JP6732443B2 - 染毛化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、非酸化型の染毛剤とHC染料を含む染毛料とから構成される染毛化粧料、およびそれを用いる染毛方法に関する。
永久染毛剤は、毛髪に永続的な染色結果を与える染毛化粧料である。永久染毛剤としては、従来、パラフェニレンジアミンなどの酸化染料およびアルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素水などの酸化剤を含有する第2剤を混合して使用する、酸化型の染毛剤が一般に広く利用されている。しかしながら、酸化型の染毛剤はアルカリ剤および過酸化水素水の作用により、毛髪にダメージを与えることがある。また一部の酸化染料により強いアレルギー反応が引き起こされることもある。
近年、このような酸化型の染毛剤において生じ得る問題を解決するために、様々なタイプの非酸化型の染毛剤が提案されており、例えば、多価フェノール類と金属塩との反応を利用して染毛する染毛剤が知られている(特許文献1〜7参照)。また、タンニン酸、没食子酸およびそれらの誘導体などの鉄と反応して発色する物質と、紫外線吸収剤とを含有する第1剤、および鉄塩を含有する第2剤を組み合わせて含む、光退色防止効果を有する非酸化型の染毛剤も提案されている(特許文献8)。さらに、染料としてHC染料や塩基性染料を用いた種々の染毛料が提案されている(特許文献9〜11)。
特公昭48−31902号公報 特開昭53−52633号公報 特開昭55−154912号公報 特開昭62−33113号公報 特開昭64−90117号公報 特開平4−164017号公報 特開平5−170629号公報 特開2011−126845号公報 特開2013−95734号公報 特開2014−101292号公報 特開2012−246284号公報
しかしながら、前記特許文献に開示されるような従来の非酸化型の染毛剤および染毛料はいずれも、染毛するために長い時間を必要としたり、繰り返し染毛したりする必要があり、その染毛効果、色調および白髪かくし効果は必ずしも満足のいくものではなかった。特に、タンニン酸、没食子酸およびそれらの誘導体と鉄塩とを配合した場合、白髪を十分に染色するために色味を濃くすると染毛後の毛髪の青みが強くなる傾向にあり、毛髪に自然な仕上がりの色調を与えることは困難であった。
本発明の課題は、毛髪へのダメージやアレルギー反応を引き起こすことなく、優れた染毛効果および白髪かくし効果を有しながら、染毛後の毛髪を自然な髪色に整え、自然な色調の仕上がりを与えることのできる非酸化型の染毛化粧料を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために詳細に検討を重ね、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、以下の好適な態様を包含する。
[1]少なくとも第1剤、第2剤および第3剤を含んで構成される染毛化粧料であって、
前記第1剤は、没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種を含み、
前記第2剤は鉄塩を含み、
前記第3剤はHC染料を含み、
第3剤が第1剤および第2剤の後に毛髪へ塗布される、染毛化粧料。
[2]前記HC染料は、黄色系HC染料および/またはオレンジ系HC染料を含む、前記[1]に記載の染毛化粧料。
[3]前記第1剤と前記第2剤をこの順にまたは同時に毛髪へ塗布した後、第1剤および第2剤を洗浄し、次いで前記第3剤を塗布することを含む、前記[1]または[2]に記載の染毛化粧料を用いる染毛方法。
本発明によれば、毛髪へのダメージやアレルギー反応を引き起こすことなく、優れた染毛効果および白髪かくし効果を有しながら、染毛後の毛髪を自然な髪色に整え、自然な色調の仕上がりを与えることのできる非酸化型の染毛化粧料を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本発明の範囲はここで説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲で種々の変更をすることができる。
本発明の染毛化粧料は、少なくとも第1剤、第2剤および第3剤を含んで構成される。本発明の染毛化粧料に含まれる第1剤は、没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種を含む。没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体は鉄と反応して発色する成分であり、本発明の染毛化粧料においては、染毛時に第1剤に含まれる没食子酸、タンニン酸および/またはそれらの誘導体と、第2剤に含まれる鉄塩とが反応して染毛効果を生じる。
