JP2014229677A - 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の保持部に保持される第1の基板と第2の保持部に保持される第2の基板との位置を適切に調節し、基板同士の接合処理を適切に行う。
【解決手段】接合装置41は、下面に上ウェハWを保持する上チャック160と、上チャック160の下方に設けられ、上面に下ウェハWを保持する下チャック161と、上チャック160に保持される前の上ウェハWを所定の温度に調節する第1の温度調節部121と、下チャック161に保持される前の下ウェハWを所定の温度に調節する第2の温度調節部122と、を有する。第1の温度調節部121と第2の温度調節部122は温度調節機構120を構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板同士を接合する接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
近年、半導体デバイスの高集積化が進んでいる。高集積化した複数の半導体デバイスを水平面内で配置し、これら半導体デバイスを配線で接続して製品化する場合、配線長が増大し、それにより配線の抵抗が大きくなること、また配線遅延が大きくなることが懸念される。
そこで、半導体デバイスを3次元に積層する3次元集積技術を用いることが提案されている。この3次元集積技術においては、例えば特許文献1に記載の接合システムを用いて、2枚の半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)の接合が行われる。例えば接合システムは、ウェハの接合される表面を改質する表面改質装置(表面活性化装置)と、当該表面改質装置で改質されたウェハの表面を親水化する表面親水化装置と、当該表面親水化装置で表面が親水化されたウェハ同士を接合する接合装置と、を有している。この接合システムでは、表面改質装置においてウェハの表面に対してプラズマ処理を行い当該表面を改質し、さらに表面親水化装置においてウェハの表面に純水を供給して当該表面を親水化した後、接合装置においてウェハ同士をファンデルワールス力及び水素結合(分子間力)によって接合する。
上記接合装置では、上チャックを用いて一のウェハ(以下、「上ウェハ」という。)を保持すると共に、上チャックの下方に設けられた下チャックを用いて他のウェハ(以下、「下ウェハ」という。)を保持した状態で、当該上ウェハと下ウェハを接合する。このとき、ファンデルワールス力及び水素結合を促進させるため、上チャックと下チャックに冷却機構を設け、上ウェハと下ウェハを冷却しながら接合することが提案されている。
特開2011−181633号公報
しかしながら、特許文献1に記載された接合装置では、上チャックに保持される前の上ウェハや、下チャックに保持される前の下ウェハの温度を制御し、また管理することは行われていない。このため、上チャックと下チャックに保持される前の種々の外因によって、これら上ウェハと下ウェハの温度にはバラツキが生じるおそれがある。特に上ウェハと下ウェハは、それぞれ個別に上チャックと下チャックに搬送されるため、待機時間が一定でなく、バラツキが生じ易い。
一方で、上ウェハや下ウェハは、温度が変化するとその形状が変化することが知られている。例えば、シリコンウェハの場合、温度が1℃上昇すると、熱膨張により直径が数ミクロン大きくなる。
ウェハ同士を接合する際には、上ウェハと下ウェハの接合位置をミクロンレベルで調節することが求められているが、上記のように上ウェハと下ウェハの温度にバラツキがあり、また温度に伴う寸法等の形状にバラツキがあれば、精度良く位置調節を行えない。このため、ウェハ同士を接合する際に、上ウェハと下ウェハがずれて接合されるおそれがある。
また、例えば特許文献1に記載された上チャックと下チャックの冷却機構を用いて、上ウェハと下ウェハの温度をそれぞれ調節することも考えられる。しかしながら、かかる場合、上ウェハと下ウェハがそれぞれ上チャックと下チャックに保持された後に温度調節することになり、その温度調節に所定の時間がかかる。そうすると、上ウェハと下ウェハの位置調節を開始するタイミングが遅れ、迅速に位置調節することができない。
以上のように、従来のウェハ同士の接合処理には改善の余地があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、第1の保持部に保持される第1の基板と第2の保持部に保持される第2の基板との位置を適切に調節し、基板同士の接合処理を適切に行うことを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板同士を分子間力によって接合する接合装置であって、下面に第1の基板を保持する第1の保持部と、前記第1の保持部の下方に設けられ、上面に第2の基板を保持する第2の保持部と、前記第1の保持部に保持される前の第1の基板、又は前記第2の保持部に保持される前の第2の基板を所定の温度に調節する温度調節機構と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、温度調節機構によって第1の基板と第2の基板の温度調節を行うので、温度による基板の形状や寸法のバラツキを抑制することができ、接合時に第1の保持部に保持された第1の基板と第2の保持部に保持された第2の基板との位置調節を精度良く実施することができる。このため、基板同士の接合処理を適切に行うことができる。
また、このように第1の基板と第2の基板の位置調節の精度が良いため、接合された重合基板の鉛直方向の歪み(Distortion)の発生を抑制することができ、結果として製品の歩留まりを向上させることができる。
さらに、本発明の温度調節機構は、第1の保持部又は第2の保持部とは別途設けられるので、第1の基板又は第2の基板の温度調節を行っても、第1の基板と第2の基板の位置調節を開始するタイミングへの影響がない。このため、接合処理のスループットを向上させることができる。
前記接合装置は、第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きを調節する位置調節機構をさらに有し、前記温度調節機構は、前記位置調節機構によって水平方向の向きが調節された後であって、前記第1の保持部又は前記第2の保持部に保持される前に、それぞれ第1の基板又は第2の基板の温度を所定の温度に調節してもよい。
前記接合装置は、第1の基板の表裏面を反転させる反転機構をさらに有し、前記温度調節機構は、前記位置調節機構によって水平方向の向きが調節され、且つ前記反転機構によって表裏面が反転された後であって、前記第1の保持部に保持される前に、第1の基板を所定の温度に調節してもよい。
前記温度調節機構は、第1の基板の温度を調節する第1の温度調節部と、第2の基板の温度を調節する第2の温度調節部とを有していてもよい。
前記第1の温度調節部は、第1の基板の外周部を保持する保持部材と、前記保持部材に保持された第1の基板の温度を調節する温度調節部材と、を有していてもよい。
