JP2014231426A - 高圧洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧洗浄機とホースリールを一体化した高圧洗浄機であって、コンパクトで操作性が高く、外観の見た目にも優れた高圧洗浄機を得る。
【解決手段】この高圧洗浄機は、ホースを回転ドラム33に巻き取るホースリール31と、回転ドラム33を回転させるためのハンドル32とを備えており、ハンドル32が、少なくとも操作位置と収納位置との2つの位置を取り得るように設けられている。ハンドル32と回転ドラム33とは、クラッチ機構61を介して接続されており、当該クラッチ機構61は、ハンドル32が操作位置にあるときには、ハンドル32と回転ドラム33との連結を行うことでハンドル32からの回転力を回転ドラム33に伝達可能とし、ハンドル32が収納位置にあるときには、ハンドル32と回転ドラム33との連結を解除することでハンドル32からの回転力を回転ドラム33に伝達不能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、高圧洗浄機に係り、特に、ホースリールを備えた高圧洗浄機に関するものである。
従来から、強力な圧力で水を吹き付けることで、床や壁、あるいはコンクリートなどにこびりついた汚れを落とすことのできる高圧洗浄機が知られている。一般的な高圧洗浄機は、駆動源となる電動モータと、電動モータによって駆動されることで、供給される水を加圧して高圧水を発生させるポンプ機構を有しており、吸水口から供給される水が電動モータによって駆動されるポンプ機構によって加圧されて高圧水となり、その高圧水が吐水口及び吐水装置(ノズルガン等)を経て吐出されるように構成されていた。
このような従来の高圧洗浄機では、吐水口と吐水装置(ノズルガン等)とをホースでつないで使用することが一般的に行われている。また、この種のホースは、使用時の取り回しや収納の便宜等を考慮して、ホースリールに設置されたものを用いることが行われてきた。
実開平3−31176号公報
しかしながら、ホースリールは高圧洗浄機とは別に用意する必要があるので、ユーザにとっては不便である。そこで、本発明者は、高圧洗浄機とホースリールとを一体化することで、ユーザにとって便利に使用することのできる従来にはない高圧洗浄機を創作する旨、検討を行った。ところが、従来のホースリールには、ホースを巻き取る回転ドラムを操作するためのハンドルが突出して設けられているため(例えば、上記特許文献1等参照)、従来の高圧洗浄機と従来のホースリールとを単純に組み合わせただけでは、装置を小型化することができないという課題が存在していた。
また、ホースリールにとって必須の構成となるハンドルは、回転操作を行うことで回転ドラムを回転させるものであるので、ハンドルの回転領域を確保しなければならない。そのため、ハンドルの回転領域には部材を配置することができない等、高圧洗浄機とホースリールとを一体化する場合には、コンパクトで操作性の高い高圧洗浄機を製作する上での設計上の制約が多く存在する。
さらに、単に従来の高圧洗浄機と従来のホースリールとを一体化しただけでは、意匠性に優れた高圧洗浄機を得ることはできない。
本発明は、上述した課題の存在に鑑みて成されたものであって、その目的は、高圧洗浄機とホースリールとを一体化した形態の高圧洗浄機を得るに際して、コンパクトで操作性が高く、外観の見た目にも優れた従来にはない高圧洗浄機を提供することにある。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係る高圧洗浄機(10)は、駆動源となる電動モータ(12)と、前記電動モータ(12)によって駆動されることで、供給される水を加圧して高圧水を発生させるポンプ機構(21)と、前記ポンプ機構(21)と接続されるホース(30)を回転ドラム(33)に巻き取るホースリール(31)と、前記回転ドラム(33)を回転させるためのハンドル(32)と、を備え、前記ハンドル(32)が、少なくとも操作位置と収納位置との2つの位置を取り得るように設けられる高圧洗浄機(10)であって、前記ハンドル(32)と前記回転ドラム(33)とは、クラッチ機構(61)を介して接続されており、前記クラッチ機構(61)は、前記ハンドル(32)が前記操作位置にあるときには、前記ハンドル(32)と前記回転ドラム(33)との連結を行うことで前記ハンドル(32)からの回転力を前記回転ドラム(33)に伝達可能とし、前記ハンドル(32)が前記収納位置にあるときには、前記ハンドル(32)と前記回転ドラム(33)との連結を解除することで前記ハンドル(32)からの回転力を前記回転ドラム(33)に伝達不能とすることを特徴とするものである。
