JP2014228318A - 自動分析装置および自動分析方法 - Google Patents

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健太 今井
大草 武徳
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Abstract

【課題】撹拌パドルおよび試薬分注プローブが移動開始から試薬容器上方に到達するまでの移動時間を短縮させ、自動分析装置の分析スループットを向上させることを可能にする技術を提供する。【解決手段】上方が開口した試薬容器120と、試薬容器120の上方まで移動され、その後に試薬容器120内の試薬を撹拌する撹拌パドル124と、試薬容器120の上方まで移動され、その後に撹拌パドル124が撹拌した後の試薬を吸引する試薬分注プローブ122と、を有する自動分析装置であって、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122は、試薬容器120の上方に向かって同時に移動される。【選択図】図1

Description

本発明は、自動分析装置および自動分析方法に関する。
血液や尿などの生体由来の液体試料を高感度に生体試料分析するにあたっては、多量の共存成分が含まれる試料中から測定対象の成分を選択的に認識させる技術が必須となる。例えば、腫瘍マーカや感染症ウィルス、ホルモンなどにおける抗原や抗体を分析対象とする免疫分析においては、測定対象成分の血清中濃度が極微量であるのに対して、血清中には約70g/Lもの大量なたんぱく質成分が共存する。
このように高感度な生体試料分析を実施するために、分析対象となる成分に対して選択的に結合する物質を利用することにより、対象成分を選択的に標識化および分離させる手段がとられている。例えば免疫分析において一般的であるサンドイッチ法では、次の1)〜3)に示すような工程で分析が行われる。1)測定対象の抗原に対して、磁性粒子の結合した第一の抗体と、発光標識物質の結合した第二の抗体とを混合し、抗原抗体反応によって結合させる。2)永久磁石を利用して磁性粒子を磁気的に捕捉し、磁性粒子に結合していない共存成分を反応容器外に排出する。3)磁性粒子に結合している発光標識物質を発光させ、分析対象の抗原の濃度に依存した発光シグナルを得る。
前記1)で示した抗原抗体反応は、分析装置上に設置され、温度の制御された反応容器内に、磁性粒子や発光標識物質等の複数の試薬成分を、複数の試薬容器から分注ノズルにより分注して混合させることで進行されることが一般的である。
ただし、磁性粒子は比重が溶液より大きいため試薬容器内で沈降し、時間経過により濃度の不均一化を生ずる。このような不均一化が生じた状態で分注を行った場合には、反応容器に分注される磁性粒子数が変動することから、分析結果に変動を生ずる場合がある。そのため、自動分析装置では、分注前に磁性粒子溶液を撹拌することで、試薬容器内での磁性粒子濃度を均一化させる機構が備えられることが一般的である。
磁性粒子溶液を撹拌するための機構としては、例えば特開平9−292398号公報(特許文献1)には、パドル状の構造をもった撹拌棒を有する撹拌機構が記載されている。
また、特開2004−101271号公報(特許文献2)には、試薬分注プローブの同軸状に撹拌翼を設けた撹拌機構が記載されている。
また、特開2012−098201号公報(特許文献3)には、試薬容器内に試薬分注プローブと撹拌棒とを同時に存在させることが記載されている。
特開平9−292398号公報 特開2004−101271号公報 特開2012−098201号公報
自動分析装置においては、装置占有面積を維持させたままでより多量の検体を一定時間以内に処理できるように、分析スループットを向上させることが求められる。また、分析スループットの向上を実現するためには、分析の各工程にかかる時間を短縮させることが必要になる。
しかしながら、特許文献1からも明らかなように、従来の方法では、まず撹拌パドルを水平方向へ移動させることによって試薬容器上方に位置させた後、前記撹拌パドルを垂直によって溶液中にアクセスさせて液体の撹拌を行う。その後、撹拌パドルを容器から取り出して、水平方向への移動によってもとの位置まで撹拌パドルを戻す。その後、分注ノズルを水平方向へ移動させることで試薬容器上方に位置させた後、分注ノズルを垂直移動させることで溶液中にアクセスさせて分注を行っていた。
試薬を分注する前に撹拌する工程を要する自動分析装置においては、複数の試薬容器が保冷して保管される。そして、これら試薬容器は、ある程度の厚みの側壁をもつ試薬保管庫内に保管されることが一般的である。そのため、撹拌パドルおよび試薬分注プローブが試薬容器上方まで水平移動する距離は、上述した垂直移動する距離よりも長い。そして、移動開始から試薬容器上方に到達するまでの水平方向の移動時間は、上下方向の移動時間よりも長く、この水平方向の移動時間が自動分析装置全体のスループット向上にあたりボトルネックとなっていた。