タンニン酸としては、例えば、加水分解型タンニン、縮合型タンニン等が挙げられる。加水分解型タンニンとしては、例えば五倍子、没食子、スマック、タラ、チェスナット、ミロバラン、オーク、ディビディビ、アルガロビアおよびゲンノショウコ等から得られるタンニンが挙げられる。縮合型タンニンとしては、ガンビア、ゲブラチョ、ミモザ、マングローブ、ヘムロック、スプルース、ビルマカッチ、カシワ樹皮、および柿渋等から得られるタンニンが挙げられる。
没食子酸の誘導体としては、例えば、没食子酸のアルキルエステルが挙げられる。没食子酸のアルキルエステルとしては、例えば、没食子酸と、炭素数1〜10、好ましくは2〜5の直鎖状または分岐状のアルキルとのエステルが挙げられる。このようなアルキルエステルとしては、例えば、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、没食子酸イソアミルなどが挙げられる。没食子酸またはその誘導体は、公知の方法により化学合成したものでもよく、植物から単離したものでもよい。植物から単離したものにさらに化学合成を加えたものでもよい。また、没食子酸またはその誘導体を含有する植物から得られるエキスをそのまま用いてもよい。例えば、マメ科植物タラ由来の没食子酸やウルシ科ヌルデに発生する五倍子由来の没食子酸またはそれらを含有するエキスなどを用いることができる。また、それらの没食子酸を化学的にエステル化して得られた誘導体を用いることもできる。
これらの没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体は、1種を単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。没食子酸を含むことにより、染毛効果および白髪かくし効果をより高めることができるため、第1剤が没食子酸を含むことが好ましい。
第1剤における、没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の含有量は、第1剤の総量に対して0.1〜10質量%であることが好ましく、0.5〜6質量%であることがより好ましい。没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体を複数種含む場合には、その合計量が前記範囲内であることが好ましい。没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の含有量が前記範囲内であると、良好な染毛効果および白髪かくし効果が得られる。
本発明において第1剤は、前記没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の他に、鉄と反応して発色する少なくとも1種の有機化合物および/または前記有機化合物を含む少なくとも1種の植物抽出物を含有してもよい。そのような有機化合物および植物抽出物としては、例えば、五倍子、ピロガロール、ログウッド、ヘマテイン、カテコール、サリチル酸およびその誘導体、フタル酸、オイゲノール、イソオイゲノール、ニコチン酸アミド、デヒドロ酢酸、ピリドキシン、エラグ酸、コウジ酸、マルトール、フェルラ酸、ヒノキチオール、ウコンエキス、クルクミン、オウゴンエキス、タマネギエキス、クエルセチン、ルチン、ヘスペレチン、ヘスペリジン、生コーヒー豆抽出物、カフェー酸、クロロゲン酸、チャエキス、カテキン、エピカテキン、シコンエキス、シソエキス、シソニン、ブドウ葉エキス、ブトウエキス、エノシアニン、ラッカイン酸、ラック、コチニール、カルミン酸、エルダーベリー、アカキャベツ、ムラサキイモ、タマリンド、コウリャン、アピゲニニジン、ルテオリニジンなどを挙げることができる。中でも、染毛効果を高めることができる観点から、前記有機化合物および植物抽出物としては、サリチル酸およびその誘導体が好ましい。
サリチル酸の誘導体としては、例えば、サリチル酸のエステルや塩が挙げられる。サリチル酸の塩としては、例えば、サリチル酸のアルカリ金属塩が挙げられ、具体的にはサリチル酸ナトリウムが挙げられる。またサリチル酸のエステルとしては、例えば、炭素数1〜10の直鎖状または分岐状のアルキルエステルやフェニルエステルが挙げられ、具体的にはサリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸メチルなどが挙げられる。中でも、染毛効果が高いことから、サリチル酸およびサリチル酸ナトリウムが好ましい。
第1剤が、前記没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の他に、鉄と反応して発色する少なくとも1種の有機化合物および/または前記有機化合物を含む少なくとも1種の植物抽出物を含む場合、その含有量は、第1剤の総量に対して0.1〜5質量%であることが好ましく、0.2〜3質量%であることがより好ましい。
