JP2014221659A - 紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法 Download PDF

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原 磨 上
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達 剛 寳
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上 智 未 井
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Abstract

【課題】所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束すること。【解決手段】紙葉類処理システムは、複数の紙葉類を集積する集積部と、集積部に集積された紙葉類を結束帯Bで結束する結束部250,350と、結束部250,350で結束された束状の紙葉類に対する結束帯Bの実際の位置と、束状の紙葉類に対する結束帯Bの所定の基準位置とに基づいて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整する制御部50と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、紙葉類を処理する紙葉類処理システムと、紙葉類を処理する紙葉類処理方法に関する。
従来から、結束対象の紙葉類を集積する集積部と、集積した紙葉類を結束帯で結束して結束紙葉類を作成する結束部と、結束紙葉類の結束帯上にスタンプ印を押印する押印部と、紙葉類の種類と、結束帯上又は紙葉類上へのスタンプ印の押印位置との関連付けを記憶する記憶部と、結束対象の紙葉類の種類に対応するスタンプ印の押印位置を求め、この求めた押印位置に基づいて、スタンプ印の押印時のスタンプ印と結束帯又は結束紙葉類との位置関係を調整する制御部と、を備えた紙葉類結束装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−250745号公報
一般に、集積部の組み付け誤差や経年変化によるガタツキ等により、実際の集積部の位置が本来あるべき位置からずれてしまっていることがある。このような場合に、結束部で例えば100枚からなる複数の紙葉類を結束すると、本来結束したい位置と異なる位置で結束してしまうことがある。
この点、特許文献1に開示されている紙葉類結束装置は、あくまでも、押印欠けの発生を防止することを目的としたものであり、例えば100枚といった所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束するという課題を解決することには十分なものではなかった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束することができる紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法を提供する。
本発明による紙葉類処理システムは、
複数の紙葉類を集積する集積部と、
前記集積部に集積された前記紙葉類を結束帯で結束する結束部と、
前記結束部で結束された束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置と、束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の所定の基準位置とに基づいて、前記結束部で結束する前記紙葉類に対する前記結束帯の位置を調整する制御部と、
を備えている。
本発明による紙葉類処理システムは、
束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置を計測する計測部をさらに備えてもよい。
本発明による紙葉類処理システムは、
前記結束帯が巻かれた束状の前記紙葉類を搬送する搬送部をさらに備え、
前記計測部は前記搬送部で搬送されている束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置を計測してもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記制御部は、前記計測部で計測された結果に基づいて、前記結束部によって前記紙葉類を結束する位置を自動で調整してもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記基準位置は、束状の前記紙葉類の端部から前記結束帯までの予め定められた距離であってもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記集積部は複数の集積ユニットを有してもよい。
本発明による紙葉類処理システムにおいて、
前記集積部は複数の集積ユニットを有し、
前記基準位置は、所定の集積ユニットに集積された前記紙葉類を結束した際における、束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置であってもよい。
本発明による紙葉類処理システムは、
前記結束部で結束する前記紙葉類に対する前記結束帯の位置を調整する情報を入力するための入力部をさらに備えてもよい。
本発明による紙葉類処理方法は、
集積部に複数の紙葉類を集積する工程と、
結束部によって前記集積部に集積された前記紙葉類を結束帯で結束する工程と、
前記結束部で結束された束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置と、束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の所定の基準位置とに基づいて、前記結束部で結束する前記紙葉類に対する前記結束帯の位置を調整する工程と、
