JP2015217197A - 収納棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で、且つ出し入れが容易な収納棚を提供する。
【解決手段】収納棚1は、溝部21を下面22に有する棚板20と、仕切部材30と、を備える。仕切部材30は、棚板20に対して脱着可能に取り付けられる棒状の取付部35と、収納空間を幅方向において仕切る仕切部31と、を有する。溝部21は、下面22に開口した開口部24よりも前後方向に広がるように形成された引掛部21Bを有し、取付部35は、仕切部31から延設されて溝部21に挿入される挿入部32と、挿入部32から延設されて前後方向に延在し、引掛部21Bに掛止される掛止部33と、掛止部33から延設されて幅方向に延在する傾倒防止部34と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、履物や本等の収納対象物を収納する収納棚に関する。
従来、履物を整列して収納する収納棚として、例えば特許文献1に記載された収納棚が知られている。特許文献1の収納棚では、棚板が取り付けられた支持枠体を外装ラックに対して回転可能とすることで、支持枠体の前面側と後面側の両面から履物を収納したり取り出したりすることを可能とし、これにより収納許容量の増加を図っている。
また、特許文献2,3には、一対の履物を上下二段に重ねた状態で保持して収納棚に収納するための収納用部材が開示されている。特許文献2,3では、上下に重ねた状態での履物の収納を可能とすることで、収納空間の有効利用を図っている。
特開平10−14677号公報 特開2004−121674号公報 特開2004−24313号公報
しかしながら、上記特許文献1の収納棚は、大掛かりで複雑な回転機構を備えることから、大きなデッドスペースが生じ、且つ製造コストが高い。また、回転操作も煩わしい。
また、上記特許文献2の収納用部材では、履物の出し入れの際に収納用部材自体も毎回出し入れしなければならない。すなわち、履物の収納の際には、収納用部材を収納棚から一旦取り出し、収納用部材を履物に装着して収納しなければならないことから作業が煩わしく、且つ、履物の取出の際には、履物によっては不安定な状態で一対の履物を同時に取り出さなければならないことから使い勝手がよくなかった。また、収納用部材は収納棚とは別の部材であるので、紛失のおそれがあった。さらに、収納用部材を使用しない場合には、当該収納部材をいずれかのスペースに収納しておく必要があることから、邪魔となるおそれがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で、且つ出し入れが容易な収納棚を提供することを課題とする。
本発明に係る収納棚は、幅方向に延在する収納空間に収納対象物を収納する収納棚であって、その長手方向が幅方向に沿うように配置されて収納空間を画成すると共に、幅方向に延在する溝部を下面に有する棚板と、棚板に対して脱着可能に取り付けられる取付部と、収納空間を幅方向において仕切る仕切部と、を有する仕切部材と、を備え、溝部は、下面に開口した開口部よりも前後方向に広がるように形成された引掛部を有し、取付部は、仕切部から延設されて溝部に挿入される棒状の挿入部と、挿入部から延設されて前後方向に延在し、引掛部に掛止される掛止部と、掛止部から延設されて幅方向に延在する傾倒防止部と、を有する。
この収納棚によれば、棒状の挿入部を有する取付部により棚板に対して脱着可能に取り付けることで、挿入部を簡易な構造としつつ、仕切部材によって収納空間に仕切りを設けることができる。このため、上記特許文献2,3に開示された収納用部材を用いる場合のように出し入れに要する作業が煩わしくなく、出し入れが容易である。また、取り付けられている仕切部材を取り外したり、所望の位置までスライド移動させたりすることで、収納態様を柔軟に変更することができる。また、仕切部に対して幅方向における外力が作用し、仕切部材が幅方向に倒れようとした場合は、傾倒防止部が引掛部の上面又は下面に当接することで仕切部材の倒れを防止することが可能となる。
また、棚板は、互いに平行に延在する前後二列の溝部を下面に有し、仕切部材は、2つの取付部を有し、前後二列の溝部を掛け渡すように棚板に取り付けられることが好ましい。
この収納棚によれば、仕切部材が2つの溝部を掛け渡すように棚板に取り付けられているので、仕切部材に対して外力が作用した場合に仕切部材が意図せずスライド移動したり棚板から脱落したりすることを抑制できる。
