JP2014226395A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動モードに設定された状態で自動モードを知らない遊技者が遊技した場合に当該遊技者が困惑するのを防止することができるパチンコ遊技機を提供する。【解決手段】操作指示映像の表示期間中に操作手段が操作された場合に所定の演出映像を表示する手動モードと、操作がなくても前記所定の演出映像を表示する自動モードとの何れかに遊技モードを設定するモード設定手段を具備し、前記モード設定手段は、前記遊技モードを前記手動モードから前記自動モードに切り換える自動モード化手段と、前記遊技モードを前記自動モードから前記手動モードに切り換える手動モード化手段と、を備え、前記手動モード化手段は、前記操作モードが前記自動モードに設定されている状態では、前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に前記操作モードを前記手動モードに切り換える。【選択図】図22

Description

本発明は、遊技者による操作手段の操作に応じて所定の演出映像を表示するパチンコ遊技機の技術に関する。
従来、遊技者による操作手段の操作に応じて所定の演出映像を表示するパチンコ遊技機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、遊技者が操作手段としての押しボタン(操作部)を深く押し込むことで、手動モードと自動モードを切り換えることが可能なパチンコ遊技機が記載されている。
ここで、「手動モード」とは、所定のタイミングにおいて操作手段が操作されることで、所定の演出映像が表示されるモードである。
また、「自動モード」とは、所定のタイミングにおいて操作手段が操作されなくても、所定の演出映像が表示されるモードである。
しかし、特許文献1に記載の技術では、ある遊技者がパチンコ遊技機を自動モードに設定して遊技をやめた後で、自動モードを知らない他の遊技者が当該パチンコ遊技機で遊技を行うと、当該他の遊技者は自動モードに気づかず、当該パチンコ遊技機が故障したと勘違いしたり、自動モードに気づいたとしても解除方法が分からず、困惑するおそれがある点で不利であった。
特開2010−46210号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、自動モードに設定された状態で自動モードを知らない遊技者が遊技した場合に当該遊技者が困惑するのを防止することが可能なパチンコ遊技機を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される始動口と、遊技球が入球可能な開放状態及び入球不能な閉鎖状態の相互間で切り換えられるものであって、大当りと判定された場合に開放状態とされる特別入球口と、大当りであるか否かの判定結果を報知する報知映像を表示する表示装置と、遊技者が操作可能な操作手段と、前記操作手段の操作を検知する検知手段と、前記報知映像において、前記操作手段の操作を指示する操作指示映像を表示すると共に、当該操作指示映像の後に所定の演出映像を表示する表示制御手段と、前記操作指示映像の表示期間中に前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に前記所定の演出映像を表示する手動モードと、前記操作指示映像の表示期間中に前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知されなくても前記所定の演出映像を表示する自動モードとの何れかに遊技モードを設定するモード設定手段と、を具備し、前記モード設定手段は、前記遊技モードを前記手動モードから前記自動モードに切り換える自動モード化手段と、前記遊技モードを前記自動モードから前記手動モードに切り換える手動モード化手段と、を備え、前記手動モード化手段は、前記遊技モードが前記自動モードに設定されている状態で前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に、前記遊技モードを前記手動モードに切り換えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、自動モードに設定された状態で自動モードを知らない遊技者が遊技した場合に当該遊技者が困惑するのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、窓枠が開放された状態の構成を示した斜視図。 同じく、遊技盤の構成を示した正面図。 同じく、主制御回路、サブ制御回路、及び表示制御回路の構成を示したブロック図。 同じく、主制御回路の主制御RAMの構成を示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMの構成を示した図。 (a)同じく、主制御回路の主制御ROMに記憶された第一大当り判定テーブルの制御データを示した図。(b)同じく、第二大当り判定テーブルの制御データを示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMに記憶された変動パターン選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、主制御回路の主制御ROMに記憶された大当り図柄選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御RAMの構成を示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御ROMの構成を示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御ROMに記憶された演出パターン選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、サブ制御回路のサブ制御ROMに記憶された映像選択テーブルの制御データを示した図。 同じく、遊技の流れについて示したフローチャート。 同じく、主制御回路の特別図柄遊技の処理を示したフローチャート。 同じく、図14における処理の続きを示したフローチャート。 同じく、図14及び図15における処理の続きを示したフローチャート。 同じく、主制御回路から変動パターンコマンドを受信した後におけるサブ制御回路の処理を示したフローチャート。 同じく、サブ制御回路における演出パターンコマンドを受信した後における表示制御回路の処理を示したフローチャート。 同じく、操作指示演出映像が表示された様子を示した模式図。 (a)同じく、1つの操作対応演出映像が表示された様子を示した模式図。(b)同じく、その他の操作対応演出映像が表示された様子を示した模式図。(c)同じく、さらにその他の操作対応演出映像が表示された様子を示した模式図。 同じく、表示制御回路の操作ボタン演出映像の表示に関する処理を示したフローチャート。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る遊技機1の全体的な構成について説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1及び図2が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠5と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、遊技盤4と、窓枠5と、下皿ユニット6と、が設けられる。
遊技盤4は、略平板状に形成される部材である。遊技盤4は、中枠3の下側を除く略全面に渡って配置される。遊技盤4は、中枠3に着脱自在に取り付けられる。遊技盤4の前側面には、遊技球が転動する領域である遊技領域7が形成される(図3参照)。
窓枠5は、略平板状に形成される枠体である。窓枠5は、遊技盤4の前方に配置される。窓枠5は、中枠3の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。窓枠5の略中央には、略円形状の窓枠開口部8が開口される。窓枠開口部8は、透明板13により被覆される。これによって、遊技者は、前方から透明板13を介して窓枠5の後方に配置された遊技盤4の遊技領域7を視認することができる。窓枠開口部8の下方には、発射前の遊技球が貯溜される上皿9と、遊技者が押し操作可能な操作ボタン14(中央操作ボタン14a、左操作ボタン14b及び右操作ボタン14c)と、が配設される。窓枠開口部8の左右上方には、スピーカ10がそれぞれ配設される。
なお、操作ボタン14は、本発明に係る操作手段の一実施形態である。操作ボタン14は、左から左操作ボタン14b、中央操作ボタン14a、右操作ボタン14cの順に配置される。操作ボタン14は、遊技者に押下されることによって操作される。
また、操作ボタン14が操作(押下)されたか否か(オン状態であるか否か)は、検知センサ15(中央検知センサ15a、左検知センサ15b及び右検知センサ15c)によって検知される(図4参照)。検知センサ15は、本発明に係る検知手段の一実施形態である。中央検知センサ15aは中央操作ボタン14aのオン状態を、左検知センサ15bは左操作ボタン14bのオン状態を、右検知センサ15cは右操作ボタン15cのオン状態を、それぞれ検知することができる。
下皿ユニット6は、中枠3の下側であって窓枠5の下方に取り付けられる。下皿ユニット6の略中央には、上皿9から溢れた遊技球が貯溜される下皿11が配設される。下皿ユニット6の右側部であって下皿11の右方には、発射ハンドル12が配設される。発射ハンドル12は、回動操作されることによって上皿9に貯溜された遊技球を遊技盤4の遊技領域7へ向けて発射可能に構成される。
次に、遊技領域7の構成について、図3及び図4を用いてさらに詳細に説明する。
遊技領域7は、遊技盤4の前側面にガイドレール20によって区画形成される。ガイドレール20は、略円弧状に形成された帯状の部材である。ガイドレール20は、遊技盤4の前側面に正面視で略円形状を形成するように配置される。つまり、遊技領域7は、ガイドレール20によって正面視で略円形状に区画形成される。遊技領域7内には、図示せぬ複数の遊技釘が植設される。発射ハンドル12の回動操作によって遊技領域7内に放出された遊技球は、前記遊技釘に衝突しながら当該遊技領域7内を下方へ向けて落下する(転動する)。
遊技領域7には、始動ゲート21と、始動口22と、可変入賞装置23と、大入賞装置24と、普通図柄表示装置25と、特別図柄表示装置26と、装飾図柄表示装置27と、が設けられる。
始動ゲート21は、遊技領域7内の左部に配置される。始動ゲート21は、上下方向に貫通した平面視略コの字状に形成され、その内側を遊技球が通過可能に構成される。始動ゲート21の内側には、近接スイッチからなる始動ゲートセンサ28が配設される。始動ゲートセンサ28は、遊技球が始動ゲート21を通過すると当該通過を検知して、始動ゲート通過信号を出力する。
始動口22は、遊技領域7内の下部に配置される。始動口22は、上面が開口されたポケット状に形成され、その内部に遊技球が入球(入賞)可能に構成される。始動口22の内部には、近接スイッチからなる始動口センサ29が配設される。始動口センサ29は、遊技球が始動口22に入賞すると当該入賞を検知して、始動口入賞信号を出力する。
可変入賞装置23(普通電動役物)は、遊技領域7内の下部に配置される。可変入賞装置23の内部には、始動口22が設けられる。始動口22の左右上方には、可動片30・30が相互に対向して配設される。可動片30・30には、可動片用ソレノイド31が連結される。そして、可動片30・30は、可動片用ソレノイド31によって、遊技球が始動口22に入賞することが困難な閉塞状態と、遊技球が始動口22に入賞することが容易な開放状態と、を切り替え可能に構成される。
