JP2014220149A - バスバーモジュール - Google Patents

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Masanori Iketani
昌紀 池谷
典男 西脇
Norio Nishiwaki
典男 西脇
寺田 康晴
Yasuharu Terada
康晴 寺田
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Abstract

【課題】電池集合体に対するガス排出ダクトの組付性を向上することのできるバスバーモジュールを提供する。【解決手段】バスバーモジュール14は、複数個の電池セル16が列方向に積層状に配置された電池集合体12に付属する回路側部材24と、電池集合体12の隣り合う電池セル16の電極端子18の間を接続する電池側端子部28及び電池側端子部28と回路側部材24の端子とを接続する結線部32を有するバスバー22と、バスバー22を絶縁する樹脂部材26とを備える。回路側部材24には、電池集合体12の列方向に延びかつ各電池セル16の安全弁20から排出されたガスを流すガス排出ダクト35が一体的に設けられる。ガス排出ダクト35は、回路側部材24の下面側に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、主として、エンジン(内燃機関)と電気モータとの駆動力で走行するハイブリッド車や電気モータの駆動力で走行する電気自動車等の車両に搭載される電源装置として用いられる電池集合体のバスバーモジュールに関する。
従来、複数個の電池セルが列方向に積層状に配置された電池集合体に、その列方向に延びかつ各電池セルの安全弁から排出されたガスを流すガス排出ダクトを設けたものがある(特許文献1)。電池集合体上に回路側部材が仕切保持部材を介して配置され、その仕切保持部材に形成された収容部内にガス排出ダクトが配置されている。
特開2009−105010号公報
前記従来例(特許文献1)によると、ガス排出ダクトは、電池集合体に対する仕切保持部材の組付けをもって固定されているため、電池集合体に対するガス排出ダクトの組付性が悪いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、電池集合体に対するガス排出ダクトの組付性を向上することのできるバスバーモジュールを提供することにある。
第1の発明は、複数個の電池セルが列方向に積層状に配置された電池集合体に付属する回路側部材と、電池集合体の隣り合う電池セルの電極端子の間を接続する電池側端子部及び電池側端子部と回路側部材の端子とを接続する結線部を有するバスバーと、バスバーを絶縁する樹脂部材とを備えるバスバーモジュールであって、回路側部材には、電池集合体の列方向に延びかつ各電池セルの安全弁から排出されたガスを流すガス排出ダクトが一体的に設けられている。この構成によると、バスバーモジュールの回路側部材にガス排出ダクトが一体的に設けられているため、電池集合体に対するバスバーモジュールの組付けをもってガス排出ダクトも組付けられる。したがって、電池集合体に対するガス排出ダクトの組付性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、ガス排出ダクトは、回路側部材の下面側に配置されている。この構成によると、回路側部材にガス排出ダクトを容易に一体化することができる。
第3の発明は、第1の発明において、ガス排出ダクトは、回路側部材の側面側に配置されている。この構成によると、ガス排出ダクトを備えるバスバーモジュールの高さを低減することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明において、ガス排出ダクトには、ガスの流れに対して傾斜しかつそのガスの流れの方向を変更する流れ方向変更部材が設けられている。この構成によると、流れ方向変更部材によりガスの流れ方向を変更することができる。
第5の発明は、第4の発明において、流れ方向変更部材は、ガス排出ダクトの回路側部材側の内壁面に配置されている。この構成によると、流れ方向変更部材によりガスの流れ方向を変更することにより、回路側部材側へのガスの熱影響を抑制し、回路側部材の信頼性を向上することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれかの発明において、回路側部材とガス排出ダクトとを一体成形により一体的に形成されている。この構成によると、バスバーモジュールに対するガス排出ダクトの組付工数を削減することができる。
実施形態1にかかる電池モジュールを模式的に示す正面図である。 バスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 バスバーモジュールを模式的に示す側面図である。 バスバーモジュールを模式的に示す平面図である。 ガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 ガス排出ダクトを模式的に示す側断面図である。 図6のVII-VII線矢視断面図である。 第1次中間成形品を模式的に示す平面図である。 第2次中間成形品を模式的に示す平面図である。 第2次中間成形品を模式的に示す正面図である。 第2次中間成形品を模式的に示す側面図である。 第2次中間成形品のバスバーモジュールを模式的に示す斜視図である。 実施形態2にかかるバスバーモジュールの電池側端子部の周辺部を模式的に示す平面図である。 実施形態3にかかる第1次中間成形品を模式的に示す平面図である。 第2次中間成形品を模式的に示す平面図である。 第2次中間成形品を模式的に示す正面図である。 