を備える。
本発明によれば、制御部が、結束部で結束された束状の紙葉類に対する結束帯の実際の位置と、束状の紙葉類に対する結束帯の所定の基準位置とに基づいて、結束部で結束する紙葉類に対する結束帯の位置を調整する。このため、所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による紙幣処理装置の構成を示す縦断面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態による紙幣処理装置の機能ブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態で用いられる結束後搬送部の一部を示した斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態で用いられる押出機構を示した斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態で用いられる操作表示部で表示される内容の一例を示した図である。 図6は、紙葉類の端部から結束帯までの距離を説明するための斜視図である。 図7(a)は従来の紙幣処理装置を用いて大束を作成した様子を示した図であり、図7(b)は本発明の第1の実施の形態による紙幣処理装置を用いて大束を作成した様子を示した図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態による紙幣処理システムの構成を示す上方平面図である。
第1の実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図7は本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。
なお、本願において「紙葉類処理システム」は「紙葉類処理装置」単体を含む概念として用いられている。このため、「特許請求の範囲」で記載されている「紙葉類処理システム」は、紙葉類処理装置100そのものを意味することもあれば、紙葉類処理装置100とそれ以外の装置とを組み合わせたものを意味することもある。以下では、主として、紙葉類処理システムが紙葉類処理装置100そのものを意味する態様を用いて説明する。また、本願における「紙葉類」とは、紙幣、小切手、商品券等のことを意味するが、代表的なものとしては紙幣を意味する。
図1に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、筐体1と、筐体1に設けられて複数の紙葉類を受け入れる受入部11と、受入部11で受け入れられた紙葉類を1枚ずつ取り込む取込部10と、取込部10から筐体1内に取り込まれた各紙葉類を搬送する搬送部70と、搬送部70で搬送された紙葉類を識別して計数する識別計数部55と、識別計数部55で識別された紙葉類を集積する複数のスタッカ60a−60dと、スタッカ60a−60dに集積されない紙葉類をリジェクトする複数のリジェクト部61a,61bと、を備えている。なお、本実施の形態の識別計数部55は、紙幣を識別する際には、例えば紙幣の金種、正損、表裏、新旧、方向、真偽等を識別する。また、本実施の形態のスタッカ60a−60dは、前面が開口しており、オペレータはスタッカ60a−60d内の紙葉類を自由に取り出すことができる。
また、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、例えば100枚といった所定枚数の紙葉類を結束する2つの紙葉類結束装置200,300を備えている。
また、図1に示すように、搬送部70には、搬送部70で搬送される紙葉類を適宜分岐するための複数の分岐部材71が設けられている。また、搬送部70には、搬送部70を通過する紙葉類を検知したり、紙葉類の有無を検知したりするための複数のセンサ72が設けられている。なお、受入部11に設けられたセンサ72は、受入部11内に紙葉類があるか否かを判断するために用いられる。
本実施の形態の紙葉類処理装置100は、紙葉類を反転させる紙葉類反転部90,95も備えている。この紙葉類反転部90,95は、搬送部70で紙葉類を短手方向に搬送した場合、搬送されている紙葉類をその短手方向の向きが逆向きになるように表裏反転させる短手反転部95と、搬送部70で搬送されている紙葉類をその長手方向の向きが逆向きになるように表裏反転させる長手反転部90とを有している。なお、これら短手反転部95及び長手反転部90で紙葉類を反転させる方法の詳細については国際公開公報WO2010/097954号に開示されていることから、詳細な説明は省略する。
また、本実施の形態の紙葉類結束装置200,300は、搬送部70で搬送された結束用の複数の紙葉類を集積するための複数の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cと、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を結束帯B(図6参照)で結束して紙葉類束を生成するための結束部250,350と、を有している。なお、本実施の形態において、「紙葉類束」は「束状の紙葉類」のことを意味している。また、「結束用紙葉類集積部」全体が「特許請求の範囲」の「集積部」に対応しており、「結束用紙葉類集積部」の各々が「特許請求の範囲」の「集積ユニット」に対応している。また、本実施の形態では、上述のように結束部250,350で生成される紙葉類束のことを「小束」とも言う。
