JP2014234044A - 更生タイヤ - Google Patents

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知且 生田
Tomokatsu Ikuta
知且 生田
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Abstract

【課題】トレッドに排気溝を設けなくても更生タイヤの耐久性の向上を図る。【解決手段】更生タイヤ10が、クラウン部12Cにベルト層16を含んだ台タイヤ12と、台タイヤ12のクラウン部12Cに、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2の43%以上のタイヤ径方向の厚みT1を有するクッションゴム18を介して加硫接着されたトレッド20と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、更生タイヤに関する。
従来から、使用済みのタイヤを更生した更生タイヤとして、研磨されたタイヤのクラウン部にプレキュアトレッドを接着用のクッションゴムを介して巻き付けて両者を貼り合わせたものが知られている。
特許文献1には、更生タイヤの耐久性を向上するため、プレキュアトレッドの台タイヤ側に位置する背面部に排気溝を設ける技術が開示されている。
特開2011−245881号公報
しかしながら、排気溝を設けると製造時に手間が掛かる。
本発明は上記事実を考慮して、トレッドに排気溝を設けなくても更生タイヤの耐久性を向上することができる更生タイヤを提供することを課題とする。
<1>クラウン部にベルト層を含んだ台タイヤと、前記台タイヤのクラウン部に、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの43%以上のタイヤ径方向の厚みを有するクッションゴムを介して加硫接着されたトレッドと、を有する更生タイヤ。
<2>前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの1112%以下のタイヤ径方向の厚みを有する、<1>に記載の更生タイヤ。
<3>前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの684%以下のタイヤ径方向の厚みを有する、<1>又は<2>に記載の更生タイヤ。
<4>前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの60%以上のタイヤ径方向の厚みを有する、<1>〜<3>の何れか1つに記載の更生タイヤ。
<5>前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの428%以上のタイヤ径方向の厚みを有する、<1>〜<4>の何れか1つに記載の更生タイヤ。
<6>航空機に装着される<1>〜<5>の何れか1つに記載の更生タイヤ。
本発明によれば、トレッドに排気溝を設けなくても更生タイヤの耐久性が向上する。
本発明の実施形態に係る更生タイヤのタイヤ幅方向の一部断面図である 厚みT1(%)を横軸とし、耐久性及び耐熱性(%)を縦軸として、耐久性試験の結果及び耐熱性試験の結果をプロットしたグラフ図である。
図1に示すように、更生タイヤ10は、新品タイヤで摩耗した第一寿命終了品(台タイヤ12)のトレッドを再加工(更正)し第二寿命品として再使用(リユース)するタイヤである。この更生タイヤ10は、主に、タイヤへの負荷荷重の大きい航空機に装着される。
台タイヤ12は、ビードコア14を含む一対のビード部12Aと、一対のうち対応するビード部12Aに連なる一対のサイド部12Bと、一対のサイド部12Bに連なるクラウン部12Cと、を有している。なお、図1では省略されているが、台タイヤ12は、両端部がそれぞれビードコア14で折り返された1層又は複数層で構成されるカーカスも有している。
ここで、本明細書でのクラウン部12Cとは、タイヤをJATMA YEAR BOOK(2012年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
クラウン部12Cは、新品タイヤで摩耗したトレッドが除去されて研磨が施されている。このクラウン部12C内には、カーカスの径方向外側で、タイヤ軸方向Aに沿って、ベルト層16が配置されている。ベルト層16は、1層であっても複数層であってもよい。
クラウン部12Cの外側(接地側)には、クッションゴム18を介して加硫接着されたプレキュアトレッド20を有している。
プレキュアトレッド20の踏面20Aには、タイヤ周方向に延びる周方向溝22(主溝)が形成されており、そのタイヤ軸方向Bに延びるラグ溝(不図示)が形成されている。プレキュアトレッド20の踏面20Aには、この周方向溝22とラグ溝とで複数のブロックが形成されており、いわゆるブロックパターンが形成されている。
クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2(ベルト層が複数層の場合は総厚)の43%以上である。これにより、プレキュアトレッドに排気溝を設けなくても更生タイヤ10の耐久性が急激に向上する。また、密着力が高まり、耐久性が向上する。
なお、タイヤ径方向の厚みT1は、タイヤセンターCLの箇所を含むクッションゴム18の10箇所の厚みの平均値である。また、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2は、タイヤセンターCLの箇所を含むベルト層16の10箇所の厚みの平均値である。
また、クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2の60%以上であることが好ましい。更生タイヤ10の耐久性向上が飽和し始めるからである。
さらにまた、クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2の428%以上であることが好ましい。428%以上で厚みT1が変化しても更生タイヤ10の耐久性が変化しないからである(つまり、更生タイヤ10の耐久性を最大限にまで向上させることができるからである)。
さらに、クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2の1112%以下であることが好ましい。これにより、更生タイヤ10の耐熱性の劣化を抑制できるからである。
さらに、クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層16のタイヤ径方向の厚みT2の684%以下であることが好ましい。これにより、更生タイヤ10の耐熱性の劣化をより抑制できるからである。