大入賞装置24(特別電動役物)は、遊技領域7内の下部であって、可変入賞装置23よりも下方に配置される。大入賞装置24には、大入賞口32が設けられる。大入賞口32は、正面視で左右方向に細長い略矩形状に形成される。大入賞口32は、大入賞口扉33によって被覆される。大入賞口扉33は、下端を支点として遊技領域7に対して前後回りに回動可能に支持される。大入賞口扉33には、大入賞口扉用ソレノイド34が連結される。そして、大入賞口扉33は、大入賞口扉用ソレノイド34によって、遊技球が大入賞口32に入賞(入球)することができる開放状態と、遊技球が大入賞口32に入賞することができない閉塞状態(閉鎖状態)と、を切り替え可能に構成される。また、大入賞口32の内部には、近接スイッチからなる大入賞口センサ35が配設される。大入賞口センサ35は、遊技球が大入賞口32に入賞すると当該入賞を検知して、大入賞口入賞信号を出力する。なお、大入賞口32は、本発明に係る特別入球口の一実施形態である。
普通図柄表示装置25は、普通図柄39の変動を表示し、普通図柄遊技の当り判定の結果を表示(報知)する装置である。普通図柄表示装置25は、遊技領域7内の右下部に配置される。普通図柄表示装置25には、普通図柄39を表示するためのLED表示部36が設けられる。
なお、本実施形態では、普通図柄39の図柄要素として、「○」及び「×」の図柄が使用される。「○」及び「×」の図柄は、LED表示部36に、交互に変動しながら表示される。そして、普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、「○」の図柄で変動が停止される。一方、普通図柄遊技の当り判定の結果がハズレであると、「×」の図柄で変動が停止される。
特別図柄表示装置26は、特別図柄41の変動を表示し、特別図柄遊技の大当り判定の結果を表示(報知)する装置である。特別図柄表示装置26は、遊技領域7内の右下部であって、普通図柄表示装置25に隣接して配置される。
なお、本実施形態では、特別図柄41を表示するためのLED表示部40が設けられる。特別図柄41は、LED表示部40にて変動しながら表示される。そして、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、所定の当り図柄で変動が停止される。一方、特別図柄遊技の大当り判定の結果がハズレであると、所定のハズレ図柄で変動が停止される。
装飾図柄表示装置27は、複数の装飾図柄43・43・43の変動を表示し、装飾図柄遊技の結果(特別図柄遊技の大当り判定の結果)を映像(報知映像)によって遊技者に表示(報知)する装置である。また、装飾図柄表示装置27には、図柄遊技の映像が表示される。ここで、「図柄遊技の映像」とは、図柄変動(装飾図柄43・43・43の映像)及び演出映像の組合せからなる映像を指すものである。なお、演出映像とは、図柄とは異なる絵柄(所定のキャラクタ等)を用いた映像(予告映像や背景映像等)である。
装飾図柄表示装置27には、装飾図柄43・43・43の表示領域としての液晶表示部42が設けられる。装飾図柄表示装置27は、液晶表示部42を前方へ向けた状態で、遊技領域7の略中央に開口された開口部44に取り付けられる。液晶表示部42には、左領域・中領域・右領域の3つの変動領域が形成される。3つの変動領域では、装飾図柄43・43・43がそれぞれ独立して変動表示される。そして、装飾図柄43・43・43の変動が停止すると、3つの装飾図柄43・43・43が横一列に並んだ状態で表示される。
なお、本実施形態では、装飾図柄43・43・43の図柄要素として、「0」「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」の数字図柄が使用される。
なお、「装飾図柄43の変動」とは、「0」から「7」までの図柄が、液晶表示部42にて順番に繰り返して(循環して)変化することである。そして、所定の変動時間が経過すると、装飾図柄43の変動が停止され、「0」から「7」までのうち一つの図柄が確定図柄となる。そして、液晶表示部42の3つの変動領域に停止(確定)した装飾図柄43・43・43の図柄(確定図柄)の組み合わせに応じて、装飾図柄遊技の結果が表示される。
装飾図柄43・43・43の変動は、特別図柄表示装置26における特別図柄41の変動の停止に応じて停止する。また、装飾図柄遊技の結果は、特別図柄遊技の大当り判定の結果に応じて決定される。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、装飾図柄遊技の結果が当りとなる。また、特別図柄遊技の大当り判定の結果がハズレであると、装飾図柄遊技の結果がハズレとなる。
また、本実施形態では、装飾図柄遊技の結果が当りであると、本変動において、液晶表示部42の3つの変動領域に停止する装飾図柄43・43・43の図柄の組み合わせは、全てが同一種類の図柄となる。つまり、装飾図柄遊技の結果が当りであると、本変動で停止表示される装飾図柄43・43・43の図柄の組み合わせは、「000」「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」のうちいずれかの組み合わせとなる。
また、装飾図柄遊技の結果が当りであると、条件装置の作動が開始して遊技状態が通常遊技状態から大当り遊技状態へ移行する。そして、条件装置の作動が開始すると、役物連動作動装置の作動が開始する。役物連続作動装置の作動が開始すると、大入賞装置24の大入賞口32の開放状態と閉塞状態とが切り替えられて大当り遊技が開始される。なお、役物連続作動装置とは、大入賞装置24を連続して作動させる装置である。また、条件装置とは、その作動を開始することによって、役物連続作動装置の作動を開始させる装置である。
なお、「大当り遊技」とは、大当り遊技状態での遊技であり、通常(大当り遊技が開始される前)よりも有利となる遊技状態が遊技者に付与される。より詳細には、大当り遊技が開始されると、大入賞装置24の開放状態と閉塞状態とが連続して切り替えられ、大入賞口32への遊技球の入賞機会が通常の遊技状態での遊技と比較して相対的に増加する。
なお、大当り遊技における大入賞装置24の開放状態と閉塞状態との連続した切り替えは、所定の回数(例えば、16回(ラウンド))だけ行われる。なお、大入賞装置24の1ラウンド当りの開放状態は、所定の時間(例えば、30秒)を経過した場合か、又は所定の個数(例えば、10個)の遊技球が入賞した場合に終了する。なお、1個の遊技球が、大入賞口32へ入賞すると、賞球として例えば15個の遊技球が払い出される。
また、大当り遊技状態が終了した場合、特別図柄遊技の遊技状態が選択的に「高確率遊技状態」となる(特別図柄確率変動機能が作動する)。特別図柄遊技の遊技状態が高確率遊技状態となると、次に特別図柄遊技が大当りであると判定されるまで、特別図柄遊技が大当りであると判定される確率が、当該高確率遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)と比較して相対的に高くなるように設定される。
また、特別図柄遊技の遊技状態が高確率遊技状態となると、次に特別図柄遊技が大当りであると判定されるまで、特別図柄遊技の遊技状態が、「時間短縮遊技状態」となる(特別図柄変動時間短縮機能が作動する)。特別図柄遊技の遊技状態が時間短縮遊技状態となると、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41の変動時間が、当該時間短縮遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)と比較して相対的に短縮されるように設定される。
なお、大当り遊技状態が終了し、特別図柄確率変動機能が作動しなかった場合には、その後の特別図柄41の変動回数が予め設定された所定の変動回数に到達するまで、特別図柄変動時間短縮機能が作動する。
また、特別図柄遊技の遊技状態が高確率遊技状態となると、次に特別図柄遊技が大当りであると判定されるまで、普通図柄遊技の遊技状態が、「高確率遊技状態」となる(普通図柄確率変動機能が作動する)。普通図柄遊技の遊技状態が高確率遊技状態となると、普通図柄遊技が当りであると判定される確率が、当該高確率遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)と比較して相対的に高くなるように設定される。
なお、大当り遊技状態が終了し、特別図柄確率変動機能が作動しなかった場合には、その後の特別図柄41の変動回数が予め設定された所定の変動回数に到達するまで、普通図柄確率変動機能が作動する。
また、特別図柄遊技の遊技状態が高確率遊技状態となると、次に特別図柄遊技が大当りであると判定されるまで、普通図柄遊技の遊技状態が、「時間短縮遊技状態」となる(普通図柄変動時間短縮機能が作動する)。普通図柄遊技の遊技状態が時間短縮遊技状態となると、普通図柄表示装置25に表示された普通図柄39の変動時間が、当該時間短縮遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)と比較して相対的に短縮されるように設定される。
なお、大当り遊技状態が終了し、特別図柄確率変動機能が作動しなかった場合には、その後の特別図柄41の変動回数が予め設定された所定の変動回数に到達するまで、普通図柄変動時間短縮機能が作動する。
さらに、特別図柄遊技の遊技状態が高確率遊技状態となると、次に特別図柄遊技が大当りであると判定されるまで、装飾図柄遊技の遊技状態が、「時間短縮遊技状態」となる(装飾図柄変動時間短縮機能が作動する)。装飾図柄遊技の遊技状態が時間短縮遊技状態となると、装飾図柄表示装置27に表示された装飾図柄43の変動時間が、当該時間短縮遊技状態となる前の遊技状態(通常の遊技状態)と比較して相対的に短縮されるように設定される。
なお、大当り遊技状態が終了し、特別図柄確率変動機能が作動しなかった場合には、その後の特別図柄41の変動回数が予め設定された所定の変動回数(例えば、100回)に到達するまで、装飾図柄変動時間短縮機能が作動する。
なお、これらの特別図柄確率変動機能、特別図柄変動時間短縮機能、普通図柄確率変動機能、普通図柄変動時間短縮機能、及び装飾図柄変動時間短縮機能(以下では、これらの全ての機能を総称して「確変機能」とする。)は、選択された大当りの図柄に応じて作動するか否かが決定される。
なお、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42には、特別図柄変動保留回数表示部45が設けられる。特別図柄変動保留回数表示部45には、保留絵柄が表示され、特別図柄遊技の(変動)保留回数が当該保留絵柄の個数により遊技者に報知される。特別図柄遊技の(変動)保留回数は、上限を4回として、遊技球の始動口22への入賞に応じて加算され、あるいは特別図柄41の変動に応じて減算されて表示される。
次に、主として遊技機1の遊技動作を制御する主制御回路50の構成について、図4から図9を用いて説明する。
主制御回路50は、図4に示すように、主として、主制御CPU51と、主制御ROM55と、主制御RAM54と、主制御入出力回路52と、により構成される。
主制御CPU51と主制御ROM55と主制御RAM54と主制御入出力回路52とは、バスによって相互に接続されている。主制御ROM55には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。主制御RAM54には、主制御CPU51による処理事項が一時的に記憶される。そして、主制御CPU51は、主制御RAM54をワークエリアとし、主制御ROM55に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。また、主制御CPU51には、主制御クロック回路53が接続される。主制御クロック回路53は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に主制御CPU51に入力される。
主制御入出力回路52は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、始動ゲートセンサ28,始動口センサ29,大入賞口センサ35等と、電気的に接続されている。また、主制御入出力回路52は、主制御CPU51から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、ソレノイド駆動回路160を介して可動片用ソレノイド31,大入賞口扉用ソレノイド34等と、表示部駆動回路161を介してLED表示部36,LED表示部40等と、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路92等と、電気的に接続されている。
