JP2010138845A - 吸気整流装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 流量センサの吸気上流側において吸気を整流する手段の圧力損失を抑える。
【解決手段】 流量センサ3の吸気上流側に整流格子12を備える。アウトレットダクト10の上流側は、クリーナケース6内に向かって拡径したファンネル部14として設けられる。整流格子12とファンネル部14との間に環状の外周側バイパス13を設ける。整流格子12は、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置される。整流格子12とファンネル部14との間には、クリーナケース6内に向かって拡径した整流ダクト15が配置される。整流格子12は、外周側に厚みの小さい外周側ショート整流部16を環状に備える。整流格子12は、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈する。整流格子12は、六角形状を成すハニカム構造を採用する。以上の構成により、吸気通路1の圧力損失を極めて低く抑えることができる。
【選択図】 図4
【解決手段】 流量センサ3の吸気上流側に整流格子12を備える。アウトレットダクト10の上流側は、クリーナケース6内に向かって拡径したファンネル部14として設けられる。整流格子12とファンネル部14との間に環状の外周側バイパス13を設ける。整流格子12は、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置される。整流格子12とファンネル部14との間には、クリーナケース6内に向かって拡径した整流ダクト15が配置される。整流格子12は、外周側に厚みの小さい外周側ショート整流部16を環状に備える。整流格子12は、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈する。整流格子12は、六角形状を成すハニカム構造を採用する。以上の構成により、吸気通路1の圧力損失を極めて低く抑えることができる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、内燃機関(以下、エンジンと称す)に吸い込まれる吸気の流量を測定する流量センサの吸気上流側において吸気の流れを整流する吸気整流装置に関する。
なお、以下の説明においては、吸気の流れ方向(吸気の上流側から下流側に向かう方向)に沿う厚みを、単に「厚み」と称して説明する。
なお、以下の説明においては、吸気の流れ方向(吸気の上流側から下流側に向かう方向)に沿う厚みを、単に「厚み」と称して説明する。
従来より、吸気流量を測定する流量センサの出力バラツキを抑える目的で、流量センサの吸気上流側に、吸気を整流する整流格子を配置する技術が知られている。
具体的には、図8に示すように(符号は後述する実施例と同一機能物に同一符号を付したものである)、クリーナケース6からアウトレットダクト10を経て流量センサ3に導かれる吸気を、流量センサ3の吸気上流側に配置した整流格子12によって整流することで、流量センサ3の出力バラツキを抑えていた(例えば、特許文献1、2参照)。
具体的には、図8に示すように(符号は後述する実施例と同一機能物に同一符号を付したものである)、クリーナケース6からアウトレットダクト10を経て流量センサ3に導かれる吸気を、流量センサ3の吸気上流側に配置した整流格子12によって整流することで、流量センサ3の出力バラツキを抑えていた(例えば、特許文献1、2参照)。
従来の整流格子12は、図9(b)に示すように、厚みが一定であり、吸気の流れ方向から見た格子形状が四角形状を呈するものであった。
しかしながら、吸気通路内において整流格子12が吸気抵抗として作用するため、整流格子12が吸気通路の圧力損失を高めてしまう不具合があった。
また、整流格子12の外周端(吸気が流れる最外周部分)では、図9(a)に示すように、四角形状を呈する格子(セル)の一部が欠けて通路面積が小さくなってしまう。このため、吸気が流れる最外周部分では、吸気の流れ抵抗が特に大きくなり、整流格子12が吸気通路の圧力損失を高めてしまう一因になっていた。
特開平10−48021号公報
特開2005−140672号公報
しかしながら、吸気通路内において整流格子12が吸気抵抗として作用するため、整流格子12が吸気通路の圧力損失を高めてしまう不具合があった。
また、整流格子12の外周端(吸気が流れる最外周部分)では、図9(a)に示すように、四角形状を呈する格子(セル)の一部が欠けて通路面積が小さくなってしまう。このため、吸気が流れる最外周部分では、吸気の流れ抵抗が特に大きくなり、整流格子12が吸気通路の圧力損失を高めてしまう一因になっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気通路の圧力損失を抑えることのできる吸気整流装置の提供にある。
[請求項1の手段(第1発明)]
請求項1の手段の吸気整流装置は、図1(a)に示すように、整流格子(h1)と吸気通路を成す通路形成部材(h2)との間に、整流格子(h1)をバイパスして吸気を流す外周側バイパス(h3)を備えるものである。
外周側バイパス(h3)を通過した吸気は、整流格子(h1)を通過した内側の整流吸気に倣って整流される。従って外周側バイパス(h3)を設けても、流量センサ(h4)の出力バラツキを抑えることができる。
そして、吸気の一部が外周側バイパス(h3)を通過するため{即ち、吸気の一部が整流格子(h1)を通過しないため}、吸気の全てが整流格子(h1)を通過する場合に比較して、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項1の手段の吸気整流装置は、図1(a)に示すように、整流格子(h1)と吸気通路を成す通路形成部材(h2)との間に、整流格子(h1)をバイパスして吸気を流す外周側バイパス(h3)を備えるものである。
外周側バイパス(h3)を通過した吸気は、整流格子(h1)を通過した内側の整流吸気に倣って整流される。従って外周側バイパス(h3)を設けても、流量センサ(h4)の出力バラツキを抑えることができる。
そして、吸気の一部が外周側バイパス(h3)を通過するため{即ち、吸気の一部が整流格子(h1)を通過しないため}、吸気の全てが整流格子(h1)を通過する場合に比較して、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段の吸気整流装置は、図1(b)に示すように、外周側バイパス(h3)が整流格子(h1)と通路形成部材(h2)との間において環状に設けられるものである。
