JP2014223952A - ボトルおよびプリフォーム - Google Patents

ボトルおよびプリフォーム Download PDF

Info

Publication number
JP2014223952A
JP2014223952A JP2014183607A JP2014183607A JP2014223952A JP 2014223952 A JP2014223952 A JP 2014223952A JP 2014183607 A JP2014183607 A JP 2014183607A JP 2014183607 A JP2014183607 A JP 2014183607A JP 2014223952 A JP2014223952 A JP 2014223952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular surface
concave annular
support ring
flat plate
bottle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014183607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5958840B2 (ja
Inventor
藤 嘉 則 佐
Yoshinori Sato
藤 嘉 則 佐
崎 達 也 野
Tatsuya Nozaki
崎 達 也 野
川 正 浩 吉
Masahiro Yoshikawa
川 正 浩 吉
源 学 高
Manabu Kogen
源 学 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2014183607A priority Critical patent/JP5958840B2/ja
Publication of JP2014223952A publication Critical patent/JP2014223952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5958840B2 publication Critical patent/JP5958840B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】既設の平板状グリッパを変更することなく、口栓部の肉厚を小さくして全体の軽量化を図ることができるボトルおよびプリフォームを提供する。【解決手段】一対の平板状グリッパ30に挾持されるボトル10は、外ねじ13を有する口部12と、カブラ16およびサポートリング17を有する口栓部15と、ボトル本体11とを備えている。口栓部15のカブラ16とサポートリング17との間の外面に凹状環状面18が形成されている。凹状環状面18を構成する曲線18aは、グリッパ30の上端および下端に当接する上方当接点31および下方当接点32を有し、凹状環状面18と口栓部内面15aとの距離は、1.000mm〜1.985mmとなっている。【選択図】図1

