JP2014229123A - 覚醒維持支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】覚醒維持支援装置において、使用者の覚醒低下とは異なる視点のパラメータとして当該使用者の覚醒努力を参照することにより、警報等の覚醒維持支援をより適切に実行すること。【解決手段】覚醒低下A及び覚醒努力Eが増加する(フェーズF1)。更に覚醒低下Aが増加し覚醒努力Eが減少し、最終的には居眠りまたはそれに近い状態に至る(フェーズF2)。一方、そのような極めて強い覚醒低下状態から覚醒低下Aが徐々に減少し覚醒努力Eは増加する(フェーズF3)。そして、覚醒低下Aがある程度以下に減少し覚醒努力Eも減少する(フェーズF4)。また、覚醒低下Aを横軸に、覚醒努力Eを縦軸に取った領域全体を、覚醒低下A,覚醒努力Eに閾値を設定することで4つの領域A1〜A4に区分する。本発明はフェーズ及び領域の少なくとも一方に応じて支援方法を選択する。【選択図】図2

Description

本発明は、使用者の覚醒維持を支援する覚醒維持支援装置に関する。
従来、自動車等に搭載されて運転者(使用者)の覚醒維持を支援する装置が種々提案されている。例えば、車線幅が広く、車線の曲率変化が小さく、先行車や駐車車両等の障害物がなく、衝突や車線逸脱の危険性もない場合に、運転者の覚醒水準が低下していると判断して警報を発生する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−203000号公報
ところが、特許文献1の装置では、運転者が覚醒努力をしているか否かを全く参照していない。このため、運転者が比較的弱い覚醒低下状態で、かつ、運転者が覚醒努力をしている場合でも警報が発生する場合があり、その場合、運転者が警報を煩わしく感じることがあった。そこで、本発明は、使用者の覚醒低下とは異なる視点のパラメータとして当該使用者の覚醒努力を参照することにより、警報等の覚醒維持支援をより適切に実行することを目的としてなされた。
前記目的を達するためになされた本発明の覚醒維持支援装置では、覚醒低下検出手段が使用者の覚醒低下の度合いを検出し、覚醒努力検出手段が前記使用者の覚醒努力の度合いを検出する。すると、支援手段は、前記覚醒低下検出手段が検出した覚醒低下の度合いと前記覚醒努力検出手段が検出した覚醒努力の度合いとに応じた支援方法で、前記使用者の覚醒維持を支援する。
このため、本発明では、使用者の覚醒低下とは異なる視点のパラメータとして当該使用者の覚醒努力を参照することにより、適切なタイミング及び支援方法で使用者に対する覚醒維持支援を実行することができる。
なお、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いに応じて、複数種類の支援方法の中から選択して実行してもよい。その場合、支援手段による支援方法が複数種類の支援方法の中から選択されるので、支援手段は一層適切な覚醒維持支援を実行することができる。
そして、その場合、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合い又はその度合いの変化方向、及び、前記覚醒努力の度合い又はその度合いの変化方向に応じて、前記使用者の覚醒低下を軽減させる第1の支援方法、又は、前記使用者を強制的に覚醒化させる第2の支援方法の、いずれか一方を選択して実行してもよい。その場合、前記覚醒低下の度合い又はその度合いの変化方向、及び、前記覚醒努力の度合い又はその度合いの変化方向に応じて、支援手段は、第1の支援方法を実行して使用者の覚醒低下を軽減させるか、第2の支援方法を実行して前記使用者を強制的に覚醒化させるかを切り替えることができる。従って、その場合、一層適切な支援方法で使用者に対する覚醒維持支援を実行することができる。
本発明を適用した覚醒維持支援装置の構成を表す模式図である。 一般的な運転者の覚醒低下及び覚醒努力の変化を表す説明図である。 前記覚醒維持支援装置によって実行される支援処理のうち第1モードに係る処理を表すフローチャートである。 前記支援処理のうち第2モードに係る処理を表すフローチャートである。 前記支援処理のうち第3モードに係る処理を表すフローチャートである。 前記支援処理のうち第4モードに係る処理を表すフローチャートである。 前記支援処理のうち第5Aモードに係る処理を表すフローチャートである。 前記支援処理のうち第5Bモードに係る処理を表すフローチャートである。 前記支援処理のうち第5Cモードに係る処理を表すフローチャートである。
[実施形態の構成]
次に、本発明が適用された実施形態を図面と共に説明する。図1に示すように、本実施形態の覚醒維持支援装置1は、覚醒低下及び覚醒努力検出部3(例えばカメラ)と覚醒維持刺激提示部5(例えばカーオーディオ)と制御部7とを備え、それらはいずれも自動車のダッシュボード10に設けられている。覚醒低下及び覚醒努力検出部3は、ダッシュボード10の運転者Uの側端面(すなわち後面)に設けられ、運転席20に着座した運転者Uの顔の画像を撮影する。覚醒維持刺激提示部5は、音楽を流すなどの一般的な動作に加えて、制御部7からの指令に応じて警報も発生可能である。
制御部7は、覚醒低下及び覚醒努力検出部3が撮影した画像を用いて、運転者Uの眉の上がり方に基づいて運転者Uの覚醒努力を推定して、数値化された覚醒努力Eを取得する。また、制御部7は、前記画像を用いて、運転者Uの瞼の開度と頬の緩みとに基づいて運転者Uの覚醒低下を推定して、数値化された覚醒低下Aを取得する。なお、これらの処理は、予め設定された所定時間(例えば、5秒〜3分)毎に実行される。また、これらの処理は、例えば特許第4259585号(但し、本願と異なり覚醒努力を覚醒低下とは異なる視点のパラメータとして扱っていない)等に開示されているので、ここでは詳述しない。更に、制御部7は、前述のようにして取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eに基づいて、次に説明する支援処理を実行する。