本発明に係る高圧洗浄機(10)は、前記電動モータ(12)、前記ポンプ機構(21)、及び前記ホースリール(31)を収納する筺体(51)を備え、前記筺体(51)には、前記ハンドル(32)が前記収納位置にあるときに当該ハンドル(32)を収納するための収納凹部(54)が形成されていることとすることができる。
また、本発明に係る高圧洗浄機(10)において、前記クラッチ機構(61)による前記ハンドル(32)と前記回転ドラム(33)との連結状態・解除状態の切り替えは、前記ハンドル(32)が前記操作位置と前記収納位置との間の位置にあるときに行われることが好適である。
さらに、本発明に係る高圧洗浄機(10)では、前記収納凹部(54)に収納された前記ハンドル(32)の外周側側面の少なくとも一部が、前記筺体(51)の外面と同一面となるように、もしくは前記筺体(51)の外面よりも内部に収まるように構成されることが好ましい。
本発明によれば、高圧洗浄機とホースリールとを一体化した形態の高圧洗浄機であって、コンパクトで操作性が高く、外観の見た目にも優れた従来にはない高圧洗浄機を提供することができる。
本実施形態に係る高圧洗浄機の全体構成を示した外観斜視図である。 本実施形態に係る高圧洗浄機の外観正面図である。 本実施形態に係る高圧洗浄機の外郭を構成する筐体の前面側を取り外した状態を示す図である。 本実施形態に係る高圧洗浄機の内部構成を説明するための縦断面正面図である。 本実施形態に係るホースリールの分解斜視図である。 ハンドルが収納位置にある場合のホースリールを示す図であり、特に、外観正面視を示している。 ハンドルが収納位置にある場合のホースリールを示す図であり、特に、図6中のVII−VII断面視を示している。 本実施形態に係るクラッチ機構の構成を説明するための要部縦断面図であり、特に、ハンドルが収納位置にある場合の様子を示す図である。 ハンドルが操作位置にある場合のホースリールを示す図であり、特に、外観正面視を示している。 ハンドルが操作位置にある場合のホースリールを示す図であり、特に、図9中のX−X断面視を示している。 本実施形態に係るクラッチ機構の構成を説明するための要部縦断面図であり、特に、ハンドルが操作位置にある場合の様子を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る高圧洗浄機の全体構成を示した外観斜視図であり、図2は、本実施形態に係る高圧洗浄機の外観正面図である。また、図3は、本実施形態に係る高圧洗浄機の外郭を構成する筐体の前面側を取り外した状態を示す図であり、図4は、本実施形態に係る高圧洗浄機の内部構成を説明するための縦断面正面図である。
本実施形態に係る高圧洗浄機10は、図3で示されるように、駆動源となる電動モータ12が収納されたモータユニット11と、電動モータ12によって駆動されることで、供給される水を加圧して高圧水を発生させるポンプ機構21と、ポンプ機構21と接続されるホース30を巻き取るホースリール31と、を備えて構成されている。
図4に示すように、モータユニット11の内部には、不図示の電源から供給される外部電力によって回転駆動する電動モータ12が収納されている。この電動モータ12は、界磁束発生源である回転子13と、この回転子13を回転させる回転磁界を発生するための固定子14とから構成されている。回転子13は、モータ軸13aを有して構成されているとともに、モータ軸13aの先端には斜板13bが取り付けられている。電動モータ12は、斜板13bの回転運動を後述するポンプ機構21に伝達することで、駆動源としての機能を発揮する。一方、固定子14は、モータユニット11内で固定設置されている。
また、本実施形態に係るモータユニット11には、電動モータ12を冷却するための冷却水を導通させるキャビティ15が、電動モータ12の外周を取り囲むように形成されている。このキャビティ15は、固定子14に接触するとともに固定子14の周りを取り囲むように設置される金属製の内方ケーシング15aと、この内方ケーシング15aのさらに外周を取り囲むように設置される外方ケーシング15bとによって形成されており、その空間形状は、略円筒形状となるように構成されている。
内方ケーシング15aは、固定子14から伝達される熱をキャビティ15内の冷却水に効率よく伝達するために、例えばアルミニウム合金等の熱伝導性の高い金属で構成されている。また、キャビティ15からの冷却水の漏れを確実に防ぐために、内方ケーシング15aと外方ケーシング15bとの間には、Oリング15cが設置されている。なお、本実施形態では、2つのOリング15cが設置されている。
