JP2014234487A - 波長変換部材及び発光デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末が分散された波長変換部材であって、所望の色度範囲を有しつつ、機械的強度に優れる波長変換部材を提供する。
【解決手段】ガラス粉末焼結体からなるガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末が分散してなる波長変換部材であって、ガラスマトリクス表層にイオン交換層を有することを特徴とする波長変換部材。イオン交換層において、相対的にイオン半径の大きいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、かつ、相対的にイオン半径の小さいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、白色LED(Light Emitting Diode)等の発光デバイスの構成部材として用いられる波長変換部材に関する。
近年、白色LED等の発光デバイスの開発が盛んになっている。白色LEDは白熱灯や蛍光灯に比べ消費電力が低く、寿命が長いことを特徴としており、携帯電話やデジタルカメラ等のバックライト、さらには白熱灯や蛍光灯に替わる次世代の光源として使用されつつある。
白色LEDは、例えば青色や紫外の励起光を発するLEDチップと、無機蛍光体粉末が樹脂等のマトリクス中に分散してなる波長変換部材から構成されている。無機蛍光体粉末はLEDチップからの励起光を受けて励起光とは異なる波長の光(蛍光)を発する。一方、励起光のうち一部は波長変換に寄与せずに波長変換部材を透過する。これらの光が混ざり合って白色光が得られる。
ところで、白色LEDは用途によってはますます高い輝度(ハイパワー化)が要求されている。従来のように樹脂マトリクス中に無機蛍光体粉末を分散させる方法では、LEDチップからの熱によって樹脂マトリクスが変色し、長期間使用すると輝度が低下するという問題があった。また、無機蛍光体粉末を含有する樹脂をLEDチップ上に塗布する際、厚みを均一に調整することが困難であり、色度ばらつきが生じやすいといった問題があった。
これらの問題を解決するために、無機蛍光体粉末とガラス粉末の混合物を焼結して、ガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末を分散させることにより、波長変換部材を完全に無機化する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。当該方法によれば、波長変換部材の耐熱性及び耐候性を向上させることが可能となる。具体的には、長時間の高温環境下(例えば、150℃で600時間)や長時間の高温高湿環境下(例えば、温度85℃、湿度85%で2000時間)に晒しても白色LEDの発光特性がほとんど変化せず、また太陽光の紫外線に長時間晒されても着色や劣化がほとんどない。さらには、加工性に優れることから、厚みの不均一性が原因となって生じる色度ばらつきも抑制することが可能となる。
しかしながら、上記波長変換部材は、使用されるガラス粉末の軟化点が比較的高いため、高温での焼結が必要となる。そのため、無機蛍光体粉末の種類によっては、焼結時の熱による輝度低下が生じるおそれがあった。そこで、軟化点の比較的低いガラス粉末を用いた波長変換部材が提案されている(例えば、特許文献2参照)。当該方法によれば、耐熱性の低い無機蛍光体粉末であっても、輝度低下を抑制しつつガラスマトリクス中に分散させることが可能となる。
特開2003−258308号公報 特許第4978886号公報
一般的に、ガラスは軟化点が低下するほど機械的強度が低下する傾向があるため、低軟化点のガラス粉末を用いた上記波長変換部材も、機械的強度に劣る傾向がある。波長変換部材の機械的強度が低下すると、LED素子上に実装する際や、LEDデバイスとしての使用時に破損しやすくなるという問題がある。
なお、波長変換部材における無機蛍光体粉末の含有量を多くしたり、アルミナ等のセラミック粉末を配合したりすることにより、いわゆるフィラー効果が現れ、機械的強度を改善することは可能であるが、その含有量が多くなると、色度が所望の範囲からずれてしまうという別の問題が発生してしまう。特に、無機蛍光体粉末の含有量が多くなると、無機蛍光体粉末自身が励起光を過剰に遮断して、かえって全光束値が低下したり、波長変換部材の焼結密度が低下したりして、機械的強度がむしろ低下するおそれがある。
