JP2014221581A - 万能カート - Google Patents

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Sadayoshi Yamashita
定良 山下
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Abstract

【課題】物を入れて運ぶ以外の作業にも適した万能カートを提供する。
【解決手段】万能カート1は、万能カート1を後方から押す使用者U側からみて、左右方向に所定の間隔G1で並設された左右2つのリアキャスタ20と、リアキャスタ20よりも前方に左右方向に前記所定の間隔G1よりも狭い間隔G2で並設された左右2つのフロントキャスタ25と、リアキャスタ20よりも上方に設けられて前後長さL1がフロントキャスタ25とリアキャスタ20との前後方向の中心間ピッチPよりも短い物入れ30と、物入れ30よりも上方に設けられて前後長さL2がフロントキャスタ25とリアキャスタ20との前後方向の中心間ピッチPよりも短いテーブル40とを含み構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、物を入れて運ぶためのカートに関する。
カートの中には、本出願人が開示した特許文献1〜3に示すショッピングカート等がある。これらのショッピングカートは、左右方向に所定の間隔で並設された左右2つのリアキャスタと、リアキャスタよりも前方に左右方向に前記所定の間隔よりも狭い間隔で並設された左右2つのフロントキャスタと、リアキャスタよりも上方に設けられたカゴとを含み構成されている。
特開2012−250679号公報 特開2011−126435号公報 特開2008−285014号公報
これらのショッピングカートによれば、カゴに商品等の物を入れて運ぶことができる。しかしながら、これらのショッピングカートは、物を入れるためのカゴを備えているのみで、その他の作業をするための部位は備えていないので、物を入れて運ぶ以外の作業をするのには適していない。そこで、物を入れて運ぶ以外の作業をするのにも適した万能カートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の万能カートは、万能カートを後方から押す使用者側からみて、左右方向に所定の間隔で並設された左右2つのリアキャスタと、リアキャスタよりも前方に左右方向に前記所定の間隔よりも狭い間隔で並設された左右2つのフロントキャスタと、リアキャスタよりも上方に設けられて前後長さがフロントキャスタとリアキャスタとの前後方向の中心間ピッチよりも短い物入れと、物入れよりも上方に設けられて前後長さがフロントキャスタとリアキャスタとの前後方向の中心間ピッチよりも短いテーブルとを含み構成されている。
万能カートの前後方向の全長は、特に限定されないが、400〜600mmであることが好ましい。400mmに満たないと、物入れやテーブルを十分な大きさにできないおそれがある一方、600mmを越えると万能カートを移動させる際に邪魔になるおそれがあるからである。該全長は、425〜550mmであることがより好ましく、450〜500mmであることが最も好ましい。
万能カートの左右方向の全幅は、特に限定されないが、350〜550mmであることが好ましい。350mmに満たないと、物入れやテーブルを十分な大きさにできないおそれがある一方、550mmを越えると万能カートを移動させる際に邪魔になるおそれがあるからである。該全幅は、375〜500mmであることがより好ましく、400〜450mmであることが最も好ましい。
万能カートの具体的な態様は、特に限定されないが、次の態様が好ましい。すなわち、前後2台の万能カートのうちの前側の万能カートの左右2つのリアキャスタの左右方向の内側に、後側の万能カートの左右2つのフロントキャスタを後方から入れ込むことで、複数台の万能カートを前後方向に詰めて並べられるように構成され、このとき、前側の万能カートのリアキャスタの中心よりも後側の万能カートのフロントキャスタの中心の方が前方にくる態様である。不使用時には、複数台の万能カートを前後方向にコンパクトに収納できるからである。
[キャスタ]
