JP2016041547A - ショッピングカート - Google Patents
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Abstract
【課題】カゴ置きに買物カゴを前傾状態及び後傾状態のいずれか一方で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに反対に置こうとして戸惑ってしまうことがないようにするとともに、ショッピングカートの使い勝手を良くする。【解決手段】ショッピングカート1は、上段のカゴ置き30と下段のカゴ置き40とを備えている。そして、上段及び下段の少なくとも一方のカゴ置き30,40は、買物カゴ7,8を前傾状態及び後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成されている。但し、両方のカゴ置き30,40が、該いずれの状態でも支持可能に構成されていることが好ましい。【選択図】図4
Description
本発明は、スーパーマーケット等で買い物をする際に使用するショッピングカートに関する。
ショッピングカートは、通常は、従来例1(特許文献1)のショッピングカートのように、買物カゴを若干の後傾状態で支持する上段のカゴ置きと、買物カゴを若干の前傾状態で支持する下段のカゴ置きとを備えている。
また、従来例2(特許文献2の図9,図10に示す実施例2)のショッピングカートは、買物カゴを前傾状態で支持する上段のカゴ置きと、買物カゴを後傾状態で支持する下段のカゴ置きとを備えている。
従来例1のショッピングカートでは、下段の買物カゴに品物を入れ難い。なぜなら、まず第一に、下段の買物カゴは前傾状態で支持されるため、その上端開口部は、ショッピングカートを後から押す買物客側とは反対側の前側を向くからである。また第二に、上段の買物カゴは後傾状態になるため、その後端部の下端部が低くなり、下段の買物カゴに品物を後方から入れる際に邪魔になることが多いからである。
その点、従来例2のショッピングカートでは、下段の買物カゴに品物を入れ難い。なぜなら、まず第一に、下段の買物カゴは後傾状態で支持されるため、その上端開口部は、ショッピングカートを後から押す買物客側である後側を向くからである。また第二に、上段の買物カゴは前傾状態になるため、その後端部の下端部が高くなり、下段の買物カゴに品物を後方から入れる際に邪魔になることが少ないからである。
しかしながら、従来例2のショッピングカートには、次に示す課題がある。すなわち、上段のカゴ置きについては、買物客は、買物カゴを後傾状態で置くことに慣れているため、前傾状態で置くことにすぐには気づかず、後傾状態で置こうとしてしまうことがある。また、下段のカゴ置きについても、買物客は、買物カゴを前傾状態で置くことに慣れているため、後傾状態で置くことにすぐには気づかず、前傾状態で置こうとしてしまうことがある。そして、それらの場合には、買物客は、カゴ置きに買物カゴをすんなりと支持できず、戸惑ってしまうおそれがある。
また、上段のカゴ置きについては、状況等によっては、買物カゴを前傾状態ではなく後傾状態で置いた方が使い勝手が良い場合がある。例えば、下段のカゴ置きには買物カゴを置かず、上段のカゴ置きのみに買物カゴを置く場合等である。また、下段のカゴ置きについても、状況等によっては、買物カゴを後傾状態ではなく前傾状態で置いた方が使い勝手が良い場合がある。例えば、一人がショッピングカートを押し、他の人が下段の買物カゴに前方から品物を入れる場合等である。
そこで、カゴ置きに買物カゴを前傾状態及び後傾状態のいずれか一方で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに反対に置こうとして戸惑ってしまうことがないようにするとともに、ショッピングカートの使い勝手を良くすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のショッピングカートは、上段のカゴ置きと下段のカゴ置きとを備えたショッピングカートにおいて、上段及び下段の少なくとも一方のカゴ置きは、買物カゴを前下がりの前傾状態及び後下がりの後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成されたことを特徴とする。
