JP2014225696A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御ゲート線間の容量を低減でき、かつ、高集積化が実現された半導体装置を提供する。
【解決手段】シリコン基板101側から第1の拡散層156、チャネル領域211、第2の拡散層150がこの順に形成された柱状シリコン層121と、柱状シリコン層121を間に挟んで対称な2つの方向に沿ってそれぞれ浮遊ゲート133、134が配置され、柱状シリコン層121を間に挟んで、上記2つの方向以外の互いに対称な2つの方向に沿って制御ゲート線147が配置されている。柱状シリコン層121と浮遊ゲート133、14との間にはトンネル絶縁膜127が形成されている。制御ゲート線147は、浮遊ゲート133、134と柱状シリコン層121とを囲むように、インターポリ絶縁膜145を間に介在させて配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置、および、半導体装置の製造方法に関する。
基板上の小さな占有面積で浮遊ゲートと制御ゲートの間の容量を大きくすることができ、優れた書き込み、消去効率を有するとともに、半導体基板の表面に形成された柱状半導体層の側壁に柱状半導体層を取り囲むように形成された浮遊ゲート及び制御ゲートを有するメモリセルからなるフラッシュメモリが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
このような浮遊ゲートが柱状半導体層を取り囲む構造では、制御ゲートが浮遊ゲートを取り囲むことになるため、制御ゲート線の幅が大きくなり、メモリセルアレイとしたときに制御ゲート線の間隔が小さくなる。そのため、制御ゲート線間での容量が増大する。その一方で、制御ゲート線間の距離を広くすると集積度が低下してしまう。
また、浮遊ゲートと制御ゲートとの間の容量を大きくするために、Tri-Control Gate Surrounding Gate Transistor (TCG-SGT) Flash Memory Cellが提案された(例えば、非特許文献1を参照)。
このTCG-SGTフラッシュメモリセルでは、制御ゲートが、浮遊ゲートの側面とともに、浮遊ゲートの上面と下面とを覆う構造を有するため、浮遊ゲートと制御ゲートとの間の容量を大きくすることができ、書き込み、消去が容易になる。しかしながら、このような制御ゲートが浮遊ゲートの上面と下面とを覆う構造を製造することは容易ではない。
また、ゲート配線と基板間の寄生容量を低減するため、従来のMOSトランジスタでは、第1の絶縁膜を用いている。例えばFinFET(例えば、非特許文献2を参照)では、1つのフィン状半導体層の周囲に形成した第1の絶縁膜をエッチバックし、フィン状半導体層を露出させることで、ゲート配線と基板間の寄生容量を低減している。
SGT(Surrounding Gate Transistor)フラッシュメモリセルにおいても、ゲート配線と基板間の寄生容量を低減するため、このような第1の絶縁膜を用いることが有効である。しかしながら、SGTフラッシュメモリセルでは、フィン状半導体層に加え、柱状半導体層を形成するための工夫が必要である。
特開平8-148587号公報
Takuya Ohba, Hiroki Nakamura, Hiroshi Sakuraba, Fujio Masuoka, "A novel tri-control gate surrounding gate transistor (TCG-SGT) nonvolatile memory cell for flash memory", Solid-State Electronics, Vol.50, No.6, pp.924-928, June 2006 High performance 22/20nm FinFET CMOS devices with advanced high-K/metal gate scheme, IEDM2010 CC.Wu, et. al, 27.1.1-27.1.4.