本発明の染毛化粧料における第1剤は、尿素を含有してもよい。第1剤が尿素を含む場合、その含有量は、第1剤の総量に基づいて好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上である。第1剤が1質量%以上の尿素を含むことにより、より高い染毛効果および白髪かくし効果を有する染毛化粧料を得ることができる。なお、尿素の含有量の上限は、第1剤の安定性の観点からは、20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることがより好ましい。
本発明の染毛化粧料における第1剤は、第1剤を安定に配合し、染毛効果および白髪かくし効果を高める観点から、油剤を含有することが好ましい。油剤としては、例えば、エステル油、炭化水素油、シリコーン油、動植物油、常温で液状の高級アルコールおよび常温で液状の高級脂肪酸等が挙げられる。第3剤の安定性の観点から、油剤として炭化水素油、エステル油、常温で液状の高級アルコールおよびシリコーン油からなる群から選択される少なくとも1種を含有することがより好ましく、炭化水素油およびエステル油からなる群から選択される少なくとも1種を含有することがより好ましい。少なくとも1つのヒドロキシル基を有するベンゾフェノン化合物を第3剤中に安定に配合する観点からは、炭化水素油を含有することがさらに好ましい。炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、ジオクチルシクロヘキサン、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、ポリブテン、流動イソパラフィン等が挙げられる。
第1剤が油剤を含む場合、油剤の含有量は、製剤の安定性の観点から、第1剤の総量に基づいて、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上である。また、使用性の観点から、好ましくは30質量%以下、より好ましくは15質量%以下である。
本発明の染毛化粧料において、第1剤のpHは、染毛効果および剤の安定性の観点から、好ましくは6〜10であり、より好ましくは7〜9である。
本発明の染毛化粧料に含まれる第2剤は鉄塩を含む。鉄塩は、第1剤に含まれる没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種と反応して発色し、毛髪に色素を固定することができる。
鉄塩としては、例えば、硫酸第一鉄、塩化第一鉄、酢酸第一鉄、リン酸第一鉄、シュウ酸第一鉄、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、酢酸第二鉄等が挙げられる。染毛効果の観点から、第2剤が、硫酸第一鉄、塩化第一鉄、酢酸第一鉄、硫酸第二鉄および塩化第二鉄からなる群から選択される少なくとも1種の鉄塩を含むことが好ましく、硫酸第一鉄、塩化第一鉄および酢酸第一鉄からなる群から選択される少なくとも1種の鉄塩を含むことがより好ましい。これらの鉄塩は、1種を単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。
第2剤における鉄塩の含有量は、本発明の効果を奏する範囲内で適宜決定すればよいが、剤の安定性および染毛効果の観点から、第2剤の総量に基づいて好ましくは0.5〜10質量%、より好ましくは1〜6質量%である。
本発明の染毛化粧料において、第2剤のpHは、染毛効果および剤の安定性の観点から、好ましくは2〜6であり、より好ましくは3〜5である。
本発明の染毛化粧料において、第1剤および第2剤は、それぞれ上述した必須成分および任意成分に加えて、染毛剤において通常使用されるその他の成分を、本発明の効果を奏する範囲内の量で含んでいてもよい。そのような成分としては、例えば、基剤、界面活性剤、油脂類、溶剤、増粘剤、有機酸、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、湿潤剤、香料、金属臭のマスキング剤、着色剤、紫外線吸収剤、育毛養毛剤、フケ防止剤、抗菌剤、柔軟剤、保湿剤、活性酸素除去剤、抗酸化剤、抗微生物剤、シリコーン、ミネラル、加水分解タンパク、ペプチド、アミノ酸類等が挙げられる。
基剤としては、例えば、高級アルコール類、炭化水素、脂肪酸エステル、植物油、脂肪酸等が挙げられる。特に、製剤の安定性の観点から、第1剤が高級アルコールを含有することが好ましく、セトステアリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびベヘニルアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の高級アルコールを含有することがより好ましい。第1剤における高級アルコールの含有量は、製剤の安定性の観点から、第1剤の総量に基づいて、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上である。また、使用性の観点から、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。