また、取付部は、棒状であることが好ましい。
この収納棚によれば、取付部が棒状であることから、取付部を簡易な構造として、取付部の製造容易性及び軽量化を図ることができる。
本発明によれば、簡易な構造で、且つ出し入れが容易な収納棚を提供できる。
第1実施形態に係る収納棚を示す正面図である。 (a)は棚板を下面側から視た斜視図であり、(b)は棚板の断面図である。 仕切部材を示す斜視図である。 (a)は仕切部材を棚板に取り付ける様子を示す側面図であり、(b)は仕切部材が棚板に取り付けられた状態を示す側面図である。 図4(b)の要部拡大図である。 (a)は第2実施形態に係る仕切部材を示す斜視図であり、(b)は(a)の仕切部材が棚板に取り付けられた状態を示す側面図である。 第3実施形態に係る棚板及び仕切部材を示す側面図である。 第4実施形態に係る棚板及び仕切部材を示す側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。また、図1の紙面手前側を前方とし、収納棚1の幅方向を左右方向とし、鉛直方向を上下方向として説明する。
本発明に係る収納棚は、幅方向に延在する収納空間に収納対象物を収納するためのものである。第1実施形態では、一例として、玄関に配置され、収納対象物として履物50を収納する収納棚1を挙げて説明する。収納棚1は、図1〜図4に示すように、支持枠10と、棚板20と、仕切部材30と、を主な構成として備えている。履物50は、例えば運動靴、スニーカー、パンプス、革靴等であり、それぞれ一対の組からなる。
図1には、3つの棚板20(以下、上段の棚板20を符号201、中段の棚板を符号202、下段の棚板を符号203で参照する)を用いた収納例が示されている。この収納例では、棚板201,202により画成された上側収納空間5と、棚板202,203により画成された下側収納空間7と、のそれぞれに履物50が左右に並べられて収納されている。
上側収納空間5は、複数の仕切部材30によって左右方向において更に小さな空間に仕切られており、それら各空間には、一対の履物50が上下二段に重ねられた状態で棚板202上に載置されている。一対の履物50は、特に限定されるものではないが、例えば互いの開口側が向き合うようにして上下二段に重ねられている。このように履物50を上下二段に重ねて収納した場合、収納空間の有効利用を図ることができるが、上側の履物50が転落し易い。この点、図1に示す収納例では、転落しようとする上側の履物50に対して仕切部材30が当接するように配されていることで、上側の履物50の転落が防止されている(転び止め)。他方、下側収納空間7には、履物50が棚板203上に載置され、重なり合うことなく左右に並べられている。
このように、図1に示す収納例では、上側収納空間5において、履物50を上下二段に重ねて効率的に収納することで収納空間の有効利用を図りつつ、上側の履物50の転落が防止されている。すなわち、近年、靴などを収納する玄関収納において、玄関空間を広く利用するためや、ライフステージの変化に柔軟に対応するために、小さいスペースで収納数を確保することが求められているが、収納棚1によれば、収納空間の有効利用を図り、このような要請に応えることができる。
さらに、図1に示す収納例では、汚れや型崩れ等を防止したい履物50(一例として、パンプスや革靴)を下側収納空間7に並べて収納し、その他の汚れや型崩れ等に留意する必要がない履物50(一例として、運動靴やスニーカー)については上側収納空間5に上下二段に重ねて収納することで、履物50の種類や用途に応じた適切な収納態様が実現されている。なお、棚板20の数や履物50の収納態様等は任意であり、収納棚1による収納態様は図1に示す収納例には限られない。
以下、各部の構成を具体的に説明する。支持枠10は、棚板20を支持し、収納棚1に作用する荷重を支えるための枠体であり、例えば木質ボード、プラスチック等の合成樹脂により形成されている。支持枠10は、収納棚1の左右両側に配置され、上下方向に延在する2つの左右枠部11と、2つの左右枠部11を上下両側で連結し、左右方向に延在する2つの連結枠部(図示せず)と、を有している。
