JP2014221144A - 下肢用マッサージ機、及びこの下肢用マッサージ機を備えた椅子型マッサージ機 - Google Patents

下肢用マッサージ機、及びこの下肢用マッサージ機を備えた椅子型マッサージ機 Download PDF

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Abstract

【課題】エアマッサージ機構と振動マッサージ機構とを組み合わせて用いることを可能とする下肢用マッサージ機を提供する。【解決手段】本発明の下肢用マッサージ機1は、使用者Uの下肢に対してマッサージを行うマッサージ手段10を有する下肢用マッサージ機1であって、マッサージ手段10には、使用者Uの下肢を空気の圧力を用いてマッサージするエアマッサージ部11と、使用者Uの足裏に対して振動する施療子12を押し付けて足裏のマッサージを行う足裏マッサージ部13とが設けられており、足裏マッサージ部13が、エアマッサージ部11が取り付けられたフレーム部材8から距離をあけて配備されると共に、フレーム部材8に対して防振部材14を介して支持されている。【選択図】図3

Description

本発明は、使用者の下肢に対して空気袋(エアバッグ)による押圧マッサージと振動マッサージとを同時に付与可能な下肢用マッサージ機、及びこの下肢用マッサージ機を備えた椅子型マッサージ機に関する。
従来より、下肢をマッサージするための下肢用マッサージ機、乃至は下肢用マッサージ機を備えた椅子型マッサージ機は公知である。
例えば、特許文献1には、使用者の下肢のうち、くるぶしより上側に位置する脚部をエアバックにより押圧してマッサージするレッグレスト部と、くるぶしより下側に位置する足部をエアバッグにより押圧してマッサージするフットレスト部とを備えた椅子型マッサージ機が開示されている。
一方、特許文献2には、振動モータで発生した振動を利用して足裏に振動マッサージを行うことが可能な下肢用マッサージ機が開示されている。
特開2003−38590号公報 特開2006−87741号公報
近年、マッサージ機に対する使用者からの要求は多様となり、使用者の下肢に対してエアバッグによる押圧マッサージと振動マッサージとを同時に付与可能な下肢用マッサージ機の要求が高まっている。例えば、使用者の脚部をエアマッサージし、足部を振動マッサージするといったように、2つの方式を併用してマッサージを行うことのできる下肢用マッサージ機などが求められている。
ところが、上述したエアマッサージ機構を振動マッサージ機構と組み合わせて用いる場合、振動モータで発生した振動はマッサージ機の支持フレームなどを伝わってエアマッサージ機構の配管などに伝達する。そして、この振動が配管からのエア漏れなどを引き起こす可能性が高くなる。そのため、エアマッサージ機構と振動マッサージ機構とを組み合わせて用いるには、その構造(内部構造の設計)に十分な配慮が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、エアマッサージ機構と振動マッサージ機構とを組み合わせて用いることを可能とする下肢用マッサージ機、及びこの下肢用マッサージ機を備えた椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明の下肢用マッサージ機は、使用者の下肢に対してマッサージを行うマッサージ手段を有する下肢用マッサージ機であって、前記マッサージ手段は、前記使用者の下肢を空気の圧力を用いてマッサージするエアマッサージ部と、前記使用者の足裏に対して振動する施療子を押し付けて足裏のマッサージを行う足裏マッサージ部とを有していて、前記足裏マッサージ部が、前記エアマッサージ部が取り付けられたフレーム部材から距離をあけて配備されると共に、前記フレーム部材に対して防振部材を介して支持されていることを特徴とする。
なお、好ましくは、前記足裏マッサージ部は、振動を発生させる振動モータと、使用者の足裏を振動マッサージする施療子と、前記施療子を支持すると共に前記振動モータで発生した振動を施療子に伝達する振動板と、を有しているとよい。
なお、好ましくは、前記防振部材は、前記フレーム部材と前記振動板との間に配備された第1の防振部材と、前記フレーム部材と前記振動モータとの間に配備された第2の防振部材と、を備えているとよい。