主制御RAM54には、図5に示すように、主制御クロック回路53から主制御CPU51にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される大当りカウンタ61が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、主制御クロック回路53から主制御CPU51にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される変動パターン選択カウンタ62が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄遊技の特別図柄41の変動表示時間の計測等に使用される特図用タイマカウンタ63が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄遊技の特別図柄41の変動回数の計測に使用される特図用変動回数カウンタ65が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄遊技の特別図柄41の変動保留回数の計測に使用される特図変動保留回数カウンタ66が設けられる。特図変動保留回数カウンタ66には、「0」から「4」までの数値が格納される。前記数値は、遊技球の始動口22への入賞毎に1ずつ加算され、あるいは特別図柄41の変動毎に1ずつ減算される。なお、特別図柄遊技の(変動)保留回数の上限は4回であり、特図変動保留回数カウンタ66のカウンタ値は最大で「4」となる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、各種のカウンタのカウンタ値が適宜に記憶される複数のカウンタ値記憶エリア69が設けられる。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、条件装置が作動中であるか否かを示す条件装置作動フラグ70が設けられる。条件装置作動フラグ70は、条件装置が作動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、条件装置作動フラグ70は、条件装置が作動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、大入賞装置24(特別電動装置)が作動中であるか否かを示す特別電動装置作動フラグ71が設けられる。特別電動装置作動フラグ71は、大入賞装置24が作動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別電動装置作動フラグ71は、大入賞装置24が作動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中であるか否かを示す特別図柄変動表示フラグ72が設けられる。特別図柄変動表示フラグ72は、特別図柄41が変動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄変動表示フラグ72は、特別図柄41が変動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中であるか否かを示す特別図柄停止図柄表示フラグ73が設けられる。特別図柄停止図柄表示フラグ73は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄停止図柄表示フラグ73は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄確率変動機能が作動中であるか否かを示す特別図柄確率変動フラグ74が設けられる。特別図柄確率変動フラグ74は、特別図柄確率変動機能が作動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄確率変動フラグ74は、特別図柄確率変動機能が作動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、特別図柄変動時間短縮機能が作動中であるか否かを示す特別図柄変動時間短縮フラグ75が設けられる。特別図柄変動時間短縮フラグ75は、特別図柄41の特別図柄変動時間短縮機能が作動中でない場合には、オフ状態に設定される。一方、特別図柄変動時間短縮フラグ75は、特別図柄41の特別図柄変動時間短縮機能が作動中である場合には、オン状態に設定される。
また、主制御RAM54には、図5に示すように、主制御クロック回路53から主制御CPU51にクロック信号が入力される毎に「0」から「199」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される大当り図柄選択カウンタ81が設けられる。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、第一大当り判定テーブル記憶エリア77が設けられる。第一大当り判定テーブル記憶エリア77には、第一大当り判定テーブル56が格納される。第一大当り判定テーブル56とは、特別図柄確率変動機能が作動中でない場合に、大当りカウンタ61のカウンタ値に基づいて特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かの判定に使用されるものである。
第一大当り判定テーブル56は、図7(a)に示すように、大当りカウンタ61のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「判定結果」と、により構成される。なお、本実施形態では、大当りカウンタ61のカウンタ値が「7」である場合に、判定結果が大当りとされ、カウンタ値がそれ以外である場合に、判定結果がハズレとされる。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定される確率は、1/200に設定されている。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、第二大当り判定テーブル記憶エリア78が設けられる。第二大当り判定テーブル記憶エリア78には、第二大当り判定テーブル57が格納される。第二大当り判定テーブル57とは、特別図柄確率変動機能が作動中である場合に、大当りカウンタ61のカウンタ値に基づいて特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かの判定に使用されるものである。
第二大当り判定テーブル57は、図7(b)に示すように、大当りカウンタ61のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「判定結果」と、により構成される。なお、本実施形態では、大当りカウンタ61のカウンタ値が「7,30,50,70,90,110,130,150,170,190」である場合に、判定結果が大当りとされ、カウンタ値がそれ以外である場合に、判定結果がハズレとされる。つまり、特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると判定される確率は、10/200に設定されている。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、変動パターン選択テーブル記憶エリア82が設けられる。変動パターン選択テーブル記憶エリア82には、変動パターン選択テーブル84が格納される。大当り変動パターン選択テーブル84は、変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値に基づいて変動パターン(変動パターンコマンド)を選択する際に使用されるものである。
変動パターン選択テーブル84は、図8に示すように、演出内容毎に変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「変動パターンコマンド」と、により構成される。
なお、本実施形態においては、演出内容が大当りである場合であって変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値が「0」から「199」である場合に、変動パターンコマンドとして変動パターンコマンドD(変動時間60秒)が選択される。
また、演出内容がハズレである場合であって変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値が「0」から「179」である場合に、演出内容がハズレのうち完全ハズレであり、変動パターンコマンドとして変動パターンコマンドA(変動時間12秒)が選択される。
また、演出内容がハズレである場合であって変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値が「180」から「195」である場合に、演出内容がハズレのうちリーチハズレであり、変動パターンコマンドとして変動パターンコマンドB(変動時間30秒)が選択される。また、演出内容がハズレである場合であって変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値が「196」から「199」である場合に、演出内容がハズレのうちリーチハズレであり、変動パターンコマンドとして変動パターンコマンドC(変動時間45秒)が選択される。
また、主制御ROM55には、図6に示すように、大当り図柄選択テーブル記憶エリア83が設けられる。大当り図柄選択テーブル記憶エリア83には、大当り図柄選択テーブル85が格納される。大当り図柄選択テーブル85は、大当り判定の結果が大当りである場合に、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値に基づいて大当り図柄(大当り図柄コマンド)を選択して、大当り遊技後に確変機能が作動するか否かを選択する際に使用されるものである。
大当り図柄選択テーブル85は、図9に示すように、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「大当り図柄(大当り図柄コマンド)」と、により構成される。
なお、本実施形態においては、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「0」から「23」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄1が選択される。また、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「24」から「47」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄2が選択される。また、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「48」から「87」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄3が選択される。なお、大当り図柄3が選択された場合には、大当り遊技後に確変機能が作動することになる。また、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「88」から「111」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄4が選択される。また、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「112」から「135」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄5が選択される。また、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「136」から「159」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄6が選択される。また、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値が「160」から「199」である場合に、大当り図柄(大当り図柄コマンド)として大当り図柄37選択される。なお、大当り図柄7が選択された場合には、大当り遊技後に確変機能が作動することになる。