また、紙葉類結束装置200,300は、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cから結束部250,350に結束用の紙葉類を搬送するための結束前搬送部220,320と、結束部250,350から紙葉類束を搬送するための結束後搬送部260,360と、結束後搬送部260,360で搬送される結束された紙葉類束を収容する紙葉類束集積部270,370も有している。なお、紙葉類束集積部270,370に収容された紙葉類束は、当該紙葉類束集積部270,370によって、束放出口(図示せず)に放出することができる。また、本実施の形態では、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を、結束前搬送部220,320により結束部250,350に搬送する構成としたが、このような態様に限られることはなく、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された状態の紙葉類を、そのまま結束部(図示せず)により結束する態様としてもよい。
また、図1に示すように、紙葉類結束装置200,300は、取引終了時に結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積されている端数の紙葉類をオペレータに放出する端数返却口285,385も有している。
本実施の形態の紙葉類処理装置100は、例えばタッチパネル等からなり所定の情報を表示するとともに、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整する情報を入力することができる操作表示部59も備えている。なお、この操作表示部59が「特許請求の範囲」の「入力部」の役割を果たしている。
また、図2に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、紙葉類処理装置100に含まれる各要素を制御したり各要素から情報を取得したりする制御部50も備えている。本実施の形態の制御部50は、結束部250,350で結束された紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置と、紙葉類束に対する結束帯Bの所定の基準位置とに基づいて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整する。ちなみに、本実施の形態における「紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置」とは、より具体的には、図6に示すような、紙葉類の端部から結束帯Bの端部までの実際の距離Dのことを意味している。
なお、この「基準位置」の一例としては、紙葉類束の端部から結束帯Bまでの予め定められた距離であり、別の例としては、一つ以上の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を結束した際における、紙葉類束の端部から結束帯Bまでの実際の距離を基に定められた距離である。「基準位置」を予め定められた距離とする場合には、紙葉類の種類毎に基準位置を設けてもよい。例えば、紙葉類が紙幣である場合には、紙幣の通貨、金種、正損種別、集積された紙幣の表裏や向き等により、基準位置を設定するようにしてもよい。また、「基準位置」を実際の距離を基に定められた距離とする場合には、例えば、特定の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を結束した際における紙葉類束の端部から結束帯Bまでの実際の距離を「基準位置」として用いてもよいし、複数の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を結束した際における、紙葉類束の端部から結束帯Bまでの実際の距離の平均値、最小値又は最大値を「基準位置」として用いてもよい。
図2に示すように、紙葉類処理装置100は様々な情報を記憶する記憶部56も備えている。この記憶部56は、「基準位置」に関する情報も記憶する。なお、「基準位置」は必ずしも記憶部56が記憶している必要はなく、オペレータが操作表示部59から「基準位置」を入力するようにしてもよい。
図1に示すように、結束後搬送部260,360は、結束部250,350で結束された紙葉類束を把持搬送する把持搬送部261,361と、把持搬送部261,361で把持搬送された紙葉類束を上方に搬送する紙葉類束リフト部262,362と、この紙葉類束リフト部262,362で搬送された紙葉類束を束放出口の方向(装置正面方向)に押し出す押出機構265,365(図4も参照)と、を有している。そして、この押出機構265,365によって、紙葉類束が、図3に示すように、紙葉類束リフト部262,362の上方から開閉部269,369の上方まで押し出され、開閉可能な開閉部269,369が開状態になることで、当該紙葉類束が紙葉類束集積部270,370内に落下して集積される。
本実施の形態の押出機構265,365は、紙葉類の後端を押す押出部265a,365aと、この押出部265a,365aを前後方向(図4の矢印Aの方向)で往復移動させる往復駆動ベルト265b,365bとを有している。
本実施の形態では、オペレータが、操作表示部59から、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整するための「調整値」を入力するようにしてもよい。この「調整値」は、「基準位置」と紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置との「差」に基づいて算出される。なお、このような「調整値」は、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に入力される(図5参照)。図5において、「♯1」は例えば結束用紙葉類集積部210aのことを意味し、「♯2」は例えば結束用紙葉類集積部210bのことを意味し、「♯3」は例えば結束用紙葉類集積部210cのことを意味し、「♯4」は例えば結束用紙葉類集積部310aのことを意味し、「♯5」は例えば結束用紙葉類集積部310bのことを意味し、「♯6」は例えば結束用紙葉類集積部310cのことを意味する。また、操作表示部59に表示されている矢印ボタン「▲」及び「▼」を押下することで、調整値の値を上下させることができる。