以上のように、本実施形態に係るモータユニット11は、水冷式の冷却機構を備えて構成されているので、冷却ファンを備える必要がない。つまり、冷却風を取り込むための開口部を筺体51に設ける必要がないので、外部に漏れる騒音が非常に少なくなる構成となっている。
一方、ポンプ機構21は、モータユニット11と斜板13bを介して動力伝達可能に接続する部材である。本実施形態に係るポンプ機構21では、略水平方向で往復運動を行う3つのピストン22が、この斜板13bの軸端面側の傾斜面に埋め込み設置されたスラストベアリング13cと接触状態で設置されている。3つのピストン22には、バネ22aが設置されており、常にはバネ22aの作用によってスラストベアリング13c側へ突出する方向(すなわち、図4における紙面右方向)に弾性力が加わるとともに、このバネ22aの弾性力に抗する横向き(図4における紙面左方向)の力が加わると、ピストン22が左方向へと移動するように構成されている。つまり、3つのピストン22のそれぞれは、略水平方向(左右方向)で往復ピストン運動ができるように構成されている。
そして、斜板13bに埋め込み設置されたスラストベアリング13cと3つのピストン22とが接触するポンプ内領域23は潤滑油で満たされており、スラストベアリング13cと3つのピストン22との良好な接触状態が実現するように構成されている。したがって、電動モータ12が駆動されてモータ軸13aが回転駆動すると、この回転駆動力によって斜板13bが回転駆動されることとなるが、斜板13bが回転駆動されると、斜板13bの軸端面側に形成された傾斜面の作用によってスラストベアリング13cが傾斜した状態で回転運動を行うので、このスラストベアリング13cによって3つのピストン22が順に反斜板方向(図4における紙面左方向)へ押し込まれるとともに、この方向への押し込みを解除され、3つのピストン22が順に往復ピストン運動を行うようになっている。
3つのピストン22の先には、吸水口16を経由して送られてくる水が誘導される。3つのピストン22の設置箇所の左側位置に誘導された水は、ピストン22による往復ピストン運動の作用によって加圧されて、高圧水が生成されることとなる。
ポンプ機構21によって加圧されて生成された高圧水は、ポンプ機構21と接続されるホース30に誘導され、外部への高圧洗浄作業に用いられることとなる。本実施形態に係る高圧洗浄機10は、ホース30を巻き取るためのホースリール31を備えており、ホース30の長さを作業環境に応じて調節できるようになっている。なお、ホースリール31には、リールの回転操作を容易に実現できるように、ハンドル32が設置されている。このハンドル32は、筐体51の右側面に形成された収納凹部54に対して取り出し・収納自在となっており、高圧洗浄機10の操作性の向上や装置のコンパクト化が図られている。
上述したモータユニット11、ポンプ機構21、及びホースリール31については、高圧洗浄機10の外郭を構成する筐体51に対して収納設置されている。この筐体51は、前面側と後面側を構成する前後半割部材を組み合わせることで構成されている。また、筐体51の上部中央位置には把持部52が、下部後方位置には左右一対のタイヤ53が形成されている。本実施形態に係る高圧洗浄機10は、図1〜図4で例示するような自立状態にあるときには、重心がやや前方位置となるように構成されているので、左右一対のタイヤ53は機能せず、安定した自立状態を維持できるようになっている。また、移動時には、使用者が把持部52を持って後方側に傾けることで、筐体51の下部後方に位置する左右一対のタイヤ53が回転可能となるので、把持部52を後方側に傾けながら後方側に引くことで、高圧洗浄機10の移動が容易に可能となる。
また、本実施形態に係る高圧洗浄機10では、当該高圧洗浄機10が自立状態のときに、筺体51の下方位置に電動モータ12を有するモータユニット11とポンプ機構21が横並びに配置されるとともに、筺体51の上方位置にホースリール31が配置されている。すなわち、重量物であるモータユニット11とポンプ機構21が筐体51の下方の位置に配置されるとともに、これらより比較的重量の小さいホースリール31が筐体51の上方の位置に配置されているので、本実施形態に係る高圧洗浄機10は非常に良好な重量バランスを有しており、安定した自立状態が実現可能となっている。また、使用者からホース30の出し入れの際に操作を受けるハンドル32を有するホースリール31が筐体51の上方側に配置されているので、高い操作性が実現している。