実施形態4にかかるバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 バスバーモジュールを模式的に示す平面図である。 実施形態5にかかるバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 実施形態6にかかるバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 実施形態7にかかるバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 実施形態8にかかるバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 図22のXXIII−XXIII線矢視断面図である。 実施形態9にかかるバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。 実施形態10にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 ガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。 実施形態11にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 ガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。 実施形態12にかかるガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。 実施形態13にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 図30のXXXI−XXXI線矢視断面図である。 図31のXXXII−XXXII線矢視断面図である。 実施形態14にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 図33のXXXIV−XXXIV線矢視断面図である。 図34のXXXV−XXXV線矢視断面図である。 実施形態15にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 図36のXXXVII−XXXVII線矢視断面図である。 図37のXXXVIII−XXXVIII線矢視断面図である。 実施形態16にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 図39のXL−XL線矢視断面図である。 図40のXLI−XLI線矢視断面図である。 実施形態17にかかるガス排出ダクトを模式的に示す平面図である。 図42のXLIII−XLIII線矢視断面図である。 図43のXLIV−XLIV線矢視断面図である。 実施形態18にかかるガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。 実施形態19にかかるガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態では、例えばハイブリッド車用の電源装置として用いられる電池モジュールを例示する。図1は実施形態1にかかる電池モジュールを模式的に示す正面図である。なお、説明の都合上、電池モジュールにおける電池集合体の列方向(図1において紙面表裏方向)を前後方向とし、その列方向に交差する方向(左右方向)を幅方向として説明を行う。
図1に示すように、電池モジュール10は、電池集合体12とバスバーモジュール14とを備えている。
前記電池集合体12は、複数個(図1では1個を示す)の電池セル(二次電池、単位電池)16が前後方向(図1において紙面表裏方向)に積層状すなわち列方向に積層状に配置されている。電池セル16は、左右方向に幅広で前後方向を薄くする直方体状をなしている。電池セル16の上面の左右両端部には、一対の電極端子18が突出されている。一方の電極端子18は正極側の電極端子であり、他方の電極端子18は負極側の電極端子である。また、前後に隣り合う電池セル16は、電極端子18の極が逆向きになるように配置されている。電池セル16の上面の中央部には安全弁20が設けられている。安全弁20は、電池セル16の内部の圧力が異常圧になると開弁し、電池セル16内のガスをガス排出口(図示省略)から上方へ排出(噴出)する。なお、電池セル16としては、例えばリチウムイオン電池が用いられる。また、複数個の電池セル16は、図示しないフレームあるいはケーシング等の保持部材により一体的に保持されている。
前記バスバーモジュール14は前記電池集合体12上に配置されている。バスバーモジュール14は、複数個のバスバー22、回路側部材24及び樹脂部材26を備えている。樹脂部材26は、バスバー22及び回路側部材24をインサート成形により一体化しているとともにバスバー22を絶縁すなわち被覆している。樹脂部材26は、絶縁性及び柔軟性を有する樹脂材料により成形されている。
前記回路側部材24は、前記電池集合体12に付属する電気系部品24aが前記樹脂部材26により被覆されている。樹脂部材26において、回路側部材24を被覆する樹脂部分を樹脂部26aという。また、電気系部品24aとしては、電池セル16の状態を監視したり、制御したりするための電気部品等、電気部品等配線にかかる信号線、接続線等の配線、電気部品等を実装したプリント基板等のうちの少なくとも1つの部品が相当する。回路側部材24は、断面横長四角形状で、前後方向(図1において紙面表裏方向)に延びる長尺状に形成されている。また、回路側部材24は、電池集合体12の上方に所定間隔を隔てて配置されている。