なお、好ましくは、前記振動板には、該振動板を上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、前記貫通孔には、前記振動板と振動時に接触しない距離をあけて第2の防振部材が挿通されており、前記第2の防振部材の下端が前記フレーム部材に取り付けられると共に、前記第2の防振部材の上端に前記振動モータが支持されているとよい。
本発明の椅子型マッサージ機は、使用者が着座可能な座部と、前記座部の前部に配備されたフットレスト部と、前記座部の後部に設けられて使用者の背部をマッサージ可能とされた背もたれ部と、を有する椅子型マッサージ機であって、前記フットレスト部が上述した下肢用マッサージ機を有することを特徴とする。
本発明の下肢用マッサージ機の技術によれば、エアマッサージ機構と振動マッサージ機構とを組み合わせて用いることが可能となり、使用者に効果的なマッサージを付与することができるようになる。
本発明の下肢用マッサージ機がフットレスト部として設けられた椅子型マッサージ機の外観斜視図である。 フットレスト部の外観構造を示す左斜視図である。 フットレスト部の内部構造を示す左斜視図である。 フットレスト部の振動モータ及び振動板を拡大して示した図である。 フットレスト部を底面側から見た右斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図を基に説明する。
図1は、本発明の下肢用マッサージ機1がフットレスト部3として設けられた椅子型マッサージ機2の斜視図を示している。
図1に示すように、この椅子型マッサージ機2は、使用者Uが着座する座部4と、この座部4の後部に設けられた背もたれ部5と、座部4の前部に設けられたフットレスト部3を有している。
以下、椅子型マッサージ機2に座った使用者Uから見た方向を基準として、椅子型マッサージ機2を説明する。すなわち、図1、図3において紙面に記載された方向に従って、椅子型マッサージ機2の説明を進める。
椅子型マッサージ機2の座部4は、上面に使用者Uが腰を下ろして着座できるように略水平に配備されている。座部4は、枠体と、この枠体の上に配備されたクッションと、枠体及びクッションを外側から覆うカバーと、を備えている。座部4の下部には、この椅子型マッサージ機2を床面へ設置するための脚体6が設けられており、この脚体6によって座部4が床面から所定高さに支持されるようになっている。
座部4の左右両側には、肘掛部7がそれぞれ設けられている。肘掛部7は、その底辺を床面に着けるようにして床面に起立するように設けられた板状の部材である。肘掛部7の上面は丸く湾曲した形状となっており、使用者Uが肘を載せやすくなっている。
背もたれ部5は、使用者Uが背中からもたれられるように座部4の後側に配備された部材である。背もたれ部5は、座部4の後側に設けられた左右方向を向く軸回りに揺動自在に枢支されており、脚体6内に配設されたリニアアクチュエータなどで構成されたリクライニング機構により、垂直に起立した状態から水平に倒れた状態にまでリクライニング可能となっている。また、背もたれ部5の内部には、揉みや叩きなどのマッサージ動作を行う背部用マッサージ機構(図示せず)が設けられている。
図1〜図3に示すように、椅子型マッサージ機2に設けられたフットレスト部3は、本発明の下肢用マッサージ機1を内蔵するものとなっている。
フットレスト部3は、座部4の下側に収納可能とされた筺状の部材であり、座部4の下側の収納位置から座部4の前方に進出することで使用者Uの下肢(以降では、膝より下側の部分を下肢と呼ぶ)を挿入可能となっている。フットレスト部3の内部には、フットレスト部3に加わる使用者Uの体重やマッサージの際の負荷に耐えられるように、上方から見て四角形の枠状に形成されたフレーム部材8(支持部材乃至は骨格部材)が設けられている。
具体的には、図2に示すように、フットレスト部3の前面には、使用者Uの下肢を挿入可能な左右一対の挿入凹部9、9が形成されている。これら2つの挿入凹部9、9は、椅子型マッサージ機2の前面に上下方向を向いて形成され、左右に所定間隔をあけて設けられている。この挿入凹部9は、互いが左右方向で対面するように形成された左右一対の側壁部9a、9bと、この左右一対の側壁部9a、9bの後端辺を左右方向に連結する後壁部9cとから構成されている。つまり、挿入凹部9は、使用者Uの下肢を前方から差し入れることができるように前方に向かって開口すると共に、上方から下肢を挿し込めるように上方に向かって開口している。