前記接合装置は、第1の基板、第2の基板又は第1の基板と第2の基板が接合された重合基板を外部との間で搬入出するために、当該第1の基板、第2の基板又は重合基板を一時的に載置するトランジションをさらに有し、前記温度調節機構は、前記トランジションに積層されて設けられていてもよい。
前記接合装置は、第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きを調節する位置調節機構をさらに有し、前記温度調節機構は、前記位置調節機構に設けられ、且つ当該位置調節機構における水平方向の向きを調節中に、第1の基板又は第2の基板の温度を所定の温度に調節してもよい。
別な観点による本発明は、前記接合装置を備えた接合システムであって、前記接合装置を備えた処理ステーションと、第1の基板、第2の基板又は第1の基板と第2の基板が接合された重合基板をそれぞれ複数保有可能で、且つ前記処理ステーションに対して第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬入出する搬入出ステーションと、を備え、前記処理ステーションは、第1の基板又は第2の基板の接合される表面を改質する表面改質装置と、前記表面改質装置で改質された第1の基板又は第2の基板の表面を親水化する表面親水化装置と、前記表面改質装置、前記表面親水化装置及び前記接合装置に対して、第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬送するための搬送装置と、を有し、前記接合装置では、前記表面親水化装置で表面が親水化された第1の基板と第2の基板を接合することを特徴としている。
また別な観点による本発明は、基板同士を分子間力によって接合する接合方法であって、温度調節機構によって第1の基板の温度を所定の温度に調節する第1の工程と、前記温度調節機構によって第2の基板の温度を所定の温度に調節する第2の工程と、前記第1の工程において温度調節された第1の基板を第1の保持部の下面で保持し、前記第2の工程において温度調節された第2の基板を第2の保持部の上面で保持した後、前記第1の保持部に保持された第1の基板と前記第2の保持部に保持された第2の基板とを対向配置して接合する第3の工程と、を有することを特徴としている。
前記第1の工程又は前第2の工程は、それぞれ第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きが位置調節機構によって調節された後であって、前記第3の工程の前に行われてもよい。
前記第1の工程は、前記位置調節機構によって第1の基板の水平方向の向きが調節され、且つ反転機構によって第1の基板の表裏面が反転された後であって、前記第3の工程の前に行われてもよい。
前記第1の工程は、前記温度調節機構の第1の温度調節部によって行われ、前記第2の工程は、前記温度調節機構の第2の温度調節部によって行われてもよい。
前記第1の工程又は前記第2の工程は、それぞれ第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きを位置調節機構によって調節中に行われてもよい。
また別な観点による本発明によれば、前記接合方法を接合装置によって実行させるために、当該接合装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
さらに別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、第1の保持部に保持される第1の基板と第2の保持部に保持される第2の基板との位置を適切に調節し、基板同士の接合処理を適切に行うことができる。
本実施の形態にかかる接合システムの構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる接合システムの内部構成の概略を示す側面図である。 上ウェハと下ウェハの構成の概略を示す側面図である。 接合装置の構成の概略を示す横断面図である。 接合装置の構成の概略を示す縦断面図である。 位置調節機構の構成の概略を示す側面図である。 反転機構の構成の概略を示す平面図である。 反転機構の構成の概略を示す側面図である。 反転機構の構成の概略を示す側面図である。 保持アームと保持部材の構成の概略を示す側面図である。 接合装置の内部構成の概略を示す側面図である。 上チャックと下チャックの構成の概略を示す縦断面図である。 上チャックを下方から見た平面図である。 下チャックを上方から見た平面図である。 ウェハ接合処理の主な工程を示すフローチャートである。 チャックカメラによって上チャックに保持された上チャックの表面を撮像する様子を示す説明図である。 チャックカメラとブリッジカメラの水平方向位置を調節する様子を示す説明図である。 チャックカメラとブリッジカメラの水平方向位置を調節する様子を示す説明図である。 ブリッジカメラによって下チャックに保持された下チャックの表面を撮像し、上ウェハと下ウェハの水平方向の位置を調節する様子を示す説明図である。 上ウェハと下ウェハの鉛直方向の位置を調節する様子を示す説明図である。 上ウェハの中心部と下ウェハの中心部を当接させて押圧する様子を示す説明図である。 上ウェハを下ウェハに順次当接させる様子を示す説明図である。 上ウェハの表面と下ウェハの表面を当接させた様子を示す説明図である。 上ウェハと下ウェハが接合された様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる接合システム1の構成の概略を示す平面図である。図2は、接合システム1の内部構成の概略を示す側面図である。
接合システム1では、図3に示すように例えば2枚の基板としてのウェハW、Wを接合する。以下、上側に配置されるウェハを、第1の基板としての「上ウェハW」といい、下側に配置されるウェハを、第2の基板としての「下ウェハW」という。また、上ウェハWが接合される接合面を「表面WU1」といい、当該表面WU1と反対側の面を「裏面WU2」という。同様に、下ウェハWが接合される接合面を「表面WL1」といい、当該表面WL1と反対側の面を「裏面WL2」という。そして、接合システム1では、上ウェハWと下ウェハWを接合して、重合基板としての重合ウェハWを形成する。
本実施の形態においては、上ウェハWは製品となるウェハであって、例えば表面WU1に複数の電子回路等を備えた複数のデバイスが形成されている。また、下ウェハWは上ウェハWを支持する支持ウェハである。