これにより、外周側バイパス(h3)の通路面積を大きくでき、外周側バイパス(h3)を通過する吸気量を大きくできる。この結果、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項2の手段の吸気整流装置は、図1(b)に示すように、外周側バイパス(h3)が整流格子(h1)と通路形成部材(h2)との間において環状に設けられるものである。
これにより、外周側バイパス(h3)の通路面積を大きくでき、外周側バイパス(h3)を通過する吸気量を大きくできる。この結果、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段の吸気整流装置は、図1(c)に示すように、クリーナケース(h5)の吸気下流側に接続されるアウトレットダクト(h6)の接続口が、クリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状のファンネル部(h7)として設けられ、整流格子(h1)がファンネル部(h7)における吸気の流入部位に配置され、外周側バイパス(h3)が整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間において環状に設けられるものである。
このように、アウトレットダクト(h6)の接続口をファンネル部(h7)とすることで、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズにアウトレットダクト(h6)の内部に流入するようになり、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項3の手段の吸気整流装置は、図1(c)に示すように、クリーナケース(h5)の吸気下流側に接続されるアウトレットダクト(h6)の接続口が、クリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状のファンネル部(h7)として設けられ、整流格子(h1)がファンネル部(h7)における吸気の流入部位に配置され、外周側バイパス(h3)が整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間において環状に設けられるものである。
このように、アウトレットダクト(h6)の接続口をファンネル部(h7)とすることで、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズにアウトレットダクト(h6)の内部に流入するようになり、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段の吸気整流装置は、図1(d)に示すように、整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の外周側バイパス(h3)に、クリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクト(h8)を備えるものである。
このように、ファンネル部(h7)の内側に整流ダクト(h8)を配置することで、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間で滑らかに吸気をアウトレットダクト(h6)の内側に導くことができ、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間を流れる吸気を整流することができる。これにより、「整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の隙間距離{整流格子(h1)を通過しない吸気通路の通路面積}」を大きくすることができ、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項4の手段の吸気整流装置は、図1(d)に示すように、整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の外周側バイパス(h3)に、クリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクト(h8)を備えるものである。
このように、ファンネル部(h7)の内側に整流ダクト(h8)を配置することで、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間で滑らかに吸気をアウトレットダクト(h6)の内側に導くことができ、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間を流れる吸気を整流することができる。これにより、「整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の隙間距離{整流格子(h1)を通過しない吸気通路の通路面積}」を大きくすることができ、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項5の手段]
請求項5の手段の吸気整流装置の整流格子(h1)は、図2(a)、(b)に示すように、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈するものである。
このように設けられることにより、整流格子(h1)の外周側において吸気がスムーズに整流格子(h1)に流入できる。即ち、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズに整流格子(h1)を介してアウトレットダクト(h6)に流入できるため、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項5の手段の吸気整流装置の整流格子(h1)は、図2(a)、(b)に示すように、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈するものである。
このように設けられることにより、整流格子(h1)の外周側において吸気がスムーズに整流格子(h1)に流入できる。即ち、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズに整流格子(h1)を介してアウトレットダクト(h6)に流入できるため、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項6の手段(第2発明)]
請求項6の手段の吸気整流装置の整流格子(h1)は、図3(a)に示すように、吸気通路を成す通路形成部材(h2)に近い外周側に、厚みの小さい外周側ショート整流部(h9)を備えるものである。
外周側ショート整流部(h9)は厚みが小さいために整流効果が小さいが、外周側ショート整流部(h9)を通過した吸気は、中心側の整流格子(h1){厚い部位の整流格子(h1)}を通過した内側の整流吸気に倣って整流される。従って、外周側ショート整流部(h9)を設けても、流量センサ(h4)の出力バラツキを抑えることができる。
