JP2016079667A - 地盤改良装置及び該装置を用いる地盤改良工法 - Google Patents

地盤改良装置及び該装置を用いる地盤改良工法 Download PDF

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Abstract

【課題】攪拌混合機を地盤に対して鉛直に貫入することができ、地盤改良の幅を自由に変えることができる小型の地盤改良装置を提供する。【解決手段】施工機11のアタッチメント15の先端部15aに、地盤A中に貫入されて改良材Cを供給しつつ原位置土Bと攪拌混合する攪拌混合機20,30を備えた地盤改良装置10において、アタッチメント15の先端部15aに攪拌混合機20を固定し、この固定側の攪拌混合機20に対して接近した状態から駆動手段40を介して離間する方向に移動する可動側の攪拌混合機30を少なくとも1機設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、幅の広い壁状の改良体を鉛直や水平に造成したり、既存構造物の直下の地盤を改良する際に用いて好適な地盤改良装置及び該装置を用いる地盤改良工法に関する。
この種の地盤改良装置として、図25及び図26に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この地盤改良装置1は、図25及び図26に示すように、施工機2を有しており、この施工機2の揺動アーム3の先端部3aに鉛直アーム4を設けている。そして、この鉛直アーム4の先端部4aに、地盤9中に貫入されてセメント系固化材を供給しつつ原位置土と攪拌混合する攪拌混合機5を回動自在に支持している。
攪拌混合機5は、攪拌翼(図示略)を取り付けた無端状のチェーン6を一対のスプロケット7.7間に巻回して循環駆動するようになっている。また、図26に示すように、攪拌混合機5の後部には、地盤9中において後方に向かって伸張することにより、後方地盤から反力をとって攪拌混合機5全体を前方に押し出すための反力板8aを備えた前進用ジャッキ8を搭載している。
特開2007−162337号公報(図6、図7)
しかしながら、前記従来の地盤改良装置1では、地盤9中に攪拌混合機5を鉛直に貫入する際に、チェーン6の回転方向が一方向のみであるため、攪拌混合機5がチェーン6の回転方向に傾斜し易く、傾斜修正を行いながら貫入する必要があった。
また、攪拌混合機5が上下(深度)方向に一律の範囲(攪拌混合機5を水平姿勢とした状態の範囲)でしか改良できないため、余分な改良部(以下「余改良部」という)が発生し易かった。
さらに、攪拌混合機5全体を前方に押し出すために反力板8aを備えた前進用ジャッキ8が必要不可欠なため、その分、装置全体が高価で大型化した。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、攪拌混合機を地盤に対して簡単かつ確実に鉛直に貫入することができ、また、深度方向に地盤改良の幅を自由に変えることができて余改良部を可及的に低減させることができる小型の地盤改良装置及び該装置を用いる地盤改良工法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、施工機のアタッチメントの先端部に、地盤中に貫入されて改良材を供給しつつ原位置土と攪拌混合する攪拌混合機を備えた地盤改良装置において、前記アタッチメントの先端部に攪拌混合機を固定し、この固定側の攪拌混合機に対して接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に移動する可動側の攪拌混合機を少なくとも1機設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の地盤改良装置であって、前記可動側の攪拌混合機に対して接近した状態から離間する方向に駆動手段を介して移動する可動側の攪拌混合機を更に1機設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の地盤改良装置であって、前記固定側の攪拌混合機を挟むようにして接近した状態から離間する方向に駆動手段を介して移動する可動側の攪拌混合機を一対設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の地盤改良装置であって、前記各攪拌混合機を、モータで駆動する駆動スプロケットを備えた駆動軸と、この駆動軸の駆動スプロケットの駆動に従動する従動スプロケットを備えた少なくとも1つの従動軸と、これら駆動スプロケットと従動スプロケットの間に掛け渡された無端状のチェーンと、この無端状のチェーンに所定間隔毎に取り付けられた複数のビットと、前記駆動軸と前記従動軸に所定間隔毎に取り付けられた複数の攪拌翼とで構成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の地盤改良装置であって、前記駆動手段を油圧シリンダとしたことを特徴とする。