接合システム1は、図1に示すように例えば外部との間で複数のウェハW、W、複数の重合ウェハWをそれぞれ収容可能なカセットC、C、Cが搬入出される搬入出ステーション2と、ウェハW、W、重合ウェハWに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば4つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、水平方向のX方向(図1中の上下方向)に一列に並べて配置されている。これらのカセット載置板11には、接合システム1の外部に対してカセットC、C、Cを搬入出する際に、カセットC、C、Cを載置することができる。このように、搬入出ステーション2は、複数の上ウェハW、複数の下ウェハW、複数の重合ウェハWを保有可能に構成されている。なお、カセット載置板11の個数は、本実施の形態に限定されず、任意に決定することができる。また、カセットの1つを異常ウェハの回収用として用いてもよい。すなわち、種々の要因で上ウェハWと下ウェハWとの接合に異常が生じたウェハを、他の正常な重合ウェハWと分離することができるカセットである。本実施の形態においては、複数のカセットCのうち、1つのカセットCを異常ウェハの回収用として用い、他のカセットCを正常な重合ウェハWの収容用として用いている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10に隣接してウェハ搬送部20が設けられている。ウェハ搬送部20には、X方向に延伸する搬送路21上を移動自在なウェハ搬送装置22が設けられている。ウェハ搬送装置22は、鉛直方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板11上のカセットC、C、Cと、後述する処理ステーション3の第3の処理ブロックG3のトランジション装置50、51との間でウェハW、W、重合ウェハWを搬送できる。
処理ステーション3には、各種装置を備えた複数例えば3つの処理ブロックG1、G2、G3が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、第1の処理ブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、第2の処理ブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3の搬入出ステーション2側(図1のY方向負方向側)には、第3の処理ブロックG3が設けられている。
例えば第1の処理ブロックG1には、ウェハW、Wの表面WU1、WL1を改質する表面改質装置30が配置されている。表面改質装置30では、例えば減圧雰囲気下において、処理ガスである酸素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。この酸素イオンが表面WU1、WL1に照射されて、表面WU1、WL1がプラズマ処理され、改質される。
例えば第2の処理ブロックG2には、例えば純水によってウェハW、Wの表面WU1、WL1を親水化すると共に当該表面WU1、WL1を洗浄する表面親水化装置40、ウェハW、Wを接合する接合装置41が、搬入出ステーション2側からこの順で水平方向のY方向に並べて配置されている。
表面親水化装置40では、例えばスピンチャックに保持されたウェハW、Wを回転させながら、当該ウェハW、W上に純水を供給する。そうすると、供給された純水はウェハW、Wの表面WU1、WL1上を拡散し、表面WU1、WL1が親水化される。なお、接合装置41の構成については後述する。
例えば第3の処理ブロックG3には、図2に示すようにウェハW、W、重合ウェハWのトランジション装置50、51が下から順に2段に設けられている。
図1に示すように第1の処理ブロックG1〜第3の処理ブロックG3に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域60が形成されている。ウェハ搬送領域60には、例えばウェハ搬送装置61が配置されている。
ウェハ搬送装置61は、例えば鉛直方向、水平方向(Y方向、X方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置61は、ウェハ搬送領域60内を移動し、周囲の第1の処理ブロックG1、第2の処理ブロックG2及び第3の処理ブロックG3内の所定の装置にウェハW、W、重合ウェハWを搬送できる。
以上の接合システム1には、図1に示すように制御部70が設けられている。制御部70は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、接合システム1におけるウェハW、W、重合ウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、接合システム1における後述のウェハ接合処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部70にインストールされたものであってもよい。
次に、上述した接合装置41の構成について説明する。接合装置41は、図4に示すように内部を密閉可能な処理容器100を有している。処理容器100のウェハ搬送領域60側の側面には、ウェハW、W、重合ウェハWの搬入出口101が形成され、当該搬入出口101には開閉シャッタ102が設けられている。
処理容器100の内部は、内壁103によって、搬送領域T1と処理領域T2に区画されている。上述した搬入出口101は、搬送領域T1における処理容器100の側面に形成されている。また、内壁103にも、ウェハW、W、重合ウェハWの搬入出口104が形成されている。なお、処理領域T2の内部の雰囲気は所定の温度、例えば25℃に維持されている。
搬送領域T1のX方向正方向側には、図4及び図5に示すようにウェハW、W、重合ウェハWを一時的に載置するためのトランジション110と、ウェハW、Wの温度を温度調節機構120とが積層されて設けられている。トランジション110は、例えば2段に形成され、ウェハW、W、重合ウェハWのいずれか2つを同時に載置することができる。
温度調節機構120は、第1の温度調節部121と第2の温度調節部122とを有している。これら第1の温度調節部121と第2の温度調節部122は、トランジション110上に積層して設けられている。なお、本実施の形態では、第1の温度調節部121と第2の温度調節部122はそれぞれ1つずつ設けられていたが、これらの数はこれに限定されず、2つ以上設けられていてもよい。
第1の温度調節部121は、上ウェハWを所定の温度に調節する温度調節部材としての第1の温度調節板123を有している。第1の温度調節板123には、例えばペルチェ素子(図示せず)などが内蔵されている。なお、第1の温度調節板123の温度は例えば制御部70により制御され、第1の温度調節板123上の上ウェハWが所定の温度に調節される。
第1の温度調節板123上には、上ウェハWの外周部を保持する保持部材としてのギャップピン124が複数、例えば3つ設けられている。上ウェハWは、後述するように反転機構150によってその表裏面が反転されて、すなわち表面WU1が下方を向いた状態で第1の温度調節部121に搬送される。第1の温度調節部121では、ギャップピン124によって上ウェハWの表面WU1の外周部が保持されるので、すなわち表面WU1においてデバイスが形成されていない外周部が保持されるので、当該デバイスが損傷を被るのを回避できる。