[実施形態における処理の概要]
図2は、その支援処理における理論的な前提としての、一般的な運転者Uの覚醒低下A及び覚醒努力Eの変化を、表している。図2に示すように、運転者Uが最も覚醒した状態では、覚醒低下Aも覚醒努力Eも低い状態にある。その状態から、覚醒低下A及び覚醒努力Eが増加する(フェーズF1)。しかしながら、更に覚醒低下Aが増加し、覚醒努力Eは減少するように変化し、最終的には居眠りまたはそれに近い状態に至る(フェーズF2)。
一方、そのような極めて強い覚醒低下状態から、運転者Uの覚醒低下Aが徐々に減少し、覚醒努力Eは増加する(フェーズF3)。そして、覚醒低下Aがある程度以下に減少し、覚醒努力Eも減少するようになる(フェーズF4)。
前述のように5秒〜3分の間隔で取得された覚醒低下A,覚醒努力EをAi ,Ei として、その差分ΔA,ΔEを次式によって計算すると、各フェーズにおけるΔA,ΔEの値は下記に示す表1のようになる。
ΔA=Ai−Ai-1 但し、Ai は現在の覚醒低下、Ai-1 は1つ前の覚醒低下
ΔE=Ei−Ei-1 但し、Ei は現在の覚醒努力、Ei-1 は1つ前の覚醒努力
Figure 2014229123
また、図2では、覚醒低下Aを横軸に、覚醒努力Eを縦軸に取った領域全体を、覚醒低下A,覚醒努力Eにそれぞれ独立した閾値(それぞれ第1度合い,第2度合いに相当)を設定することで4つの領域に区分している。すなわち、覚醒低下A,覚醒努力Eがいずれも閾値未満の領域を領域A1とし、覚醒低下Aが閾値未満で覚醒努力Eが閾値以上の領域を領域A2とし、覚醒低下A,覚醒努力Eがいずれも閾値以上の領域を領域A3とし、覚醒低下Aが閾値以上で覚醒努力Eが閾値未満の領域を領域A4としている。なお、図2の例では、フェーズF1がフェーズF2に切り替わる切り替わり点と、フェーズF3がフェーズF4に切り替わる切り替わり点とが、いずれも領域A2の同様の位置に描かれているが、各切り替わり点は位置が異なる場合や、他の領域にある場合もある。
制御部7が実行する支援処理は、これらの領域やフェーズの概念を利用して運転者Uに対する覚醒維持支援を行う処理であるが、次のような第1〜第5モードを備えており、そのうちの第5モードは、更に、第5A〜第5Cモードに分かれている。運転者Uは、ダッシュボード10に設けられた図示省略したスイッチ等により、所望のモードを設定することができる。フローチャートを用いて前記支援処理を詳細に説明するに先立ち、各モードの概要について説明する。
《第1モード》このモードでは、フェーズF1,F3では、例えば覚醒維持刺激提示部5から流れる音楽を断続提示するなど、運転者Uの覚醒低下を軽減させる支援が実行され、フェーズF2では、例えば覚醒維持刺激提示部5から警報音を発生するなど、運転者Uを強制的に覚醒化させる支援が実行される。また、フェーズF4では、前記いずれの支援も実行されない。このモードでは、フェーズ、すなわち、1つ前のタイミングで取得された覚醒低下A,覚醒努力Eに対する今回取得された覚醒低下A,覚醒努力Eの変化のみに基づいて支援方法が選択されて実行される。このため、後述の第5モードのように領域のみに基づいて支援方法が選択されて実行される場合に比べて、支援方法の変化を早くすることができる。
《第2モード》このモードでは、取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは前記いずれの支援も実行されず、それ以外の領域にあるときは第1モードと同様にフェーズに応じた支援が実行される。このモードでは、比較的安全性が確保されている領域A1では覚醒維持支援が実行されないので、運転者Uは覚醒維持支援を煩わしく感じることが少ない。
《第3モード》このモードでは、取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは前記いずれの支援も実行されず、領域A4にあるときは強制的に覚醒化させる支援が実行され、それ以外の領域にあるときは第1モードと同様にフェーズに応じた支援が実行される。このモードでは、覚醒低下Aが大きくかつ覚醒努力Eが小さいといった比較的危険性の高い領域A4では、フェーズに拘わらず強制的に覚醒化させる支援が実行されるので、安全性が高い。また、第2モードと同様、このモードでは、比較的安全性が確保されている領域A1では覚醒維持支援が実行されないので、運転者Uは覚醒維持支援を煩わしく感じることが少ない。
《第4モード》このモードでは、取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは前記いずれの支援も実行されず、領域A3又は領域A4にあるときは強制的に覚醒化させる支援が実行され、それ以外の領域にあるときは第1モードと同様にフェーズに応じた支援が実行される。このモードでは、覚醒低下Aが大きく比較的危険性が高い領域A3,A4ではフェーズに拘わらず強制的に覚醒化させる支援が実行されるので、一層安全性が高い。また、第2モードと同様、このモードでは、比較的安全性が確保されている領域A1では覚醒維持支援が実行されないので、運転者Uは覚醒維持支援を煩わしく感じることが少ない。
また、第2〜第4モードでは、第1モードと同様にフェーズに応じて支援方法を切り替えることのできる領域が存在するので、第1モードと同様に、支援方法の変化を早くすることができる場合がある。