ちなみに、「調整値」として表示されるのは例えば現在設定されている位置からずらす量であり、より具体的には、後述するように、結束部250,350で紙葉類に結束帯Bを巻き掛ける際における現在設定されている把持搬送部261,361の図1の奥行き方向の位置からずらす量である。なお「調整値」を入力する際には、操作表示部59からの入力によって、紙葉類処理装置は結束位置設定モードとなっている。この結束位置設定モードは、紙幣等の紙葉類を計数したり、分類したり、結束したりする通常の処理モードとは異なり、紙葉類束の結束位置を調整するためのモードである。
図1に示す結束部250,350は、把持搬送部261,361で把持された例えば100枚の紙葉類に結束帯Bを巻き掛け、当該結束帯Bを止めることで、紙葉類を結束して紙葉類束とする。この結束部250,350に隣接して、結束部250,350において紙葉類に結束帯Bを巻き掛ける際に当該結束帯Bに印字を行うプリンタ等の印字部251,351が設けられている。この印字部251,351は、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類を結束したかについて結束帯Bに印字することができるようになっていてもよい。
なお、紙葉類処理装置100は、結束位置確認モードというモードに切り換え可能となってもよい。この結束位置確認モードでは、指定された特定の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された所定枚数の紙葉類を結束部250,350で結束したり、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された所定枚数の紙葉類を所定の順番で結束部250,350によって結束したりすることができる。
図2に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置を計測する計測センサ等からなる計測部57も備えている。この計測部57は、例えば光の反射を検知するものとなっており、変化する光の反射量等に基づいて紙葉類の端部の位置と結束帯Bの端部の位置の両方を検知するようになっている。
本実施の形態では一例として、図3に示すように、計測部57が、紙葉類束リフト部262,362と開閉部269,369との間の搬送路267,367に設けられている。この計測部57は、押出機構265,365によって紙葉類束が紙葉類束リフト部262,362の上方から開閉部269,369の上方まで押し出されて搬送されている際に、紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置、つまり紙葉類の端部から結束帯Bまでの距離D(図6参照)を計測する。
ちなみに、本実施の形態では、押出機構265,365が「特許請求の範囲」における「搬送部」の役割を果たしている。なお、計測部57で計測された結果は、例えば結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に操作表示部59で表示されてもよい。
ところで、上記の態様はあくまでも一例であり、計測部は結束帯Bが紙葉類に巻かれた後であれば、いずれの場所に配置されてもよい。また、計測部自体が移動することで、紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置を計測するようになっていてもよい。
なお、本実施の形態では、このような計測部57が設けられている態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、このような計測部57がなくてもよい。このような計測部57がない場合には、例えばオペレータが紙葉類の端部から結束帯Bまでの距離Dを計測すればよい。
また、計測部57が設けられている場合であっても、自動計測モードと手動計測モードとに切り換え可能となっていてもよい。操作表示部59を介して自動計測モードが選択されると、計測部57によって紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置が計測され、その結果が操作表示部59に表示されることとなる。他方、操作表示部59を介して手動計測モードが選択されると、計測部57によるこのような計測は行われない。この場合には、オペレータが紙葉類の端部から結束帯Bまでの距離Dを計測すればよい。
また、結束位置設定モードでは、上述したように、オペレータが操作表示部59から結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整するための「調整値」を入力する態様(手動調整モード。図5参照)とは異なり、本実施の形態の制御部50は、計測部57で計測された結果に基づいて、結束部250,350によって紙葉類を結束する位置を、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に自動で調整する態様(自動調整モード)になっていてもよい。この場合には、計測部57で計測された紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置と所定の基準位置とから、「調整値」が自動算出される。