次に、主として遊技の演出動作を制御するサブ制御回路90の構成について、図4、及び図10から図13を用いて説明する。
サブ制御回路90は、図4に示すように、主として、サブ制御CPU91と、サブ制御ROM95と、サブ制御RAM94と、サブ制御入出力回路92と、により構成される。
これらのサブ制御CPU91とサブ制御ROM95とサブ制御RAM94とサブ制御入出力回路92とは、バスによって相互に接続されている。サブ制御ROM95には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。サブ制御RAM94には、サブ制御CPU91による処理事項が一時的に記憶される。そして、サブ制御CPU91は、サブ制御RAM94をワークエリアとし、サブ制御ROM95に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいて制御動作を実行する。サブ制御CPU91には、サブ制御クロック回路93が接続される。サブ制御クロック回路93は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎にサブ制御CPU91に入力される。
サブ制御入出力回路92は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、検知センサ15(中央検知センサ15a、左検知センサ15b及び右検知センサ15c)、回路50の主制御入出力回路52等と、電気的に接続されている。また、サブ制御入出力回路92は、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、表示制御回路100等と、電気的に接続されている。
また、サブ制御RAM94には、図10に示すように、サブ制御クロック回路93からサブ制御CPU91にクロック信号が入力される毎に「0」から「99」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される演出パターン選択カウンタ120が設けられる。
また、サブ制御RAM94には、図10に示すように、操作ボタン14の操作モード(遊技モード)が自動モードであるか否かを示す自動モードフラグ130が設けられる。自動モードフラグ130は、自動モードでない場合(手動モードである場合)には、オフ状態に設定される。一方、自動モードフラグ130は、自動モードである場合には、オン状態に設定される。
なお、この操作ボタン14の操作モード(「自動モード」及び「手動モード」)の詳細についての説明は後述する。
また、サブ制御RAM94には、図10に示すように、サブ制御クロック回路93からサブ制御CPU91にクロック信号が入力される毎に「0」から「99」まで繰り返し1ずつ加算した数値が格納される映像選択カウンタ121が設けられる。
また、サブ制御ROM95には、図11に示すように、演出パターン選択テーブル記憶エリア122が設けられる。演出パターン選択テーブル記憶エリア122には、演出パターン選択テーブル123が格納される。演出パターン選択テーブル123とは、主制御回路50により選択された変動パターンコマンドと、当該変動パターンコマンドがサブ制御回路90に受信された際の演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値とに基づいて演出パターン(演出パターンコマンド)を選択する際に使用されるものである。
演出パターン選択テーブル123は、図12に示すように、変動パターンコマンド毎に演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する「演出パターンコマンド」と、により構成される。
なお、本実施形態においては、主制御回路50により選択された変動パターンコマンドが変動パターンコマンドAである場合に、演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値に基づいて、演出パターンコマンドとして演出0・1・6の何れか一つが選択される。
また、主制御回路50により選択された変動パターンコマンドが変動パターンコマンドBである場合に、演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値に基づいて、演出パターンコマンドとして演出0・1・2・3・6・7の何れか一つが選択される。
また、主制御回路50により選択された変動パターンコマンドが変動パターンコマンドCである場合に、演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値に基づいて、演出パターンコマンドとして演出0・1・2・3・4・5・6・7・8・9の何れか一つが選択される。
また、主制御回路50により選択された変動パターンコマンドが変動パターンコマンドDである場合に、演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値に基づいて、演出パターンコマンドとして演出0・1・2・3・4・5・6・7・8・9の何れか一つが選択される。
また、サブ制御ROM95には、図11に示すように、映像選択テーブル記憶エリア124が設けられる。映像選択テーブル記憶エリア124には、映像選択テーブル125が格納される。映像選択テーブル125とは、サブ制御回路90により選択された演出パターンコマンドと、映像選択カウンタ121のカウンタ値とに基づいて操作ボタン演出映像を選択する際に使用されるものである。
ここで、「操作ボタン演出映像」とは、操作ボタン14と連動する演出映像である。操作ボタン演出映像は、遊技者に操作ボタン14の操作をするように促す(指示する)ための「操作指示映像」、及び遊技者による操作ボタン14の操作を受けて表示される所定の演出映像である「操作対応演出映像」から構成される。
映像選択テーブル125は、図13に示すように、演出パターンコマンド毎に映像選択カウンタ121のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、この「カウンタ値」に対応する操作ボタン演出映像(「操作指示映像」及び「操作対応演出映像」)と、により構成される。
例えば、本実施形態においては、演出パターンコマンドが演出0であり、映像選択カウンタ121のカウンタ値が0〜99である場合には、操作指示映像「なし」及び操作対応演出映像「なし」が選択される。また、演出パターンコマンドが演出3であり、映像選択カウンタ121のカウンタ値が0〜99である場合には、操作指示映像「あり」及び操作対応演出映像「A」が選択される。
なお、この操作ボタン演出映像(操作指示映像及び操作対応演出映像)の具体的な内容については、後述する。
次に、主として装飾図柄表示装置27の液晶表示部42の表示を制御する表示制御回路100の構成について、図4を用いて説明する。
表示制御回路100は、図4に示すように、主として、表示制御CPU101と、表示制御ROM105と、表示制御RAM104と、VDP106と、VROM107と、VRAM108と、表示制御入出力回路102と、により構成される。
これらの表示制御CPU101と表示制御ROM105と表示制御RAM104とVDP106とVROM107とVRAM108と表示制御入出力回路102とは、バスによって相互に接続されている。表示制御ROM105には、制御プログラムや各種の制御処理に使用される制御データ等が予め記憶されている。表示制御RAM104には、表示制御CPU101による処理事項が一時的に記憶されている。VROM107には、表示プログラムや各種の表示処理に使用される表示データ等が予め記憶されている。VRAM108には、VDP106による処理事項が一時的に記憶されている。なお、表示制御CPU101には、表示制御クロック回路103が接続される。表示制御クロック回路103は、クロック信号を生成し、当該クロック信号が所定周期(例えば、4ms)毎に表示制御CPU101に入力される。
表示制御CPU101は、表示制御RAM104をワークエリアとし、サブ制御CPU91から発信された各種の信号(コマンド)に基づいて表示制御ROM105に予め記憶されている制御プログラムや各種の制御データ等に基づいた信号(コマンド)を設定し、VDP106に出力する。VDP106は、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じた表示データをVROM107から選択し、LCD回路109を介して装飾図柄表示装置27に送信する。
ここで、「表示データ」とは、図柄遊技の映像を表示する複数のビデオデータ(動画データ)や、表示制御CPU101からの信号(コマンド)に応じた前記ビデオデータの表示位置や表示タイミング等に関するデータを指すものである。表示データは、サブ制御回路90で選択された演出パターンコマンドにより指定可能に構成される。つまり、VDP106は、サブ制御CPU91からのコマンドに応じて、所定の図柄遊技の映像を装飾図柄表示装置27に表示して、遊技者の興趣を高めることができる。
表示制御入出力回路102は、外部にて出力された各種の信号の受信部として、サブ制御回路90のサブ制御入出力回路92等と、電気的に接続されている。また、表示制御入出力回路102は、VDP106から発信された各種の信号(コマンド)の送信部として、LCD回路109等と、電気的に接続されている。
以下では、以上のように構成された遊技機1の遊技の流れについて、図14のフローチャートを用いて簡単に説明する。
まず、ステップS001において、遊技球が始動ゲート21を通過した場合に、普通図柄遊技が行われる。普通図柄遊技では、始動ゲート21に遊技球が通過した際に、普通図柄遊技の当り判定が行われる。普通図柄遊技の当り判定の結果は、普通図柄表示装置25に表示された普通図柄39によって遊技者に報知される。
ステップS002において、ステップS001における普通図柄遊技の当り判定の結果が当りであると、可変入賞装置23(普通電動役物)が作動して普通電動役物遊技が行われる。可変入賞装置23が作動して開放状態になると、始動口22に遊技球が入賞容易となる。
ステップS003において、ステップS002における始動口22に遊技球が入賞すると、特別図柄遊技が行われる。特別図柄遊技では、始動口22に遊技球が入賞した際に、特別図柄遊技の大当り判定が行われる。特別図柄遊技の大当り判定の結果は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41によって遊技者に報知される。
ステップS004において、ステップS003における特別図柄遊技の大当り判定が行われた後に、装飾図柄遊技が行われる。装飾図柄遊技では、特別図柄遊技の大当り判定の結果に応じた結果が、装飾図柄表示装置27の液晶表示部42(装飾図柄43・43・43)によって遊技者に報知される。
ステップS005において、ステップS003における特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであると、ステップS004における装飾図柄遊技の結果が報知された後に、大入賞装置24(特別電動役物)が作動して、特別電動役物遊技が行われる。大入賞装置24が作動すると、大入賞口32に遊技球が入賞可能となる。
次に、主制御回路50の特別図柄遊技の処理について、図15から図17のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101において、主制御CPU51は、始動口22に遊技球が入賞したか否かを判定する。
主制御CPU51は、始動口22に遊技球が入賞したと判定した場合、つまり主制御CPU51が始動口センサ29の始動口入賞信号を受信した場合には、ステップS102へ移行する。