左右2つのフロントキャスタの間隔は、前記所定の間隔(左右2つのリアキャスタの左右方向の間隔)よりも狭いこと以外は特に限定されないが、前記所定の間隔の0.3〜0.8倍であることが好ましい。0.3倍に満たないと、カートの前部のバランスが悪くなり、不安定になるおそれがある一方、0.8倍を越えると、小回りが利き難くなって操作性が悪くなったり、複数台の万能カートを前後方向に詰めて並べるときに前側の万能カートの左右2つのリアキャスタの間に後側の万能カートの左右2つのフロントキャスタを入れ込み難くなるおそれがあるからである。該左右2つのフロントキャスタの間隔は、前記所定の間隔の0.35倍〜0.7倍であることがより好ましく、0.4倍〜0.6倍であることが最も好ましい。
各キャスタの直径は、特に限定されないが、70〜150mmであることが好ましい。70mmに満たないと、カートのキャスタとしては摩擦が大きくなりすぎてカートが円滑に移動できなくなるおそれがある一方、150mmを越えるとキャスタが邪魔になるおそれがあるからである。該直径は、80〜130mmであることがより好ましく、90〜110mmであることが最も好ましい。
[物入れ]
物入れの前後長さは、前記(フロントキャスタとリアキャスタとの前後方向の中心間ピッチよりも短いこと)以外は特に限定されないが、前記中心間ピッチの0.5〜0.85倍であることが好ましい。0.5倍に満たないと物入れに十分な容量を確保できないおそれがある一方、0.85倍を越えるとカートの前後方向のバランスが悪くなるおそれがあるからである。該前後長さは、前記中心間ピッチの0.55〜0.75倍であることがより好ましく、0.6〜0.65倍であることが最も好ましい。
物入れの具体的な態様は、特に限定されないが、物入れは、入れた物に下方から当接する基部と、入れた物が前方に落ちるのを防止する前止部と、入れた物が左方に落ちるのを防止する左止部と、入れた物が右方に落ちるのを防止する右止部とを含み、後方及び上方から物を出し入れ可能に構成されていることが好ましい。後方にいる使用者が物入れに物を出し入れし易くなるからである。
このとき、基部の上面の角度は、特に限定されないが、物入れの基部の上面は、後方から前方にいくに従い下方に下がることが好ましい。物入れに入れた物が前方に傾くので、万能カートを前方に加速させたときにもその物が後方に飛び出し難くなるからである。具体的には、物入れの基部の上面の角度は、後方から前方にいくに従い6〜45°で下方に下がることが好ましい。6°の満たないと物入れに入れた物が後方に十分に飛び出し難くならないおそれがある一方、45°を越えると、物入れに入れた物が逆に前方に飛び出し易くなったり、物を出し入れし難くなるおそれがあるからである。該角度は、8〜30°であることがより好ましく、10〜15°であることが最も好ましい。
また、物入れの基部の上面の高さ(上面が傾いている場合は上面の最低点の高さ)は、特に限定されないが、400〜750mmであることが好ましい。400mmに満たないと低すぎて物を出し入れし難くなるおそれがる一方、750mmを越えると重心が高くなりすぎて万能カートが不安定になるおそれがあるからである。該高さは、425〜650mmであることがより好ましく、450〜550mmであることが最も好ましい。
[テーブル]
テーブルの前後長さは、前記(フロントキャスタとリアキャスタとの前後方向の中心間ピッチよりも短いこと)以外は特に限定されないが、前記中心間ピッチの0.55〜0.9倍であることが好ましい。0.55倍に満たないとテーブル上に十分な作業面積を確保できないおそれがある一方、0.9倍を越えるとカートの前後方向のバランスが悪くなるおそれがあるからである。該前後長さは、前記中心間ピッチの0.55〜0.75倍であることがより好ましく、0.6〜0.65倍であることが最も好ましい。
テーブルの上面は、特に限定されないが、次の[1][2]の態様を例示する。
[1]テーブルの上面は、水平に形成された態様。
[2]テーブルの上面は、後方から前方にいくに従い上方に上がる態様。
上記[1]の場合、万能カートの具体的な態様は、特に限定されないが、次の態様であることが好ましい。すなわち、複数台の万能カートを前後方向に詰めて並べたときには、前側の万能カートのテーブルの後辺に後側の万能カートのテーブルの前辺が当接して、複数台の万能カートのテーブルの上面が前後方向に連なる態様である。テーブル上に作業スペースが足りないときには、複数台の万能カートのテーブルの上面を前後方向に連ねることで、より広い作業スペースを確保することができるからである。