ここで、上段及び下段のカゴ置きは、特に限定されないが、下段の買物カゴに品物を入れ易くできる点で、次のように構成されていることが好ましい。すなわち、上段のカゴ置きに買物カゴを前傾状態で支持可能、かつ、下段のカゴ置きに別の買物カゴを後傾状態で支持可能に構成されていることである。
また、上段及び下段のいずれのカゴ置きが、買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成されているかについては、特に限定されないが、次のア〜ウの態様を例示する。
[ア]少なくとも上段のカゴ置きは、買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成された態様。
[イ]少なくとも下段のカゴ置きは、買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成された態様。
[ウ]上段及び下段の両方のカゴ置きは、それぞれ買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成された態様。
[ア]少なくとも上段のカゴ置きは、買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成された態様。
[イ]少なくとも下段のカゴ置きは、買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成された態様。
[ウ]上段及び下段の両方のカゴ置きは、それぞれ買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能に構成された態様。
また、上段及び下段のカゴ置きを支持する支柱は、特に限定されないが、下段のカゴ置きに品物を入れ易くなる点で、次のように構成されていることが好ましい。すなわち、ショッピングカートは、上段及び下段のカゴ置きを支持する左右2本の支柱を備え、各支柱は、下段のカゴ置きに支持された状態の買物カゴの上端開口部の真後及び真横並びに真後の真横のいずれにも延出しないように、上下方向中間部が該上端開口部の前端よりも前方に突出する形で屈曲又は湾曲していることである。
[上段のカゴ置き]
上段のカゴ置きによる買物カゴの支持角度は、特に限定されないが、上段のカゴ置きは、買物カゴを、水平方向に対して10〜15°の前傾角度で支持可能に構成されていることが好ましい。この角度範囲なのは、10°に満たないと、該上段の買物カゴの後端部の下端部が十分に高くならないことで、下段の買物カゴに後方から品物を入れる際に邪魔になるおそれがある一方、15°を越えると、該上段の買物カゴの上端開口部が前方に傾き過ぎることで、該買物カゴに後方から商品を入れ難くなるおそれがあるからである。
上段のカゴ置きによる買物カゴの支持角度は、特に限定されないが、上段のカゴ置きは、買物カゴを、水平方向に対して10〜15°の前傾角度で支持可能に構成されていることが好ましい。この角度範囲なのは、10°に満たないと、該上段の買物カゴの後端部の下端部が十分に高くならないことで、下段の買物カゴに後方から品物を入れる際に邪魔になるおそれがある一方、15°を越えると、該上段の買物カゴの上端開口部が前方に傾き過ぎることで、該買物カゴに後方から商品を入れ難くなるおそれがあるからである。
そして、更に、該上段のカゴ置きは、買物カゴを、水平方向に対して3〜8°の後傾角度でも支持可能に構成されていることが好ましい。この角度範囲なのは、3°に満たないと、前傾状態との差があまりでないことで十分に使い勝手がよくならないおそれがある一方、8°を越えると、該上段の買物カゴが後方に傾き過ぎることで、反って使い勝手が悪くなるおそれがあるからである。
上段のカゴ置きの具体的な態様は、特に限定されないが、上段のカゴ置きに買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能になる点、上段のカゴ置きの部品点数が少なくなる点及びショッピングカートの左右方向の幅が小さくなる点で、次のように構成されていることが好ましい。すなわち、ショッピングカートは、上段及び下段のカゴ置きを支持する左右2本の支柱を備え、各支柱は、前後方向に前傾で延びる支柱上部を備え、上段のカゴ置きは、左右の支柱上部と、該支柱上部の下方で左右方向に延びる上段下フレームと、上段下フレームの前方で左右方向に延びる上段前フレームとを含み構成され、買物カゴを前傾状態で支持するときには、上段下フレームが買物カゴの底部に当接するとともに、上段前フレームが前傾状態の買物カゴの前部に当接し、買物カゴを後傾状態で支持するときには、上段前フレームが買物カゴの底部に当接するとともに、前傾の左右の支柱上部が後傾状態の買物カゴの左右の側部に当接することである。