本発明の目的は、撹拌パドルおよび試薬分注プローブが移動開始から試薬容器上方に到達するまでの移動時間を短縮させ、自動分析装置の分析スループットを向上させることを可能にする技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本発明の一実施の形態は、上方が開口した試薬容器と、前記試薬容器内の試薬を撹拌する撹拌パドルと、前記撹拌パドルを水平移動および垂直移動させることにより前記試薬容器内の試薬にアクセスさせる撹拌パドル駆動機構とを有する。また、前記撹拌パドルが撹拌した後の前記試薬を吸引する試薬分注プローブと、前記試薬分注プローブを水平移動および垂直移動させることにより前記試薬容器内の試薬にアクセスさせる試薬分注プローブ駆動機構とを有する。また、前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブは、同時に前記試薬容器の上方に位置付けられるように前記撹拌パドル駆動機構および前記試薬分注プローブ駆動機構の動作を制御する。
また、他の実施の形態では、上方が開口した試薬容器と、前記試薬容器の上方まで移動され、その後に前記試薬容器内の試薬を撹拌する撹拌パドルと、前記試薬容器の上方まで移動され、その後に前記撹拌パドルが撹拌した後の前記試薬を吸引する試薬分注プローブと、を有する自動分析装置における自動分析方法であって、前記自動分析装置が、前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブを、前記試薬容器の上方に同時に位置付ける待機位置移動ステップを有する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の一実施の形態によれば、撹拌パドルおよび試薬分注プローブが移動開始から試薬容器上方に到達するまでの移動時間を短縮させ、自動分析装置の分析スループットを向上させることができるようになる。
本発明の実施の形態1における自動分析装置の構成例の概要を示す平面図である。 本発明の実施の形態1における自動分析装置の試薬容器を上方から観察した図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態1における自動分析装置の試薬容器の断面を側面方向から観察した図であり、(a)は、撹拌パドルによる撹拌動作。(b)は、試薬分注プローブによる分注動作を示す図である。 本発明の実施の形態1における自動分析装置において、試薬分注プローブの構成例の概要を示す図である。 本発明の実施の形態2における自動分析装置の構成例の概要を示す平面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態2における自動分析装置の試薬容器の断面を側面方向から観察した図であり、(a)は、撹拌パドルによる撹拌動作。(b)は、試薬分注プローブによる分注動作を示す図である。 本発明の実施の形態3における自動分析装置において、撹拌分注プローブの構成例の概要を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における自動分析装置において、撹拌分注プローブの構成例の概要を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1を、図1〜図4を用いて説明する。
<全体構成例>
図1は、本発明の実施の形態1における自動分析装置の構成例の概要を示す平面図である。図1において、自動分析装置は、分析動作を行う分析部101と、分析部101を制御する制御部102と、ユーザから分析部101への入力を受け付ける入力部103と、情報を表示する表示部104とを有する。
分析部101は、搬送機構112と、試料プローブ113とチップ装脱着部114と、チップマガジン115と、反応容器マガジン116と、チップ反応容器搬送機構117と、のインキュベータ119と、試薬ディスク121と、試薬分注プローブ122と、試薬プローブ洗浄部123と、撹拌パドル124と、撹拌パドル洗浄部125と、検出部131と、検出部用分注プローブ132とを有する。
搬送機構112は、試料(この試料の測定対象成分の血清中濃度が概ねfmol/L〜nmol/Lオーダである)が入った試料容器111を試料分注位置まで搬送する。
試料プローブ113は、搬送された試料容器111から試料を吸引する。
チップマガジン115は、試料プローブ113の先端に装着されるディスポーザブルチップを供給する。
チップ装脱着部114は、試料プローブ113の先端にディスポーザブルチップを装着および脱着する。
反応容器マガジン116は、試料プローブ113が吸引した試料が分注される反応容器を供給する。
