JP2014218894A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】配置スペースを維持したまま、旋回の影響をより少なくしてセンサでの計測精度を向上させることができるエアクリーナの整流構造を提供すること。【解決手段】内部に筒状のインナーエレメント14が収容されたボディ11を備えるとともに、ボディ11には、該ボディ11の径方向の中心線からオフセットされて位置した入口管12と、インナーエレメント14の中心軸線C2に沿った出口管22とが設けられるエアクリーナ1であって、インナーエレメント14の内部には、中心軸線C2方向に沿った所定の長さ寸法を有し、かつ出口管22と連通した筒状の直線流路形成部51が設けられ、直線流路形成部51には、出口管22から離間した端部寄りの位置に整流装置50が設けられ、整流装置50には、中心軸線C2に沿った多数の小流路53が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、特にサイクロン式(旋回式)のエアクリーナに関する。
従来、例えば砂塵等が多く舞い上がる現場で稼動する建設機械においては、エンジンへ供給される吸気用のエアクリーナとして、サイクロン式のものが知られている。
図6には、そのようなサイクロン式のエアクリーナ100が示されている。エアクリーナ100は、内部に図示略のフィルタエレメントが収容された円筒状のボディ101、およびボディ101の開口部分を塞ぐサービスカバー102を備えている。ボディ101には、空気を取り入れる入口管103と、空気をエンジン側に送出する出口管104とが設けられ、サービスカバー102には、バキュエータバルブ105が設けられている。
入口管103は、その中心がボディ101の径方向の中心線C1に対して寸法Lだけオフセットして設けられており、空気がボディ101の内部に対して接線方向から流入し、ボディ101の内周とフィルタエレメントの外周との間を旋回する(図中の点線参照)。
出口管104は、ボディ101の一端である入口管103側の端部に取り付けられており、ボディ101の中心軸線C2に沿って延出している。
バキュエータバルブ105は、ボディ101の他端側にあって、その中心線C1に沿って下方に垂設されている。
入口管103から入り込んでボディ101内で旋回する空気は、多くの砂塵を含んでいるが、これらの砂塵の何割かは、空気の旋回による遠心分離作用により、ボディ101の内周壁側に寄せられて旋回し、バキュエータバルブ105に落とし込まれる。ここで、バキュエータバルブ105下端のバルブ部106は、弾性を有した合成ゴム等からなり、バキュエータバルブ105内に集められた砂塵が所定量になると、その重みでバルブ部106が押し広げられ、砂塵を外部へと排出する。一方、砂塵の大半が除かれた旋回空気は、フィルタエレメントを軸中心側に向けて通過し、砂塵が除かれた状態で出口管104から送出される。
ところで、このようなエアクリーナ100の出口管104には、空気の流速を計測するMAF(Mass Air Flow)センサ107が設けられていることがある。MAFセンサ107で計測された流速は、エンジンの運転制御に使用される。空気の流速に基づいてエンジンをきめ細かく制御することにより、エンジンから排出されるエミッションを抑制し、一層厳しくなるエミッション規制に対応させている。
しかし、サイクロン式のエアクリーナ100では、出口管104内を流れる空気が、図6中に点線で示すように、ボディ101内での旋回による旋回成分を有していることから、渦を巻いてしまうなど、流速分布が安定せず、MAFセンサ107での計測結果に影響を与える可能性が指摘されている。そこで従来では、ボディ101の内部において、フィルタエレメントを通過した空気を整流板にて整流し、出口管104を流れる空気の流速分布を均一化することが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2007−170353号公報
しかしながら、特許文献1では、筒状のフィルタエレメントの内部空間に、台形板状の整流板が収容されているだけであり、空気の旋回を十分に止めることができないという問題がある。
また、空気の旋回を止めて、MAFセンサによる計測を正確に行うためには、直線状の流路を十分に長く確保することが有効であるが、特許文献1では、流路が整流板の直ぐ下流側で直角に折れ曲がっているうえ、センサまでの距離が十分ではない可能性がある。