前記バスバー22は、前記電池集合体12の前後に隣り合う電池セル16の正極側の電極端子18と負極側の電極端子18との間を接続するとともに、両電極端子18と前記回路側部材24の端子(図示省略)との間を接続する導電性部材である。図2はバスバーモジュールを模式的に示す正面図、図3は同じく側面図、図4は同じく平面図である。なお、図2〜図4ではバスバー22を被覆する樹脂部材26が省略されている。
図2及び図3に示すように、バスバー22は、電池側端子部28と、回路側端子部30と、両端子部28,30を接続する結線部32とを一体に有している。バスバー22は、導電性を有する金属製の板状素材をプレス成形することにより形成されている。なお、バスバー22の成形例については後述する。
図4に示すように、前記電池側端子部28は、前後方向(図4において左右方向)を長くする帯板状に形成されている。電池側端子部28の板厚方向は上下方向(図4において紙面表裏方向)に向いている。電池側端子部28には、前後一対の取付孔34が形成されている。両取付孔34は、前後に隣り合う電池セル16(図1参照)の両電極端子18に嵌合可能となっている。
前記回路側端子部30は、前後方向を長くする帯板状に形成されている。回路側端子部30の板厚方向は上下方向(図4において紙面表裏方向)に向いている。また、バスバー22の平面視において、電池側端子部28と回路側端子部30との対向縁には、突片状の突出部28a,30aが形成されている。また、回路側端子部30は、前記回路側部材24の樹脂部26a内において回路側部材24の端子(図示省略)と接続されている。また、樹脂部材26(図1参照)において、電池側端子部28を被覆する樹脂部分を樹脂部26bといい、結線部32及び回路側端子部30の突出部30a側の側縁部を被覆する樹脂部分を樹脂部26cという。
図2に示すように、前記結線部32は、前記電池側端子部28の突出部28aと回路側端子部30の突出部30aとを接続している。結線部32は、上下方向(高さ方向)に延びる帯板状に形成されている。結線部32の板厚方向は前後方向(図2において紙面表裏方向)に向いている。結線部32は、板厚方向すなわち前後方向に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図3中、二点鎖線32参照)。結線部32の撓み変形により、電池集合体12(図1参照)の列方向(図1において紙面表裏方向)の伸縮にともなう電池側端子部28の変位が吸収される。すなわち、結線部32は、変位吸収部を兼ねている。また、結線部32は、回路側部材24を支持する支持脚部を兼ねている。なお、本明細書でいう「弾性変形」には、曲り方向の撓み変形だけでなく、捻れ方向の撓み変形が含まれる。
図1に示すように、前記バスバーモジュール14の回路側部材24には、前記各電池セル16の安全弁20から排出されたガスを流すガス排出ダクト35が設けられている。図1においてガス排出ダクト35は断面で示されている。図5はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図6は同じく側断面図、図7は図6のVII-VII線矢視断面図である。
図5及び図6に示すように、ガス排出ダクト35は、樹脂製で、前後方向(図5及び図6において左右方向)に延びる長尺状に形成されている。図7に示すように、ガス排出ダクト35は、左側壁36、右側壁37、上壁38及び下壁40(図6参照)を有する角筒状に形成されている。図6に示すように、ガス排出ダクト35の前端面(図6において左端面)は、前壁41により閉鎖されている。下壁40はガス排出ダクト35の後端部のみ形成されており、ガス排出ダクト35の下面側にはガス導入口43が開口されている。ガス導入口43は、前記電池集合体12の全ての電池セル16の安全弁20に対応する。ガス排出ダクト35内はガス通路45となっている。ガス排出ダクト35の後端部(図6において右端部)すなわち筒状部は、車両外部へ通じるガス排出管路(図示省略)が接続される接続口47となっている。
前記ガス排出ダクト35は、耐熱性を有する硬質の樹脂材料により成形されている。また、図1に示すように、ガス排出ダクト35は、前記回路側部材24の下面側に配置されている。ガス排出ダクト35の上壁38は、回路側部材24の樹脂部26aの下面側に対して接着、溶着、スナップフィット、締結等の結合手段により一体的に結合されている。なお、ガス導入口43は下壁40に部分的に開口してもよい。また、ガス導入口43は、安全弁20にそれぞれ対応する孔形状に形成してもよいし、相互に隣り合う複数個の安全弁20に対応する孔形状に形成してもよい。また、図7に示すように、左側壁36及び/又は右側壁37の下端部の外側には、長手方向(図7において紙面表裏方向)に延びるフランジ49を形成してもよい。
次に、電池集合体12に対するバスバーモジュール14の組付けについて説明する。図1に示すように、電池集合体12上にバスバーモジュール14を配置する。このとき、バスバー22の電池側端子部28の取付孔34(図4参照)を隣り合う電池セル16の両電極端子18に嵌合し、各電極端子18にナット(図示省略)を締着することにより、各電極端子18に電池側端子部28を締結する。これにともない、ガス排出ダクト35の下面は、電池集合体12の上面に当接又は近接される。ガス排出ダクト35のガス導入口43は、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20に対応する。このようにして、電池モジュール10(図1参照)が構成される。
