JP2014227983A - 可変バルブタイミング機構の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角をストッパで規制される可変範囲内で変更する可変バルブタイミング機構において、ストッパ衝突を抑制しつつ相対回転位相角の制御範囲が狭められることを抑制する。
【解決手段】可変バルブタイミング機構の制御装置は、相対回転位相角が可変範囲に内包される所定位相角範囲から外れたときに、機関運転状態に応じた目標位相角TAに対して遅れて追従変化するソフトランディング用目標値SLTAを設定し(S502→S504)、この目標値SLTAに向けて実際の回転位相角RAを近づけるように、可変バルブタイミング機構を制御する。これにより、実際の回転位相角RAが目標位相角TAを超えて変化するオーバーシュートを小さくし、ストッパ衝突を抑制できるので、相対的に制御範囲を広く設定できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角をストッパで規制される可変範囲内で変更する可変バルブタイミング機構の制御装置に関する。
特許文献1には、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角を、最遅角ストッパと最進角ストッパとの間において電動モータによって調整する、電動バルブタイミング可変装置が開示されている。
特開2013−036391号公報
クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角の可変範囲がストッパで規制される可変バルブタイミング機構においては、指令値(目標値)がストッパに近い位置に設定された場合、実際の相対回転位相角が指令値(目標値)を超えてストッパ位置に近づくオーバーシュートが発生することで、ストッパ衝突が発生しストッパが損傷する可能性がある。
ここで、オーバーシュート分を見込んで相対回転位相角の制御範囲を狭め、係る制御範囲内で指令値(目標値)を変化させればストッパ衝突を抑制できるものの、可動範囲に対する制御範囲が過剰に狭くなってしまい、バルブタイミングの変更による内燃機関の性能向上を十分に得られなくなってしまうという問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ストッパ衝突を抑制しつつ相対回転位相角の制御範囲が狭められることを抑制できる、可変バルブタイミング機構の制御装置を提供することを目的とする。
そのため、本願発明は、相対回転位相角が、ストッパで規制される可変範囲に内包される所定位相角範囲から外れたときに、前記所定位相角範囲内であるときに比べて相対回転位相角の応答速度を低下させるようにした。
上記発明によると、ストッパ近傍で位相角の応答速度を低下させることでオーバーシュートを抑制でき、これにより、ストッパ衝突を抑制しつつ相対回転位相角の制御範囲を可及的に広く設定することができ、バルブタイミングの変更による内燃機関の性能向上を十分に得ることができる。
本発明の実施形態における内燃機関のシステム構成図である。 本発明の実施形態における可変バルブタイミング機構を示す断面図である。 本発明の実施形態における可変バルブタイミング機構を示す断面図であって、図2のA−A線断面図である。 本発明の実施形態における可変バルブタイミング機構を示す断面図であって、図2のB−B線断面図である。 本発明の実施形態における相対回転位相角の領域を説明するための図である。 本発明の実施形態における相対回転位相角の目標値の設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるソフトランディング用目標値SLTAの特性例を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態における相対回転位相角の目標値の設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における変化量ΔTABと初期値INAとの相関を例示する線図である。 本発明の実施形態における変化量ΔTABと変化速度ΔAとの相関を例示する線図である。 本発明の実施形態における変化速度ΔRAと初期値INAとの相関を例示する線図である。 本発明の実施形態における変化速度RAと変化速度ΔAとの相関を例示する線図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る可変バルブタイミング機構の制御装置を適用する車両用内燃機関の一例を示す図である。
内燃機関101の吸気ダクト102には、内燃機関101の吸入空気流量QAを検出する吸入空気量センサ103を設けてある。
吸気バルブ105は、各気筒の燃焼室104の吸気口を開閉し、吸気バルブ105の上流側の吸気ポート102aには、気筒毎に燃料噴射弁106を備えている。
尚、内燃機関101を、燃料噴射弁106が燃焼室104内に直接燃料を噴射する筒内直接噴射式内燃機関とすることができる。
燃料噴射弁106から噴射された燃料は、吸気バルブ105を介して燃焼室104内に空気と共に吸引され、点火プラグ107による火花点火によって着火燃焼し、該燃焼による圧力がピストン108をクランクシャフト109に向けて押し下げることで、クランクシャフト109を回転駆動する。
また、排気バルブ110は、燃焼室104の排気口を開閉し、排気バルブ110が開くことで排ガスが排気管111に排出される。
排気管111には、三元触媒等を備えた触媒コンバータ112が設置され、触媒コンバータ112は排気を浄化する。
吸気バルブ105は、クランクシャフト109によって回転駆動される吸気カムシャフト115aの回転に伴って開動作し、排気バルブ110は、クランクシャフト109によって回転駆動される排気カムシャフト115bの回転に伴って開動作する。
可変バルブタイミング機構114は、電動アクチュエータ(電動モータ)によってクランクシャフト109に対する吸気カムシャフト115aの相対回転位相角を変化させることで、吸気バルブ105のバルブ作動角の位相(吸気バルブ105の開時期IVO及び閉時期IVC)を連続的に進角方向及び遅角方向に変化させる電動式の可変バルブタイミング機構(電動VTC)である。
また、点火プラグ107それぞれには、点火プラグ107に対して点火エネルギを供給する点火モジュール116が直付けされている。点火モジュール116は、点火コイル及び点火コイルへの通電を制御するパワートランジスタを備えている。
電子制御装置(ECU)201は、マイクロコンピュータを備え、各種のセンサやスイッチからの信号を入力し、予めメモリに格納されたプログラムに従って演算処理を行うことで、燃料噴射弁106、可変バルブタイミング機構114、点火モジュール116などの各種デバイスの操作量を演算して出力する制御装置(制御ユニット)である。