Description

本発明は外ねじを有する口部と、カブラおよびサポートリングを有する口栓部とを備え、水平に配置された平板状グリッパに挾持されるボトルおよびプリフォームに係り、とりわけ平板状グリッパを変更することなく、口栓部の肉厚を小さくしてボトルおよびプリフォーム全体として軽量化を図ることができるボトルおよびプリフォームに関する。
従来より外ねじを有する口部と、口部の下方に位置し、上方部のカブラと下方部のサポートリングとを有する口栓部と、口栓部下方に設けられたボトル本体とを備えたPETボトルが知られている。
このようなPETボトルは、水平に配置された平板状グリッパにより挾持されて搬送される。この場合、平板状グリッパは口栓部のうちカブラとサポートリングとの間に形成された環状凹部に嵌合して口栓部を挾持している。
ところで現在PETボトルについて軽量化の要請があり、PETボトルの口栓部の肉厚を薄くすることが考えられている(例えば特許文献1参照)。
他方、PETボトルを挾持する平板状グリッパは、PETボトルの成形ラインおよび充填ラインに予め設置されており、PETボトルの肉厚の変化に合わせて平板状グリッパの形状を変更することはむずかしい。このためPETボトルの口栓部を薄肉化した際、口栓部に対するグリッパの当たりが変化してPETボトルを安全かつ確実に挾持できないことも考えられる。またPETボトルを成形する際に用いられるPETプリフォームに対しても同様な問題が生じる。
特開2002−53117号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、既設の平板状グリッパを変更することなく、口栓部の肉厚を小さくして全体の軽量化を図ることができるボトルおよびプリフォームを提供することを目的とする。
本発明は、水平に配置された平板状グリッパに挾持されるボトルにおいて、外ねじを有する口部と、口部の下方に位置し、上方部のカブラと下方部のサポートリングとを有する口栓部と、口栓部下方に設けられたボトル本体とを備え、口栓部のカブラとサポートリングとの間の外面に、凹状環状面が形成され、この凹状環状面の断面形状を構成する曲線が平板状グリッパ先端部の上端と下端に当接する上方当接点と下方当接点を通り、凹状環状面と、この凹状環状面に対応する口栓部内面との距離が1.000mm〜1.985mmとなっていることを特徴とするボトルである。
本発明は、凹状環状面の断面形状を構成する曲線において、上方当接点は曲線上にあり、下方当接点は直線上にあることを特徴とするボトルである。
本発明は、サポートリングの外周部における厚みは0.8mm〜1.4mm、好ましくは1.0mm〜1.2mmであることを特徴とするボトルである。
本発明は、水平に配置された平板状グリッパに挾持されるプリフォームにおいて、外ねじを有する口部と、口部の下方部に位置し、上方部のカブラと下方部のサポートリングとを有する口栓部と、口栓部下方に設けられたプリフォーム本体とを備え、口栓部のカブラとサポートリングとの間の外面に、凹状環状面が形成され、この凹状環状面の断面形状を構成する曲線が平板状グリッパ先端部の上端と下端に当接する上方当接点と下方当接点を通り、凹状環状面と、この凹状環状面に対応する口栓部内面との距離が1.000mm〜1.985mmとなっていることを特徴とするプリフォームである。
本発明は、凹状環状面の断面形状を構成する曲線において、上方の当接点は曲線上にあり、下方の当接点は直線上にあることを特徴とするプリフォームである。
本発明は、サポートリングの外周部における厚みは0.8mm〜1.4mm、好ましくは1.0mm〜1.2mmであることを特徴とするプリフォームである。
以上のように本発明によれば、ボトルおよびプリフォームの口栓部のカブラとサポートリングとの間の外面に凹状環状面が形成され、この凹状環状面を構成する曲線は平板状グリッパ先端部の上端と下端に当接する上方当接点と下方当接点を通る。このため口栓部の肉厚を小さくして全体の軽量化を図る場合でも、既設の平板状グリッパは口栓部の凹状環状面に堅固に嵌合することになる。これによって、ボトルおよびプリフォームは、既設の平板状グリッパと確実に嵌合することができ、かつ口栓部の薄肉化を図ることができる。
図1は本発明によるPETボトルの一実施の形態を示す全体側面図。 図2(a)はPETボトルの口部および口栓部を示す側面図。図2(b)は口栓部の拡大図。 図3は口栓部の凹部環状面にグリッパが嵌合した状態を示す図。 図4は本発明の比較例1を示す図。 図5は本発明の比較例2を示す図。 図6は本発明の比較例3を示す図。 図7(a)(b)は本発明の比較例4を示す図。 図8(a)(b)は本発明の比較例5を示す図。 図9は口部および口栓部の従来形状を比較のために示す図。 図10は本発明によるPETプリフォームの一実施の形態を示す全体側面図。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図9は、本発明によるボトルの実施の形態を示す図である。
まず図1乃至図3により、本発明によるボトル10について説明する。図1乃至図3に示すように、ボトル(PETボトル)10は、水平方向に配置された一対の平板状グリッパ30により両側から挾持されて搬送され、図示しない充填装置へ送られ、この充填装置内で内容物が充填される。なお、図3において、一方側の平板状グリッパ30のみが示されている。
このようなPETボトル10は、外ねじ13を有する口部12と、口部12下方に位置するとともに上方部のカブラ16と下方部のサポートリング17とを有する口栓部15と、口栓部15下方に設けられたボトル本体11とを備えている。
このうち口部12には、図示しないキャップが装着され、このキャップは開封時に剥離される剥離リングを有している。キャップを取外して開封する場合、キャップの剥離リングが口栓部15のカブラ16に当接して剥離リングがキャップ本体から剥離し、キャップ本体から剥離した剥離リングはサポートリング17まで落下してこのサポートリング17上に保持される。
ところで図1乃至図3に示すように、口栓部15のカブラ16とサポートリング18との間の外面に、凹状の環状面18が形成されている。この環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aのうち上端31と下端32に当接する。すなわち環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aと当接する上方当接点31および下方当接点32を通るようになっている。
また本発明によるPETボトル10においては、軽量化を図るため口栓部15の肉厚が薄くなっている。
このため口栓部15の凹状環状面18とこの凹状環状面18に対応する口栓部15の内面15aとの間の長さLは、1.000mm〜1.985mm、好ましくは1.2mm〜1.8mmとなっている。この場合、長さLが1.000mm以下となると、ボトル10を成形するためのプリフォームを成形する際、凹状環状面18と口栓部15の内面15aとの間に白化が発生してしまい、かつ口栓部15の上先端部の内径にばらつきが生じてしまう。他方、長さLが1.985mm以上となると、ボトル10の軽量化を図ることがむずかしい。
また凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aはカブラ16下方の曲線21と、この曲線21に連結されるとともに垂直方向に延びる直線22と、この直線22から傾斜する直線23とを有し、この傾斜する直線23はサポートリング17に連結されている。
そして凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aの上方当接点31は、カブラ16下方の曲線21上にあり、下方当接点32は傾斜する直線23上にある。
このように凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aの上端と下端に当接する上方当接点31と下方当接点32とを有するので、予め設置された平板状グリッパ30を変更することなく、この平板状グリッパ30の先端部30aを口栓部15のカブラ16とサポートリング17との間の凹状環状面18に嵌合させて挾持することにより、平板状グリッパ30によってPETボトル10を安定かつ確実に搬送することができる。
すなわち、PETボトル10の軽量化を図るため口栓部15の肉厚を薄くした場合、カブラ16とサポートリング17との間の凹状環状面18の形状も変化するが、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aが常に平板状グリッパ30の先端部30aと当接する上方当接点31および下方当接点32をもつため、平板状グリッパ30が凹状環状面18に嵌合する際、平板状グリッパ30と凹状環状面18との間に隙間が生じてぐらついたりすることはない。
図3に示すように、PETボトル10の口栓部15の軽量化を図るため、カブラ16、凹状環状面18およびサポートリング17は、二点縦線で示す従来の形状19に比較して薄肉となっており、また本発明によれば、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18が上方当接点31および下方当接点32をもつように、カブラ16下方の曲線21は成形上必要な抜き勾配を保ちつつ、凹状環状面18と口栓部15の内面15aとの間を肉薄にした形状をもつ。またサポートリング17上方には、40°の段差24が設けられ、かつサポートリング17の厚み(仮想交点肉厚)は外周部において0.80mm〜1.45mm、好ましくは1.0mm〜1.2mmとなっている。この場合、サポートリング17の厚みを外周部において0.80mm以下とすると、サポートリング17の外周部を安定して成形できるが、インジケータマークの追加をすることができない。他方サポートリング17の厚みを1.45mm以上とすると、ボトル10の軽量化を図ることがむずかしい。
次にこのような構成による本発明の実施の形態の作用について説明する。
まず、PETボトル10が水平方向に配置された一対の平板状グリッパ30により挾持されて図示しない充填装置へ送られ、この充填装置内でPETボトル10内に内容物が充填される。
この場合、平板状グリッパ30はPETボトル10の口栓部15のうちカブラ16とサポートリング17との間の凹状環状面18に嵌合する。この際、凹上環状面18の断面形状を構成する曲線18aは平板状グリッパ30の先端部30aの上端と下端に当接する上方当接部31および下方当接部32を有するので、予め設置された平板状グリッパ30を変更することなく、平板状グリッパ30の先端部30aを口栓部15のカブラ16とサポートリング17との間の凹状環状面18に嵌合させて挾持することにより、平板状グリッパ30によってPETボトル10を安全かつ確実に搬送することができる。
(実施例1)
次に本発明の具体的実施例について、図2(a)(b)により以下説明する。図2(a)(b)に示すように、凹状環状面18の外径を図9に示す従来の形状における25.71mmから25.01mmに変更した。カブラ16上方の曲線20の従来形状におけるR1.6mmからR0.8mmと43°のテーパー形状に変更した。この結果凹状環状面18と口栓部15の内側15aとの長さは1.635mmとなっている。この場合、カブラ16上部のテーパを30°〜50°の範囲に定めてもよい。カブラ16上部のテーパが30°以下だと、キャップかぶりの安定性が得られない。他方カブラ16上部のテーパが50°以上だと、軽量化を図ることが困難となる。さらにサポートリング17の外周部17aにおける厚みを、従来の形状における1.45mmから1.00mmに変更した。さらにサポートリング17上方には、グリッパ30の引掛りを容易にするため40°の角度の段差24が設けられている。この場合、段差24の角度を、20°〜50°の範囲に定めることができる。段差24の外縁形状は、グリッパ30の引掛りを容易にするため定められており、本発明においては直線状に形成されているが、直線状に限らず円弧状をなしていてもよい。
実施例1において、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aに当接する上方当接点31および下方当接点32を有しており、このため平板状グリッパ30の先端部30aは凹状環状面18に確実に嵌合することができた。
(比較例1)
次に本発明の比較例1について、図4により以下説明する。図4に示すように、凹状環状面18の外径を図9に示す従来の形状における25.71mmから25.01mmに変更した。カブラ16上方の曲線20の従来形状におけるR1.6mmからR0.8mmと43°のテーパー形状に変更した。またカブラ16上部は、43°のテーパをもっている。さらにサポートリング17の外周部17aにおける厚みを、従来の形状における1.45mmから1.00mmに変更した。
比較例1において、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aに当接する上方当接点31および下方当接点32のいずれか一方を有しておらず、このためグリッパ30の先端部30aは凹状環状面18に確実に嵌合することができず、ぐらつきが生じた。
(比較例2)
次に本発明の比較例2について、図5により以下説明する。図5に示すように、凹状環状面18の外径を図9に示す従来の形状における25.71mmから25.01mmに変更した。カブラ16上方の曲線20の従来形状におけるR1.6mmからR0.8mmと43°のテーパー形状に変更した。またカブラ16上部は、43°のテーパをもっている。さらにサポートリング17の外周部17aにおける厚みを、従来の形状における1.45mmから0.70mmに変更した。
比較例2において、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aに当接する上方当接点31および下方当接点32のいずれか一方を有しておらず、このためグリッパ30の先端部30aは凹状環状面18に確実に嵌合することができず、ぐらつきが生じた。またサポートリング17の強度が大幅に低下した(2940N未満)。
(比較例3)
次に本発明の比較例3について、図6により以下説明する。図6に示すように、凹状環状面18の外径を図9に示す従来の形状における25.71mmから25.01mmに変更した。カブラ16上方の曲線20の従来形状におけるR1.6mmからR0.8mmと43°のテーパー形状に変更した。またカブラ16上部は、20°のテーパをもっている。さらにサポートリング17の外周部17aにおける厚みを、従来の形状における1.45mmから1.00mmに変更した。