一方、主制御CPU51は、始動口22に遊技球が入賞していないと判定した場合、つまり主制御CPU51が始動口センサ29の始動口入賞信号を受信していない場合には、ステップS104へ移行する。
ステップS102において、主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上であると判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ66のカウンタ値が「4」である場合には、ステップS104へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄遊技の(変動)保留回数が4回以上でない判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ66のカウンタ値が「4」でない場合には、ステップS103へ移行する。
ステップS103において、主制御CPU51は、現在の大当りカウンタ61や、変動パターン選択カウンタ62等、各種のカウンタのカウンタ値を読み出して、適宜のカウンタ値記憶エリア69に格納する。
主制御CPU51は、ステップS103の処理を行った後、ステップS104へ移行する。
ステップS104において、主制御CPU51は、条件装置又は大入賞装置24が作動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、条件装置又は大入賞装置24が作動中である場合、つまり条件装置作動フラグ70がオン状態又は特別電動装置作動フラグ71がオン状態である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
一方、主制御CPU51は、条件装置及び大入賞装置24が作動中でない場合、つまり条件装置作動フラグ70がオフ状態及び特別電動装置作動フラグ71がオフ状態である場合には、ステップS105へ移行する。
ステップS105において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中である場合、つまり特別図柄変動表示フラグ72がオン状態である場合には、ステップS150へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が変動中でない場合、つまり特別図柄変動表示フラグ72がオフ状態である場合には、ステップS106へ移行する。
ステップS106において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中である場合、つまり特別図柄停止図柄表示フラグ73がオン状態である場合には、ステップS122へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41が停止図柄表示時間中でない場合、つまり特別図柄停止図柄表示フラグ73がオフ状態である場合には、ステップS107へ移行する。
ステップS107において、主制御CPU51は、特別図柄遊技の変動保留回数が0回であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄遊技の変動保留回数が0回であると判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ66のカウンタ値が「0」である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
一方、主制御CPU51は、特別図柄遊技の変動保留回数が0回でないと判定した場合、つまり特図変動保留回数カウンタ66のカウンタ値が「0」でない場合には、ステップS108へ移行する。
ステップS108において、主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動中である場合、つまり特別図柄確率変動フラグ74がオン状態である場合には、ステップS109へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動中でない場合、つまり特別図柄確率変動フラグ74がオフ状態である場合には、ステップS110へ移行する。
ステップS109において、主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動時における特別図柄遊技の大当り判定を行う。
主制御CPU51は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア69に格納された大当りカウンタ61のカウンタ値と、第二大当り判定テーブル記憶エリア78に記憶された第二大当り判定テーブル57において当該カウンタ値に対応する判定結果と、により特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かを判定する。そして、大当り判定の結果が大当りであると判定すると、条件装置作動フラグ70をオフ状態からオン状態に設定する。なお、本実施形態では、大当り判定の結果が大当りであると判定される確率は、10/200に設定されている。
主制御CPU51は、ステップS109の処理を行った後、ステップS112へ移行する。
ステップS110において、主制御CPU51は、特図確率変動機能が未作動時における特別図柄遊技の大当り判定を行う。
主制御CPU51は、ステップS103において適宜のカウンタ値記憶エリア69に格納された大当りカウンタ61のカウンタ値と、第一大当り判定テーブル記憶エリア77に記憶された第一大当り判定テーブル56において当該カウンタ値に対応する判定結果と、により特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りであるか否かを判定する。そして、大当り判定の結果が大当りであると判定すると、条件装置作動フラグ70をオフ状態からオン状態に設定する。なお、本実施形態では、大当り判定の結果が大当りであると判定される確率は、1/200に設定されている。
主制御CPU51は、ステップS110の処理を行った後、ステップS112へ移行する。
ステップS112において、主制御CPU51は、変動パターン(変動パターンコマンド)及び(特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りである場合には)大当り図柄(大当り図柄コマンド)の選択を行う。
より詳細には、前述したように、大当り変動パターン選択テーブル84と、変動パターン選択カウンタ62のカウンタ値と、に基づいて変動パターン(変動パターンコマンド)を選択する。また、(特別図柄遊技の大当り判定の結果が大当りである場合には)大当り図柄選択テーブル85と、大当り図柄選択カウンタ81のカウンタ値と、に基づいて大当り図柄(大当り図柄コマンド)を選択する。
主制御CPU51は、ステップS112の処理を行った後、ステップS116へ移行する。
ステップS116において、主制御CPU51は、ステップS112において選択された変動パターンコマンド及び大当り図柄コマンドをサブ制御回路90に送信する。
主制御CPU51は、ステップS116の処理を行った後、ステップS117へ移行する。
ステップS117において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41の変動を開始させる。
主制御CPU51は、ステップS117の処理を行った後、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
また、ステップS105から移行されたステップS118において、主制御CPU51は、特別図柄41の変動時間が予め設定された所定の特別図柄変動時間(変動パターン)を経過したか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄41の変動時間が特別図柄変動時間を経過した場合、つまり特図用タイマカウンタ63のカウンタ値がステップS112において選択された変動パターンを経過した場合には、ステップS119へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄41の変動時間が特別図柄変動時間を経過していない場合、つまり特図用タイマカウンタ63のカウンタ値がステップS112において選択された変動パターンを経過していない場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
ステップS119において、主制御CPU51は、確定信号をサブ制御回路90へ送信する。
主制御CPU51は、ステップS119の処理を行った後、ステップS120へ移行する。
ステップS120において、主制御CPU51は、特別図柄表示装置26に表示された特別図柄41の変動を停止させる。
主制御CPU51は、ステップS120の処理を行った後、ステップS121へ移行する。
ステップS121において、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間(特別図柄停止図柄表示時間)を設定する。
主制御CPU51は、ステップS121の処理を行った後、ステップS122へ移行する。
ステップS122において、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間が、ステップS121において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過したか否かを判定する。
主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間が特別図柄停止図柄表示時間を経過した場合、つまり特図用タイマカウンタ63のカウンタ値が、ステップS121において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過した場合には、ステップS123へ移行する。
一方、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の表示時間が特別図柄停止図柄表示時間を経過していない場合、つまり特図用タイマカウンタ63のカウンタ値が、ステップS121において設定された特別図柄停止図柄表示時間を経過していない場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
ステップS123において、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせであるか(所定の当り図柄であるか)否かを判定する。
主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせである(所定の当り図柄である)場合、つまり条件装置作動フラグ70がオン状態である場合には、ステップS134へ移行する。
一方、主制御CPU51は、変動を停止した特別図柄41の組み合わせが条件装置を作動させることとなる図柄の組み合わせでない(所定の当り図柄でない)場合、つまり条件装置作動フラグ70がオフ状態である場合には、ステップS124へ移行する。
ステップS124において、主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能が作動中である場合、つまり特別図柄変動時間短縮フラグ75がオン状態である場合には、ステップS125へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能が作動中でない場合、つまり特別図柄変動時間短縮フラグ75がオフ状態である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
ステップS125において、主制御CPU51は、前回の条件装置の作動が、特別図柄変動時間短縮機能が予め設定された特別図柄41の変動回数だけ作動する図柄の組み合わせによる作動であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、前回の条件装置の作動が、特別図柄変動時間短縮機能が予め設定された特別図柄41の変動回数だけ作動する図柄の組み合わせによる作動である場合には、ステップS126へ移行する。