チップ反応容器搬送機構117は、チップマガジン115から供給されるディスポーザブルチップと反応容器マガジン116から供給される反応容器とを搬送する。
インキュベータ119は、開口部118を複数備えた反応容器内の反応液を一定の温度で保持する。
試薬ディスク121は、試薬(この試薬は、磁性粒子を含む試薬、第1の抗体を含む試薬、第2の抗体を含む試薬のいずれかが該当する)が入った3本の試薬容器120が入った試薬容器ラックを保持する。
試薬分注プローブ122は、試薬容器120から吸引した試薬をインキュベータ119上の反応容器に分注する。
試薬プローブ洗浄部123は、試薬分注プローブ122を水や洗浄液で洗浄する。
撹拌パドル124は、試薬容器120内の試薬を撹拌する。
撹拌パドル洗浄部125は、撹拌パドル124を水や洗浄液で洗浄する。
検出部131は、測定対象の抗原の発光シグナルを検出する。
検出部用分注プローブ132は、検出部131に反応液を分注する。
発光試薬、洗浄液などが入ったボトルは分析部101の内部に複数個保管されており、各ボトル内に挿入される試薬チューブにより発光試薬、洗浄液は各機構に供給される。
分析部101による分析結果が表示されるまでの動作として、まず、反応容器マガジン116から供給された反応容器が、チップ反応容器搬送機構117によりインキュベータ119上に搬送される。また、撹拌パドル124により、試薬容器120に入った試薬が撹拌されことで、磁性粒子が懸濁される。次に、試薬分注プローブ122が、試薬と第1抗体試薬とを反応容器内に分注する。次に、試料が入った試料容器111が搬送機構112により試料分取位置まで搬送される。そして、チップ装脱着部114にてディスポーザブルチップを装着した試料プローブ113により、試料容器111内の試料が吸引され、その後、吸引された試料がインキュベータ119上の反応容器に分注される。一定時間インキュベーション(たとえば、反応容器内を数分間そのままにする)された後に、第2の抗体が含まれる試薬が試薬分注プローブ122により反応容器内に分注される。一定時間インキュベーションされた後に、検出部用分注プローブ132が反応容器内の液体を検出部131に分注する。その後、検出部131が分注された液体の発光検査をする。最後に、表示部104が発光データより算出された分析結果を表示する。
<詳細構成例>
図4は、本発明の実施の形態1における自動分析装置において、試薬分注プローブ122の構成例の概要を示す図である。
図4において、試薬分注プローブ122は、棒本体401と棒本体401の先端に設けられる試薬分注プローブ開口部402とを有する。この試薬分注プローブ開口部402の径は、棒本体401の径よりも大きい。
ここで、撹拌パドル124による撹拌が完了後は、バルク溶液領域403では磁性粒子が静止しておらず、分注される磁性粒子数が変動するため、再現性良く試薬の分注を行えない状態である。しかし、試薬分注プローブ開口部402の径を棒本体401の径よりも大きくすることで、領域404が形成され、試薬分注プローブ開口部402が試薬に挿入されることで、この形成された領域404において、磁性粒子が短時間に静止する。よって、撹拌パドル124による撹拌が完了後、磁性粒子が静止する前の状態で試薬を吸引できるようになり、分析スループットをさらに向上させるとともに再現性良く磁性粒子の分注ができるようになる。
<動作説明>
図2は、本発明の実施の形態1における自動分析装置の試薬容器120を上方から観察した図である。また、図3(a)および図3(b)は、本発明の実施の形態1における自動分析装置の試薬容器120の断面を側面方向から観察した図であり、図3(a)は、撹拌パドル124による撹拌動作。図3(b)は、試薬分注プローブ122による分注動作を示す図である。
まず、撹拌パドル駆動機構が撹拌パドル124を、試薬分注プローブ駆動機構が試薬分注プローブ122を、同時に試薬容器開口部201の上方に位置づけられるように水平移動させる。(この動作は、待機位置移動ステップに相当する)。ここで、以下、撹拌パドル124が水平方向へ移動後に到達する試薬容器開口部201の垂直方向の位置を撹拌パドル待機位置202といい、試薬分注プローブ122が水平方向へ移動後に到達する試薬容器開口部201の垂直方向の位置を試薬分注プローブ待機位置203という。また、撹拌パドル124が試薬126を撹拌する垂直方向の位置を撹拌位置204といい、試薬分注プローブ122が試薬126を吸引する垂直方向の位置を分注位置205という。
なお、必ずしも移動の開始時刻および終了時刻が同時でなくとも、同じサイクルタイムの間に、撹拌パドル124と試薬分注プローブ122を、試薬容器120の上方に移動させればよい。つまり、あるサイクルタイムの終了する時間までに撹拌パドルと試薬分注プローブとが、試薬容器120の上方の所定の位置に位置付けられるように移動させればよい。