《第5モード》このモードでは、取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは前記いずれの支援も実行されず、領域A2にあるときは覚醒低下を軽減させる支援が実行され、領域A4にあるときは強制的に覚醒化させる支援が実行される。このモードでは、第3モードと同様に、領域A1では覚醒維持支援が実行されないので運転者Uは覚醒維持支援を煩わしく感じることが少なく、領域A4ではフェーズに拘わらず強制的に覚醒化させる支援が実行されるので安全性が高い。そして、この第5モードは、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3にあるときに覚醒低下を軽減させる支援が実行されるか強制的に覚醒化させる支援が実行されるかによって、第5Aモード,第5Bモード,第5Cモードの3つに分かれている。
《第5Aモード》このモードでは、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3にあるとき、覚醒低下を軽減させる支援が実行される。このため、第5モードの3つのモードのうち、運転者Uが覚醒維持支援を煩わしく感じることが最も少ない。
《第5Bモード》このモードでは、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3にあるとき、強制的に覚醒化させる支援が実行される。このため、第5モードの3つのモードのうち、最も安全性が高い。
《第5Cモード》このモードでは、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3にあるとき、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3へ移行した際の支援が継続して実行される。このため、第5モードの前記2つのモードの良さを両立させることができる。
[実施形態における処理の詳細]
次に、制御部7によって実行される前記支援処理を、図3〜図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。なお、この処理は、前記自動車のイグニッションキーがACCもしくはONである間、制御部7に内蔵されたROMに記憶されたプログラムに基づいて、同じく制御部7に内蔵されたCPUによって実行される。
図3に示すように、処理が開始されると、S0(Sはステップを表す:以下同様)にて、前記第1〜5モードのうち1つが運転者Uによって選択され、当該選択されたモードが読み込まれる。続くS1では、前記第1モードが設定されているか否かが判断される。第1モードが設定されている場合は(S1:Y)、S4にて、覚醒低下Aの変化ΔAが0以上であるか否かが判断される。ΔAが0以上である場合は(S4:Y)、S5にて、覚醒努力の変化ΔEが0以上であるか否かが判断される。ΔEも0以上である場合は(S5:Y)、そのときに強制的に覚醒化させる支援が作動中であればそれが停止された後(S6A)、S6にて、覚醒低下を軽減させる支援が作動され、処理は前述のS4へ移行する。すなわち、ΔAが0以上で(S4:Y)、かつ、ΔEも0以上(S5:Y)であるフェーズF1では、覚醒低下を軽減させる支援が実行されるのである(S6)。
一方、ΔAが0以上で(S4:Y)、かつ、ΔEが0未満(S5:N)であるフェーズF2では、そのときに覚醒低下を軽減させる支援が作動中であればそれが停止された後(S7A)、S7にて強制的に覚醒化させる支援が作動されて、処理は前述のS4へ移行する。また、ΔAが0未満の場合は(S4:N)、処理はS8へ移行し、覚醒努力の変化ΔEが0以上であるか否かが判断される。そして、ΔEが0以上である場合は(S8:Y)、処理は前述のS6Aへ移行し、ΔEが0未満である場合は(S8:N)、作動中の支援がS9にて停止された後、処理は前述のS4へ移行する。すなわち、ΔAが0未満で(S4:N)、かつ、ΔEが0以上(S8:Y)のフェーズF3では、覚醒低下を軽減させる支援が実行され(S6)、ΔAが0未満で(S4:N)、ΔEも0未満(S8:N)のフェーズF4では、いずれの支援も実行されないのである。
このように、第1モードが設定されている場合は(S1:Y)、フェーズがF1、F2、F3、又はF4のいずれであるかに応じて、覚醒低下を軽減させる支援、強制的に覚醒化させる支援、覚醒低下を軽減させる支援、又は支援なしが選択される。
一方、第1モードが設定されていない場合は(S1:N)、処理は図4に示すS10へ移行し、第2モードが設定されているか否かが判断される。第2モードが設定されている場合は(S10:Y)、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力EがA1以外の領域にあるか否かが、S11にて判断される。
A1以外の領域にある場合は(S11:Y)、前述のS4〜S9と同様のS14〜S19の処理が実行された後、処理は前述のS11へ移行する。すなわち、フェーズがF1であるか(S14:Y、S15:Y)、F2であるか(S14:Y、S15:N)、F3であるか(S14:N、S18:Y)、F4であるか(S14:N、S18:N)、に応じて、覚醒低下を軽減させる支援(S16A,S16)、強制的に覚醒化させる支援(S17A,S17)、覚醒低下を軽減させる支援(S16A,S16)、又は支援なし(S19)が選択される。一方、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にある場合は(S11:N)、S119にてS19と同様に作動中の支援が停止された後、処理は前述のS11へ移行し、いずれの支援も実行されない。