また、この場合、テーブルの前後長さに対する物入れの前後長さは、特に限定されないが、次の[i][ii]の態様を例示する。
[i]物入れの前後長さは、テーブルの前後長さよりも短い態様。
[ii]物入れの前後長さは、テーブルの前後長さよりも長く、前側の万能カートのテーブルの後辺に後側の万能カートのテーブルの前辺が当接するときには、前側の万能カートの物入れの内側に後側の万能カートの物入れが入り込む態様。
上記[1][2]の場合、テーブルの上面の角度は、特に限定されないが、0〜75°であることが好ましい。75°を越えると、本を置き難くなったり、置いた本が後方に落ち易くなったり、置いた本を読み難くなるおそれがあるからである。該上面の角度は、0〜60°であることがより好ましく、0〜45°であることが最も好ましい。
テーブルの上面(上面が傾いている場合は上面の最低点の高さ)の高さは、特に限定されないが、750〜1300mmであることが好ましい。750mmに満たないと低すぎて作業をし難くなるおそれがある一方、1300mmを越えると高すぎて作業をし難くなるおそれがあるからである。テーブルの上面の高さは、800〜1200mmであることがより好ましく、850〜1000mmであることが最も好ましい。
本発明の万能カートは、物入れに加えテーブルもあるので、物入れに物を入れて運ぶことができるのに加え、テーブル上で作業をすることもできる。そのため、本発明の万能カートは、物を入れて運ぶ以外の作業をするのにも適している。
そして、物入れの前後長さ及びテーブルの前後長さは、フロントキャスタとリアキャスタとの前後方向の中心間ピッチよりも短いので、本発明のように物入れの上に更にテーブルを設ける場合にも、万能カートの前後方向の安定性が悪くなり難い。また、左右2つのフロントキャスタの左右方向の間隔は、左右2つのリアキャスタの左右方向の間隔よりも狭いので、万能カートを移動させるときの操作性が良い。
実施例1の万能カートを1台で使用したときを示す斜視図である。 実施例1の万能カートを前後方向に2台並べて使用したときを示す斜視図である。 実施例1の万能カートを前後方向に複数台並べて収納したときを示す斜視図である。 実施例1の万能カートを示す斜視図である。 (a)は実施例1の万能カートを示す平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(背面側からみて左側面図)である。なお、右側面図は左側面図と対称である。 (a)は実施例1の万能カートを示す断面図、(b)は背面図、(c)は底面図である。 実施例2の万能カートを示す斜視図である。
以下、本発明の万能カートを、図面を参照に説明する。なお、本明細書で単に「前」「後」「左」「右」というときは、万能カートを後方から押す使用者側からみた「前」「後」「左」「右」をいう。また、本明細書に記載する間隔、ピッチ、長さ等の寸法は、次に示す実施例1,2のようにキャスタが水平面内で回動可能な場合には、万能カートを前方に前進させているときのキャスタの角度状態でみた寸法をいう。以下の実施例に示す寸法は全て例示であり、適宜変更して実施することができる。
図1〜図6に示す本実施例1の万能カート1は、物を入れて運ぶ以外の作業にも適した万能のカートであって、特に本屋や図書館等での使用に適している。この万能カート1の寸法は、前後方向の全長が470mm程度で、左右方向の全幅が423mm程度で、上下方向の全高が920mm程度である。この万能カート1は、次に示すベースフレーム10と、支持フレーム13と、補助フレーム16と、リアキャスタ20,20と、フロントキャスタ25,25と、物入れ30と、テーブル40とを含み構成されている
ベースフレーム10は、後端から前方にいくに従い左右方向に幅狭になる後方に開口したU字形のフレームである。そして、このベースフレーム10の左右方向の内側には、棚11が設けられている。その棚11は、後方から前方に向かうに従いに下方に下がる網状の棚であって、前端部がベースフレーム10の前端部に支持されている。
支持フレーム13は、ベースフレーム10の左右の後端から上方に延びる下方に開口したU字形(逆U字形)のフレームであって、上端部は、前方に屈曲している。詳しくは、この支持フレーム13の左側の下端部の前面には、ベースフレーム10の左側の後端部が溶接等で接続されており、この支持フレーム13の右側の下端部の前面には、ベースフレーム10の右側の後端部が溶接等で接続されている。