一方、主制御CPU51は、前回の条件装置の作動が、特別図柄変動時間短縮機能が予め設定された特別図柄41の変動回数だけ作動する図柄の組み合わせによる作動でない場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
ステップS126において、主制御CPU51は、前回の条件装置の作動が、特別図柄変動時間短縮機能が予め設定された特別図柄41の変動回数だけ作動する図柄の組み合わせによる作動である場合に、当該作動中の特別図柄41の変動回数を計測する。
主制御CPU51は、ステップS126の処理を行った後、ステップS127へ移行する。
ステップS127において、主制御CPU51は、ステップS126において計測された特別図柄41の変動回数が、予め設定された所定の回数に到達したか否かを判定する。
主制御CPU51は、主制御CPU51は、ステップS126において計数された特別図柄41の変動回数が、予め設定された所定の回数に到達したと判定した場合、つまり特図用変動回数カウンタ65のカウンタ値が、予め設定された所定の回数に到達した場合には、ステップS128へ移行する。
一方、主制御CPU51は、主制御CPU51は、ステップS126において計測された特別図柄41の変動回数が、予め設定された所定の回数に到達していないと判定した場合、つまり特図用変動回数カウンタ65のカウンタ値が、予め設定された所定の回数に到達していない場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
ステップS128において、主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS128の処理を行った後、ステップS129へ移行する。
ステップS129において、主制御CPU51は、普通図柄遊技における可変入賞装置23の開放時間延長機能(普通電動役物開放時間延長機能)の作動を終了する。
なお、普通電動役物開放時間延長機能とは、1回当りの可変入賞装置23が開放状態となる時間が、当該普通電動役物開放時間延長機能の作動前の時間と比較して相対的に延長される機能である。
主制御CPU51は、ステップS129の処理を行った後、ステップS130へ移行する。
ステップS130において、主制御CPU51は、普通図柄変動時間短縮機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS130の処理を行った後、ステップS131へ移行する。
ステップS131において、主制御CPU51は、普通図柄確率変動機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS131の処理を行った後、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
また、ステップS123から移行されたステップS134において、主制御CPU51は、条件装置の作動を開始する。
主制御CPU51は、ステップS134の処理を行った後、ステップS135へ移行する。
ステップS135において、主制御CPU51は、役物連続作動装置の作動を開始する。
主制御CPU51は、ステップS135の処理を行った後、ステップS136へ移行する。
ステップS136において、主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動中である場合、つまり特別図柄確率変動フラグ74がオン状態である場合には、ステップS137へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能が作動中でない場合、つまり特別図柄確率変動フラグ74がオフ状態である場合には、ステップS138へ移行する。
ステップS137において、主制御CPU51は、特別図柄確率変動機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS137の処理を行った後、ステップS138へ移行する。
ステップS138において、主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する。
主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能が作動中である場合、つまり特別図柄変動時間短縮フラグ75がオン状態である場合には、ステップS139へ移行する。
一方、主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能が作動中でない場合、つまり特別図柄変動時間短縮フラグ75がオフ状態である場合には、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
ステップS139において、主制御CPU51は、特別図柄変動時間短縮機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS139の処理を行った後、ステップS140へ移行する。
ステップS140において、主制御CPU51は、普通図柄遊技における可変入賞装置23の開放時間延長機能(普通電動役物開放時間延長機能)の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS140の処理を行った後、ステップS141へ移行する。
ステップS141において、主制御CPU51は、普通図柄変動時間短縮機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS141の処理を行った後、ステップS142へ移行する。
ステップS142において、主制御CPU51は、普通図柄確率変動機能の作動を終了する。
主制御CPU51は、ステップS142の処理を行った後、主制御回路50の特別図柄遊技の処理を、図14のフローチャートに戻す。
次に、サブ制御回路90の処理について、図18のフローチャートを用いて説明する。
ステップS201において、サブ制御CPU91は、操作ボタン14(中央操作ボタン14a、左操作ボタン14b及び右操作ボタン14c)が同時に操作(押下)された状態(オン状態)になったか否かを判定する。
具体的には、遊技者が操作ボタン14を押し込む(押下する)操作を行うと、当該操作ボタン14のオン状態(操作された状態)が検知センサ15によって検知される。検知センサ15は、操作ボタン14のオン状態を検知すると、当該操作に基づくコマンド(以下では、「押しボタン押下コマンド」と称する)をサブ制御回路90へと送信する。押しボタンコマンドは、操作の有り無し(オン状態かオフ状態か)の情報と、当該操作のタイミングの情報と、を含んでいる。サブ制御CPU91は、3つの操作ボタン14からの押しボタン押下コマンドを同時に受信した時点で、当該3つの操作ボタン14が同時に操作された状態(オン状態)になったと判定する。
サブ制御CPU91は、操作ボタン14が同時に操作(押下)された状態(オン状態)になったと判定した場合には、ステップS202へ移行する。
サブ制御CPU91は、操作ボタン14が同時に操作(押下)された状態(オン状態)になっていないと判定した場合には、ステップS204へ移行する。
ステップS202において、サブ制御CPU91は、現在、操作ボタン14の操作モードが手動モードであるか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、操作ボタン14の操作モードが手動モードである、つまり自動モードフラグ130がオフ状態であると判定した場合には、ステップS203に移行する。
サブ制御CPU91は、操作ボタン14の操作モードが手動モードではない、つまり自動モードフラグ130がオン状態である(自動モードである)と判定した場合には、ステップS204に移行する。
ステップS203において、サブ制御CPU91は、操作ボタン14の操作モードを手動モードから自動モードに切り換える。すなわち、サブ制御CPU91は、自動モードフラグ130をオフ状態からオン状態に切り換える。
サブ制御CPU91は、ステップS203の処理を行った後、ステップS204へ移行する。
ステップS204において、サブ制御CPU91は、主制御回路50から変動パターンコマンド及び(特定図柄遊技の大当り判定の結果が大当りである場合には)大当り図柄コマンドを受信したか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、主制御回路50から変動パターンコマンド及び(特定図柄遊技の大当り判定の結果が大当りである場合には)大当り図柄コマンドを受信したと判定した場合には、ステップS205へ移行する。
一方、サブ制御CPU91は、主制御回路50から変動パターンコマンド及び(特定図柄遊技の大当り判定の結果が大当りである場合には)大当り図柄コマンドを受信していないと判定した場合には、ステップS207へ移行する。
ステップS205において、サブ制御CPU91は、演出パターン(演出パターンコマンド)の選択の処理を行う。
より詳細には、前述したように、演出パターン選択テーブル123と、演出パターン選択カウンタ120のカウンタ値と、に基づいて演出パターン(演出パターンコマンド)を選択する。
サブ制御CPU91は、ステップS205の処理を行った後、ステップS206へ移行する。
ステップS206において、サブ制御CPU91は、選択された演出パターンコマンドを表示制御回路100に送信する。
サブ制御CPU91は、ステップS206の処理を行った後、ステップS207へ移行する。
ステップS207において、サブ制御CPU91は、装飾図柄43・43・43の変動を停止するために、主制御回路50から確定信号(変動停止コマンド)を受信したか否かを判定する。
サブ制御CPU91は、主制御回路50から変動停止コマンドを受信したと判定した場合には、ステップS208へ移行する。
一方、サブ制御CPU91は、主制御回路50から変動停止コマンドを受信していないと判定した場合には、サブ制御回路90の表示の処理を終了する。
ステップS208において、サブ制御CPU91は、変動停止コマンドを表示制御回路100に送信する。
サブ制御CPU91は、ステップS208の処理を行った後、サブ制御回路90の表示の処理を終了する。
次に、図19のフローチャートを用いて、表示制御回路100の処理について説明する。
ステップS301において、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から演出パターンコマンドを受信したか否かを判定する。
表示制御CPU101は、サブ制御回路90から演出パターンコマンドを受信したと判定した場合には、ステップS302へ移行する。
一方、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から演出パターンコマンドを受信していないと判定した場合には、表示制御回路100の処理を終了する。
ステップS302において、表示制御CPU101は、ステップS301にて受信した演出パターンコマンドに基づいた図柄遊技の映像を装飾図柄表示装置27に表示する。
こうして、ステップS302において、演出パターンコマンドに基づいた図柄遊技の映像の表示が開始される。より詳細には、装飾図柄43・43・43の変動の映像の表示が開始され、演出映像の表示が開始される。
表示制御CPU101は、ステップS302の処理を行った後、ステップS303へ移行する。
ステップS303において、表示制御CPU101は、ステップS301にて受信した演出パターンコマンド、映像選択カウンタ121及び映像選択テーブル125に基づいて、ステップS302にて表示が開始された図柄遊技の映像に操作ボタン演出映像が含まれるか否か(操作ボタン演出映像の有無)を判定する。
具体的には、演出パターンコマンドが演出0であり、映像選択カウンタ121のカウンタ値が0〜99である場合、及び演出パターンコマンドが演出1であり、映像選択カウンタ121のカウンタ値が0〜99である場合(すなわち、操作指示映像及び操作対応演出映像が「なし」である場合)には、表示制御CPU101は図柄遊技の映像に操作ボタン演出映像が含まれないと判定する。