また、図2及び図3に示すように、上述したフットレスト部3の内部には、使用者Uの下肢に対してマッサージを行うマッサージ手段10が搭載されている。このマッサージ手段10には、使用者Uの下肢を空気の圧力を用いて押圧マッサージするエアマッサージ部11と、使用者Uの足裏に振動する施療子12を押し付けて足裏の振動マッサージを行う足裏マッサージ部13とが設けられている。そして、本発明の椅子型マッサージ機2は、エアマッサージ部11が取り付けられたフレーム部材8から距離をあけて足裏マッサージ部13が配備されると共に、フレーム部材8に対して防振部材14を介して足裏マッサージ部13が支持されていることを特徴とするものである。
次に、本発明の椅子型マッサージ機2に備えられたフットレスト部3の構成、すなわち、フットレスト部3に内蔵された下肢用マッサージ機1に備えられたエアマッサージ部11、足裏マッサージ部13、この足裏マッサージ部13に振動を付与する振動機構、及び足裏マッサージ部13を支持する防振部材14について説明する。
図2に示すように、エアマッサージ部11は、上述した挿入凹部9の側壁部9a、9bの表面に設けられた空気袋15を有している。この空気袋15は、左右の挿入凹部9、9のそれぞれに対して、左側の側壁部9aの表面と右側の側壁部9bの表面とに配備されている。また、空気袋15には、図示しないポンプなどからエア配管16を介して空気などが送られており、送られた空気の圧力を利用して空気袋15は膨張収縮可能とされている。つまり、エアマッサージ部11では、空気袋15を膨張させたり収縮させたりすることで施療部を押圧してマッサージが行われる。なお、この挿入凹部9は、実際には布などのカバーにより覆われており、空気袋15が直接使用者Uの皮膚に触れることがないようになっている。
挿入凹部9の上側(すなわち、脚部挿入部17)に配備されたエアマッサージ部11は、挿入凹部9に挿入される使用者Uの下肢のうち、くるぶしより上方に位置する脛やふくらはぎといった脚部に対して押圧マッサージを行っている。加えて、挿入凹部9の下側(足部挿入部18)に配備されたエアマッサージ部11は、挿入凹部9に挿入される使用者Uの下肢のうち、くるぶしよりさらに下方に位置する足部の側部に対して押圧マッサージを行っている。
これら押圧マッサージを行う空気袋15やエア配管16は、フットレスト部3の骨格を構成するフレーム部材8に取り付けられている。つまり、フレーム部材8には、エアマッサージ部11が取り付けられている。
一方、挿入凹部9の下側(足部挿入部18)に設けられた足裏マッサージ部13は、足部の裏側(足裏)に対して振動マッサージを行っている。
図3及び図4に示すように、足裏マッサージ部13は、挿入凹部9に挿入された使用者Uの足部の足裏を下方から振動マッサージするものである。具体的には、足裏マッサージ部13は、足部挿入部18の内部に収容された振動を発生させる振動モータ19と、使用者Uの足裏を振動マッサージする施療子12と、施療子12を支持すると共に振動モータ19で発生した振動を施療子12に伝達する振動板20とを有している。
振動モータ19は、回転軸が下方を向くように配備されており、左右方向の中央に設けられている。この振動モータ19の回転軸の先端部には、後述する振動発生部21が設けられているため、回転軸の回転に伴い振動が発生するようになっている。この振動モータ19は、左右一対に設けられた足部挿入部18の間に位置する側壁部の内部に配備される。
側壁部の内部において、振動モータ19は、上方から見て四角形状の支持板22の上面に4本のネジ23を用いて固定されている。また、この支持板22は、左右方向の幅が振動モータ19と略等しく、前後方向の長さが振動モータ19よりも長く形成されており、四隅に配備された4本の振動モータ用支柱24(第2の防振部材14)を用いて下方から支持されている。
