JP2014234346A - 毛髪処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリーラジカルや一重項酸素に起因する白髪増加を抑止する効果のある毛髪処理剤の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係る毛髪処理剤は、[A]ワレモコウエキス、[B]ビタミンE、[C]ホップエキス、[D]酸化剤、及び[E]水が配合されることを特徴とする。当該毛髪処理剤は、[D]成分100質量部に対し[A]ワレモコウエキス成分の配合比が、乾燥時質量において1質量部以上35質量部以下、[B]ビタミンE成分の配合比が、1質量部以上35質量部以下及び[C]ホップエキス成分の配合比が、乾燥時質量において1質量部以上35質量部以下であるとよい。当該毛髪処理剤に含まれる[D]酸化剤は、過酸化水素であるとよい。当該毛髪処理剤は、酸化染毛剤又はヘアブリーチ剤であるとよい。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪処理剤に関する。
人間の毛髪は、その色彩等により、見る者の美意識や印象に大きな影響を与えるものである。そのため、近年では毛髪に対して、染毛処理等の化学的毛髪処理が盛んに行われている。染毛処理剤としては、顔料や色素を毛髪に付着させる一時染毛料、染料を毛髪に直接染着させる酸性染毛料等の半永久染毛料、化学反応によって染料を毛髪に染着させる酸化染毛剤や酸化染毛剤から酸化染料を除いたブリーチ剤等の永久染毛剤があり、毛髪色を変化させるためのヘアカラーリング剤として従来から使用されている。
このうち永久染毛剤は、一般的に1剤と2剤と呼ばれる2種類で構成されている。1剤の主成分はアルカリ剤及びパラフェニレンジアミンなどの酸化染料、2剤の主成分は酸化剤である。この1剤と2剤とを混ぜることで酸化染料が発色し、毛髪を永久的に染める。これと同時に酸化剤による毛髪中のメラニン色素の脱色が起こるため、酸化染料の配合濃度に応じて白髪染めからおしゃれ染めまで、色調の異なる染毛が可能となる。また、ブリーチ剤の場合は1剤に酸化染料は含まれず、メラニン色素の脱色のみが起こり、髪を明るくする。
2剤の主成分である酸化剤としては、過酸化水素が用いられる。この過酸化水素は、1剤のアルカリ剤と反応して酸素を発生するが、その際にフリーラジカルや一重項酸素が発生する。ここで、フリーラジカルとは、不対電子をもつ原子や分子あるいはイオンのことを指し、一重項酸素とは、酸素分子の分子軌道のπ*軌道(反結合性のπ軌道)に入った2個の電子のスピンの向きが異なる一重項状態、すなわち全スピン量子数が0である励起状態の酸素のことを指す。
発生したフリーラジカルや一重項酸素は反応性が高く、毛乳頭付近にあるメラノサイトを損傷させることが知られている。メラノサイトは、頭髪の色を決めるメラニンをつくり出している細胞であり、損傷を受けると白髪が増えることが分かっている。
このような酸化染毛による毛髪等への損傷の低減については、酸化及び還元による毛髪自体の損傷を低減する手法(例えば特開2006−257097号公報)は開示されているものの、メラノサイトの損傷による白髪増加を低減する手法については十分に開示されているとは言えない。
特開2006−257097号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、フリーラジカルや一重項酸素に起因する白髪増加を抑止する効果のある毛髪処理剤の提供を目的とするものである。
本発明者は、白髪増加の抑止について鋭意検討を重ねた結果、酸化剤を含む毛髪処理剤にワレモコウエキス、ビタミンE及びホップエキスを配合すれば、フリーラジカルや一重項酸素の除去が飛躍的に促進され、その結果としてメラノサイトの損傷が低減され、ひいては白髪増加が抑止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明に係る毛髪処理剤は、
[A]ワレモコウエキス、
[B]ビタミンE、
[C]ホップエキス、
[D]酸化剤、及び
[E]水
が配合されることを特徴とする。
本発明に係る毛髪処理剤によれば、上記[A]から[E]成分が配合されることから、フリーラジカルや一重項酸素の除去が飛躍的に促進され、その結果としてメラノサイトの損傷が低減され、ひいては白髪増加が抑止できる。
当該毛髪処理剤は、[D]成分100質量部に対し[A]ワレモコウエキス成分の配合比が、乾燥時質量において1質量部以上35質量部以下、[B]ビタミンE成分の配合比が、1質量部以上35質量部以下及び[C]ホップエキス成分の配合比が、乾燥時質量において1質量部以上35質量部以下であるとよい。
当該毛髪処理剤は、上記特定の配合比とすることで特に効果的にフリーラジカルや一重項酸素の除去が進み、高い白髪増加防止効果が得られる。