電子制御装置201は、吸入空気量センサ103の出力信号を入力する他、クランクシャフト109の回転角信号POSを出力するクランク角センサ203、アクセルペダル207の踏込み量(アクセル開度ACC)を検出するアクセル開度センサ206、吸気カムシャフト115aの回転角信号CAMを出力するカム角センサ204、内燃機関101の冷却水の温度TWを検出する水温センサ208、触媒コンバータ112上流側の排気管111に設置され、排気中の酸素濃度に基づいて空燃比AFを検出する空燃比センサ209などからの出力信号を入力し、更に、内燃機関101の運転及び停止のメインスイッチであるイグニッションスイッチ(IGNスイッチ)205の信号を入力する。
図2〜図4は、可変バルブタイミング機構114の構造の一例を示す。
なお、可変バルブタイミング機構114の構造は、図2〜図4に例示したものに限定されるものではなく、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角を変化させる公知の可変バルブタイミング機構を適宜採用することができ、また、排気バルブ110のバルブタイミングを可変とする可変バルブタイミング機構とすることができる。
可変バルブタイミング機構114は、内燃機関101のクランクシャフト109によって回転駆動される駆動回転体であるタイミングスプロケット1と、シリンダヘッド上に軸受44を介して回転自在に支持され、タイミングスプロケット1から伝達された回転力によって回転する吸気カムシャフト115aと、タイミングスプロケット1の前方位置に配置されて、固定部であるチェーンカバー40にボルトによって取り付け固定されたカバー部材3と、タイミングスプロケット1と吸気カムシャフト115aの間に配置されて、タイミングスプロケット1に対する吸気カムシャフト115aの相対回転位相角を変更する位相変更機構4と、を備える。
タイミングスプロケット1は、スプロケット本体1aと、スプロケット本体1aの外周に一体に設けられて、巻回されたタイミングチェーン42を介してクランクシャフト109からの回転力を受けるギア部1bと、から構成されている。
また、タイミングスプロケット1は、スプロケット本体1aの内周側に形成された円形溝1cと吸気カムシャフト115aの前端部に一体に設けられたフランジ部2aの外周との間に介装された第3ボールベアリング43によって吸気カムシャフト115aに回転自在に支持されている。
スプロケット本体1aの前端部外周縁には、環状突起1eが一体に形成されている。
スプロケット本体1aの前端部には、環状突起1eの内周側に同軸に位置決めされ、内周に波形状の噛み合い部である内歯19aが形成された環状部材19と、円環状のプレート6がボルト7によって軸方向から共締め固定されている。
また、スプロケット本体1aの内周面の一部には、図4に示すように、円弧状の係合部であるストッパ凸部1dが周方向に沿って所定長さ範囲まで形成されている。
プレート6の前端側外周には、位相変更機構4の後述する減速機8や電動モータ12の各構成部材を覆う状態で前方に突出した円筒状のハウジング5がボルト11によって固定されている。
ハウジング5は、鉄系金属によって一体に形成されてヨークとして機能し、前端側に円環プレート状の保持部5aを一体に有していると共に、保持部5aを含めた外周側全体がカバー部材3によって所定の隙間をもって覆われた形で配置されている。
吸気カムシャフト115aは、外周に吸気バルブ105を開作動させる駆動カム(図示省略)を有していると共に、前端部に従動回転体である従動部材9がカムボルト10によって軸方向から結合されている。
また、吸気カムシャフト115aのフランジ部2aには、図4に示すように、スプロケット本体1aのストッパ凸部1dが係入する係止部であるストッパ凹溝2bが円周方向に沿って形成されている。
このストッパ凹溝2bは、円周方向へ所定長さの円弧状に形成されて、この長さ範囲で回動したストッパ凸部1dの両端縁が周方向の対向縁2c、2dにそれぞれ当接することによって、タイミングスプロケット1に対する吸気カムシャフト115aの最大進角側、最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。つまり、ストッパ凸部1dがストッパ凹溝2b内で移動できる角度範囲が、クランクシャフト109に対する吸気カムシャフト115aの相対回転位相角の可変範囲である。
カムボルト10は、頭部10aの軸部10b側の端縁にフランジ状の座面部10c一体に形成されていると共に、軸部10bの外周に吸気カムシャフト115aの端部から内部軸方向に形成された雌ねじ部に螺着する雄ねじ部が形成されている。
従動部材9は、鉄系金属材によって一体に形成され、図3に示すように、前端側に形成された円板部9aと、後端側に一体に形成された円筒状の円筒部9bとから構成されている。
円板部9aは、後端面の径方向ほぼ中央位置に吸気カムシャフト115aのフランジ部2aとほぼ同外径の環状段差突起9cが一体に設けられ、この段差突起9cの外周面とフランジ部2aの外周面が第3ボールベアリング43の内輪43aの内周に挿通配置されている。第3ボールベアリング43の外輪43bは、スプロケット本体1aの円形溝1cの内周面に圧入固定されている。
また、円板部9aの外周部には、複数のローラ34を保持する保持器41が一体に設けられている。
この保持器41は、円板部9aの外周部から円筒部9bと同じ方向へ突出して形成され、円周方向へほぼ等間隔の位置に所定の隙間をもった複数の細長い突起部41aによって形成されている。
円筒部9bは、中央にカムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9dが貫通形成されていると共に、外周側に第1ニードルベアリング30が設けられている。
カバー部材3は、合成樹脂材によって一体に形成され、カップ状に膨出したカバー本体3aと、該カバー本体3aの後端部外周に一体に有するブラケット3bと、から構成されている。
カバー本体3aは、位相変更機構4の前端側を覆う、つまりハウジング5の軸方向の保持部5bから後端部側のほぼ全体を、所定隙間をもって覆うように配置されている。一方、ブラケット3bには、ほぼ円環状に形成されて6つのボス部にそれぞれボルト挿通孔3fが貫通形成されている。
また、カバー部材3は、ブラケット3bがチェーンカバー40に複数のボルト47を介して固定されていると共に、カバー本体3aの前端部3cの内周面に内外2重のスリップリング48a,48bが各内端面を露出した状態で埋設固定されている。
さらに、カバー部材3の上端部には、内部にスリップリング48a、48bと導電部材を介して接続されたコネクタ端子49aが固定されたコネクタ部49が設けられている。なお、前記コネクタ端子49aには、電子制御装置201を介して図外のバッテリー電源から通電あるいは通電が遮断されるようになっている。
そして、カバー本体3aの後端部側の内周面とハウジング5の外周面との間には、シール部材である大径な第1オイルシール50が介装されている。