棚板20は、収納空間を画成し、履物50を載置するための部材である。棚板20は、例えばプラスチック等の合成樹脂を用いた押出成形により形成され、前後に対称な形状に形成されると共に、長手方向(収納棚1の幅方向)に亘って一様な断面形状(図2(b)参照)を呈する板状に形成されている。また、棚板20には、長手方向において一端から他端まで延在する溝部21が下面22に形成されている。この溝部21は、互いに平行に延在するように、前後二列に形成されている。溝部21は、図2(b)に示すように、側面視略T字状の隙間を画成しており、下面22に開口した開口部24から上面側に延在する同幅溝部21Aと、同幅溝部21Aから前後方向に拡幅する引掛部21Bと、を有している。引掛部21Bは、開口部24よりも前後方向における双方に広がるように形成されている。引掛部21Bの下面26及び上面27は、略水平な平面として形成されており、後述するように下面26に仕切部材30の掛止部33が掛止されることで仕切部材30が棚板20に取り付けられる。棚板20は、支持枠10の左右枠部11に突設された凸部(いわゆるダボ、図示せず)に溝部21の端部が係合することで、棚板20の長手方向が収納棚1の幅方向に沿うように支持枠10に取り付けられる。
仕切部材30は、棚板20により画成された収納空間を左右方向において仕切るための部材(仕切りワイヤー)であり、棚板20に対して脱着可能に取り付けられる。仕切部材30は、金属製の棒状部材を曲げ加工することにより形成されている。仕切部材30の断面形状は、特に限定されるものではなく、例えば、楕円形、円形、方形、六角形とすることができ、その中でも楕円形、円形が好ましく、円形が更に好ましい。仕切部材30の直径は、1〜8mm、より好ましくは1.5〜6mm、更に好ましくは2.5〜5mmとすることができる。なお、仕切部材30の断面が楕円、方形等の場合は、当該断面の最大幅をこれらの寸法範囲とすることができる。仕切部材30をなす金属としては、例えば鉄、ステンレス、アルミニウム、亜鉛合金、銅、真鍮等が挙げられる。仕切部材30は、図3に示すように、略U字形(略コ字形)の仕切部31と、仕切部31から延設された取付部35と、を有しており、取付部35で棚板20に対して脱着可能に取り付けられると共に、仕切部31で収納空間を左右方向において仕切る。取付部35は、仕切部31から延設された挿入部32と、挿入部32から延設された掛止部(差込部)33と、掛止部33から延設された傾倒防止部(折返部)34と、を有している。
仕切部31は、単一の方向に延在するフレーム31Aと、フレーム31Aの両端からフレーム31Aに対して垂直にそれぞれ延設された2本のフレーム31Bと、を有している。挿入部32は、フレーム31Bの先端から延設されると共にフレーム31Bと同一の方向に延在しており、後述するように仕切部材30の取付時に溝部21に挿入される。掛止部33は、挿入部32の先端から延設され、外側(フレーム31Bに対するフレーム31Aの反対側)に向けてフレーム31Aと同一の方向に延在している。掛止部33のフレーム31Aに沿う方向における長さL1は、溝部21の開口部24の前後方向における長さL2よりも小さくされている。これは、仕切部材30を棚板20に取り付ける際に、下面22側から掛止部33を溝部21に差し込み可能とするためである。傾倒防止部34は、掛止部33の先端から延設され、フレーム31A及びフレーム31B(挿入部32)の双方と垂直な方向に延在している。
仕切部材30の棚板20に対する取付の際には、取付部35が溝部21内に挿入され(差し込まれて)、掛止部33及び傾倒防止部34が引掛部21Bに挿入される。これにより掛止部33が引掛部21Bに掛止され、仕切部材30が棚板20に対して取り付けられる。より具体的には、図4(a)に示すように、2つのフレーム31Bを互いに接近するように前後方向に撓ませた状態で仕切部材30を溝部21に近づけ、取付部35を開口部24から同幅溝部21Aに差し込む。そして、当該差込後に撓み変形から復元させることで、図4(b)及び図5に示すように、2つの掛止部33及び傾倒防止部34がそれぞれ引掛部21Bに挿入される。これにより、掛止部33が引掛部21B(下面26)に掛止され、仕切部材30は前後二列の溝部21を掛け渡すように棚板20に対して取り付けられる。これにより、棚板20の下方側の収納空間が仕切部31で仕切られる。仕切部材30は、棚板20が支持枠10に取り付けられている状態であっても、棚板20に対して取り付けることができる。