一方、そのような直線状の流路は、大きな配置スペースを必要とするため、エンジンルーム内での他部材との取り合いにより配置構造が複雑になるうえ、熱対策も必要になって構造がより複雑になる。
本発明の目的は、配置スペースを維持したまま、旋回の影響をより少なくしてセンサでの計測精度を向上させることができるエアクリーナを提供することにある。
第1発明に係るエアクリーナは、内部に筒状のエレメントが収容されたボディを備えるとともに、前記ボディには、該ボディの径方向の中心線からオフセットされて位置した入口管と、前記エレメントの中心軸線に沿った出口管とが設けられるエアクリーナであって、前記エレメントの内部には、前記中心軸線方向に沿った所定の長さ寸法を有し、かつ前記出口管と連通した筒状の直線流路形成部が設けられ、前記直線流路形成部には、前記出口管から離間した端部寄りの位置に整流装置が設けられ、前記整流装置には、前記中心軸線に沿った多数の小流路が形成されていることを特徴とする。
第2発明に係るエアクリーナでは、前記整流装置はハニカム構造であることを特徴とする。
第3発明に係るエアクリーナでは、前記出口管には、流速センサが取り付けられるセンサ取付部が設けられ、前記整流装置と前記センサ取付部との間の流路には、網状の整流部材が設けられていることを特徴とする。
第4発明に係るエアクリーナでは、前記直線流路形成部の前記中心軸線に沿った長さ寸法は、該直線流路形成部の内径寸法の1倍ないし5倍(1倍から5倍)であることを特徴とする。
第5発明に係るエアクリーナでは、前記出口管と前記直線流路形成部は、予め一体ものとして成型されていることを特徴とする。
第1発明によれば、エレメントを通過した段階で旋回成分を含む空気の流れは、整流装置を通ることで除去され、さらにその下流側の直線流路形成部において良好に整流されるので、出口管に達する時点では流速分布を十分に均一化でき、流速センサでの計測精度を向上させることができる。
また、整流装置および直線流路形成部は、エアクリーナのエレメント内部に収容されるので、それらをエアクリーナの外部に配置する必要がなく、エンジンルーム内での配置スペースとしては、従来と同様にエアクリーナの配置スペースを確保すればよい。
第2発明によれば、整流装置はハニカム構造であるので、強度や剛性面で優位であり、エンジンから伝わる振動や、建設機械に搭載された場合の不整地での作業による振動などに対しても、確実に対抗できて良好な耐久性を得ることができる。
第3発明によれば、整流装置の他に網状の整流部材を設けるので、空気の流速分布をより均一化できる。
第4発明によれば、直線流路形成部を適正な長さ寸法に設定することで、整流装置からの流出による空気の乱れを減衰させるのに十分な流路長を確保できる。
第5発明によれば、出口管と直線流路形成部を一体成型により製作するため、途中に継ぎ目部分等が存在せず、空気の流れをスムーズにできて均一な流速分布を実現し易くできるうえ、部品の取り扱いも容易にでき、エアクリーナの組立工程を簡素にできる。
本発明の第1実施形態に係るエアクリーナを示す断面図。 前記エアクリーナの整流装置を示す正面図。 本発明の第2実施形態に係るエアクリーナを示す断面図。 本発明の第3実施形態に係るエアクリーナの要部を示す断面図。 本発明の第4実施形態に係るエアクリーナの要部を示す断面図。 従来のエアクリーナを示す正面図および側面図。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、後述する第2実施形態以降において、第1実施形態と同一部材および同一機能部分等には、第1実施形態で使用した符号をそのまま使用することとし、それらの部材および部分の説明を省略または簡略化する。
図1には、本実施形態の整流構造を備えたエアクリーナ1の断面図が示されている。
図1において、エアクリーナ1は、ブルドーザや油圧ショベル等の建設機械に搭載されたディーゼルエンジンの吸気に用いられるものであり、円筒状のボディ10と、ボディ10の一端側の開口部分を塞ぐ出口側部材20と、他端側の開口部分を塞ぐサービスカバー30とを備えている。
ボディ10は、金属製または樹脂製の外装ケース11を備えて構成されている。外装ケース11の一端側寄りの外周部分には、外部の空気を取り込む入口管12が接続されている。この入口管12のボディ10に対する配置位置は、図6に示す従来のものと同様、ボディ10の中心線に対してオフセットされており、入口管12から吸引された空気は、ボディ10内で旋回する。