このように、第2モードが設定されている場合は(S10:Y)、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは(S11:N)、いずれの支援も実行されず(S119)、それ以外の領域にあるときは(S11:Y)、第1モードと同様にフェーズに応じた支援が実行される(S14〜S19)。
一方、第2モードが設定されていない場合は(S10:N)、処理は図5に示すS20へ移行し、第3モードが設定されているか否かが判断される。第3モードが設定されている場合は(S20:Y)、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力EがA1以外の領域にあるか否かが、S21にて判断される。
A1以外の領域にある場合は(S21:Y)、処理はS23へ移行し、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にあるか否かが判断される。領域A4にない場合は(S23:N)、前述のS4〜S9と同様のS24〜S29の処理が実行された後、処理は前述のS21へ移行する。すなわち、フェーズがF1であるか(S24:Y、S25:Y)、F2であるか(S24:Y、S25:N)、F3であるか(S24:N、S28:Y)、F4であるか(S24:N、S28:N)、に応じて、覚醒低下を軽減させる支援(S26A,S26)、強制的に覚醒化させる支援(S27A,S27)、覚醒低下を軽減させる支援(S26A,S26)、又は支援なし(S29)が選択される。
一方、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にある場合は(S21:N)、S129にてS29と同様に作動中の支援が停止された後、処理は前述のS21へ移行し、いずれの支援も実行されない。また、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にある場合は(S21:Y、S23:Y)、処理はS27A,S27と同様のS127A,127へ移行し、強制的に覚醒化させる支援が実行されて、処理は前述のS21へ移行する。
このように、第3モードが設定されている場合は(S20:Y)、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは(S21:N)、いずれの支援も実行されず(S129)、領域A4にあるときは(S23:Y)、強制的に覚醒化させる支援が実行される(S127A,127)。そして、覚醒低下A及び覚醒努力Eがそれ以外の領域にあるときは(S23:N)、第1モードと同様にフェーズに応じた支援が実行される(S24〜S29)。
一方、第3モードが設定されていない場合は(S20:N)、処理は図6に示すS30へ移行し、第4モードが設定されているか否かが判断される。第4モードが設定されている場合は(S30:Y)、図6に示すS31〜S139の処理が実行される。ここで、S31〜S139の処理は、前述のS21〜S129の処理とほぼ同様で、次の点が異なるのみである。すなわち、S23では領域A4にあるか否かが判断されたのに対して、S33では領域A3又はA4にあるか否かが判断される。
このため、第4モードが設定されている場合は(S30:Y)、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にあるときは(S31:N)、いずれの支援も実行されず(S139)、領域A3又はA4にあるときは(S33:Y)、強制的に覚醒化させる支援が実行される(S137A,S137)。そして、覚醒低下A及び覚醒努力Eがそれ以外の領域(領域A2)にあるときは(S33:N)、第1モードと同様にフェーズに応じた支援が実行される(S34〜S39)。
一方、第4モードが設定されていない場合は(S30:N)、第5モードが設定されている場合であり、処理は図7に示すS40へ移行する。S40では、第5Aモード、第5Bモード、第5Cモードのうちいずれか1つが運転者Uによって選択され、当該選択されたモードが読み込まれる。続くS42では、第5Aモードが設定されているか否かが判断され、第5Aモードが設定されていない場合は(S42:N)、第5Bモードが設定されているか否かがS43にて判断される。
第5Aモードが設定されている場合は(S42:Y)、処理はS51へ移行し、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2又はA3にあるか否かが判断される。覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2又はA3にある場合は(S51:Y)、S52にて覚醒低下を軽減させる支援が作動された後に、処理はS53へ移行する。S53では、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2又はA3にあるか否かが再び判断され、領域A2又はA3にある場合は(S53:Y)、処理はS53にて待機する。このようにして覚醒低下を軽減させる支援が作動された後に処理が待機状態となると、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2又はA3にある間は(S53:Y)、前述の覚醒低下を軽減させる支援が繰り返し実行される。
そして、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2にもA3にもなくなると(S53:N)、S54にて覚醒低下を軽減させる支援が停止されて、処理はS55へ移行する。また、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2にもA3にもないとS51にて判断された場合は(S51:N)、そのS51からS55へ直接移行する。