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、制御ゲート線間の容量を低減でき、かつ、高集積化が実現された半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る半導体装置は、
基板側から第1の拡散層、チャネル領域及び第2の拡散層がこの順に形成された四角柱状の柱状半導体層と、
前記チャネル領域を挟むように、トンネル絶縁膜を間に介在させて配置された2個の浮遊ゲートと、
前記2個の浮遊ゲートと前記チャネル領域とを囲むように、インターポリ絶縁膜を間に介在させて配置された制御ゲート線と、を備え、
前記2個の浮遊ゲートは、前記チャネル領域を挟むように前記制御ゲート線の方向に配置されることを特徴とする。
前記柱状半導体層は四角柱であって、前記制御ゲート線に対し垂直方向の前記浮遊ゲートの幅は、前記制御ゲート線方向に対し垂直方向の前記柱状半導体層の幅と同じであることが好ましい。
前記浮遊ゲートは、その3つの側壁が前記制御ゲート線に囲まれることが好ましい。
前記第1の拡散層が上部に形成されたフィン状半導体層を備え、前記制御ゲート線の方向の前記柱状半導体層の幅は、前記フィン状半導体層の幅と同じであり、前記フィン状半導体層の方向は、前記制御ゲート線の方向に対し垂直であることが好ましい。
本発明によれば、制御ゲート線間の容量を低減でき、かつ、高集積化が実現された半導体装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の斜視図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 ((A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、(B)は(A)のX−X’線での断面図であり、(C)は(A)のY−Y’線での断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の範囲は、以下に示す実施形態によって限定されない。
図1に示すように、本実施形態に係る半導体装置は、基板側から、第1の拡散層203、チャネル領域210及び第2の拡散層202がこの順に形成され、上下方向(Z軸方向)に沿って延びる四角柱状の柱状半導体層201を備えている。柱状半導体層201を間に挟み、互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、それぞれ浮遊ゲート206、207が配置されている。柱状半導体層201を間に挟み、その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線209が配置されている。柱状半導体層201と浮遊ゲート206、207との間には、それぞれトンネル絶縁膜204、205が配置されている。インターポリ絶縁膜208を間に介在させた状態で浮遊ゲート206、207及び柱状半導体層201の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線209が配置されている。
本実施形態の半導体装置は、柱状半導体層201を間に挟み、互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、それぞれ浮遊ゲート206、207が配置され、柱状半導体層201を間に挟み、その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線209が配置されている。このため、本実施形態の半導体装置は、制御ゲート線209が延びるY軸方向に直交する断面(XZ平面)においては、柱状半導体層201と制御ゲート線209とで構成される。このような構造であれば、X軸方向には、浮遊ゲート206、207、及び、トンネル絶縁膜204、205が存在しないことになるため、互いにX軸方向に隣接する制御ゲート線209間の間隔を広げることができるとともに、制御ゲート線209間の容量を低減することができる。この結果、高集積なメモリセルアレイが実現される。
本実施形態の半導体装置では、制御ゲート線209が延びるY軸方向に対して直交するX軸方向における浮遊ゲート206、207の幅は、制御ゲート線209が延びるY軸方向に対して直交するX軸方向における柱状半導体層201の幅と等しい。このため、柱状半導体層201と浮遊ゲート206、207を同一工程で形成することができる。
制御ゲート線209が延びるY軸方向に対して直交するX軸方向における浮遊ゲート206、207の幅は、制御ゲート線209が延びるY軸方向に対して直交するX軸方向における柱状半導体層201の幅と等しいことから、浮遊ゲート206、207は、その3つの側壁において制御ゲート線209によって囲まれるようになる。このため、浮遊ゲート206、207と制御ゲート線209との間に大きな容量を確保することができる。
図2に本発明の実施形態に係る半導体装置を示す。図1に示すメモリセルを行列(碁盤状のマトリックス)上に配置したものである。
図2に示すように、シリコン基板101上に、第1の絶縁膜108が周囲に形成されたフィン状シリコン層105、106、107が形成されている。制御ゲート線147、148と基板101との間に第1の絶縁膜108が介在することにより、制御ゲート線147、148と基板101との間の容量が低減されるようになる。フィン状シリコン層105、106、107の上部に、ソース線となる第1の拡散層156、157、158がX軸(図1参照、以下の各図3〜27で同様である。)に沿って延びるように形成されている。フィン状シリコン層105、106、107上に柱状シリコン層121、122、123、124、125、126がZ軸(図1参照、以下の各図3〜27で同様である。)に沿って延びるように形成されている。また、制御ゲート線147、148は、Y軸(図1参照、以下の各図3〜27で同様である。)に沿って延びるように形成されている。