第2の温度調節部122は、下ウェハWを所定の温度に調節する第2の温度調節板125を有している。第2の温度調節板125は上記第1の温度調節板123と同様の構成を有し、第2の温度調節板125には例えばペルチェ素子(図示せず)などが内蔵されている。また第2の温度調節板125上には、下ウェハWの裏面WL2の全面が載置される。なお、第2の温度調節板125の温度は例えば制御部70により制御され、第2の温度調節板125上に載置された下ウェハWが所定の温度に調節される。
搬送領域T1には、ウェハ搬送機構130が設けられている。ウェハ搬送機構130は、例えば鉛直方向、水平方向(Y方向、X方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。そして、ウェハ搬送機構130は、搬送領域T1内、又は搬送領域T1と処理領域T2との間でウェハW、W、重合ウェハWを搬送できる。
搬送領域T1のX方向負方向側には、ウェハW、Wの水平方向の向きを調節する位置調節機構140が設けられている。位置調節機構140は、図6に示すように基台141と、ウェハW、Wをピンチャック方式で保持し、且つ回転させる保持部142と、ウェハW、Wのノッチ部の位置を検出する検出部143と、を有している。なお、保持部142のピンチャック方式は、後述する上チャック160と下チャック161におけるピンチャック方式と同様であるので説明を省略する。そして、位置調節機構140では、保持部142に保持されたウェハW、Wを回転させながら検出部143でウェハW、Wのノッチ部の位置を検出することで、当該ノッチ部の位置を調節してウェハW、Wの水平方向の向きを調節している。
また、搬送領域T1には、上ウェハWの表裏面を反転させる反転機構150が設けられている。反転機構150は、図7〜図9に示すように上ウェハWを保持する保持アーム151を有している。保持アーム151は、水平方向(図7及び図8中のY方向)に延伸している。また保持アーム151には、上ウェハWを保持する保持部材152が例えば4箇所に設けられている。保持部材152は、図10に示すように保持アーム151に対して水平方向に移動可能に構成されている。また保持部材152の側面には、上ウェハWの外周部を保持するための切り欠き153が形成されている。そして、これら保持部材152は、上ウェハWを挟み込んで保持することができる。
保持アーム151は、図7〜図9に示すように例えばモータなどを備えた第1の駆動部154に支持されている。この第1の駆動部154によって、保持アーム151は水平軸周りに回動自在である。また保持アーム151は、第1の駆動部154を中心に回動自在であると共に、水平方向(図7及び図8中のY方向)に移動自在である。第1の駆動部154の下方には、例えばモータなどを備えた第2の駆動部155が設けられている。この第2の駆動部155によって、第1の駆動部154は鉛直方向に延伸する支持柱156に沿って鉛直方向に移動できる。このように第1の駆動部154と第2の駆動部155によって、保持部材152に保持された上ウェハWは、水平軸周りに回動できると共に鉛直方向及び水平方向に移動できる。また、保持部材152に保持された上ウェハWは、第1の駆動部154を中心に回動して、位置調節機構140から後述する上チャック160との間を移動できる。
処理領域T2には、図4及び図5に示すように上ウェハWを下面で吸着保持する第1の保持部としての上チャック160と、下ウェハWを上面で載置して吸着保持する第2の保持部としての下チャック161とが設けられている。下チャック161は、上チャック160の下方に設けられ、上チャック160と対向配置可能に構成されている。すなわち、上チャック160に保持された上ウェハWと下チャック161に保持された下ウェハWは対向して配置可能となっている。
図11に示すように上チャック160は、当該上チャック160の上方に設けられた上チャック支持部170に支持されている。上チャック支持部170は、処理容器100の天井面に設けられている。
下チャック161は、当該下チャック161の下方に設けられた下チャック支持部180に支持されている。さらに下チャック支持部180は、当該下チャック支持部180の下方に設けられた支持部材181に支持されている。
支持部材181の下面側には、下チャック161を水平方向(X方向)に移動させる下チャック移動部182が設けられている。下チャック移動部182は、水平方向(X方向)に延伸する一対のレール183、183に取り付けられている。そして、下チャック移動部182は、レール183に沿って移動自在に構成されている。
一対のレール183、183は、処理容器100の底面に設けられた載置台184上に配設されている。この載置台184は、移動機構(図示せず)によって水平方向(Y方向)に移動自在に構成されている。また、下チャック移動部182は、載置台184の内部に設けられた移動機構(図示せず)によって鉛直方向に移動自在、且つ鉛直軸回りに回転可能に構成されている。
処理容器100の内部には、上チャック160と下チャック161の水平方向位置を調節するための位置調節機構が設けられている。具体的には、上チャック160に保持された上ウェハWを撮像するチャックカメラ190と、下チャック161に保持された下ウェハWを撮像するブリッジカメラ191と、チャックカメラ190とブリッジカメラ191の水平方向位置を調節する際に共通の基準となるターゲット192と、が設けられている。チャックカメラ190はターゲット192の下面を下方から撮像し、ブリッジカメラ191はターゲット192の上面を上方から撮像する。なお、チャックカメラ190とブリッジカメラ191には、例えばCCDカメラが用いられる。
チャックカメラ190とターゲット192は、それぞれ支持部材181上に設けられている。ターゲット192は、ターゲット台193に支持されている。ターゲット192には、ブリッジカメラ191及びチャックカメラ190による画像認識可能な、例えばガラス板上に円形の金属膜が蒸着されたものが用いられる。ターゲット192は、ターゲット台193に設けられた駆動機構(図示せず)により鉛直斜め方向に移動可能になっており、図11中に破線で示す位置まで退避することができる。
ブリッジカメラ191は、下チャック161の上方に配置されている。またブリッジカメラ191は、移動機構(図示せず)によって水平方向(X方向)に移動可能に構成されている。
次に、接合装置41の上チャック160と下チャック161の詳細な構成について説明する。
上チャック160には、図12及び図13に示すようにピンチャック方式が採用されている。上チャック160は、平面視において少なくとも上ウェハWより小さい径を有する本体部200を有している。本体部200の下面には、上ウェハWの裏面WU2に接触する複数のピン201が設けられている。また本体部200の下面には、上ウェハWの裏面WU2の外周部を支持する外壁部202が設けられている。外壁部202は、複数のピン201の外側に環状に設けられている。
本体部200の下面には、外壁部202の内側の領域203(以下、吸引領域203という場合がある。)において、上ウェハWを真空引きするための吸引口204が形成されている。吸引口204は、例えば吸引領域203の外周部に2箇所に形成されている。吸引口204には、本体部200の内部に設けられた吸引管205が接続されている。さらに吸引管205には、継手を介して真空ポンプ206が接続されている。