前記電池モジュール10(図1参照)は車両(図示省略)に搭載される。回路側部材24には、図示しない電気モータを含む電気回路につながる電気配線、コントローラを含む電気回路につながる電気配線等が接続される。また、ガス排出ダクト35の接続口47(図6参照)には、車両外部へ通じるガス排出管路(図示省略)が接続される。各電池セル16の安全弁20から排出されたガスは、ガス排出ダクト35のガス通路45を後方へ向かって流れた後、接続口47(図6参照)からガス排出管路を介して車両外部へ排出される。なお、図6及び図7にガスの流れが矢印で示されている。
前記バスバー22の成形例について説明する。図8は第1次中間成形品を模式的に示す平面図、図9は第2次中間成形品を模式的に示す平面図、図10は同じく正面図、図11は同じく側面図、図12は第2次中間成形品のバスバーモジュールを模式的に示す斜視図である。
図8に示すように、板状のフープ材、詳しくは1つのバスバーモジュール14(図4参照)に対応する分のフープ材50にプレス加工すなわち打ち抜き加工を施すことにより、第1次中間成形品52を抜き取る。第1次中間成形品52には、展開状態の複数個のバスバー22及び複数本の回路配線54が含まれている。バスバー22及び回路配線54は、ばらけないようにタイバー(図示省略)を介して連結されているものとする。また、回路配線54は、例えば信号線、その他の接続線等に使用されるもので、後工程において回路側部材24の樹脂部26a(図4参照)内に埋設される。
次に、前記第1次中間成形品52にプレス加工すなわち折り曲げ加工を施すことにより、第2次中間成形品56が形成される(図9〜図11参照)。図12に示すように、第2次中間成形品56のバスバー22は、第1次中間成形品52(図8参照)のバスバー22における電池側端子部28の突出部28aと結線部32とが直角状に谷折りされるとともに、各バスバー22の回路側端子部30の突出部30aと結線部32とが直角状に山折りされてなる(図11参照)。
その後、前記第2次中間成形品56における回路配線54に電気系部品24aを搭載した後、その第2次中間成形品56をインサート成形することにより樹脂部材26を形成する。その後、タイバーや回路配線54における不要部分をプレス加工等により切除することにより、バスバーモジュール(詳しくは本体)14が完成する。そして、バスバーモジュール(詳しくは本体)14に、別途成形されたガス排出ダクト35が結合手段により結合されることにより、ガス排出ダクト35を備えたバスバーモジュール14(図1参照)が完成する。
前記したバスバーモジュール14によると、電池側端子部28及び結線部32を有するバスバー22が一部材で形成されているため、バスバー22の部品点数及び組付工数を削減することができる。ひいては、バスバーモジュール14の部品点数及び組付工数を削減することができる。
また、バスバー22の結線部(すなわち変位吸収部)32の弾性変形により、電池集合体12の列方向の伸縮にともなう電池側端子部28の変位を吸収することができる。
このため、バスバーモジュール14の使用時における温度変化や充放電による電池集合体12の列方向の寸法変化を吸収することができる。これにより、電池集合体12の列方向の寸法変化による回路側部材24への影響を防止することができる。ひいては、電池集合体12の列方向(前後方向)の伸縮に配慮して回路側部材24を伸縮するように構成する必要がないため、回路側部材24の設計の自由度が向上するとともに回路側部材24をコンパクト化することができる。また、回路側部材24を定寸で容易に製造することが可能となる。
また、バスバーモジュール14の組付時における電池集合体12の各電池セル16の個体ばらつきによる電池集合体12の列方向の寸法差を吸収することができる。
また、バスバー22の結線部(変位吸収部)32は、帯板状でかつ板厚方向に弾性変形可能に形成されている(図3中、二点鎖線32参照)。したがって、バスバー22の結線部(変位吸収部)32を板厚方向へ弾性変形可能としながらも、結線部(変位吸収部)32の板厚方向以外の方向への弾性変形を抑制することができる。
また、バスバーモジュール14の回路側部材24にガス排出ダクト35が一体的に設けられている(図1参照)。このため、電池集合体12に対するバスバーモジュール14の組付けをもってガス排出ダクト35も組付けられる。したがって、電池集合体12に対するガス排出ダクト35の組付性を向上することができる。
また、回路側部材24を前後方向に伸縮するように構成する必要がなく、回路側部材24が前後方向に伸縮しない又はほとんど伸縮しないため、回路側部材24にガス排出ダクト35を一体的に設けても問題は生じない。
また、ガス排出ダクト35が回路側部材24の下面側に配置されている(図1参照)。したがって、回路側部材24にガス排出ダクト35を容易に一体化することができる。
なお、ガス排出ダクト35の材料を高熱容量材にすることで、内部を流れるガスの熱を速やかに吸収し、ガスの温度を下げることができる。また、ガス排出ダクト35の材料を高熱伝導材にすることで、ガス排出ダクト35の局所的な高温化を防ぐことができる。また、ガス排出ダクト35の材料を発泡材等の断熱材にすることで、断熱性を向上し、ダクト外への熱伝達を抑制することができる。
また、前記したバスバー22の成形例によると、フープ材50(図8参照)において廃棄する部分(無駄な部分)を少なくし、フープ材50を有効に利用することができる。また、帯状のフープ材50を送給し、フープ材50に多数の加工を順に施して成形品を得る順送成形により、バスバーモジュール14を製造することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態以降の実施形態は、実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図13はバスバーモジュールの電池側端子部の周辺部を模式的に示す平面図である。