当該毛髪処理剤に含まれる[D]酸化剤は、過酸化水素であるとよい。過酸化水素は環境に優しいとされ、毛髪処理剤に広く使われている。従って、既存の毛髪処理剤の[D]酸化剤の種類を変更することなく、上記[A]から[C]成分を配合するのみで、高い白髪増加防止効果が得られる。
当該毛髪処理剤は、酸化染毛剤又はヘアブリーチ剤であるとよい。上記酸化染毛剤、ヘアブリーチ剤は、主成分として酸化剤を含み、本発明の効果であるフリーラジカルや一重項酸素の除去を好適に行え、高い白髪増加防止効果が得られる。
以上説明したように、本発明による毛髪処理剤は、発生するフリーラジカルや一重項酸素の除去が飛躍的に促進され、その結果としてメラノサイトの損傷が低減され、ひいては白髪増加が抑止できる。
当該毛髪処理剤は[A]ワレモコウエキス、[B]ビタミンE、[C]ホップエキス、[D]酸化剤、及び[E]水が配合されたものである。以下、これら[A]から[E]成分について順次説明する。
<[A]ワレモコウエキス>
ワレモコウは、バラ科・ワレモコウ属の植物であり、その根や根茎からワレモコウエキスが抽出されて利用される。ワレモコウエキスは、赤褐色ないし黒褐色の液体である。エキスを乾燥させるとワレモコウ抽出末(粉末)が得られる。ワレモコウエキスには、タンニン、サポニン類が成分に含まれ、抗菌作用、消炎作用、収斂作用、美白効果等がある。化粧品において、ワレモコウエキスは、にきび、肌あれ、日焼け等を防ぐ化粧品に配合されている。
ワレモコウエキスは、例えば公知の50%BG(ブチレングリコール)水溶液抽出法を用いて抽出することができる。50%BG水溶液抽出法としては、抽出に使うワレモコウの根や根茎を、抽出しやすいよう粉砕、圧搾等の前処理を行い、50%BG水溶液に入れる。1日に1回程度攪拌しながら冷暗所に2週間から2ヶ月程度保存した後、フィルタで濾過するとワレモコウエキスの原液が得られる。ここで50%BG水溶液とは、ブチレングリコール50質量部に製氷水50質量部を加えた水溶液である。
当該毛髪処理剤における上記ワレモコウエキスの配合比の上限としては、[D]酸化剤成分100質量部に対し、乾燥時質量において35質量部が好ましく、20質量部がより好ましい。一方上記配合比の下限としては、[D]酸化剤成分100質量部に対し、乾燥時質量において1質量部が好ましく、5質量部がより好ましい。当該毛髪処理剤における上記ワレモコウエキスの配合比を上記範囲とすることにより、他の成分([B]成分及び[C]成分)との相乗効果を発揮し、高い白髪増加防止効果が得られる。
<[B]ビタミンE>
ビタミンEは脂溶性のビタミンの一種である。ビタミンEは、皮膚の血行促進や皮膚温を上昇させるとともに、微小血管の透過性亢進を抑制する。また、皮膚の角質防止、過酸化脂質の障害抑制、保湿効果、メラニンの沈着抑制、抗炎症作用、発毛促進効果、紫外線防御効果、化粧品の安定性向上等の効果が認められている。化粧品としては、清浄用化粧品、頭髪化粧品、基礎化粧品、メークアップ化粧品、芳香化粧品、日焼けを防ぐ化粧品等に配合されている。
ビタミンEはトコフェロール及びトコトリエノールの2種類があり、さらにα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)という4種類に分かれる。また、その製造方法や抽出の違いにより、合成、天然型及び天然に分かれる。合成ビタミンE(dl−α−トコフェロール等)は、大量生産が可能で人為的に合成されたビタミンであり、一般に天然型や天然のものよりも、体内での吸収率が低いとされている。天然型ビタミンE(d−α−トコフェロール等)は、植物油から抽出を直接行い、酢酸をつけて安定させたものであり、サプリメントや美容クリーム、マッサージオイルなど多くの業界で使用されている。天然ビタミンE(d−α−トコフェロール等)は、天然型と異なり、酢酸をつけずに安定化させたものであり、製剤技術の工夫が必要となるが、合成や天然型よりもさらに効能が高い。当該毛髪化粧剤における上記ビタミンEとしては、天然ビタミンEが好ましい。天然ビタミンEを用いることで、高い白髪増加防止効果が得られる。
当該毛髪処理剤における上記ビタミンE(乾燥状態)の配合比の上限としては、[D]酸化剤成分100質量部に対し、35質量部が好ましく、20質量部がより好ましい。一方上記配合比の下限としては、[D]酸化剤成分100質量部に対し、1質量部が好ましく、5質量部がより好ましい。当該毛髪処理剤における上記ビタミンEの配合比を上記範囲とすることにより、他の成分([A]成分及び[C]成分)との相乗効果を発揮し、高い白髪増加防止効果が得られる。
<[C]ホップエキス>
ホップは、アサ科のつる性多年草植物であり、雌雄異株である。ホップエキスは、雌花穂から抽出して利用される。ホップエキスは、褐色ないし赤褐色の透明な液体で少し特異臭がある。ホップエキスには、タンニン、フラボン配糖体、精油成分のフムロンが成分に含まれ、収斂作用、殺菌、沈静効果などがある。化粧品において、ホップエキスは、化粧水、乳液、パック、基礎化粧品、ヘアトニック、シャンプー、ヘアトリートメント、浴用剤等に配合されている。