請求項6の発明は、施工機のアタッチメントの先端部に、地盤中に貫入されて改良材を供給しつつ原位置土と攪拌混合する攪拌混合機を備えた地盤改良装置を用いる地盤改良工法において、前記アタッチメントの先端部に固定された固定側の攪拌混合機と、この固定側の攪拌混合機に対して接近した状態に設けられた可動側の攪拌混合機とを共に稼働させながら前記地盤中の所定の深度まで貫入させ、次に、前記固定側の攪拌混合機の稼働を停止させて反力を得つつ、前記可動側の攪拌混合機を前記固定側の攪拌混合機に対して離間する方向に移動させて前記地盤の原位置土に前記改良材を注入しながら攪拌混合して地盤改良することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載の地盤改良工法であって、前記可動側の攪拌混合機に対して接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に更に移動するもう1機の可動側の攪拌混合機により、更に奥くの前記地盤の原位置土を地盤改良することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6記載の地盤改良工法であって、前記固定側の攪拌混合機を挟むようにして接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に移動する一対の可動側の攪拌混合機により、前記固定側の攪拌混合機の両側に位置する前記地盤の原位置土をそれぞれ地盤改良することを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明の地盤改良装置によれば、施工機のアタッチメントの先端部に攪拌混合機を固定し、この固定側の攪拌混合機に対して接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に移動する可動側の攪拌混合機を少なくとも1機設けたことにより、地盤改良の幅を自由に変えることができる。これにより、余改良部を可及的に低減させることができ、その分低コスト化を図ることができる。
請求項2の発明の地盤改良装置によれば、可動側の攪拌混合機に対して接近した状態から離間する方向に駆動手段を介して移動する可動側の攪拌混合機を更に1機設けたことにより、地盤改良の幅を更に大きく広げることができる。即ち、複数の攪拌混合機により施工範囲を広くすることができ、一度に改良できる範囲を増やすことができる。
請求項3の発明の地盤改良装置によれば、固定側の攪拌混合機を挟むようにして接近した状態から離間する方向に駆動手段を介して移動する可動側の攪拌混合機を一対設けたことにより、地盤改良の幅を更に大きく広げることができる。即ち、複数の攪拌混合機により施工範囲を広くすることができ、一度に改良できる範囲を増やすことができる。
請求項4の発明の地盤改良装置によれば、各攪拌混合機を、モータで駆動する駆動スプロケットを備えた駆動軸と、この駆動軸の駆動スプロケットの駆動に従動する従動スプロケットを備えた少なくとも1つの従動軸と、これら駆動スプロケットと従動スプロケットの間に掛け渡された無端状のチェーンと、この無端状のチェーンに所定間隔毎に取り付けられた複数のビットと、駆動軸と従動軸に所定間隔毎に取り付けられた複数の攪拌翼とで構成し、可動側の攪拌混合機の無端状のチェーンと固定側の攪拌混合機の無端状のチェーンを逆回転させることにより、攪拌混合機を地盤に対して簡単かつ確実に鉛直に貫入することができる。また、地盤改良の際には、固定側の攪拌混合機を反力板として機能させることができる。
請求項5の発明の地盤改良装置によれば、駆動手段を油圧シリンダとしたことで、簡単な構造により地盤改良の幅を自由に変えることができる。
請求項6の発明の地盤改良工法によれば、アタッチメントの先端部に固定された固定側の攪拌混合機と、この固定側の攪拌混合機に対して接近した状態に設けられた可動側の攪拌混合機とを共に稼働させながら地盤中の所定の深度まで貫入させ、次に、固定側の攪拌混合機の稼働を停止させて反力を得つつ、可動側の攪拌混合機を固定側の攪拌混合機に対して離間する方向に移動させて地盤の原位置土に改良材を注入しながら攪拌混合して地盤改良することにより、地盤改良の幅を自由に変えることができて、余改良部を可及的に低減させることができ、その分低コスト化を図ることができる。
請求項7の発明の地盤改良工法によれば、可動側の攪拌混合機に対して接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に更に移動するもう1機の可動側の攪拌混合機により、更に奥くの地盤の原位置土を地盤改良することにより、地盤改良の幅を更に大きく広げることができる。