以上に鑑み、本発明は、ガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末が分散された波長変換部材であって、所望の色度範囲を有しつつ、機械的強度に優れる波長変換部材を提供することを課題とする。
本発明の波長変換部材は、ガラス粉末焼結体からなるガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末が分散してなる波長変換部材であって、ガラスマトリクス表層にイオン交換層を有することを特徴とする。
波長変換部材におけるガラスマトリクスの表層にイオン交換層を有することで、波長変換部材の表層に圧縮応力層が形成される。これにより、無機蛍光体粉末の含有量を変化させたり、フィラーとしてセラミック粉末等を配合したりしなくとも、機械的強度に優れた波長変換部材を得ることができる。また、高濃度の無機蛍光体粉末を含有し、焼結密度が比較的低い場合であっても、機械的強度に優れる波長変換部材を提供することが可能となる。
なお、ガラスマトリクスがガラス粉末焼結体から構成されていることにより、バルク状のガラスマトリクスと比較して、表層に圧縮応力層が形成されやすく機械的強度が高くなる。この詳細なメカニズムは不明であるが、ガラスマトリクスがガラス粉末焼結体から構成されていると、ガラス粉末の粒界の存在により、イオン交換処理の際に溶融塩がガラスマトリクス内部に浸透しやすくなるためであると考えられる。また、所望の機械的強度を得るためのイオン交換処理時間を短縮できるという効果もある。
イオン交換層において、相対的にイオン半径の大きいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、かつ、相対的にイオン半径の小さいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇することが好ましい。
イオン交換層において、Kイオン濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、Nイオン濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇することが好ましい。
ガラスマトリクスが、モル%で、SiO 30〜80%、B 0〜35%、及びLiO+NaO+KO 0.1〜40%を含有することが好ましい。
ガラスマトリクスが、さらにモル%で、LiO 0〜30%、NaO 0〜30%、KO 0〜30%、MgO 0〜30%、CaO 0〜30%、SrO 0〜30%、BaO 0〜30%、Al 0〜30%、及びZnO 0〜25%を含有することが好ましい。
無機蛍光体粉末が、酸化物、窒化物、酸窒化物、硫化物、ハロゲン化物及び半導体ナノ粒子から選択される少なくとも1種からなることが好ましい。
体積%で、無機蛍光体粉末を1〜60%含有することが好ましい。
板状であることが好ましい。
厚みが0.05〜5mmであることが好ましい。
本発明の発光デバイスは、前記波長変換部材と、波長変換部材に励起光を照射する光源と、を備えてなることを特徴とする。
本発明の波長変換部材の製造方法は、前記波長変換部材を製造するための方法であって、ガラス粉末と無機蛍光体粉末を含有する混合粉末を焼成して焼結体を得る工程、及び、焼結体に対してイオン交換処理を施す工程、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末が分散された波長変換部材であって、所望の色度範囲を有しつつ、機械的強度に優れる波長変換部材を提供することが可能となる。
本発明の波長変換部材の一実施形態を示す模式図である。 本発明の発光デバイスの一実施形態を示す模式図である。
図1は、本発明の波長変換部材の一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、波長変換部材1は、ガラスマトリクス2中に無機蛍光体粉末3が分散してなる板状構造を有している。ここで、ガラスマトリクス2はガラス粉末焼結体から構成されており、ガラスマトリクス2の表層にイオン交換層を有している。
具体的には、イオン交換層において、相対的にイオン半径の大きいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、かつ、相対的にイオン半径の小さいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇する構造を有している。アルカリ金属イオンとしては、Liイオン、Naイオン、Kイオン、RbイオンまたはCsイオンが挙げられる。アルカリ土類金属イオンとしては、Mg2+イオン、Ca2+イオン、Sr2+イオンまたはBa2+イオンが挙げられる。