そして、上ウェハW、本体部200及び外壁部202に囲まれて形成された吸引領域203を吸引口204から真空引きし、吸引領域203を減圧する。このとき、吸引領域203の外部の雰囲気が大気圧であるため、上ウェハWは減圧された分だけ大気圧によって吸引領域203側に押され、上チャック160に上ウェハWが吸着保持される。
かかる場合、複数のピン201の高さが均一なので、上チャック160の下面の平面度を小さくすることができる。このように上チャック160の下面を平坦にして(下面の平面度を小さくして)、上チャック160に保持された上ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができる。また上ウェハWの裏面WU2は複数のピン201に支持されているので、上チャック160による上ウェハWの真空引きを解除する際、当該上ウェハWが上チャック160から剥がれ易くなる。
本体部200の中心部には、当該本体部200を厚み方向に貫通する貫通孔207が形成されている。この本体部200の中心部は、上チャック160に吸着保持される上ウェハWの中心部に対応している。そして貫通孔207には、後述する押動部材210の押動ピン211が挿通するようになっている。
上チャック160の上面には、上ウェハWの中心部を押圧する押動部材210が設けられている。押動部材210は、シリンダ構造を有し、押動ピン211と、当該押動ピン211が昇降する際のガイドとなる外筒212とを有している。押動ピン211は、例えばモータを内蔵した駆動部(図示せず)によって、貫通孔207を挿通して鉛直方向に昇降自在になっている。そして、押動部材210は、後述するウェハW、Wの接合時に、上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部とを当接させて押圧することができる。
下チャック161には、図12及び図14に示すように上チャック160と同様にピンチャック方式が採用されている。下チャック161は、平面視において少なくとも下ウェハWより大きい径を有する本体部220を有している。本体部220の上面には、下ウェハWの裏面WL2に接触する複数のピン221が設けられている。また本体部220の上面には、下ウェハWの裏面WL2の外周部を支持する外壁部222が設けられている。外壁部222は、複数のピン221の外側に環状に設けられている。
本体部220の上面には、外壁部222の内側の領域223(以下、吸引領域223という場合がある。)において、下ウェハWを真空引きするための吸引口224が複数形成されている。吸引口224には、本体部200の内部に設けられた吸引管225が接続されている。吸引管225は、例えば2本設けられている。さらに吸引管225には、真空ポンプ226が接続されている。
そして、下ウェハW、本体部220及び外壁部222に囲まれて形成された吸引領域223を吸引口224から真空引きし、吸引領域223を減圧する。このとき、吸引領域223の外部の雰囲気が大気圧であるため、下ウェハWは減圧された分だけ大気圧によって吸引領域223側に押され、下チャック161に下ウェハWが吸着保持される。
かかる場合、複数のピン221の高さが均一なので、下チャック161の上面の平面度を小さくすることができる。また例えば処理容器100内にパーティクルが存在する場合でも、隣り合うピン221の間隔が適切であるため、下チャック161の上面にパーティクルが存在するのを抑制することができる。このように下チャック161の上面を平坦にして(上面の平面度を小さくして)、下チャック161に保持された下ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することができる。また下ウェハWの裏面WL2は複数のピン221に支持されているので、下チャック161による下ウェハWの真空引きを解除する際、当該下ウェハWが下チャック161から剥がれ易くなる。
本体部220の中心部付近には、当該本体部220を厚み方向に貫通する貫通孔227が例えば3箇所に形成されている。そして貫通孔227には、下チャック移動部182の下方に設けられた昇降ピンが挿通するようになっている。
本体部220の外周部には、ウェハW、W、重合ウェハWが下チャック161から飛び出したり、滑落するのを防止するガイド部材228が設けられている。ガイド部材228は、本体部220の外周部に複数個所、例えば4箇所に等間隔に設けられている。
なお、接合装置41における各部の動作は、上述した制御部70によって制御される。
次に、以上のように構成された接合システム1を用いて行われるウェハW、Wの接合処理方法について説明する。図15は、かかるウェハ接合処理の主な工程の例を示すフローチャートである。
先ず、複数枚の上ウェハWを収容したカセットC、複数枚の下ウェハWを収容したカセットC、及び空のカセットCが、搬入出ステーション2の所定のカセット載置板11に載置される。その後、ウェハ搬送装置22によりカセットC内の上ウェハWが取り出され、処理ステーション3の第3の処理ブロックG3のトランジション装置50に搬送される。
次に上ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって第1の処理ブロックG1の表面改質装置30に搬送される。表面改質装置30では、所定の減圧雰囲気下において、処理ガスである酸素ガスが励起されてプラズマ化され、イオン化される。この酸素イオンが上ウェハWの表面WU1に照射されて、当該表面WU1がプラズマ処理される。そして、上ウェハWの表面WU1が改質される(図15の工程S1)。このように表面WU1が改質された上ウェハWの温度は、例えば35℃になっている。
次に上ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって第2の処理ブロックG2の表面親水化装置40に搬送される。表面親水化装置40では、スピンチャックに保持された上ウェハWを回転させながら、当該上ウェハW上に純水を供給する。そうすると、供給された純水は上ウェハWの表面WU1上を拡散し、表面改質装置30において改質された上ウェハWの表面WU1に水酸基(シラノール基)が付着して当該表面WU1が親水化される。また、当該純水によって、上ウェハWの表面WU1が洗浄される(図15の工程S2)。このように表面WU1が親水化され且つ洗浄された上ウェハWの温度は、例えば23℃になっている。
次に上ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって第2の処理ブロックG2の接合装置41に搬送される。この搬送中、上ウェハWの温度は例えば22.5℃になっている。接合装置41に搬入された上ウェハWは、トランジション110を介してウェハ搬送機構130により位置調節機構140に搬送される。そして位置調節機構140によって、上ウェハWの水平方向の向きが調節される(図15の工程S3)。このように水平方向の向きが調節された上ウェハWの温度は、例えば26℃になっている。