請求項8の発明の地盤改良工法によれば、固定側の攪拌混合機を挟むようにして接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に移動する一対の可動側の攪拌混合機により、固定側の攪拌混合機の両側に位置する地盤の原位置土をそれぞれ地盤改良することにより、地盤改良の幅を更に大きく広げることができる。
本発明の第1実施形態の地盤改良装置を示す側面図である。 上記地盤改良装置の正面図である。 (a)は上記地盤改良装置の攪拌混合機の正面図、(b)は同攪拌混合機の側面図である。 上記攪拌混合機の要部の拡大説明図である。 (a)は図3(a)中A−A線に沿う断面図、(b)は図3(a)中B−B線に沿う断面図、(c)は駆動手段により改良材供給用の配管が伸びた状態を示す説明図、(d)は同配管が縮んだ状態を示す説明図である。 上記地盤改良装置の可動側と固定側の各攪拌混合機が地盤に貫入した状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機が前方へ平行移動する初期の状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機が前方へ平行移動する途中の状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機が前方へ平行移動し終わった状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機の前方への平行移動による地盤改良の状態を示す説明図である。 上記可動側と固定側の各攪拌混合機が地盤に貫入した状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機が上方へ揺動する初期の状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機が上方へ揺動する途中の状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機が上方へ揺動し終わった状態を示す側面図である。 上記可動側の攪拌混合機の上方への揺動による地盤改良の状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の地盤改良装置の可動側と固定側の各攪拌混合機が地盤に貫入した状態を示す側面図である。 上記第2実施形態の一方の可動側の攪拌混合機が前方へ平行移動し終わった状態を示す側面図である。 上記第2実施形態の他方の可動側の攪拌混合機が更に前方へ平行移動し終わった状態を示す側面図である。 上記第2実施形態の各可動側の攪拌混合機の前方への平行移動による地盤改良の状態を示す説明図である。 本発明の第3実施形態の地盤改良装置の可動側と固定側の各攪拌混合機が地盤に貫入した状態を示す側面図である。 上記第3実施形態の両側の各可動側の攪拌混合機が前後方向へ平行移動し終わった状態を示す側面図である。 上記第3実施形態の両側の各可動側の攪拌混合機の前後方向への平行移動による地盤改良の状態を示す説明図である。 上記第3実施形態の両側の各可動側の攪拌混合機が上方へ揺動し終わった状態を示す側面図である。 上記第3実施形態の両側の各可動側の攪拌混合機の上方への揺動による地盤改良の状態を示す説明図である。 従来の攪拌混合機を鉛直姿勢で事前改良部に挿入した状態を示す説明図である。 上記従来の攪拌混合機を水平姿勢とした状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態の地盤改良装置を示す側面図、図2は同地盤改良装置の正面図、図3(a)は同地盤改良装置の攪拌混合機の正面図、図3(b)は同攪拌混合機の側面図、図4は同攪拌混合機の要部の拡大説明図、図5(a)はは図3(a)中A−A線に沿う断面図、図5(b)は図3(a)中B−B線に沿う断面図、図5(c)は駆動手段により改良材供給用の配管が伸びた状態を示す説明図、図5(d)は同配管が縮んだ状態を示す説明図である。
図1及び図2に示すように、地盤改良装置10は施工機11を有しており、この施工機11の前面には、リーダ12を立設してある。このリーダ12の前側に設けられたラック13には昇降装置14の図示しないピニオンが噛合しており、この昇降装置14に連結されたアタッチメント15がリーダ12に沿って昇降動するようになっている。そして、このアタッチメント15の先端部15aに、地盤A中に貫入されてセメントスラリーやエア等の改良材Cを供給しつつ原位置土Bと攪拌混合する固定側の攪拌混合機20と可動側の攪拌混合機30と、を備えている。