ホップエキスは、例えばワレモコウエキスと同様に50%BG水溶液抽出法を用いて抽出することができる。50%BG水溶液の代わりにアルコールを用いたアルコール抽出法で抽出してもよい。アルコール抽出法では、無水エタノールを精製水でアルコール度数30以上40度以下としたものを抽出溶液として用いることができる。
当該毛髪処理剤における上記ホップエキスの配合比の上限としては、[D]酸化剤成分100質量部に対し、乾燥時質量において35質量部が好ましく、20質量部がより好ましい。一方上記配合比の下限としては、[D]酸化剤成分100質量部に対し、乾燥時質量において1質量部が好ましく、5質量部がより好ましい。当該毛髪処理剤における上記ホップエキスの配合比を上記範囲とすることにより、他の成分([A]成分及び[B]成分)との相乗効果を発揮し、高い白髪増加防止効果が得られる。
<[D]酸化剤>
酸化剤は、他の化学物質を酸化させる化学物質であり、他の化学物質から電子を除去する。このとき、他の酸化される化学物質では、酸素原子が付加されるか、またはその物質から水素原子が除去される。酸化剤は、酸化染料に付加されることで、色味を際立たせ、酸化染料を毛幹に付着させる他、漂白や脱色、殺菌効果がある。化粧品において、酸化剤は、髪の脱色やコンタクトレンズ等の消毒、マウスウォッシュ等の化粧品に配合されている。
当該毛髪処理剤における上記酸化剤の配合量の上限としては、10質量%が好ましく、6質量%がさらに好ましい。上記酸化剤の配合量が上記上限を超える場合、頭皮への刺激によるかぶれや毛髪への損傷が生じるおそれがある。一方上記配合量の下限としては、1質量%が好ましく、3質量%がさらに好ましい。上記酸化剤の配合量が上記下限未満である場合、十分な脱色、染毛効果が得られないおそれがある。
当該毛髪処理剤に用いる上記酸化剤としては、過酸化水素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸カリウム、過硫酸塩、過ヨウ素酸塩、過酸化尿素等が挙げられる。中でも環境に優しく、毛髪処理剤に広く使われている過酸化水素が好ましい。
なお、上記酸化剤として過酸化水素を配合する場合、過酸化水素が水素と酸素とに分解することを防止するために当該毛髪処理剤のpHを酸性域に設定することが好ましい。具体的には、そのpHの下限としては2が好ましく、2.5がより好ましい。一方、pHの上限としては7が好ましく、4.5がより好ましい。
毛髪処理剤のpHを上述のように調整する場合、必要に応じてpH調整剤を使用する。pH調整剤としては、化粧料に一般に利用されている各種の無機酸や有機酸を用いる。具体例としては、無機酸としては、リン酸、塩酸、硫酸、硝酸等、有機酸としては、クエン酸、グリコール酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、シュウ酸、マレイン酸等が挙げられる。また、過酸化水素の安定剤としての機能を有するヒドロキシエタンジホスホン酸もpH調整剤として使用できる。
更に、上記の酸とその塩とを組み合わせて使用することが好ましい。このように酸とその塩とを組み合わせて使用することで緩衝能を持たせ、より安定したpH域の組成物になるため、毛髪処理剤中の過酸化水素の安定性を更に向上させることができる。
また当該毛髪処理剤では、過酸化水素の安定性を高めるために上記ヒドロキシエタンジホスホン酸又はその塩、サリチル酸又はその塩、フェノキシエタノール、尿素、スズ酸ナトリウム、フェナセチン等の安定剤を配合することも好ましい。毛髪処理剤中の上記安定剤の配合量は、過酸化水素濃度や各種配合成分に応じて適宜調節すればよいが、0.05質量%以上1質量%以下が好ましい。
<[E]水>
当該毛髪処理剤は、通常、水中油型の乳化物となっており、[E]成分である水を主たる分散媒とする(当該毛髪化粧料における[E]成分の配合量は、例えば60質量%以上98質量%以下である。)。用いられる水の種類は、このような水中油型乳化物を形成することが可能である限り特に限定されるものではないが、イオン交換水、蒸留水などの精製水を好ましく用いることができる。
当該毛髪処理剤の粘度の上限としては、25000mPa・sが好ましく、15000mPa・sがより好ましい。上記粘度が上記上限を超える場合、容器から出しにくくなるとともに毛髪へ塗り広げにくいものとなるおそれがある。一方、当該毛髪処理剤の粘度の下限としては、4000mPa・sが好ましく、7000mPa・sがより好ましい。上記粘度が上記下限未満である場合、液垂れにより塗布性が劣るおそれがある。ここで、前記粘度は、B型回転粘度計を用い、25℃、12rpmの条件における測定開始後60秒後の測定値である。
当該毛髪処理剤の粘度調整を行う場合には、粘度調整剤が用いられる。粘度調整剤としては、セタノール、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン、ヒアルロン酸、アルブミン等が挙げられる。
