回路構成の部分505(部分A)の実現方法を説明するための図である。 図5のSBTの回路構成の部分505(部分A)の実現方法を説明するための図である。 図5のSBTの回路構成の部分505(部分A)の実現方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態の光信号処理装置におけるSBTの回路構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
また、全ての実施形態において、PLC、レンズ、回折格子、レンズ、LCOSの順に配置したものとして図示および説明を行っているが、決してこれに限ることはない。たとえば、収差補正などの観点からレンズの枚数および形状、配置位置を変更することは単純な光学設計事項であり、これらは本発明を制限するものではない。また、説明にあたっては中心波長や導波路アレイ本数、導波路アレイピッチ等のパラメータを例示的に設定しているが、本発明においては、決してこれに限ることがないことは言うまでもない。
(実施形態1)
図4は、実施形態1の光信号処理装置を説明する図である。図4(a)は側面図、図4(b)は上面図を示している。本光学系は、PLC401、分散方向レンズA402、分散方向レンズB 403、主レンズ404、回折格子405、液晶位相変調器(LCOS)406を備える。PLC401は、SBTがy軸方向に複数並べられた構成になっている。複数のSBTのうち、1つが入力用に、その他が出力用に用いられる。本実施例では、各々のSBTのアレイ導波路の長さが全て等長である場合について述べるが、ビームが波長に依らず同じ方向に伝搬するならば、必ずしも等長でなくても良い。一例を挙げれば、導波路の長さの分布を円弧状分布にすることで、出力ビームに初期曲率を付加することが考えられる。すなわち、SBTのアレイ導波路の長さは、導波路の数をN(2以上の整数)、導波路の列の任意の一方の端からk番目の導波路の長さをL(k)としたとき、何れのkに対してもL(k)=L(N+1−k)が成り立つように構成すればよい。
入力用SBTの入力導波路から入力された光は、スラブ導波路を広がり伝搬し、アレイ導波路に分配される。アレイ導波路はチップ端(PLC401のLCOS406側の端)において互いに近接した状態で終端され、ビームがチップ外へ出射する。出射するビームの主光線とチップの端面とのなす角度は、波長によって異ならない。出射した光のビームの幅は、チップの厚み方向(x軸方向)には導波路の厚みで決まる狭い幅となり、チップの辺方向(y軸方向)にはアレイ導波路の本数と配置間隔で決まる広い幅となるため、アスペクト比の大きなビームが得られる。
以下、本実施形態による信号処理装置を波長選択スイッチとして実施する場合の動作を説明する。
まず分散方向(x軸方向)については、PLC401の入力用SBTを伝搬した光は、空間に広がるビームとして出射される。従ってPLCを出射したビームは分散方向レンズA 402でコリメートされて回折格子405に入射し、波長ごとに異なる伝搬角度変化を与えられる。次いで分散方向レンズB 403を通過し、LCOS406に達する。回折格子で与えられた角度分散は、LCOS上では位置分散となり、波長ごとに異なるx座標に集光する。波長軸方向(x軸方向)にはLCOSは単なるミラーとして働くため、反射後の光は往路と同じ軌跡をたどり、PLCに再入射する。図4(b)は、分散方向レンズB 403により異なる角度分散を与えられた3つの光がそれぞれLCOS406の異なるx軸に集光する様子を示している。
スイッチ軸方向(y軸方向)には、PLCに401に形成されたSBT回路によって出射ビーム径が所望の大きさに調整された状態でPLCから空間へ出射する。図4(a)に示すように、PLCから出射したビームは主レンズ404でコリメートされ、どのSBTから出た光もLCOS406上の同じy座標位置に集光する。LCOSでは各波長が所望の出力ポートから出射されるよう、反射角度が制御される。反射された光の光路は、再び主レンズ404を通り、PLC401の端に集光するように再入射する。このとき、各波長の光は所望の出力ポートに接続されたSBTに入射する。以上のように、波長スイッチが実現される。
特許文献1に示された構成と異なり、SBTは隣接アレイ導波路長差、すなわちΔLが0であるから、波長依存性は原理的に生じない。したがって、特許文献1の従来例にあった、製造誤差に起因する中心波長ずれが原因となって起こる透過率低下の問題が起こらない。また、非特許文献1に示された構成と異なり、空間光学系が2f系で構成されていることから、LCOSでの偏向角をどの角度に設定しようとも、出力するポートによるPLCへの再入射角度が異なることがなく、すべてPLCに対して垂直に入射するため、出力ポートごとの挿入損失不均一性が回避できるという利点を有している。
図5は、本実施形態のPLC401のSBTの回路構成を示す図である。図5において、アレイ導波路を部分A 501、部分B 502、部分C 503、に分けて示している。図中下から導波路番号を#1〜#Nとする。