なお、本実施形態のモータユニット11とポンプ機構21については、筐体51内での安定した設置状態を維持するために、モータユニット11とポンプ機構21それぞれの筐体51対向面に対して、筺体51の内面側と接続する支持部55が形成されている。本実施形態の支持部55は、図3で示されるように、円筒形をした凸部として形成されており、筐体51の内面側に設けられた支持部55を収納するための凹部(不図示)と嵌合することで、筐体51内におけるモータユニット11とポンプ機構21の安定した設置状態が実現されている。なお、この支持部55と、支持部55を収納するための筐体51側の凹部の形状については、あらゆる形状を採用することができる。また、支持部55については、防振や防音等の効果を得るために、弾性部材を採用することが好適である。
以上、本実施形態に係る高圧洗浄機10の基本構成について説明した。次に、本実施形態に係る高圧洗浄機10が備えるホースリール31の詳細構成について、図5〜図11を参照図面に加えて説明を行う。
ここで、図5は、本実施形態に係るホースリール31の分解斜視図である。また、図6及び図7は、ハンドル32が収納位置にある場合のホースリール31を示す図であり、特に、図6が外観正面視を、図7が図6中のVII−VII断面視を示している。さらに、図8は、本実施形態に係るクラッチ機構の構成を説明するための要部縦断面図であり、特に、ハンドルが収納位置にある場合の様子を示す図である。一方、図9及び図10は、ハンドル32が操作位置にある場合のホースリール31を示す図であり、特に、図9が外観正面視を、図10が図9中のX−X断面視を示している。また、図11は、本実施形態に係るクラッチ機構の構成を説明するための要部縦断面図であり、特に、ハンドルが操作位置にある場合の様子を示す図である。
本実施形態に係るホースリール31は、ホース30が巻き回される回転ドラム33と、回転ドラム33に対して回転力を及ぼすハンドル32と、ホース30を回転ドラム33に対して好適に巻き回すためのトラバース機構34とを備えて構成されている。
回転ドラム33とハンドル32とは、後述するクラッチ機構61を介して接続されている。また、ハンドル32は、図9〜図11で示すような操作位置と、図6〜図8で示すような収納位置との2つの位置を取り得るように設けられている。そして、ハンドル32とクラッチ機構61との協働した作用によって、ハンドル32が操作位置にあるときには、ハンドル32と回転ドラム33との連結を行うことで、ハンドル32からの回転力を回転ドラム33に伝達可能とする構成となっている。一方、ハンドル32が収納位置にあるときには、ハンドル32と回転ドラム33との連結を解除することで、ハンドル32からの回転力を回転ドラム33に伝達不能とする構成となっている。
ここで、上述のような、ハンドル32とクラッチ機構61との協働した作用を実現するための具体的な構成について、図5、図8及び図11を参照して説明を行う。
本実施形態に係るクラッチ機構61は、回転ドラム33に固定設置される第一ギア62を備えている。この第一ギア62は、内周面にスプライン溝62aが形成されるとともに、外周面にギア歯車62bが形成される部材である。
第一ギア62の内周面を貫通するように、ハンドル接続軸63が設けられる。このハンドル接続軸63は、外方側(すなわち、反回転ドラム側)の軸端部がハンドル32と傾動自在に軸接続されている。この軸接続は、ハンドル接続軸63が備える傾動軸63bと、ハンドル32が備える傾動軸受け32bとの係合によって実現されている。
また、ハンドル接続軸63の軸中央部には、係合部材64が設置されている。ハンドル接続軸63と係合部材64とは、符号Sの箇所でスプライン結合されており、係合部材64は、ハンドル接続軸63の軸方向に対して移動可能であるとともに、ハンドル接続軸63の軸周りにおいて回転移動不能となっている。さらに、この係合部材64の外周面には、前述した第一ギア62の内周面に形成されたスプライン溝62aと噛み合うスプライン溝64aが形成されている。スプライン溝62aとスプライン溝64aとが噛み合うことで、図11にて符号Sで示すスプライン結合が実現するようになっている(詳細は後述する)。
さらに、ハンドル接続軸63に設置された係合部材64の軸方向の内方側及び外方側には、2つのコイルばね(第一コイルばね65a,第二コイルばね65b)が設置されている。外方側に位置する第一コイルばね65aは、ハンドル接続軸63の軸中央部に設置された第一止輪65aと、第一ギア62の内周面の壁面との間に設置されている。したがって、第一コイルばね65aの弾性力は、ハンドル接続軸63に対して及ぼされることとなる。
一方、内方側に位置する第二コイルばね65bは、ハンドル接続軸63の内方側軸端部に設置された第二止輪65bと、係合部材64との間に設置されている。したがって、第二コイルばね65bの弾性力は、係合部材64に対して及ぼされることとなる。