次に、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122を同時に垂直方向に降下させることで、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122を試薬容器120内に挿入させる(この動作は、挿入ステップに相当する)。なお、撹拌パドル124を試薬容器120内へ挿入させた後に、試薬分注プローブ122を試薬容器120内へ挿入させるようにしても良い。
次に、撹拌パドル124は、試薬容器120内に挿入させた状態で撹拌パドル待機位置202から撹拌位置204まで水平移動させる(この動作は、撹拌位置移動ステップに相当する)。なお、撹拌パドル124を撹拌パドル待機位置202まで水平移動させるのに替えて、直接、撹拌位置204まで水平移動させるようにしても良い。
次に、撹拌パドル124は、撹拌位置204にて試薬126を撹拌する。この撹拌は、図3(a)に示すように撹拌位置204にて撹拌パドル124を回転させることで行われる。なお、磁性粒子は時間経過とともに試薬容器120下部に沈降する。よって、撹拌は、図3(a)に示すように撹拌パドル124の撹拌翼を試薬容器120の底面付近まで降下させた状態で行うことが望ましい。
撹拌パドル124による撹拌が終了後、撹拌パドル124は、試薬容器120内に挿入させた状態で撹拌位置204から撹拌パドル待機位置202まで水平移動させる(この動作は、分注位置移動ステップに相当する)。
次に、試薬分注プローブ122は、試薬容器120内に挿入させた状態で試薬分注プローブ待機位置203から分注位置205まで水平移動させる。
次に、試薬分注プローブ122は、試薬126を吸引する。この吸引は、図3(b)に示すように分注位置205にて行われる。なお、分注後の洗浄効率の観点からこの吸引は、試薬分注プローブ122の先端に設けられる試薬分注プローブ開口部402を水面付近まで降下させた状態で行うことが望ましい。また、図2において、撹拌位置204と分注位置205が上方から見て略同一となる位置を撹拌位置204および分注位置205としたが、本発明の効果を得るためには必ずしも撹拌位置204と分注位置205とが略同一の位置であることに限定されない。つまり、分注位置205における撹拌効果が十分に得られる範囲内に撹拌位置204が存在すれば良く、例えば、撹拌パドル124の回転軸を中心とする半径5mm以内の領域内に分注位置205が位置するようにすれば良い。
試薬分注プローブ122による試薬126の吸引が終了後、試薬分注プローブ122と撹拌パドル124とを、垂直方向に引き上げさせることで、試薬分注プローブ122と撹拌パドル124とは、試薬容器120外へ取り出される。
その後、撹拌パドル124を、撹拌パドル洗浄部125の上方まで水平移動させ、撹拌パドル洗浄部125は、撹拌パドル124を洗浄する。
また、試薬分注プローブ122を反応容器上方まで水平移動させ、試薬分注プローブ122は、吸引した試薬126を反応容器に分注する。その後、試薬分注プローブ122を、試薬プローブ洗浄部123の上方まで水平移動させ、試薬プローブ洗浄部123は、試薬分注プローブ122を洗浄する。
<実施の形態1の効果>
以上説明した本発明の実施の形態1における自動分析装置によれば、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122を試薬容器120の上方に向かって同時に位置付けることで、撹拌工程と分注工程の間のタイムラグを非常に小さくでき、自動分析装置のスループットを向上させることができるようになる。
また、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122を、試薬容器120の上方に到達後、垂直方向に同時に降下させ、試薬容器120に挿入させることで、試薬容器120に挿入させる際に撹拌パドル124と試薬分注プローブ122とが接触することを防止できるようになる。
また、撹拌パドル124を試薬容器120に挿入させた状態で撹拌位置204まで水平移動させ、試薬分注プローブ122を試薬容器120に挿入させた状態で分注位置205まで水平移動させることで、試薬分注プローブ122は、分注工程を開始する際には十分に磁性粒子が分散している状態で分注することができるようになる。
また、分注位置205を、撹拌位置204にて撹拌パドル124の回転軸を中心とする半径5mm以内の領域に位置させることで、試薬分注プローブ122は、十分に撹拌された試薬126を吸引することができるようになる。
また、試薬分注プローブ開口部402の径を棒本体401の径よりも大きくすることで、試薬分注プローブ122は、磁性粒子が静止する前の状態で試薬126を吸引することができるようになる。
[実施の形態2]