図3(b)及び図4に示すように、アタッチメント15のコ字状の先端部15aに、鉛直方向に延びる固定側の攪拌混合機20を該コ字状の先端部15aから一体に延びる一対のフレーム21,21を介して取り付けてある。さらに、図1〜図3に示すように、固定側の攪拌混合機20に対して接近(近接)した状態から一対の油圧シリンダ(駆動手段)40,40を介して離間する方向に移動する可動側の攪拌混合機30を併設してある。この可動側の攪拌混合機30は、初期の可動前の状態において、固定側の攪拌混合機20に対して重ならない近接した状態で併設されている。
図1〜図5に示すように、固定側の攪拌混合機20は、アタッチメント15のコ字状の先端部15aから鉛直方向に一体に延びる一対のフレーム21,21と、この一対のフレーム21,21の上端側に回転自在に支持され、両側に駆動スプロケット23をそれぞれ取り付けた駆動軸22と、一対のフレーム21,21の上側から下端側にかけて所定間隔毎に回転自在に支持され、両側に従動スプロケット25をそれぞれ取り付けた4本の従動軸24と、アタッチメント15の一方のフレーム21の内面にカバー26c等で取り付けられ、各ギヤ26a,26bを介して駆動軸22を回転駆動させるモータ(駆動手段)26と、駆動軸22の一対の駆動スプロケット23,23と4本の従動軸24の両側の各一対の従動スプロケット25,25の間に掛け渡された一対の無端状のチェーン(無端状の帯体)27,27と、この一対の無端状のチェーン27,27に所定間隔毎に取り付けられた掘削爪としての複数の掘削ビット(ビット)28と、駆動軸22と各従動軸24の両端側と中央両側に所定間隔毎に4箇所取り付けられた複数の攪拌翼29と、で構成されている。
図4及び図5(a)に示すように、モータ26の回転軸に固定された駆動ギヤ26aが駆動軸22に固定されたギヤ26bに噛合することにより、1つのモータ26で一対の無端状のチェーン27,27を介して4本の従動軸24をそれぞれ回転させるようになっている。尚、図4に示すように、モータ26と各ギヤ26a,26bは、カバー26cでそれぞれ覆われている。
また、図1〜図5に示すように、駆動軸22と各従動軸24の4箇所に取り付けられた各攪拌翼29は、片側或いは両側において90度間隔で十字状に延びており、上下列においてその位相が45度ずれている。
図1〜図3及び図5に示すように、可動側の攪拌混合機30は、アタッチメント15のコ字状の先端部15a,15a間の間隔と同じ間隔を有して鉛直方向に延びる両側部31b,31bと天井部31aを有したコ字状のフレーム31と、このフレーム31の両側部31b,31bの上端側に回転自在に支持され、両側に駆動スプロケット33をそれぞれ取り付けた駆動軸32と、フレーム31の両側部31b,31bの上側から下端側にかけて所定間隔毎に回転自在に支持され、両側に従動スプロケット35をそれぞれ取り付けた4本の従動軸34と、フレーム31の一方の側部31bの内面にカバー36c等で取り付けられ、各ギヤ36a,36bを介して駆動軸32を回転駆動させるモータ(駆動手段)36と、駆動軸32の一対の駆動スプロケット33,33と4本の従動軸34の両側の各一対の従動スプロケット35,35の間に掛け渡された一対の無端状のチェーン(無端状の帯体)37,37と、この一対の無端状のチェーン37,37に所定間隔毎に取り付けられた掘削爪としての複数の掘削ビット(ビット)38と、駆動軸32と各従動軸34の両端側と中央両側に所定間隔毎に4箇所取り付けられた複数の攪拌翼39と、で構成されている。
図3(a)及び図5(a)に示すように、モータ36の回転軸に固定された駆動ギヤ36aが駆動軸32に固定されたギヤ36bに噛合することにより、1つのモータ36で一対の無端状のチェーン37,37を介して4本の従動軸34をそれぞれ回転させるようになっている。尚、図3(a)に示すように、モータ36と各ギヤ36a,36bは、カバー36cでそれぞれ覆われている。
また、図1〜図3及び図5に示すように、駆動軸32と各従動軸34の4箇所に取り付けられた各攪拌翼39は、片側或いは両側において90度間隔で十字状に延びており、上下列においてその位相が45度ずれている。
さらに、図3(a),(b)に示すように、固定側の攪拌混合機20の一対のフレーム21,21と可動側の攪拌混合機30のフレーム31の両側部31b,31bは、同じ長さ、同じ幅にそれぞれ形成されている。また、図3〜図5に示すように、固定側の攪拌混合機20の一対のフレーム21,21と可動側の攪拌混合機30のフレーム31の両側部31b,31bとは、側面側から見てクロスするように配置された一対の油圧シリンダ40,40にて近接・離反自在に連結されている。この各油圧シリンダ40は、シリンダ本体40aと、このシリンダ本体40a内を油圧により進退動するピストンロッド40bとで構成されている。
そして、図4及び図5(b)に示すように、正面から見て右側に位置する固定側のフレーム21の正面上部に一方の油圧シリンダ40のシリンダ本体40aの基端部がブラケット41とピン42を介して枢支されていると共に、正面から見て右側に位置する可動側のフレーム31の側部31bの背面下部に一方の油圧シリンダ40のピストンロッド40bの先端部がブラケット43とピン44を介して枢支されている。