そして、吸気の一部が厚みの小さい外周側ショート整流部(h9)を通過するため{即ち、空気抵抗の小さい外周側ショート整流部(h9)を通過するため}、吸気の全てが厚い整流格子(h1){整流効果の大きい整流格子(h1)}を通過する場合に比較して、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項6の手段の吸気整流装置の整流格子(h1)は、図3(a)に示すように、吸気通路を成す通路形成部材(h2)に近い外周側に、厚みの小さい外周側ショート整流部(h9)を備えるものである。
外周側ショート整流部(h9)は厚みが小さいために整流効果が小さいが、外周側ショート整流部(h9)を通過した吸気は、中心側の整流格子(h1){厚い部位の整流格子(h1)}を通過した内側の整流吸気に倣って整流される。従って、外周側ショート整流部(h9)を設けても、流量センサ(h4)の出力バラツキを抑えることができる。
そして、吸気の一部が厚みの小さい外周側ショート整流部(h9)を通過するため{即ち、空気抵抗の小さい外周側ショート整流部(h9)を通過するため}、吸気の全てが厚い整流格子(h1){整流効果の大きい整流格子(h1)}を通過する場合に比較して、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項7の手段]
請求項7の手段の吸気整流装置は、図3(b)に示すように、外周側ショート整流部(h9)が、整流格子(h1)の外周側において環状に設けられるものである。
これにより、外周側ショート整流部(h9)を通過する吸気量を大きくでき、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項7の手段の吸気整流装置は、図3(b)に示すように、外周側ショート整流部(h9)が、整流格子(h1)の外周側において環状に設けられるものである。
これにより、外周側ショート整流部(h9)を通過する吸気量を大きくでき、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項8の手段]
請求項8の手段の吸気整流装置は、図3(c)に示すように、整流格子(h1)がアウトレットダクト(h6)における吸気の流入部位に配置され、外周側ショート整流部(h9)は、整流格子(h1)の外周側において環状に設けられ、整流格子(h1)の中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈するものである。
このように設けられることにより、整流格子(h1)の外周側において吸気がスムーズに整流格子(h1)に流入できる。即ち、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズに整流格子(h1)を介してアウトレットダクト(h6)に流入できるため、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項8の手段の吸気整流装置は、図3(c)に示すように、整流格子(h1)がアウトレットダクト(h6)における吸気の流入部位に配置され、外周側ショート整流部(h9)は、整流格子(h1)の外周側において環状に設けられ、整流格子(h1)の中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈するものである。
このように設けられることにより、整流格子(h1)の外周側において吸気がスムーズに整流格子(h1)に流入できる。即ち、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズに整流格子(h1)を介してアウトレットダクト(h6)に流入できるため、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項9の手段]
請求項9の手段の吸気整流装置は、図2(a)に示すように、クリーナケース(h5)の吸気下流側に接続されるアウトレットダクト(h6)の接続口がクリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状のファンネル部(h7)として設けられ、整流格子(h1)がファンネル部(h7)における吸気の流入部位に配置され、整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間に、整流格子(h1)をバイパスして吸気を流す外周側バイパス(h3)が設けられ、外周側バイパス(h3)が整流格子(h1)と通路形成部材(h2)との間において環状に設けられるものである。
このように、吸気の一部が外周側バイパス(h3)を通過するため{即ち、吸気の一部が整流格子(h1)を通過しないため}、吸気の全てが整流格子(h1)を通過する場合に比較して、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。また、アウトレットダクト(h6)の接続口をファンネル部(h7)とすることで、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズにアウトレットダクト(h6)の内部に流入するようになり、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。なお、外周側バイパス(h3){整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の隙間}を通過した吸気は、上記[請求項1の手段]と同様、整流格子(h1){特に中心側の整流格子(h1)}を通過した内側の整流吸気に倣って整流されるため、流量センサ(h4)の出力バラツキを抑えることができる。
請求項9の手段の吸気整流装置は、図2(a)に示すように、クリーナケース(h5)の吸気下流側に接続されるアウトレットダクト(h6)の接続口がクリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状のファンネル部(h7)として設けられ、整流格子(h1)がファンネル部(h7)における吸気の流入部位に配置され、整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間に、整流格子(h1)をバイパスして吸気を流す外周側バイパス(h3)が設けられ、外周側バイパス(h3)が整流格子(h1)と通路形成部材(h2)との間において環状に設けられるものである。