その後、位置調節機構140から反転機構150の保持アーム151に上ウェハWが受け渡される。続いて搬送領域T1において、保持アーム151を反転させることにより、上ウェハWの表裏面が反転される(図15の工程S4)。すなわち、上ウェハWの表面WU1が下方に向けられる。このように表裏面が反転された上ウェハWの温度は、例えば25.5℃になっている。
その後、反転機構150によって上ウェハWは第1の温度調節部121に搬送される。第1の温度調節部121では、上ウェハWがギャップピン124上に保持され、第1の温度調節板123によって所定の温度、例えば25℃に調節される(図15の工程S5)。
その後、反転機構150によって上ウェハWは上チャック160の下方に搬送される。そして、反転機構150から上チャック160に上ウェハWが受け渡される。上ウェハWは、上チャック160にその裏面WU2が吸着保持される(図15の工程S6)。具体的には、真空ポンプ206を作動させ、吸引領域203を吸引口204から真空引きし、上ウェハWが上チャック160に吸着保持される。
このように上チャック160に保持される上ウェハWは、上述したように工程S5において例えば25℃に調節されている。すなわち、上ウェハWは、処理領域T2の雰囲気温度と同じ温度に調節されている。このため、上ウェハWが温度変化によって伸縮することがなく、その形状と寸法が変化しない。
特に上チャック160は上ウェハWをピンチャック方式で保持するため、上チャック160と上ウェハWの接触面積が小さい。かかる場合、上ウェハWの温度が調節されていないと、当該上ウェハWの形状や寸法が変化し易い。この点、上ウェハWの形状と寸法を変化させないようにする、工程S5の温度調節は特に有用である。
上ウェハWに上述した工程S1〜S6の処理が行われている間、当該上ウェハWに続いて下ウェハWの処理が行われる。先ず、ウェハ搬送装置22によりカセットC内の下ウェハWが取り出され、処理ステーション3のトランジション装置50に搬送される。
次に下ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって表面改質装置30に搬送され、下ウェハWの表面WL1が改質される(図15の工程S7)。なお、工程S7における下ウェハWの表面WL1の改質は、上述した工程S1と同様である。
その後、下ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって表面親水化装置40に搬送され、下ウェハWの表面WL1が親水化される共に当該表面WL1が洗浄される(図15の工程S8)。なお、工程S8における下ウェハWの表面WL1の親水化及び洗浄は、上述した工程S2と同様である。
その後、下ウェハWは、ウェハ搬送装置61によって接合装置41に搬送される。接合装置41に搬入された下ウェハWは、トランジション110を介してウェハ搬送機構130により位置調節機構140に搬送される。そして位置調節機構140によって、下ウェハWの水平方向の向きが調節される(図15の工程S9)。このように水平方向の向きが調節された下ウェハWの温度は、例えば26℃になっている。
その後、ウェハ搬送機構130によって下ウェハWは第2の温度調節部122に搬送される。第2の温度調節部122では、上ウェハWが第2の温度調節板125上に載置され、所定の温度、例えば25℃に調節される(図15の工程S10)。
その後、下ウェハWは、ウェハ搬送機構130によって下チャック161に搬送され、下チャック161にその裏面WL2が吸着保持される(図15の工程S11)。具体的には、真空ポンプ226を作動させ、吸引領域223を吸引口224から真空引きし、下ウェハWが下チャック161に吸着保持される。
このように下チャック161に保持される下ウェハWも、上述したように工程S10において例えば25℃に調節され、すなわち処理領域T2の雰囲気温度と同じ温度に調節されている。このため、下ウェハWが温度変化によって伸縮することがなく、その形状と寸法が変化しない。また、下チャック161がピンチャック方式を採用しているため、工程S5における上ウェハWの温度調節と同様に、工程S10における下ウェハWの温度調節は特に有用である。
しかも、上チャック160に保持される上ウェハWと、下チャック161に保持される下ウェハWとは同じ温度に調節されている。したがって、上ウェハWと下ウェハWの相互間においても、形状と寸法に変わりながない。このため、後述する上ウェハWと下ウェハWの位置調節を適切に行うことができる。
次に、上チャック160に保持された上ウェハWと下チャック161に保持された下ウェハWとの水平方向の位置調節を行う。
先ず、図16に示すように下チャック移動部182を水平方向(X方向とY方向)に移動させ、チャックカメラ190によって、上チャック160に保持された上ウェハWの表面WU1を撮像する。
その後、図17に示すようにターゲット192をチャックカメラ190の上方に移動させ、チャックカメラ190によってターゲット192の中心、より具体的にはターゲット192の金属膜の中心を確認する。その後、図18に示すようにブリッジカメラ191をターゲット192の上方に移動させ、ブリッジカメラ191によってターゲット192の中心を確認する。このようにチャックカメラ190とブリッジカメラ191が同じターゲット192の中心を確認する。そして、チャックカメラ190とブリッジカメラ191の水平方向位置が一致するように、当該チャックカメラ190とブリッジカメラ191の水平方向位置が調節される。
その後、図19に示すように下チャック移動部182を水平方向(X方向とY方向)に移動させ、ブリッジカメラ191によって、下チャック161に保持された下ウェハWの表面WL1を撮像する。
そして、上チャック160の表面WU1上の基準点(アライメントマーク)と、下チャック161の表面WL1上の基準点(アライメントマーク)とが一致するように、下チャック161の水平方向の位置を調節する。こうして上ウェハWと下ウェハWとの水平方向の位置が調節される(図15の工程S12)。
その後、下チャック移動部182によって、図20に示すように下チャック161を上昇させ、下ウェハWを所定の位置に配置する。このとき、下ウェハWの表面WL1と上ウェハWの表面WU1との間の間隔が所定の距離、例えば80μm〜200μmになるように下ウェハWを配置する。こうして上ウェハWと下ウェハWとの鉛直方向の位置が調節される(図15の工程S13)。
その後、図21に示すように押動部材210の押動ピン211を下降させることによって、上ウェハWの中心部を押圧しながら当該上ウェハWを下降させる。このとき、押動ピン211には、上ウェハWがない状態で当該押動ピン211が70μm移動するような荷重、例えば200gがかけられる。そして、押動部材210によって、上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部を当接させて押圧する(図15の工程S14)。このとき、上チャック160の吸引口204は吸引領域203の外周部に形成されているので、押動部材210で上ウェハWの中心部を押圧する際にも、上チャック160によって上ウェハWの外周部を保持することができる。