図13に示すように、バスバー22の電池側端子部28の樹脂部26bの一端部(例えば前端部(図13において左端部))には、係合凹部58が形成されている。係合凹部58は、左右一対をなす規制片59を有しており、前側(図13において左側)に位置する樹脂部26bの後端部に対して係合可能に形成されている。したがって、前後に隣り合う樹脂部26bの後端部と係合凹部58とを相互に係合することにより、バスバー22の電池側端子部28の樹脂部26bの相互間に生しる左右方向(図13において上下方向)への相対的な移動を規制することができる。このため、電池集合体12(図1参照)の電池セル16の電極端子18に対するバスバー22の電池側端子部28の組付性を向上することができる。なお、相互に係合する樹脂部26bの後端部と係合凹部58とにより本明細書でいう「規制手段」が構成されている。
[実施形態3]
実施形態3を説明する。本実施形態以降の実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図14は第1次中間成形品を模式的に示す平面図、図15は第2次中間成形品を模式的に示す平面図、図16は同じく正面図である。
図14に示すように、本実施形態は、バスバー22の成形例において、第1次中間成形品52における結線部32(図8参照)を、前方斜め外方に延びる結線部61に変更したものである。第1次中間成形品52に、前記実施形態1と同様に折り曲げ加工を施すことにより、第2次中間成形品56(図15及び図16参照)が形成される。
本実施形態によると、バスバー22の結線部61を、他の部位と干渉することなく、単純形状をもって長く形成することができる。これにより、バスバーモジュール14における回路側部材24(図1参照)を高い位置に設定することができる。また、結線部61としての変形吸収部の長さを長く設定することができる。
[実施形態4]
実施形態4を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図17はバスバーモジュールを模式的に示す正面図、図18は同じく平面図である。なお、図17及び図18、及び、後出の実施形態5〜8にかかる図19〜23では、バスバー22を被覆する樹脂部材26が省略されている。
図17に示すように、本実施形態は、実施形態1(図1参照)におけるガス排出ダクト35を省略して回路側部材24が下方すなわち電池集合体12(図1参照)の近くに配置されている。バスバー22の結線部(変位吸収部)(符号、63を付す)は、左右方向に延びる帯板状に形成されている。結線部(変位吸収部)63の板厚方向は前後方向(図17において紙面表裏方向)に向いている。結線部(変位吸収部)63は、板厚方向すなわち前後方向に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図18中、二点鎖線63参照)。
[実施形態5]
実施形態5を説明する。本実施形態は、実施形態4に変更を加えたものである。図19はバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。
図19に示すように、本実施形態は、実施形態4(図17参照)におけるバスバー22における結線部(変位吸収部)63と回路側部材24との間に、電池集合体12の列方向の変位を吸収する機能を有しない又はほとんど有しない支持部65を形成したものである。すなわち、本実施形態の結線部(符号、66を付す)は、変位吸収部63と支持部65とを有している。また、支持部65は、高さ方向に延びる帯板状に形成されている。支持部65の板厚方向は左右方向に向いている。また、両支持部65の相互間には、前記実施形態1(図1参照)と同様、ガス排出ダクト35を配置することができる。
[実施形態6]
実施形態6を説明する。本実施形態は、実施形態5に変更を加えたものである。図20はバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。
図20に示すように、本実施形態は、実施形態5(図19参照)におけるバスバー22の結線部66において、変位吸収部63と支持部65との配置を変更したものである。すなわち、支持部65を電池側端子部28側に配置し、また、変位吸収部63を回路側端子部30側に配置したものである。
[実施形態7]
実施形態7を説明する。本実施形態は、実施形態5に変更を加えたものである。図21はバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。
図21に示すように、本実施形態は、実施形態5(図19参照)におけるバスバー22の結線部66の変位吸収部63が高さ方向に延びる変位吸収部(符号、63Aを付す)に変更されている。変位吸収部63Aの板厚方向は前後方向(図21において紙面表裏方向)に向いている。また、実施形態5(図19参照)におけるバスバー22の結線部66の支持部65が左右方向に延びる結線部(符号、65Aを付す)に変更されている。支持部65Aの板厚方向は上下方向に向いている。
[実施形態8]
実施形態8を説明する。本実施形態は、実施形態4に変更を加えたものである。図22はバスバーモジュールを模式的に示す正面図、図23は図22のXXIII−XXIII線矢視断面図である。なお、図22においてガス排出ダクト35は断面で示されている。
図22に示すように、本実施形態は、実施形態4(図17及び図18参照)における回路側部材24の一側(例えば右側)に、実施形態1(図1参照)と同様、ガス排出ダクト35の左側壁36が一体的に結合されている。