このとき、紙葉類束に対する結束帯Bの所定の基準位置としては、紙葉類束の端部から予め定められた距離が用いられたり、別の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を結束した際における結束帯Bの実際の位置、つまり紙葉類の端部から結束帯Bまでの距離Dから定められた距離が用いられたりする。なお、このように結束部250,350によって紙葉類を結束する位置を調整する際には、結束部250,350で紙葉類に結束帯Bを巻き掛ける際に、把持搬送部261,361の図1の奥行き方向の位置が調整されることとなる。
ちなみに、自動調整モードと手動調整モードとに切り換え可能となっていてもよい。操作表示部59を介して自動調整モードが選択されると、上述のように、制御部50が、計測部57で計測された結果に基づいて、結束部250,350によって紙葉類を結束する位置を、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に自動で調整する。他方、操作表示部59を介して手動調整モードが選択されると、制御部50によるこのような自動調整は行われない。
なお、本実施の形態では、図2に示すように、制御部50に、取込部10、搬送部70、長手反転部90、短手反転部95、結束部250,350、結束前搬送部220,320、結束後搬送部260,360、スタッカ60a−60d、リジェクト部61a,61b、記憶部56、識別計数部55、操作表示部59、分岐部材71、センサ72、計測部57等が接続されており、制御部50は、これらを制御したりこれらから情報を取得したりする。
ところで、本実施の形態では、主として、紙葉類処理システムが紙葉類処理装置100そのものを意味する態様を用いて説明したが、これに限られることはない。例えば、操作表示部(入力部、表示部)や記憶部が紙葉類処理装置100と別体となっていてもよく、また、これら操作表示部(入力部、表示部)及び記憶部の一方又はその両方が、例えば紙葉類処理装置100から離隔して配置されて当該紙葉類処理装置100を管理する管理装置に設けられてもよい。このような変形例は、既に述べているが、「特許請求の範囲」で記載されている「紙葉類処理システム」が、紙葉類処理装置100そのものを意味することもあれば、紙葉類処理装置100とそれ以外の装置とを組み合わせたものを意味することもあることに基づいている。
《方法》
次に、上述した紙葉類処理装置100によって紙葉類を結束して紙葉類束(小束)を作成する工程について、簡単に説明する。
まず、受入部11に複数の紙葉類を載置して、受入部11で紙葉類が受け入れられる(図1参照)。
次に、スタートボタンを押下するか又は自動で、取込部10によって紙葉類が1枚ずつ筐体1内に取り込まれる。
このように筐体1内に取り込まれた紙葉類は搬送部70によって搬送され、識別計数部55によって識別計数される。その後で、結束されるべき紙葉類は結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cのいずれかに収容され、他方、スタッカ60a−60dに集積されるべき紙葉類はスタッカ60a−60dのいずれかに収容されていく。なお、これら以外の紙葉類、すなわち結束されるべき紙葉類でもなくスタッカ60a−60dのいずれかに集積されるべき紙葉類でもない紙葉類は、リジェクト部61a,61bのいずれかに収容されていく。
そして、例えば100枚のように所定枚数の紙葉類が結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積されると、このように集積された所定枚数の紙葉類が結束前搬送部220,320によって結束部250,350まで搬送される。
次に、結束部250,350によって、集積部に集積されていた紙葉類が結束帯Bで結束される。
なお、このような結束に先立ち、上述した「調整値」に基づいて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置、より具体的には把持搬送部261,361の図1の奥行き方向の位置が調整される。
上述のようにして結束された紙葉類束は、結束後搬送部260,360によって紙葉類束集積部270,370まで搬送される。より具体的には、把持搬送部261,361によって紙葉類束が紙葉類束リフト部262,362まで搬送される。次に、紙葉類束リフト部262,362によって、当該紙葉類束が上方に搬送される。次に、押出機構265,365によって、当該紙葉類束が、紙葉類束リフト部262,362の上方から開閉部269,369の上方まで押し出されて搬送される。次に、閉状態であった開閉部269,369が開状態になることで、当該紙葉類束が落下して紙葉類束集積部270,370内に集積される。
なお、紙葉類束が押出機構265,365によって押し出されて、紙葉類束リフト部262,362の上方から開閉部269,369の上方まで搬送される際に、計測部57によって、紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置が計測される。そして、このように計測された結果は、対象となっている結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cの「調整値」を算出する際に用いられる。
《作用・効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による作用・効果について説明する。
本実施の形態によれば、制御部50が、結束部250,350で結束された束状の紙葉類に対する結束帯Bの実際の位置と、束状の紙葉類に対する結束帯Bの所定の基準位置とに基づいて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整する。このため、所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束することができる。