本実施形態では、取付状態において掛止部33の先端が引掛部21Bの左右側面28に当接するように各部の寸法が設定されており、取付状態においては、2つのフレーム31Bは完全には撓み変形から復帰していない。そして、2つのフレーム31Bの復元力によって掛止部33の先端で左右側面28が押圧されている。これにより、仕切部材30は、所定の大きさよりも小さい外力が作用した場合であってもスライド移動することがないように、棚板20に対して取り付けられている。
取付状態においては、幅方向(溝部21の延在方向)に延在する傾倒防止部34によって仕切部材30の左右方向への倒れ(傾倒)が防止される。すなわち、仕切部31に対して左右方向における外力が作用して仕切部材30が倒れようとした際、傾倒防止部34が引掛部21Bの上面27又は下面26に当接することで、仕切部材30の倒れが防止される。より具体的には、傾倒防止部34が突出している側から仕切部31に対して外力が作用した場合には、傾倒防止部34は回動して下面26に当接する。傾倒防止部34が突出している側とは反対側から仕切部31に対して外力が作用した場合には、傾倒防止部34は回動して上面27に当接する。このため、第1実施形態に係る収納棚1では、上述したように転落しようとする上側の履物50が仕切部材30に当接した場合であっても、仕切部材30が倒れにくい。
ここで、引掛部21Bの上下方向における長さL3(上面27と下面26との間の距離)、傾倒防止部34の長さL4、及び傾倒防止部34の直径Dは、掛止部33及び傾倒防止部34を引掛部21Bに差し込み可能としつつ、傾倒防止部34による倒れ防止が可能となる長さとされている。例えば、傾倒防止部34が差し込まれた際に、長さL3は、直径Dより0.2〜0.5mm程度大きくなるように設定することができる。長さL4は、仕切部材30の傾斜(傾倒)防止の観点から、20〜100mmとすることができる。この場合、長さL4が長いほど仕切部材30の傾斜(傾倒)が少なくなるため好ましいが、取り扱い易さ又は経済性の観点から、長さL4は、30〜60mmがより好ましい。
また、仕切部材30は、上述したように、溝部21が左右方向に亘って一様な形状を有しているので、棚板20に対して取り付けられた状態のままで左右方向にスライド移動できる。このため、仕切部材30の取付位置を左右に適宜動かすことで、仕切部材30により画成される収納空間の大きさを容易に変更することができる。このスライド移動の際には、2つのフレーム31Bを互いに接近するように前後方向に僅かに撓ませることで、掛止部33の先端による引掛部21Bの左右側面28の押圧を解除でき、スムーズにスライドさせることができる。
また、上記取付とは逆に、2つのフレーム31Bを互いに接近するように前後方向に撓ませた状態で仕切部材30を溝部21から抜き出すことにより、仕切部材30を棚板20から容易に取り外すことができる。仕切部材30は、棚板20が支持枠10に対して取り付けられている状態であっても棚板20から取り外すことができる。
以下、第1実施形態に係る収納棚1の作用及び効果について説明する。収納棚1では、複数の仕切部材30を棚板20に対して適宜取り付けることで、図1に示す収納例のように、上下二段に重ねた収納態様や左右に並べる収納態様など、履物50の種類や用途に応じた適切な収納態様を実現することが可能となる。また、取り付けられている仕切部材30を取り外したり、所望の位置までスライド移動させたりすることで、収納態様を柔軟に変更することができる。なお、溝部21は、本来的には支持枠10との係合のために棚板20に形成されているものであり、収納棚1では、当該溝部21を利用して仕切部材30を棚板20に対し取り付けることで要素の共通化が図られている。
また、収納棚1によれば、棒状の挿入部を有する取付部35により棚板20に対して脱着可能に取り付けることで、挿入部32を簡易な構造としつつ、仕切部材30によって収納空間に仕切りを設けることができる。このため、上述した特許文献2,3に開示された収納用部材を用いる場合のように出し入れに要する作業が煩わしくなく、出し入れが容易である。また、収納棚1によれば、仕切部31に対して幅方向における外力が作用し、仕切部材30が幅方向に倒れようとした場合は、傾倒防止部34が引掛部21Bの上面27又は下面26に当接することで仕切部材30の倒れを防止することが可能となる。
また、取付部35全体が棒状であることから、取付部35を簡易な構造として、取付部35の製造容易性及び軽量化を図ることができる。また、仕切部材をスライド移動させる際にもスライドさせやすい。