界面活性剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等が挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸およびその塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、スルホン酸塩等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、例えば、アルキルアミドプロピルベタイン等が挙げられる。
特に、本発明の染毛化粧料においては、製剤の安定性の観点から、第1剤が少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含むことが好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有することがより好ましい。その場合、非イオン性界面活性剤の含有量は、第1剤の総量に基づいて、好ましくは0.1〜10質量%であり、より好ましくは1〜7質量%である。
酸化防止剤としては、例えば、アスコルビン酸およびその誘導体、亜硫酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、アンモニア、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、リン酸アンモニウム、リン酸一水素二アンモニウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸アンモニウム、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム等が挙げられる。
湿潤剤としては、例えば、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、アミノ酸、植物油等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。
溶剤としては、例えば、水、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
本発明の染毛化粧料に含まれる第3剤は、HC染料を含む。第3剤は、第1剤および第2剤を含む染毛剤の後に毛髪に塗布される染毛料である。従来の非酸化型染毛化粧料では染毛後の毛髪の青みが強くなる傾向にあったところ、第1剤および第2剤の後に、HC染料を含む第3剤を用いることにより、染毛後の毛髪の色調を見た目において青みを抑えた自然な色調に整えることができる。本発明においては、前記HC染料として、黄色系HC染料および/またはオレンジ系HC染料を含むことが好ましい。黄色系HC染料および/またはオレンジ系HC染料を含むことにより、染毛後の毛髪に青みを抑えた自然な色調を与えることができる。第3剤が、黄色系HC染料および/またはオレンジ系HC染料を全く含まない場合、用いるHC染料の色味やその組み合わせ等によっては、染毛後の毛髪の青みを十分に抑えることが困難となることがある。
黄色系HC染料は、呈色した際に黄色系の色味を呈する染料である。黄色系HC染料としては、例えば、HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー5、HCイエロー6、HCイエロー7、HCイエロー8、HCイエロー9、HCイエロー10、HCイエロー11、HCイエロー12、HCイエロー13、HCイエロー14、HCイエロー15等が挙げられる。オレンジ系HC染料は、呈色した際にオレンジ系の色味を呈する染料である。オレンジ系HC染料としては、例えば、HCオレンジ1、HCオレンジ2、HCオレンジ3、HCオレンジ5、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール等が挙げられる。HC染料の種類は、所望する染毛後の毛髪の色調に応じて決定すればよく、1種のみを単独で用いても、複数種を組み合わせて用いてもよい。
第3剤におけるHC染料の含有量は、用いるHC染料の種類やその組み合わせ、所望する染毛後の色調等に応じて適宜選択すればよい。例えば、第3剤の総量に基づいて、合計0.01〜0.5質量%であることが好ましく、0.1〜0.3質量%であることがさらに好ましい。HC染料が前記範囲内であると、染料の溶解性も良好であり、十分な染毛効果が得られる。