図2を参照して、一行一列目のメモリセルには、基板側101から第1の拡散層156、チャネル領域211、第2の拡散層150がこの順に形成された柱状シリコン層121と、柱状シリコン層121を挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿ってそれぞれ形成された浮遊ゲート133、134とが配置されている。その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線147が配置されている。柱状シリコン層121と浮遊ゲート133、134との間にはトンネル絶縁膜127が配置されている。インターポリ絶縁膜145を間に介在させた状態で、浮遊ゲート133、134及び柱状シリコン層121の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線147が配置されている。
また、図2を参照して、一行二列目のメモリセルには、基板側101から第1の拡散層157、チャネル領域212、第2の拡散層151がこの順に形成された柱状シリコン層122と、柱状シリコン層122を挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿ってそれぞれ形成された浮遊ゲート135、136とが配置されている。その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線147が配置されている。柱状シリコン層122と浮遊ゲート135、136との間にはトンネル絶縁膜128が配置されている。インターポリ絶縁膜145を間に介在させた状態で、浮遊ゲート135、136及び柱状シリコン層122の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線147が配置されている。
また、図2を参照して、一行三列目のメモリセルには、基板側101から第1の拡散層158、チャネル領域213、第2の拡散層152がこの順に形成された柱状シリコン層123と、柱状シリコン層123を間に挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、それぞれ浮遊ゲート137、138が配置されている。その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線147が配置されている。柱状シリコン層123と浮遊ゲート137、138との間にはトンネル絶縁膜129が配置されている。インターポリ絶縁膜145を間に介在させた状態で、浮遊ゲート137、138及び柱状シリコン層123の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線147が配置されている。
図2を参照して、二行一列目のメモリセルには、基板側101から第1の拡散層156、チャネル領域、第2の拡散層153がこの順に形成された柱状シリコン層124と、前記柱状シリコン層124を間に挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿ってそれぞれ形成された浮遊ゲート139、140とが配置されている。その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に制御ゲート線148が配置されている。柱状シリコン層124と浮遊ゲート139、140との間にはトンネル絶縁膜130が配置されている。インターポリ絶縁膜145を間に介在させた状態で、浮遊ゲート139、140及び柱状シリコン層124の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線148が配置されている。
図2を参照して、二行二列目のメモリセルには、シリコン基板101側から第1の拡散層157、チャネル領域215、第2の拡散層154がこの順に形成された柱状シリコン層125と、柱状シリコン層125を間に挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)にそれぞれ形成された浮遊ゲート141、142とが配置されている。その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線148が配置されている。柱状シリコン層125と浮遊ゲート141、142との間にはトンネル絶縁膜131が配置されている。インターポリ絶縁膜145を間に介在させた状態で、浮遊ゲート141、142及び柱状シリコン層125の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線148が配置されている。
図2を参照して、二行三列目のメモリセルには、基板側101から第1の拡散層158、チャネル領域、第2の拡散層155がこの順に形成された柱状シリコン層126と、柱状シリコン層126を間に挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿ってそれぞれ形成された浮遊ゲート143、144とが配置されている。その他の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に制御ゲート線148が配置されている。柱状シリコン層126と浮遊ゲート143、144との間にはトンネル絶縁膜132が配置されている。インターポリ絶縁膜145を間に介在させた状態で、浮遊ゲート143、144及び柱状シリコン層126の外周に、Y軸に沿って延びる制御ゲート線148が配置されている。