なお、上段のカゴ置きの部品点数が少なくなるのは、支柱上部が、上段のカゴ置きの一部を兼ねるからである。また、ショッピングカートの左右方向の幅が小さくなるのは、前傾の左右の支柱上部が後傾状態の買物カゴの左右の側部に当接するように構成することで、必然的に、左右の支柱上部の間隔が、買物カゴの左右方向の幅よりも小さくなるからである。
[下段のカゴ置き]
下段のカゴ置きによる買物カゴの支持角度は、特に限定されないが、下段のカゴ置きは、買物カゴを、水平方向に対して12.5〜17.8°の後傾角度で支持可能に構成されていることが好ましい。この角度範囲なのは、12.5°に満たないと、該下段の買物カゴの上端開口部が十分に後方の買物客側を向かないことで、該買物カゴに品物を十分に入れ易くならないおそれがある一方、17.8°を越えると、該下段の買物カゴが後方に傾き過ぎることで、反って使い勝手が悪くなるおそれがあるからである。
下段のカゴ置きによる買物カゴの支持角度は、特に限定されないが、下段のカゴ置きは、買物カゴを、水平方向に対して12.5〜17.8°の後傾角度で支持可能に構成されていることが好ましい。この角度範囲なのは、12.5°に満たないと、該下段の買物カゴの上端開口部が十分に後方の買物客側を向かないことで、該買物カゴに品物を十分に入れ易くならないおそれがある一方、17.8°を越えると、該下段の買物カゴが後方に傾き過ぎることで、反って使い勝手が悪くなるおそれがあるからである。
そして、更に、該下段のカゴ置きは、買物カゴを、水平方向に対して1.2〜6.2°の前傾角度でも支持可能に構成されていることが好ましい。この角度範囲なのは、1.2°に満たないと、後傾状態との差があまりでないことで十分に使い勝手が良くならないおそれがある一方、6.2°を越えると、該下段の買物カゴが前方に傾き過ぎることで、反って使い勝手が悪くなるおそれがあるからである。
下段のカゴ置きの具体的な態様は、特に限定されないが、下段のカゴ置きに買物カゴを前記いずれの状態でも支持可能になる点、下段のカゴ置きの部品点数が少なくなる点及びショッピングカートの左右方向の幅が小さくなる点で、次のように構成されていることが好ましい。すなわち、ショッピングカートは、上段及び下段のカゴ置きを支持する左右2本の支柱を備え、各支柱は、前後方向に後傾で延びる支柱下部を備え、下段のカゴ置きは、左右の支柱下部と、該支柱下部の下方で左右方向に延びる下段下フレームと、下段下フレームの後方で左右方向に延びる下段後フレームとを含み構成され、買物カゴを後傾状態で支持するときには、下段下フレームが買物カゴの底部に当接するとともに、下段後フレームが後傾状態の買物カゴの後部に当接し、買物カゴを前傾状態で支持するときには、下段後フレームが買物カゴの底部に当接するとともに、後傾の左右の支柱下部が前傾状態の買物カゴの左右の側部に当接することである。
なお、下段のカゴ置きの部品点数が少なくなるのは、支柱下部が、下段のカゴ置きの一部を兼ねるからである。また、ショッピングカートの左右方向の幅が小さくなるのは、後傾の左右の支柱下部が前傾状態の買物カゴの左右の側部に当接するように構成することで、必然的に、左右の支柱下部の間隔が、買物カゴの左右方向の幅よりも小さくなるからである。
本発明によれば、上段及び下段の少なくとも一方のカゴ置きは、買物カゴを前傾状態及び後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成されているため、該カゴ置きに買物カゴを前傾状態及び後傾状態のいずれか一方で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに反対に置こうとして戸惑ってしまうといった心配がない。また、状況等に応じて、該カゴ置きに買物カゴを前傾状態で置くことも後傾状態で置くこともできるため、ショッピングカートの使い勝手が良い。
図1〜図4に示す本発明のショッピングカート1は、上段のカゴ置き30と、下段のカゴ置き40と、上段及び下段のカゴ置き30,40を支持する左右2本の支柱10,10とを備えている。