図23に示すように、ガス排出ダクト35には、バスバー22の結線部(変位吸収部)63を跨ぐ仕切壁部68が形成されている。仕切壁部68は、断面逆U字状に形成され、左側壁36と右側壁37との間に架設されている(図22参照)。なお、電池セル16の安全弁20は、ガス排出ダクト35のガス導入口43に対応するように、実施形態1における位置から右方へずれた位置に配置されている。
本実施形態によると、回路側部材24とガス排出ダクト35とが左右方向に並行状に配置されることにより、バスバーモジュール14の高さを低減することができる。なお、ガス排出ダクト35は、回路側部材24を間にして左右対称状に2個配置してもよい。
[実施形態9]
実施形態9を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図24はバスバーモジュールを模式的に示す正面図である。なお、図24において回路側部材26及びガス排出ダクト35は断面で示されている。
図24に示すように、本実施形態は、実施形態1(図1参照)におけるバスバーモジュール14の樹脂部材26における回路側部材24の樹脂部26aとガス排出ダクト35とを二色成形により一体成形したものである。したがって、バスバーモジュール14に対するガス排出ダクト35の組付工数を削減することができる。また、回路側部材24の樹脂部26aをガス排出ダクト35の樹脂材料と同一の樹脂材料として、ガス排出ダクト35と回路側部材24の樹脂部26aとを一体形成してもよい。
[実施形態10]
実施形態10を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図25はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図26は同じく正断面図である。
図26に示すように、本実施形態は、実施形態1(図7参照)におけるガス排出ダクト35の左右方向の幅が一側方(例えば右方)へ拡大されている。ガス排出ダクト35の左側壁36(図1参照)に代えて、断面円弧状の案内壁部70が形成されている。案内壁部70は、電池集合体12の電池セル16の安全弁20に対向している(図25及び図26参照)。
本実施形態によると、電池集合体12の電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の案内壁部70に当たることにより、そのガスの流れの方向が右方へ変更される(図26中、矢印参照)。このため、回路側部材24へのガスの熱影響を抑制することができる。ひいては、ガス排出ダクト35の高さを低減することができる。なお、案内壁部70は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。また、案内壁部70は断面平面状に形成してもよい。
[実施形態11]
実施形態11を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図27はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図28は同じく正断面図である。
図28に示すように、本実施形態は、実施形態1(図7参照)におけるガス排出ダクト35の左右方向の幅が両側方)へ拡大されている。ガス排出ダクト35の上壁38の左右方向の中央部には、断面円弧状の左右の案内壁部72が断面V字状をなすように左右対称状に形成されている。両案内壁部72は、電池集合体12の電池セル16の安全弁20に対向している(図27及び図28参照)。
本実施形態によると、電池集合体12の電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の両案内壁部72に当たることにより、そのガスの流れの方向が両側方へ変更される(図28中、矢印参照)。このため、回路側部材24へのガスの熱影響を抑制することができる。ひいては、ガス排出ダクト35の高さを低減することができる。なお、案内壁部72は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。
[実施形態12]
実施形態12を説明する。本実施形態は、実施形態11に変更を加えたものである。図29はガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。
図29に示すように、本実施形態は、実施形態11(図28参照)におけるガス排出ダクト35の両案内壁部72の下端部に、水平状の衝突壁部73を設けたものである。衝突壁部73は、電池集合体12の電池セル16の安全弁20に対向している。
本実施形態によると、電池集合体12の電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の衝突壁部73に当たることにより、そのガスの流れの方向が両側方へ変更される(図29中、矢印参照)。なお、衝突壁部73は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。
[実施形態13]
実施形態13を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図30はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図31は図30のXXXI−XXXI線矢視断面図、図32は図31のXXXII−XXXII線矢視断面図である。
図32に示すように、本実施形態は、実施形態1(図7参照)におけるガス排出ダクト35の上壁38の幅方向の中央部の下面には、前後方向に並ぶ複数個の案内壁部75が形成されている。案内壁部75は、上壁38から下前方へ向けて傾斜状に突出する突片状に形成されている(図31参照)。また、ガス排出ダクト35の前壁41の下端部を除いた残りの部分は、案内壁部75として形成されている(図30参照)。各案内壁部75は、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20にそれぞれ対向している(図30〜図32参照)。なおガス排出ダクト35の上壁38の下面は本明細書でいう「回路側部材側の内壁面」に相当する。