比較例3において、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aに当接する上方当接点31および下方当接点32のいずれか一方を有しておらず、このためグリッパ30の先端部30aは凹状環状面18に確実に嵌合することができず、ぐらつきが生じて、キャップの斜めかぶりが発生した。またキャップがかぶらない場合も生じた。
(比較例4)
次に本発明の比較例4について、図7(a)(b)により以下説明する。図7(a)(b)に示すように、凹状環状面18の外径を図9に示す従来の形状における25.71mmから25.01mmに変更した。カブラ16上方の曲線20の従来形状におけるR1.6mmからR0.8mmと43°のテーパー形状に変更した。またカブラ16上部は、43°のテーパをもっている。さらにサポートリング17の外周部17aにおける厚みを、従来の形状における1.45mmから1.00mmに変更した。さらにサポートリング17上方には、20°の角度の段差24が設けられている。
比較例4において、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aに当接する上方当接点31および下方当接点32のいずれか一方を有しておらず、このためグリッパ30の先端部30aは凹状環状面18に確実に嵌合することができず、ぐらつきが生じた。
(比較例5)
次に本発明の比較例5について、図8(a)(b)により以下説明する。図8(a)(b)に示すように、凹状環状面18の外径を図9に示す従来の形状における25.71mmから25.01mmに変更した。カブラ16上方の曲線20の従来形状におけるR1.6mmからR0.8mmと43°のテーパー形状に変更した。またカブラ16上部は、43°のテーパをもっている。さらにサポートリング17の外周部17aにおける厚みを、従来の形状における1.45mmから1.00mmに変更した。さらにサポートリング17上方には、50°の角度の段差24が設けられている。
比較例5において、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、グリッパ30の先端部30aに当接する上方当接点31および下方当接点32のいずれか一方を有しておらず、このためグリッパ30の先端部30aは凹状環状面18に確実に嵌合することができず、ぐらつきが生じた。
第2の実施の形態
次に図10により本発明によるプリフォームの実施の形態について説明する。
図10に示す第2の実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すプリフォーム(PETプリフォーム)25は、水平方向に配置された一対の平板状グリッパ30(図3参照)により挾持されて搬送され、図示しない成形装置に送られ、この成形装置内で成形されてPETボトル10が得られる。
このようなPETプリフォーム25は、外ねじ13を有する口部12と、口部12下方に位置するとともに上方部のカブラ16と下方部のサポートリング17とを有する口栓部15と、口栓部15下方に設けられたプリフォーム本体26とを備えている。
またPETプリフォーム25の口部12および口栓部15は、図1乃至図3に示すPETボトルの口部12および口栓部15と同一構造を有している。
すなわち、PETプリフォーム25の口栓部15は、PETボトル10の口栓部15と同一構造を有しており、口栓部15のカブラ16とサポートリング18との間の外面に、凹状の環状面18が形成されている。この環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aのうち上端31と下端32に当接する。すなわち環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aと当接する上方当接点31および下方当接点32を通るようになっている。
また本発明によるPETプリフォーム25においては、軽量化を図るため口栓部15の肉厚が薄くなっている。
このため口栓部15の凹状環状面18とこの凹状環状面18に対応する口栓部15の内面15aとの間の長さLは、1.000mm〜1.985mm、好ましくは1.2mm〜1.8mmとなっている。この場合、長さLが1.000mm以下となると、プリフォーム25を成形する際、白化が生じてしまい、かつ口栓部15の内径にばらつきが生じてしまう。他方長さLが1.985mm以上になると、プリフォーム25の軽量化を図ることがむずかしい。
また凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aはカブラ16下方の曲線21と、この曲線21に連結されるとともに垂直方向に延びる直線22と、この直線22から傾斜する直線23とを有し、この傾斜する直線23はサポートリング17に連結されている。
そして凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aの上方当接点31は、カブラ16下方の曲線21上にあり、下方当接点32は傾斜する直線23上にある。
このように凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aは、平板状グリッパ30の先端部30aの上端と下端に当接する上方当接点31と下方当接点32とを有するので、予め設置された平板状グリッパ30を変更することなく、この平板状グリッパ30の先端部30aを口栓部15のカブラ16とサポートリング17との間の凹状環状面18に嵌合させて挾持することにより、平板状グリッパ30によってPETプリフォーム25を安定かつ確実に搬送することができる。
すなわち、PETプリフォーム25の軽量化を図るため口栓部15の肉厚を薄くした場合、カブラ16とサポートリング17との間の凹状環状面18の形状も変化するが、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18aが常に平板状グリッパ30の先端部30aと当接する上方当接点31および下方当接点32をもつため、平板状グリッパ30が凹状環状面18に嵌合する際、グリッパ30と凹状環状面18との間に隙間が生じてぐらついたりすることはない。
図3に示すように、PETプリフォーム25の口栓部15の軽量化を図るため、カブラ16、凹状環状面18およびサポートリング17は、二点縦線で示す従来の形状19に比較して薄肉となっており、また本発明によれば、凹状環状面18の断面形状を構成する曲線18が上方当接点31および下方当接点32をもつように、カブラ16下方の曲線21は成形上必要な抜き勾配を保ちつつ、凹状環状面18と口栓部15の内面15aとの間を肉薄にした形状をもつ。またサポートリング17上方には、40°の段差24が設けられ、かつサポートリング17の厚みは外周部において0.80mm〜1.45mm、好ましくは1.0mm〜1.2mmとなっている。この場合、サポートリング17の厚みを外周部において0.80mm以下とすると、サポートリング17の外周部を安定して成形できるが、インジケータマークの追加をすることができない。他方、サポートリング17の厚みを1.45mm以上とすると、プリフォーム25の軽量化を図ることがむずかしい。
10 PETボトル
11 ボトル本体
12 口部
13 外ねじ
15 口栓部
16 カブラ
17 サポートリング
18 凹状環状面
25 PETプリフォーム
26 プリフォーム本体
30 平板状グリッパ