以上の実施形態に係る更生タイヤ10は、未加硫のクッションゴム18を研磨済みの台タイヤ12に貼り付け、予め加硫したプレキュアトレッド20を貼り付け更生加硫した、所謂コールド製法により製造される。
なお、コールド製法の他にもホット製法があるが、製造された更生タイヤ10がコールド製法で用いられたか否かを判断するには、クッションゴム18断面の色を見ればよい。具体的にホット製法では、クッションゴム18全体の色が均一だが、コールド製法では、クッションゴム18全体の色が不均一である(様々な色を有する)。したがって、更生タイヤ10のクッションゴム18全体の色が不均一であれば、コールド製法で製造されたことが分かる。
また、台タイヤ12とクッションゴム18とプレキュアトレッド20との区別は、色の違いから区別することができる。
また、上記厚みT1は、未加硫のクッションゴム18と製造後のクッションゴム18の厚みの違いがないものと想定して規定しているが、厚みの違いがあっても未加硫のクッションゴム18の厚みは、製造後のクッションゴム18の厚みの−0.05mm程度と考えられる。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。
例えば、更生タイヤ10は、航空機に装着される場合を説明したが、大型バスやトラック等に装着されてもよい。
また、本願の開示する技術は、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
以下に実施例を説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
本発明者らは、上記実施形態の効果を確かめるために、更生タイヤの8例(以下、実施例1〜8という)、比較のための更生タイヤの3例(以下、比較例1〜3いう)について、耐久性試験と耐熱性試験を行った。
耐久性試験では、実施例及び比較例の更生タイヤそれぞれについて、規定内圧(220PSI(=1516680Pa))、規定荷重(91360Lbs. (=163.29kg))の160%荷重下、規定の離陸ドラム試験を繰り返し、プレキュアトレッドの一部が剥がれるまでの回数を測定した。
耐熱性試験では、実施例及び比較例の更生タイヤそれぞれについて、規定内圧(220PSI(=1516680Pa))、規定荷重(91360Lbs. (=163.29kg))の160%荷重下、規定の離陸ドラム試験を繰り返し、プレキュアトレッドの一部が剥がれる前の回数(200回)時に更生タイヤを取り外し、クッションゴムを解剖により採取し、200% 引っ張りモジュラス(MPa)を測定した。
なお、タイヤサイズは全て50×20.0 R22 32PRである。各実施例1及び比較例の更生タイヤの構成は、クッションゴムのタイヤ径方向の厚み以外は、全て共通で、実施形態の更生タイヤの構成と同様である。
表1に、各実施例及び比較例の更生タイヤにおいてベルト層のタイヤ径方向の厚みT2に対するクッションゴムのタイヤ径方向の厚みT1(%)と、耐久性試験の結果と、耐熱性試験の結果と、をまとめて示す。なお、表中の耐久性試験の結果及び耐熱性試験の結果は、厚みT1が43%であるときを100%(基準)としたときの比較値を示すものである。
また、図2に、厚みT1(%)を横軸とし、耐久性及び耐熱性を縦軸として、耐久性試験の結果及び耐熱性試験の結果をプロットした。
Figure 2014234044
表1及び図2に示す結果から、クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1が増大するにつれて、原則、耐熱性は向上し、耐熱性は低下するということが分かった。
特に、図2の拡大図から、クッションゴム18のタイヤ径方向の厚みT1が、ベルト層のタイヤ径方向の厚みT2の43%以上であれば、プレキュアトレッドに排気溝を設けなくても43%未満に比べて耐久性が急激に向上することが分かった。
また、クッションゴムのタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層のタイヤ径方向の厚みT2の60%以上であることが好ましいことが分かった。耐久性向上が飽和し始めるからである。
さらに、クッションゴムのタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層のタイヤ径方向の厚みT2の428%以上であることが好ましいことが分かった。428%以上で厚みT1が変化しても耐久性が変化しないからである(つまり、耐久性を最大限にまで向上させることができるからである)。
また、クッションゴムのタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層のタイヤ径方向の厚みT2の1112%以下であることが好ましいことが分かった。耐熱性の劣化を抑制できるからである。
さらに、クッションゴムのタイヤ径方向の厚みT1は、ベルト層のタイヤ径方向の厚みT2の684%以下であることが好ましいことが分かった。これにより、耐熱性の劣化をより抑制できるからである。
10 更生タイヤ
12 台タイヤ
12C クラウン部
16 ベルト層
18 クッションゴム
20 プレキュアトレッド(トレッド)

Claims (6)

  1. クラウン部にベルト層を含んだ台タイヤと、
    前記台タイヤのクラウン部に、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの43%以上のタイヤ径方向の厚みを有するクッションゴムを介して加硫接着されたトレッドと、
    を有する更生タイヤ。
  2. 前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの1112%以下のタイヤ径方向の厚みを有する、
    請求項1に記載の更生タイヤ。
  3. 前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの684%以下のタイヤ径方向の厚みを有する、
    請求項1又は請求項2に記載の更生タイヤ。
  4. 前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの60%以上のタイヤ径方向の厚みを有する、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の更生タイヤ。
  5. 前記クッションゴムは、前記ベルト層のタイヤ径方向の厚みの428%以上のタイヤ径方向の厚みを有する、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の更生タイヤ。
  6. 航空機に装着される請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の更生タイヤ。
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