この第1オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部50aがカバー部材3a後端部の内周面に形成された円形溝3d内に嵌着固定されている。
また、円環状基部50aの内周側には、ハウジング5の外周面に当接するシール面50bが一体に形成されている。
位相変更機構4は、吸気カムシャフト115aのほぼ同軸上前端側に配置された電動モータ12と、電動モータ12の回転速度を減速して吸気カムカムシャフト115aに伝達する減速機8と、から構成されている。
電動モータ12は、例えば、ブラシ付きのDCモータであって、タイミングスプロケット1と一体に回転するヨークであるハウジング5と、ハウジング5の内部に回転自在に設けられた出力軸であるモータ軸13と、ハウジング5の内周面に固定された半円弧状の一対の永久磁石14,15と、ハウジング保持部5aの内底面側に固定された固定子16と、を備えている。
モータ軸13は、筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、軸方向のほぼ中央位置の外周に、複数の極を持つ鉄心ロータ17が固定されていると共に、鉄心ロータ17の外周には電磁コイル18が巻回されている。
また、モータ軸13の前端部外周には、コミュテータ20が圧入固定されており、このコミュテータ20には、鉄心ロータ17の極数と同数に分割された各セグメントに電磁コイル18が接続されている。
モータ軸13は、カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面に第1軸受であるニードルベアリング28と該ニードルベアリング28の軸方向の側部に配置された軸受である第4ボールベアリング35を介して回転自在に支持されている。
また、モータ軸13の吸気カムシャフト115a側の後端部には、減速機8の一部を構成する円筒状の偏心軸部30が一体に設けられている。
また、モータ軸13の外周面とプレート6の内周面との間には、減速機8内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止するフリクション部材である第2オイルシール32が設けられている。この第2オイルシール32は、内周部がモータ軸13の外周面に弾接していることによって、該モータ軸13の回転に対して摩擦抵抗を付与するようになっている。
減速機8は、偏心回転運動を行う偏心軸部30と、偏心軸部30の外周に設けられた第2軸受である第2ボールベアリング33と、第2ボールベアリング33の外周に設けられたローラ34と、ローラ34を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する保持器41と、保持器41と一体の従動部材9と、から主として構成されている。
偏心軸部30は、外周面に形成されたカム面の軸心がモータ軸13の軸心Xから径方向へ僅かに偏心している。なお、第2ボールベアリング33とローラ34などが遊星噛み合い部として構成されている。
第2ボールベアリング33は、大径状に形成されて、第1ニードルベアリング28の径方向位置で全体がほぼオーバラップする状態に配置され、内輪33aが偏心軸部30の外周面に圧入固定されていると共に、外輪33bの外周面にはローラ34が常時当接している。
また、外輪33の外周側には円環状の隙間Cが形成されて、この隙間Cによって第2ボールベアリング33全体が偏心軸部30の偏心回転に伴って径方向へ移動可能、つまり偏心動可能になっている。
各ローラ34は、第2ボールベアリング33の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ環状部材19の内歯19aに嵌入すると共に、保持器41の突起部41aによって周方向にガイドされつつ径方向に揺動運動させるようになっている。
減速機8の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。
潤滑油供給手段は、シリンダヘッドの軸受44の内部に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油供給通路44aと、吸気カムシャフト115aの内部軸方向に形成されて、油供給通路44aにグルーブ溝を介して連通した油供給孔48と、従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が油供給孔48に開口し、他端が第1ニードルベアリング28と第2ボールベアリング33の付近に開口した小径なオイル供給孔45と、同じく従動部材9に貫通形成された大径な3つの図外のオイル排出孔と、から構成されている。
以下、可変バルブタイミング機構114の作動について説明すると、まず、内燃機関101のクランクシャフト109が回転駆動するとタイミングチェーン42を介してタイミングスプロケット1が回転し、その回転力によりハウジング5と環状部材19とプレート6を介して電動モータ12が同期回転する。
一方、環状部材19の回転力が、ローラ34から保持器41及び従動部材9を経由して吸気カムシャフト115aに伝達される。これによって、吸気カムシャフト115aのカムが吸気バルブ105を開閉作動させる。
そして、可変バルブタイミング機構114を駆動して、クランクシャフト109に対する吸気カムシャフト115aの相対回転位相角(吸気バルブ105のバルブタイミング)を変更するときは、電子制御装置201からスリップリング48a、48bなどを介して電動モータ12の電磁コイル17に通電される。これによって、モータ軸13が回転駆動され、この回転力が減速機8を介して吸気カムシャフト115aに減速された回転力が伝達される。
すなわち、モータ軸13の回転に伴い偏心軸部30が偏心回転すると、各ローラ34がモータ軸13の1回転毎に保持器41の突起部41aに径方向へガイドされながら環状部材19の1つの内歯19aを乗り越えて隣接する他の内歯19aに転動しながら移動し、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。
この各ローラ34の転接によってモータ軸13の回転が減速されつつ従動部材9に回転力が伝達される。このときの減速比は、ローラ34の個数などによって任意に設定することが可能である。
これにより、吸気カムシャフト115aがタイミングスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相角が変換されて、吸気バルブ105の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
そして、タイミングスプロケット1に対する吸気カムシャフト115aの正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、ストッパ凸部1dの各側面がストッパ凹溝2bの各対向面2c、2dのいずれか一方に当接することによって行われる。