このように、吸気の一部が外周側バイパス(h3)を通過するため{即ち、吸気の一部が整流格子(h1)を通過しないため}、吸気の全てが整流格子(h1)を通過する場合に比較して、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。また、アウトレットダクト(h6)の接続口をファンネル部(h7)とすることで、クリーナケース(h5)内の吸気がスムーズにアウトレットダクト(h6)の内部に流入するようになり、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。なお、外周側バイパス(h3){整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の隙間}を通過した吸気は、上記[請求項1の手段]と同様、整流格子(h1){特に中心側の整流格子(h1)}を通過した内側の整流吸気に倣って整流されるため、流量センサ(h4)の出力バラツキを抑えることができる。
[請求項10の手段]
請求項10の手段の吸気整流装置は、図2(b)に示すように、整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の外周側バイパス(h3)に、クリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクト(h8)を備えるものである。
このように、ファンネル部(h7)の内側に整流ダクト(h8)を配置することで、上記[請求項4の手段]と同様、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間で滑らかに吸気をアウトレットダクト(h6)の内側に導くことができ、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間を流れる吸気を整流することができる。これにより、「整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の隙間距離{整流格子(h1)を通過しない吸気通路の通路面積}」を大きくすることができ、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項10の手段の吸気整流装置は、図2(b)に示すように、整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の外周側バイパス(h3)に、クリーナケース(h5)内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクト(h8)を備えるものである。
このように、ファンネル部(h7)の内側に整流ダクト(h8)を配置することで、上記[請求項4の手段]と同様、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間で滑らかに吸気をアウトレットダクト(h6)の内側に導くことができ、ファンネル部(h7)と整流ダクト(h8)との間を流れる吸気を整流することができる。これにより、「整流格子(h1)とファンネル部(h7)との間の隙間距離{整流格子(h1)を通過しない吸気通路の通路面積}」を大きくすることができ、吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
[請求項11の手段]
請求項11の手段の吸気整流装置の整流格子は、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用するものである(図6参照)。
このように、整流格子の格子形状を六角形状のハニカム構造に設けることで、格子形状が四角形状の整流格子に比較して、各セル(各格子)の通路断面を大きくすることができる。具体的に、各セル(各格子)において一定斜流(整流効果)を得る場合には、格子形状を六角形状に設けることで、各セルの空気接触面積および管摩擦抵抗(管を通過する空気抵抗)を小さくすることができる。
このように、格子形状を六角形状に設けることで、各セルの通路断面を大きくすることができ、結果的に吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
請求項11の手段の吸気整流装置の整流格子は、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用するものである(図6参照)。
このように、整流格子の格子形状を六角形状のハニカム構造に設けることで、格子形状が四角形状の整流格子に比較して、各セル(各格子)の通路断面を大きくすることができる。具体的に、各セル(各格子)において一定斜流(整流効果)を得る場合には、格子形状を六角形状に設けることで、各セルの空気接触面積および管摩擦抵抗(管を通過する空気抵抗)を小さくすることができる。
このように、格子形状を六角形状に設けることで、各セルの通路断面を大きくすることができ、結果的に吸気通路の圧力損失を抑えることができる。
吸気整流装置は、エンジンの吸気通路を通過する吸気の流量を測定する流量センサの吸気上流側に配置され、吸気通路を流れる吸気を整流する整流格子を備える。
そして、最良の形態1の吸気整流装置は、整流格子と吸気通路を成す通路形成部材との間に、整流格子をバイパスして吸気を流す外周側バイパスを備える。
一方、最良の形態2の吸気整流装置は、整流格子の外周側(吸気通路を成す通路形成部材に近い側)に、厚みの小さい外周側ショート整流部を備える。
そして、最良の形態1の吸気整流装置は、整流格子と吸気通路を成す通路形成部材との間に、整流格子をバイパスして吸気を流す外周側バイパスを備える。
一方、最良の形態2の吸気整流装置は、整流格子の外周側(吸気通路を成す通路形成部材に近い側)に、厚みの小さい外周側ショート整流部を備える。
本発明の吸気整流装置の一例を、図4〜図7を参照して説明する。
車両に搭載されるエンジンは、気筒内に吸気を導く吸気通路1と、気筒内で発生した排気ガスを排出する排気通路とを備える。
なお、吸気通路1は、吸気管、インテークマニホールドおよび吸気ポートの各内部通路によって構成される。
車両に搭載されるエンジンは、気筒内に吸気を導く吸気通路1と、気筒内で発生した排気ガスを排出する排気通路とを備える。
なお、吸気通路1は、吸気管、インテークマニホールドおよび吸気ポートの各内部通路によって構成される。
この実施例における吸気管は、外気取入口からインテークマニホールドまで吸気通路1を形成する部材(通路形成部材)であり、その吸気管には、エンジンに吸い込まれる吸気中に含まれた塵や埃を除去するエアクリーナ2、吸気量を計測する流量センサ3(エアフロセンサ)、気筒内に吸引される吸気量の調整を行なうスロットルバルブ4等が設けられている。
インテークマニホールドは、吸気管から供給される吸気をエンジンの各気筒内に分配する分岐管であり、その内部には流量センサ3の精度に悪影響を与える吸気脈動や吸気干渉を防ぐためのサージタンクが設けられている。
インテークマニホールドは、吸気管から供給される吸気をエンジンの各気筒内に分配する分岐管であり、その内部には流量センサ3の精度に悪影響を与える吸気脈動や吸気干渉を防ぐためのサージタンクが設けられている。