また、この収納棚1は、一対の履物50を上下二段に重ねた状態で棚板20に載置して収納する際に好適に用いることができる。すなわち、この収納棚1によれば、上述したように、仕切部材30に隣接するように上下二段に重ねて収納された一対の履物50のうちの上側の履物50が転落しようとして仕切部31に当接し、仕切部材30が左右方向に倒れようとした場合、傾倒防止部34が引掛部21Bの上面27又は下面26に当接することで仕切部材30の倒れが防止される。したがって、収納棚1によれば、簡易な構造で収納効率の向上を図ることができる。
また、収納棚1によれば、仕切部材30が2つの溝部21を掛け渡すように棚板20に取り付けられているので、仕切部材30に対して外力が作用した場合に仕切部材30が意図せずスライド移動したり棚板20から脱落したりすることを抑制できる。
また、収納棚1によれば、金属製の棒状部材を曲げ加工することで仕切部材30を製造できるので、加工が容易で製造コストが低い。また、仕切部材30が金属製であるので、木製の場合と比較して繰り返し負荷が掛かっても破断しにくい。特に、挿入部32と掛止部33との接続箇所は負荷が繰り返し作用するために破断しやすいが、収納棚1では双方の部材が金属製の棒状部材として一体に形成されているので、当該箇所が破断しにくい。また、合成樹脂を用いた押出成形により棚板20を製造できるので、加工が容易で製造コストが低い。また、棚板20が合成樹脂製であり、仕切部材30が金属製であるので、例えば少なくとも一方が木製である場合と比較してスムーズにスライド移動できる。なお、棚板20において仕切部材30を掛止するための溝部21が下面22側に形成されているのは、溝部21に泥やゴミ等が堆積することを防止するためである。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、基本的に上記第1実施形態と同様であり、仕切部材30の形状が相違する。このため、以下の説明では、上記第1実施形態と相違する事項のみを説明し、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
図6(a)は第2実施形態に係る仕切部材を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)の仕切部材が棚板に取り付けられた状態を示す側面図である。第2実施形態に係る仕切部材30Bは、前後二列に形成された溝部21の双方に取り付け可能であり、少なくとも一方に取り付けられる。
仕切部材30Bは、図6(a)に示すように、直線状の仕切部37と、仕切部37から延設された取付部41と、を有し、側面視略T字状に形成されている。取付部41は、挿入部38と、掛止部39と、傾倒防止部40と、を有している。挿入部38は、仕切部37の先端から延設されると共に仕切部37と同一の方向に延在している。掛止部39は、挿入部38と垂直な方向に延在しており、その中間部で挿入部38の先端に接続されている。傾倒防止部40は、掛止部33の両端から延設されて仕切部37及び掛止部39の双方と垂直な方向に延在している。
第2実施形態では、掛止部39の長さL5は、溝部21の開口部24の前後方向における長さL2よりも大きくされている。このため、仕切部材30Bを棚板20に取り付ける際には、一旦棚板20を支持枠10から取り外し、棚板20の左右側方から仕切部材30Bを近づけて取付部41を溝部21に挿入する。
この点以外については、第2実施形態の仕切部材30Bは、上記第1実施形態と同様の機能を奏する。すなわち、仕切部材30Bは、取付部41が溝部21内に差し込まれて掛止部39が引掛部21Bに掛止されることで棚板20に取り付け可能であると共に、取付状態において、転落しようとする上側の履物50が仕切部37に当接し、仕切部材30Bが左右に倒れようとした場合、傾倒防止部40が引掛部21Bの上面27又は下面26に当接することで仕切部材30Bの倒れを防止可能である。第2実施形態の仕切部材30Bによれば、構造を更に簡易化することができる。なお、第2実施形態のように1つの溝部21に取り付け可能な構造の仕切部材を用いる場合、棚板20は一列の溝部21のみを有するものであっても構わない。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、基本的に上記第1実施形態と同様であり、棚板20の材質及び形状が相違する。このため、以下の説明では、上記第1実施形態と相違する事項のみを説明し、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、第3実施形態に係る棚板及び仕切部材を示す側面図である。第3実施形態に係る棚板20Bでは、本体部51が木製である。