そして、上段のカゴ置き30は、買物カゴ7を基本的には前下がりの前傾状態で支持するように構成されているが、後下がりの後傾状態でも支持可能に構成されている。また、下段のカゴ置き40は、買物カゴ8を基本的には後傾状態で支持するように構成されているが、前傾状態でも支持可能に構成されている。よって、上段及び下段の両方のカゴ置き30,40は、それぞれ買物カゴ7,8を前傾状態及び後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成されている。
そして、左右の各支柱10,10は、下段のカゴ置き40に支持された状態の買物カゴ8の上端開口部88の真後及び真横並びに真後の真横のいずれにも延出しないように、上下方向中間部にある支柱前部12,12が該上端開口部88の前端よりも前方に突出する形で屈曲している。
図1〜図4に示す本実施例のショッピングカート1は、次に示す、左右2本の支柱10,10と、上段のカゴ置き30と、下段のカゴ置き40とを含み構成されている。
[支柱10,10]
左右2本の支柱10,10は、左右方向に買物カゴ7,8の左右方向の幅未満の間隔をおいて並設されている。詳しくは、各支柱10は、その上端から前方に前傾で延びる支柱上部11と、その前端から下方に延びる支柱前部12と、その下端から後方に後傾で延びる支柱下部13と、その後端から下方に延びる支柱最下部14とを含み構成されている。
左右2本の支柱10,10は、左右方向に買物カゴ7,8の左右方向の幅未満の間隔をおいて並設されている。詳しくは、各支柱10は、その上端から前方に前傾で延びる支柱上部11と、その前端から下方に延びる支柱前部12と、その下端から後方に後傾で延びる支柱下部13と、その後端から下方に延びる支柱最下部14とを含み構成されている。
そして、左右の支柱上部11,11の後端部どうしを繋ぐ形でハンドル21が設けられている。また、左右の支柱最下部14,14からそれぞれ前方に延びてから左右内方に延びて繋がる形(U字形)で基台フレーム24が設けられている。その基台フレーム24の前端部には、バンパー25が取り付けられている。そのバンパー25の後方に位置する基台フレーム24の前部には、左右2つのフロントキャスタ26,26が、水平面内で回動可能に取り付けられている。また、左右の支柱最下部14,14の下端部には、左右2つのリアキャスタ27,27が、水平面内で回動可能に取り付けられている。
そして、各部の寸法は、概ね次のとおりである。すなわち、左の支柱10の左端から右の支柱10の右端までの長さ(ショッピングカートのキャスタを除く部分の左右方向の幅)は、340〜345mm程度である。また、リアキャスタ27の下端から支柱10の上端までの長さ(ショッピングカートの高さ)は、816〜820mm程度である。また、支柱上部11の後端から支柱前部12の前端までの長さ(ショッピングカート1の前後方向の長さ)は、458〜462mm程度である。
[上段のカゴ置き30]
上段のカゴ置き30は、前傾の左右の支柱上部11,11と、該支柱上部11,11の下方で左右方向に延びる上段下フレーム32a,32bと、上段下フレーム32a,32bの前方で左右方向に延びる上段前フレーム31とを含み構成されている。
上段のカゴ置き30は、前傾の左右の支柱上部11,11と、該支柱上部11,11の下方で左右方向に延びる上段下フレーム32a,32bと、上段下フレーム32a,32bの前方で左右方向に延びる上段前フレーム31とを含み構成されている。
詳しくは、上段前フレーム31は、支柱上部11,11の前部及び支柱下部13,13の前部に跨って取り付けられた上下方向及び左右方向に延びる四角形環状の前フレーム23の上辺部により構成されている。また、上段下フレーム32a,32bは、前側の上段下フレーム32aと後側の上段下フレーム32bとを含み構成されている。その前側の上段下フレーム32aは、前フレーム23の左辺部及び右辺部の上部からそれぞれ後方に延びてから左右内方に延びて繋がる形(U字形)で形成されている。また、後側の上段下フレーム32bは、上面視で左右方向に延びる長方形環状のフレームであって、前面視では左右の支柱上部11,11からそれぞれ下方に延びてから左右内方に延びて繋がる形(U字形)をしている。その後側の上段下フレーム32bからは、買物カゴ7を前傾状態で支持した際の加速時等に、買物カゴ7の後部に当接して該買物カゴ7が後方に移動するのを防止するための上段後フレーム33が延びている。その上段後フレーム33は、後側の上段下フレーム32bの左部及び右部からそれぞれ後方に延びて更に上方に屈曲して延びてから左右内方に延びて繋がる形(U字形)をしている。