これら4本の振動モータ用支柱24の上端は支持板22の下面に連結され、下端はフレーム部材8に取付台座30を用いて固定されていて、振動モータ用支柱24はフットレスト部3のフレーム部材8と振動モータ19との間を連結している。振動モータ19が連結されるフレーム部材8は、挿入凹部9の下側(足部挿入部18)を構成する支持部材である。
また、それぞれの振動モータ用支柱24は、いずれも天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどを組み合わせた弾性材料(防振ゴム)で円柱状に形成されており、振動モータ19で発生した振動がフレーム部材8に伝播することを抑制できるようになっている。
なお、振動モータ用支柱24が固定されるフレーム部材8は、上方から見た場合に四角形の枠状となるように形成されている。そして、振動モータ19を支持する4本の支柱は、このフレーム部材8における左右方向の中央に固定されている。
このように左右方向の中央に位置する振動モータ19で、左右両側に位置する2つの施療子12を振動させる構成を採用すれば、施療子毎に振動モータを設けて駆動する必要がなくなり、マッサージ機の構成を簡単なものとすることが可能となる。
一方、使用者Uの足部の裏側に対応する位置に配置された施療子12は、上方に向かって膨出するような略半球状の外観を備えた部材である。施療子12の上側にはさらに上方に向かって突出するつぼ押し突起25が形成されており、施療子12を振動させればつぼ押し突起25が使用者Uの足裏の施療部(つぼ)を刺激できるようになっている。また、左右それぞれの施療子12は、いずれも下端が振動板20に固定されており、振動板20を振動させることで施療子12を振動板20と同じ方向に振動可能となっている。
上記した施療子12が一体に形成されている振動板20(図4及び図5においてグレーで示される部分)は、上方から見た場合に左右方向に長尺な長方形状に形成された板状の部材である。振動板20は、左右方向の中途側が複数回に亘って上下に折り返されており、左右方向の左端側、中央側、右端側の3箇所が前方から見て上方に向かって凸状に隆起したような形状とされている。これら凸状に隆起した部分の間、言い換えれば、前方から見て凹状になった部分に、前述の施療子12が一体に形成されている。
なお、上述した施療子12は射出成形などで振動板20と一体物として形成されていても良いし、施療子12を振動板20と別部材として形成しておいて、嵌め込みやねじ込みなどの手段、あるいはネジなどを用いて施療子12を振動板20に固定しても良い。
そして、この凸状に隆起した振動板20の左端側及び右端側には、振動板20をフレーム部材8に固定する振動板用支柱26(第1の防振部材14)が設けられている。この振動板用支柱26は、振動板20の左端側と右端側とのそれぞれに対して、前後方向に並んで2つずつ、合計4つ設けられている。この振動板用支柱26も、上述した振動モータ用支柱24と同様な弾性材料で円柱状に形成されており、フットレスト部3のフレーム部材8と振動板20との間に発生する振動を抑制できるようになっている。
また、凸状に隆起した振動板20の中央側は上方から見て四角形状に形成されており、この四角形状とされた振動板20の中央側の四隅には当該振動板20を上下方向に貫通する貫通孔27が形成されている。この貫通孔27には、円柱状に形成された振動モータ用支柱24が挿通されている。詳しくは、貫通孔27は振動モータ用支柱24の外径より大きな径を備えた円形に形成されており、振動モータ用支柱24が振動しても振動板20と接触しない程度の距離を空けて形成されている。
さらに、凸状に隆起した振動板20の中央側には、上述した振動モータ19で発生した回転駆動力を振動に変換する振動発生部21が設けられている。
つまり、この振動発生部21は、振動モータ19から下方に伸びる回転軸の下端に取り付けられた円盤状の部材である。この円盤状の振動発生部21は、外観上は円盤の中心に振動モータ19の回転軸が取り付けられた回転対称な構造であるが、重心は円盤の中心から偏心した位置にあるようなウェイトを有する構造となっている(偏心荷重円盤)。したがって、この振動モータ19の回転軸を回転させれば偏心回転により振動発生部21で振動が発生し、振動発生部21で発生した振動が振動板20に伝達するので、振動板20を振動させることが可能となる。
