JP5842857B2 - 覚醒度改善装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転時のドライバーの覚醒度を改善する覚醒度改善装置に関するものである。
自動車に搭載されているセンサからの運転情報(速度、加速度、ステア角等)に基づいてドライバーの注意力低下を検出し、ドライバーに注意を促すようにした技術が提案されている。例えば、特許文献1には、ドライバーの注意力低下を検出した際に、エアコンを作動させてドライバーに冷風を送風する居眠り防止装置が開示されている。冷風を受けることで、ドライバーの覚醒度が向上し、居眠り運転の発生を防止する。
特開2005−104237号公報
ところが、特許文献1の居眠り防止装置では、ドライバーの注意力低下を検知したときに、単に冷風を送風するだけであるため、ドライバーの覚醒度の改善効果が持続しない難点があった。また、特許文献1では、居眠り運転状態を検知するものであり、居眠り運転に移行する前の状態(漫然状態)を検知して、覚醒度を改善させる装置は提案されていなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ドライバーの覚醒度を効果的に改善して、ドライバーの漫然状態を解消し得る覚醒度改善装置を提供することにある。
第1の発明では、運転時のドライバーの覚醒度を改善する覚醒度改善装置であって、ドライバーの覚醒度に関するデータが入力される入力手段と、前記入力手段に入力された前記データに基づいて、ドライバーの覚醒度が、居眠り運転状態よりも高く通常状態よりも低い漫然状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記漫然状態と判定した際に、前記ドライバーの覚醒度を改善するアプリケーションを実行手段に実行させる制御手段とを備え、前記アプリケーションは、前記ドライバーに動作を促すアプリケーションを含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、判定手段が漫然状態と判定した際に、制御手段がドライバーの覚醒度を改善するアプリケーションを実行手段に実行させる。そして、アプリケーションには、ドライバーの動作を促すアプリケーションが含まれる。従って、ドライバーの動作を促すアプリケーションが実行されて、ドライバーが動作することにより、ドライバーの覚醒度を効果的に向上させることができる。
しかも、判定手段は、ドライバーの覚醒度が、居眠り運転状態よりも高く通常状態よりも低い漫然状態にあるか否かを判定する。従って、覚醒度改善装置は、ドライバーが居眠り運転に移行する前段階でアプリケーションを実行してドライバーの覚醒度を向上させるので、安全性を高めることができる。
第2の発明では、前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーションは、前記ドライバーに視線移動を伴う安全確認を促す演出を含むことを特徴とする。
第2の発明によれば、ドライバーに視線移動を伴う安全確認を促す演出が実行されることで、ドライバーの覚醒度を高めつつ、安全の確認をすることができる。
第3の発明では、前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーションは、前記ドライバーに発声を促す演出を含むことを特徴とする。
第3の発明によれば、アプリケーションに促されてドライバーが発声することで、ドライバーの覚醒度を効果的に改善させることができる。
実施形態に係る覚醒度改善装置の制御構成を示すブロック図。 (1)は条件(A)を表す説明図であり、(2)は条件(B)を表す説明図であり、(3)は条件(C)を表す説明図であり、(4)は条件(D)を表す説明図。 条件(A)〜(D)のそれぞれと運転者の状態との相関を示すグラフ。 実施形態のアプリケーションを分類したテーブルである。 アプリケーションが実行されるタイミングを示す説明図。 実施形態の実行部を示す概略図。 (a)は背景色変更アプリを示す説明図、(b)はノイズ音アプリを示す説明図。 (a)はドライブ体操アプリを示す説明図、(b)は発声アプリを示す説明図。 (a)は清涼アプリを示す説明図、(b)はキャラクターアプリを示す説明図。 ボタン操作アプリを示す説明図。 実施形態に係る覚醒度改善装置の制御方法を示すフローチャート。
次に、実施形態に係る覚醒度改善装置10について説明を行う。なお、以下の説明では、覚醒度改善装置10を自動車(車両)に搭載した場合で例示する。
覚醒度改善装置10は、ドライバーの覚醒度が低下した漫然状態であるか否かを判定し、漫然状態であると判定した場合に所定のアプリケーションA1〜A7を実行して、ドライバーの覚醒度を改善させる。
ここで、漫然状態とは、運転時のドライバーの意識状態を表したものであって、ドライバーが居眠りをした状態(居眠り運転状態)よりも覚醒度は高いものの、ドライバーの意識がはっきりした眠気を感じない通常状態に比べて覚醒度が低い状態をいう。漫然状態は、運転以外に注意が向いていないにも関わらず、運転に向けるべき注意力が低下した状態と定義することができる。より具体的には、漫然状態とは、ドライバーが所謂ボーっとした状態をいう。本実施形態では、漫然状態は、居眠りをする前段階のドライバーが眠気を多少感じている状態も含む概念とする。
図1は、本実施形態に係る覚醒度改善装置10の制御構成を示すブロック図である。覚醒度改善装置10は、入力部12(入力手段)、判定部14(判定手段)および制御部16(制御手段)から基本的に構成される。そして、覚醒度改善装置10は、ドライバーが漫然状態と判定すると、実行部18(実行手段)にアプリケーションA1〜A7を実行させる。具体的には、覚醒度改善装置10は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えた電子制御ユニット(電源制御ECU)で構成されている。
[入力部12について]
入力部12には、ドライバーの覚醒度を判定するためのデータが入力されるようになっている。このデータは、自動車の運転状態を表す情報および自動車が走行する道路の情報から構成され、自動車に搭載された検出部20(検出手段)で検出される。本実施形態では、検出部20として、アクセルペダルセンサ22、ブレーキペダルセンサ24、ステア角センサ26、速度センサ28およびナビゲーションシステム30が採用されている。