補助フレーム16は、ベースフレーム10の前端から上方に延びる環状のフレームである。詳しくは、この補助フレーム16の下端部は、ベースフレーム10の前端部に、前端カバー17を介して接続されており、この補助フレーム16の上端部には、上端カバー18が取り付けられている。
左右2つのリアキャスタ20,20は、支持フレーム13の左側の下端部に取付部21を介して水平面内で回動可能に取り付けた左側のリアキャスタ20と、支持フレーム13の右側の下端部に取付部21を介して水平面内で回動可能に取り付けた右側のリアキャスタ20とからなる。そして、各取付部21には、リアキャスタ20を鉛直面内で回転不能に拘束することで万能カート1を移動不能にするためのストッパ22が設けられている。この左右2つのリアキャスタ20,20の左右方向の間隔G1は340mm程度である。そして、各リアキャスタ20の直径は100mm程度である。
左右2つのフロントキャスタ25,25は、ベースフレーム10の前端部の左端部に取付部26を介して水平面内で回動可能に取り付けられた左側のフロントキャスタ25と、ベースフレーム10の前端部の右端部に取付部26を介して水平面内で回動可能に取り付けられた右側のフロントキャスタ25とからなる。この左右2つのフロントキャスタ25,25の左右方向の間隔G2は、170mm程度であり、左右2つのリアキャスタ20,20の左右方向の間隔G1の0.5倍程度である。そして、各フロントキャスタ25の直径は100mm程度である。そして、フロントキャスタ25とリアキャスタ20との前後方向の中心間ピッチPは、300mm程度である。
そして、図2及び図3に示すように、前後2つの万能カート1,1のうちの前側の万能カート1の左右2つのリアキャスタ20,20の左右方向の内側に、後側の万能カート1の左右2つのフロントキャスタ25,25を後方から入れ込むことで、複数台の万能カート1,1・・を前後方向に詰めて並べられるように構成されている。このとき、前側の万能カート1のベースフレーム10の左右方向の内側には、後側の万能カート1のベースフレーム10が後方から入り込み、前側の万能カート1の棚11の下方には、後側の万能カート1の棚11が後方から入り込む。そして、このとき、前側の万能カート1のリアキャスタ20,20の中心よりも、後側の万能カート1のフロントキャスタ25,25の中心の方が前方にくる。
物入れ30は、物を入れるための部材であって、特に複数の本B,B・・を立てた状態で左右方向に並べて入れるのに適している。この物入れ30は、後端部が支持フレーム13の上下方向中間部に支持され、前端部が補助フレーム16の上部に支持されることで、ベースフレーム10から上方に離間して設けられている。この物入れ30の前後長さL1は、190mm程度であり、フロントキャスタ25とリアキャスタ20との前後方向の中心間ピッチPの0.63倍程度である。
この物入れ30は、次に示す基部31と前止部32と左止部33と右止部34とを含み構成されている。基部31は、この物入れ30に入れた本B,B・・やその他の物に下方から当接する板状の部位であって、その上面は、後方から前方にいくに従い水平方向に対して12°程度の角度で下方に下がっている。その基部31の上面の高さは、前端で490mm程度で後端で520mm程度である。前止部32は、この物入れ30に入れた本B,B・・やその他の物に前方から当接することで、それらの物が前方に落ちるのを防止する板状の部位であって、基部31の前端から上方(基部31と直角に斜め上方)に延びている。左止部33は、この物入れ30に入れた本B,B・・やその他の物に左方から当接することで、それらの物が左方に落ちるのを防止する板状の部位であって、基部31の左端から上方に延びている。右止部34は、この物入れ30に入れた本B,B・・やその他の物に右方から当接することで、それらの物が右方に落ちるのを防止する板状の部位であって、基部31の右端から上方に延びている。そして、この物入れ30は、上方及び後方に開口することで、後方及び上方から本B,B・・やその他の物を出し入れ可能に構成されている。
