JP2014224369A - 割岩装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】岩盤の傾斜角度や傾斜方向に応じて形成された割岩用孔に対する割岩作業を円滑に且つ効率良く実施し得る割岩装置を提供する。
【解決手段】この割岩装置1は、一対のライナ11と、一対のライナ11間に進退自在なウェッジ12とを有する楔式の割岩機本体3と、旋回機構21、第一の搖動機構22および第二の搖動機構23を有する姿勢調整機構2とを有し、割岩機本体3が、姿勢調整機構2を介してバックホーAのブームB先端に装着されるようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、バックホー等の作業機のブーム先端に装着する楔式の割岩装置に関する。
従来、楔式の割岩装置は、例えば特許文献1ないし2に開示されるように、一対のライナと、一対のライナ間に進退自在なウェッジとを有する割岩機本体を有し、この割岩機本体を作業機のブーム先端に装着したものが知られている。
この種の楔式の割岩装置によって割岩作業を行う際には、まず、バックホー等の作業機のブームを作動させて割岩装置を所望の位置に移動し、岩盤に予め掘削した割岩用孔内に割岩装置先端のライナを挿入する。次いで、ウェッジを一対のライナ間に進入させて割岩用孔内でライナを左右に拡開し、割岩用孔周辺に亀裂を生じさせることにより割岩作業を行う。
ここで、特許文献1に開示される割岩装置は、ガイドレールに沿って摺動自在に作業機のブーム先端に装着され、割岩時には、ガイドレールに沿って割岩装置を割岩用孔内に進入させるようになっている。また、特許文献2に開示される割岩装置は、ブーム先端に割岩装置を吊り下げる吊具と、割岩装置を側面から係脱可能に支持する支持装置とを備え、割岩時には、岩盤に予め掘削した割岩用孔内に割岩装置先端のライナを挿入した後に支持装置を解放して割岩作業を行えるようになっている。
特開2004−316325号公報(図1、図3) 特開2001−73662号公報(図1、図7)
しかしながら、割岩作業を行う岩盤の傾斜角度や傾斜方向は様々である。そのため、上記特許文献1に開示される割岩装置のように、作業機のブーム先端に、ガイドレールに沿って摺動自在に割岩機本体を装着したり、上記特許文献2に開示される割岩装置のように、支持装置と吊具により割岩装置を支持したりする構造の場合、ブームの変位作動のみによって割岩装置を所望の位置に移動しなければならない。したがって、様々な方向に掘削された割岩用孔に一対のライナを効率良く挿入することが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、バックホー等の作業機のブーム先端に装着する楔式の割岩装置において、様々な方向に掘削された割岩用孔の傾斜方向に沿って一対のライナを円滑に且つ効率良く挿入し得る割岩装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る割岩装置は、バックホー等の作業機のブーム先端に装着する割岩装置であって、一対のライナと、該一対のライナ間に進退自在なウェッジとを有する楔式の割岩機本体と、該割岩機本体の姿勢を調整可能な姿勢調整機構とを備え、前記姿勢調整機構が、前記割岩機本体の旋回姿勢の調整およびその保持をする旋回機構と、前記割岩機本体の搖動姿勢の調整およびその保持をする第一の搖動機構と、前記割岩機本体の上下方向での搖動姿勢を前記割岩機本体の自重によって変える第二の搖動機構を前記作業機のブーム先端側からこの順に有し、前記割岩機本体が、前記姿勢調整機構を介して前記作業機のブーム先端に装着されるようになっていることを特徴とする。
ここで、本発明の一態様に係る割岩装置において、前記一対のライナと前記ウェッジとの摺動部にグリスを供給する給脂装置を更に備え、前記給脂装置は、給脂用ポンプの駆動により内部のグリスを送出するグリスタンクと、該グリスタンクに接続された給脂配管とを有し、前記給脂配管が前記一対のライナの基端部に接続されるとともに、前記一対のライナの内部には、前記給脂配管に連通するとともに自身軸方向に沿って形成された給脂通路と、該給脂通路に連通されて前記ウェッジ側を向く面に開口された複数の給脂口とが形成されていることは好ましい。このような構成であれば、給脂用ポンプの駆動により、グリスタンク内のグリスを給脂配管から給脂通路に送り出し、複数の給脂口から一対のライナとウェッジとの摺動部に供給することができる。