すなわち、従動部材9が、偏心軸部30の偏心回動に伴ってタイミングスプロケット1の回転方向と同方向に回転することによって、ストッパ凸部1dの一側面がストッパ凹溝2bの一方側の対向面1cに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、吸気カムシャフト115aは、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相角が進角側へ最大に変更される。
一方、従動部材9が、タイミングスプロケット1の回転方向と逆方向に回転することによって、ストッパ凸部1dの他側面がストッパ凹溝2bの他方側の対向面2dに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、吸気カムシャフト115aは、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が遅角側へ最大に変更される。
前述のように、電子制御装置201は、可変バルブタイミング機構114の電動モータ(電動アクチュエータ)12の通電制御を介してクランクシャフト109に対する吸気カムシャフト115aの相対回転位相角を制御する。
電子制御装置201は、内燃機関101の運転状態(例えば、機関負荷、機関回転速度、機関温度、始動状態など)に基づいて目標位相角TA(目標進角量、目標バルブタイミング)を演算する一方、クランク角センサ203の出力信号とカム角センサ204の出力信号とに基づきクランクシャフト109に対する吸気カムシャフト115aの実際の相対回転位相角RAを検出する。
そして、電子制御装置201は、目標位相角TAに実際の相対回転位相角RAが近づくように、例えば、目標位相角TAと実際の相対回転位相角RAとの偏差に基づく比例積分制御などによって電動モータ12の通電をフィードバック制御する。
ここで、ストッパ凸部1dの各側面がストッパ凹溝2bの各対向面2c、2dのいずれか一方に当接することによって、クランクシャフト109に対する吸気カムシャフト115aの相対回転位相角の可変範囲VAAが規制される。
そこで、電子制御装置201は、相対回転位相角の制御において、ストッパ凸部1dとストッパ凹溝2bとで構成される機械的ストッパによる可変範囲VAAに内包される制御範囲CAA内の位相角となるように目標位相角TAを制限し、ストッパを当接させることになる目標位相角TAが設定されないようにする。
つまり、電子制御装置201は、ストッパによる最大進角位置ALよりも遅角側に設定される進角側制御リミッタACLと、ストッパによる最大遅角位置RLよりも進角側に設定される遅角側制御リミッタRCLとで挟まれる回転位相角範囲を、制御範囲CAAとする。
そして、電子制御装置201は、内燃機関101の運転状態に応じて設定した目標位相角TAが進角側制御リミッタACLよりも進角側である場合に進角側制御リミッタACLの位相角を目標位相角TAとし、内燃機関101の運転状態に応じて設定した目標位相角TAが遅角側制御リミッタRCLよりも遅角側である場合に遅角側制御リミッタRCLの位相角を目標位相角TAとして、目標位相角TAを制御範囲CAA内に制限する。
なお、内燃機関101の運転状態に基づく目標位相角TAの設定が、制御範囲CAA内で行われるようにすることができ、例えば、マップに格納される目標位相角TAのデータを予め制御範囲CAA内の値として設定することができる。
更に、電子制御装置201は、制御範囲CAAに内包される高応答制御範囲HRAを外れる領域では、高応答制御範囲HRA内である場合に比べて、目標位相角TAに向けての実位相角RAの変化の応答速度を低下させる制御(以下、ソフトランディング制御という)を行う。
図5は、可変範囲VAA、制御範囲CAA,高応答制御範囲HRAの相関を示す。
ここで、ストッパによる最大進角位置ALとストッパによる最大遅角位置RLとで挟まれる範囲が相対回転位相角の可変範囲VAAであり、ストッパによる最大進角位置ALよりも所定位相角ΔPAL1だけ遅角側の角度位置を進角側制御リミッタACLとし、ストッパによる最大遅角位置RLよりも所定位相角ΔPRL1だけ進角側の角度位置を遅角側制御リミッタRCLとする。
そして、進角側制御リミッタACLと遅角側制御リミッタRCLとで挟まれる、可変範囲VAAよりも狭い範囲を制御範囲CAAとし、目標位相角TAの設定においては、制御範囲CAA内に目標位相角TAを制限する。
所定位相角ΔPAL1、ΔPRL1は、可変バルブタイミング機構114のばらつきや実位相角RAの検出ばらつき、更に、カムトルクによる実位相角RAの周期的な変動などがあっても、ストッパ当接の発生を抑制できる値として予め適合される。つまり、制御範囲CAA内の目標位相角TAに実位相角RAを収束させたときに、種々のばらつきやカムトルクによる実位相角RAの周期的な変動があってもストッパ当接が発生しないようにストッパ位置と制御リミッタACL、RCLとの間に設ける余裕代が所定位相角ΔPAL1、ΔPRL1である。
また、制御範囲CAA内の進角側制御リミッタACL又は遅角側制御リミッタRCLに近い位相角(換言すれば、機械的ストッパ位置に近い位相角)が目標位相角TAとされる場合、実位相角RAを目標位相角TAに近づける制御において実位相角RAが目標位相角TAを超えて変化するオーバーシュートが発生すると、ストッパ凸部1dの側面がストッパ凹溝2bの対向面2c、2dに衝突し、ストッパ凸部1dやストッパ凹溝2bなどを破損させてしまう可能性がある。
そこで、電子制御装置201は、制御範囲CAAを規定する進角側制御リミッタACLよりも所定位相角ΔPAL2だけ遅角側の角度位置を高応答進角限界位置HRALと定め、また、制御範囲CAAを規定する遅角側制御リミッタRCLよりも所定位相角ΔPRL2だけ進角側の角度位置を高応答遅角限界位置HRRLと定める。
そして、電子制御装置201は、高応答進角限界位置HRALと高応答遅角限界位置HRRLとで挟まれる、制御範囲CAAよりも狭く制御範囲CAAに内包される範囲を高応答制御範囲HRAとし、高応答制御範囲HRAを外れる機械的ストッパの近傍領域では、高応答制御範囲HRA内の位相角領域に比べて、実位相角RAを目標位相角TAに向けてより遅い応答速度で近づけるようにすることで、オーバーシュートを抑えストッパの破損を抑制する。
つまり、可変範囲VAAの中央領域である機械的ストッパから離れた位相角では、実位相角RAを十分に速い応答速度で目標位相角TAに近づけ、機械的ストッパに近い位相角になると、実位相角RAが目標位相角TAに近づく応答速度をより遅くすることで、実位相角RAが目標位相角TAを超えて変化するオーバーシュートを抑制し、実位相角RAが進角側制御リミッタACLより進角側に変化し、また、実位相角RAが遅角側制御リミッタRCLよりも遅角側に変化することを抑制し、もって、ストッパ衝突によるストッパの損傷を抑制する。