そして、買物カゴ7を前傾状態で支持するときには、図3に実線で示す上段の買物カゴ7の場合のように、上段下フレーム32a,32bが買物カゴ7の底部72に当接するとともに、上段前フレーム31が前傾状態の買物カゴ7の前部71に当接する。そして、このときの買物カゴ7の前傾角度は、水平方向に対して13°程度である。
また、買物カゴ7を後傾状態で支持するときには、図3に2点鎖線で示す上段の買物カゴ7の場合のように、上段前フレーム31及び前側の上段下フレーム32aが買物カゴ7の底部72に当接するとともに、前傾の左右の支柱上部11,11が後傾状態の買物カゴ7の左右の側部75,75に当接する。そして、このときの買物カゴ7の後傾角度は、水平方向に対して6°程度である。但し、前側の上段下フレーム32aについては、このとき、買物カゴ7の底部72に当接しないように構成されていてもよい。
[下段のカゴ置き40]
下段のカゴ置き40は、左右の後傾の支柱下部13,13と、該支柱下部13,13の下方で左右方向に延びる下段下フレーム42と、下段下フレーム42の後方で左右方向に延びる下段後フレーム43とを含み構成されている。
下段のカゴ置き40は、左右の後傾の支柱下部13,13と、該支柱下部13,13の下方で左右方向に延びる下段下フレーム42と、下段下フレーム42の後方で左右方向に延びる下段後フレーム43とを含み構成されている。
詳しくは、下段後フレーム43は、左右の支柱最下部14,14どうしを繋ぐ形で設けられている。その下段後フレーム43の左右両端部からそれぞれ前方に前傾で延びてから左右内方に延びて繋がる形(U字形)で底面フレーム48が設けられている。その底面フレーム48の左辺部及び右辺部の長さ方向中間部どうしを跨ぐ形で下段下フレーム42が設けられている。また、底面フレーム48の前端部には、該底面フレーム48の上にダンボール箱等の荷物を置いた際に、該荷物の前部に当接して該荷物が前方に滑り落ちるのを防止するための前ストッパ49が設けられている。その前ストッパ49は、底面フレーム48の前辺部の左部及び右部からそれぞれ上方に延びてから左右内方に延びて繋がる形(U字形)で形成されている。また、前フレーム23の左辺部及び右辺部は、後傾状態の買物カゴ8の前部に当接する下段前フレーム41,41を構成している。
そして、買物カゴ8を後傾状態で支持するときには、図3に実線で示す下段の買物カゴ8の場合のように、下段下フレーム42が買物カゴ8の底部82に当接するとともに、下段後フレーム43が後傾状態の買物カゴ8の後部83に当接する。そして、このときの買物カゴ8の後傾角度は、水平方向に対して15°程度である。
また、買物カゴ8を前傾状態で支持するときには、図3に2点鎖線で示す下段の買物カゴ8の場合のように、下段後フレーム43が買物カゴ8の底部82に当接するとともに、後傾の支柱下部13,13が前傾状態の買物カゴ8の左右の側部85,85に当接する。そして、このときの買物カゴ8の前傾角度は、水平方向に対して4°程度である。
本実施例によれば、次のA〜Gの効果を得ることができる。
[A]上段のカゴ置き30は、買物カゴ7を基本的には前傾状態で支持するように構成されているが、後傾状態でも支持可能に構成されているため、該上段のカゴ置き30に買物カゴ7を前傾状態で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに後傾状態で置こうとして戸惑ってしまうといった心配がない。また、下段のカゴ置き40は、買物カゴ8を基本的には後傾状態で支持するように構成されているが、前傾状態でも支持可能に構成されているため、該下段のカゴ置き40に買物カゴ8を後傾状態で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに前傾状態で置こうとして戸惑ってしまうといった心配がない。