アクセルペダルセンサ22は、自動車のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量を検出する。ブレーキペダルセンサ24は、自動車のブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量を検出する。ステア角センサ26は、自動車のステアリング40(図示せず)のステア角を検出する。速度センサ28は、自動車の速度を検出する。ナビゲーションシステム30は、自動車が走行している道路の種類(高規格道路(高速道路、自動車専用道路等),高規格道路以外の道路(一般道路))を検出する。
入力部12は、検出部20から各種データが入力されると、当該データを判定部14に出力する。
[判定部14について]
判定部14は、入力部12から入力されたデータに基づいて、ドライバーが漫然状態であるか否か判定する。具体的には、判定部14は、図示しない記憶装置を備え、入力部12から入力されたデータを記憶装置に順次記憶させる。そして、判定部14は、記憶装置に記憶されたデータを用いて、以下のパラメータを算出する。
パラメータPa1:直前の10分間における自動車の平均速度(km/h)
パラメータPa2:直前の10分間における自動車の平均速度変化量(km/h/s)
パラメータPb1:直前の10分間における平均ステア位置の絶対値(deg)
パラメータPb2:直前の10分間における平均ステア変化量(deg/s)
パラメータPc1:直前の10分間における平均アクセル踏み込み量(%)
パラメータPc2:直前の10分間における平均アクセル踏み込み変化量(%/s)
パラメータPd1:直前の10分間における平均ブレーキ踏み込み量(%)
パラメータPd2:直前の10分間における平均ブレーキ踏み込み変化量(%/s)
ここで、パラメータPa2の「直前の10分間における自動車の平均速度変化量」とは、次のように定義される。10分間の中で、所定時間Δt(例えば500msec)ごとに、自動車の速度を取得する。例えば、時刻t1、t1、t3・・・において、自動車の速度がv1、v2、v3・・・(単位はkm/h)であったとする。次に、ある時刻tiから次の時刻t(i+1)までの自動車の速度変化の絶対値を順次積算する。すなわち、|v2−v1|+|v3−v2|+|v4−v3|+・・・のように積算する。この積算を10分間にわたって行う。この積算値を、1秒間あたりの値に換算した(つまり、10×60で除した)値が、直前の10分間における自動車の平均速度変化量(km/h/s)である。
また、パラメータPb2の「直前の10分間における平均ステア変化量」は、上述した、直前の10分間における車両の平均速度変化量の定義において、速度をステア角に置換したものである。
また、パラメータPc2の「直前の10分間における平均アクセル踏み込み変化量」は、上述した、直前の10分間における車両の平均速度変化量の定義において、速度をアクセル踏み込み量に置換したものである。
また、パラメータPd2の「直前の10分間における平均ブレーキ踏み込み変化量」は、上述した、直前の10分間における車両の平均速度変化量の定義において、速度をブレーキ踏み込み量に置換したものである。
また、パラメータPb1の「直前の10分間における平均ステア位置の絶対値」とは、次のように定義される。右方向へのステア角を正の値とし、左方向へのステア角を負の値とする。直前の10分間において、ステア角の平均値をとり、それを「平均ステア位置」とする。そして、「平均ステア位置」の絶対値を、直前の10分間における平均ステア位置の絶対値とする。
また、パラメータPc1のアクセル踏み込み量とは、アクセルを全く踏み込まないときを0%とし、アクセルを最大限に踏み込んだときを100%とする値である。
また、パラメータPd1のブレーキ踏み込み量とは、ブレーキを全く踏み込まないときを0%とし、ブレーキを最大限に踏み込んだときを100%とする値である。
判定部14は、各データから算出した上記のパラメータを用いて、以下の条件(A)〜(D)が充足されるか否かを判断する。図2(1)〜(4)における斜線の領域は、それぞれ、条件(A)〜(D)が充足される領域を示している。
条件(A)パラメータPa1(直前の10分間における車両の平均速度)が所定の下限値a1以上であり、且つパラメータPa2(直前の10分間における車両の平均速度変化量)が所定の上限値a2以下である。ここで、a1、a2の値は、例えば、70km/h、0.85km/h/sとすることができる。
条件(B)パラメータPb1(直前の10分間における平均ステア位置の絶対値)が所定の上限値b1以下であり、且つパラメータPb2(直前の10分間における平均ステア変化量)が所定の上限値b2以下である。ここで、b1、b2の値は、例えば、10deg、1.28deg/sとすることができる。
条件(C)パラメータPc1(直前の10分間における平均アクセル踏み込み量)が所定の下限値c1から所定の上限値c2までの範囲内にあり、且つパラメータPc2(直前の10分間における平均アクセル踏み込み変化量)が所定の上限値c3以下である。ここで、c1、c2、c3の値は、例えば、6%、12%、5.5%/sとすることができる。
条件(D)パラメータPd1(直前の10分間における平均ブレーキ踏み込み量)が所定の上限値d1以下であり、且つパラメータPd2(直前の10分間における平均ブレーキ踏み込み変化量)が所定の上限値d2以下である。ここで、d1、d2の値は、例えば、0.5%、0.3%/sとすることができる。
そして、判定部14は、条件(A)〜(D)のうち、3以上の条件が充足され、かつ条件(A)および条件(B)の両方を充足している場合に「漫然状態である」と判断するように設定されている。一方、判定部14は、2以下の条件しか充足されない場合、または3以上の条件が充足された場合であって条件(A)および条件(B)の両条件が充足されない場合に「漫然状態でない(通常状態)」と判断するよう設定されている。
[条件(A)〜(D)の充足と漫然状態との相関関係について]
ここで、本願発明者らは、条件(A)〜(D)の充足と、漫然状態との相関関係を確認するため、以下の実験を行った。ドライバーが様々な道路を自動車で運転する間に、自動車の速度、ステア角度、アクセル踏み込み量およびブレーキ踏み込み量を取得する。運転中、3分間に1回の割合で、ドライバーの状態が漫然状態であるか否かを問いかけ、ドライバーに回答させた。また、各回答時の直前の10分間における上記パラメータPa1、パラメータPa2、パラメータPb1、パラメータPb2、パラメータPc1、パラメータPc2、パラメータPd1、パラメータPd2を算出し、ドライバーの回答と対応付けを行った。