さらに、図4及び図5(a),(b)に示すように、正面から見て左側に位置する固定側のフレーム21の正面下部に他方の油圧シリンダ40のシリンダ本体40aの基端部がブラケット43とピン44を介して枢支されていると共に、正面から見て左側に位置する可動側のフレーム31の側部31bの背面上部に一方の油圧シリンダ40のピストンロッド40bの先端部がブラケット41とピン42を介して枢支されている。
また、図5(a)〜(d)に示すように、一対の油圧シリンダ40,40には、各ピストンロッド40bの伸縮に連動して伸縮する小径円筒部50bと、この小径円筒部50bを内包した大径円筒部50aとから成る改良材供給用の伸縮配管50をそれぞれ併設してある。各伸縮配管50の大径円筒部50aの基端部は、フレキシブルな配管51を介してフレーム21からアタッチメント15とリーダ12とを沿うように配置された供給配管52に接続されていると共に、該各伸縮配管50の小径円筒部50bの先端部は、フレキシブルな配管53を介して吐出口54aを有したノズル配管54に接続されている。このノズル配管54の先端の吐出口54aより圧縮エアを混合したセメントスラリー(改良材)Cを地盤Aの原位置土B中の改良域に噴射するようになっている。尚、図中符号Dは既存の構造物、符号Eは固化体(改良体)を示す。
次に、前記構成の地盤改良装置10による第1(矩形ブロック状の固化体)の施工例を、図6〜図10を用いて順に説明する。
まず、図6に示すように、地盤改良装置10のアタッチメント15の先端部15aに固定の固定側の攪拌混合機20のチェーン27と可動側の攪拌混合機30のチェーン37とを互いに逆回転させながら地盤Aに貫入する。この際に、チェ−ン27,37の逆回転により互いの回転力を打ち消し合うため、固定側の攪拌混合機20と可動側の攪拌混合機30との鉛直性を保ちながら固定側の攪拌混合機20と可動側の攪拌混合機30とを複数の掘削ビット28,38及び複数の攪拌翼29,39を介して地盤Aに簡単かつスムーズに貫入することができる。
次に、図7に示すように、固定側の攪拌混合機20のチェーン27の回転を停止させる。このチェーン27の停止により固定側の攪拌混合機20を反力板として機能させて反力を得つつ、図8と図9に示すように、一対の油圧シリンダ40,40の各ピストンロッド40bを同期させて同じ長さに伸ばすことにより、可動側の攪拌混合機30を前方へ平行移動させる。これら地盤Aへの貫入及び前方への平行移動の際に、可動側の攪拌混合機30に配置されたノズル配管54の吐出口54aより圧縮エアを混合したセメントスラリーCを地盤Aの原位置土B中の改良域に噴射することで、原位置土BにセメントスラリーCを注入しながら複数の攪拌翼29,39を介して攪拌混合して地盤改良する。
そして、図10に示すように、可動側の攪拌混合機30の鉛直方向から前方への平行移動による地盤改良により、既存の構造物Dの真下の支持地盤A中に矩形ブロック(壁)状の固化体(改良体)Eを鉛直から水平に造成することができ、既存の構造物Dの真下の支持地盤Aの地盤改良を簡単かつ確実に行うことができる。
このように、地盤改良装置10のアタッチメント15の先端部15aに攪拌混合機20を固定し、この固定側の攪拌混合機20に対して接近した状態から一対の油圧シリンダ40,40を介して離間する方向に移動する可動側の攪拌混合機30を1機設け、各油圧シリンダ40により可動側の攪拌混合機30を前方に平行移動させることにより、地盤改良の幅を深度方向で自由に変えることができる。これにより、余改良部を最小限にでき、その分低コスト化を図ることができる。
また、各攪拌混合機20,30を、モータ26,36で回転する駆動軸22,32と、駆動軸22,32の各駆動スプロケット23,33及び4本の従動軸24,34の各従動スプロケット25,35に掛け渡された無端状のチェーン27,37と、この無端状のチェーン27,37により回転する各従動軸24,34及び駆動軸22,32に所定間隔毎(この第1実施形態では4列)に取り付けられた複数の攪拌翼29,39等で構成したことにより、横方向の施工範囲を広くすることができ、一度に改良できる範囲を増やすことができる。
さらに、地盤改良の際には、可動側の攪拌混合機30のチェーン37を回転させ、固定側の攪拌混合機20のチェーン27の回転を停止させて固定側の攪拌混合機20を反力板として機能させることができるため、可動側の攪拌混合機30の前方のみに改良範囲を広げることができる。これにより、従来のような反力板が不要となる。
さらに、可動側の攪拌混合機30を前方に移動させる駆動手段として油圧シリンダ40を用いたことにより、簡単な構造により地盤改良の幅を自由に変えることができる。
次に、前記構成の地盤改良装置10による第2(扇ブロック状の固化体)の施工例を、図11〜図15を用いて順に説明する。