この点について説明する。
一般に、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cの組み付け誤差や経年変化によるガタツキ等により、実際の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cの位置が本来あるべき位置からずれてしまっていることがある。このような場合に、何ら調整することなく、結束部250,350で所定枚数の紙葉類を結束すると、本来結束したい位置と異なる位置で当該紙葉類を結束してしまうことがある。
この点、特許文献1に開示されている紙葉類結束装置は、あくまでも、押印欠けの発生を防止することを目的としたものであり、組み付け誤差や経年変化によるガタツキ等によって生じる微妙な誤差を修正し、所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束するという課題を解決することには十分なものではなかった。
これに対して、本実施の形態によれば、制御部50が、結束部250,350で結束された束状の紙葉類に対する結束帯Bの実際の位置と、束状の紙葉類に対する結束帯Bの所定の基準位置とに基づいて「調整値」を算出し、この「調整値」を用いて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整することから、所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束することができる。
また、本実施の形態のように複数の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cが存在している場合では、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cの各々で集積される紙葉類の位置がガタツキ等によってずれてしまうことがある。このような場合において、異なる結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類から小束Sを作成し、当該小束Sを10束(100枚×10=1000枚)束ねて大束Lを作ると、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に結束帯Bの位置が異なることから、大束L内において結束帯Bの位置がずれてしまい、見栄えが悪くなるという問題が生じてしまう(図7(a)参照)。
この点、本実施の形態によれば、結束部250,350で結束された束状の紙葉類に対する結束帯Bの実際の位置と、束状の紙葉類に対する結束帯Bの所定の基準位置とに基づいて「調整値」を算出し、この「調整値」を用いて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整することから、異なる結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類から小束Sを作成し、当該小束Sから大束Lを作ったとしても、結束帯Bの位置を一致させることができ、見栄えをよくすることができる(図7(b)参照)。なお、本実施の形態の大束Lは、図7(b)に示すように、結束体B’によって結束される。また、この結束体B’による大束Lの結束位置からずらすようにして、小束Sの結束帯Bの結束位置を調整してやればよい。
また、本実施の形態では、紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置を計測する計測部57が設けられていることから、結束帯Bの実際の位置を自動で正確に測定することができる。
とりわけ、本実施の形態では、計測部57が、押出機構265,365によって紙葉類束が紙葉類束リフト部262,362の上方から開閉部269,369の上方まで押し出されて搬送されている際に、紙葉類束に対する結束帯Bの実際の位置を計測する態様となっていることから、紙葉類束が長手方向に移動する箇所に計測部57を固定して設けることができる。このため、装置構成を複雑にすることなく計測部57を設置することができる。
また、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に、オペレータが操作表示部59から「調整値」を入力する態様を採用した場合には(図5参照)、この「調整値」を用いて、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に微調整することができる。
他方、制御部50が、計測部57で計測された結果に基づいて、結束部250,350によって紙葉類を結束する位置を、結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310c毎に自動で調整する態様を採用した場合には、オペレータが操作表示部59を介して調整値に関するデータを入力する必要がない。このため、この場合には、オペレータの手間を省くことができ、また、オペレータの入力ミスによって結束部250,350によって紙葉類を結束する位置がずれてしまうことを防止することができる。
本実施の形態において、「基準位置」として、紙葉類束の端部から結束帯Bまでの予め定められた距離を用いた場合には、紙葉類束の端部からの「絶対値」を基準位置に用いることができる。このため、例えば紙葉類束に巻かれる結束帯Bの位置を運用に合わせて「絶対的な位置」にすることができる。