棚板20Bは、木製の本体部51と、本体部51の下面52側に埋め込まれた金属製のレール部53と、を有している。本体部51は、上記第1実施形態の棚板20と同様に、長手方向に亘って一様な断面形状を呈する板状に形成されている。レール部53には、本体部51の長手方向における一端から他端まで延在する溝部55が形成されている。溝部55は、図7に示すように、側面視略逆L字状の隙間を画成しており、下面52に開口した開口部54から上面側に延在する同幅溝部55Aと、同幅溝部55Aから前後方向に拡幅する引掛部55Bと、を有している。引掛部55Bは、開口部54よりも前後方向における外側に広がるように形成されている。つまり、引掛部55Bは、第3実施形態では開口部54に対して前後方向における片側のみに広がるように形成されている。ただし、第3実施形態においても、引掛部55Bの下面56に掛止部33が掛止されることで仕切部材30が棚板20Bに取り付けられる点は同一であり、第3実施形態の仕切部材30Bは、上記第1実施形態と同様の機能を奏する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、基本的に上記第1実施形態又は第2実施形態と同様であり、仕切部材30の形状が相違する。このため、以下の説明では、上記第1実施形態又は第2実施形態と相違する事項のみを説明し、同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
図8は、第4実施形態に係る棚板及び仕切部材を示す側面図である。第4実施形態に係る仕切部材30Cは、前後二列に形成された溝部21のうちのいずれか一方に掛止される。
仕切部材30Cは、図8に示すように、仕切部42と、仕切部42から延設された取付部41と、を有している。取付部41は、第2実施形態と同様に、挿入部38と、掛止部39と、傾倒防止部40と、を有している。仕切部42は、図8に示す仕切部材30Cの取付状態において、掛止部39から棚板20の前側又は後側を通って上面側に延出するように屈曲して延びるフレーム42Aと、フレーム42Aの先端から棚板20の前後方向に沿って延びるフレーム42Bと、を有している。
第4実施形態の仕切部材30Cは、上述した他の実施形態とは異なり、取付状態において仕切部42が棚板20の上面側に延在し、上面側にて収納空間を仕切る。ただし、この点以外については、第4実施形態の仕切部材30Cは、上記第1実施形態及び第2実施形態と同様の機能を奏する。すなわち、仕切部材30Cは、取付部41が溝部21内に差し込まれて掛止部39が引掛部21Bに掛止されることで棚板20に取り付け可能であると共に、取付状態において、転落しようとする上側の履物50が仕切部42に当接し、仕切部材30Cが左右に倒れようとした場合、傾倒防止部40が引掛部21Bの上面27又は下面26に当接することで仕切部材30Cの倒れを防止可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、取付部全体が棒状であるものとして説明したが、少なくとも挿入部が棒状であればよく、掛止部及び傾倒防止部の形状は特に限定されるものではない。例えば、掛止部及び傾倒防止部の一部又は全部を板状(例えば、矩形平板状)にしてもよく、掛止部及び傾倒防止部の一部又は全部を一体化してもよく、掛止部及び傾倒防止部の一部又は全部を板状(例えば、矩形平板状)にして一体化してもよい。
また、収納対象物が履物50である例を挙げて説明したが、本発明は他の収納対象物にも適用可能である。一例として、本発明の収納棚を本棚へ適用し、収納対象物を本とする例が挙げられる。従来の本棚には、仕切板や側板といった部材が一般的に設けられているが、これらは移動ができず、収納する本の数に合わせて収納空間の大きさを調整することができない。これに対し、本発明の収納棚1によれば、仕切部材30を本の倒れ止めとして用いると共に、仕切部材30をスライド移動することで収納空間の大きさを容易に変更することができる。