図3に、各パラメータと、漫然状態との相関関係を示す。なお、図3の(1)は、横軸にPa1、縦軸にPa2をとったグラフであり、(2)は、横軸にPb1、縦軸にPb2をとったグラフであり、(3)は、横軸にPc1、縦軸にPc2をとったグラフであり、(4)は、横軸にPd1、縦軸にPd2をとったグラフである。また、図3の(1)〜(4)において、「×」は、漫然状態を表し、「○」は、漫然状態ではない状態(通常状態)を表す。
図3に示されているように、条件(A)〜(D)を充足するドライバーの状態は、それらを充足しない運転状態に比べて、「×」のプロットが集中している。換言すれば、条件(A)〜(D)を充足すればすれほど、ドライバーが漫然状態にある可能性が高いことを意味している。
判定部14は、所定時間毎にドライバーの漫然状態を判定するようになっている。本実施形態では、3分毎に漫然状態を判定するように設定されている。そして、判定部14は、漫然状態であるか否かについて判定すると、その判定結果を制御部16に出力する。
[制御部16について]
制御部16は、判定部14の判定結果が漫然状態の場合に、実行部18にアプリケーションA1〜A7を実行させる。ここで、制御部16には、図示しない記憶装置に複数種類(本実施形態では7種類)のアプリケーションA1〜A7(プログラム)が記憶されている。そして、制御部16は、ドライバーの漫然状態の程度(覚醒度の度合い)に応じて実行するアプリケーションA1〜A7を選択する。
制御部16は、例えばインターネットを通じてアプリケーションA1〜A7をダウンロードしたり、アプリケーションA1〜A7を更新したりできるようになっている。後述するように、アプリケーションA1〜A7は、ドライバーへの負荷(覚醒度の改善効果)が低い低負荷グループと、ドライバーへの負荷が低負荷グループに比べて高い高負荷グループに大別される(図4参照)。
ここで、制御部16は、ドライバーが漫然状態にある時間に基づいて、ドライバーの覚醒度の度合いを判定する。具体的には、判定部14が漫然状態と判定すると、制御部16は漫然状態を示すフラグ(以下、漫然状態フラグという)をONにすると共に漫然状態の経過時間のカウントを開始する。
制御部16には、基準となる経過時間(以下、基準時間という)が予め記憶されており、漫然状態の経過時間が基準時間を超えるか否かにより覚醒度の度合いを判定する。基準時間としては、例えば6分が採用される。
ドライバーが漫然状態である時間が短ければ、ドライバーの覚醒度は比較的高い(漫然状態が浅い)といえる。従って、漫然状態の経過時間が基準時間を越えない場合、制御部16は、低負荷グループに分類されたアプリケーションA1〜A4を選択する。
一方、ドライバーが漫然状態である時間が長ければ、ドライバーの覚醒度は比較的低い(漫然状態が深い)といえる。従って、漫然状態の経過時間が基準時間を越えた場合、制御部16は、高負荷グループに分類されたアプリケーションA5〜A7を選択する。
ここで、前述のように判定部14によるドライバーの漫然状態の判定は、3分毎に実施される。従って、図5に示すように、制御部16は、前回のアプリケーションA1〜A7が終了した後、少なくとも3分のインターバルを設けて次のアプリケーションA1〜A7を実行させることになる。なお、アプリケーションA1〜A7間のインターバル時間は、必ずしも3分正確に設定される必要はない。例えば、インターバル(すなわち、判定部14が判定する周期)を2分45秒〜3分15秒の間に設定してもよい。
なお、判定部14が漫然状態でない(漫然状態が解消された)と判定した場合、制御部16は、漫然状態フラグをOFFにし、漫然状態の経過時間のカウントを終了する(リセットする)。この場合、制御部16は、アプリケーションを選択することない。
制御部16は、同じアプリケーションA1〜A7が連続して実行されないようにアプリケーションA1〜A7を選択する。すなわち、実行部18が実行するアプリケーションA1〜A7は、毎回異なるものとなる。
本実施形態では、アプリケーションA1〜A7を実行する実行部18として、図1および図6に示すように、スピーカ32、画像表示装置34、エアコン装置36(調温装置)および操作ボタン38が採用されている。
スピーカ32は、自動車の車内に設けられており、所定のアプリケーションA1〜A7が選択されると、ガイド音声やBGM等の音を出力する。
画像表示装置34は、自動車のインストルメントパネルに収納され、速度等の画像(以下、メータ画像34aという)を表示するTFT液晶メータである。画像表示装置34は、所定のアプリケーションA1〜A7が選択されると、当該アプリケーションA1〜A7の内容に応じた画像を表示させる。
エアコン装置36は、所定のアプリケーションA5が選択されると作動して、インストルメントパネルに設けた送風口36aから調温空気(例えば冷風)をドライバーに送風する。
操作ボタン38は、ステアリング40に設けられて、ドライバーの手指で操作されるものである。操作ボタン38は、図6に示すように、「上」、「下」、「左」、「右」を指示する方向ボタン38a、決定ボタン38bおよびキャンセルボタン38cから構成されている。方向ボタン38aおよび決定ボタン38bは、所定のアプリケーションA7が選択された際に、当該アプリケーションA7の指示に従ってドライバーが押すものである。キャンセルボタン38cは、実行中のアプリケーションA1〜A7を停止したい場合に、ドライバーが押すものである。
[アプリケーションについて]
次に、本実施形態で実行されるアプリケーションA1〜A7の具体的内容について説明する。図4に示すように、本実施形態では、7種類のアプリケーションA1〜A7が設定され、こられアプリケーションA1〜A7は、低負荷グループおよび高負荷グループの2つに大きく分類される。更に、低負荷グループのアプリケーションA1〜A4は、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションに分けられている。また、高負荷グループのアプリケーションA5〜A7は、第3のアプリケーションおよび第4のアプリケーションに分けられている。
各アプリケーションA1〜A7の実行時間は、3分に設定されている。但し、実行時間は、必ずしも3分正確に設定される必要はなく、例えば、アプリケーションA1〜A7の実行時間を2分45秒〜3分15秒の間で設定してもよい。