他方、本実施の形態において、「基準位置」として、所定の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに集積された紙葉類を結束した際における結束帯Bの実際の位置を用いた場合には、「相対的な位置」が基準位置となるが、基準となっている結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cについては、結束帯Bの位置を調整する必要がない。このため、このような態様によれば、基準となっている結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cに関して結束帯Bの位置を調整する手間や処理を省略することができる。
また、印字部251,351が、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類であるかを結束帯Bに印字することができるようになっている場合には、結束帯Bの実際の位置が、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類に対するものなのかを印字結果によって確認することができる。このため、計測部57が設けられていない態様を採用した場合や計測部57が設けられていても手動計測モードで自動計測する場合等であっても、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類に対する結束帯Bの位置を計測しているかをオペレータが容易に把握することができる。
なお、紙葉類処理装置100が結束位置確認モードに切り換え可能となっている態様を採用した場合には、この結束位置確認モードにおいて、指定された特定の結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された所定枚数の紙葉類を結束部250,350で結束したり、所定の順番で結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された所定枚数の紙葉類を順に結束部250,350で結束したりする。このため、上述のように、印字部251,351が、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類であるかを結束帯Bに印字するようになっていなくても、結束帯Bの実際の位置が、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類に対するものなのかをオペレータが容易に確認することができる。
第2の実施の形態
次に、主に図8を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明されたような小束Sを作成する紙葉類処理装置100を複数備えた紙葉類処理システム400に関するものである。なお、第2の実施の形態で示されている紙葉類処理システム400の詳細な態様については、国際出願PCT/JP2012/064826号も参照にされたい。
図8で示すように、各紙葉類処理装置100には第1の搬送路414が接続されており、紙葉類処理装置100の機体外に投出された小束Sは第1の搬送路414に沿って搬送されるようになっている。また、第1の搬送路414の途中部分から第2の搬送路420が分岐されており、第1の搬送路414から第2の搬送路420への分岐箇所には分岐部416が設けられている。ここで、分岐部416は、紙葉類処理装置100の機体外に投出された小束Sを構成する紙幣の種類によって、小束Sを選択的に第1の搬送路414から第2の搬送路420へ送るようになっている。一例としては、紙葉類処理装置100の機体外に投出された小束Sを構成する紙幣が損券である場合には、この小束Sは第1の搬送路414の下流側端部に接続された損券集積部418まで搬送され、この損券集積部418で集積される。他方、紙葉類処理装置100の機体外に投出された小束Sを構成する紙幣が正券である場合には、この小束Sは分岐部416によって第1の搬送路414から分岐して第2の搬送路420へ送られる。
また、第3の搬送路422における下流側端部の近傍の位置には調整機構430が設けられている。そして、この調整機構430により、小束Sにおける帯封紙Pの位置を調整するようになっている。
また、第3の搬送路422の下流側端部の近傍位置には束集積部440が設けられており、この束集積部440には、第3の搬送路422から送られた小束Sが立位状態で水平方向に一列に並ぶよう集積されるようになっている。
この束集積部440の近傍には第1の把持部450が設けられており、束集積部440に集積された大束Lは第1の把持部450によって水平方向から把持されるようになっている。また、第1の把持部450とは別に第2の把持部460が設けられており、第1の把持部450によって水平方向で把持されている大束Lは、第2の把持部460に鉛直方向で把持されて受け渡されることとなる。
また、第1の把持部450と第2の把持部460との間には、包装部470が設けられている。この包装部470では、樹脂製フィルム等の包装シートが鉛直面に沿って張られている。そして、第1の把持部450から第2の把持部460に大束Lが受け渡される際に当該大束Lが鉛直面に沿って張られた包装シートを第2の把持部460側に押し出し、第2の把持部460が大束Lを把持し、かつ、第1の把持部450が第2の把持部460と反対側に退いた後で、包装部470の溶着部(図示せず)が包装シートを溶着して、大束Lが包装シート内に包装されることとなる。
また、紙葉類処理システム400は、包装シートにより包装された大束Lを加熱するための加熱部480を備えている。そして、加熱部480で包装シートが加熱されることで包装シートが熱収縮され、大束Lが包装シート内でパックされる。
なお、本実施の形態では、紙葉類処理装置100のいずれかの制御部50が他の紙葉類処理装置100を制御して、結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整してもよい。また、これと異なり、パソコン等からなる管理装置を設け、当該管理装置が各紙葉類処理装置100の結束部250,350で結束する紙葉類に対する結束帯Bの位置を調整してもよい。