制御ゲート線147、148が延びるY軸方向における柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の幅は、フィン状シリコン層105、106、107の幅と等しい。フィン状シリコン層105、106、107が延びるX軸方向は、制御ゲート線147、148が延びるY軸方向に対して垂直であるため、2つの直交する線状のマスクで、フィン状シリコン層105、106、107と、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126と、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144と、制御ゲート線147、148を形成することができる。柱状シリコン層121、122、123、124、125、126を間に挟んで対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿ってそれぞれ浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144が配置されている。柱状シリコン層121、122、123、124、125、126を間に挟んで、上記2つの方向以外の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って制御ゲート線147、148が配置されているので、制御ゲート線147、148を自己整合(セルフアラインメント)で形成することができる。
即ち、本実施形態では、制御ゲート線147、148が延びるY軸方向において、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の間に、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144が配置される。このため、制御ゲート線147、148を形成するための第2のポリシリコン膜146(導電膜)を堆積すると、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144の間は第2のポリシリコン膜146で埋められる一方で、Y軸方向に対して垂直なX軸方向に沿って延びる柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の間は、第2のポリシリコン膜146で埋められない(図13、図14参照)。このため、第2のポリシリコン膜146をエッチングして柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の側壁にサイドウォール状に残存させると、Y軸方向に沿って制御ゲート線147、148が連続するようになる一方で、Y軸方向に対して垂直なX軸方向では、制御ゲート線147、148が互いに分離されるようになる(図13、図14参照)。
したがって、本実施形態の半導体装置によれば、製造工程数を削減しながら、半導体装置の高集積化が実現できる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工程について、以下、図3〜図27を参照しながら説明する。
まず、図3〜図7を参照して、本実施形態の半導体装置の製造工程における第1工程を示す。
詳しくは、まず、シリコン基板上にフィン状シリコン層105、106、107を形成し、フィン状シリコン層105、106、107の周囲に第一の絶縁膜108を形成する。
詳しくは、まず、図3に示すように、シリコン基板101上にフィン状シリコン層105、106、107を形成するための第1のレジスト102、103、104を形成する。
続いて、図4に示すように、シリコン基板101をエッチングし、フィン状シリコン層105、106、107を形成する。今回はレジストをマスクとしてフィン状シリコン層105、106、107を形成したが、酸化膜や窒化膜といったハードマスクを用いてもよい。
続いて、図5に示すように、第1のレジスト102、103、104を除去する。
続いて、図6に示すように、フィン状シリコン層105、106、107の周囲に第1の絶縁膜108を堆積する。第1の絶縁膜108として高密度プラズマによる酸化膜や低圧化学気相堆積による酸化膜を用いてもよい。
続いて、図7に示すように、第1の絶縁膜108をエッチバックし、フィン状シリコン層105、106、107の上部を露出する。
以上により、図3〜図7を参照して、シリコン基板101上にフィン状シリコン層105、106、107を形成し、フィン状シリコン層105、106、107の周囲に第一の絶縁膜108を形成する、本実施形態の半導体装置の製造工程における第1工程が示された。
次に、図8〜図12を参照して、本実施形態の半導体装置の製造工程における第2工程を示す。
この第2工程では、フィン状シリコン層105、106、107の周囲にトンネル絶縁膜109、110、111を形成し、トンネル絶縁膜109、110、111の周囲に第1のポリシリコン膜112を成膜する。次に、第1のポリシリコン膜112をエッチングし、フィン状シリコン層105、106、107の側壁に残存させる。続いて、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138と柱状シリコン層121、122、123を形成するための第2のレジスト119、120を、フィン状シリコン層105、106、107が延びるX軸方向に対して垂直なY軸方向に延びるように形成する。続いて、フィン状シリコン層105、106、107と第1のポリシリコン膜112をエッチングする。これにより、柱状シリコン層121、122、123と浮遊ゲート133、134、135、136、137、138とを形成する。
詳しくは、まず、図8に示すように、フィン状シリコン層105、106、107の周囲にトンネル絶縁膜109、110、111を形成し、トンネル絶縁膜109、110、111の周囲に第1のポリシリコン膜112を成膜する。
続いて、図9に示すように、第1のポリシリコン膜112を、その一部がフィン状シリコン層105、106、107の側壁に残存するようにエッチングする。これにより、フィン状シリコン層105、106、107の側壁に、サイドウォール状の第1のポリシリコン膜113、114、115、116、117、118を形成する。
続いて、図10に示すように、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144と柱状シリコン層121、122、123、124、125、126とを形成するための第2のレジスト119、120を、フィン状シリコン層105、106、107が延びるX軸方向に対して直交するY軸方向に延びるように形成する。