吸気ポートは、エンジンのシリンダヘッドに形成されて、インテークマニホールドによって分配された吸気を気筒内に導く。
ここで、シリンダヘッドには、各気筒内に吸気を導く吸気ポートの他に、各気筒内で生成された排気ガスを排出する排気ポートが形成されている。そして、シリンダヘッドには、各気筒毎に、吸気ポートの出口端(気筒内との境界部)を開閉する吸気バルブと、排気ポートの入口端(気筒内との境界部)を開閉する排気バルブとが設けられている。
ここで、シリンダヘッドには、各気筒内に吸気を導く吸気ポートの他に、各気筒内で生成された排気ガスを排出する排気ポートが形成されている。そして、シリンダヘッドには、各気筒毎に、吸気ポートの出口端(気筒内との境界部)を開閉する吸気バルブと、排気ポートの入口端(気筒内との境界部)を開閉する排気バルブとが設けられている。
エンジンは、吸入、圧縮、爆発、排気の各行程を順次繰り返すものであり、吸気の開始時(ピストンの下降に伴う気筒内容積の増加時)に吸気バルブが開かれ、吸気の終了時(ピストンの下降終了に伴う気筒内容積の増加終了時)に吸気バルブが閉じられる。このエンジンの吸気動作によって、吸気通路1には外気取入口からエンジンの気筒内に向かう吸気の流れが生じる。
次に、この実施例1におけるエアクリーナ2の概略を説明する。
エアクリーナ2は、空気の濾過を行なうエアフィルタ5と、このエアフィルタ5を収容するクリーナケース6(フィルタ収容箱)とで構成される。
エアフィルタ5は、通過する空気の濾過を行なう濾材エレメントと、この濾材エレメントを保持するフィルタ枠とからなり、クリーナケース6内を通過する空気が全てエアフィルタ5を通過するようにクリーナケース6内に配置される。
エアクリーナ2は、空気の濾過を行なうエアフィルタ5と、このエアフィルタ5を収容するクリーナケース6(フィルタ収容箱)とで構成される。
エアフィルタ5は、通過する空気の濾過を行なう濾材エレメントと、この濾材エレメントを保持するフィルタ枠とからなり、クリーナケース6内を通過する空気が全てエアフィルタ5を通過するようにクリーナケース6内に配置される。
クリーナケース6は、樹脂製の上流側ケース7と、樹脂製の下流側ケース8とを組み合わせた箱体であり、内部にエアフィルタ5を収容する。
上流側ケース7には、外気をクリーナケース6の内部に導くインレットダクト9が接続されている。具体的にインレットダクト9は、上流側ケース7に接続された形状で、上流側ケース7と一体に設けられている。
下流側ケース8には、エアフィルタ5で濾過されたクリーンエアをエンジン側に導くためのアウトレットダクト10が接続されている。具体的にアウトレットダクト10は、下流側ケース8に接続された形状で、下流側ケース8と一体に設けられている。
そして、上流側ケース7と下流側ケース8との接合面に、エアフィルタ5の外周縁に形成されたリブ5aが挟み付けられて、エアフィルタ5がクリーナケース6内に固定されている。
上流側ケース7には、外気をクリーナケース6の内部に導くインレットダクト9が接続されている。具体的にインレットダクト9は、上流側ケース7に接続された形状で、上流側ケース7と一体に設けられている。
下流側ケース8には、エアフィルタ5で濾過されたクリーンエアをエンジン側に導くためのアウトレットダクト10が接続されている。具体的にアウトレットダクト10は、下流側ケース8に接続された形状で、下流側ケース8と一体に設けられている。
そして、上流側ケース7と下流側ケース8との接合面に、エアフィルタ5の外周縁に形成されたリブ5aが挟み付けられて、エアフィルタ5がクリーナケース6内に固定されている。
流量センサ3は、アウトレットダクト10の途中部位に組付けられ、アウトレットダクト10を通過する吸気の流量を測定し、測定結果をECU(エンジン・コントロール・ユニットの略:図示しない)に出力する。なお、アウトレットダクト10に設けられた符号11は、吸気騒音を共鳴によって打ち消すレゾネータである。
(実施例1の背景技術)
流路面積の大きいクリーナケース6から、流路面積の小さいアウトレットダクト10に吸気が導かれると、段差等の影響によりアウトレットダクト10内を流れる吸気に乱れが生じる。このように吸気に乱れが生じると、流量センサ3の出力にバラツキが生じてしまう。
そこで、流量センサ3の上流側のアウトレットダクト10内に整流格子12を配置し(図8参照)、流量センサ3の上流側の吸気の流れを整えることで、流量センサ3の出力バラツキを抑える技術が知られている。
しかしながら、アウトレットダクト10の内部において整流格子12が大きな吸気抵抗として作用するため、吸気通路1の圧力損失を高めてしまう不具合があった。
流路面積の大きいクリーナケース6から、流路面積の小さいアウトレットダクト10に吸気が導かれると、段差等の影響によりアウトレットダクト10内を流れる吸気に乱れが生じる。このように吸気に乱れが生じると、流量センサ3の出力にバラツキが生じてしまう。
そこで、流量センサ3の上流側のアウトレットダクト10内に整流格子12を配置し(図8参照)、流量センサ3の上流側の吸気の流れを整えることで、流量センサ3の出力バラツキを抑える技術が知られている。
しかしながら、アウトレットダクト10の内部において整流格子12が大きな吸気抵抗として作用するため、吸気通路1の圧力損失を高めてしまう不具合があった。
(実施例1の特徴技術)
上記の不具合を解決するために、この実施例1では、図4、図5に示す吸気整流装置を搭載している。
(a)吸気整流装置は、流量センサ3の吸気上流側に、流量センサ3を通過する吸気の流れを整流する整流格子12を備える。
(b)吸気整流装置は、整流格子12と吸気通路1を成す通路形成部材(この例では後述するファンネル部14)との間に、整流格子12をバイパスして吸気を流す外周側バイパス13を備える。
(c)外周側バイパス13は、整流格子12と通路形成部材(この例では後述するファンネル部14)との間において環状に設けられる。
上記の不具合を解決するために、この実施例1では、図4、図5に示す吸気整流装置を搭載している。
(a)吸気整流装置は、流量センサ3の吸気上流側に、流量センサ3を通過する吸気の流れを整流する整流格子12を備える。
(b)吸気整流装置は、整流格子12と吸気通路1を成す通路形成部材(この例では後述するファンネル部14)との間に、整流格子12をバイパスして吸気を流す外周側バイパス13を備える。
(c)外周側バイパス13は、整流格子12と通路形成部材(この例では後述するファンネル部14)との間において環状に設けられる。
(d)クリーナケース6の吸気下流側に接続されるアウトレットダクト10の接続口(アウトレットダクト10の上流側)は、クリーナケース6内に向かって拡径した形状のファンネル部14として設けられる。