ここで、ストッパ衝突は、高応答制御範囲HRAを外れる位相角範囲でストッパに近づく方向に実位相角RAを変化させている場合、詳細には、進角側制御リミッタACL(最大進角位置AL)と高応答進角限界位置HRALとの間であれば最大進角位置ALに向けて実位相角RAを進角させている場合、遅角側制御リミッタRCL(最大遅角位置RL)と高応答遅角限界位置HRLLとの間であれば最大遅角位置RLに向けて実位相角RAを遅角させている場合に、オーバーシュートが発生することでストッパ衝突が発生する可能性があり、逆に、高応答制御範囲HRAを外れる位相角範囲であっても、ストッパから遠ざかる方向に実位相角RAを変化させている場合には、たとえオーバーシュートが発生してもストッパ衝突には至らない。
そこで、実位相角RAが目標位相角TAに近づく応答速度をより遅く変化させるソフトランディング制御は、高応答制御範囲HRAを外れる位相角範囲であって、かつ、ストッパ位置に近づく方向に実位相角RAを変化させている場合に行わせ、高応答制御範囲HRAを外れる位相角範囲であってもストッパ位置から離れる方向に実位相角RAを変化させている場合には高応答制御範囲HRA内である場合と同様な応答速度で実位相角RAを変化させることができる。
ここで、制御範囲CAAをより狭くすれば、ソフトランディング制御を実施せずにオーバーシュートによるストッパ衝突の発生を抑制できるものの、実位相角RAが変化する範囲(目標位相角TAの設定範囲)が狭められることで、バルブタイミングの変更による内燃機関101の性能向上を十分に得られなくなってしまう。
これに対し、上記のように制御範囲CAA内で位相角の応答速度を変化させるようにすれば、オーバーシュートによるストッパ衝突の発生を抑制しつつ制御範囲CAAを可及的に広くすることができ、バルブタイミングを大きく変化させて内燃機関101の性能向上を十分に得ることができる。
例えば、制御範囲CAAを進角側に拡大することで、吸気バルブ105の早開きによって吸気応答の向上を図ることができ、発進加速時における進角制御によって発進加速性能を向上させることができる。また、制御範囲CAAを遅角側に拡大することで、低速一定走行時や減速時に吸気バルブ105の遅閉じにより燃費性能を向上させることができる。
以下では、電子制御装置201によるソフトランディング制御の一例を示す。
図6のフローチャートは、電子制御装置201による目標位相角TAの設定処理を示し、図6のフローチャートに示すルーチンは、電子制御装置201によって所定時間毎に繰り返し実行されるものとする。
電子制御装置201は、ステップS501にて、内燃機関101の運転状態に基づいて目標位相角TAの基本値TABを設定する。この基本値TABは、制御範囲CAA内の値である。つまり、位相角を最遅角位置(RL又はRCL)からの進角角度で表す場合、RCL<TAB<ACLである。
次いで、電子制御装置201は、ステップS502にて、今回設定した基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域内であるか領域外であるかを検出する。つまり、電子制御装置201は、位相角を最遅角位置(RL又はRCL)からの進角角度で表す場合、HRRL<TAB<HRALが成立するか否かを検出する。
ここで、基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域内の位相角である場合(HRRL<TAB<HRALが成立する場合)、電子制御装置201は、ステップS503にて、基本値TABをそのまま最終的な目標位相角TAに設定する。これにより、電子制御装置201は、基本値TABに実位相角RAを近づけるように可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)を制御することになる。
一方、基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域外の位相角である場合、つまり、HRAL<TAB又はTAB<HRRLが成立する場合、電子制御装置201は、ステップS504にて、ソフトランディング用目標値SLTAを演算する。
ソフトランディング用目標値SLTAは、基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域内である場合に比べて実位相角RAの基本値TABへの応答速度を低下させるための目標位相角であり、電子制御装置201は、ステップS505にて、ソフトランディング用目標値SLTAを最終的な目標位相角TAに設定する。
これにより、電子制御装置201は、ソフトランディング用目標値SLTAに実位相角RAを近づけるように可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)を制御することになる。
そして、電子制御装置201は、ステップS506にて、最終的な目標位相角TAの出力を行い、最終的な目標位相角TAと実位相角RAとに基づく可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)の制御を実施する。
ここで、電子制御装置201は、ステップS504において、基本値TABの変化に対して遅れて追従するようにソフトランディング用目標値SLTAを演算する。これにより、基本値TABに追従するように実位相角RAを変化させる場合、換言すれば、最終的な目標位相角TA=基本値TABとする場合に比べて、実位相角RAの基本値TABへの応答速度が遅くなる。
つまり、制御範囲CAAのうちストッパに近い両端の領域では、実位相角RAの応答速度が遅くなって制御範囲CAAを逸脱するオーバーシュートが抑制されるから、応答速度を遅くしない場合に比べて制御範囲CAAを広くしつつストッパ衝突を抑制することができる。
図7(A)〜(D)は、基本値TABに対して遅れをもって追従するソフトランディング用目標値SLTAの変化特性を例示するものであり、基本値TABが、高応答制御範囲HRAの領域内の位相角から進角側制御リミッタACL(又は遅角側制御リミッタRCL)に切り替わった場合を例示する。
図7(A)は、ソフトランディング用目標値SLTAを、切り替え前の基本値TABと切り替え後の基本値TABとの中間値である初期値INA1から一定の速度ΔA1で切り替え後の基本値TAB(進角側制御リミッタACL又は遅角側制御リミッタRCL)にまで徐々に変化させる例である。
なお、速度ΔAは、単位時間当たりの位相角(進角角度)の変化量であり、応答速度の低下度合を示す指標値である。即ち、速度ΔAが速いほど応答速度の低下度合は小さく、速度ΔAが遅いほど応答速度の低下度合は大きいことになる。
図7(B)は、ソフトランディング用目標値SLTAの初期値INAを、図7(A)に示した初期値INA1よりも、切り替え前の基本値TABからより離れ切り替え後の基本値TABにより近い位相角である初期値INA2に設定し、かつ、ソフトランディング用目標値SLTAが初期値INA2から切り替え後の基本値TAB(進角側制御リミッタACL又は遅角側制御リミッタRCL)にまで徐々に近づく速度を、図7(A)での変化速度ΔA1よりも遅いΔA2とした例である。