上述したように、振動板20とフレーム部材8とを結ぶ第1の防振部材14(振動板用支柱26)及び第2の防振部材14(振動モータ用支柱24)にて減衰されるような構造を採用すれば、発生した振動が振動板20からフレーム部材8へと伝播することが抑制されるようになる。
ところで、図5に示すように、本実施形態の下肢用マッサージ機1では、フレーム部材8に対する振動板20の連結を確実なものとするために、施療子12の裏面とフレーム部材8とが施療子支持部28(第3の防振部材14)で連結されるものとなっている。この施療子支持部28(第3の防振部材14)も振動板用支柱26や振動モータ用支柱24と同じ弾性体で構成されている。
ところで、図5に示すように、エアマッサージ部11に空気を送るエア配管16は、フットレスト部3の内部を巡回してポンプと空気袋15(エアバッグ)との間を結んでいる。このエア配管16はフレーム部材8上に敷設されており、上述した振動板20や振動モータ19から距離をあけた位置に配設されていて、振動がエア配管16やエア配管16の接続部に影響して、エア配管16から空気が漏れないように配慮されている。例えば、振動板20の周囲を例に挙げれば、エア配管16は振動板20の前端からさらに前方に距離を空けて敷設されると共に後端からさらに後方に距離をあけて設けられており、エア配管16に振動板20の振動が伝達しない構造となっている。
次に、上述した足裏マッサージ部13を用いて下肢をマッサージする方法、言い換えれば本発明の椅子型マッサージ機2に備えられた下肢用マッサージ機1の作動態様について説明する。
まず、エアマッサージ部11については、ポンプなどを起動させてエアマッサージ部11に空気を送り、エアマッサージ部11の空気袋15を膨張させる。そうすると、空気袋15が膨張し、膨張した空気袋15に押動されてマッサージ板などが施療部を押圧し、マッサージが行われる。
このとき、足裏マッサージ部13で、振動モータ19を発生させる。そうすると、振動モータ19で発生した回転が回転軸を介して振動発生部21に伝達し、振動発生部21が回転する。振動発生部21は上述したように偏心した位置にウェイトを有する構造であるため、回転軸を中心に振動発生部21を回転させると振動発生部21で振動が発生する。この振動発生部21で発生した振動は振動板20に伝達し、振動板20が振動することになる。
振動板20が振動すると、振動板20に固定された施療子12も振動し、施療子12の上端に取り付けられたつぼ押し突起25が足裏のツボを刺激するので、足裏の施療部に対して足裏マッサージ行うことが可能となる。
なお、上述した足裏マッサージ部13での振動マッサージと、エアマッサージ部11でのエアマッサージは、連動して動作するものであっても良いし、それぞれ独立に動作するものであっても良い。
例えば、両マッサージ部11、13が連動するような使用態様としては、まずエアマッサージ部11の空気袋15を膨張させて使用者の下肢(ふくらはぎ)を固定しておき、ふくらはぎを固定した状態で、使用者の下肢(足裏)に施療子12を用いて振動マッサージを行うものを挙げることができる。このようにすることで、使用者の足裏を効果的に振動マッサージすることが可能となる。また、マッサージを受ける使用者に与える体感を変えることもでき、よりバリエーションに富んだマッサージを行うことが可能となる。
上述した振動板20は第1の防振部材14である振動板用支柱26を介してフレーム部材8に取り付けられており、また上述した振動モータ19は第2の防振部材14である振動モータ用支柱24を介してフレーム部材8に取り付けられている。加えて、この振動モータ用支柱24は、振動板20と振動時に接触しない距離をあけて振動板20の貫通孔27に挿通されている。つまり、振動モータ19で発生した振動は、振動板20に伝達することはあっても、振動モータ19からフレーム部材8に伝達することはないし、振動板20からフレーム部材8に伝達することもない。それゆえ、フレーム部材8に配設されたエア配管16やエア配管16の接続部に振動が伝達することもなく、振動がエア配管16の接続部を緩ませてエア配管16からのエア漏れなどを引き起こすことが抑制され、エアマッサージ機構と振動マッサージ機構とを組み合わせて支障なく用いることが可能となる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、本実施形態では、下肢用マッサージ機1を、図1に示すような椅子型マッサージ機2に取り付けられたもの(フットレスト部3)として説明を行ったが、この実施形態には限定されない。下肢用マッサージ機1単体の装置であっても、本発明は実現可能である。