特に、イオン交換層において、Kイオン濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、Naイオン濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇することが好ましい。このような構成であれば、波長変換部材の表層に圧縮応力層が形成されやすくなる。
ガラスマトリクス2には無機蛍光体粉末3を安定に保持するための媒体としての役割がある。ガラスマトリクス2の組成によって無機蛍光体粉末3との反応性に差が出るため、使用する無機蛍光体粉末3に適したガラス組成を選択することが好ましい。
ガラスマトリクス2を構成するガラス粉末としては、例えばSiO−B−R’O系ガラス、SiO−B−RO系ガラス、SnO−P−R’O系ガラス、SnO−P−RO系ガラス、TeO−R’O系ガラス、TeO−RO系ガラス、Bi−R’O系ガラス、Bi−RO系ガラス等(ただし、R’はLi、Na、K、Rb及びCsから選択される少なくとも1種、RはMg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも1種)が使用される。ガラス組成としてはSiO、B、P、BiまたはTeOのいずれか1種類以上を好ましくは10〜99モル%、より好ましくは12〜95モル%含有することが好ましい。これらの成分の含有量が少なすぎると、ガラス化しにくくなる。
なかでも、SiO−B−R’O系ガラスはイオン交換処理により、ガラスマトリクス2の表層に圧縮応力層を形成しやすいため好ましい。SiO−B−R’O系ガラスとしては、例えばモル%で、SiO 30〜80%、B 0〜35%、及びLiO+NaO+KO 0.1〜40%を含有するものが好ましい。ガラス組成をこのように限定した理由を以下に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがない限り「%」はモル%を意味する。
SiOはガラス骨格を形成する成分である。SiOの含有量は好ましくは30〜80%、より好ましくは40〜65%である。SiOの含有量が少なすぎると、化学的耐久性が低下する傾向にある。一方、SiOの含有量が多すぎると、焼結温度が高くなり、焼成時に無機蛍光体粉末3が劣化しやすくなる。
は溶融温度を低下させて溶融性を改善する効果が大きい成分である。Bの含有量は好ましくは0〜35%、より好ましくは0〜30%、さらに好ましくは5〜25%である。Bの含有量が多すぎると、化学的耐久性が低下する傾向にある。
アルカリ金属酸化物であるLiO、NaO及びKOは、イオン交換処理によりガラスマトリクス2の表層に圧縮応力層を形成するために使われる成分である。また、溶融性を改善する効果を有する。LiO+NaO+KOの含有量は好ましくは0.1%〜40%、より好ましくは2.5〜35%である。これらの成分の合量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。一方、これらの成分の合量が多すぎると、成形時に失透しやすくなる。なお、LiO、NaO及びKOの各成分の含有量は、好ましくは0〜30%、より好ましくは1〜25%である。
SiO−B−R’O系ガラスには、上記成分以外にも下記の成分を含有させることができる。
Alはイオン交換性能に影響を与える成分であり、その含有量は好ましくは0〜30%、より好ましくは3〜25%である。Alの含有量が多すぎると、溶融性が低下する傾向がある。
アルカリ土類金属であるMgO、CaO、SrO及びBaOは、イオン交換処理によりガラスマトリクス2の表層に圧縮応力層を形成するために使われる成分である。また、溶融温度を低下させて溶融性を改善する成分でもある。なお、BaOは、焼結時における無機蛍光体粉末との反応を抑制する効果もある。これらの成分の含有量は、それぞれ好ましくは0〜30%、より好ましくは0.1〜20%である。これらの成分の含有量が多すぎると、化学的耐久性が低下する傾向にある。
ZnOは溶融温度を低下させて溶融性を改善する成分である。また、分相を促進する効果もある。ガラスマトリクス2が分相することにより、励起光の拡散特性の向上が期待できる。ZnOの含有量は好ましくは0〜25%、より好ましくは0.1〜23%である。ZnOの含有量が多すぎると、化学的耐久性が低下する傾向にある。