テーブル40は、支持フレーム13の上端部に支持されることで物入れ30から上方に離間して設けられた上面が水平な板状の部材である。このテーブル40の前後長さL2は200mm程度であり、フロントキャスタ25とリアキャスタ20との前後方向の中心間ピッチPの0.67倍程度である。そして、このテーブル40の上面の高さは920mm程度である。
そして、図2,図3に示すように、複数台の万能カート1,1・・を前後方向に詰めて並べたときには、前側の万能カート1のテーブル40の後辺に後側の万能カート1のテーブル40の前辺が当接して、複数台の万能カート1,1・・のテーブル40,40・・の上面が前後方向に連なる。
本実施例1によれば、次の[A]〜[G]の効果を得ることができる。
[A]万能カート1は、物入れ30に加えテーブル40もあるので、物入れ30に物を入れて運ぶことができるのに加え、テーブル40上で作業をすることもできる。そのため、万能カート1は、物を入れて運ぶ以外の作業をするのにも適している。
例えば、テーブル40に本Bを開いた状態で置いて読むといった作業や、テーブル40に書類を置いて書くといった作業や、テーブル40にノートパソコンを置いてデータを入力するといった作業や、テーブル40に仕分けすべきものを置いて仕分けするといった作業等の様々な作業をすることができる。また、特に、本屋や図書館で万能カート1を使用する場合には、本屋の客や図書館の利用者は、テーブル40に本Bを開いた状態で置いて読み、気に入ればその本Bを物入れ30に入れることができる。
[B]物入れ30の前後長さL1及びテーブル40の前後長さL2は、フロントキャスタ25,25とリアキャスタ20,20との前後方向の中心間ピッチPよりも短いので、本実施例1のように物入れ30の上に更にテーブル40を設ける場合にも、万能カート1の前後方向の安定性が悪くなり難い。そのため、万能カート1を前方に強く押したとき等にも、万能カート1が前方に倒れ難い。
[C]左右2つのフロントキャスタ25,25の左右方向の間隔G2は、左右2つのリアキャスタ20,20の左右方向の間隔G1よりも狭いので、小回りが利き、万能カート1を移動させるときの操作性がよい。また、ベースフレーム10は後方から前方にいくに従い幅狭になるので、ベースフレーム10の前部が邪魔になり難く、この点でも、万能カート1を移動させるときの操作性がよい。
[D]図3に示すように、複数台の万能カート1,1・・を前後方向に詰めて並べたときには、前側の万能カート1のリアキャスタ20,20の中心よりも、後側の万能カート1のフロントキャスタ25,25の中心の方が前方にくるので、不使用時には、複数台の万能カート1,1・・を前後方向にコンパクトに収納できる。
また、このとき、前側の万能カート1の左右2つのリアキャスタ20,20の左右方向の内側には、後側の万能カート1の左右2つのフロントキャスタ25,25が後方から入れ込み、前側の万能カート1のベースフレーム10の左右方向の内側には、後側の万能カート1のベースフレーム10が後方から入り込み、前側の万能カート1の棚11の下方には、後側の万能カート1の棚11が後方から入り込むので、前後2台の万能カート1,1のキャスタ20,25どうしやベースフレーム10,10どうしや棚11,11どうしが当たることで、複数台の万能カート1,1・・を前後方向に詰めて並べられなくなるといった心配がない。
[E」物入れ30は、後方及び上方から本Bやその他の物を出し入れ可能に構成されているので、万能カート1の後方にいる使用者Uが物入れ30に本Bやその他の物を出し入れし易い。
[F]物入れ30の基部31の上面は後方から前方にいくに従い下方に下がるので、該物入れ30に入れた本B,B・・やその他の物は前方に傾く。そのため、万能カート1を前方に加速させたときにも、物入れ30に入れてある本B,B・・やその他の物は後方に飛び出し難い。
[G]図2,図3に示すように、複数台の万能カート1,1・・のテーブル40,40・・の上面を前後方向に連ねることができるので、1台の万能カート1のテーブル40のみでは作業スペースが足りないときには、複数台の万能カート1,1のテーブル40,40の上面を前後方向に連ねることで、より広い作業スペースを確保することができる。
また、このとき、前側の万能カート1のベースフレーム10の左右方向の内側に、後側の万能カート1のベースフレーム10が後方から入り込むことで、前側の万能カート1に対して後側の万能カート1が左右方向に拘束されるので、テーブル40,40どうしが左右方向にずれ難くなる。