また、本発明に係る仕切部材30は、ワイヤー(棒状部材)で構成されていることから、ハンギング用収納具としても利用することができる。例えば、傘や折り畳み傘、靴べらなどの玄関用品や、ネクタイやスカーフベルトなどの衣類を掛ける(ハンギングする)ための部材(ハンガー)として仕切部材30を利用することができる。この際、仕切部材30をスライド移動させたり取付数を増減したりすることで、好適な位置や数で用いることができる。また、この場合、玄関用品や衣類をハンギングし易い様に、仕切部材30に引掛部を設けることが好ましい。
また、上記実施形態では、仕切部材30全体が棒状部材により形成されている構成を説明したが、取付部35が棒状であればよく、他の部分は必ずしも棒状である必要はない。例えば、第1実施形態において、仕切部31が、2本のフレーム31Bに亘るように設けられた面状部を有する構成としてもよい。この構成の方が、転落しようとする上側の履物50が仕切部31に当接し易い点で好ましい。また、傾倒防止部34が面状に形成された構成としてもよい。この構成の方が、仕切部材30の左右方向への倒れを更に効果的に防止できる点で好ましい。
また、上記実施形態では、仕切部材30の取付状態において、2つのフレーム31Bの復元力によって掛止部33の先端で引掛部21Bの左右側面28が押圧されている構成を説明したが、2つのフレーム31Bの復元力によって挿入部32で開口部24の内面(開口縁)が押圧される構成としてもよい。また、取付状態において掛止部33の先端が引掛部21Bの左右側面28に当接しない構成としてもよい。すなわち、取付状態において2つのフレーム31Bが完全に撓み変形から復帰している構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、掛止部33が外側に曲げられ、引掛部21Bの前後方向における外側に延びる隙間に掛止される構成を説明したが、掛止部33が内側に曲げられ、引掛部21Bの前後方向における内側に延びる隙間に掛止される構成としてもよい。
また、第3実施形態として、棚板20Bを木製とし、側面視略逆L字状の隙間を画成した構成を説明したが、第1実施形態についても、棚板20の溝部21に側面視略L字状の隙間を画成する構成としてもよい。ただし、掛止部33を曲げる方向と引掛部21Bが広がる方向とを対応させる必要がある。
なお、収納棚1を構成する各部材の材料は特に限定されず、金属製、樹脂製、又は木製等のいずれであってもよい。
1…収納棚、5…上側収納空間、7…下側収納空間、10…支持枠、20,20B,201,202,203…棚板、21,55…溝部、21A,55A…同幅溝部、21B,55B…引掛部、22,52…下面、24,54…開口部、30,30B,30C…仕切部材、31,37,42…仕切部、32,38…挿入部、33,39…掛止部、34,40…傾倒防止部、35,41…取付部、50…履物(収納対象物)、51…本体部、53…レール部。

Claims (3)

  1. 幅方向に延在する収納空間に収納対象物を収納する収納棚であって、
    その長手方向が前記幅方向に沿うように配置されて前記収納空間を画成すると共に、前記幅方向に延在する溝部を下面に有する棚板と、
    前記棚板に対して脱着可能に取り付けられる取付部と、前記収納空間を前記幅方向において仕切る仕切部と、を有する仕切部材と、
    を備え、
    前記溝部は、前記下面に開口した開口部よりも前後方向に広がるように形成された引掛部を有し、
    前記取付部は、前記仕切部から延設されて前記溝部に挿入される棒状の挿入部と、前記挿入部から延設されて前記前後方向に延在し、前記引掛部に掛止される掛止部と、前記掛止部から延設されて前記幅方向に延在する傾倒防止部と、を有する、
    ことを特徴とする収納棚。
  2. 前記棚板は、互いに平行に延在する前後二列の前記溝部を前記下面に有し、
    前記仕切部材は、2つの前記取付部を有し、前後二列の前記溝部を掛け渡すように前記棚板に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納棚。
  3. 前記取付部は、棒状である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の収納棚。
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