部分Bは、導波路間隔をdからdに変換する、導波路間隔変換構造であり、S字状の導波路によって構成されている。部分Bは、z方向の幅をsとする。ここにdは該構造のスラブ導波路側における導波路間隔であり、方向性結合が事実上無視できる程度に大きな値に設計される。したがって、それよりも左側の部分Aにおいては、光結合が起こらない。dは、導波路間隔変換構造の、出射端側の導波路間隔である。出射ビームの高次回折光の伝搬角を広げるため、dよりも小さな値に設計される。部分Cでは、導波路は間隔dで並置される。dは長い距離伝搬すれば方向性結合が起こる程度の間隔であるが、部分Cの長さは十分短く設計されるため、方向性結合は起こらない。
部分B 502は、導波路番号がN/2に近いほど長さが短く、遠ざかるほど長さが長くなる。この長さずれは、部分A 501によって相殺される。
また、本実施形態によれば、高次光をレンズの外部へ伝搬させることによって高次光がSBT端面に戻ることを回避する光学系を実現することが可能である。以下、図6を参照してこのことを概算により示す。
図6(a)はPLC401から主レンズ404までを示す図であり、図6(b)はPLCのビーム出射端の拡大図である。図6(b)には、出射するビームのプロファイルも示している。PLC401からレンズ404までの距離をF、ビームの波長をλ、チップ端でのアレイ導波路間隔をd、SBT同士の間隔をD、SBTの個数をNであるとする。また、SBTから出射するビームはガウシアンビームであるとし、そのビームウエスト半径が、定数kを用いてk×Dで表されるものとする。また、ガウシアンビームにおいては、ビームの中心から、電界振幅が0とみなせるほど小さくなるまでの距離は、ビームウエスト径の1.5倍であるとする。図6(a)において、302はN個のSBTの内の中心から最も離れた位置に配列された2つのSBTから出射された所望の次数の光(0次光)のビームを示し、303は当該2つのSBTから出射された所望の次数の光に隣接する次数の光(±1次光)のビームを示す。図6(a)から、y軸方向において、N個の+1次光のビームとN個の−1次光のビームとの間にN個の0次光のビームが並ぶことが理解される。
SBTから出射した0次光のビーム径は、ガウシアンビーム光学の理論に従えば、主レンズ位置でλF/(kDπ)と近似できる。いずれのSBTから出射した0次光も主レンズ404の有効径に入っていなければならないから、主レンズの最小径(半値)は、図6(a)を参照して、
Figure 2014235421
である。上記式からわかるように、本実施形態において、主レンズの最小径は、N個のSBTの内の中心と当該中心から最も離れた位置に配列されたSBTまでの距離にビームウエスト径の1.5倍を加えた量としている。
一方、±1次の光は0次の光からλF/dだけ離れて位置する。これは、間隔dの複数のスリットを通る回折を考えると容易に導出できる。よって、レンズの内部にこれを含めないためのレンズの最大径(半値)は、
Figure 2014235421
である。上記式からわかるように、本実施形態において、主レンズの最大径は、N個のSBTの内の中心と、当該中心から最も離れた位置に配列されたSBTからの+1次光(又は−1次光)の位置との距離から、ビームウエスト径の1.5倍を減じた量としている。このような光学系が実現可能な条件は、G=Wmax−WminとすればG>0である。
いま、λ=1.55μm、F=150mm、D=250μm、N=40、k=0.2であるとする。
従来型SBTでは、dを、方向性結合が無視できる値に設計する。これを25μmであるとすると、G=−5140.4μmと負の値になり、前述の光学系は実現不可能であることがわかる。一方、本発明では、部分Bがあることにより方向性結合を回避しつつ導波路間隔を狭めることができる。d=12μmにしたとすると、G=4934.6μmと正の値になり、前述の光学系が実現可能となる。
このように、チップ端のごく近傍において導波路間隔を狭めることで、高次回折光をチップ端面に戻さないようにし、高次回折光に由来する隣接ポートへのクロストークが少ないWSSを実現可能である。
先述したように、部分Bにおける光路長は等長とならない。このずれを部分Aで補正する一方法について述べる。なお、補正する方法はこの限りではなく、部分Aと部分Bを合わせてすべての導波路が等長になっていればどのような方法でもよい。
導波路番号をkとしたとき、部分Bの導波路の長さLb(k)は、部分Bの両端のあいだのy方向の位置ずれ量(スラブ導波路側のy座標と出射端側のy座標との差)をΔy(k)、z方向の長さをsとしたとき、式(1)のように書ける。
Figure 2014235421
ここに、パラメータγは、
Figure 2014235421
である。