上記成分以外にも、溶融性を向上させたり、軟化点を低下させて低温焼結させやすくしたりためにPを5%まで、化学的耐久性を向上させるためにTa、TiO、Nb、Gd、La、Y、CeO、Sb、SnO、Bi、TeOまたはZrOを合量で15%まで含有させてもよい。
ガラス粉末の平均粒子径D50は好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは1〜50μmである。ガラス粉末の平均粒子径D50が小さすぎると、焼成時に気泡の発生量が多くなる。波長変換部材1中に気泡が多く含まれると、光吸収の原因となり全光束値が低下する傾向がある。また、水分等が内部に浸入しやすくなり化学的耐久性が低下するおそれがある。波長変換部材1における好ましい気孔率は2体積%以下、特に1体積%以下である。一方、ガラス粉末の平均粒子径D50が大きすぎると、波長変換部材1中に無機蛍光体粉末3が均一に分散されにくくなり、結果として、波長変換部材1の全光束値が低下する傾向がある。
なお、本発明において、平均粒子径D50はレーザー回折法により測定した値をいう。
無機蛍光体粉末3としては、紫外または可視の励起光を照射すると、励起光の波長よりも長波長の蛍光を発するものが挙げられる。例えば、可視光線からなる励起光を照射すると、励起光の色相に対して補色の蛍光を発する無機蛍光体粉末を用いると、透過した励起光と蛍光との混色により白色光が得られるため、容易に白色LEDを製造することができる。特に、可視光線からなる励起光が中心波長430〜490nmを有する光線であり、蛍光が中心波長530〜590nmを有する光線であると、白色光が得られやすいため好ましい。
本発明において使用可能な無機蛍光体粉末としては、一般に市場で入手できるものであれば特に限定されない。例えば、酸化物(YAG等のガーネット系を含む)、窒化物、酸窒化物、硫化物、ハロゲン化物または半導体ナノ粒子からなる蛍光体粉末が挙げられる。なお、半導体ナノ粒子からなる蛍光体粉末としては、CdSe、CdTe、ZnSeTe等が挙げられる。
上記無機蛍光体粉末の中でも、波長300〜500nmに励起帯を有し波長380〜780nmに発光ピークを有するもの、特に青色(波長440〜480nm)、緑色(波長500〜540nm)、黄色(波長540〜595nm)、赤色(波長600〜700nm)に発光するものを用いることが好ましい。
波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると青色の発光を発する無機蛍光体粉末としては、(Sr,Ba)MgAl1017:Eu2+、(Sr,Ba)MgSi:Eu2+等が挙げられる。
波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると緑色の蛍光を発する無機蛍光体粉末としては、SrAl:Eu2+、SrBaSiO:Eu2+、Y(Al,Gd)12:Ce2+、SrSiOn:Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+、BaMgSi:Eu2+、BaSiO:Eu2+、BaLiSi:Eu2+、BaAl:Eu2+等が挙げられる。
波長440〜480nmの青色の励起光を照射すると緑色の蛍光を発する無機蛍光体粉末としては、SrAl:Eu2+、SrBaSiO:Eu2+、Y(Al,Gd)12:Ce3+、SrSiOn:Eu2+、β‐SiAlON:Eu2+等が挙げられる。
波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると黄色の蛍光を発する無機蛍光体粉末としては、LaSi11:Ce3+等が挙げられる。
波長440〜480nmの青色の励起光を照射すると黄色の蛍光を発する無機蛍光体粉末としては、Y(Al,Gd)12:Ce3+、SrSiO:Eu2+が挙げられる。
波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると赤色の蛍光を発する無機蛍光体粉末としては、CaGa:Mn2+、MgSrSi:Eu2+,Mn2+、CaMgSi:Eu2+,Mn2+等が挙げられる。
波長440〜480nmの青色の励起光を照射すると赤色の蛍光を発する無機蛍光体粉末としては、CaAlSiN:Eu2+、CaSiN:Eu2+、(Ca,Sr)Si:Eu2+、α−SiAlON:Eu2+等が挙げられる。
なお、励起光や発光の波長域に合わせて、複数の無機蛍光体粉末を混合して用いてもよい。例えば、紫外域の励起光を照射して白色光を得る場合は、青色、緑色、黄色、赤色の蛍光を発する無機蛍光体粉末を混合して使用すればよい。