HC染料がHCイエロー4、HCイエロー13およびHCオレンジ1である場合、かかる染料の含有量は、第3剤の総量に基づいて、それぞれ0.05〜0.5質量%であることが好ましく、0.1〜0.3質量%であることがより好ましい。また、HC染料がHCイエロー2および2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールである場合、その含有量は、第3剤の総量に基づいて、それぞれ0.01〜0.3質量%であることが好ましく、0.01〜0.2質量%であることがより好ましい。
さらに、本発明の染毛化粧料は、本発明の効果を阻害しない限り、前記HC染料に加えて塩基性染料や酸性染料等の一般的な染毛料に用いられるような染料を含んでいてよい。
本発明の染毛料化粧料に含まれる第3剤は、HC染料の他に、一般的な染毛料に用いられる成分を含有していてもよい。そのような成分としては、例えば、基剤、界面活性剤、油脂類、溶剤、増粘剤、有機酸、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、湿潤剤、香料、着色剤、紫外線吸収剤、育毛養毛剤、フケ防止剤、抗菌剤、柔軟剤、保湿剤、活性酸素除去剤、抗酸化剤、抗微生物剤、シリコーン、ミネラル、加水分解タンパク、ペプチド、アミノ酸類等が挙げられる。
本発明の染毛化粧料に含まれる第1剤、第2剤および第3剤の剤型は、特に限定されるものではなく、例えばクリーム、液体、ゲル、エマルション、スプレー剤、エアゾール型などの剤型にすることができる。全ての剤が同じ剤型であってもよいし、互いに異なる剤型であってもよい。使用性および安定性の観点から、第1剤はクリームまたはゲルであることが好ましい。また、使用性の観点から、第2剤はクリームまたはゲルであることが好ましい。さらに、使用性および安定性の観点から、第3剤はクリームであることが好ましい。
本発明の染毛化粧料に含まれる第1剤、第2剤および第3剤の調製方法は、特に限定されず、通常の方法により製造することができる。
本発明の染毛化粧料に含まれる第1剤、第2剤および第3剤を毛髪に塗布することによって染毛を行うことができる。
本発明の染毛化粧料は、初めに、没食子酸、タンニン酸またはそれらの誘導体を含む第1剤と、鉄塩を含む第2剤を毛髪に塗布し、その後HC染料を含む第3剤を塗布することにより、高い染毛効果および白髪かくし効果を示すとともに、染毛後の毛髪に青みを抑えた自然な色調を与えることができる。第1剤および第2剤を毛髪に塗布する方法としては、例えば、(i)初めに第1剤を毛髪に塗布し、一定時間放置した後、第1剤を洗い流すことなく第2剤を塗布し、さらに一定時間放置する方法、(ii)第1剤および第2剤を同時に毛髪に塗布し、一定時間放置する方法、および、(iii)第1剤および第2剤を混合して得た組成物を毛髪に塗布し、一定時間放置する方法などが挙げられる。染毛効果の観点からは、第1剤および第2剤を毛髪に塗布する方法としては前記(i)の方法が好ましい。
本発明において、第1剤と第2剤の使用比率は、使用性の観点から、質量比で好ましくは第1剤:第2剤=1:0.5〜1:2であり、より好ましくは第1剤:第2剤=1:0.8〜1:1.2であり、さらに好ましくは1:1である。
前記のような方法により第1剤および第2剤を塗布し、一定時間放置した後、第1剤および第2剤を洗い流した後、第3剤を毛髪に塗布する。第3剤を塗布した後、一定時間放置することにより染毛を行うことができる。なお、各剤の洗浄は、シャンプーを用いて行ってもよく、流水のみで行ってもよい。
毛髪に塗布した後の放置時間は、毛髪への塗布量、所望する染着度合等によって、適宜調整されるものである。第1剤および第2剤を毛髪に塗布した後の放置時間は、各剤を塗布した状態でそれぞれ、例えば1〜60分であってよく、好ましくは5〜40分である。第1剤と第2剤とを同時に塗布する場合、および第1剤と第2剤とを混合して塗布する場合には、用いる剤を毛髪に塗布し終えた後、通常1〜60分であり、好ましくは5〜40分である。さらに、第3剤を毛髪に塗布した後の放置時間は、第3剤を塗布した状態で、例えば1〜30分であってよく、好ましくは3〜15分であり、より好ましくは5〜10分である。
第1剤、第2剤および第3剤の毛髪への塗布量は、毛髪の量や長さ、所望する染着度合等によって適宜調整されるものである。第1剤および第2剤では、使用性の観点から、長さ20センチ程度の毛髪に対して、各剤それぞれ30〜70g程度であることが好ましく、40〜60g程度であることがより好ましい。また、第3剤の塗布量は、使用性の観点から、長さ20センチ程度の毛髪に対して、5g〜50g程度であることが好ましく、10g〜30g程度であることがより好ましい。本発明の一態様においては、長さ20センチ程度の毛髪に対して、第1剤、第2剤をそれぞれ50g塗布してよい。また、第3剤を20g塗布してよい。毛髪や人体への負担の観点から、毛髪に塗布する際の温度は、通常15〜45℃であることが好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。なお、本発明の範囲は以下の実施例の内容に限定されるものではない。