次に、部分Aをレイアウトする方法を説明する。図7は、部分Aを部分A−1,A−2の2つの部分に分割する図である。図5では部分Aはスラブ導波路を含んでいないが、ここではアレイ導波路の配置を決定する必要上、スラブ導波路まで含めて考える。直線Mは、部分A−1,A−2を分かつ境界線である。直線Pはチップ端に平行な直線である。直線Mが直線Pとなす角度をβとする。δは、アレイ導波路が直線Mに対してなす角度であり、すべての導波路について同じである。点Aは入力導波路がスラブ導波路と接続される点で、アレイ導波路の始点は点Aを中心とし、スラブ長Lを半径とした円弧上に並んでいる。点Aから直線Mに下した垂線を直線Qとする。
まず部分A−1の決定方法について述べる。図8は部分A−1の構成を示した図である。直線導波路801、曲げ導波路802、直線導波路803が接続されている。直線導波路801の長さをf、直線導波路803の長さをgとすると、次のような連立方程式(2)を立てることができる。なお、β、δは事前に定めておく。
Figure 2014235421
式(2)の第1式は終端が直線M上に乗る条件、式(2)の第2式は長さが所望の値になる条件である。ここに、uは曲げ導波路の半径、wは直線Pと直線Mの交点から、直線Pと導波路の交点までの距離である。lは、それぞれの導波路の長さである。
、lは以下の式(3)に示す等差数列になるように設定する。
Figure 2014235421
は直線P上での導波路ピッチであり、ΔLは光路長差である。式(3)の第2式からわかるように、部分A−1では、導波路番号が若いほど長くなる。w、lは、式(2)において、f、gを初期値として与えることによって得られる。
以上をまとめると、以下の手順(1)〜(5)によってf、gを決定することができる。
手順(1) β、δ、f、g、uを適当な値に決める。
手順(2) 式(2)からw、lを求める。
手順(3) 手順(2)で求めたw、lと式(3)から、w、l(k:2〜N)を求める。
手順(4) 式(2)から、f、g(k:2〜N)を求める。
手順(5) 導波路同士が重なったり、長さが負の値になったりするなどの不都合が生じたら、手順(1)に戻って異なる値を設定し、手順(2)〜(4)を再度行うことを不都合が解消するまで繰り返す。
また、図8中のξは、直線Pと直線Mの交点から、直線Mと導波路の交点までの距離であり、以下の式(4)で与えられる。これは部分A−2の設計に必要である。
Figure 2014235421
次に、部分A−2の設計法について述べる。図9は、部分A−2の構成について示した図である。直線導波路901、曲げ導波路902、直線導波路903からなっている。直線導波路901の長さをp、曲げ導波路902の曲げ半径をq、直線導波路903の長さをrとする。Wは点Aから直線Mに下した垂線の長さである。φは、k番目のアレイ導波路が直線Qに対してなす角である。ここで満たされるべき連立方程式は式(5)のとおりである。φは1番目のアレイ導波路の傾きφが決まればすべてのkについて自動的に定まる。
Figure 2014235421
式(5)の第1式は長さが所望の値になるための式、式(5)の第2式は終端が直線M上に乗るための式、式(5)の第3式は、部分A−1で設計したアレイ導波路と接続点が合うように直線M上での位置を定めるための式である。
、hは、次の式(6)で定める。式(6)の第1式によって、部分A−1とA−2の接続点で位置ずれが起こらないようにする。式(6)の第2式によって、部分A−2が部分A−1と部分Bにおける導波路長差をまとめて補償し、部分A−1、部分A−2,部分Bの3部分の合計の長さが全ての導波路で等しくなるようにする。
Figure 2014235421
、W、hは、式(5)においてp、q、rを定めれば求めることができる。
以上まとめると、部分A−2は次の手順(6)〜(10)のように設計される。
手順(6) p、q、r、φを適当な値に決める。
手順(7) 式(5)からW、l、hを求める。
手順(8) 手順(7)で求めたl、hと式(6)からh、l(k:2〜N)を求める。
手順(9) 式(5)から、p、q、r(k:2〜N)を求める。φk(k:2〜N)は、手順(6)の時点ですでに求まっている。
手順(10) 導波路同士が重なったり、長さが負の値になったりするなどの不都合が生じたら、手順(6)に戻って異なる値を設定し、再び手順(7)〜(9)を行うことを不都合が解消するまで繰り返す。
以上のように設計した部分A−2は、角度を3π/2−βだけ反時計回りに回転した後に平行移動すれば、部分A−2に、角度ずれ・位置ずれなく接続することができる。こうして設計した部分Aは、その長さが部分Bで生じた導波路長差を補正するようになっているから、部分Aと部分Bは合わせて等長なアレイ導波路となる。
上記設計方法によれば、アレイ導波路は全て等長になる。すでに述べたように、アレイ導波路に等長でない分布を与えることもありうるが、その場合は式(6)の第2式を変更すれば、上記方法と同様の方法で実現可能である。
(実施形態2)
ところで、WSSとしてのポート数は、光偏向素子の最大偏向角で決定される。したがって、ポートを密に配置できる場合、配置が疎な場合に比べて、実現できるポート数は増大することになる。本実施形態2では、ビーム間隔を密にして、多ポート化を実現する方策を示す。