そうすると、押圧された上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部との間で接合が開始する(図21中の太線部)。すなわち、上ウェハWの表面WU1と下ウェハWの表面WL1はそれぞれ工程S1、S7において改質されているため、先ず、表面WU1、WL1間にファンデルワールス力(分子間力)が生じ、当該表面WU1、WL1同士が接合される。さらに、上ウェハWの表面WU1と下ウェハWの表面WL1はそれぞれ工程S2、S8において親水化されているため、表面WU1、WL1間の親水基が水素結合し(分子間力)、表面WU1、WL1同士が強固に接合される。
その後、図22に示すように押動部材210によって上ウェハWの中心部と下ウェハWの中心部を押圧した状態で真空ポンプ206の作動を停止して、吸引領域203における上ウェハWの真空引きを停止する。そうすると、上ウェハWが下ウェハW上に落下する。このとき、上ウェハWの裏面WU2は複数のピン201に支持されているので、上チャック160による上ウェハWの真空引きを解除した際、当該上ウェハWが上チャック160から剥がれ易くなっている。そして上ウェハWの中心部から外周部に向けて、上ウェハWの真空引きを停止し、上ウェハWが下ウェハW上に順次落下して当接し、上述した表面WU1、WL1間のファンデルワールス力と水素結合による接合が順次拡がる。こうして、図23に示すように上ウェハWの表面WU1と下ウェハWの表面WL1が全面で当接し、上ウェハWと下ウェハWが接合される(図15の工程S15)。
その後、図24に示すように押動部材210の押動ピン211を上チャック160まで上昇させる。また、真空ポンプ226の作動を停止し、吸引領域223における下ウェハWの真空引きを停止して、下チャック161による下ウェハWの吸着保持を停止する。このとき、下ウェハWの裏面WL2は複数のピン221に支持されているので、下チャック161による下ウェハWの真空引きを解除した際、当該下ウェハWが下チャック161から剥がれ易くなっている。
上ウェハWと下ウェハWが接合された重合ウェハWは、ウェハ搬送装置61によってトランジション装置51に搬送され、その後搬入出ステーション2のウェハ搬送装置22によって所定のカセット載置板11のカセットCに搬送される。こうして、一連のウェハW、Wの接合処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、工程S6において上チャック160で上ウェハWを保持する直前に、工程S5において上ウェハWを処理領域T2の雰囲気温度と同じ温度に調節する。同様に、工程S11において下チャック161で下ウェハWを保持する直前に、工程S10において下ウェハWを処理領域T2の雰囲気温度と同じ温度に調節する。このため、上ウェハWと下ウェハWは、その後の工程において温度変化によって伸縮することがなく、その形状と寸法が変化しない。しかも、上ウェハWと下ウェハWは同じ温度に調節されるので、上ウェハWと下ウェハWの相互間においても、形状と寸法に変わりながない。したがって、温度によるウェハW、Wの形状や寸法のバラツキを抑制することができ、工程S12における上ウェハWと下ウェハWの位置調節を精度良く実施することができる。このため、ウェハW、W同士の接合処理を適切に行うことができる。
また、このように上ウェハWと下ウェハWの位置調節の精度が良いため、接合された重合ウェハWの鉛直方向の歪み(Distortion)の発生を抑制することができ、結果として製品の歩留まりを向上させることができる。また、このように重合ウェハWの鉛直方向の歪みを抑制することは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサのウェハのウェハやBSIモデル(Back Side Illumination)のウェハに有用である。
また、温度調節機構120は、上チャック160と下チャック161とは別途設けられるので、上ウェハWと下ウェハWの温度調節を行っても、上ウェハWと下ウェハWの位置調節を開始するタイミングへの影響がない。このため、接合処理のスループットを向上させることができる。
また、温度調節機構120は第1の温度調節部121と第2の温度調節部122を有しているので、上ウェハWと下ウェハWを個別に温度調節できる。このため、例えば上ウェハWと下ウェハWの厚みや材質等が異なっていても、これら上ウェハWと下ウェハWを適切に温度調節することができる。
また、第1の温度調節部121では上ウェハWの表面WU1が下方を向いた状態で温度調節が行われるが、ギャップピン124によって上ウェハWの表面WU1の外周部が保持されるので、当該表面WU1に形成されたデバイスが損傷を被るのを回避できる。
また、温度調節機構120はトランジション110に積層されて設けられており、すなわち従来の特許文献1に記載された接合装置における空きスペースに温度調節機構120を配置している。このため、温度調節機構120を設けても、接合装置41の専有面積を小さく維持することができる。
また接合システム1は、接合装置41に加えて、ウェハW、Wの表面WU1、WL1を改質する表面改質装置30と、表面WU1、WL1を親水化すると共に当該表面WU1、WL1を洗浄する表面親水化装置40も備えているので、一のシステム内でウェハW、Wの接合を効率よく行うことができる。したがって、ウェハ接合処理のスループットをより向上させることができる。
以上の実施の形態の第1の温度調節部121は、第1の温度調節板123とギャップピン124を有していたが、これに限定されず、種々の構成を取り得る。例えば第1の温度調節板123とギャップピン124に代えて、上記上チャック160と同様の構成のチャックに、例えばペルチェ素子(図示せず)などを内蔵してもよい。
また、以上の実施の形態の接合装置41において、温度調節機構120はトランジション110に積層されて設けられていたが、これに限定されず、任意の場所に設置し得る。例えば温度調節機構120を処理領域T2内に設けてもよいし、或いは反転機構150やウェハ搬送機構130に設けてもよい。
また、位置調節機構140の保持部142内に、例えばペルチェ素子などを備えた温度調節機構を設けてもよい。かかる場合、上ウェハWと下ウェハWは、位置調節機構140による水平方向の向きを調節中、或いは水平方向の向きを調節直後に温度調節される。
以上のいずれの場合でも、上記実施の形態と同様の効果を享受することができ、すなわち上ウェハWと下ウェハWをそれぞれ適切に温度調節して、当該ウェハW、Wの接合処理を適切且つ迅速に行うことができる。
以上の実施の形態で述べたとおり、工程S5で調節される上ウェハWの所定の温度と、工程S10で調節される下ウェハWの所定の温度は、処理領域T2内の雰囲気温度と同じ温度が好ましい。但し、これら所定の温度は任意に設定できる。例えば接合される上ウェハWと下ウェハW間に気泡が発生するのを抑制するため、上チャック160と下チャック161を熱処理する場合があるが、工程S5と工程S10において、上ウェハWと下ウェハWをそれぞれ上チャック160と下チャック161における熱処理温度と同じ温度に調節してもよい。