また、下肢用マッサージ機1の挿入凹部9の上側(脚部挿入部17)と挿入凹部9の下側(足部挿入部18)とは、脚部挿入部17に対して足部挿入部18を近接離反させる移動手段により、互いが近接離反する構成とされていてもよい。移動手段は、脚部挿入部17と足部挿入部18とを連結して、脚部挿入部17に対して足部挿入部18を近接離反させるように動作させるアーム部材から構成されているとよい。
また、図2〜図4に示すように、施療子12の前後部分には、使用者Uの足裏を温めるための温熱手段29が設けられているとよい。この温熱手段29は、例えば、PTCヒータなどの面ヒータで構成されていて、フレーム部材8に固定されるようにするとよい。このように振動が伝播しないフレーム部材8に温熱手段29を固定しておけば、温熱手段29自体に振動が伝わらなくなる。とはいえ、温熱手段29を振動板20などに固定して、振動板20と一緒に温熱手段29を振動させることも可能である。
1 下肢用マッサージ機
2 椅子型マッサージ機
3 フットレスト部
4 座部
5 背もたれ部
6 脚体
7 肘掛部
8 フレーム部材
9 挿入凹部
9a 左側の挿入凹部の側壁部
9b 右側の挿入凹部の側壁部
9c 挿入凹部の後壁部
10 マッサージ手段
11 エアマッサージ部
12 施療子
13 足裏マッサージ部
14 防振部材
15 空気袋
16 エア配管
17 脚部挿入部
18 足部挿入部
19 振動モータ
20 振動板
21 振動発生部
22 支持板
23 ネジ
24 振動モータ用支柱
25 つぼ押し突起
26 振動板用支柱
27 貫通孔
28 施療子支持部
29 温熱手段
U 使用者

Claims (5)

  1. 使用者の下肢に対してマッサージを行うマッサージ手段を有する下肢用マッサージ機であって、
    前記マッサージ手段は、前記使用者の下肢を空気の圧力を用いてマッサージするエアマッサージ部と、前記使用者の足裏に対して振動する施療子を押し付けて足裏のマッサージを行う足裏マッサージ部とを有していて、
    前記足裏マッサージ部が、前記エアマッサージ部が取り付けられたフレーム部材から距離をあけて配備されると共に、前記フレーム部材に対して防振部材を介して支持されていることを特徴とする下肢用マッサージ機。
  2. 前記足裏マッサージ部は、振動を発生させる振動モータと、使用者の足裏を振動マッサージする施療子と、前記施療子を支持すると共に前記振動モータで発生した振動を施療子に伝達する振動板と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の下肢用マッサージ機。
  3. 前記防振部材は、前記フレーム部材と前記振動板との間に配備された第1の防振部材と、前記フレーム部材と前記振動モータとの間に配備された第2の防振部材と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の下肢用マッサージ機。
  4. 前記振動板には、該振動板を上下方向に貫通する貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔には、前記振動板と振動時に接触しない距離をあけて第2の防振部材が挿通されており、
    前記第2の防振部材の下端が前記フレーム部材に取り付けられると共に、前記第2の防振部材の上端に前記振動モータが支持されていることを特徴とする請求項3に記載の下肢用マッサージ機。
  5. 使用者が着座可能な座部と、前記座部の前部に配備されたフットレスト部と、前記座部の後部に設けられて使用者の背部をマッサージ可能とされた背もたれ部と、を有する椅子型マッサージ機であって、
    前記フットレスト部が請求項1〜4のいずれかに記載の下肢用マッサージ機を有することを特徴とする椅子型マッサージ機。
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