続いて、図11に示すように、フィン状シリコン層105、106、107と第1のポリシリコン膜113、114、115、116、117、118とをエッチングすることにより、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126と浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144とを形成する。このとき、トンネル絶縁膜109、110、111がエッチングにより互いに分離され、トンネル絶縁膜127、128、129、130、131、132が形成される。
続いて、図12に示すように、第2のレジスト119、120を剥離する。
以上により、本実施形態の半導体装置の製造工程における第2工程が示された。即ち、この第2工程では、図3〜図12に示したように、フィン状シリコン層105、106、107の周囲にトンネル絶縁膜109、110、111を形成し、トンネル絶縁膜109、110、111の周囲に第1のポリシリコン膜112を成膜する。次に、第1のポリシリコン膜112をエッチングし、フィン状シリコン層105、106、107の側壁に残存させ、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138と柱状シリコン層121、122、123を形成するための第2のレジスト119、120を、フィン状シリコン層105、106、107が延びるX軸方向に対して垂直なY軸方向に延びるように形成する。次に、フィン状シリコン層105、106、107と第1のポリシリコン膜113、114、115、116、117、118とをエッチングすることにより、柱状シリコン層121、122、123と浮遊ゲート133、134、135、136、137、138とを形成する。
以上のように、本実施形態によれば、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138の幅が、柱状シリコン層121、122、123の幅と等しい(図12参照)。このため、互いに直交する線状のマスクのみを使用することにより、フィン状シリコン層105、106、107と、柱状シリコン層121、122、123と、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138を形成することができる。
次に、図13および図14を参照して、本実施形態の半導体装置の製造工程における第3工程を示す。この第3工程では、インターポリ絶縁膜145を堆積し、インターポリ絶縁膜145の周囲に成膜した第2のポリシリコン膜146をエッチングすることで、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138及び柱状シリコン層121、122、123の側壁に残存させ、制御ゲート線147、148を形成する。
詳しくは、まず、図13に示すように、トンネル絶縁膜127、128、129、130、131、132を覆うように、インターポリ絶縁膜145を堆積し、インターポリ絶縁膜145の周囲に第2のポリシリコン膜146を成膜する。
続いて、図14に示すように、第2のポリシリコン膜146をエッチングし、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144及び柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の側壁に残存させ、制御ゲート線147、148を形成する。
以上により、インターポリ絶縁膜145を堆積し、インターポリ絶縁膜145の周囲に第2のポリシリコン膜146を成膜する。次に、第2のポリシリコン膜146をエッチングすることで、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144及び柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の側壁に残存させる。この結果、制御ゲート線147、148が形成される。
上述したとおり、2つの直交する線状のマスクを使用することにより、フィン状シリコン層105、106、107と、柱状シリコン層121、122、123と、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138と、制御ゲート線147、148とを形成することができる。柱状シリコン層121、122、123を間に挟んで互いに対称な2つ方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、それぞれ浮遊ゲート133、134、135、136、137、138が配置され、柱状シリコン層121、122、123を間に挟んで、上記2つの方向以外の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って制御ゲート線147、148が配置されるため、制御ゲート線147、148が自己整合(セルフアラインメント)で形成される。
即ち、本実施形態では、制御ゲート線147、148が延びるY軸方向において、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の間に、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144が配置される。このため、制御ゲート線147、148を形成するための第2のポリシリコン膜146(導電膜)を堆積すると、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144の間は第2のポリシリコン膜146で埋められる一方で、Y軸方向に対して垂直なX軸方向に沿って延びる柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の間は、第2のポリシリコン膜146で埋められない(図13、図14参照)。このため、第2のポリシリコン膜146をエッチングして柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の側壁にサイドウォール状に残存させると、Y軸方向に沿って制御ゲート線147、148が連続するようになる一方で、Y軸方向に対して垂直なX軸方向では、制御ゲート線147、148が互いに分離されるようになる(図13、図14参照)。