本実施形態によると、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の各案内壁部75にそれぞれ当たることにより、そのガスの流れの方向が変更される(図31及び図32中、矢印参照)。したがって、電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の上壁38に直接当たらないため、回路側部材24側へのガスの熱影響を抑制し、回路側部材24の信頼性を向上することができる。ひいては、ガス排出ダクト35の高さを低減し、通路断面積を低減することが可能となる。なお、案内壁部75は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。
[実施形態14]
実施形態14を説明する。本実施形態は、実施形態13に変更を加えたものである。図33はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図34は図33のXXXIV−XXXIV線矢視断面図、図35は図34のXXXV−XXXV線矢視断面図である。
図35に示すように、本実施形態は、実施形態13(図32参照)におけるガス排出ダクト35の各案内壁部75を、上壁38の一側方(例えば左側方)にずらして配置することにより、左側壁36と連続させている。これにともない、ガス排出ダクト35は、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスが各案内壁部75にそれぞれ当たるように右方へずらして配置されている(図33参照)。
本実施形態によると、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の各案内壁部75にそれぞれ当たることにより、そのガスの流れの方向が変更される(図34及び図35中、矢印参照)。
[実施形態15]
実施形態15を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図36はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図37は図36のXXXVII−XXXVII線矢視断面図、図38は図37のXXXVIII−XXXVIII線矢視断面図である。
図38に示すように、本実施形態は、実施形態1(図7参照)におけるガス排出ダクト35の左右方向の幅が一側方(例えば右方(図38においては左方))へ拡大されている。ガス排出ダクト35の上壁38の左部(図38において右部)の下面には、前後方向に並ぶ複数個の案内壁部77が形成されている。案内壁部77は、左側壁36と連続されている。案内壁部77は、電池集合体12の隣り合う安全弁20の中間部に位置する平板状の平壁部77a(図37参照)と、平壁部77aの右端部から右後方へ向けて傾斜状に突出する傾斜壁部77b(図36参照)とを有している。また、ガス排出ダクト35の前壁41には、案内壁部77と同様に、平壁部77aと傾斜壁部77bとが形成されている。
本実施形態によると、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスの流れ方向が案内壁部77により変更される(図36及び図38中、矢印参照)。また、案内壁部77によりガス通路45の左半部が独立した通路(「独立通路」という)に区分けされている(図37参照)。これにより、ガス通路45の通路長さを延長することができる。なお、案内壁部77は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。また、安全弁20からガス通路45の区画されていない通路を共用通路という。
[実施形態16]
実施形態16を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図39はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図40は図39のXL−XL線矢視断面図、図41は図40のXLI−XLI線矢視断面図である。
図39に示すように、本実施形態は、実施形態1(図6参照)におけるガス排出ダクト35の上壁38の左半部(前壁41の左半部を含む)に、前後方向に鋸歯状に連続する複数個の案内壁部80が形成されている(図40参照)。案内壁部80は、断面逆V字状に形成されており、前下がりで後上がりの傾斜状をなす傾斜壁部80aと、傾斜壁部80aの後端から下方へ延びる平壁部80bとを有している。各傾斜壁部80aは、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20にそれぞれ対向している(図39〜図41参照)。
本実施形態によると、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の各案内壁部80の傾斜壁部80aにそれぞれ当たることにより、そのガスの流れの方向が変更される(図39及び図41中、矢印参照)。したがって、電池セル16の安全弁20から排出(噴出)されたガスがガス排出ダクト35の上壁38に直接当たらないため、回路側部材24側へのガスの熱影響を抑制し、回路側部材24の信頼性を向上することができる。ひいては、ガス排出ダクト35の高さを低減し、通路断面積を低減することが可能となる。なお、案内壁部80は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。