第1のアプリケーションは、ドライバーの視覚、聴覚または触覚に作用する演出を行う。すなわち、第1のアプリケーションは、画像表示装置34が出力する画像、スピーカ32が出力する音、またはエアコン装置36が出力する調温空気の少なくとも1つによって、ドライバーの覚醒度を向上させる。第1のアプリケーションは、視覚や聴覚といったドライバーの認知機能を刺激する。このため、ドライバーに作用する負荷は小さく、覚醒度の改善効果も比較的小さい。
本実施形態では、第1のアプリケーションとして、背景色変化アプリA1およびノイズ音アプリA2が設定されている。
背景色変化アプリA1では、画像表示装置34で表示されるメータ画像34aの背景色が時間の経過と共に徐々に変化する演出が行われる。図7(a)に示すように、具体的には、メータ画像34aの背景色の中央部から全体に向けて徐々に光(図7(a)にドットで表す)が広がるように変化する。この背景色変化アプリA1では、背景色の変化が開始してから終了するまでの60秒間を1つの演出とし、この演出が3分間に2回実行されるようになっている。また、演出と演出との間に1分間のインターバルが設定されている。
背景色変化アプリA1では、各演出が終了したときに、ドライバーに漫然状態であることを認識させるメッセージ(例えば「ずいぶん疲れているかも知れません。」)が表示されるようになっている。但し、背景色変化アプリA1の実行中、ドライバーが背景色の変化に気付いて決定ボタン38bが押された場合、当該メッセージは表示されないようになっている。
ノイズ音アプリA2では、スピーカ32からノイズ音が断続的に出力される演出が実行される。図7(b)に示すように、具体的には、スピーカ32からノイズ音を一定時間(例えば35秒)出力させた後、一定時間(例えば35秒)ノイズ音の出力を停止する演出が繰り返される。
また、ノイズ音アプリA2では、ノイズ音が出力されている間、画像表示装置34に実行画像34bが表示されるようになっている。この実行画像34bとは、アプリケーションが実行されていることをドライバーに覚知させるものである。実行画像34bは、メータ画像34aに一部重なるように表示される(いわゆるポップアップ表示させる)。
第2のアプリケーションは、ドライバーに動作をするよう促す演出が実行される。すなわち、第2のアプリケーションは、ドライバーに動作させることで、固有知覚(身体に対する意識(固有感覚))を刺激し、ドライバーの覚醒度を向上させるものである。このため、ドライバーに作用する負荷は、第1のアプリケーションに比べて若干高まり、覚醒度の改善効果も少し大きい。
本実施形態では、第2のアプリケーションとして、ドライブ体操アプリA3(ドライバーに動作を促すアプリケーション)および発声アプリA4(ドライバーに動作を促すアプリケーション)が設定されている。
ドライブ体操アプリA3では、ガイド音声をスピーカ32から出力して、ドライバーに体操を促すものである。ドライブ体操アプリA3の実行中、画像表示装置34は、実行画像34bを表示するようになっている。ドライブ体操アプリA3において、ドライバーに求める体操は、運転に影響を及ぼさない単純なものが採用されている。具体的には図8(a)に示すように、顔のストレッチ(顔ストレッチ運動)および背筋のストレッチ(背筋ストレッチ運動)が採用されている。
ドライブ体操アプリA3では、起動時に導入演出が実行されるようになっている。導入演出とは、アプリケーションを開始する旨の音声をスピーカ32から出力して、音による刺激をドライバーに与えるものである。更に、ドライブ体操アプリA3では、導入演出の終了後、ドライバーに安全確認を促す音声が出力されるようになっている。具体的には、ドライバーにルームミラーやサイドミラー(何れも図示せず)を確認させて、周囲の安全を確認させるものである。この安全確認においても、ドライバーは、視線を移動させる動作が伴うことで固有知覚が刺激されることになる。
発声アプリA4では、ガイド音声をスピーカ32から出力して、ドライバーに発声を促すものである。発声アプリA4の実行中、画像表示装置34は、実行画像34bを表示させる。発声アプリA4において、ドライバーに求める発声は、運転に影響を及ぼさない単純なものが採用されている。例えば、図8(b)に示すように、ドライバーに高音および低音の声を発するよう求めるボイストレーニング、ドライバーに大きな声を発声させる(大声)、ドライバーに早口言葉を言わせる(早口言葉)等が挙げられる。また、発声アプリA4においても、起動時に導入演出が実行される。
第3のアプリケーションは、ドライバーの視覚、聴覚または触覚と、ドライバーの情動とに作用する演出が実行される。すなわち、第3のアプリケーションでは、ドライバーの認知機能の刺激に加え、清涼感や楽しさ等、ドライバーの感情(情動)に作用する演出が行われる。このため、ドライバーに作用する負荷は、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションに比べて高くなり、覚醒度の改善効果も大きくなる。
本実施形態では、第3のアプリケーションとして、清涼アプリA5およびキャラクターアプリA6が設定されている。
図9(a)に示すように、清涼アプリA5では、エアコン装置36から調温空気を送風すると共に、スピーカ32から効果音(例えば、せせらぎの音)を出力する演出が実行される。すなわち、調温空気によるドライバーの聴覚および触覚への刺激と、効果音によるドライバーの情動(清涼感)への刺激とが同時に行われる。
清涼アプリA5では、調温空気の送風および効果音の出力が断続的に実行される。すなわち、調温空気の送風および効果音を20秒間出力する演出を1単位とし、この演出が20秒のインターバルを挟んで繰り返し実行される。また、各演出が実行されている間、画像表示装置34は実行画像34bを表示するようになっている。
キャラクターアプリA6では、画像表示装置34にキャラクターの顔のパーツが順番に表示される演出が行なわれる。図9(b)に示すように、最終的に表示されるキャラクターの顔は、各パーツがズレた位置に配置された状態で表示される(いわゆる福笑い)。すなわち、キャラクターアプリA6では、ドライバーの視覚への刺激と、最終的に表示されるキャラクターの顔によるドライバーの情動(興味,面白み)への刺激とが同時に行われる。