(e)整流格子12は、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置される。
(f)整流格子12とファンネル部14との間の外周側バイパス13には、クリーナケース6内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクト15が配置される。
(e)整流格子12は、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置される。
(f)整流格子12とファンネル部14との間の外周側バイパス13には、クリーナケース6内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクト15が配置される。
(g)整流格子12は、吸気通路1を成すファンネル部14に近い外周側に、吸気の流れ方向に沿う厚みが小さい外周側ショート整流部16を備える。
(h)外周側ショート整流部16は、整流格子12の外周側において環状に設けられる。(i)整流格子12は、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈し、外周の厚みの小さい部分によって外周側ショート整流部16が形成される。
(j)整流格子12は、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用する。
(h)外周側ショート整流部16は、整流格子12の外周側において環状に設けられる。(i)整流格子12は、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈し、外周の厚みの小さい部分によって外周側ショート整流部16が形成される。
(j)整流格子12は、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用する。
上記の特徴技術を、以下において具体的に説明する。
先ず、上記(a)を説明する。
整流格子12は、薄板(例えば、極めて薄く形成した樹脂、あるいはアルミニウムや黄銅等による金属薄板)を吸気の流れ方向から見て格子状に配置し、薄板によって囲まれる通路を吸気の上流側から下流側に沿わせることで、整流格子12を通過する吸気を整流化するものである。
この整流格子12は、整流ダクト15の内側に、全周に亘って一定の間隙(環状間隙)を隔てて支持されるものである。具体的に、整流格子12は、整流ダクト15から内径方向に延びる内側格子支持柱17によって支持されるものである。なお、内側格子支持柱17は、吸気の流れ方向に沿う薄板により設けられており、内側格子支持柱17の空気抵抗が小さく、且つ内側格子支持柱17が吸気の整流作用を生じるように設けられている。
先ず、上記(a)を説明する。
整流格子12は、薄板(例えば、極めて薄く形成した樹脂、あるいはアルミニウムや黄銅等による金属薄板)を吸気の流れ方向から見て格子状に配置し、薄板によって囲まれる通路を吸気の上流側から下流側に沿わせることで、整流格子12を通過する吸気を整流化するものである。
この整流格子12は、整流ダクト15の内側に、全周に亘って一定の間隙(環状間隙)を隔てて支持されるものである。具体的に、整流格子12は、整流ダクト15から内径方向に延びる内側格子支持柱17によって支持されるものである。なお、内側格子支持柱17は、吸気の流れ方向に沿う薄板により設けられており、内側格子支持柱17の空気抵抗が小さく、且つ内側格子支持柱17が吸気の整流作用を生じるように設けられている。
上記(b)、(c)を説明する。
外周側バイパス13は、整流格子12とファンネル部14との間に形成される環状の隙間であり、この実施例1では外周側バイパス13に整流ダクト15が配置されているため、外周側バイパス13において吸気が通過する部位は、図5に示すように、整流格子12と整流ダクト15との間に形成される内側の環状隙間18と、整流ダクト15とファンネル部14との間に形成される外側の環状隙間19とに分れている。
外周側バイパス13は、整流格子12とファンネル部14との間に形成される環状の隙間であり、この実施例1では外周側バイパス13に整流ダクト15が配置されているため、外周側バイパス13において吸気が通過する部位は、図5に示すように、整流格子12と整流ダクト15との間に形成される内側の環状隙間18と、整流ダクト15とファンネル部14との間に形成される外側の環状隙間19とに分れている。
上記(d)を説明する。
ファンネル部14は、アウトレットダクト10の一部であって、アウトレットダクト10におけるクリーナケース6との接続部分に設けられるものであり、図5(b)に示すように、吸気上流側に向かって拡径した形状に設けられている。具体的なファンネル部14の断面形状は、吸気上流側に向かって広がるエキスポネンシャル曲線、ハイパーボリック曲線、円弧曲線などの円弧を描くものが好ましいが、直線的に拡径するものであっても良い。
ファンネル部14は、アウトレットダクト10の一部であって、アウトレットダクト10におけるクリーナケース6との接続部分に設けられるものであり、図5(b)に示すように、吸気上流側に向かって拡径した形状に設けられている。具体的なファンネル部14の断面形状は、吸気上流側に向かって広がるエキスポネンシャル曲線、ハイパーボリック曲線、円弧曲線などの円弧を描くものが好ましいが、直線的に拡径するものであっても良い。
上記(e)を説明する。
整流格子12は、上述したように、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置されるものである。具体的に、この実施例1では、ファンネル部14の内側に整流ダクト15が配置されるため、整流格子12は、図5(b)に示すように、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置された整流ダクト15の吸気の流入部位に配置されるものである。
整流格子12は、上述したように、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置されるものである。具体的に、この実施例1では、ファンネル部14の内側に整流ダクト15が配置されるため、整流格子12は、図5(b)に示すように、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置された整流ダクト15の吸気の流入部位に配置されるものである。
上記(f)を説明する。