ボディ10の内部には、円筒状のアウターエレメント13が収容され、さらにアウターエレメント13の内部には、円筒状でより小径なインナーエレメント14が収容されている。旋回による遠心分離作用にて除かれなかった空気中の砂塵等は、これらのエレメント13,14にて捕捉される。
出口側部材20には、ボディ10の開口部分にあてがわれる閉塞部21と、閉塞部21の中央からボディ10の中心軸線C2(インナーエレメント14の中心軸線と同じ)に沿って突出した出口管22とが設けられている。閉塞部21および出口管22は金属製とされてロストワックス製法や鋳造等により一体ものとして成型されるか、樹脂製として一体に成型される。
出口側部材20の閉塞部21には、ボディ10の外装ケース11内に嵌合して接続される筒状のボディ嵌合部23と、内方に向かって突出した第1筒状部24と、その内側の第2筒状部25とが設けられている。第1筒状部24は、入口管12の入口開口15を覆う位置まで内方に延出しており、入口管12から入り込んだ空気は、アウターエレメント13に直接当たることなく、平坦な表面を有した第1筒状部24の外周に沿って流れるようになり、こうすることで旋回流がスムーズに生じるようになっている。
このような第1、第2筒状部24,25の間の環状の凹部は、アウターエレメント13の一端側が取り付けられるアウターエレメント嵌合部26とされ、アウターエレメント13が嵌合部材16を介してアウターエレメント嵌合部26に嵌合される。アウターエレメント13の他端側は、周方向に沿った嵌合溝17Aを有する樹脂製のアウターキャップ17に嵌合しており、このアウターキャップ17で塞がれている。
また、第2筒状部25の内周部分は、インナーエレメント14の一端側が取り付けられるインナーエレメント嵌合部27とされ、インナーエレメント14が保持部材18を介してインナーエレメント嵌合部27に嵌合されている。保持部材18は断面コ字形とされ、環状の保持溝18Aを有している。この保持溝18A内にインナーエレメント14が挿入され、挟持されている。インナーエレメント14の他端側も、周方向の沿った嵌合溝19Aを有する樹脂製のインナーキャップ19に嵌合しており、このインナーキャップ19で塞がれている。
このような保持部材18と閉塞部21との間には、金属製あるいは樹脂製からなる円形網状の整流部材40が介装されている。この整流部材40は、流路を遮るように配置され、出口管22へ送られる空気の流速分布を均一化するために設けられる。
一方、そのような出口管22に設けられたセンサ取付部22Aには、MAFセンサ60が取り付けられている。出口管22内を流れる空気の流量をMAFセンサ60で計測し、その計測結果に応じてエンジンへの燃料噴射量や噴射タイミングをきめ細かく制御することにより、燃焼によって生じる排気ガス中のエミッションを低減させている。
サービスカバー30は、複数のフック31によってボディ10の外周に取り付けられている。サービスカバー30がボディ10に取り付けられると、前述したアウターキャップ17がサービスカバー30内に嵌合されるとともに、そのアウターキャップ17がサービスカバー30の平面部32で軸方向に押圧され、インナーキャップ19がアウターキャップ17にて軸方向に押圧され、この結果、各エレメント13,14の他端側は、がたが生じない状態でサービスカバー30によって支持されることになる。
このようなサービスカバー30には、図6で示したバキュエータバルブが従来と同様に設けられているが、図1ではその図示を省略してある。ボディ10内において、外装ケース11とアウターエレメント13との間では、入口管12から吸い込まれた空気が旋回しながらバキュエータバルブ側に向かい、空気中に含まれる大半の砂塵等が旋回時の遠心分離作用によって分離され、バキュエータバルブによって捕捉される。
以下には、インナーエレメント14の内部に設けられた本実施形態の整流構造について説明する。
ボディ10内で旋回していた空気は、各エレメント13,14を軸中心側に向かって通過し、筒状のインナーエレメント14の内部空間を通って出口管22へ流れる。従来、インナーエレメント14内を流れる空気には旋回成分が残っており、出口管22を流れる空気の流速分布が均一とはならず、MAFセンサ60での計測にばらつきが生じていた。
そこで、本実施形態では、そのような旋回成分を取り除くために、インナーエレメント14の内部に整流装置50が配置されている。
整流装置50は、アルミあるいはステンレス等の金属製、または樹脂製からなる筒状の直線流路形成部51を介して、インナーエレメント14の内部に取り付けられている。具体的に、直線流路形成部51は、インナーエレメント14内に嵌合して出口管22と連通しており、その一端は保持部材18に当接されている。直線流路形成部51の厚さ寸法は、保持部材18の当接部分の厚さ寸法と略同じであり、流れる空気に渦等が生じないよう、保持部材18と直線流路形成部51との間での段差をなくしている。