また、本発明の一態様に係る割岩装置において、前記割岩装置に対して着脱可能且つ前記割岩装置を載置可能な載置台を備えることは好ましい。このような構成であれば、バックホー等のブームには、種々のアタッチメントが装着されて汎用的に用いられるため、割岩装置を必要に応じて着脱するとともに保管する上で好適である。
本発明によれば、バックホー等の作業機のブーム先端と割岩機本体との間に、旋回機構、第一の搖動機構および第二の搖動機構を有する姿勢調整機構が介装されるので、ブーム自体の変位作動に加え、ブーム先端での割岩機本体の姿勢調整が可能となり、あらゆる方向に割岩機本体を変位させることができる。よって、割岩作業を行う岩盤の傾斜角度や傾斜方向応じて形成された割岩用孔に対して一対のライナを円滑に且つ効率良く挿入し得て、割岩作業を円滑に且つ効率良く行うことができる。
本発明の一態様に係る割岩装置を作業機のブーム先端に装着した状態の一例を示す説明図である。 本発明の一態様に係る割岩装置の一実施形態を示す斜視図である。 図2に示す割岩装置の分解斜視図である。 一対のライナにグリスを供給する給脂機構を説明する要部斜視図である。 割岩機本体部分の断面図であり、同図は軸線を含む断面を示している。 楔式の割岩機における、ウェッジの進退作動を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態の割岩装置1は、作業機であるバックホーAのブームB先端に装着されるものである。そして、この割岩装置1は、割岩機本体3と、この割岩機本体3の姿勢を調整可能な姿勢調整機構2とを有する。
図2に示すように、割岩機本体3は、円筒状軸部材を軸方向に沿って左右に2分割した形状の一対のライナ11と、一対のライナ11間に進退自在な楔である尖頭状のウェッジ12とを有する楔式の割岩機構を備えている。また、上記姿勢調整機構2は、上記ブームBに装着されるブームブラケット6の側から順に、旋回機構21、第一の搖動機構22および第二の搖動機構23が連設されている。そして、この割岩装置1のブームブラケット6が、上記ブームB(図1参照)の先端に装着されることにより、図1に示すように、割岩機本体3がバックホーAのブームBの先端に姿勢調整機構2を介して装着される。
なお、バックホーAのブームBには、本実施形態の割岩装置1以外にも種々のアタッチメントが装着されて汎用的に用いられる。そのため、本実施形態の割岩装置1には、図2に示すように、割岩装置1を載置する載置台60が付属されている。この載置台60は、鋼材製の枠体であり、その枠体上部に割岩装置1を水平姿勢で載置可能とされ、また、割岩装置1に対してねじにより着脱可能になっている。これにより、割岩装置1を必要に応じて着脱するとともに保管可能としている。
割岩機本体3は、図5に断面図を示すように、上記ウェッジ12を軸方向に沿って進退させるシリンダ本体13を備えている。シリンダ本体13は、中空円筒状のシリンダチューブ13aと、このシリンダチューブ13a内に圧油の給排に応じて進退自在に摺嵌されたシリンダロッド13bとを有する。シリンダロッド13bの先端には、中実円筒状の連結部材14の基端部が同軸に螺合されている。連結部材14の先端部は、平面部が加工されており、ウェッジ12の基端部が、連結ピン15を介して連結部材14の平面部に枢支されている。これにより、ウェッジ12は、シリンダロッド13bとともに軸回りに回転自在とされるとともに、シリンダ本体13への圧油の給排に応じて軸方向に進退可能になっている。
また、図5に示すように、シリンダ本体13の前端部には回転機構部16が同軸に連設されている。回転機構部16は、シリンダ本体13の前端部に一体固定されたケーシング16aと、このケーシング16aの内部に、軸方向前後の軸受17を介して回動自在に保持された中空円筒状の内筒16bとを有する。ケーシング16aは、軸方向に沿って上下に2分割してなる分割構造とされている(図3参照)。内筒16bは、シリンダロッド13bと同軸に挿通された状態で保持されている。内筒16bの先端部外周面には円環状の平歯車18が一体に固定されている。平歯車18は、ライナ回動モータ30の駆動軸に連動するピニオンを含む歯車機構19に歯合されている。ライナ回動モータ30は、上記ケーシング16a側に自身本体部が固定されている。これにより、ライナ回動モータ30の駆動により、歯車機構18,19を介して回転機構部16の内筒16bがシリンダロッド13bと同軸に回転駆動されるようになっている。