したがって、本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、製造工程数を削減しながら、半導体装置の高集積化が実現できる。
次に、第3のレジスト149を成膜し、第3のレジスト149をエッチバックし、制御ゲート線147、148の上部を露出し、露出した制御ゲート線147、148の上部をエッチングにより除去する、本実施形態の半導体装置の製造工程における第4工程を示す。
詳しくは、まず、図15に示すように、第3のレジスト149を成膜し、第3のレジスト149をエッチバックし、制御ゲート線147、148の上部を露出させる。
続いて、図16に示すように、露出した制御ゲート線147、148の上部をエッチングにより除去する。ここでは、等方性エッチングを用いることが好ましい。
続いて、図17に示すように、第3のレジスト149を除去する。
以上により、第3のレジスト149を成膜し、第3のレジスト149をエッチバックし、制御ゲート線147、148の上部を露出し、露出した制御ゲート線147、148の上部をエッチングにより除去する本実施形態の半導体装置の製造工程における第4工程が示された。
上記実施形態では、制御ゲート線147、148上部の除去のためにレジストを用いたが、酸化膜や他の材質を用いてもよい。
続いて、図18に示すように、柱状シリコン層121、122、123に、砒素やリンといった不純物を注入し、熱処理を行うことにより、第1の拡散層156、157、158、第2の拡散層150、151、152、153、154、155を形成する。
続いて、図19に示すように、全体を覆うように層間絶縁膜159を形成する。
続いて、図20に示すように、コンタクト孔を形成するための第4のレジスト160を形成する。
続いて、図21に示すように、層間絶縁膜159をエッチングし、コンタクト孔161、162、163、164、165、166を形成する。
続いて、図22に示すように、第4のレジスト160を剥離する。
続いて、図23に示すように、コンタクトを形成する箇所に金属材料を堆積し、コンタクト167、168、169、170、171、172を形成する。
続いて、図24に示すように、全体を覆うように金属173を堆積する。
続いて、図25に示すように、ビット線を形成するための第5のレジスト174、175、176を形成する。
続いて、図26に示すように、金属173をエッチングし、ビット線177、178、179を形成する。
続いて、図27に示すように、第5のレジスト174、175、176を剥離する。
以上により、本実施形態の半導体装置を形成する製造工程の全体が示された。
上記実施形態によれば、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126(柱状半導体層201)を用いる半導体装置であって、制御ゲート線147、148間の容量が低減され、高集積な構造を有する半導体装置を提供することができる。
上記実施形態の半導体装置によれば、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126(柱状半導体層201)を間に挟んで互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Z軸に沿う互いに平行な2つの直線)に、それぞれ浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144(浮遊ゲート206、207)が配置されている。また、上記2つの方向以外の互いに対称な2つの方向(柱状半導体層201を中心として配置された、Y軸に沿う互いに平行な2つの直線)に沿って、制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)が配置される。このため、制御ゲート線147、148が延びるY軸方向に直交する断面(XZ平面)は、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126(柱状半導体層201)と制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)とで構成される。これにより、制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)の間隔が広がり、制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)間の容量が低減される。また、高集積なメモリセルアレイが実現される。
上記実施形態の半導体装置によれば、制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)が延びる方向に対して直交する方向における浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144(浮遊ゲート206、207)の幅は、それと同じ方向における柱状シリコン層121、122、123、124、125、126(柱状半導体層201)の幅と等しいため、柱状シリコン層と浮遊ゲートとを同一の工程で形成することができる。