整流装置50は、直線流路形成部51において他端側、すなわちMAFセンサ60が取り付けられる出口管22から離間した側の端部に配置されている。整流装置50の中心軸線C2方向の長さ寸法は、エンジンの定格回転数等を勘案するなど、インナーエレメント14内を流通させようとする空気の流量等に応じて適宜所定の長さ寸法に決められる。
直線流路形成部51の長さ寸法は、インナーエレメント14よりも短く、やはりインナーエレメント14内を流通させようとする空気の流量等に応じて適宜所定の長さ寸法に決められるが、直線流路形成部51の内径寸法の大凡1〜5倍である。直線流路形成部51およびインナーエレメント14の他端側には、互いの長さ寸法の差分により、インナーエレメント14を通過した空気が入り込む空気流入空間54が形成されている。この空気流入空間54の下流側に臨むようにして整流装置50が配置されている。
図2には、整流装置50の正面図が示されている。
図2において、整流装置50には、中心軸線C2に沿った多数の小流路53が上下流にわたって貫通して形成されている。小流路53の開口形状は六角形であり、外形形状が円形とされた整流装置50の内部が所謂ハニカム構造になっている。多数の小流路53部分(本実施形態では、ハニカム部分)は、例えばアルミ製であり、展張法などにより製造可能である。ただし、小流路53の開口形状は六角形に限らず、円形や他の多角形状であってもよい。
また、本実施形態では、整流装置50は直線流路形成部51の端部に配置されているが、整流装置50の下流側に直線流路形成部51による十分な直線流路が確保されていれば、整流装置50は端部側に寄せた位置、つまり端部から幾分内方に入り込んだ位置に配置されていてもよく、必ずしも直線流路形成部51の端部に厳密に配置されていなくともよい。さらに、整流装置50の多数の小流路53部分は、その外周が直に直線流路形成部51の内周面やインナーエレメント14の内周面に当接されていてもよく、所定の幅寸法を有した円環状の枠材に組み込まれた状態で、当該内周面に取り付けられてもよい。
このような整流構造を有したエアクリーナ1では、各エレメント13,14を通過した空気は、その通過により旋回成分が幾分弱められるものの、依然として旋回成分を含んだ状態で空気流入空間54に流入する。この後、空気流入空間54から直線流路形成部51内に入り込む空気は、ハニカム構造の整流装置50を通過することで、旋回成分の大部分が除去される。
そして、整流装置50を通過した空気は、直線流路形成部51を十分な長さにわたって流れることにより、旋回成分が除去される。加えて本実施形態では、直線流路形成部51の下流端に網状の整流部材40が設けられているため、空気の流れがさらに整えられる。以上のことから、直線流路形成部51を流れる空気は、中心軸線C2回りの流速分布が均一な軸流となって出口管22に向かうことになる。
従って、出口管22を流れる空気の流速分布が安定することから、出口管22に設けられたMAFセンサ60では、ばらつきの少ない計測を実現でき、計測精度を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
図3には、本発明の第2実施形態が示されている。
本実施形態では、直線流路形成部51が出口側部材20の閉塞部21と一体成型されており、直線流路形成部51および出口管22の内周面同士が連続している。そして、直線流路形成部51と第2筒状部25との間にインナーエレメント14が嵌合している。
なお、図3では、第1実施形態で説明した網状の整流部材40が図示されていないが、整流装置50とMAFセンサ60との間の適宜な位置に、任意な形状の支持部を介して整流部材40を配置することも可能である。
本実施形態によれば、直線流路形成部51が出口側部材20と一体ものとして成型されているため、部材の取り扱いを容易にできるとともに、エアクリーナ1の組立工程も簡素にできる。
また、直線流路形成部51および出口管22の内周面同士が連続しており、互いの接続部分や、これに伴う段差が存在しないので、空気の流れに乱れを生じ難くでき、流速分布をより均一化できる。
〔第3実施形態〕
図4には、本発明の第3実施形態が示されている。