さらに、図5に示すように、回転機構部16には、その内筒16bの先端に、略立方体状のライナ支持ケース51が連設されている。ライナ支持ケース51は、一対のライナ11を左右に開閉可能に押圧するバネ機構52を介して一対のライナ11の基端部11aを支持している。上記ウェッジ12は、回転機構部16の内筒16bの中空部を通して一対のライナ11間まで進入している。これにより、上記ライナ回動モータ30を駆動すると、内筒16bが連動して軸回りに回動し、内筒16bの先端に連設したライナ支持ケース51とともに一対のライナ11が軸回りに回動するようになっている。
そして、ウェッジ12は、シリンダロッド13bとともに軸回りに回転自在とされているので、一対のライナ11とともにウェッジ12も軸回りに回動される。これにより、一対のライナ11の拡開方向を所望する割岩方向に合わせることができる。そして、割岩作業時においては、上記シリンダ本体13のシリンダロッド13bを伸長方向に作動することで、図6に示すように、ウェッジ12を、一対のライナ11間に進出させ、ウェッジ12の先端外側面が一対のライナ11の内側面に当接して、一対のライナ11を左右方向に拡開させ、楔の作用によって所望する割岩方向に割岩可能になっている。
次に、本実施形態の割岩装置1が備える、上記姿勢調整機構2について詳しく説明する。
姿勢調整機構2は、図2に示すように、ブームBの先端に割岩装置1全体を連結するブームブラケット6が旋回機構21の上部に設けられている。ブームブラケット6は、前後に離隔した連結軸7a,7bを有し、この連結軸7a,7b介してブームBの先端に装着される。また、旋回機構21の下部には、平面視が略矩形をなす板状の支持ベース5が設けられ、この支持ベース5上部と旋回機構21との間に、第一の搖動機構22が設けられている。さらに、支持ベース5の下部には、搖動ブラケット8を介して上述した割岩機本体3が装着されている。
旋回機構21は、図3に分解斜視図を示すように、ブームブラケット6の基端部に一体形成されて平面視が円形のベース板21fと、このベース板21fの下面に連結されて不図示の内歯車が形成された円環状の内周ギヤ21aと、この内周ギヤ21aの外周面の段部と係合されてその係合により内周ギヤ21aとは周方向に回動自在とされる一方で軸方向には相互に移動が拘束された円環状の摺動部材21bとを有する。また、摺動部材21bの下面には、平面視が円形の旋回ブラケット21cが連設されている。
さらに、旋回ブラケット21cの下面には旋回用油圧モータ31の本体部が固定されるとともに、旋回用油圧モータ31の駆動軸に装着されたピニオン31aが上記内周ギヤ21aの内歯車に歯合している。これにより、旋回用油圧モータ31の駆動により、ブームブラケット6に対して旋回ブラケット21cを旋回駆動させるとともに任意の角度で保持可能になっている。すなわち、旋回ブラケット21c側に連結された割岩機本体3を所定の範囲で旋回駆動およびその旋回位置を保持可能な旋回機構21が構成されている。
また、図3に示すように、上記支持ベース5は、その上面後方の左右両側方に、先端を上方に向けて立設された左右一対の支持アーム5bを有する。旋回ブラケット21cの下面には、前後に離隔して連結腕21eおよび連結腕21dが立設されている。一対の支持アーム5bの先端は、旋回ブラケット21c下面後方の連結腕21dの先端に、割岩機本体3の軸線とは直交方向を向く連結軸7cを介して回動自在に枢支されている。また、支持ベース5の上面中央の左右両側には2本のチルトシリンダ9が設けられている。各チルトシリンダ9上側のロッド先端は、上記旋回ブラケット21c下面前方の連結腕21eの先端に、割岩機本体3の軸線とは直交方向を向く連結軸7dを介して回動自在に枢支され、また、下端のチューブ側が同様に連結軸7eで支持ベース5上面に枢支されている。これにより、チルトシリンダ9の伸縮駆動により、旋回ブラケット21cに対して支持ベース5を任意の角度で保持できるようになっており、支持ベース5側に連設された割岩機本体3の搖動姿勢を所望の範囲で調整およびその保持が可能な第一の搖動機構22が構成されている。