[実施形態17]
実施形態17を説明する。本実施形態は、実施形態16に変更を加えたものである。図42はガス排出ダクトを模式的に示す平面図、図43は図42のXLIII−XLIII線矢視断面図、図44は図43のXLIV−XLIV線矢視断面図である。
図43に示すように、本実施形態は、実施形態16(図40参照)におけるガス排出ダクト35の案内壁部80が、側面視で中央部を高くする半円形状の案内壁部82に変更されている。また、ガス排出ダクト35の右部において、断面C字状で開口部を案内壁部80内の空間部に連通したC字筒状の筒状壁部83で形成されている(図44参照)。これにともない、接続口47(図39参照)が円筒状の接続口84に形成されている(図42参照)。筒状壁部83(接続口47を含む)内がガス通路45になっている(図44参照)。なお、案内壁部82は本明細書でいう「流れ方向変更部材」に相当する。
[実施形態18]
実施形態18を説明する。本実施形態は、実施形態1に変更を加えたものである。図45はガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。
図45に示すように、本実施形態は、実施形態1(図5〜図7参照)におけるガス排出ダクト35のガス通路45の天井面(上壁38の下面)に、遮熱性及び吸熱性のうちの少なくとも一方の性能を有する内張り部材86が設けられている。
本実施形態によると、内張り部材86が吸熱性を有する場合は、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から噴出された高温のガスの熱を内張り部材86により吸収して長手方向(図45において紙面表裏方向)に拡散することにより、ガス排出ダクト35への熱伝達を防ぎ、ガス排出ダクト35を低温化することができる。内張り部材86の吸熱性を有する材料としては、熱容量の大きい金属材を用いることができる。
また、内張り部材86が遮熱性を有する場合は、電池集合体12の各電池セル16の安全弁20から噴出された高温のガスの熱を内張り部材86により遮熱(断熱を含む)することにより、ガス排出ダクト35への熱伝達を防ぐことができる。内張り部材86の遮熱性を有する材料としては、発泡材、セラミック材を用いることができる。
[実施形態19]
実施形態19を説明する。本実施形態は、実施形態18に変更を加えたものである。図46はガス排出ダクトを模式的に示す正断面図である。
図46に示すように、本実施形態は、実施形態18(図45参照)における内張り部材86を、ガス排出ダクト35のガス通路45の天井面(上壁38の下面)及び両壁面(左側壁36及び右側壁37の両内壁面)に設けたものである。
[変更例]
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のバスバーモジュール14は、ハイブリッド車に限らず、電気自動車等の車両、車両以外の用途に用いる電池モジュール10にも適用することができる。また、回路側部材24の端子が樹脂部26aから突出される場合は、バスバー22の回路側端子部30を省略し、回路側部材24の端子に結線部を接続してもよい。
10…電池モジュール
12…電池集合体
14…バスバーモジュール
16…電池セル
18…電極端子
20…安全弁
22…バスバー
24…回路側部材
26…樹脂部材
26a,26b,26c…樹脂部
28…電池側端子部
32…結線部(変位吸収部)
35…ガス排出ダクト
58…係合凹部(規制手段の一部)
61,63…結線部(変位吸収部)
65…支持部
66…結線部
70,72,73,75,77,80,82…案内壁部(流れ方向変更部材)

Claims (6)

  1. 複数個の電池セルが列方向に積層状に配置された電池集合体に付属する回路側部材と、
    前記電池集合体の隣り合う電池セルの電極端子の間を接続する電池側端子部及び電池側端子部と前記回路側部材の端子とを接続する結線部を有するバスバーと、
    前記バスバーを絶縁する樹脂部材と
    を備えるバスバーモジュールであって、
    前記回路側部材には、前記電池集合体の列方向に延びかつ前記各電池セルの安全弁から排出されたガスを流すガス排出ダクトが一体的に設けられていることを特徴とするバスバーモジュール。
  2. 請求項1に記載のバスバーモジュールであって、
    前記ガス排出ダクトは、前記回路側部材の下面側に配置されていることを特徴とするバスバーモジュール。
  3. 請求項1に記載のバスバーモジュールであって、
    前記ガス排出ダクトは、前記回路側部材の側面側に配置されていることを特徴とするバスバーモジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のバスバーモジュールであって、
    前記ガス排出ダクトには、ガスの流れに対して傾斜しかつそのガスの流れの方向を変更する流れ方向変更部材が設けられていることを特徴とするバスバーモジュール。
  5. 請求項4に記載のバスバーモジュールであって、
    前記流れ方向変更部材は、前記ガス排出ダクトの回路側部材側の内壁面に配置されていることを特徴とするバスバーモジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のバスバーモジュールであって、
    前記回路側部材と前記ガス排出ダクトとを一体成形により一体的に形成されていることを特徴とするバスバーモジュール。
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