無機蛍光体粉末3の平均粒子径D50は、好ましくは0.01〜100μm、より好ましくは0.1〜50μmである。無機蛍光体粉末3の平均粒子径D50が小さすぎると、波長変換部材1の緻密性が損なわれ、気孔等の欠陥が生じるおそれがある。一方、平均粒子径D50が大きすぎると、波長変換部材1中に無機蛍光体粉末3が均一に分散されにくくなり、色度ばらつきの原因となる傾向がある。
波長変換部材1における無機蛍光体粉末3の含有量は、体積%で、好ましくは1〜60%、より好ましくは2〜55%である。無機蛍光体粉末3の含有量が少なすぎると、無機蛍光体粉末3から発せられる蛍光量が不十分となり、所望の色合いの光が得られにくくなる。一方、無機蛍光体粉末3の含有量が多すぎると、励起光が無機蛍光体粉末3全体に十分に照射されず、全光束値がむしろ低下する傾向がある。また、波長変換部材1の緻密性が低下し機械的強度が低下する傾向がある。
波長変換部材1には、低温型石英、低温型クリストバル石、アルミナ、ガーネット、正方晶ジルコニア、ガーナイト、コージエライト等の透光性を有するセラミック粉末を、本発明の効果を損なわない範囲で含有させても構わない。波長変換部材1がこれらのセラミック粉末を含有することにより、励起光を散乱させる効果が大きくなる。なお、励起光の散乱効果を高めるには、ガラス粉末とセラミック粉末の屈折率差が大きくなるよう組み合わせることが好ましい。具体的には、ガラスとセラミック粉末の屈折率差(nd)は0.05以上であることが好ましく、0.1以上であることがより好ましい。
セラミック粉末の平均粒子径D50は好ましくは0.1〜30μm、より好ましくは0.2〜5μmである。セラミック粉末の平均粒子径D50が小さすぎると、励起光を散乱させる効果が得られにくい。一方、セラミック粉末の平均粒子径D50が大きすぎると、散乱損失が大きくなり全光束値が低下する傾向がある。
波長変換部材1におけるセラミック粉末の含有量は好ましくは0.1〜10体積%、より好ましくは1〜8体積%である。セラミック粉末の含有量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。一方、セラミック粉末の含有量が多すぎると、所望の色度範囲が得られにくくなる。また散乱損失が大きくなり、全光束値が低下する傾向がある。
波長変換部材1の厚みは、好ましくは0.05〜5mm、より好ましくは0.1〜1.5mmである。波長変換部材1の厚みが小さすぎると、強度が不十分となるため、ガラスマトリクス2の表層に圧縮応力層を形成すると自己崩壊するおそれがある。一方、波長変換部材1の厚みが大きすぎると、無機蛍光体粉末3から発せられた蛍光が波長変換部材1中で減衰し、外部に放出されにくくなる。なお、波長変換部材1の形状は特に限定されず、板状以外にも、ファイバー状、球状、半球状、半球ドーム状等が挙げられる。なお、波長変換部材1は、アルミナ基板、ガラス基板、YAGセラミック基板、金属基板等の無機基板表面に融着または接着させて使用することも可能である。
次に、波長変換部材1の製造方法について説明する。
波長変換部材1は、ガラス粉末と無機蛍光体粉末3を含有する混合粉末を焼成して焼結体を得る工程、及び、焼結体に対してイオン交換処理を施す工程、を含む方法により製造される。
ガラス粉末と無機蛍光体粉末3を含有する混合粉末は、必要に応じて予備成形した後に焼成する。予備成形方法は特に制限されず、プレス成形法、射出成形法、シート成形法、押出し成形法等を採用することができる。
混合粉末の焼成温度は、ガラス粉末の軟化点以上であることが好ましく、軟化点+50℃以上であることがより好ましい。焼成温度が低すぎると、ガラス粉末が十分に軟化流動せず、波長変換部材1中に気孔が残存して全光束値が低下しやすくなる。一方、焼成温度の上限は特に限定されないが、ガラス粉末の軟化点+150℃以下であることが好ましい。焼成温度が高すぎると、ガラス粉末と無機蛍光体粉末3の反応が進行し、無機蛍光体粉末3が一部消失して全光束値が低下する傾向がある。