S55では、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にあるか否かが判断される。覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にある場合は(S55:Y)、S56にて強制的に覚醒化させる支援が作動された後に、処理はS57へ移行する。S57では、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にあるか否かが再び判断され、領域A4にある場合は(S57:Y)、処理はS57にて待機する。このようにして強制的に覚醒化させる支援が作動された後に処理が待機状態となると、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にある間は(S57:Y)、前述の強制的に覚醒化させる支援が繰り返し実行される。
そして、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4になくなると(S57:N)、S58にて強制的に覚醒化させる支援が停止されて、処理は前述のS51へ移行する。また、直近に取得された覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にないとS55にて判断された場合は(S55:N)、そのS55からS51へ直接移行する。
このように、第5Aモードが設定されている場合は(S42:Y)、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2又はA3にある間は(S51:Y、S53:Y)、覚醒低下を軽減させる支援が繰り返し実行される(S52)。また、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にある間は(S55:Y、S57:Y)、強制的に覚醒化させる支援が繰り返し実行される(S56)。更に、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にある間は(S51:N、S55:N)、いずれの支援も実行されない。
一方、第5Bモードが設定されている場合は(S43:Y)、図8に示すS61〜S68の処理が実行される。ここで、S61〜S68の処理は、前述のS51〜S58の処理とほぼ同様で、次の点が異なるのみである。すなわち、S51,S53では領域A2又はA3にあるか否かが判断されたのに対して、S61,S63では領域A2にあるか否かが判断される。また、S55,S57では領域A4にあるか否かが判断されたのに対して、S65,S67では領域A3又はA4にあるか否かが判断される。
このため、第5Bモードが設定されている場合は(S43:Y)、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2にある間は(S61;Y、S63:Y)、覚醒低下を軽減させる支援が繰り返し実行される(S62)。また、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3またはA4にある間は(S65:Y、S67:Y)、強制的に覚醒化させる支援が繰り返し実行される(S66)。更に、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にある間は(S61:N、S65:N)、いずれの支援も実行されない。
また、第5Bモードが設定されていない場合は(S43:N)、第5Cモードが設定されている場合であり、図9に示すS71〜S78の処理が実行される。ここで、S71〜S78の処理は、前述のS51〜S58の処理とほぼ同様で、次の点が異なるのみである。すなわち、S51では領域A2又はA3にあるか否かが判断されたのに対して、S71では領域A2にあるか否かが判断される。また、S57では領域A4にあるか否かが判断されたのに対して、S77では領域A3又はA4にあるか否かが判断される。
このため、第5Cモードが設定されている場合は(S43:N)、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A2にある間は(S71:Y、S73:Y)、覚醒低下を軽減させる支援が繰り返し実行される(S72)。その状態から、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3へ移行しても(S73:Y)、覚醒低下を軽減させる支援は続行される。また、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A4にある間は(S75:Y、S77:Y)、強制的に覚醒化させる支援が繰り返し実行される(S76)。その状態から、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A3へ移行しても(S77:Y)、強制的に覚醒化させる支援は続行される。更に、覚醒低下A及び覚醒努力Eが領域A1にある間は(S71:N、S75:N)、いずれの支援も実行されない。
[実施形態の効果及びその変形例]
このように、本実施形態では、運転者Uの覚醒低下Aとは異なる視点のパラメータとして当該運転者Uの覚醒努力Eを参照することにより、適切なタイミング及び支援方法で使用者に対する覚醒維持支援を実行することができる。しかも、その覚醒低下A及び覚醒努力Eに応じた支援方法の選択も、前述のモードに応じてなされ、運転者Uに対して煩わしさがなく、かつ、安全性の確保が可能となるように、適切に実行することができる。