さらに、割岩機本体3は、図3に示すように、上記回転機構部16のケーシング16aが搖動ブラケット8と一体固定されている。搖動ブラケット8の上面には、先端を上方に向けて対をなす二組の連結腕8aが立設されている。また、上記支持ベース5の下面には、先端を下方に向けて二組の連結腕5aが立設されている。そして、搖動ブラケット8の連結腕8aと支持ベース5下面の連結腕5aとが、割岩機本体3の軸線とは直交方向を向く回動軸7を介して連結されることで、割岩機本体3が回動軸7まわりに回動自在に懸下されている。これにより、割岩機本体3の自重により割岩機本体3の上下方向での搖動姿勢を変える上記第二の搖動機構23が構成されている。
なお、割岩装置1を駆動する圧油系統は、バックホーAに設置した専用配管を用いており、複数の油圧バルブからなる割岩装置1用のバルブブロックを経由することにより、割岩装置1の上述した各油圧アクチュエータ(9、13、30、31)がバックホーAのキャビン内から操作可能とされている。
また、本実施形態の割岩装置1は、図4に示すように、一対のライナ11とウェッジ12との摺動部にグリスを供給する給脂装置40を備えている。この給脂装置40は、不図示の給脂用ポンプと、この給脂用ポンプの駆動により内部のグリスを送出する円筒状のグリスタンク41と、このグリスタンク41に接続された給脂配管42とを有する。給脂配管42の先端は、一対のライナ11の、つば状に形成された基端部11aの端面に接続されている(図5参照)。そして、一対のライナ11の内部には、図5に示すように、給脂配管42に連通するとともに自身軸方向に沿って形成された給脂通路11bと、この給脂通路11bに連通されてウェッジ12側を向く面に開口された複数(この例では2か所)の給脂口11cとが形成されている。
これにより、給脂用ポンプの駆動により、グリスタンク41内のグリスを給脂配管42から給脂通路11bに送り出し、複数の給脂口11cから一対のライナ11とウェッジ12との摺動部に供給可能とされている。なお、給脂するグリスとしては種々のグリスを使用することができるが、楔式の割岩装置用に調製された専用グリスを用いることが望ましい。
なお、図示は省略するが、本実施形態の割岩装置1は、上記給脂装置40に加え、更に散水装置を備えている。この散水装置は、専用の散水配管と噴射ノズルを有しており、この散水配管から供給された水を一対のライナ11とウェッジ12との摺動部に適当な圧力(例えば7bar)で噴射ノズルから噴射可能とされている。これにより、本実施形態の割岩装置1によれば、一対のライナ11とウェッジ12との摺動部を冷却することができる。そのため、一対のライナ11とウェッジ12の早期損傷や破損を防止または抑制可能であり、また、上記給脂装置40によるグリス供給量を抑制可能とされている。
次に、上述した割岩装置1による割岩方法、および割岩装置1の作用効果について説明する。
この割岩装置1によって割岩作業を行う際は、まず、図6(a)に示すように、予め掘削機により割岩作業を行う岩盤Gに対して割岩用孔Hを一定方向に必要な数だけ穿設しておく。次に、上記バックホーAのブームBを操作してブームBの先端に装着した割岩装置1の割岩機本体3を岩盤Gの上方に移動する。
次に、ブームBの先端と割岩機本体3との間に設けた姿勢調整機構2により割岩機本体3の姿勢を調整して、一対のライナ11を割岩用孔Hの傾斜方向に沿って位置させる。すなわち、旋回機構21の旋回用油圧モータ31の駆動により割岩機本体3を旋回させて旋回姿勢の調整およびその保持を行い、また、第一の搖動機構22のチルトシリンダ9の伸縮駆動により、割岩機本体3を搖動させて搖動姿勢の調整およびその保持を行う。