焼結体に対するイオン交換処理の具体例としては、焼結体をアルカリ金属溶融塩に浸漬し、ガラスマトリクス2表層におけるアルカリ金属イオンと、アルカリ金属溶融塩中のアルカリ金属イオンを置換する方法が挙げられる。例えば、ガラスマトリクス2中にNaOを含む焼結体を、硝酸カリウム溶融塩に浸漬することにより、ガラスマトリクス2の表層において、ガラスマトリクス中における相対的にイオン半径の小さいNaイオンと、硝酸カリウム溶融塩から導入される、相対的にイオン半径の大きいKイオンのイオン交換反応が進行する。これにより、ガラスマトリクス2の表層において、Kイオン濃度がガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、かつ、Naイオン濃度がガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇するイオン交換層が形成される。その結果、ガラスマトリクス2の表層において容積増加が起こり、圧縮応力層が形成され、波長変換部材1の機械的強度が向上する。
アルカリ金属溶融塩の温度は、ガラス粉末の歪点±150℃以内の範囲であることが好ましい。アルカリ金属溶融塩の温度が上記温度範囲外であると、イオン交換反応が進行しにくくなったり、無機蛍光体粉末3が劣化したりするおそれがある。
なお、イオン交換処理を行う前に、必要に応じて、焼結体に対して研削、研磨またはリプレス等による加工を行っても構わない。
図2に、本発明の発光デバイスの一実施形態を示す。図2に示すように、発光デバイス4は波長変換部材1及び光源5を備えてなる。光源5は、波長変換部材1に対して励起光を照射する。波長変換部材1に入射した励起光は、別の波長の光に変換され、光源5とは反対側から出射する。この際、波長変換後の光と、波長変換されずに透過した励起光との合成光を出射させるようにしてもよい。
光源5の具体例としては、LEDチップやLD(Laser Diode)等が挙げられる。波長変換部材1は、光源5上に直接接着してもよいし、光源5を取り囲む函体(図示せず)上に接着してもよい。また、板状の波長変換部材1の下側に光源5を複数個設置した面発光デバイスとすることも可能である。
以下、実施例に基づき本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)試料の作製
表1及び2は実施例(No.1〜6、8、10、12)及び比較例(No.7、9、11、13〜15)を示している。
まず、表に示すガラス組成となるように原料粉末を秤量して混合し、得られた混合物を白金坩堝中において900〜1600℃で2時間溶融してガラス化した。溶融ガラスをフィルム状に成形し、得られたフィルム状ガラスをボールミルで粉砕した後、325メッシュの篩に通して分級し、平均粒子径D50が30μmのガラス粉末を得た。なお、同組成のバルクガラスを別途作製し、歪点及び軟化点を測定した。歪点はASTMC336に基づいて測定し、軟化点はASTMC338に基づいて測定した。
次に、ガラス粉末に対し、表に示す無機蛍光体粉末及びセラミック粉末を混合し、金型を用いて加圧成形して予備成形体を作製した。予備成形体を表に示す焼成温度で焼成し、焼結体を得た。得られた焼結体に研磨加工処理を施すことにより、3点曲げ強度試験用として3mm×4mm×40mmの棒状試料を、また色度特性評価用として直径7mm、厚さ0.2mmのペレット状試料をそれぞれ作製した。
No.1〜6、8、10、12及び15については、得られた試料に対してイオン交換処理を行った。イオン交換処理は、表に示す温度で硝酸カリウム溶融塩中に4時間浸漬することにより行った。
(2)各特性の測定
得られた各試料について、下記の方法に従い、3点曲げ強度、色度、及びガラスマトリクス表層におけるアルカリ金属イオンの濃度勾配(イオン交換層の有無)について測定または評価を行った。結果を表1及び2に示す。
3点曲げ強度試験はJIS R 1601に基づいて測定した。
色度特性は次のようにして評価した。校正された積分球内で、200mAの電流で点灯した青色LEDによって試料を励起し、その発光を光ファイバーを通じて小型分光器(オーシャンオプティクス製 USB−4000)に取り込み、制御PC上に発光スペクトル(エネルギー分布曲線)を得た。得られた発光スペクトルから色度を算出した。セラミック粉末を含有せず、かつイオン交換処理前の試料の色度を基準として、色度ずれが認められず、実用上支障のない場合を「○」、色度ずれが認められ、実用上支障をきたす場合を「×」として評価した。
ガラスマトリクス表層におけるアルカリ金属イオンの濃度勾配は、グロー放電発光表面分析装置(堀場製作所製 GD−Profiler2)を用いて測定した。具体的には、各試料のガラスマトリクス表層におけるNaイオン及びKイオンの濃度を測定して、深さ方向における各成分の濃度プロファイルを作製し、ガラスマトリクス表面から内部にかけて濃度勾配が認められた場合は「○」、認められなかった場合は「×」として評価した。
(3)結果