図9(b)に示すように、キャラクターアプリA6では、キャラクターのベースの顔を表示させた後、右目、左目、鼻、口が段階的に表示される。そして、最終的に各パーツの位置がズレた状態でキャラクターの顔が表示される。また、キャラクターアプリA6では、起動時に導入演出が実行される。
第4のアプリケーションは、ドライバーに動作するよう促すと共にドライバーの情動に作用する演出が実行される。すなわち、第4のアプリケーションでは、ドライバーの固有知覚の刺激に加え、清涼感や楽しさ等、ドライバーの情動に作用する演出が行われる。このため、ドライバーに作用する負荷は、第1および第2のアプリケーションに比べて高くなり、覚醒度の改善効果も大きくなる。更に、第4のアプリケーションは、固有知覚を刺激するため、ドライバーへの負荷および覚醒度の改善効果が第3のアプリケーションよりも若干大きくなっている。
本実施形態では、第4のアプリケーションとして、ボタン操作アプリA7(ドライバーに動作を促すアプリケーション)が採用されている。ボタン操作アプリA7では、スピーカ32からガイド音声が出力され、ドライバーに操作ボタン38の操作を促すものである。そして、ドライバーが操作ボタン38を押すたびに、効果音がスピーカ32から出力されるようになっている。すなわち、操作ボタン38を操作することによるドライバーの固有知覚への刺激と、効果音によるドライバーの情動(ゲーム性,楽しさ)への刺激とが同時に行われる。
図10に示すように、具体的には、1分間で方向ボタン38aを100回押すよう指示するガイド音声がスピーカ32から出力される。ドライバーが「上」、「下」、「左」または「右」の何れかの方向ボタン38aを押すと、スピーカ32から効果音(例えば「プチ」)が出力される。
また、ボタン操作アプリA7では、音楽に合わせて音を鳴らす(方向ボタン38aを操作する)よう指示するガイド音声がスピーカ32から出力される。そして、スピーカ32から出力される音楽のリズムに合わせてドライバーが何れかの方向ボタン38aを押すと、スピーカ32から効果音が出力されるようになっている。なお、ボタン操作アプリA7では、起動時に導入演出が実行される。
次に、本実施形態の作用について説明する。図11は、覚醒度改善装置10の制御方法を示すフローチャートである。
[漫然状態フラグがOFFの場合について]
先ず始めに、漫然状態であるとの判定を判定部14が1度も行っておらず、漫然状態フラグがOFFとなっている場合を説明する。
ドライバーが自動車を運転すると、検出部20は、データを取得する。すなわち、アクセルペダルセンサ22、ブレーキペダルセンサ24、ステア角センサ26、速度センサ28およびナビゲーションシステム30が、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキペダルの踏み込み量、ステア角、速度および道路の種類をそれぞれ取得する。検出部20で検出されたデータは、入力部12に入力される(ステップS10)。なお、入力部12は、ステップ10の処理を行うたびに、取得したデータを順次記憶している。
次に、判定部14は、入力部12に入力されたデータに基づいてパラメータPa1,Pa2,Pb1,Pb2,Pc1,Pc2,Pc3を算出する(ステップS11)。そして、判定部14は、算出したパラメータを用いて、条件(A)〜(D)が3以上充足されるか否か判定する(ステップS12)。
条件(A)〜(D)のうち、3以上の条件が充足されている場合(ステップS12のYes)、判定部14は、条件(A)および(B)の両方を充足しているか否か判定する(ステップS13)。一方、ステップS12で、条件(A)〜(D)が2以下しか充足されていない場合(ステップS12のNo)、判定部14はドライバーが通常状態であると判定する(ステップS14)。
ステップS13において、条件(A)および(B)の両方が充足されている場合(ステップS13のYes)、判定部14は、ナビゲーションシステム30が取得した道路の種類が高規格道路であるか否か判断する(ステップS15)。一方、ステップS13において、条件(A)および(B)の両方が充足されていない場合(ステップS13のNo)、判定部14はドライバーが通常状態であると判定する(ステップS14)。
ステップS15において、自動車が走行する道路が高規格道路であれば(ステップS15のYes)、判定部14はドライバーが漫然状態であると判定する(ステップS16)。一方、ステップS15において、自動車が走行する道路が一般道であれば(ステップS15のNo)、判定部14はドライバーが通常状態であると判定する(ステップS14)。
判定部14が漫然状態であると判定すると(ステップS16)、制御部16は漫然状態フラグがONであるか否か判断する(ステップS17)。漫然状態フラグはOFFであるから(ステップS17のNo)、制御部16は、漫然状態フラグをONに設定する(ステップS18)。そして、制御部16は、漫然状態の経過時間のカウントを開始(ステップS19)。
この場合、今回初めて判定部14が漫然状態と判定したことから、漫然状態の時間は短くドライバーの覚醒度は比較的高い(漫然状態が浅い)といえる。そこで、制御部16は、低負荷グループからアプリケーションA1〜A4(例えば、背景色変化アプリA1)を選択する(ステップS20)。そして、制御部16は、選択したアプリケーションA1〜A4を実行部18に実行させる(ステップS21)。
ここで、低負荷グループに分類されたアプリケーションA1〜A4が実行されることで、ドライバーが受ける負荷は、比較的小さなものとなる。そのため、ドライバーが当該アプリケーションA1〜A4の演出を煩わしく感じるのを抑制することができる。
但し、低負荷グループに分類されるアプリケーションA1〜A4であっても、ドライバーの認知機能や固有知覚を刺激することで、ドライバーの覚醒度を向上させることができる。従って、ドライバーが漫然状態から通常状態に復帰するのをサポートすることができる。換言すれば、ドライバーが漫然状態から更に覚醒度の低い状態(居眠り状態)に陥るのを抑制することができる。
一方、ステップS12〜S15が否定されて、判定部14が通常状態であると判定した場合(ステップS14)、制御部16は漫然状態フラグがONであるか否か判断する(ステップS22)。制御部16は、漫然状態フラグはOFFであるので(ステップS22のNo)、アプリケーションA1〜A7を実行することなく処理を終了させる。