上記実施形態の半導体装置では、制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)が延びる方向に対して直交する方向における浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144(浮遊ゲート206、207)の幅は、それと同じ方向における柱状シリコン層121、122、123、124、125、126(柱状半導体層201)の幅と等しく、かつ、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144(浮遊ゲート206、207)は、その3つの側壁が制御ゲート線147、148(制御ゲート線209)によって囲まれるようになる。このため、上記実施形態によれば、浮遊ゲートと制御ゲート線との間に大きな容量を確保することができる。
上記実施形態の半導体装置は、第1の拡散層156、157、158が上部に形成されたフィン状シリコン層105、106、107を備え、制御ゲート線147、148が延びる方向における柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の幅は、フィン状シリコン層105、106、107の幅と等しく、フィン状シリコン層105、106、107が延びる方向は、制御ゲート線147、148が延びる方向に対して垂直である。このため、上記実施形態によれば、2つの直交する線状のマスクで、フィン状シリコン層105、106、107と、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126と、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144と、制御ゲート線147、148とを形成することができる。柱状シリコン層121、122、123、124、125、126を間に挟んで互いに対称な2つの方向に沿ってそれぞれ浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144が配置されるため、制御ゲート線147、148を自己整合で形成することができる。これにより、製造工程数を削減しながら、半導体装置の高集積化が実現されるようになる。
上記実施形態の半導体装置の製造方法は、シリコン基板101上にフィン状シリコン層105、106、107を形成し、フィン状シリコン層105、106、107の周囲に第1の絶縁膜108を形成する第1工程と、この第1工程の後、フィン状シリコン層105、106、107の周囲にトンネル絶縁膜127を形成し、トンネル絶縁膜127の周囲に第1のポリシリコン膜112を成膜し、第1のポリシリコン膜112をエッチングし、フィン状シリコン層105、106、107の側壁に残存させ、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144と柱状シリコン層121、122、123、124、125、126を形成するための第2のレジスト119、120を、フィン状シリコン層105、106、107が延びる方向に対して直交する方向に形成し、フィン状シリコン層105、106、107と第1のポリシリコン膜112とをエッチングすることにより、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126とこの柱状シリコン層121、122、123、124、125、126を間に挟んで互いに対称な2つの方向に沿ってそれぞれ配置される浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144を形成する第2工程とを備える。このため、上記実施形態によれば、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144の幅が、柱状シリコン層121、122、123、124、125、126の幅と等しいことにより、2つの互いに直交する線状のマスクで、フィン状シリコン層(フィン状半導体層)と、柱状シリコン層(柱状半導体層)と、浮遊ゲートとを形成することができる。
上記実施形態の半導体装置の製造方法は、第2工程の後、インターポリ絶縁膜145を堆積し、インターポリ絶縁膜145の周囲に第2のポリシリコン膜146を成膜し、第2のポリシリコン膜146をエッチングし、浮遊ゲート133、134、135、136、137、138及び柱状シリコン層121、122、123の側壁に残存させ、制御ゲート線147、148を形成する第3工程をさらに備える。このため、上記実施形態によれば、2つの直交する線状のマスクで、フィン状シリコン層と、柱状シリコン層と、浮遊ゲートと、制御ゲート線とを形成することができる。柱状シリコン層を間に挟んで互いに対称な2つの方向に沿ってそれぞれ浮遊ゲートが配置されるため、制御ゲート線が自己整合で形成されるようになる。これにより、製造工程数を削減しながら、半導体装置の高集積化が実現されるようになる。
なお、上記実施形態は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上記実施形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
上記実施形態において、p型(p+型を含む)とn型(n+型を含む)をそれぞれ逆の導電型にした変形例も本発明の技術的範囲に含まれることは、いうまでもない。
[付記1]
基板上に、第1の拡散層、チャネル領域、第2の拡散層がこの順に形成された柱状半導体層と、
前記柱状半導体層を間に挟んで、互いに対称な2つの方向に沿ってそれぞれ延びる浮遊ゲートと、
前記柱状半導体層を間に挟んで、前記2つの方向以外の互いに対称な2つの方向に沿って延びる制御ゲート線と、
前記柱状半導体層と前記浮遊ゲートとの間に形成されたトンネル絶縁膜と、を備え、
前記制御ゲート線は、前記浮遊ゲートと前記柱状半導体層とを囲むように、インターポリ絶縁膜を間に介在させて前記柱状半導体層に配置されている、
ことを特徴とする半導体装置。
[付記2]
前記制御ゲート線が延びる方向に対して直交する方向における前記浮遊ゲートの幅は、前記直交する方向における前記柱状半導体層の幅と等しい、ことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
[付記3]