また、図7(C)は、ソフトランディング用目標値SLTAを、切り替え前の基本値TABと切り替え後の基本値TABとの中間値である初期値INA3に所定時間Δtだけ保持させた後、切り替え後の基本値TABに向けて一定速度ΔA3で徐々に近づける例である。
更に、図7(D)は、ソフトランディング用目標値SLTAを、切り替え前の基本値TABから切り替え後の基本値TAB(進角側制御リミッタACL又は遅角側制御リミッタRCL)にまで徐々に変化させるときの変化速度を、ソフトランディング用目標値SLTAが切り替え後の基本値TABに近づくに従ってより遅くする例である。
図7(A)、(B)に示した、ソフトランディング用目標値SLTAを初期値INAから切り替え後の基本値TABに徐々に近づける特性の場合、初期値INAを切り替え後の基本値TABに近づけるほど、つまり、図7(A)に比べて図7(B)では、ソフトランディング制御によって応答速度が低下する位相角領域が小さくなる。
しかし、図7(B)の特性では、切り替え後の基本値TABに向けて徐々に変化させ始めるときの位相角が切り替え後の基本値TABに近いため、切り替え後の基本値TABを超えて実位相角RAが変化するオーバーシュートを抑制するためには、ソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAを図7(A)の場合(初期値INAがストッパからより離れている場合)に比べてより遅くする必要が生じ、切り替え後の基本値TABに実位相角RAが到達する時間が長くなる。
一方、初期値INAが切り替え前の基本値TABに近い図7(A)の特性の場合には、ソフトランディング制御によって応答速度が低下する位相角領域が大きくなるものの、切り替え後の基本値TABに向けて徐々に変化させ始めるときの位相角が切り替え後の基本値TABから遠いため、オーバーシュートを抑制しつつソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAを比較的速くすることができ、切り替え後の基本値TABに実位相角RAが到達する時間を図7(B)に比べて短くできる。
従って、図7(A),(B)のように、初期値INAから一定速度でソフトランディング用目標値SLTAを基本値TABに近づける場合には、応答速度が低下する位相角領域を過剰に広くすることなく、しかも、基本値TAB(目標回転位相TA)に対する収束時間が過剰に長くならないように、初期値INA及び変化速度ΔAを設定する。
また、図7(C)に示した、ソフトランディング用目標値SLTAの変化特性においては、初期値INAを所定時間Δtだけ保持させることで、初期値INA付近で実位相角RAの変化を一旦収束させてから、基本値TABに向けて実位相角RAを変化させることになる。
このため、図7(B)の特性に比べて、実位相角RAが基本値TABに到達する時間を短くしつつ、ストッパ衝突の発生を十分に抑制でき、また、図7(A)に比べて応答速度を低下させる領域を小さくできる。
なお、所定時間Δtは、例えば、実位相角RAが初期値INAの付近に達するのに要する時間、若しくは、実位相角RAが初期値INAに収束するのに要する時間に設定し、切り替え前の基本値TABと初期値INAとの差が大きいほどより長い時間とすることができる。
また、図7(D)に示した、ソフトランディング用目標値SLTAの変化特性においては、基本値TABが切り替わった直後は、実位相角RAを応答良く変化させつつ、基本値TABに近づくほど応答速度を遅らせる特性を、高い自由度で設定することができ、基本値TABに対する応答性と、オーバーシュートの抑制とを高い次元で両立させることができる。
なお、図7(D)に示した、ソフトランディング用目標値SLTAの変化特性では、切り替え前の基本値TABを初期値としてソフトランディング用目標値SLTAを変化させるが、切り替え前の基本値TABと切り替え後の基本値TABとの中間値である初期値INAから徐々に変化速度ΔAを遅くしつつ切り替え後の基本値TABにソフトランディング用目標値SLTAを近づけることができる。
また、図7(C)に示した特性では、所定時間Δtが経過した時点から一定速度でソフトランディング用目標値SLTAを切り替え後の基本値TABに近づけるが、切り替え後の基本値TABに近づくほどより変化速度ΔAを遅くすることができる。
図8のフローチャートは、電子制御装置201による目標位相角TAの設定処理の別の例を示し、図8のフローチャートに示すルーチンは、電子制御装置201によって所定時間毎に繰り返し実行されるものとする。
図8のフローチャートは、図7(A)〜(C)に例示したように、切り替え前の基本値TABと切り替え後の基本値TABとの中間値である初期値INAを設定し、この初期値INAまでソフトランディング用目標値SLTAをステップ的に変化させた後、ソフトランディング用目標値SLTAを切り替え後の基本値TABに向けて一定の変化速度ΔAで徐々に近づける処理において、初期値INA及び/又は変化速度ΔAを、基本値TABの変化量と実位相角RAの変化速度ΔRAとの少なくとも一方に応じて可変とする処理の一例を示す。
電子制御装置201は、ステップS601にて、内燃機関101の運転状態に基づいて目標位相角TAの基本値TABを、制御範囲CAA内の値として設定する。
次いで、電子制御装置201は、ステップS602にて、基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域内であるか領域外であるかを検出する。
基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域内の値であれば、電子制御装置201は、ステップS603にて、基本値TABをそのまま最終的な目標位相角TAに設定する。これにより、電子制御装置201は、基本値TABに実位相角RAを近づけるように可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)を制御することになる。
一方、基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域外の位相角である場合、電子制御装置201は、ステップS604にて、ソフトランディング制御の開始位相角(初期値INA)とソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAとの少なくとも一方を可変に設定する処理を行う。
ここで、電子制御装置201は、初期値INAと変化速度ΔAとの少なくとも一方を、基本値TAB(機関運転状態に応じた目標位相角)の変化量ΔTABと、実位相角RAの変化速度ΔRA(可変バルブタイミング機構114の応答速度)とに基づき可変に設定する。