このように、ドライバーが通常状態(漫然状態ではない)と判定部14が判定すると、制御部16はアプリケーションA1〜A7を実行させることはない。従って、ドライバーの覚醒度が高いのにも拘らずアプリケーションA1〜A7が実行されて、ドライバーが煩わしく感じるのを防止することができる。
[漫然状態フラグがONの場合について]
次に、漫然状態フラグがONである場合(既に判定部14が漫然状態と判定している場合)について説明する。先ず始めに、ドライバーの漫然状態が続いている場合(ステップS12〜S15のYes)について説明する。判定部14が漫然状態であると判定すると(ステップS16)、制御部16は漫然フラグがONであるか否か判断する(ステップS17)。漫然状態フラグはONであるから(ステップS17のYes)、制御部16は、漫然状態の経過時間が基準時間よりも大きいか否か判断する(ステップS23)。
ここで、漫然状態の経過時間が基準時間よりも大きい場合(ステップS23のYes)、ドライバーの漫然状態が長時間継続していることになる。このような場合、ドライバーの覚醒度が低く(漫然状態が深く)なっている可能性が高く、覚醒度の改善効果が高いアプリケーションA1〜A7を実行させる必要がある。
そこで、制御部16は、高負荷グループに分類されたアプリケーションA5〜A7(例えばボタン操作アプリA7)の1つを選択し(ステップS24)、当該アプリケーションA5〜A7を実行部18に実行させる(ステップS21)。その結果、認知機能または固有知覚への刺激に加え、情動に作用する演出が実行されるから、ドライバーの覚醒度を効果的に改善することができる。しかも、改善効果の大きなアプリケーションA5〜A7によって、ドライバーが覚醒度の高い状態を長時間維持することができる。なお、ステップS24において、制御部16は、前回実行したアプリケーションA5〜A7とは異なるアプリケーションA5〜A7を選択する。従って、同じアプリケーションA5〜A7が連続して実行されることはなく、ドライバーがアプリケーションA5〜A7に飽きてしまうのを抑制することができる。
一方、ステップS23において、漫然状態の経過時間が基準時間よりも小さい場合(ステップS23のNo)、ドライバーの漫然状態は比較的浅いといえる。このような場合、制御部16は、低負荷グループに分類されるアプリケーションA1〜A4(例えばドライブ体操アプリA3)を選択して(ステップS20)、実行部18に当該アプリケーションA1〜A4を実行させる(ステップS21)。この場合においても、制御部16は、前回実行したアプリケーションA1〜A4とは異なる種類のアプリケーションA1〜A4を選択する。従って、ドライバーのアプリケーションA1〜A4への関心を維持させることができる。
このように、制御部16は、ドライバーの漫然状態の経過時間に応じてアプリケーションA1〜A7を選択する。従って、例えばドライバーの覚醒度が比較的高い場合に、ドライバーへの負荷が大きい高負荷グループのアプリケーションA5〜A7が選択されることはない。その結果、ドライバーへの負荷の小さい適切なアプリケーションA1〜A4が実行されるから、ドライバーがアプリケーションA1〜A4の演出を煩わしく感じ難くし得る。
ここで、判定部14による漫然状態の判定は、3分毎に実行される。このため、図5に示すように、アプリケーションA1〜A7は3分毎に断続的に実行されることになる。従って、1つのアプリケーションA1〜A7を長時間実行させる場合に比べ、ドライバーにメリハリを与えることができる。その結果、アプリケーションA1〜A7の演出がマンネリ化するのを抑制し、ドライバーの覚醒度を効果的に改善することができる。
次に、今回の判定部14の判定時にドライバーの漫然状態が解消されていた場合、ステップS12〜S15が否定され、判定部14は、通常状態であると判定する(ステップS14)。漫然状態フラグがONであることから(ステップS22のYes)、制御部16は、漫然フラグをOFFにする(ステップS25)。次いで、制御部16は、漫然状態の経過時間のカウントを終了し(ステップS26)、処理を終了させる。
このように、例え漫然状態フラグがONであっても、ドライバーの漫然状態が解消されていれば、アプリケーションA1〜A7が実行されることはない。従って、ドライバーの覚醒度が高いのにも拘らずアプリケーションA1〜A7が実行されてしまい、ドライバーが煩わしく感じるのを防止することができる。
以上説明した本実施形態に係る覚醒度改善装置10によれば、以下の効果を奏する。
(1)漫然状態であると判定部14が判定した場合に、制御部16がドライバーに動作を促すアプリケーションA3,A4,A7を選択すれば、アプリケーションA3,A4,A7の演出に促されてドライバーが動作することで、ドライバーの覚醒度を確実に向上させることができる。その結果、ドライバーの漫然状態を解消することが可能となる。
また、判定部14は、ドライバーの漫然状態を判定するから、ドライバーが居眠り運転に移行する前段階で、ドライバーの覚醒度を向上させることができる。その結果、運転の安全性を高めることができる。
(2)ドライバーが漫然状態であると判定部14が判定した場合に、制御部16は、複数種類のアプリケーションA1〜A7の中から適切なアプリケーションA1〜A7を選択し、実行部18に実行させる。しかも、アプリケーションA1〜A7は、覚醒度の改善効果(負荷)が異なる複数種類設定され、制御部16は、ドライバーの覚醒度に応じてアプリケーションA1〜A7を選択する。
すなわち、ドライバーの覚醒度が高い場合は、ドライバーへの負荷の小さいアプリケーションA1〜A4が選択され、適切な負荷によってドライバーの覚醒度を改善することができる。従って、ドライバーがアプリケーションA1〜A4の演出を煩わしく感じるのを抑制できる。一方、ドライバーの覚醒度が低い場合は、ドライバーへの負荷が大きなアプリケーションA5〜A7が選択され、ドライバーの覚醒度を確実に改善させることができる。
(3)制御部16は、ドライバーが漫然状態にある経過時間に基づいて、ドライバーの覚醒度を推定するから、ドライバーの覚醒度を正確に判定することができる。また、アプリケーションA1〜A7は、低負荷グループおよび高負荷グループに分類されて、ドライバーの覚醒度に応じて制御部16が何れかのグループからアプリケーションA1〜A7を選択する。従って、アプリケーションA1〜A7の選択が容易となり、制御部16の制御負担を抑えることができる。