図10は、本実施形態の光信号処理装置において用いるPLCのSBTの回路構成を示す図である。SBTの部分A 501より左側の部分(部分Aおよびスラブ導波路も含む)とPLC端面との距離が少しずつ異なっており、複数のSBTを階段状に配置した構造になっている。このようにすると出力ビーム同士の幅を密にしてもSBT同士の干渉を避けることが可能になる。
この階段状配置は、部分B 502と部分A 501の間に、長い直線導波路1001を設けることによって可能になる。
部分B 502を有していない、非特許文献1で示された従来型SBTでは、密に並べるためにこのような直線導波路を設ける場合、方向性結合を避けるためには導波路間隔を広くしなくてはならず、先述した高次回折光が狭い角度で伝搬するという問題が避けられなかった。
上述したように本発明の実施形態では、SBTが部分B 502を有しているため、高次回折光の回折角の広さと、長い直線導波路1001を用いた階段状配置を両立することができる。
このように、本実施形態によれば、高次光による悪影響無しに、従来型よりも狭い間隔で配列させることができるSBTを提供可能であり、これを用いることで、WSSを多ポート化することができる。
なお、上記実施形態では、光信号処理装置をWSSとして動作させる例を説明したが、本願発明の光信号処理装置は、特定の波長の光を出力ポートに結合させないように波長ブロッカーとして動作させることもできる。
以上説明したように本願発明によれば、SBTを有するPLCとLCOSとの間の空間光学系が焦点距離をfとする主レンズのよる2f系で構成され、PLCに再入射する光の角度が垂直となる為、出力ポート間の挿入損失が等しい光信号処理装置を提供することが可能となる。また、PLCのLCOS側の端の極近傍においてSBTを構成する導波路の間隔を狭めることにより、高次光のSBTへの再入射を防止し高次光に起因するSBT間のクロストークを抑制した光信号処理装置を提供することが可能となる。
101 石英系平面光波回路(PLC)
102,104 レンズ
103 回折格子
105 ビーム偏向素子、LCOS
106 入力導波路
107 スラブ導波路
108 アレイ導波路
202 シリンドリカルレンズ
203 主レンズ
204 LCOS
302,303 ビーム
401 PLC
402,403 分散方向レンズ
404 主レンズ
405 回折格子
406 液晶位相変調器,LCOS
1001 直線導波路

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの入力導波路、前記入力導波路に接続されたスラブ導波路、および前記スラブ導波路に接続されたアレイ導波路からなるアレイ導波路格子を含む光導波路基板と、
    前記光導波路基板の端面から出力される光ビームを導波する空間光学系と
    を備えた光信号処理装置であって、
    前記アレイ導波路は、複数の導波路の列であり、前記光導波路基板の端面の近傍において、導波路間隔が広い部分と、導波路間隔を狭く変換する部分と、導波路間隔が狭い部分とがこの順に接続された構造を有する、ことを特徴とする光信号処理装置。
  2. 前記光導波路基板の端面に対して、前記光ビームの主光線がなす角度が、波長によって異ならないこと、を特徴とする請求項1に記載の光信号処理装置。
  3. Nを2以上の整数とし、kを1以上N以下の整数とし、前記複数の導波路の列がN本の導波路の列であり、前記複数の導波路の列の任意の一方の端からk番目の導波路の長さをL(k)と定義したとき、何れのkに対してもL(k)=L(N+1−k)が成り立つ、ことを特徴とする請求項1または2に記載の光信号処理装置。
  4. 前記複数の導波路の長さが、全て等しいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光信号処理装置。
  5. 前記導波路間隔を狭く変換する部分において生じる導波路長の差分を補正するための補正領域を、前記スラブ導波路と前記導波路間隔を狭く変換する部分との間に備えた、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光信号処理装置。
  6. 前記補正領域は第1の領域と第2の領域とを有し、前記複数の導波路は、前記第1の領域において導波路長が順次長くなり、前記第2の領域において導波路長が順次短くなるように構成された、ことを特徴とする請求項5に記載の光信号処理装置。
  7. 前記光導波路基板に、複数の前記アレイ導波路格子を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光信号処理装置。
  8. 前記アレイ導波路格子を構成する前記スラブ導波路の前記光導波路基板の端面からの距離が、前記アレイ導波路格子毎に異なること、を特徴とする請求項7に記載の光信号処理装置。
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