前記浮遊ゲートは、その3つの側壁が前記制御ゲート線に囲まれる、ことを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
[付記4]
前記第1の拡散層が上部に形成されたフィン状半導体層を備え、前記制御ゲート線が延びる方向における前記柱状半導体層の幅は、前記フィン状半導体層の幅と等しく、前記フィン状半導体層が延びる方向は、前記制御ゲート線が延びる方向に対して垂直である、ことを特徴とする付記2又は3に記載の半導体装置。
[付記5]
シリコン基板上にフィン状シリコン層を形成し、前記フィン状シリコン層の周囲に第1の絶縁膜を形成する第1工程と、
前記第1工程の後、前記フィン状シリコン層の周囲にトンネル絶縁膜を形成し、前記トンネル絶縁膜の周囲に第1のポリシリコン膜を成膜し、前記第1のポリシリコン膜をエッチングし、前記フィン状シリコン層の側壁に残存させ、前記フィン状シリコン層が延びる方向に対して垂直な方向に第1のレジストを形成するとともに、前記フィン状シリコン層と前記第1のポリシリコン膜とをエッチングすることにより、柱状シリコン層と、当該柱状シリコン層を間に挟んで互いに対称な2つの方向にそれぞれ配置される浮遊ゲートと、を形成する第2工程と、を備え、
前記浮遊ゲートの幅を、前記柱状シリコン層の幅と等しくする、ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
[付記6]
前記第2工程の後、インターポリ絶縁膜を堆積し、前記インターポリ絶縁膜の周囲に第2のポリシリコン膜を成膜し、前記第2のポリシリコン膜をエッチングすることで、前記浮遊ゲート及び前記柱状シリコン層の側壁に残存させ、制御ゲート線を形成する第3工程をさらに備える、ことを特徴とする付記5に記載の半導体装置の製造方法。
[付記7]
前記第3工程の後、第2のレジストを成膜し、前記第2のレジストをエッチバックし、前記制御ゲート線の上部を露出させ、露出した前記制御ゲート線の上部をエッチングにより除去する第4工程をさらに備える、ことを特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
101.シリコン基板
102.第1のレジスト
103.第1のレジスト
104.第1のレジスト
105.フィン状シリコン層
106.フィン状シリコン層
107.フィン状シリコン層
108.第1の絶縁膜
109.トンネル絶縁膜
110.トンネル絶縁膜
111.トンネル絶縁膜
112.第1のポリシリコン膜
113.第1のポリシリコン膜
114.第1のポリシリコン膜
115.第1のポリシリコン膜
116.第1のポリシリコン膜
117.第1のポリシリコン膜
118.第1のポリシリコン膜
119.第2のレジスト
120.第2のレジスト
121.柱状シリコン層
122.柱状シリコン層
123.柱状シリコン層
124.柱状シリコン層
125.柱状シリコン層
126.柱状シリコン層
127.トンネル絶縁膜
128.トンネル絶縁膜
129.トンネル絶縁膜
130.トンネル絶縁膜
131.トンネル絶縁膜
132.トンネル絶縁膜
133.浮遊ゲート
134.浮遊ゲート
135.浮遊ゲート
136.浮遊ゲート
137.浮遊ゲート
138.浮遊ゲート
139.浮遊ゲート
140.浮遊ゲート
141.浮遊ゲート
142.浮遊ゲート
143.浮遊ゲート
144.浮遊ゲート
145.インターポリ絶縁膜
146.第2のポリシリコン膜
147.制御ゲート線
148.制御ゲート線
149.第3のレジスト
150.第2の拡散層
151.第2の拡散層
152.第2の拡散層
153.第2の拡散層
154.第2の拡散層
155.第2の拡散層
156.第1の拡散層
157.第1の拡散層
158.第1の拡散層
159.層間絶縁膜
160.第4のレジスト
161.コンタクト孔
162.コンタクト孔
163.コンタクト孔
164.コンタクト孔
165.コンタクト孔
166.コンタクト孔
167.コンタクト
168.コンタクト
169.コンタクト
170.コンタクト
171.コンタクト
172.コンタクト
173.金属
174.第5のレジスト
175.第5のレジスト
176.第5のレジスト
177.ビット線
178.ビット線
179.ビット線
201.柱状半導体層
202.第2の拡散層
203.第1の拡散層
204.トンネル絶縁膜
205.トンネル絶縁膜
206.浮遊ゲート
207.浮遊ゲート
208.インターポリ絶縁膜
209.制御ゲート線
210.チャネル領域

Claims (4)

  1. 基板側から第1の拡散層、チャネル領域及び第2の拡散層がこの順に形成された四角柱状の柱状半導体層と、
    前記チャネル領域を挟むように、トンネル絶縁膜を間に介在させて配置された2個の浮遊ゲートと、
    前記2個の浮遊ゲートと前記チャネル領域とを囲むように、インターポリ絶縁膜を間に介在させて配置された制御ゲート線と、を備え、
    前記2個の浮遊ゲートは、前記チャネル領域を挟むように前記制御ゲート線の方向に配置されることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記柱状半導体層は四角柱であって、前記制御ゲート線に対し垂直方向の前記浮遊ゲートの幅は、前記制御ゲート線方向に対し垂直方向の前記柱状半導体層の幅と同じであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記浮遊ゲートは、その3つの側壁が前記制御ゲート線に囲まれることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の拡散層が上部に形成されたフィン状半導体層を備え、前記制御ゲート線の方向の前記柱状半導体層の幅は、前記フィン状半導体層の幅と同じであり、前記フィン状半導体層の方向は、前記制御ゲート線の方向に対し垂直であることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
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