なお、前記実施形態において、覚醒低下及び覚醒努力検出部3及びその撮影画像から覚醒低下Aを取得する制御部7の処理が覚醒低下検出手段に、覚醒低下及び覚醒努力検出部3及びその撮影画像から覚醒努力Eを取得する制御部7の処理が覚醒努力検出手段に、覚醒維持刺激提示部5及びそれを制御するために制御部7が実行する図3〜図9の処理が支援手段に、それぞれ相当する。
また、本発明は前記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、覚醒低下を軽減させる支援と強制的に覚醒化させる支援とは、単に警報音の大きさが異なるなど、同一種類の支援であってもよい。また、本発明としては、覚醒低下A及び覚醒努力Eに基づいて、覚醒維持支援をするかしないか切り替えるだけのものも含み得る。但し、前記実施形態のように、複数種類の支援方法の中から選択して実行する場合、一層適切な覚醒維持支援を実行することができる。
また、覚醒維持支援の方法としては、前述の覚醒維持刺激提示部5を利用した支援方法のように聴覚刺激を利用したものに限定されるものではなく、視覚刺激、触覚刺激、嗅覚刺激、味覚刺激、動作誘発、脳活動誘発、等の支援方法を利用することも考えられる。具体的には、視覚刺激としては、覚醒低下を軽減させる支援として、点滅する光を提示し、強制的に覚醒化させる支援として、より強い点滅する光を提示することが考えられる。なお、この場合、強制的に覚醒化させる支援としては、点滅周期を速くしたり、強い光を連続的に点灯させたりすることも考えられる。
触覚刺激を利用する方法としては、覚醒低下を軽減させる支援として、ヘッドレスト、ステアリング、シート上部、及びシート下部を、ランダムで断続的に振動させる方法が考えられる。また、強制的に覚醒化させる支援としては、より強い振動刺激で全ての箇所の振動を同時に連続的に振動させる方法が考えられる。
嗅覚刺激を利用する方法としては、覚醒低下を軽減させる支援として、ミントなどの香りをエアコンの送風口から断続的に送る方法が考えられる。また、強制的に覚醒化させる支援としては、ワサビやカラシなどの強い刺激の香りをエアコンの送風口から連続的に送る方法が考えられる。
味覚刺激を利用する方法としては、覚醒低下を軽減させる支援として、一定周期で酸味、苦味、甘味、辛味などが加えられた一口分の水を運転者Uに提供し、それを飲ませる(舐めさせる)方法が考えられる。また、強制的に覚醒化させる支援としては、水に加えられる刺激をより強くする方法が考えられる。
動作誘発を利用する方法としては、覚醒低下を軽減させる支援として、姿勢の変化を促す指示を出すなどの方法が考えられる。また、強制的に覚醒化させる支援としては、シートを強制的に変化させ、運転者Uの姿勢を変えさせる方法が考えられる。
脳活動誘発を利用する方法としては、覚醒低下を軽減させる支援として、1桁又は2桁程度の暗算課題を与えるなどの方法が考えられる。また強制的に覚醒化させる支援としては、3桁以上など負荷の高い暗算課題を与えるなどの方法が考えられる。
更に、覚醒低下を軽減させる支援としては、前記のうちのいずれかの方法を一定時間毎にランダムに実行してもよく、強制的に覚醒化させる支援としても、前記のうちのいずれかを、より刺激が強くなるように一定時間毎にランダムに実行してもよい。
また更に、前記各支援方法から複数の支援方法を組み合わせたものを覚醒低下を軽減させる支援として、更に他の支援方法を組み合わせたものを強制的に覚醒化させる支援としてもよい。
また、覚醒低下Aや覚醒努力Eを取得する方法も種々考えられる。例えば、車載ネットワークとしてのCAN(Controller Area Network)からの情報を利用する方法が考えられる。より具体的には、ステアリング操作の操作量、角速度、角加速度、分散値などを用いて覚醒低下Aを取得する、アクセル操作の操作量、速度、加速度などを用いて覚醒低下Aを取得する、ブレーキ操作の操作量、速度、加速度などを用いて覚醒低下Aを取得する、などの方法が考えられる。
また、生体情報に基づいて覚醒低下A,覚醒努力Eを取得する方法も考えられる。具体的には、脳波(α波及びβ波)、眼電位、表情筋の筋電位、心電図、皮膚電気活動、脳血流、等を用いて覚醒低下Aを取得し、眼電位、表情筋の筋電位、心電図、脳血流、等を用いて覚醒努力Eを取得する方法も考えられる。更に、体の動作に基づいて覚醒低下A及び覚醒努力Eを取得する方法も考えられる。具体的には、運転者Uの頭部の傾きに基づいて覚醒低下Aを取得し、運転者Uが座り直しやストレッチを行ったこと、すなわち、肩の動きや首の動きに基づいて覚醒努力Eを取得する方法も考えられる。更に、覚醒低下の度合いや覚醒努力の度合いは、必ずしも数値として検出されなくてもよく、例えば大,中,小として検出されてもよい。
[本発明の各種態様]
なお、本発明において、前記第1モードとして示したように、前記支援手段は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行しなくてもよく、また図示はしていないが、覚醒努力の度合いは変化せず、覚醒低下の度合いのみが増加しているときは前記第2の支援方法を選択して実行してもよい。その場合、覚醒低下の度合い及び覚醒努力の度合いの変化のみに基づいて支援方法が選択されるため、支援方法の変化を早くすることができる。
また、前記第2モードとして示したように、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であるか、または、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行しなくてもよく、また図示はしていないが、覚醒努力の度合いは変化せず、覚醒低下の度合いのみが増加しているときは前記第2の支援方法を選択して実行してもよい。