本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、試薬分注プローブ122と撹拌パドル124とを一体化させた撹拌分注プローブを有することである。以下、本実施の形態2を実施の形態1と異なる点を主に、図5、図6を用いて説明する。
<全体構成例>
図5は、本発明の実施の形態2における自動分析装置の構成例の概要を示す図である。図5において、自動分析装置の分析部101は、試薬分注プローブ122と撹拌パドル124とを一体化させた撹拌分注プローブ140を有する。
撹拌分注プローブ140は、試薬容器120に入った磁性粒子を分注前に撹拌する。さらに、撹拌分注プローブ140は、試薬容器120から吸引した試薬126をインキュベータ119上の反応容器に分注する。
<動作説明>
図6は、本発明の実施の形態2における自動分析装置の試薬容器120の断面を側面方向から観察した図である。
撹拌分注プローブ140を水平移動させることで、撹拌パドル124を撹拌パドル待機位置202から撹拌位置204まで移動させる。
次に、撹拌分注プローブ140を垂直方向に降下させることで、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122を垂直方向に降下させ、撹拌パドル124および試薬分注プローブ122を試薬容器120内に挿入させる。
次に、撹拌パドル124は、試薬126を撹拌する。この撹拌は、図6(a)に示すように撹拌位置204にて撹拌パドル124を回転させることで行われる。
撹拌パドル124による撹拌が終了後、撹拌分注プローブ140を水平移動させることで、撹拌パドル124を試薬容器120内に挿入させた状態で撹拌パドル待機位置202まで水平移動させ、試薬分注プローブ122を試薬容器120内に挿入させた状態で分注位置205まで移動させる。
次に、試薬分注プローブ122は、試薬126を吸引する。この吸引は、図6(b)に示すように分注位置205にて行われる。
試薬分注プローブ122による試薬126の吸引が終了後、撹拌分注プローブ140を垂直方向に引き上げることで、試薬分注プローブ122と撹拌パドル124とが、垂直方向に引き上げられる。
<実施の形態2の効果>
以上のように、本実施の形態2によれば、試薬分注プローブ122と撹拌パドル124とを一体化させることで、実施の形態1と異なる効果として、部品数を削減できるようになる。
[実施の形態3]
本実施の形態3が実施の形態1と異なる点は、撹拌パドル124を試薬分注プローブ122の外周に沿って設けることで撹拌パドル124と試薬分注プローブ122とを一体化した撹拌分注プローブを有することである。以下、本実施の形態3を実施の形態1と異なる点を主に、図7、図8を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態3における自動分析装置において、撹拌分注プローブ150の構成例の概要を示す図である。
図7において、撹拌分注プローブ150は、試薬分注プローブ122と、試薬分注プローブ122の外周に沿って設けられる撹拌パドル124とを有する。
撹拌分注プローブ150は、試薬分注プローブ122が回転し、試薬126を撹拌する。また、撹拌分注プローブ150は、試薬分注プローブ122により反応容器への分注をする。
なお、図8に示すように、撹拌分注プローブ160の撹拌パドル124が、棒本体801と棒本体801の先端に設けられる試薬分注プローブ開口部802とを有し、試薬分注プローブ開口部802の径を、棒本体801の径よりも大きくするようにしても良い。
<実施の形態3の効果>
以上のように、本実施の形態3によれば、撹拌パドル124を試薬分注プローブ122の外周に沿って設けることで、実施の形態1と異なる効果として、水平方向での試薬分注プローブ122の位置制御を行うことなく試薬126の撹拌および分注ができるようになる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、分析対象成分を共存成分から分離することにより測定をする自動分析装置に限らず、様々な形態の自動分析装置を全て含むものである。
101 分析部
102 制御部
103 入力部
104 表示部
111 試料容器
112 搬送機構
113 試料プローブ
114 チップ装脱着部
115 チップマガジン
116 反応容器マガジン
117 チップ反応容器搬送機構
118 開口部
119 インキュベータ
120 試薬容器
121 試薬ディスク
122 試薬分注プローブ
123 試薬プローブ洗浄部
124 撹拌パドル
125 撹拌パドル洗浄部
126 試薬
131 検出部
132 検出部用分注プローブ
140,150,160 撹拌分注プローブ
201 試薬容器開口部
202 撹拌パドル待機位置
203 試薬分注プローブ待機位置
204 撹拌位置
205 分注位置
401,801 棒本体