図7に示す本実施例2の万能カート2は、実施例1の万能カート1と比較して、テーブル40の上面が水平ではなく、後方から前方にいくに従い上方に上がる点、及び該テーブル40の後端部に滑止41が突設されている点で相違し、その他の点で同様である。
本実施例2によれば、上記の[A]〜[F]の効果に加えて、次の[G’]の効果を得ることができる。
[G’]テーブル40の上面が、後方から前方にいくに従い上方に上がるので、本Bを開いて置いた際には、紙面が後斜め上を向く。そのため、使用者Uが本Bの紙面を見易い。そのため、本屋や図書館で使用するのに適している。
なお、本発明は前記実施例1,2の構成に限定されるものではなく、例えば次の変更例1〜4のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
[変更例1]支持フレーム13の上部に、傘や杖や袋等を引っ掛けるための掛止突起を設けてもよい。
[変更例2]支持フレーム13の下部に、傘や杖の先端部を挿して立てるための傘・杖立てを設けてもよい。
[変更例3]テーブル40の前端部及び後端部に磁石を取り付けても良い。図2に示すように、複数台の万能カート1,1のテーブル40,40の上面を前後方向に連ねたときに、テーブル40,40どうしが離れ難くなるからである。
[変更例4]物入れ30に立てた状態で入れた本B,B・・が左右方向に倒れ難くなるように、物入れ30に仕切りを設けてもよい。
1 万能カート(実施例1)
2 万能カート(実施例2)
20 リアキャスタ
25 フロントキャスタ
30 物入れ
31 基部
32 前止部
33 左止部
34 右止部
40 テーブル
U 使用者
P フロントキャスタとリアキャスタとの前後方向の中心間ピッチ
L1 物入れの前後長さ
L2 テーブルの前後長さ

Claims (7)

  1. 万能カートを後方から押す使用者(U)側からみて、
    左右方向に所定の間隔(G1)で並設された左右2つのリアキャスタ(20)と、
    リアキャスタ(20)よりも前方に左右方向に前記所定の間隔(G1)よりも狭い間隔(G2)で並設された左右2つのフロントキャスタ(25)と、
    リアキャスタ(20)よりも上方に設けられて前後長さ(L1)がフロントキャスタ(25)とリアキャスタ(20)との前後方向の中心間ピッチ(P)よりも短い物入れ(30)と、
    物入れ(30)よりも上方に設けられて前後長さ(L2)がフロントキャスタ(25)とリアキャスタ(20)との前後方向の中心間ピッチ(P)よりも短いテーブル(40)とを含み構成された万能カート。
  2. 前後2台の万能カートのうちの前側の万能カートの左右2つのリアキャスタ(20)の左右方向の内側に、後側の万能カートの左右2つのフロントキャスタ(25)を後方から入れ込むことで、複数台の万能カートを前後方向に詰めて並べられるように構成され、このとき、前側の万能カートのリアキャスタ(20)の中心よりも後側の万能カートのフロントキャスタ(25)の中心の方が前方にくる請求項1記載の万能カート。
  3. テーブル(40)の上面は、水平に形成された請求項1又は2記載の万能カート。
  4. テーブル(40)の上面は、後方から前方にいくに従い上方に上がる請求項1又は2記載の万能カート。
  5. テーブル(40)の上面は、水平に形成され、
    複数台の万能カートを前後方向に詰めて並べたときには、前側の万能カートのテーブル(40)の後辺に後側の万能カートのテーブル(40)の前辺が当接して、複数台の万能カートのテーブル(40)の上面が前後方向に連なる請求項2記載の万能カート。
  6. 物入れ(30)は、入れた物に下方から当接する基部(31)と、入れた物が前方に落ちるのを防止する前止部(32)と、入れた物が左方に落ちるのを防止する左止部(33)と、入れた物が右方に落ちるのを防止する右止部(34)とを含み、後方及び上方から物を出し入れ可能に構成された請求項1〜5のいずれか一項に記載の万能カート。
  7. 物入れ(30)の基部(31)の上面は、後方から前方にいくに従い下方に下がる請求項6記載の万能カート。
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