また、その他の場合には、表示制御CPU101は図柄遊技の映像に操作ボタン演出映像が含まれると判定する。
表示制御CPU101は、図柄遊技の映像に操作ボタン演出映像が含まれると判定した場合には、ステップS304へ移行する。
表示制御CPU101は、図柄遊技の映像に操作ボタン演出映像が含まれないと判定した場合、ステップS305へ移行する。
ステップS304において、表示制御CPU101は、操作ボタン演出映像の表示に関する処理を行う。
なお、操作ボタン演出映像の表示に関する処理についての詳細な説明は後述する。
表示制御CPU101は、ステップS304の処理を行った後、ステップS305へ移行する。
ステップS305において、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から変動停止コマンド(確定信号)を受信したか否かを判定する。
表示制御CPU101は、サブ制御回路90から変動停止コマンドを受信したと判定した場合には、ステップS306へ移行する。
一方、表示制御CPU101は、サブ制御回路90から変動停止コマンドを受信していないと判定した場合には、表示制御回路100の処理を終了する。
ステップS306において、表示制御CPU101は、ステップS301にて受信した演出パターンコマンドに基づいた図柄遊技の映像の表示を終了する。
すなわち、演出映像の表示が終了し、装飾図柄43・43・43の変動の映像の表示が終了する。
表示制御CPU101は、ステップS306の処理を行った後、表示制御回路100の処理を終了する。
なお、ステップS302からステップS306までにおいて装飾図柄表示装置27に表示された演出映像が、装飾図柄43・43・43の変動1回分に当る図柄遊技の映像となる。このように、装飾図柄43・43・43の変動1回分に当る図柄遊技の映像は、演出パターンコマンドに基づいて装飾図柄表示装置27に表示される。
次に、表示制御回路100の操作ボタン演出映像の表示に関する処理について説明する。
まず、操作ボタン演出映像(操作指示映像及び操作対応演出映像)の具体的な内容について説明する。
操作指示演出映像は、遊技者に操作ボタン14の操作を促すための映像である。操作指示演出映像は、図20に示すように、セリフ欄46、押しボタン47及び矢印48により構成される。
セリフ欄46は、所定のセリフ(文字列)を表示させるものである。セリフ欄46は、装飾図柄表示装置27の下部に表示される。本実施形態においては、所定のセリフとして、セリフ欄46には「○○○○○○・・・」との文字列が表示される。
押しボタン47は、操作ボタン14(特に、中央操作ボタン14a)を模した映像である。押しボタン47は、装飾図柄表示装置27の下部であって、セリフ欄46の右隣に表示される。
矢印48は、押しボタン47を上方から指し示すものである。矢印48は下向きの状態で、押しボタン47の上部に表示される。
このように操作ボタン14を模した映像(押しボタン47)と、当該押しボタン47を押し込む方向を向いた矢印48を装飾図柄表示装置27に表示させることによって、遊技者に操作ボタン14を操作するように促すことができる。
操作対応演出映像は、操作指示演出映像のセリフ欄46に表示されたセリフの続きを表示するための映像である。操作対応演出映像は、図21に示すように、セリフ欄(セリフ欄46A、セリフ欄46B又はセリフ欄46C)により構成される。
図21(a)に示すセリフ欄46Aは、映像選択テーブル125(図13参照)に基づいて操作対応演出映像「A」が選択されている場合に、当該操作対応演出映像「A」に対応する所定のセリフを表示させるものである。セリフ欄46Aの外形及び表示位置は、操作指示演出映像におけるセリフ欄46と同様である。本実施形態においては、操作対応演出映像「A」に対応する所定のセリフとして、セリフ欄46Aには「△△△△△△!?」との文字列が表示される。
図21(b)に示すセリフ欄46Bは、映像選択テーブル125(図13参照)に基づいて操作対応演出映像「B」が選択されている場合に、当該操作対応演出映像「B」に対応する所定のセリフを表示させるものである。セリフ欄46Bの外形及び表示位置は、操作指示演出映像におけるセリフ欄46と同様である。本実施形態においては、操作対応演出映像「B」に対応する所定のセリフとして、セリフ欄46Bには「□□□□□□!!」との文字列が表示される。
なお、セリフ欄46Bに表示されるセリフは、セリフ欄46Aに表示されるセリフに比べて、遊技者の期待感を煽るような内容になるように設定される。
図21(c)に示すセリフ欄46Cは、映像選択テーブル125(図13参照)に基づいて操作対応演出映像「C」が選択されている場合に、当該操作対応演出映像「C」に対応する所定のセリフを表示させるものである。セリフ欄46Cの外形及び表示位置は、操作指示演出映像におけるセリフ欄46と同様である。本実施形態においては、操作対応演出映像「C」に対応する所定のセリフとして、セリフ欄46Cには「××××××!!」との文字列が表示される。
なお、セリフ欄46Cに表示されるセリフは、セリフ欄46Bに表示されるセリフに比べて、遊技者の期待感を煽るような内容になるように設定される。また、さらに遊技者の期待感を煽るように、セリフ欄46Cに表示されるセリフは、セリフ欄46Bに表示されるセリフよりも大きく表示され、かつセリフ欄46Bに表示されるセリフとは異なる色で表示される。
次に、図22のフローチャートを用いて、表示制御回路100の操作ボタン演出映像の表示に関する処理について詳細に説明する。また、当該説明と併せて、操作ボタン14の操作モード(「手動モード」及び「自動モード」)の詳細についても説明する。
ここで、「手動モード」とは、操作指示演出映像が表示されている期間中に操作ボタン14が操作される(検知センサ15によりオン状態が検知される)ことで、操作対応演出映像が表示されるモードである。
また、「自動モード」とは、操作指示演出映像が表示されている期間中に操作ボタン14が操作されなくても(検知センサ15によりオン状態が検知されなくても)、所定時間が経過した時点で操作対応演出映像が表示されるモードである。
ステップS401において、表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27に操作指示映像を表示させる(図20参照)。
表示制御CPU101は、ステップS401の処理を行った後、ステップS402へ移行する。
ステップS402において、表示制御CPU101は、操作指示期間が経過したか否かを判定する。
ここで、「操作指示期間」とは、ステップS401にて表示制御CPU101が装飾図柄表示装置27に操作指示映像を表示させた時点から、所定の時間が経過するまでの期間をいう。当該操作指示期間(所定の時間の値)は、予め設定されている。
表示制御CPU101は、操作指示期間が経過したと判定した場合、ステップS403へ移行する。
表示制御CPU101は、操作指示期間が経過していないと判定した場合、ステップS404へ移行する。
ステップS403において、表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27に表示させていた操作指示映像を消去する。
表示制御CPU101は、ステップS403の処理を行った後、表示制御回路100の操作ボタン演出映像の表示に関する処理を終了する。
一方、ステップS402から移行したステップS404において、表示制御CPU101は、現在、操作ボタン14の操作モードが自動モードであるか否かを判定する。表示制御CPU101は、サブ制御回路90から受信する自動モードフラグ130に関する信号に基づいて、自動モードであるか否かの判定を行う。
表示制御CPU101は、操作ボタン14の操作モードが自動モードではない(手動モードである)、つまり自動モードフラグ130がオフ状態であると判定した場合、ステップS405に移行する。
表示制御CPU101は、操作ボタン14の操作モードが自動モードである、つまり自動モードフラグ130がオン状態であると判定した場合、ステップS406に移行する。
ステップS405において、表示制御CPU101は、操作ボタン14のいずれかが操作されたか否か(オン状態か否か)を判定する。
具体的には、遊技者が操作ボタン14を押し込む操作(押下操作)を行うと、当該操作ボタン14の押しボタン押下コマンドがサブ制御回路90を介して表示制御回路100へと送信される。表示制御CPU101は、3つの操作ボタン14のいずれかの押しボタン押下コマンドを受信した場合、操作ボタン14のいずれかが操作された(オン状態になった)と判定する。
表示制御CPU101は、操作ボタン14のいずれかが操作された(オン状態になった)と判定した場合、ステップS409へ移行する。
表示制御CPU101は、操作ボタン14のいずれも操作されていない(オン状態になっていない)と判定した場合、表示制御回路100の操作ボタン演出映像の表示に関する処理を終了する。
一方、ステップS404から移行したステップS406において、表示制御CPU101は、自動表示待ち期間が経過したか否かを判定する。
ここで、「自動表示待ち期間」とは、ステップS401にて表示制御CPU101が装飾図柄表示装置27に操作指示映像を表示させた時点から、所定の時間が経過するまでの期間をいう。当該自動表示待ち期間(所定の時間の値)は、操作指示期間よりも短い期間になるように、予め設定されている。
表示制御CPU101は、自動表示待ち期間が経過していないと判定した場合、ステップS407へ移行する。
表示制御CPU101は、自動表示待ち期間が経過したと判定した場合、ステップS409へ移行する。
ステップS407において、表示制御CPU101は、操作ボタン14のいずれかが操作されたか否か(オン状態か否か)を判定する。
表示制御CPU101は、操作ボタン14のいずれかが操作された(オン状態になった)と判定した場合、ステップS408へ移行する。
表示制御CPU101は、操作ボタン14のいずれも操作されていない(オン状態になっていない)と判定した場合、表示制御回路100の操作ボタン演出映像の表示に関する処理を終了する。
ステップS408において、表示制御CPU101は、操作ボタン14の操作モードを自動モードから手動モードに切り換える。すなわち、表示制御CPU101は、自動モードフラグ130をオン状態からオフ状態に切り換える。
表示制御CPU101は、ステップS408の処理を行った後、ステップS409へ移行する。
ステップS409において、表示制御CPU101は、装飾図柄表示装置27に表示させていた操作指示映像を消去すると共に、操作対応演出映像を表示させる(図21参照)。
この際、表示制御CPU101は、映像選択テーブル125(図13参照)に基づいて選択されている操作対応演出映像(「A」〜「C」)に対応する映像(図21(a)〜(c))を表示させる。
表示制御CPU101は、ステップS409の処理を行った後、表示制御回路100の操作ボタン演出映像の表示に関する処理を終了する。
なお、説明の便宜上、本実施形態においては、ステップS401において表示制御CPU101が必ず操作指示映像を表示させるものとしているが、実際には、すでに操作指示映像が装飾図柄表示装置27に表示されている場合には、表示制御CPU101は当該ステップS401の処理を行うことなくステップS402へ移行する(ステップS401の処理をスキップする)。
これによって、例えば遊技機1が自動モードである場合、一度操作指示映像が表示された後(ステップS401)、自動表示待ち時間が経過しておらず(ステップS406)、操作ボタン14も操作されていない場合に(ステップS407)、再度ステップS401の処理が行われるときには、操作指示映像を表示させる処理(ステップS401)をスキップすることができる。
以上の如く、操作ボタン演出映像の表示に関する処理においては、操作ボタン14の操作モードが手動モードである場合、操作指示期間中に(ステップS402)遊技者が操作ボタン14を操作する(ステップS405)ことによって、装飾図柄表示装置27に操作対応演出映像が表示される(ステップS409)。