低負荷グループに分類された第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションは、それぞれドライバーの認知機能および固有知覚を刺激する演出が実行される。従って、第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションでは、ドライバーは比較的負荷の少ない状態で覚醒度を改善させることができる。
一方、高負荷グループに分類された第3のアプリケーションおよび第4のアプリケーションは、ドライバーの認知機能や固有知覚への刺激に加え、ドライバーの情動に作用する演出が行われる。そのため、ドライバーへの負荷が大きくなって、ドライバーの覚醒度を確実に改善させることができる。
所定のアプリケーションA3,A4,A6,A7では、起動時に導入演出が実行される。従って、アプリケーションA3,A4,A6,A7の初期段階でドライバーの関心を一気に高めることができ、覚醒度の改善効果をより向上させることができる。
背景色変化アプリA1では、画像表示装置34に表示されたメータ画像34aの背景色が徐々に変化する演出が行われる。そのため、ドライバーが漫然状態にあれば、背景色の微妙な変化に気付き難くなる。従って、ドライバーが背景色の変化に気付かず、画像表示装置34に「疲れているかも知れません」のメッセージが表示されることで、ドライバーに漫然状態であることを意識させることができる。なお、ドライバーが背景色の変化に気付いて、決定ボタン38bを押した場合、上記メッセージが表示されることはない。従って、ドライバーは、漫然状態であったことを他の乗員に知られないようにすることができる。
ノイズ音アプリA2では、スピーカ32からノイズ音が出力されるから、ドライバーの覚醒度を向上させることができる。また、ノイズ音をスピーカ32から断続的に出力することで、ノイズ音を連続的に出力した場合に比べ、覚醒度の改善効果を高めることができる。なお、ノイズ音を出力する間、実行画像34bが画像表示装置34に表示されるから、ドライバーがスピーカ32に故障が生じたと誤解することはない。
ドライブ体操アプリA3では、スピーカ32からドライバーの体操を促すガイド音声が出力される。従って、ドライバーは、ガイド音声に従って体操をすることで、固有知覚が刺激され、覚醒度を改善することができる。
ドライブ体操アプリA3では、ドライバーの視線移動を伴う安全確認を促す演出が実行される。従って、視線移動によってドライバーの覚醒度が改善されると共に、安全運転を促すことができる。
また、ドライブ体操アプリA3では、顔ストレッチ運動および背筋ストレッチ運動を促す演出が実行される。従って、ドライバーがこれらの演出に促されて顔や背筋のストレッチをすることで、ドライバーの覚醒度が効果的に改善される。また、ドライバーは、これらのストレッチをすることでリフレッシュされて、ドライバーがイライラ運転するのを抑制することができる。
発声アプリA4では、スピーカ32からドライバーの発声を促すガイド音声が出力される。従って、ドライバーは、ガイド音声に従って発声することで固有知覚が刺激され、覚醒度を改善することができる。また、発声することでドライバーがリフレッシュされ、ドライバーがイライラ運転をするのを抑制することができる。
清涼アプリA5では、エアコン装置36から調温空気が送風されると共に、スピーカ32から効果音が出力される。従って、調温空気によるドライバーの触覚への刺激と、効果音によるドライバーの情動への刺激とが同時に行われる。従って、覚醒度の改善効果が大きく、ドライバーの覚醒度をより効果的に改善することができる。
キャラクターアプリA6では、画像表示装置34にキャラクターの顔がパーツ毎に段階的に表示され、最終的にキャラクターの顔がパーツの位置がズレた状態で表示される。従って、ドライバーは、キャラクターの画像による視覚への刺激と共に、最終的に表示されるキャラクターへの関心や笑いといった情動が刺激される。このため、ドライバーの覚醒度が効果的に改善されて、漫然状態を解消することができる。
ボタン操作アプリA7では、ドライバーに操作ボタン38を押すよう指示するガイド音声がスピーカ32から出力される。従って、ドライバーは、ボタン操作により固有知覚が刺激されると共に、操作ボタン38を押すことのゲーム性による情動が刺激されることになる。このため、ドライバーは、ボタン操作アプリA7への高い関心が維持されて、覚醒度を効果的に向上することができる。ボタン操作アプリA7においても、起動時に導入演出が実施されるから、覚醒度の改善効果はより高められる。
なお、各アプリケーションA1〜A7の実行時間は、3分に設定されている。すなわち、アプリケーションA1〜A7の演出が適度な時間だけ実行されるので、ドライバーは、アプリケーションA1〜A7に飽きてしまうのを抑制し得る。しかも、アプリケーションA1〜A7が連続して実行される場合、3分間のインターバルが設けられるから、アプリケーションA1〜A7がマンネリ化するのを抑えることができる。すなわち、ドライバーのアプリケーションA1〜A7出に対する参加意欲を維持させることができる。
なお、ドライバーは、アプリケーションA1〜A7を煩わしく感じる場合、キャンセルボタン38cを押すことで直ちにアプリケーションA1〜A7を停止させることができる。
(4)実施形態の覚醒度改善装置10は、4つの条件(A)〜(D)を用いて漫然状態が否か判定するので、漫然状態を精度よく判定することができる。しかも、覚醒度改善装置10は、条件(A)〜(D)のうち、低規格の道路を運転している運転状態を一層正確に排除できる条件(A)および(B)の充足を漫然運転と判定するための条件としている。そのため、ドライバーが漫然状態か否かを一層精度よく判定することができる。
本実施形態の覚醒度改善装置10は、ナビゲーションシステム30から取得した道路の種類が高規格道路である場合にのみ、漫然状態であると判定する。そのため、覚醒度改善装置10は、漫然状態か否かを一層精度よく判定することができる。
なお、上述した実施形態に係る覚醒度改善装置10は、以下のように変更することが可能である。
・アプリケーションの演出内容としては、実施形態で説明したものに限定される訳ではない。ドライバーの覚醒度を改善し得るものであれば、他のアプリケーションを採用してもよい。また、実行部としては、実施形態に例示したものに限定されない。例えば、ドライバーのシートヒーターを実行部として採用し、所定のアプリケーションが実行されると、シートヒーターが作動するようにしてもよい。