第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。第1の実施の形態で詳細に説明したことから、本実施の形態における効果の説明は、本実施の形態に固有な部分に留める。
本実施の形態では、複数の紙葉類処理装置100を用いている点が特徴となっている。そして、本実施の形態では、異なる紙葉類処理装置100において、所定枚数からなる複数の紙葉類を本来結束したい位置で結束することができる。このため、複数の異なる紙葉類処理装置100から放出される小束Sを束ねて大束Lとする場合であっても、小束Sの結束帯Bの位置を合わせることができる(図7(b)参照)。このように、本実施の形態によれば、大束L内における小束Sの結束帯Bの位置を合わせたうえで、包装シートで大束Lを包装することができ、見栄えを良くすることができる。
なお、第1の実施の形態では、印字部251,351が、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類であるかを結束帯Bに印字することができるようになっていてもよい旨述べたが、本実施の形態では、どの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類であるかというだけでなく、どの紙葉類処理装置100で集積された紙葉類であるかということも、印字部251,351が印刷することができるようになっていてもよい。この場合には、計測部57が設けられていない態様を採用した場合や計測部57が設けられていても手動計測モードで自動計測する場合等であっても、オペレータは、どの紙葉類処理装置100のどの紙葉類結束装置200,300のどの結束用紙葉類集積部210a−210c,310a−310cで集積された紙葉類に対する結束帯Bの位置を計測しているかをオペレータが容易に把握することができる。
最後になったが、上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
50 制御部
57 計測部
59 操作表示部(入力部)
210a−210c 結束用紙葉類集積部(集積部、集積ユニット)
250 結束部
265 押出機構(搬送部)
310a−310c 結束用紙葉類集積部(集積部、集積ユニット)
350 結束部
365 押出機構(搬送部)
B 結束帯

Claims (9)

  1. 複数の紙葉類を集積する集積部と、
    前記集積部に集積された前記紙葉類を結束帯で結束する結束部と、
    前記結束部で結束された束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置と、束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の所定の基準位置とに基づいて、前記結束部で結束する前記紙葉類に対する前記結束帯の位置を調整する制御部と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理システム。
  2. 束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置を計測する計測部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理システム。
  3. 前記結束帯が巻かれた束状の前記紙葉類を搬送する搬送部をさらに備え、
    前記計測部は前記搬送部で搬送されている束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置を計測することを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理システム。
  4. 前記制御部は、前記計測部で計測された結果に基づいて、前記結束部によって前記紙葉類を結束する位置を自動で調整することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の紙葉類処理システム。
  5. 前記基準位置は、束状の前記紙葉類の端部から前記結束帯までの予め定められた距離であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  6. 前記集積部は複数の集積ユニットを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  7. 前記集積部は複数の集積ユニットを有し、
    前記基準位置は、所定の集積ユニットに集積された前記紙葉類を結束した際における、束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  8. 前記結束部で結束する前記紙葉類に対する前記結束帯の位置を調整する情報を入力するための入力部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の紙葉類処理システム。
  9. 集積部に複数の紙葉類を集積する工程と、
    結束部によって前記集積部に集積された前記紙葉類を結束帯で結束する工程と、
    前記結束部で結束された束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の実際の位置と、束状の前記紙葉類に対する前記結束帯の所定の基準位置とに基づいて、前記結束部で結束する前記紙葉類に対する前記結束帯の位置を調整する工程と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理方法。
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