整流ダクト15は、ファンネル部14との間を流れる吸気を、ファンネル部14との間で整流するためのものであり、ファンネル部14の内側において、ファンネル部14の形状にほぼ沿う形状(吸気上流側に向かって拡径した形状)を呈するショートダクトである。この整流ダクト15は、樹脂あるいは金属製の薄板によって形成される。また、整流ダクト15は、ファンネル部14から内径方向に延びる外側格子支持柱20によって支持されるものである。なお、外側格子支持柱20は、上述した内側格子支持柱17と同様、吸気の流れ方向に沿う薄板により設けられており、外側格子支持柱20の空気抵抗が小さく、且つ外側格子支持柱20が吸気の整流作用を生じるように設けられている。
整流ダクト15は、ファンネル部14との間を流れる吸気を、ファンネル部14との間で整流するためのものであり、ファンネル部14の内側において、ファンネル部14の形状にほぼ沿う形状(吸気上流側に向かって拡径した形状)を呈するショートダクトである。この整流ダクト15は、樹脂あるいは金属製の薄板によって形成される。また、整流ダクト15は、ファンネル部14から内径方向に延びる外側格子支持柱20によって支持されるものである。なお、外側格子支持柱20は、上述した内側格子支持柱17と同様、吸気の流れ方向に沿う薄板により設けられており、外側格子支持柱20の空気抵抗が小さく、且つ外側格子支持柱20が吸気の整流作用を生じるように設けられている。
上記(g)〜(i)を説明する。
外周側ショート整流部16は、整流格子12の外周側において厚みの小さい部分(整流効果の小さい部分)である。
具体的に、整流格子12は、上述したように、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈するものであり、整流格子12の中心側が厚く設けられ、外周の厚みの小さい部分によって外周側ショート整流部16が形成される。また、整流格子12が凸レンズ形状に設けられることにより、整流格子12の外周が全周に亘って厚みの小さい外周側ショート整流部16として設けられている。
外周側ショート整流部16は、整流格子12の外周側において厚みの小さい部分(整流効果の小さい部分)である。
具体的に、整流格子12は、上述したように、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈するものであり、整流格子12の中心側が厚く設けられ、外周の厚みの小さい部分によって外周側ショート整流部16が形成される。また、整流格子12が凸レンズ形状に設けられることにより、整流格子12の外周が全周に亘って厚みの小さい外周側ショート整流部16として設けられている。
また、整流格子12は、上記(e)で説明したファンネル部14の内側に設けられた整流ダクト15の吸気の流入部位に配置されることと、上記(i)で説明した中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈することとが組み合わされることにより、整流格子12の外周側の吸気がスムーズに整流格子12に流入できる。
上記(j)を説明する。
整流格子12は、図6に示すように、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用するものである。具体的に整流格子12は、上記(a)で説明したように、薄板(例えば、アルミニウムや黄銅等による金属薄板)を吸気の流れ方向から見て六角形状の格子状に配置し、薄板によって囲まれる通路を吸気の上流側から下流側に沿わせることで、整流格子12を通過する吸気を整流化するものである。
整流格子12は、図6に示すように、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用するものである。具体的に整流格子12は、上記(a)で説明したように、薄板(例えば、アルミニウムや黄銅等による金属薄板)を吸気の流れ方向から見て六角形状の格子状に配置し、薄板によって囲まれる通路を吸気の上流側から下流側に沿わせることで、整流格子12を通過する吸気を整流化するものである。
(吸気整流装置の作動説明)
エンジンの運転中は、エンジンの吸気作動により吸気通路1内にエンジンに向かう吸気流が生じる。このとき、クリーナケース6内の空気が、吸気整流装置を介してアウトレットダクト10内に流入し、吸気の一部が流量センサ3を通過する。
吸気整流装置では、アウトレットダクト10内に流入する吸気のルートが、
(1)整流格子12を通過する第1ルートと、
(2)整流格子12と整流ダクト15との間(内側の環状隙間18)を通過する第2ルートと、
(3)整流ダクト15とファンネル部14との間(外側の環状隙間19)を通過する第3ルートとに分れる。
エンジンの運転中は、エンジンの吸気作動により吸気通路1内にエンジンに向かう吸気流が生じる。このとき、クリーナケース6内の空気が、吸気整流装置を介してアウトレットダクト10内に流入し、吸気の一部が流量センサ3を通過する。
吸気整流装置では、アウトレットダクト10内に流入する吸気のルートが、
(1)整流格子12を通過する第1ルートと、
(2)整流格子12と整流ダクト15との間(内側の環状隙間18)を通過する第2ルートと、
(3)整流ダクト15とファンネル部14との間(外側の環状隙間19)を通過する第3ルートとに分れる。
また、第1ルートを通過する吸気は、
(4)整流格子12の中心側(即ち、外周側ショート整流部16ではない整流格子12)を通過する第4ルートと、
(5)整流格子12の外周側(即ち、外周側ショート整流部16)を通過する第5ルートとに分れる。
(4)整流格子12の中心側(即ち、外周側ショート整流部16ではない整流格子12)を通過する第4ルートと、
(5)整流格子12の外周側(即ち、外周側ショート整流部16)を通過する第5ルートとに分れる。
第4ルートを通過する吸気流は、厚みの大きい整流格子12(即ち、外周側ショート整流部16ではない整流格子12)を通過することで、確実に整流される。
第5ルートを通過する吸気流は、厚みが小さいため整流効果が小さいが、外周側ショート整流部16を通過した後、その内側を流れる整流された吸気流に倣って整流される。
このように、第4、第5ルートを流れる吸気流が整流される。即ち、第1ルートを流れる吸気流が整流される。
第5ルートを通過する吸気流は、厚みが小さいため整流効果が小さいが、外周側ショート整流部16を通過した後、その内側を流れる整流された吸気流に倣って整流される。
このように、第4、第5ルートを流れる吸気流が整流される。即ち、第1ルートを流れる吸気流が整流される。
第2ルートを通過する吸気流は、外周側が整流ダクト15に沿うことで小さい整流効果が得られる。そして、整流格子12と整流ダクト15との間を通過した後、その内側を流れる整流された吸気流(第1ルートを流れる整流された吸気流)に倣って整流される。
このように、第2ルートを流れる吸気流が整流される。
なお、第2ルートの内側を流れる第5ルートの整流効果が例え小さくても、整流ダクト15による整流効果が大きい場合には、第5ルートの吸気流が第2ルートに倣って整流される。
このように、第2ルートを流れる吸気流が整流される。