基本値TABの変化量ΔTABとは、切り替え前の基本値TABと切り替え後の基本値TABとの偏差の絶対値である。この変化量ΔTABが大きい場合には、実位相角RAを大きく動かす必要があって制御偏差(エラー)の初期値が大きく、制御偏差に基づき可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)を制御したときにオーバーシュートが発生し易くなる。
そこで、電子制御装置201は、図9に例示するように、基本値TABの変化量ΔTABが大きいほど、よりストッパ位置から遠い位相角を初期値INAに設定し、ストッパ位置からより遠い位相角からソフトランディング制御を開始させるようにする。
逆に、基本値TABの変化量ΔTABが小さい場合には、制御偏差(エラー)の初期値が小さく、制御偏差に基づき可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)を制御したときにオーバーシュートが発生し難いので、図9に例示するように、電子制御装置201は、変化量ΔTABが大きい場合に比べてストッパ位置により近い位相角を初期値INAに設定し、ストッパ位置に近い位相角からソフトランディング制御を開始させる。
例えば、切り替え後の基本値TABが同じ進角側制御リミッタACLである場合であっても、切り替え前の基本値が遅角側であるほど、進角側制御リミッタACLからより遅角方向に離れた位置を初期値INAに設定し、ソフトランディング用目標値SLTAを初期値INAまでステップ的に変化させた後、ソフトランディング用目標値SLTAを初期値INAから徐々に基本値TABまで変化させる。
また、前述のように、基本値TABの変化量ΔTABが大きいほどオーバーシュートが発生し易くなるので、電子制御装置201は、図10に例示するように、基本値TABの変化量ΔTABが大きいほど、ソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAをより遅くし、基本値TABに対するソフトランディング用目標値SLTAの応答遅れをより大きくし、逆に、基本値TABの変化量ΔTABが小さいほど、ソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAをより速くし、基本値TABに対するソフトランディング用目標値SLTAの応答遅れをより小さくする。
上記のように、基本値TABの変化量ΔTABに応じて初期値INAと変化速度ΔAとの少なくとも一方を変化させれば、オーバーシュートによるストッパ衝突の発生を抑制しつつ、可及的に速い応答でソフトランディング用目標値SLTA(実位相角RA)を基本値TABに追従変化させることができる。
また、実位相角RAの変化速度ΔRAは、基本値TABが高応答制御範囲HRAの領域外に入ったときの実位相角RAと、前回(図8のフローチャートの前回実行時)の実位相角RAとの差として求めることができ、高応答制御範囲HRAの領域内から領域外への移行速度、換言すれば、ストッパ位置に向かう実位相角RAの変化速度である。
この実位相角RAの変化速度(応答速度)ΔRAが速い場合には、基本値TABの変化量ΔTABが同じであっても、遅い場合に比べてオーバーシュートが発生し易くなる。
そこで、電子制御装置201は、図11に例示するように、実位相角RAの変化速度ΔRAが速いほど、よりストッパ位置から遠い位相角を初期値INAに設定し、ストッパ位置からより遠い位相角から応答速度を低下させる制御(ソフトランディング制御)を開始させるようにする。
例えば、切り替え後の基本値TABが同じ進角側制御リミッタACLである場合であっても、基本値TABが進角側制御リミッタACLに切り替わったときの実位相角RAの変化速度ΔRAが速いほど、進角側制御リミッタACLからより遅角側の位置を初期値INAに設定し、ソフトランディング用目標値SLTAを初期値INAまでステップ的に変化させた後、ソフトランディング用目標値SLTAを初期値INAから徐々に基本値TABまで変化させる。
また、電子制御装置201は、図12に例示するように、実位相角RAの変化速度ΔRAが速いほど、ソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAをより遅くし、基本値TABに対するソフトランディング用目標値SLTAの応答遅れをより大きくし、逆に、実位相角RAの変化速度ΔRAが遅いほど、ソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔSLTAをより速くし、基本値TABに対するソフトランディング用目標値SLTAの応答遅れをより小さくする。
上記のように、実位相角RAの変化速度ΔRAに応じて初期値INAと変化速度ΔAとの少なくとも一方を変化させれば、オーバーシュートによるストッパ衝突の発生を抑制しつつ、可及的に速い応答でソフトランディング用目標値SLTA(実位相角RA)を基本値TABに追従変化させることができる。
ここで、基本値TABの変化量ΔTABと実位相角RAの変化速度ΔRAとの双方に基づき、初期値INAを可変に設定する場合には、基本値TABの変化量ΔTABが小さくかつ実位相角RAの変化速度ΔRAが遅い場合に初期値INAを最もストッパ位置に近づけ、基本値TABの変化量ΔTABが大きくかつ実位相角RAの変化速度ΔRAが速い場合に初期値INAを最もストッパ位置から遠ざけることになる。
また、基本値TABの変化量ΔTABと実位相角RAの変化速度ΔRAとの双方に基づき、ソフトランディング用目標値SLTAの変化速度ΔAを可変に設定する場合には、基本値TABの変化量ΔTABが小さくかつ実位相角RAの変化速度ΔRAが遅い場合に変化速度ΔAを最も速くし、基本値TABの変化量ΔTABが大きくかつ実位相角RAの変化速度ΔRAが速い場合に変化速度ΔAを最も遅くすることになる。
上記のようにして、電子制御装置201は、初期値INAと変化速度ΔAとの少なくとも一方を可変に設定すると、ステップS605にて、ソフトランディング用目標値SLTAを初期値INAに設定した後、変化速度ΔAで切り替え後の基本値TABに近づける処理を行い、ステップS606にて、係る処理で設定したソフトランディング用目標値SLTAを最終的な目標位相角TAにセットする。
そして、電子制御装置201は、ステップS607にて、最終的な目標位相角TAの出力を行い、最終的な目標位相角TAと実位相角RAとに基づく可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)の制御を実施する。
なお、基本値TABの変化量ΔTABと実位相角RAの変化速度ΔRAとの少なくも一方に基づき、図7(C)の特性における所定時間Δtを可変に設定することができる。