・実施形態では、ドライブ体操アプリA3の演出として、安全確認、顔ストレッチ運動および背筋ストレッチ運動が実行されるようにした。しかしながら、背筋ストレッチ運動に代えてドライバーのシート着座位置の修正を促す演出を実行してもよい。これにより、ドライバーがシート着座位置を修正する動作をすれば、ドライバーの固有知覚を刺激して覚醒度を向上することができる。しかも、ドライバーが正しい着座姿勢となるよう促されることで、より安全な運転をすることができる。
・実施形態では、第1〜第4のアプリケーションに分けられた7種類のアプリケーションを採用した場合を示した。しかしながら、ドライバーの動作を促すアプリケーションのみを採用してもよい。例えば、第2のアプリケーションおよび第4のアプリケーションに分類されたアプリケーション(すなわち、ドライバーに動作を促すアプリケーション)のうちから実行手段に実行させるアプリケーションを選択するようにしてもよい。
・実施形態では、ドライバーの覚醒度に応じて制御部がアプリケーションを選択するようにしたが、必ずしもアプリケーションの選択をドライバーの覚醒度に基づいて行う必要はない。例えば、判定手段が漫然状態と判定したときに、制御手段がアプリケーションをランダムに選択する構成としもてよい。
・実行部としてのスピーカを指向性の高い指向性スピーカに変更してもよい。指向性スピーカを採用することで、例えばノイズ音アプリを実行した際に、ノイズ音をドライバーに対してのみ出力することができる。これにより、ノイズ音を他の乗員に聞こえ難くして、他の乗員の乗り心地が損なわれないようすることができる。
・また、スピーカの指向性を切替可能にして、アプリケーションの内容に応じて、乗員全員に聞こえるようにしたり、ドライバーにのみ聞こえるようにしたりしてもよい。例えば発声アプリのようなアプリケーションが選択された場合は、全ての乗員にガイド音声が聞こえるようにし、乗員全員で発声するようにしてもよい。一方、例えばノイズ音アプリが選択された場合は、ドライバーにのみノイズ音が聞こえるように切り替えてもよい。
・更に、ドライバー以外の乗員がいる場合、特定のアプリケーションを実行しないようにしてもよい。例えば、発声アプリやドライブ体操アプリ等、ドライバーの動作を伴うアプリケーションは、他に乗員がいる場合、実行しないようにしてもよい。
・実施形態では、漫然状態の経過時間に基づいてドライバーの覚醒度の度合いを判定した。しかしながら、覚醒度の度合いは、必ずしも漫然状態の経過時間に基づいて判定する必要はない。例えば、過去数時間での漫然状態フラグの積算回数に基づいて、覚醒度の度合いを判定してもよい。この場合、漫然状態フラグの回数が多いほど、覚醒度の度合いは低いと判定される。
・判定部が漫然状態を判定する制御についても、実施形態に限定される必要はない。例えば、条件(A)〜(D)のうちの2つ以上を充足するか否か判断するようにしたり、高規格道路であるか否かの判断を省略したりしてもよい。更に、条件(A)〜(D)以外の条件を加えてもよい。
12…入力部、14…判定部、16…制御部、18…実行部、38…操作ボタン、A1〜A7…アプリケーション、A3…ドライブ体操アプリ、A4…発声アプリ、A7…ボタン操作アプリ。

Claims (7)

  1. 運転時のドライバーの覚醒度を改善する覚醒度改善装置であって、
    ドライバーの覚醒度に関するデータが入力される入力手段(12)と、
    前記入力手段に入力された前記データに基づいて、ドライバーの覚醒度が、居眠り運転状態よりも高く通常状態よりも低い漫然状態であるか否かを判定する判定手段(14)と、
    前記判定手段が前記漫然状態と判定した際に、前記ドライバーの覚醒度を改善するアプリケーション(A1〜A7)を実行手段(18)に実行させる制御手段(16)とを備え、
    前記アプリケーション(A1〜A7)は、前記ドライバーに動作を促すアプリケーション(A3,A4,A7)を含み、
    前記アプリケーションは、前記ドライバーへの負荷が低い低負荷グループ(A1〜A4)と前記ドライバーへの負荷が前記低負荷グループに比べて高い高負荷グループ(A5〜A7)とに大別され、
    前記制御手段は、前記漫然状態が基準時間を超えた場合には前記高負荷グループに分類された前記アプリケーションを実行し、前記漫然状態が前記基準時間を超えない場合には前記低負荷グループに分類された前記アプリケーションを実行する
    ことを特徴とする覚醒度改善装置。
  2. 前記アプリケーションを実行する場合には、同じ前記アプリケーションが連続して実行されないように前記アプリケーションを選択することを特徴とする請求項1に記載の覚醒度改善装置。
  3. 前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーション(A3)は、前記ドライバーに視線移動を伴う安全確認を促す演出を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の覚醒度改善装置。
  4. 前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーション(A4)は、前記ドライバーに発声を促す演出を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の覚醒度改善装置。
  5. 前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーション(A3)は、前記ドライバーに顔ストレッチ運動を促す演出を含むことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の覚醒度改善装置。
  6. 前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーション(A3)は、前記ドライバーに背筋ストレッチ運動を促す演出またはシート着座位置の修正を促す演出を含むことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の覚醒度改善装置。
  7. 前記ドライバーに動作を促す前記アプリケーション(A7)は、前記実行手段としての操作ボタン(38)の操作を前記ドライバーに促す演出を含むことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の覚醒度改善装置。
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