したがって、図8に示すように、ハンドル32が収納位置にあるときには、ハンドル32の根元に形成されたカム形状32aが作用しないので、ハンドル接続軸63は、第一コイルばね65aの弾性力によって内方側、つまり反ハンドル設置側に押圧され、内方側に移動することとなる。このとき、係合部材64は、第一止輪65aによって内方側に押されることになるので、第一ギア62の内周面に形成されたスプライン溝62aと、係合部材64の外周面に形成されたスプライン溝64aとは、噛み合わない状態となる。つまり、上述したスプライン結合Sは、解除されることとなる。よって、図8に示すようなハンドル32が収納位置にあるときには、ハンドル32と回転ドラム33とは非連結状態になるので、ハンドル32と回転ドラム33との間での回転力の受け渡しは無いこととなる。
一方、図11に示すように、ハンドル32を操作位置に移動すると、ハンドル32の根元に形成されたカム形状32aの作用によって、ハンドル接続軸63は第一コイルばね65aの弾性力に抗する形で、外方側、つまりハンドル側に移動することとなる。すると、係合部材64の位置を規定していた第一止輪65aも外方側に移動することとなるので、係合部材64は、第二コイルばね65bの弾性力によって外方側に移動することとなる。なお、ハンドル接続軸63が外方側に移動することで、第二コイルばね65bの内方側の位置を規制する第二止輪65bも外方側に移動することになるので、第二コイルばね65bは、係合部材64を外方側へ押圧するために必要な弾性力を好適に発揮することができるようになっている。
さらにこのとき、第一ギア62の内周面に形成されたスプライン溝62aと、係合部材64の外周面に形成されたスプライン溝64aとの位相が合致することで、スプライン溝62aとスプライン溝64aとが噛み合わさった状態へと移行できることとなる。つまり、図11において符号Sで示されるスプライン結合が達成されることとなる。よって、図11に示すように、ハンドル32が操作位置にあるときには、ハンドル32と回転ドラム33とは連結状態になるので、ハンドル32と回転ドラム33との間での回転力の受け渡しが可能となる。
なお、本実施形態では、クラッチ機構61によるハンドル32と回転ドラム33との連結状態・解除状態の切り替えが行われる瞬間が、ハンドル32が操作位置と収納位置との間の位置にあるときに行われることとなる。そして、ハンドル32と回転ドラム33との連結状態・解除状態の切り替えタイミングについては、ハンドル32の根元に形成されたカム形状32aによって決定されるものである。したがって、どの程度ハンドル32を傾けた時にハンドル32と回転ドラム33との連結状態・解除状態の切り替えを行うかについては、カム形状32aを変更することで任意に設定することができる。
また、本実施形態に係るハンドル32は、収納位置にあるときには、筐体51側面に設けられた収納凹部54に対して格納されることになるが、上述のように、ハンドル32と回転ドラム33との連結状態・解除状態の切り替えは、ハンドル32が操作位置と収納位置との間の位置にあるときに行われることとなる。したがって、ハンドル32と回転ドラム33との解除状態は、ハンドル32が収納凹部54に対して格納される前に切り替わることとなる。このとき、ハンドル32は回転ドラム33とは関係なく自由に回転させることができる。したがって、本実施形態では、ハンドル32の位置を収納凹部54の位置に容易に回転させて位置合わせすることができ、ハンドル32の収納動作が容易に実現できる構成となっている。
なお、本実施形態では、収納凹部54に収納されたハンドル32の外周側側面の少なくとも一部、具体的には、ハンドル32の先端にあるグリップ部とは反対側の側面が、筺体51の外面よりもわずかに内部側に収まるように構成されている。かかる構成によって、本実施形態に係る高圧洗浄機10は、コンパクトな装置外形を有するとともに外観の見た目にも優れた高い意匠性を備えたものとなっている。