実施例であるNo.1〜6、8、10、12の試料は、ガラスマトリクス表層においてアルカリ金属イオンの濃度勾配が認められた。具体的には、Kイオン濃度については、ガラスマトリクス表面から深さ20〜40μmにかけて濃度が低下し、それより深い場所では濃度がほぼ一定であった。一方、Naイオン濃度については、ガラスマトリクス表面から深さ20〜40μmにかけて濃度が上昇し、それより深い場所では濃度がほぼ一定であった。すなわち、実施例の試料は、ガラスマトリクス表層において、アルカリ金属イオンによるイオン交換層が形成されていることがわかる。このように、実施例であるNo.1〜6、8、10、12の試料は、ガラスマトリクス表層においてイオン交換層を有するため、良好な色度特性を確保しつつ、3点曲げ強度が305MPa以上と高かった。
一方、比較例であるNo.7、9、11、13及び14の試料は、ガラスマトリクス表面から内部にかけて、Kイオン濃度及びNaイオン濃度が一定であり、濃度勾配が認められなかった。すなわち、これらの試料には、ガラスマトリクス表層にイオン交換層が形成されていなかった。そのため、これらの試料は3点曲げ強度が130MPa以下と低かった。また、試料No.7、9、11及び13の試料は、色度特性にも劣っていた。なお、No.15の試料はバルクガラスのため、ガラスマトリクス表層においてアルカリ金属イオンの濃度勾配が認められ、イオン交換層が形成されていたものの、No.12の試料より3点曲げ強度が低かった。
1 波長変換部材
2 ガラスマトリクス
3 無機蛍光体粉末
4 発光デバイス
5 光源

Claims (11)

  1. ガラス粉末焼結体からなるガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末が分散してなる波長変換部材であって、ガラスマトリクス表層にイオン交換層を有することを特徴とする波長変換部材。
  2. イオン交換層において、相対的にイオン半径の大きいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、かつ、相対的にイオン半径の小さいアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇することを特徴とする請求項1に記載の波長変換部材。
  3. イオン交換層において、Kイオン濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて低下し、かつ、Naイオン濃度が、ガラスマトリクスの表面から内部にかけて上昇することを特徴とする請求項2に記載の波長変換部材。
  4. ガラスマトリクスが、モル%で、SiO 30〜80%、B 0〜35%、及びLiO+NaO+KO 0.1〜40%を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  5. ガラスマトリクスが、さらにモル%で、LiO 0〜30%、NaO 0〜30%、KO 0〜30%、MgO 0〜30%、CaO 0〜30%、SrO 0〜30%、BaO 0〜30%、Al 0〜30%、及びZnO 0〜25%を含有することを特徴とする請求項4に記載の波長変換部材。
  6. 無機蛍光体粉末が、酸化物、窒化物、酸窒化物、硫化物、ハロゲン化物及び半導体ナノ粒子から選択される少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  7. 体積%で、無機蛍光体粉末を1〜60%含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  8. 板状であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  9. 厚みが0.05〜5mmであることを特徴とする請求項8に記載の波長変換部材。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の波長変換部材と、波長変換部材に励起光を照射する光源と、を備えてなることを特徴とする発光デバイス。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の波長変換部材を製造するための方法であって、
    ガラス粉末と無機蛍光体粉末を含有する混合粉末を焼成して焼結体を得る工程、及び、焼結体に対してイオン交換処理を施す工程、を含むことを特徴とする波長変換部材の製造方法。
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