まず、図11に示すように、地盤改良装置10のアタッチメント15の先端部15aに固定の固定側の攪拌混合機20のチェーン27と可動側の攪拌混合機30のチェーン37とを互いに逆回転させながら地盤Aに貫入する。この際に、チェ−ン27,37の逆回転により互いの回転力を打ち消し合うため、固定側の攪拌混合機20と可動側の攪拌混合機30との鉛直性を保ちながら固定側の攪拌混合機20と可動側の攪拌混合機30とを複数の掘削ビット28,38及び複数の攪拌翼29,39を介して地盤Aに簡単かつスムーズに貫入することができる。
次に、図12に示すように、固定側の攪拌混合機20のチェーン27の回転を停止させると共に、一対の油圧シリンダ40,40の各ピストンロッド40bを同期させて少し伸ばすことにより、可動側の攪拌混合機30を前方へ少し平行移動させる。このチェーン27の停止により固定側の攪拌混合機20を反力板として機能させて反力を得つつ、図13と図14に示すように、正面右側に配置された一方の油圧シリンダ40のピストンロッド40bを他方の油圧シリンダ40のピストンロッド40bよりも長く伸ばすことにより、可動側の攪拌混合機30を上方へ90度揺動させる。これら地盤Aへの貫入及び上方への揺動の際に、可動側の攪拌混合機30に配置されたノズル配管54の吐出口54aより圧縮エアを混合したセメントスラリーCを地盤Aの原位置土B中の改良域に噴射することで、原位置土BにセメントスラリーCを注入しながら複数の攪拌翼29,39を介して攪拌混合して地盤改良する。
そして、図15に示すように、可動側の攪拌混合機30の鉛直方向から上方への揺動による地盤改良により、既存の構造物Dの真下の支持地盤A中に扇ブロック状の固化体Eを鉛直から水平に造成することができ、既存の構造物Dの真下の支持地盤Aの地盤改良を簡単かつ確実に行うことができる。これにより、前記第1の施工例と同様の作用・効果を奏する。
<第2実施形態>
図16は本発明の第2実施形態の地盤改良装置の可動側と固定側の各攪拌混合機が地盤に貫入した状態を示す側面図、図17は同地盤改良装置の一方の可動側の攪拌混合機が前方へ平行移動し終わった状態を示す側面図、図18は同地盤改良装置の他方の可動側の攪拌混合機が更に前方へ平行移動し終わった状態を示す側面図、図19は各可動側の攪拌混合機の前方への平行移動による地盤改良の状態を示す説明図である。
この第2実施形態の地盤改良装置10′は、可動側の攪拌混合機30に対して接近した状態から離間する方向に一対の油圧シリンダ(駆動手段)40,40を介して移動する可動側の攪拌混合機30を更にもう1機設けてある。この各油圧シリンダ40は、一対の可動側の攪拌混合機30,30の各フレーム31の両側部31b,31b間に、前記第1実施形態と同様に、ブラケット41,43とピン42,44を介して枢支してあり、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、同一構成部分に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
次に、前記構成の地盤改良装置10′による施工例を、図16〜図19を用いて順に説明する。
まず、図16に示すように、地盤改良装置10′のアタッチメント15の先端部15aに固定の固定側の攪拌混合機20のチェーン27と、一対の可動側の攪拌混合機30,30の各チェーン37とを互いに逆回転させながら地盤Aに貫入する。この際に、各チェ−ン27,37の逆回転により互いの回転力を打ち消し合うため、固定側の攪拌混合機20と各可動側の攪拌混合機30との鉛直性を保ちながら固定側の攪拌混合機20と各可動側の攪拌混合機30とを複数の掘削ビット28,38及び複数の攪拌翼29,39を介して地盤Aに簡単かつスムーズに貫入することができる。
次に、図17に示すように、固定側の攪拌混合機20のチェーン27の回転を停止させる。このチェーン27の停止により固定側の攪拌混合機20を反力板として機能させて反力を得つつ、まず、固定側の攪拌混合機20と接近する一方の可動側の攪拌混合機30の一対の油圧シリンダ40,40の各ピストンロッド40bを同期させて同じ長さに伸ばすことにより、一方の可動側の攪拌混合機30を前方へ平行移動させる。
次に、図18に示すように、一方の可動側の攪拌混合機30と接近する他方の可動側の攪拌混合機30の一対の油圧シリンダ40,40の各ピストンロッド40bを同期させて同じ長さに伸ばすことにより、他方の可動側の攪拌混合機30を更に前方へ平行移動させる。
これら地盤Aへの貫入及び前方への平行移動の際に、各可動側の攪拌混合機30に配置されたノズル配管54の吐出口54aより圧縮エアを混合したセメントスラリーCを地盤Aの原位置土B中の改良域に噴射することで、原位置土BにセメントスラリーCを注入しながら複数の攪拌翼29,39を介して攪拌混合して地盤改良する。