以上の実施の形態では、上ウェハWは製品ウェハであり、下ウェハWは支持ウェハである場合について説明したが、本発明は、上ウェハWと下ウェハWが共に製品ウェハである場合にも適用できる。
以上の実施の形態の接合装置41では、下チャック161とブリッジカメラ191は同一の支持部材181に支持されていたが、これらは別々の支持部材に支持されていてもよい。
また、以上の実施の形態の接合システム1において、接合装置41でウェハW、Wを接合した後、さらに接合された重合ウェハWを所定の温度で加熱(アニール処理)してもよい。重合ウェハWにかかる加熱処理を行うことで、接合界面をより強固に結合させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
1 接合システム
2 搬入出ステーション
3 処理ステーション
30 表面改質装置
40 表面親水化装置
41 接合装置
61 ウェハ搬送装置
70 制御部
110 トランジション
120 温度調節機構
121 第1の温度調節部
122 第2の温度調節部
123 第1の温度調節板
124 ギャップピン
125 第2の温度調節板
130 ウェハ搬送機構
140 位置調節機構
150 反転機構
160 上チャック
161 下チャック
上ウェハ
下ウェハ
重合ウェハ

Claims (15)

  1. 基板同士を分子間力によって接合する接合装置であって、
    下面に第1の基板を保持する第1の保持部と、
    前記第1の保持部の下方に設けられ、上面に第2の基板を保持する第2の保持部と、
    前記第1の保持部に保持される前の第1の基板、又は前記第2の保持部に保持される前の第2の基板を所定の温度に調節する温度調節機構と、を有することを特徴とする、接合装置。
  2. 第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きを調節する位置調節機構をさらに有し、
    前記温度調節機構は、前記位置調節機構によって水平方向の向きが調節された後であって、前記第1の保持部又は前記第2の保持部に保持される前に、それぞれ第1の基板又は第2の基板の温度を所定の温度に調節することを特徴とする、請求項1に記載の接合装置。
  3. 第1の基板の表裏面を反転させる反転機構をさらに有し、
    前記温度調節機構は、前記位置調節機構によって水平方向の向きが調節され、且つ前記反転機構によって表裏面が反転された後であって、前記第1の保持部に保持される前に、第1の基板を所定の温度に調節することを特徴とする、請求項2に記載の接合装置。
  4. 前記温度調節機構は、第1の基板の温度を調節する第1の温度調節部と、第2の基板の温度を調節する第2の温度調節部とを有することを特徴とする、請求項2又は3に記載の接合装置。
  5. 前記第1の温度調節部は、第1の基板の外周部を保持する保持部材と、前記保持部材に保持された第1の基板の温度を調節する温度調節部材と、を有することを特徴とする、請求項4に記載の接合装置。
  6. 第1の基板、第2の基板又は第1の基板と第2の基板が接合された重合基板を外部との間で搬入出するために、当該第1の基板、第2の基板又は重合基板を一時的に載置するトランジションをさらに有し、
    前記温度調節機構は、前記トランジションに積層されて設けられていることを特徴とする、請求項2〜5のいずれかに記載の接合装置。
  7. 第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きを調節する位置調節機構をさらに有し、
    前記温度調節機構は、前記位置調節機構に設けられ、且つ当該位置調節機構における水平方向の向きを調節中に、第1の基板又は第2の基板の温度を所定の温度に調節することを特徴とする、請求項1に記載の接合装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の接合装置を備えた接合システムであって、
    前記接合装置を備えた処理ステーションと、
    第1の基板、第2の基板又は第1の基板と第2の基板が接合された重合基板をそれぞれ複数保有可能で、且つ前記処理ステーションに対して第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬入出する搬入出ステーションと、を備え、
    前記処理ステーションは、
    第1の基板又は第2の基板の接合される表面を改質する表面改質装置と、
    前記表面改質装置で改質された第1の基板又は第2の基板の表面を親水化する表面親水化装置と、
    前記表面改質装置、前記表面親水化装置及び前記接合装置に対して、第1の基板、第2の基板又は重合基板を搬送するための搬送装置と、を有し、
    前記接合装置では、前記表面親水化装置で表面が親水化された第1の基板と第2の基板を接合することを特徴とする、接合システム。
  9. 基板同士を分子間力によって接合する接合方法であって、
    温度調節機構によって第1の基板の温度を所定の温度に調節する第1の工程と、
    前記温度調節機構によって第2の基板の温度を所定の温度に調節する第2の工程と、
    前記第1の工程において温度調節された第1の基板を第1の保持部の下面で保持し、前記第2の工程において温度調節された第2の基板を第2の保持部の上面で保持した後、前記第1の保持部に保持された第1の基板と前記第2の保持部に保持された第2の基板とを対向配置して接合する第3の工程と、を有することを特徴とする、接合方法。
  10. 前記第1の工程又は前第2の工程は、それぞれ第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きが位置調節機構によって調節された後であって、前記第3の工程の前に行われることを特徴とする、請求項9に記載の接合方法。
  11. 前記第1の工程は、前記位置調節機構によって第1の基板の水平方向の向きが調節され、且つ反転機構によって第1の基板の表裏面が反転された後であって、前記第3の工程の前に行われることを特徴とする、請求項10に記載の接合方法。
  12. 前記第1の工程は、前記温度調節機構の第1の温度調節部によって行われ、
    前記第2の工程は、前記温度調節機構の第2の温度調節部によって行われることを特徴とする、請求項10又は11に記載の接合方法。
  13. 前記第1の工程又は前記第2の工程は、それぞれ第1の基板又は第2の基板の水平方向の向きを位置調節機構によって調節中に行われることを特徴とする、請求項9に記載の接合方法。
  14. 請求項9〜13のいずれかに記載の接合方法を接合装置によって実行させるために、当該接合装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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