さらに、第一ギア62の外周面に形成されたギア歯車62bには、中間ギア歯車66が噛み合っており、この中間ギア歯車66には、トラバース機構34を構成するトラバース軸34aの軸端部に設置されたトラバースギア歯車34bが噛み合っている。したがって、ハンドル32を操作位置に移動することでハンドル32と回転ドラム33との連結状態が実現すると、ハンドル32からの回転力は、回転ドラム33を回転させると同時にトラバース軸34aをも回転させることとなる。そして、このトラバース軸34aの軸表面には、右ねじと左ねじの二条の螺旋溝が形成されており、この螺旋溝には、ホースガイド34cが係合してある。トラバース軸34aが回転すると、いずれか一方の螺旋溝に係合したホースガイド34cは、いずれか一方の方向に移動するとともに、トラバース軸34aの軸端部でいずれか他方の螺旋溝に乗り移ったホースガイド34cは、いずれか他方の方向に移動することとなる。さらに、ホースガイド34cはトラバース軸34aの両軸端部で同様の動作を行うこととなるので、本実施形態に係るホースガイド34cは、トラバース軸34aの軸方向に沿って往復移動を行うこととなる。よって、ホースガイド34cに案内されて回転ドラム33に導入あるいは排出されるホース30は、回転ドラム33のドラム全長に亘って規則正しく整列状態で巻き回され、あるいは排出されることになるので、ホース30のスムーズな収納動作と排出動作が実現されることとなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、収納凹部54に収納されたハンドル32の外周側側面の少なくとも一部、具体的には、ハンドル32の先端にあるグリップ部とは反対側の側面が、筺体51の外面よりもわずかに内部側に収まるように構成されていた。しかしながら、収納凹部54に収納されたハンドル32の外周側側面の少なくとも一部については、例えば筺体51の外面と略同一面となるように構成してもよい。かかる構成であっても、コンパクトな装置外形を有するとともに外観の見た目にも優れた高い意匠性を備えた高圧洗浄機を実現することができる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 高圧洗浄機、11 モータユニット、12 電動モータ、13 回転子、13a モータ軸、13b 斜板、13c スラストベアリング、14 固定子、15 キャビティ、15a 内方ケーシング、15b 外方ケーシング、15c Oリング、16 吸水口、17 吐水口、21 ポンプ機構、22 ピストン、22a バネ、23 ポンプ内領域、30 ホース、31 ホースリール、32 ハンドル、32a カム形状、32b 傾動軸受け、33 回転ドラム、34 トラバース機構、34a トラバース軸、34b トラバースギア歯車、34c ホースガイド、51 筐体、52 把持部、53 タイヤ、54 収納凹部、55 支持部、61 クラッチ機構、62 第一ギア、62a スプライン溝、62b ギア歯車、63 ハンドル接続軸、63b 傾動軸、64 係合部材、64a スプライン溝、65a 第一コイルばね、65b 第二コイルばね、65a 第一止輪、65b 第二止輪、66 中間ギア歯車、S スプライン結合、S スプライン結合。

Claims (4)

  1. 駆動源となる電動モータと、
    前記電動モータによって駆動されることで、供給される水を加圧して高圧水を発生させるポンプ機構と、
    前記ポンプ機構と接続されるホースを回転ドラムに巻き取るホースリールと、
    前記回転ドラムを回転させるためのハンドルと、
    を備え、
    前記ハンドルが、少なくとも操作位置と収納位置との2つの位置を取り得るように設けられる高圧洗浄機であって、
    前記ハンドルと前記回転ドラムとは、クラッチ機構を介して接続されており、
    前記クラッチ機構は、
    前記ハンドルが前記操作位置にあるときには、前記ハンドルと前記回転ドラムとの連結を行うことで前記ハンドルからの回転力を前記回転ドラムに伝達可能とし、
    前記ハンドルが前記収納位置にあるときには、前記ハンドルと前記回転ドラムとの連結を解除することで前記ハンドルからの回転力を前記回転ドラムに伝達不能とすることを特徴とする高圧洗浄機。
  2. 請求項1に記載の高圧洗浄機において、
    前記電動モータ、前記ポンプ機構、及び前記ホースリールを収納する筺体を備え、
    前記筺体には、前記ハンドルが前記収納位置にあるときに当該ハンドルを収納するための収納凹部が形成されていることを特徴とする高圧洗浄機。
  3. 請求項1又は2に記載の高圧洗浄機において、
    前記クラッチ機構による前記ハンドルと前記回転ドラムとの連結状態・解除状態の切り替えは、前記ハンドルが前記操作位置と前記収納位置との間の位置にあるときに行われることを特徴とする高圧洗浄機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の高圧洗浄機において、
    前記収納凹部に収納された前記ハンドルの外周側側面の少なくとも一部が、前記筺体の外面と同一面となるように、もしくは前記筺体の外面よりも内部に収まるように構成されることを特徴とする高圧洗浄機。
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