そして、図19に示すように、一対の可動側の攪拌混合機30,30の鉛直方向から前方への平行移動による地盤改良により、既存の構造物Dの真下の支持地盤A中に矩形ブロック状の固化体Eを鉛直から水平に造成することができ、既存の構造物Dの真下の支持地盤Aの地盤改良を簡単かつ確実に行うことができる。
このように、一方の可動側の攪拌混合機30に対して接近した状態から一対の油圧シリンダ40,40を介して離間する方向に更に移動する他方であるもう1機の可動側の攪拌混合機30により、更に奥くの地盤Aの原位置土Bを地盤改良することができ、固化体Eの幅を更に大きく広げることができる。これにより、前記第1実施形態の第1の施工例と同様の作用・効果を奏する。
<第3実施形態>
図20は本発明の第3実施形態の地盤改良装置の可動側と固定側の各攪拌混合機が地盤に貫入した状態を示す側面図である。
この第3実施形態の地盤改良装置10″は、施工機11のアタッチメント15の先端部15aに固定の固定側の攪拌混合機20を挟むようにして接近した状態から離間する方向に各一対の油圧シリンダ(駆動手段)40,40を介して移動する可動側の攪拌混合機30を一対設けてある。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるので、同一構成部分に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
次に、前記構成の地盤改良装置10″による第1(矩形ブロック状の固化体)の施工例を、図20〜図22を用いて説明する。
まず、図20に示すように、地盤改良装置10″のアタッチメント15の先端部15aに固定の固定側の攪拌混合機20のチェーン27と一対の可動側の攪拌混合機30,30の各チェーン37とを互いに逆回転させながら地盤Aに貫入する。この際に、各チェ−ン27,37の逆回転により互いの回転力を打ち消し合うため、固定側の攪拌混合機20と各可動側の攪拌混合機30との鉛直性を保ちながら固定側の攪拌混合機20と各可動側の攪拌混合機30とを複数の掘削ビット28,38及び複数の攪拌翼29,39を介して地盤Aに簡単かつスムーズに貫入することができる。
次に、図21に示すように、固定側の攪拌混合機20のチェーン27の回転を停止させる。このチェーン27の停止により固定側の攪拌混合機20を反力板として機能させて反力を得つつ、一対の可動側の攪拌混合機30,30の各一対の油圧シリンダ40,40の各ピストンロッド40bをそれぞれ同期させて同じ長さに伸ばすことにより、一対の可動側の攪拌混合機30,30を前後方向へそれぞれ平行移動させる。これら地盤Aへの貫入及び前後方向への平行移動の際に、一対の可動側の攪拌混合機30,30に配置されたノズル配管54の吐出口54aより圧縮エアを混合したセメントスラリーCを地盤Aの原位置土B中の改良域に噴射することで、原位置土BにセメントスラリーCを注入しながら複数の攪拌翼29,39を介して攪拌混合して地盤改良する。
そして、図22に示すように、一対の可動側の攪拌混合機30,30の鉛直方向から前後方向への平行移動による地盤改良により、既存の構造物Dの真下の支持地盤A中に矩形ブロック状の固化体Eを鉛直から水平に造成することができ、既存の構造物Dの真下の支持地盤Aを含めて、固定側の攪拌混合機20の両側に位置する地盤Aの原位置土Bの地盤改良を簡単かつ確実に行うことができる。これにより、前記第1実施形態の第1の施工例と同様の作用・効果を奏する。
次に、前記構成の地盤改良装置10″による第2(扇ブロック状の固化体)の施工例を、図23と図24を用いて説明する。
まず、地盤改良装置10″のアタッチメント15の先端部15aに固定の固定側の攪拌混合機20のチェーン27と一対の可動側の攪拌混合機30,30の各チェーン37とを互いに逆回転させながら地盤Aに鉛直性を保ちながら複数の掘削ビット28,38及び複数の攪拌翼29,39を介して貫入した後で、図23に示すように、固定側の攪拌混合機20のチェーン27の回転を停止させる。このチェーン27の停止により固定側の攪拌混合機20を反力板として機能させて反力を得つつ、各一方の油圧シリンダ40のピストンロッド40bを各他方の油圧シリンダ40のピストンロッド40bよりも長く伸ばすことにより、一対の可動側の攪拌混合機30,30を上方へ90度それぞれ揺動させる。これら地盤Aへの貫入及び上方への揺動の際に、一対の可動側の攪拌混合機30,30に配置されたノズル配管54の吐出口54aより圧縮エアを混合したセメントスラリーCを地盤Aの原位置土B中の改良域に噴射することで、原位置土BにセメントスラリーCを注入しながら複数の攪拌翼29,39を介して攪拌混合して地盤改良する。
そして、図24に示すように、一対の可動側の攪拌混合機30,30の鉛直方向から上方への揺動による地盤改良により、既存の構造物Dの真下の支持地盤A中に扇ブロック状の固化体Eを鉛直から水平に造成することができ、既存の構造物Dの真下の支持地盤Aを含めて、固定側の攪拌混合機20の両側に位置する地盤Aの原位置土Bの地盤改良を簡単かつ確実に行うことができる。これにより、前記第1実施形態の第2の施工例と同様の作用・効果を奏する。