1.没食子酸、タンニン酸またはそれらの誘導体を含む製剤の調製
表1に示す組成に従い、以下のようにして、処方例1〜4の製剤を調製した。
油相成分として、流動パラフィン、セトステアリルアルコールおよびポリオキシエチレンセトステアリルエーテル30EOを混合し、十分に加熱溶解させた。水相成分として、水酸化カリウムおよび炭酸水素アンモニウムを除く油相成分以外の成分を混合し、十分に加熱溶解させた。次いで、撹拌しながら加熱溶解した油相成分に水相成分を加えて乳化した。得られた乳化物を冷却し、pHを8とする量の水酸化カリウム、および水に溶解させた炭酸水素アンモニウムを添加して、処方例1〜4の各製剤を得た。
Figure 0006732443
2.鉄塩を含む製剤の調製
表2に示す処方に従い、以下のようにして、処方例I〜IVの製剤を調製した。
(1)処方例IおよびIIの製剤の調製
水相成分として、常温の精製水に、硫酸第一鉄または塩化第一鉄を加え、さらに、アスコルビン酸を加えて混合した。油相成分として、セトステアリルアルコールおよびポリオキシエチレンセトステアリルエーテル30EOを混合し、十分に加熱溶解させた。次いで、撹拌しながら油相成分に水相成分を加えて乳化し、処方例IおよびIIの製剤を得た。得られた各製剤のpHは、それぞれ3程度であった。
(2)処方例IIIおよびIVの製剤の調製
常温の精製水に、硫酸第一鉄または塩化第一鉄を加え、さらに、アスコルビン酸を加えて撹拌溶解し、処方例IIIおよびIVの製剤を得た。得られた各製剤のpHは、それぞれ3程度であった。
Figure 0006732443
3.HC染料を含む製剤の調製
表3および4に示す処方に従い、以下のようにして、処方例a〜oの製剤を調製した。
油相成分として、ステアラミドプロピルジメチルアミン、イソノナン酸イソノニル、ベヘントリモニウムクロリド、セトステアリルアルコール、およびセチルアルコールを混合し、十分に加熱溶解させた。前記油相成分以外の成分を水相成分として混合し、十分に加熱溶解させた。次いで、撹拌しながら加熱溶解した油相成分に水相成分を加えて乳化した。得られた乳化物を冷却して、処方例a〜oの各製剤を得た。得られた各製剤のpHは、それぞれ3程度であった。
Figure 0006732443
Figure 0006732443
4.染毛評価
表5に示す染毛化粧料の処方に従い、前記処方例1〜4、I〜IVおよびa〜oの製剤の組み合わせを変えた、実施例1〜19および比較例1〜4の染毛化粧料について、以下の方法に従い、染毛効果、白髪かくし効果および染毛後の色調を評価した。
(1)染毛効果および色調の評価
(i)実施例1〜19ならびに比較例1および2
シャンプーおよびリンス処理した毛束1g(白髪率100%)に、表5に示す染毛化粧料の処方に従い、第1剤を2g塗布し、30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。次いで、第2剤を2g塗布し、再度30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。その後、毛束を流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。その後、第3剤を3g塗布し、30℃、相対湿度65%下で5分間放置後、流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。
(ii)比較例3および4
シャンプーおよびリンス処理した毛束1g(白髪率100%)に、表5に示す染毛化粧料の処方に従い、第1剤目として処方例aまたはeの製剤を2g塗布し、5分放置後、流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。その後、第2剤目として処方例1の製剤を2g塗布し、30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。次いで、第3剤目として処方例Iの製剤を2g塗布し、再度30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。その後、毛束を流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。
乾燥させた毛束を用いて、染毛効果および染毛後の毛髪の色調を次のようにして評価した。
(染毛効果)
以下に示す基準に従い、専門のパネラー5名により肉眼にて染毛効果を評価した。なお、5名のパネラーの評価が2つに分かれた場合は多い方の評価を採用し、3つ以上に分かれた場合は5名の評価が一致するか2つに分かれるまで再度評価を行った。
染毛効果の評価基準