[A]上段のカゴ置き30は、買物カゴ7を基本的には前傾状態で支持するように構成されているが、後傾状態でも支持可能に構成されているため、該上段のカゴ置き30に買物カゴ7を前傾状態で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに後傾状態で置こうとして戸惑ってしまうといった心配がない。また、下段のカゴ置き40は、買物カゴ8を基本的には後傾状態で支持するように構成されているが、前傾状態でも支持可能に構成されているため、該下段のカゴ置き40に買物カゴ8を後傾状態で置くべきところを、買物客がそれに気付かずに前傾状態で置こうとして戸惑ってしまうといった心配がない。
[B]上段及び下段の両方のカゴ置き30,40には、それぞれ買物カゴ7,8を前傾状態及び後傾状態のいずれの状態でも置くことができるため、状況等に応じて様々な置き方をすることができる。詳しくは、上段及び下段の両方に買物カゴを置く場合には、図4aに示すように上段には前傾状態で置き下段には後傾状態で置く第1の置き方と、図4bに示すように上段には後傾状態で置き下段にも後傾状態で置く第2の置き方と、図4cに示すように上段には前傾状態で置き下段にも前傾状態で置く第3の置き方と、図4dに示すように上段には後傾状態で置き下段には前傾状態で置く第4の置き方との4通りの置き方ができる。また、上段及び下段のいずれか一方にのみ買物カゴを置く場合には、上段にのみ前傾状態で置く第1の置き方と、上段にのみ後傾状態でおく第2の置き方と、下端にのみ後傾でおく第3の置き方と、下段にのみ前傾でおく第4の置き方とができる。よって、計8通りもの置き方ができる。そのため、これら8通りの置き方を状況に応じて使い分けることができ、ショッピングカート1の使い勝手が良い。
[C]支柱10,10は、下段のカゴ置き40に支持された状態の買物カゴ8の上端開口部88の真後及び真横並びに真後の真横のいずれにも延出しないように屈曲しているので、下段の買物カゴ8に品物を入れる際に邪魔にならない。よって、下段の買物カゴ8の使い勝手が良い。
[D]支柱上部11,11は、上段のカゴ置き30の一部を兼ね、支柱下部13,13は、下段のカゴ置き40の一部を兼ねているため、部品点数が少なくなり、ショッピングカート1がシンプルになる。
[E]支柱上部11,11は、後傾状態の上段の買物カゴ7の左右の側部75,75に当接するように構成され、支柱下部13,13は、前傾状態の下段の買物カゴ8の左右の側部85,85に当接するように構成されているため、左右2本の支柱10,10の間隔は、必然的に買物カゴ7,8の左右方向の幅よりも小さくなる。そのため、ショッピングカート1が左右方向にコンパクトにまとまる。
[F]上段及び下段のいずれのカゴ置き30,40も、買物カゴ7,8を前傾状態又は後傾状態で支持するため、水平状態で支持する場合に比べて、ショッピングカート1を前後方向にコンパクトにすることができる。
[G]上記のE,Fに示したとおり、ショッピングカート1は左右方向にも前後方向にもコンパクトにすることができるので、該ショッピングカート1は、店舗内のスペースが狭くなりがちな都心部等の店舗での使用に適している。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で、例えば次の変更例1,2のように、適宜変更して具体化することもできる。
[変更例1]図5に示すショッピングカート1’のように、上段のカゴ置き30のみが、買物カゴ7を前傾状態及び後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成され、下段のカゴ置き40は、買物カゴ8を水平状態等の一の状態でのみ支持可能に構成されていてもよい。
[変更例2]上段のカゴ置き30は、買物カゴ7を水平状態等の一の状態でのみ支持可能に構成され、下段のカゴ置き40のみが、買物カゴ8を前傾状態及び後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成されていてもよい。
1 ショッピングカート(実施例)
1’ ショッピングカート(変更例1)
7 買物カゴ(上段)
8 買物カゴ(下段)
10 支柱
11 支柱上部
12 支柱前部(支柱の上下方向中間部)
13 支柱下部
30 上段のカゴ置き
31 上段前フレーム
32a 上段下フレーム(前側)
32b 上段下フレーム(後側)
40 下段のカゴ置き
42 下段下フレーム
43 下段後フレーム
1’ ショッピングカート(変更例1)
7 買物カゴ(上段)