402,802 試薬分注プローブ開口部
403 バルク溶液領域
404 領域

Claims (12)

  1. 上方が開口した試薬容器と、
    前記試薬容器内の試薬を撹拌する撹拌パドルと、
    前記撹拌パドルを水平移動および垂直移動させることにより前記試薬容器内の試薬にアクセスさせる撹拌パドル駆動機構と、
    前記撹拌パドルが撹拌した後の前記試薬を吸引する試薬分注プローブと、
    前記試薬分注プローブを水平移動および垂直移動させることにより前記試薬容器内の試薬にアクセスさせる試薬分注プローブ駆動機構と、を有する自動分析装置であって、
    前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブは、同時に前記試薬容器の上方に位置付けられるように前記撹拌パドル駆動機構および前記試薬分注プローブ駆動機構の動作を制御する、自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブは、水平移動することによって同時に前記試薬容器の上方に位置付けられる、自動分析装置。
  3. 請求項1または2に記載の自動分析装置において、
    前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブは、前記試薬容器の上方に到達後、垂直方向に降下することで前記試薬容器に挿入され、
    前記撹拌パドルは、前記試薬容器に挿入された状態で前記試薬を撹拌する撹拌位置まで水平移動され、
    前記試薬分注プローブは、前記試薬容器に挿入された状態で前記試薬を吸引する分注位置まで水平移動される、自動分析装置。
  4. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記分注位置は、前記撹拌位置にて前記撹拌パドルの回転軸を中心とする半径5mm以内の領域に位置する、自動分析装置。
  5. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記分注位置と前記撹拌位置との位置が略同一である、自動分析装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動分析装置において、
    前記試薬分注プローブは、棒本体と、前記棒本体の先端に設けられる試薬分注プローブ開口部と、を有し、
    前記試薬分注プローブ開口部の径は、前記棒本体の径よりも大きい、自動分析装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動分析装置において、
    前記試薬分注プローブと前記撹拌パドルとが一体化された、自動分析装置。
  8. 上方が開口した試薬容器と、
    前記試薬容器の上方まで移動され、その後に前記試薬容器内の試薬を撹拌する撹拌パドルと、
    前記試薬容器の上方まで移動され、その後に前記撹拌パドルが撹拌した後の前記試薬を吸引する試薬分注プローブと、
    を有する自動分析装置における自動分析方法であって、
    前記自動分析装置が、前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブを、前記試薬容器の上方に同時に位置付ける待機位置移動ステップを有する、自動分析方法。
  9. 請求項8に記載の自動分析方法において、
    前記待機位置移動ステップは、前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブを、前記試薬容器の上方に向かって水平移動させることで同時に前記試薬容器の上方に位置付ける、自動分析方法。
  10. 請求項8または9に記載の自動分析方法において、
    前記自動分析装置が、前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブを前記試薬容器の上方に到達させた後に、前記撹拌パドルおよび前記試薬分注プローブを垂直方向に同時に降下させることで前記試薬容器に挿入させる挿入ステップと、
    前記撹拌パドルを前記試薬容器に挿入させた状態で前記試薬を撹拌する撹拌位置まで水平移動させる撹拌位置移動ステップと、
    前記試薬分注プローブを前記試薬容器に挿入させた状態で前記試薬を吸引する分注位置まで水平移動させる分注位置移動ステップと、を有する、自動分析方法。
  11. 請求項10に記載の自動分析方法において、
    前記分注位置は、前記撹拌位置にて前記撹拌パドルの回転軸を中心とする半径5mm以内の領域に位置する、自動分析方法。
  12. 請求項10に記載の自動分析方法において、
    前記分注位置と前記撹拌位置との位置が同一である、自動分析方法。
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