Claims (6)

  1. 水平に配置された平板状グリッパに挾持されるボトルにおいて、
    外ねじを有する口部と、
    口部の下方に位置し、上方部のカブラと下方部のサポートリングとを有する口栓部と、 口栓部下方に設けられたボトル本体とを備え、
    口栓部のカブラとサポートリングとの間の外面に、凹状環状面が形成され、この凹状環状面の断面形状を構成する曲線が平板状グリッパ先端部の上端と下端に当接する上方当接点と下方当接点を通り、
    凹状環状面と、この凹状環状面に対応する口栓部内面との距離が1.000mm〜1.985mmとなっていることを特徴とするボトル。
  2. 凹状環状面の断面形状を構成する曲線において、上方当接点は曲線上にあり、下方当接点は直線上にあることを特徴とする請求項1記載のボトル。
  3. サポートリングの外周部における厚みは0.80mm〜1.45mmであることを特徴とする請求項1記載のボトル。
  4. 水平に配置された平板状グリッパに挾持されるプリフォームにおいて、
    外ねじを有する口部と、
    口部の下方部に位置し、上方部のカブラと下方部のサポートリングとを有する口栓部と、
    口栓部下方に設けられたプリフォーム本体とを備え、
    口栓部のカブラとサポートリングとの間の外面に、凹状環状面が形成され、この凹状環状面の断面形状を構成する曲線が平板状グリッパ先端部の上端と下端に当接する上方当接点と下方当接点を通り、
    凹状環状面と、この凹状環状面に対応する口栓部内面との距離が1.000mm〜1.985mmとなっていることを特徴とするプリフォーム。
  5. 凹状環状面の断面形状を構成する曲線において、上方の当接点は曲線上にあり、下方の当接点は直線上にあることを特徴とする請求項4記載のプリフォーム。
  6. サポートリングの外周部における厚みは0.80mm〜1.45mmであることを特徴とする請求項5記載のプリフォーム。
JP2014183607A 2014-09-09 2014-09-09 ボトルおよびプリフォーム Active JP5958840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014183607A JP5958840B2 (ja) 2014-09-09 2014-09-09 ボトルおよびプリフォーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014183607A JP5958840B2 (ja) 2014-09-09 2014-09-09 ボトルおよびプリフォーム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013127843A Division JP2013199329A (ja) 2013-06-18 2013-06-18 ボトルおよびプリフォーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014223952A true JP2014223952A (ja) 2014-12-04
JP5958840B2 JP5958840B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=52122974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014183607A Active JP5958840B2 (ja) 2014-09-09 2014-09-09 ボトルおよびプリフォーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5958840B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1016161A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Toyobo Co Ltd 耐熱性多層ボトル
JPH11165750A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Dainippon Printing Co Ltd 合成樹脂容器、その予備成形体、それらの口部構造およびその口部に装着される封止部材
JP2003160137A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Sanko Co Ltd ペットボトルのディスプレイ用トレイ
WO2007033722A1 (de) * 2005-09-20 2007-03-29 Alpla-Werke Alwin Lehner Gmbh & Co. Kg Preform für pet-flaschen