このように、手動モードにおいては、遊技者は、装飾図柄表示装置27に表示された操作指示映像(セリフ欄46、押しボタン47及び矢印48)を見て(図20参照)、操作ボタン14を押すように促される。遊技者が操作ボタン14を押すと、操作指示映像が操作対応演出映像(セリフ欄46A、セリフ欄46B又はセリフ欄46C)に切り換わり(図21参照)、当該映像に応じて当該遊技者の期待感が煽られることになる。
また、操作ボタン14の操作モードが自動モードである場合、操作指示期間中に操作ボタン14が操作されることなく自動表示待ち期間が経過すると(ステップS406)、その時点で装飾図柄表示装置27に操作対応演出映像が表示される(ステップS409)。
このように、自動モードにおいては、遊技者は、操作ボタン14を操作しなくても、操作指示映像を自動的に操作対応演出映像に切り換えることができる。すなわち遊技者は、予め操作ボタン14の操作モードを自動モードに切り換えておけば、操作ボタン14を操作することなく、操作ボタン14を操作した場合と同様の映像を見ることができる。
さらに、操作ボタン14の操作モードが自動モードであっても、自動表示待ち期間中に操作ボタン14が操作されると(ステップS407)、当該自動モードが手動モードに切り換えられ(ステップS408)、装飾図柄表示装置27に操作対応演出映像が表示される(ステップS409)。
このように、自動モードにおいて遊技者が操作ボタン14を操作した場合には、当該遊技者が手動モードでの遊技を望んでいるか、又は遊技機1が自動モードに設定されていることに気づいていないことが推認される。この場合には、当該操作に応じて自動モードから手動モードに切り換えると共に、操作対応演出映像を表示することで、当該遊技者に違和感を与えることなく映像の表示を切り換えることができる。
特に、遊技者が、操作モードが自動モードに設定されていることに気づいていない場合(例えば、当該遊技者の前にこの遊技機1で遊技を行っていた遊技者が自動モードに設定していた場合等)には、遊技者は自動モードとは気づかずに、操作指示映像に促されて操作ボタン14を操作すると考えられる。本実施形態においては、この操作が行われた場合には自動モードを手動モードに切り換えると共に、手動モードと同様に操作指示映像を操作対応演出映像に切り換える。これによって、当該遊技者が意識しなくても自動モードを手動モードに切り換えることができる。また、自動モードであっても遊技者の操作に応じて映像を切り換えることができるため、「操作指示期間中に操作ボタン14を操作しても遊技機1の映像が切り換わらない状態」が無く、遊技機1が故障していると遊技者に勘違いさせることを防止することができる。さらに、自動モードから手動モードへと切り換える際の操作ボタン14の操作は、操作指示映像から操作対応演出映像に切り換える際に通常行う操作(操作ボタン14のいずれかを押下する操作)と同一であるため、遊技者が自動モードを解除する(手動モードに切り換える)方法が分からずに困惑することも防止することができる。
以上の如く、本実施形態に係る遊技機1(パチンコ遊技機)は、
遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される始動口22と、
遊技球が入球可能な開放状態及び入球不能な閉鎖状態の相互間で切り換えられるものであって、大当りと判定された場合に開放状態とされる特別入球口(大入賞口32)と、
大当りであるか否かの判定結果を報知する報知映像を表示する表示装置(装飾図柄表示装置27)と、
遊技者が操作可能な操作手段(操作ボタン14)と、
前記操作手段の操作を検知する検知手段(検知センサ15)と、
前記報知映像において、前記操作手段の操作を指示する操作指示映像を表示すると共に、当該操作指示映像の後に所定の演出映像を表示する表示制御手段(表示制御回路100)と、
前記操作指示映像の表示期間中に前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に前記所定の演出映像を表示する手動モードと、前記操作指示映像の表示期間中に前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知されなくても前記所定の演出映像を表示する自動モードとの何れかに遊技モード(操作モード)を設定するモード設定手段(サブ制御回路90及び表示制御回路100)と、
を具備し、
前記モード設定手段は、
前記遊技モードを前記手動モードから前記自動モードに切り換える自動モード化手段(サブ制御回路90)と、
前記遊技モードを前記自動モードから前記手動モードに切り換える手動モード化手段(表示制御回路100)と、
を備え、
前記手動モード化手段は、前記遊技モードが前記自動モードに設定されている状態で前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に(ステップS407)、前記遊技モードを前記手動モードに切り換える(ステップS408)ものである。
このように構成することにより、自動モードに設定された状態で自動モードを知らない遊技者が遊技した場合に当該遊技者が困惑するのを防止することができる。
なお、本実施形態においては、遊技機1は3つの操作ボタン14(中央操作ボタン14a、左操作ボタン14b及び右操作ボタン14c)を備えるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、操作ボタン14の個数を限定するものではない。
また、本実施形態においては、3つの操作ボタン14が同時に操作(押下)された状態(オン状態)になった場合(第2操作)に手動モードから自動モードに切り換えられるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、特定の操作ボタン14を長押し(所定時間以上押下し続ける)する等の、演出の際に通常用いる操作とは異なる操作により自動モードに切り換える構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、3つの操作ボタン14のいずれかを操作することで操作対応演出映像が表示されたり(ステップS409)、手動モードに切り換えられたり(ステップS408)するものとしたが、当該3つの操作ボタン14はその他の演出に用いることも可能である。例えば、装飾図柄表示装置27に複数の選択肢を表示し、左操作ボタン14b又は右操作ボタン14cによる操作で当該選択肢を選択可能とし、中央操作ボタン14aによる操作で当該選択肢に決定する等の演出に用いることも可能である。
また、本実施形態においては、操作ボタン14を1回押下することで、操作指示映像を操作対応演出映像へと切り換えるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、操作ボタン14を所定回数押下(連打)することで、操作対応演出映像を表示させること等も可能である。
また、本実施形態においては、操作指示映像を操作対応演出映像へと切り換えるための操作(以下、単に「映像切換操作」と称す)(ステップS405)と、自動モードを手動モードに切り換えるための操作(以下、単に「モード切換操作」と称す)(ステップS408)は、同一の操作(操作ボタン14の押下)であるものとして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、異なる操作であっても良い。例えば、映像切換操作(ステップS405)が操作ボタン14の連打であり、モード切換操作(ステップS408)が操作ボタン14を1回押下する操作であっても良い。
また、特に、モード切換操作(ステップS408)を、映像切換操作(ステップS405)を行う際に不可欠となる操作に設定しておくことで、自動モードから手動モードへの切り換えを確実に行うことができる。
例えば、映像切換操作(ステップS405)が操作ボタン14を連打する操作であり、モード切換操作(ステップS408)が操作ボタン14を1回押下する操作であれば、遊技者が自動モードであることに気づかず、映像切換操作を行うつもりで操作ボタン14を連打すれば、必然的にモード切換操作を行うことになる。
また、本実施形態の如く、自動モードから手動モードへの切り換えは、自動表示待ち期間(ステップS406)に限って可能な構成とすることで、遊技者の誤操作(自動モードに設定した遊技者が誤って操作ボタン14に触れて、当該遊技者の意に反して手動モードに戻ってしまうこと)の発生を抑制することができる。ただし、本発明はこれに限るものではなく、自動モードから手動モードへの切り換えは、自動表示待ち期間に限らず常時可能な構成とすることも可能である。
また、本実施形態に係る操作指示映像及び操作対応演出映像は、図柄遊技の映像の一例であり、本発明は当該図柄遊技の映像を限定するものではない。
また、本実施形態においては、本発明に係る操作手段の一実施形態として操作ボタン14を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、遊技者が操作可能な種々の操作具(レバーやダイヤル等)を操作手段として用いることも可能である。
また、本実施形態においては、所定の演出映像(操作対応演出映像)を表示するために用いられる操作ボタン14(操作手段)を操作することによって、操作モードを手動モードから自動モードに切り換えることが可能であり、かつ自動モードから手動モードに切り換えることが可能であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、操作モードを手動モードから自動モードに切り換えるための操作手段は、操作ボタン14とは別に設けられるもの(例えば、操作モードを切り換えるための専用の操作手段)であっても良い。また、当該(操作ボタン14とは別に設けられる)操作手段を操作することによっても、操作モードを自動モードから手動モードに切り換えることができる構成とすることも可能である。
1:遊技機,14:操作ボタン,15:検知センサ,22:始動口,27:装飾図柄表示装置,32:大入賞口,50:主制御回路,90:サブ制御回路,91:サブ制御CPU,100:表示制御回路,101:表示制御CPU

Claims (1)

  1. 遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される始動口と、
    遊技球が入球可能な開放状態及び入球不能な閉鎖状態の相互間で切り換えられるものであって、大当りと判定された場合に開放状態とされる特別入球口と、
    大当りであるか否かの判定結果を報知する報知映像を表示する表示装置と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    前記操作手段の操作を検知する検知手段と、
    前記報知映像において、前記操作手段の操作を指示する操作指示映像を表示すると共に、当該操作指示映像の後に所定の演出映像を表示する表示制御手段と、
    前記操作指示映像の表示期間中に前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に前記所定の演出映像を表示する手動モードと、前記操作指示映像の表示期間中に前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知されなくても前記所定の演出映像を表示する自動モードとの何れかに遊技モードを設定するモード設定手段と、
    を具備し、
    前記モード設定手段は、
    前記遊技モードを前記手動モードから前記自動モードに切り換える自動モード化手段と、
    前記遊技モードを前記自動モードから前記手動モードに切り換える手動モード化手段と、
    を備え、
    前記手動モード化手段は、前記遊技モードが前記自動モードに設定されている状態で前記検知手段により前記操作手段のオン状態が検知された場合に、前記遊技モードを前記手動モードに切り換える、
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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