即ち、基本値TABの変化量ΔTABが大きい場合、及び、実位相角RAの変化速度ΔRAが速い場合には、所定時間Δtを長くして初期値INAへの収束を図り、基本値TABの変化量ΔTABが小さい場合、及び、実位相角RAの変化速度ΔRAが遅い場合には、所定時間Δtを短くして基本値TABへの収束応答性の低下を抑制する。
上記実施形態で説明した各技術的思想は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて使用することができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
相対回転位相角の応答速度を低下させる方法として、上記実施形態では、機関運転状態に応じた目標位相角(基本値TAB)に対して遅れて追従するソフトランディング用目標値SLTAを設定し、このソフトランディング用目標値SLTAに実位相角RAを近づけるように制御するが、応答速度を低下させる方法は、ソフトランディング用目標値SLTAの設定に限定されるものではなく、公知の種々の方法を適宜採用できる。
例えば、応答速度を低下させる場合には、低下させない場合に比べて電動モータ12の駆動電圧をより低く制限することで、相対回転位相角の応答速度を低下させることができ、駆動電圧の増大を制限する手段としては、目標位相角TAと実位相角RAとの偏差に応じて可変バルブタイミング機構114(電動モータ12)の駆動電圧を制御するときの制御ゲインを低下させる手段や、電動モータ12の駆動電圧の指示値を低下させる手段などを採用できる。
また、初期値INA、変化速度ΔAの可変設定処理として、高応答制御範囲HRAを外れた領域に設定された基本値TABがストッパ位置に近いほど(換言すれば、基本値TABと最大進角位置AL或いは最大遅角位置RLとの偏差が小さいほど)、初期値INAとストッパ位置の間隔を広げ、及び/又は、変化速度ΔAを遅くすることで、応答性の低下を抑制しつつオーバーシュートによるストッパ衝突を抑制できる。
また、変化速度ΔAを可変に設定する場合には、ストッパ衝突が発生したとしても許容範囲内の衝撃となる最大速度を最大値とし、実位相角RAの検出における最小分解能を最小値とし、係る最大値と最小値とで挟まれる速度領域内で可変に設定することができる。
また、実位相角RAの加速度に基づきソフトランディング用目標値SLTAの変化特性を変更することができ、ストッパ位置に近づく速度の増大率が大きいほど、初期値INAをストッパ位置から離れた位置にし、また、変化速度ΔAを遅くすることができる。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)
前記内燃機関の運転状態に応じた目標位相角に遅れて追従するソフトランディング用目標値を設定し、前記ソフトランディング用目標値に応じて可変バルブタイミング機構を制御して前記相対回転位相角の応答速度を低下させる、請求項1から3のいずれか1つに記載の可変バルブタイミング機構の制御装置。
上記発明によると、ソフトランディング用目標値は、内燃機関の運転状態に応じた目標位相角に遅れて変化するので、前記目標位相角に応じて可変バルブタイミング機構を制御する場合に比べて、相対回転位相角の応答速度が低下し、オーバーシュートが抑制されることになる。
(ロ)
前記目標位相角が前記所定位相角範囲から外れたときに、前記ソフトランディング用目標値を初期値から前記目標位相角に向けて徐々に近づける、請求項(イ)記載の可変バルブタイミング機構の制御装置。
上記発明によると、目標位相角が所定位相角範囲から外れ、ストッパ位置に近くなった場合には、ソフトランディング用目標値を初期値から目標位相角に向けて徐々に近づけ、係るソフトランディング用目標値に沿って実際の位相角を変化させることで、相対回転位相角の応答速度を低下させる。
(ハ)
前記初期値と前記ソフトランディング用目標値の変化速度との少なくとも一方を、前記目標位相角の変化量と実際の相対回転位相角の変化速度との少なくとも一方に応じて変更する、請求項(ロ)記載の可変バルブタイミング機構の制御装置。
上記発明によると、目標位相角の変化量が大きいほどオーバーシュートが発生し易くなり、また、実際の相対回転位相角の変化速度(ストッパに近づく速度)が速いほどオーバーシュートが発生し易くなる一方、初期値(換言すれば、応答速度を遅らせる処理の開始位相角)をストッパ位置からより離れた位置とすることでオーバーシュートの発生を抑制でき、また、ソフトランディング用目標値の変化速度をより遅くすることでオーバーシュートの発生を抑制できる。
そこで、目標位相角の変化量と実際の相対回転位相角の変化速度との少なくとも一方から、オーバーシュートの発生し易さを判定し、係るオーバーシュートの発生し易さに応じて初期値とソフトランディング用目標値の変化速度との少なくとも一方を変更することで、オーバーシュートによるストッパ衝突を抑制しつつ、目標位相角への到達(収束)が過剰に遅れることを抑制する。
(ニ)
前記可変バルブタイミング機構が、
クランクシャフトから回転力が伝達される駆動回転体と、
前記駆動回転体と一体的に回転し、ブラシを介して給電される電動モータと、
前記電動モータの出力軸が前記駆動回転体に対して相対的に回転することによって前記クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角を変更する位相変更機構と、
前記カムシャフトの進角側及び遅角側の相対回転位置を規制するストッパと、
を含む、請求項1から3のいずれか1つに記載の可変バルブタイミング機構の制御装置。
上記発明によると、電動モータの出力軸の回転によって相対回転位相角を変更する、電動式の可変バルブタイミング機構において、ストッパ衝突を抑制しつつ相対回転位相角の制御範囲を拡大できる。
1d…ストッパ凸部、2b…ストッパ凹溝、12…電動モータ(電動アクチュエータ)、101…内燃機関、105…吸気バルブ、109…クランクシャフト、114…可変バルブタイミング機構、115a…吸気カムシャフト、201…ECU

Claims (3)

  1. 内燃機関のクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相角をストッパで規制される可変範囲内で変更する可変バルブタイミング機構の制御装置であって、
    前記相対回転位相角が前記可変範囲に内包される所定位相角範囲から外れたときに、前記所定位相角範囲内であるときに比べて前記相対回転位相角の応答速度を低下させる、可変バルブタイミング機構の制御装置。
  2. 前記所定位相角範囲から外れた範囲において前記ストッパで規制される位相角に近づく方向への前記相対回転位相角の応答速度を低下させる、請求項1記載の可変バルブタイミング機構の制御装置。
  3. 前記応答速度の低下を開始させる位相角と前記応答速度の低下度合との少なくとも一方を、前記相対回転位相角の変化状態に応じて変更する、請求項1又は2記載の可変バルブタイミング機構の制御装置。
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