その場合、覚醒低下の度合いが第1度合い未満であり、かつ、覚醒努力の度合いが第2度合い未満であるといった、比較的支援の必要性が低い状態では、前記いずれの支援方法も実行されないので、使用者が支援を煩わしく感じることが少ない。また、この場合も、覚醒低下の度合い及び覚醒努力の度合いの大きさによっては、その変化のみに基づいて支援方法が選択されることがあり、支援方法の変化を早くすることができることがある。
また、前記第3モードとして示したように、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行せず、また図示はしていないが、覚醒努力の度合いは変化せず、覚醒低下の度合いのみが増加しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い未満である場合は、前記第2の支援方法を選択して実行してもよい。
その場合、覚醒低下の度合いが第1度合い以上であり、かつ、覚醒努力の度合いが第2度合い未満である場合は、前記第2の支援方法が選択されるので、使用者の居眠りを一層良好に抑制することができる。また、この場合も、覚醒低下の度合いが第1度合い未満であり、かつ、覚醒努力の度合いが第2度合い未満である場合はいずれの支援方法も実行されないので、使用者が支援を煩わしく感じることが少ない。また、この場合も、覚醒低下の度合い及び覚醒努力の度合いの大きさによっては、その変化のみに基づいて支援方法が選択されることがあり、支援方法の変化を早くすることができることがある。
また、前記第4モードとして示したように、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行せず、また図示はしていないが、覚醒努力の度合いは変化せず、覚醒低下の度合いのみが増加しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上である場合は、前記第2の支援方法を選択して実行してもよい。
その場合、覚醒低下の度合いが第1度合い以上である場合は、前記第2の支援方法が選択されるので、使用者の居眠りを一層良好に抑制することができる。また、この場合も、覚醒低下の度合いが第1度合い未満であり、かつ、覚醒努力の度合いが第2度合い未満である場合はいずれの支援方法も実行されないので、使用者が支援を煩わしく感じることが少ない。また、この場合も、覚醒低下の度合い及び覚醒努力の度合いの大きさによっては、その変化のみに基づいて支援方法が選択されることがあり、支援方法の変化を早くすることができることがある。
また、前記第5モードとして示したように、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法又は前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い未満である場合は、前記第2の支援方法を選択して実行してもよい。
その場合、覚醒低下の度合いが第1度合い以上であり、かつ、覚醒努力の度合いが第2度合い未満である場合は、前記第2の支援方法を選択されるので、使用者の居眠りを一層良好に抑制することができる。また、この場合も、覚醒低下の度合いが第1度合い未満であり、かつ、覚醒努力の度合いが第2度合い未満である場合はいずれの支援方法も実行されないので、使用者が支援を煩わしく感じることが少ない。
そして、その場合、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法又は前記第2の支援方法のうち、予め定められた方を選択して実行してもよい。また、前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法又は前記第2の支援方法のうち、その時点で選択されている支援方法を継続して実行してもよい。
前者の場合、前記予め定められた方の支援方法が第1の支援方法であれば、使用者が支援を煩わしく感じることが少なく、第2の支援方法であれば、使用者の居眠りを一層良好に抑制することができる。また、後者の場合は、前者における2通りの形態の良さを両立させることができる。
また、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、視覚刺激を利用してもよい。また、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、聴覚刺激を利用してもよい。また、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、触覚刺激を利用してもよい。また、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、嗅覚刺激を利用してもよい。また、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、味覚刺激を利用してもよい。また、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、使用者の動作を誘発させる刺激を利用してもよい。更に、本発明では、前述のように、第1の支援方法又は第2の支援方法の片方又は両方に、聴覚刺激、視覚刺激、触覚刺激、嗅覚刺激、味覚刺激、使用者の動作を誘発させる刺激、使用者の脳活動を誘発させる刺激の、7種類の刺激をランダムに変化させて利用してもよい。
また、前述のように、覚醒低下検出手段は、CAN情報により覚醒低下の度合いを検出してもよい。そして、その場合、覚醒低下検出手段は、ステアリング操作情報により覚醒低下の度合いを検出してもよく、アクセル操作の操作情報により覚醒低下の度合いを検出してもよく、ブレーキ操作の操作情報により覚醒低下の度合いを検出してもよい。