本実施形態では、出口側部材20の閉塞部21と出口管22とが別部材で構成される一方で、出口管22と直線流路形成部51の一部とが一体成型されている。つまり、閉塞部21および出口管22は、ボルト28により互いに接合されている。また、直線流路形成部51は、整流装置50が設けられた上流側の第1流路形成部51Aと、出口管22に一体に設けられた下流側の第2流路形成部51Bとで構成され、互いに溶接や鑞付け、あるいは超音波溶着など、材料に応じた適宜な接合手段にて接合されている。
〔第4実施形態〕
図5には、本発明の第4実施形態が示されている。
本実施形態では、出口管22と直線流路形成部51とが予め一体ものとして成型されている点が、前記第3実施形態とは異なる。別の見方をすると、出口側部材20の閉塞部21と出口管22とが別部材で構成されている点が、前記第2実施形態とは異なる。
他の構成は、第2実施形態または第3実施形態と同様である。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、直線流路形成部51は、その全長にわたってインナーエレメント14に対して嵌合しており、直線流路形成部51の長さ寸法に対応した領域において、インナーエレメント14が塞がれていた。
このような構造でも、インナーエレメント14での濾過機能としては十分であるが、直線流路形成部51とインナーエレメント14との間に所定の隙間が形成されるように直線流路形成部51を設け、インナーエレメント14の略全域で濾過機能を発揮させてもよく、こうすることで空気をよりスムーズに吸引して吸気通路内での圧力損失をより小さくでき、エンジン負荷を低減して燃費を向上させることができる。
前記実施形態では、MAFセンサ60が取り付けられる出口管22は、エアクリーナ1の一部として説明したが、そのような出口管がエアクリーナとは別体の吸気管の一部として構成され、この部分にエアクリーナが適宜な接合手段にて接合可能に設けられる場合でも、エアクリーナ内に本発明に係る整流装置が設けられていれば、本発明のエアクリーナの整流構造に含まれる。
前記実施形態では、ボディ10の内部にはアウターエレメント13およびインナーエレメント14の2つのエレメントが収容されていたが、エレメントが1つのタイプのエアクリーナに本発明の整流構造を適用してもよい。
本発明は、建設機械のような移動可能な機械に設置されたエアクリーナに利用できる他、定置式の機械に設置されたエアクリーナにも利用できる。
1…エアクリーナ、11…ボディ、12…入口管、14…エレメントであるインナーエレメント、22…出口管、22A…センサ取付部、40…整流部材、50…整流装置、51…直線流路形成部、53…小流路、60…流速センサであるMAFセンサ、C1…中心線、C2…中心軸線。

Claims (5)

  1. 内部に筒状のエレメントが収容されたボディを備えるとともに、前記ボディには、該ボディの径方向の中心線からオフセットされて位置した入口管と、前記エレメントの中心軸線に沿った出口管とが設けられる
    エアクリーナであって、
    前記エレメントの内部には、前記中心軸線方向に沿った所定の長さ寸法を有し、かつ前記出口管と連通した筒状の直線流路形成部が設けられ、
    前記直線流路形成部には、前記出口管から離間した端部寄りの位置に整流装置が設けられ、
    前記整流装置には、前記中心軸線に沿った多数の小流路が形成されている
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 請求項1に記載のエアクリーナにおいて、
    前記整流装置はハニカム構造である
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のエアクリーナにおいて、
    前記出口管には、流速センサが取り付けられるセンサ取付部が設けられ、
    前記整流装置と前記センサ取付部との間の流路には、網状の整流部材が設けられている
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のエアクリーナにおいて、
    前記直線流路形成部の前記中心軸線に沿った長さ寸法は、該直線流路形成部の内径寸法の1倍ないし5倍である
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエアクリーナにおいて、
    前記出口管と前記直線流路形成部は、予め一体ものとして成型されている
    ことを特徴とするエアクリーナ。
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