◎:濃く染毛した。
○:はっきりと染毛した。
△:わずかに染毛した。
×:染毛しなかった。
(色調)
以下に示す基準に従い、専門のパネラー5名により肉眼にて毛髪の色調(特に青みの強さ)を評価した。なお、5名のパネラーの評価が2つ又は3つ以上に分かれた場合には、上記と同様にして評価した。茶味を感じることにより、没食子酸、タンニン酸またはそれらの誘導体と鉄塩との反応により発色される青みを和らげることができるため、見た目に青みを抑えた自然な色調となる。
毛髪の色調の評価基準
◎:茶味を感じる
〇:茶味をやや感じる
△:やや青みが残っている
×:青みが強く残っている
(2)白髪かくし効果の評価
(i)実施例1〜19ならびに比較例1および2
シャンプーおよびリンス処理した毛束2g(白髪率20%)に、表5に示す染毛化粧料の処方に従い、第1剤を4g塗布し、30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。次いで、第2剤を4g塗布し、再度30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。その後、毛束を流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。その後、第3剤を3g塗布し、30℃、相対湿度65%下で5分間放置後、流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。
(ii)比較例3および4
シャンプーおよびリンス処理した毛束2g(白髪率20%)に、表5に示す染毛化粧料の処方に従い、第1剤目として処方例aまたはeの製剤を3g塗布し、5分放置後、流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。その後、第2剤目として処方例1の製剤を4g塗布し、30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。次いで、第3剤目として処方例Iの製剤を4g塗布し、再度30℃、相対湿度65%下で15分間放置した。その後、毛束を流水で洗浄し、ドライヤーで乾燥させた。
乾燥させた毛束を用いて、白髪かくし効果を次のようにして評価した。
(白髪かくし効果)
以下に示す基準に従い、専門のパネラー5名により肉眼にて白髪かくし効果を評価した。なお、5名のパネラーの評価が2つ又は3つ以上に分かれた場合には、上記と同様にして評価した。
白髪かくし効果の評価基準
◎:白髪が目立たない
○:白髪がわずかに目立つ
△:白髪が目立つ
×:白髪が染まっていない
Figure 0006732443
第1剤中に没食子酸、タンニン酸またはそれらの誘導体を含み、第2剤中に鉄塩を含み、第3剤中にHC染料を含み、前記第1剤および前記第2剤の後に前記第3剤を塗布する本発明の染毛化粧料では、染毛効果および白髪かくし効果が高く、染毛後の毛髪に青みを抑えた色調を与えることが確認された。これに対して、第3剤としてHC染料を含まない場合(比較例1および2)には、見た目に青みを強く感じる不自然な色調になった。この傾向は、HC染料を含む剤を、没食子酸を含む剤より前に塗布する染毛化粧料(比較例3および4)においても同じであった。

Claims (2)

  1. 少なくとも第1剤、第2剤および第3剤を含んで構成される染毛化粧料であって、
    前記第1剤は、没食子酸、タンニン酸およびそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1種を含み、
    前記第2剤は鉄塩を含み、
    前記第3剤は、HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー13、HCオレンジ1および2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールからなる群から選択される少なくとも1種のHC染料を含み、かつ、
    HCイエロー4、HCイエロー13および/またはHCオレンジ1を含む場合、その含有量が、第3剤の総量に基づいてそれぞれ0.1〜0.5質量%であり、
    HCイエロー2および/または2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノールを含む場合、その含有量が、第3剤の総量に基づいてそれぞれ0.05〜0.3質量%であり、
    第3剤が第1剤および第2剤の後に毛髪へ塗布される、染毛化粧料。
  2. 前記第1剤と前記第2剤をこの順にまたは同時に毛髪へ塗布した後、第1剤および第2剤を洗浄し、次いで前記第3剤を塗布することを含む、請求項1に記載の染毛化粧料を用いる染毛方法。
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