<任意成分>
当該毛髪処理剤には、本発明の効果を損なわない範囲で、公知の毛髪処理剤成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、基剤、湿潤剤、油脂剤、防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、可溶剤等が挙げられ、このような成分の中から、毛髪処理剤の用途に応じて必要とされる成分や好ましい成分を、適宜選択して配合することができる。なお、これらの任意成分から上記[A]から[E]成分は除かれる。
上記基剤は、化粧品の土台になるもので、クリーム状、ジェル状といった形や状態を決める。上記基剤としては、特に制限されないが、ツバキ油、オリーブ油、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、イソステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ワセリン、流動パラフィン等を挙げることができる。
上記湿潤剤は、毛髪に水分を与え保持させ、乾燥から守る。上記湿潤剤としては、特に制限されないが、例えば、アスパラギン酸ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グルタミン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、シルクパウダー、グリセリン等を挙げることができる。
上記油脂剤は、毛髪に潤いを与える。上記油脂剤としては、特に制限されないが、ホホバ脂、馬脂、シア脂等を挙げることができる。
上記防腐剤は、化粧品の品質を保護・維持するため、微生物の増殖を抑えて、腐敗・発酵を防ぐ。上記防腐剤としては、特に制限されないが、パラベン、ソルビン酸、フェノキシエタノール等を挙げることができる。
上記酸化防止剤は、製品中の成分の酸化を抑制する。上記酸化防止剤としては、特に制限されないが、アスコルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、コーヒー豆抽出物(クロロゲン酸)、緑茶抽出物(カテキン)、ローズマリー抽出物等を挙げることができる。
上記金属イオン封鎖剤は、カルシウムやマグネシウム等の金属イオンが製品品質の劣化をもたらすことを防ぐ。上記金属イオン封鎖剤としては、特に制限されないが、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、エデト酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液等を挙げることができる。
上記可溶剤は、溶媒(水など)に溶けない原料を溶かしこむための薬品である。上記可溶剤としては、特に制限されないが、アルキル硫酸ナトリウム、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール等を挙げることができる。
<効果>
当該毛髪処理剤は、上記[A]から[E]成分が配合されることから、[D]酸化剤によって生じるフリーラジカルや一重項酸素の除去が、[A]ワレモコウエキス、[B]ビタミンE及び[C]ホップエキスの相乗効果により飛躍的に促進され、その結果としてメラノサイトの損傷が低減され、ひいては白髪増加が抑止できる。
特に酸化剤の1種である過酸化水素を多く含む2剤式酸化染毛剤の2剤あるいはブリーチ剤において、本発明を用いることにより白髪増加抑止の高い効果を得ることができる。
以上のように、本発明の毛髪処理剤は、酸化剤によるメラノサイトの損傷を低減することができるので、白髪染めやおしゃれ染め用の毛髪処理剤として好適に用いることができる。

Claims (4)

  1. [A]ワレモコウエキス、
    [B]ビタミンE、
    [C]ホップエキス、
    [D]酸化剤、及び
    [E]水
    が配合される毛髪処理剤。
  2. [D]成分100質量部に対し、
    [A]成分の配合比が、乾燥時質量において1質量部以上35質量部以下、
    [B]成分の配合比が、1質量部以上35質量部以下、及び、
    [C]成分の配合比が、乾燥時質量において1質量部以上35質量部以下
    である請求項1に記載の毛髪処理剤。
  3. 上記[D]酸化剤が、過酸化水素である請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理剤。
  4. 酸化染毛剤又はヘアブリーチ剤である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の毛髪処理剤。
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