また、前述のように、覚醒低下検出手段は、顔表情により覚醒低下の度合いを検出してもよく、生体情報により覚醒低下の度合いを検出してもよく、体の動作により覚醒低下の度合いを検出してもよい。また、覚醒努力検出手段も、顔表情により覚醒努力の度合いを検出してもよく、生体情報により覚醒努力の度合いを検出してもよく、体の動作により覚醒努力の度合いを検出してもよい。
また、本発明は、自動車に搭載される覚醒維持支援装置に限定されるものではなく、学習室や守衛室等において学習者や守衛の覚醒維持を支援する用途などにも適用することができる。更に、覚醒低下の度合いと覚醒努力の度合いとに応じて支援方法を選択する方法としても種々の変形例が考えられる。例えば、学習者の覚醒維持を支援する場合、覚醒低下の度合いが前記第1度合いよりも大きく設定された第3度合い以上であり、かつ、覚醒努力の度合いが前記第2度合いよりも小さく設定された第4度合い未満の場合、いずれの支援方法も実行せず、仮眠を促した後に、所定時間経過してから強制的に覚醒化させる支援を実行してもよい。
1…覚醒維持支援装置 3…覚醒低下及び覚醒努力検出部 5…覚醒維持刺激提示部
7…制御部 U…運転者

Claims (9)

  1. 使用者の覚醒低下の度合いを検出する覚醒低下検出手段(3,7)と、
    前記使用者の覚醒努力の度合いを検出する覚醒努力検出手段(3,7)と、
    前記覚醒低下検出手段が検出した覚醒低下の度合いと前記覚醒努力検出手段が検出した覚醒努力の度合いとに応じて複数種類の支援方法の中から選択した支援方法で、前記使用者の覚醒維持を支援する支援手段(5,7)と、
    を備えたことを特徴とする覚醒維持支援装置。
  2. 前記支援手段は、前記覚醒低下の度合い又はその度合いの変化方向、及び、前記覚醒努力の度合い又はその度合いの変化方向に応じて、前記使用者の覚醒低下を軽減させる第1の支援方法、又は、前記使用者を強制的に覚醒化させる第2の支援方法の、いずれか一方を選択して実行することを特徴とする請求項1に記載の覚醒維持支援装置。
  3. 前記支援手段は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行しないことを特徴とする請求項2に記載の覚醒維持支援装置。
  4. 前記支援手段は、
    前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であるか、または、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行しないことを特徴とする請求項2に記載の覚醒維持支援装置。
  5. 前記支援手段は、
    前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、
    前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行せず、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い未満である場合は、前記第2の支援方法を選択して実行することを特徴とする請求項2に記載の覚醒維持支援装置。
  6. 前記支援手段は、
    前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記覚醒努力の度合いが増加しているときは前記第1の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合いが増加し、かつ、前記覚醒努力の度合いが減少しているときは前記第2の支援方法を選択して実行し、前記覚醒低下の度合い及び前記覚醒努力の度合いがいずれも減少しているときは前記いずれの支援方法も実行せず、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上である場合は、前記第2の支援方法を選択して実行することを特徴とする請求項2に記載の覚醒維持支援装置。
  7. 前記支援手段は、
    前記覚醒低下の度合いが予め設定された所定の第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが予め設定された所定の第2度合い未満である場合は、前記いずれの支援方法も実行せず、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い未満であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法を選択して実行し、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法又は前記第2の支援方法を選択して実行し、
    前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い未満である場合は、前記第2の支援方法を選択して実行することを特徴とする請求項2に記載の覚醒維持支援装置。
  8. 前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法又は前記第2の支援方法のうち、予め定められた方を選択して実行することを特徴とする請求項7に記載の覚醒維持支援装置。
  9. 前記支援手段は、前記覚醒低下の度合いが前記第1度合い以上であり、かつ、前記覚醒努力の度合いが前記第2度合い以上である場合は、前記第1の支援方法又は前記第2の支援方法のうち、その時点で選択されている支援方法を継続して実行することを特徴とする請求項7に記載の覚醒維持支援装置。
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