8 買物カゴ(下段)
10 支柱
11 支柱上部
12 支柱前部(支柱の上下方向中間部)
13 支柱下部
30 上段のカゴ置き
31 上段前フレーム
32a 上段下フレーム(前側)
32b 上段下フレーム(後側)
40 下段のカゴ置き
42 下段下フレーム
43 下段後フレーム
Claims (10)
- 上段のカゴ置き(30)と下段のカゴ置き(40)とを備えたショッピングカートにおいて、
上段及び下段の少なくとも一方のカゴ置き(30,40)は、買物カゴ(7,8)を前下がりの前傾状態及び後下がりの後傾状態のいずれの状態でも支持可能に構成されたことを特徴とするショッピングカート。 - 上段のカゴ置き(30)に買物カゴ(7)を前傾状態で支持可能、かつ、下段のカゴ置き(40)に別の買物カゴ(8)を後傾状態で支持可能に構成された請求項1記載のショッピングカート。
- 上段及び下段のカゴ置き(30,40)を支持する左右2本の支柱(10,10)を備え、各支柱(10,10)は、下段のカゴ置き(40)に支持された状態の買物カゴ(8)の上端開口部(88)の真後及び真横並びに真後の真横のいずれにも延出しないように、上下方向中間部(12,12)が該上端開口部(88)の前端よりも前方に突出する形で屈曲又は湾曲した請求項1又は2記載のショッピングカート。
- 少なくとも上段のカゴ置き(30)は、買物カゴ(7)を前記いずれの状態でも支持可能に構成された請求項1〜3のいずれか一項に記載のショッピングカート。
- 上段のカゴ置き(30)は、買物カゴ(7)を、水平方向に対して10〜15°の前傾角度と、水平方向に対して3〜8°の後傾角度とで支持可能に構成された請求項4記載のショッピングカート。
- 上段及び下段のカゴ置き(30,40)を支持する左右2本の支柱(10,10)を備え、各支柱(10,10)は、前後方向に前傾で延びる支柱上部(11,11)を備え、
上段のカゴ置き(30)は、左右の支柱上部(11,11)と、該支柱上部(11,11)の下方で左右方向に延びる上段下フレーム(32a,32b)と、上段下フレーム(32a,32b)の前方で左右方向に延びる上段前フレーム(31)とを含み構成され、
買物カゴ(7)を前傾状態で支持するときには、上段下フレーム(32a,32b)が買物カゴ(7)の底部(72)に当接するとともに、上段前フレーム(31)が前傾状態の買物カゴ(7)の前部(71)に当接し、
買物カゴ(7)を後傾状態で支持するときには、上段前フレーム(31)が買物カゴ(7)の底部(72)に当接するとともに、前傾の左右の支柱上部(11,11)が後傾状態の買物カゴ(7)の左右の側部(75,75)に当接する請求項4又は5記載のショッピングカート。 - 少なくとも下段のカゴ置き(40)は、買物カゴ(8)を前記いずれの状態でも支持可能に構成された請求項1〜6のいずれか一項に記載のショッピングカート。
- 下段のカゴ置き(40)は、買物カゴ(8)を、水平方向に対して1.2〜6.2°の前傾角度と、水平方向に対して12.5〜17.8°の後傾角度とで支持可能に構成された請求項7記載のショッピングカート。
- 上段及び下段のカゴ置き(30,40)を支持する左右2本の支柱(10,10)を備え、各支柱(10,10)は、前後方向に後傾で延びる支柱下部(13,13)を備え、
下段のカゴ置き(40)は、左右の支柱下部(13,13)と、該支柱下部(13,13)の下方で左右方向に延びる下段下フレーム(42)と、下段下フレーム(42)の後方で左右方向に延びる下段後フレーム(43)とを含み構成され、
買物カゴ(8)を後傾状態で支持するときには、下段下フレーム(42)が買物カゴ(8)の底部(82)に当接するとともに、下段後フレーム(43)が後傾状態の買物カゴ(8)の後部(83)に当接し、
買物カゴ(8)を前傾状態で支持するときには、下段後フレーム(43)が買物カゴ(8)の底部(82)に当接するとともに、後傾の左右の支柱下部(13,13)が前傾状態の買物カゴ(8)の左右の側部(85,85)に当接する請求項7又は8記載のショッピングカート。 - 上段及び下段の両方のカゴ置き(30,40)は、それぞれ買物カゴ(7,8)を前記いずれの状態でも支持可能に構成された請求項1〜9のいずれか一項に記載のショッピングカート。
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