次に、バックホーAのブームBを操作して割岩用孔Hの傾斜方向に沿って割岩機本体3を移動し、図6(a)〜(b)に示すように、割岩用孔Hの内部に一対のライナ11を挿入する。ここで、姿勢調整機構2のうち、上記第二の搖動機構23については、能動的駆動機構を有しないところ、それ故、割岩機本体3の自重によって割岩機本体3の上下方向での搖動姿勢を所定の範囲で割岩用孔Hの傾斜方向に沿って変えられるので、割岩用孔Hの内部に一対のライナ11を挿入するときに、割岩用孔Hの軸線と割岩機本体3の軸線相互のズレを補正することができるという優れた作用効果を奏する。
次に、ライナ回動モータ30を駆動して一対のライナ11を回動し、一対のライナ11の拡開方向と所望する割岩方向とを一致させる。次に、図6(b)に示すように、シリンダ本体13を作動してウェッジ12を一対のライナ11間に進入させて一対のライナ11を拡開させる。そして、割岩用孔Hの内周面に一対のライナ11の外周面を突き当てることで、割岩用孔Hに所望する割岩方向の亀裂を生じさせる。以上の作業を各割岩用孔Hに順次行うことにより、岩盤Gの割岩作業を行うことができる。
このように、この割岩装置1によれば、ブームB自体の変位作動に加え、姿勢調整機構2の3つの姿勢調整機能により、割岩装置1の割岩機本体3をあらゆる方向に変位させることができる。そのため、割岩作業を行う岩盤の傾斜角度や傾斜方向応じて形成された割岩用孔Hの様々な傾斜角度や傾斜方向に応じて容易に割岩機本体3を所望の姿勢とし、一対のライナ11を円滑に且つ効率良く割岩用孔Hの傾斜方向に沿って位置させることができる。よって、所望の割岩作業を円滑に且つ効率良く行うことができる。なお、本発明に係る割岩装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、割岩装置1がバックホーAのキャビン内から操作可能とされた例を説明したが、これに限らず、遠隔操作器により割岩装置1を操作することもできる。このような構成であれば、例えば狭い場所で割岩用孔Hが視認し難い場合であっても、オペレータは視認容易な位置に移動して効率良く割岩作業を行うことができる。
1 割岩装置
2 姿勢調整機構
3 割岩機本体
5 支持ベース
6 ブームブラケット
7 回動軸
8 搖動ブラケット
9 チルトシリンダ
11 ライナ
12 ウェッジ
13 シリンダ本体
14 連結部材
15 連結ピン
16 回転機構部
17 軸受
21 旋回機構
22 第一の搖動機構
23 第二の搖動機構
30 ライナ回動モータ
31 旋回用油圧モータ
40 給脂装置
41 グリスタンク
42 給脂配管
51 ライナ支持ケース
52 バネ機構
60 載置台
A バックホー
B ブーム
G 岩盤
H 割岩用孔

Claims (3)

  1. 作業機のブーム先端に装着する割岩装置であって、
    一対のライナと、該一対のライナ間に進退自在なウェッジとを有する楔式の割岩機本体と、該割岩機本体の姿勢を調整可能な姿勢調整機構とを備え、
    前記姿勢調整機構が、前記割岩機本体の旋回姿勢の調整およびその保持をする旋回機構と、前記割岩機本体の搖動姿勢の調整およびその保持をする第一の搖動機構と、前記割岩機本体の上下方向での搖動姿勢を前記割岩機本体の自重によって変える第二の搖動機構を前記作業機のブーム先端側からこの順に有し、前記割岩機本体が、前記姿勢調整機構を介して前記作業機のブーム先端に装着されるようになっていることを特徴とする割岩装置。
  2. 前記一対のライナと前記ウェッジとの摺動部にグリスを供給する給脂装置を更に備え、
    前記給脂装置は、給脂用ポンプの駆動により内部のグリスを送出するグリスタンクと、該グリスタンクに接続された給脂配管とを有し、
    前記給脂配管が前記一対のライナの基端部に接続されるとともに、前記一対のライナの内部には、前記給脂配管に連通するとともに自身軸方向に沿って形成された給脂通路と、該給脂通路に連通されて前記ウェッジ側を向く面に開口された複数の給脂口とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の割岩装置。
  3. 前記割岩装置に対して着脱可能且つ前記割岩装置を載置可能な載置台を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の割岩装置。
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