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1016161A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Toyobo Co Ltd 耐熱性多層ボトル
JPH11165750A (ja) * 1997-12-04 1999-06-22 Dainippon Printing Co Ltd 合成樹脂容器、その予備成形体、それらの口部構造およびその口部に装着される封止部材
JP2003160137A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Sanko Co Ltd ペットボトルのディスプレイ用トレイ
WO2007033722A1 (de) * 2005-09-20 2007-03-29 Alpla-Werke Alwin Lehner Gmbh & Co. Kg Preform für pet-flaschen

Also Published As

Publication number Publication date
JP5958840B2 (ja) 2016-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5403408B2 (ja) ボトルおよびプリフォーム
EP3135600A1 (en) Hinge cap
JP2013199329A (ja) ボトルおよびプリフォーム
JP5958840B2 (ja) ボトルおよびプリフォーム
JP2011093554A (ja) 抜栓キャップ
JP6600520B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP2010105705A (ja) 薄肉注出容器
JP6648012B2 (ja) 容器口部
JP2014234185A (ja) 詰め替え容器
US20160052006A1 (en) Spray Bottle
US944166A (en) Bottle and stopper therefor.
JP2019034760A (ja) 注出口栓
JP2007290761A (ja) 合成樹脂製ボトル
WO2015123917A1 (zh) 组合式防伪瓶盖
JP5687407B2 (ja) 樹脂製アンプル
JP6557335B2 (ja) 一体的なヘッド部分を有する容器
JP6259176B2 (ja) ボトルの製造方法
JP2010023871A (ja) 保護カバーを備えた破断開口容易な容器
JP2011213391A (ja) 中栓
JP2020026294A (ja) 注出口栓
CN207898674U (zh) 一种药瓶改装结构
JP2017081567A (ja) プラスチック容器
JP5806881B2 (ja) ブロー容器
JP5393074B2 (ja) アンプル
JP6226921B2 (ja) 注出口栓及び包装容器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5958840

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02