尚、前記各実施形態によれば、可動側の攪拌混合機を移動させる駆動手段として油圧シリンダを用いたが、パンタグラフ機構やリフタ機構等を用いてなる他の駆動手段により可動側の攪拌混合機を移動させるようにしても良い。また、可動側の攪拌混合機は3機以上でも良く、さらに、従動軸は4本に限らず、1〜3本或いは4本以上でも良い。また、改良材としてセメントスラリーを用いたが、セメント以外の固化材を改良材としても良い。さらに、無端状の帯体として無端状のチェーンを用いたが、無端状の帯体は無端状のチェーンに限られるものではない。
10,10′,10″ 地盤改良装置
11 施工機
15 アタッチメント
15a 先端部
20 固定側の攪拌混合機
22 駆動軸
23 駆動スプロケット
24 従動軸
25 従動スプロケット
26 モータ
27 無端状のチェーン
28 掘削ビット(ビット)
29 攪拌翼
30 可動側の攪拌混合機
32 駆動軸
33 駆動スプロケット
34 従動軸
35 従動スプロケット
36 モータ
37 無端状のチェーン
38 掘削ビット(ビット)
39 攪拌翼
40 油圧シリンダ(駆動手段)
A 地盤
B 原位置土
C 改良材

Claims (8)

  1. 施工機のアタッチメントの先端部に、地盤中に貫入されて改良材を供給しつつ原位置土と攪拌混合する攪拌混合機を備えた地盤改良装置において、
    前記アタッチメントの先端部に攪拌混合機を固定し、この固定側の攪拌混合機に対して接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に移動する可動側の攪拌混合機を少なくとも1機設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  2. 請求項1記載の地盤改良装置であって、
    前記可動側の攪拌混合機に対して接近した状態から離間する方向に駆動手段を介して移動する可動側の攪拌混合機を更に1機設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  3. 請求項1記載の地盤改良装置であって、
    前記固定側の攪拌混合機を挟むようにして接近した状態から離間する方向に駆動手段を介して移動する可動側の攪拌混合機を一対設けたことを特徴とする地盤改良装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の地盤改良装置であって、
    前記各攪拌混合機を、モータで駆動する駆動スプロケットを備えた駆動軸と、この駆動軸の駆動スプロケットの駆動に従動する従動スプロケットを備えた少なくとも1つの従動軸と、これら駆動スプロケットと従動スプロケットの間に掛け渡された無端状のチェーンと、この無端状のチェーンに所定間隔毎に取り付けられた複数のビットと、前記駆動軸と前記従動軸に所定間隔毎に取り付けられた複数の攪拌翼とで構成したことを特徴とする地盤改良装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の地盤改良装置であって、
    前記駆動手段を油圧シリンダとしたことを特徴とする地盤改良装置。
  6. 施工機のアタッチメントの先端部に、地盤中に貫入されて改良材を供給しつつ原位置土と攪拌混合する攪拌混合機を備えた地盤改良装置を用いる地盤改良工法において、
    前記アタッチメントの先端部に固定された固定側の攪拌混合機と、この固定側の攪拌混合機に対して接近した状態に設けられた可動側の攪拌混合機とを共に稼働させながら前記地盤中の所定の深度まで貫入させ、次に、前記固定側の攪拌混合機の稼働を停止させて反力を得つつ、前記可動側の攪拌混合機を前記固定側の攪拌混合機に対して離間する方向に移動させて前記地盤の原位置土に前記改良材を注入しながら攪拌混合して地盤改良することを特徴とする地盤改良工法。
  7. 請求項6記載の地盤改良工法であって、
    前記可動側の攪拌混合機に対して接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に更に移動するもう1機の可動側の攪拌混合機により、更に奥くの前記地盤の原位置土を地盤改良することを特徴とする地盤改良工法。
  8. 請求項6記載の地盤改良工法であって、
    前記固定側の攪拌混合機を挟むようにして接近した状態から駆動手段を介して離間する方向に移動する一対の可動側の攪拌混合機により、前記固定側の攪拌混合機の両側に位置する前記地盤の原位置土をそれぞれ地盤改良することを特徴とする地盤改良工法。
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