なお、第2ルートの内側を流れる第5ルートの整流効果が例え小さくても、整流ダクト15による整流効果が大きい場合には、第5ルートの吸気流が第2ルートに倣って整流される。
第3ルートを通過する吸気流は、整流ダクト15およびファンネル部14に挟まれて流れる。そして、整流ダクト15とファンネル部14に沿って流れることで大きな整流効果が得られる。また、第3ルートを通過した吸気流の整流効果が例え小さくても、第3ルートを通過した吸気流は、その内側を流れる整流された吸気流(第1、第2ルートを流れる整流された吸気流)に倣って整流される。
このように、第3ルートを流れる吸気流が整流される。
なお、上記とは逆に、第3ルートの内側を流れる吸気流(第1、第2ルートを流れる吸気流)の整流効果が例え小さくても、第3ルートを通過した吸気流の整流効果が大きい場合には、内側を流れる吸気流(第1、第2ルートを流れる整流された吸気流)が第3ルートに倣って整流される。
このように、第3ルートを流れる吸気流が整流される。
なお、上記とは逆に、第3ルートの内側を流れる吸気流(第1、第2ルートを流れる吸気流)の整流効果が例え小さくても、第3ルートを通過した吸気流の整流効果が大きい場合には、内側を流れる吸気流(第1、第2ルートを流れる整流された吸気流)が第3ルートに倣って整流される。
(実施例1の効果1)
吸気整流装置は、上述したように、第1〜第3ルートの全ての吸気流が整流されて、流量センサ3が配置された部位を通過する。
実施例1の吸気整流装置における整流効果を、図7を参照して説明する。
図7中における破線Aは、厚みが一定で、且つアウトレットダクト10の全域に整流格子12を配置した従来技術(図8参照)における流量センサ3の変動率(吸気流量が変化した場合における出力の変化率)を示す。また、図7中における実線Bは、この実施例1の吸気整流装置を用いた場合(図4参照)における流量センサ3の変動率を示す。
この図から読み取れるように、実施例1の吸気整流装置では、従来技術に比較して、流量センサ3の変動率を小さくすることができる。
吸気整流装置は、上述したように、第1〜第3ルートの全ての吸気流が整流されて、流量センサ3が配置された部位を通過する。
実施例1の吸気整流装置における整流効果を、図7を参照して説明する。
図7中における破線Aは、厚みが一定で、且つアウトレットダクト10の全域に整流格子12を配置した従来技術(図8参照)における流量センサ3の変動率(吸気流量が変化した場合における出力の変化率)を示す。また、図7中における実線Bは、この実施例1の吸気整流装置を用いた場合(図4参照)における流量センサ3の変動率を示す。
この図から読み取れるように、実施例1の吸気整流装置では、従来技術に比較して、流量センサ3の変動率を小さくすることができる。
(実施例1の効果2)
吸気整流装置は、上述した構成を採用することにより、従来技術(図9参照)に比較して圧力損失(吸気抵抗)を小さくすることができる。
この効果を以下において個別に説明する。
吸気整流装置は、上述した構成を採用することにより、従来技術(図9参照)に比較して圧力損失(吸気抵抗)を小さくすることができる。
この効果を以下において個別に説明する。
上記(b)の効果を説明する。
外周側バイパス13を通過した吸気(第2ルートあるいは第2ルート+第3ルートを通過した吸気)は、上述したように、整流格子12を通過した内側の整流吸気に倣って整流される。
このように、吸気の一部が整流格子12を通過することなく外周側バイパス13を通過するため、吸気の全てが整流格子12を通過する従来技術(図9参照)に比較して、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
外周側バイパス13を通過した吸気(第2ルートあるいは第2ルート+第3ルートを通過した吸気)は、上述したように、整流格子12を通過した内側の整流吸気に倣って整流される。
このように、吸気の一部が整流格子12を通過することなく外周側バイパス13を通過するため、吸気の全てが整流格子12を通過する従来技術(図9参照)に比較して、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(c)の効果を説明する。
外周側バイパス13は、整流格子12とファンネル部14(通路形成部材)との間において環状に設けられる。これにより、外周側バイパス13を通過する吸気量を大きくできる。即ち、空気抵抗の大きい整流格子12を通過しない吸気量を多くすることができる。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
外周側バイパス13は、整流格子12とファンネル部14(通路形成部材)との間において環状に設けられる。これにより、外周側バイパス13を通過する吸気量を大きくできる。即ち、空気抵抗の大きい整流格子12を通過しない吸気量を多くすることができる。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(d)の効果を説明する。
アウトレットダクト10の接続口をクリーナケース6内に向かって拡径した形状のファンネル部14とすることで、クリーナケース6内の吸気がスムーズにアウトレットダクト10の内部に流入する。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
アウトレットダクト10の接続口をクリーナケース6内に向かって拡径した形状のファンネル部14とすることで、クリーナケース6内の吸気がスムーズにアウトレットダクト10の内部に流入する。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(e)の効果を説明する。
整流格子12を、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置することで、整流格子12の径寸法を大きく確保しつつ、整流格子12とファンネル部14との距離(隙間)を大きくすることができる。具体的に、この実施例では、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置された整流ダクト15における吸気の流入部位に整流格子12を配置することで、整流格子12の径寸法を大きく確保しつつ、整流格子12と整流ダクト15との距離(隙間)を大きくすることができる。
これにより、整流格子12による整流効果を確保しつつ、空気抵抗の大きい整流格子12を通過しない吸気量を多くすることができる。これによって、整流効果を確保しつつ、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
整流格子12を、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置することで、整流格子12の径寸法を大きく確保しつつ、整流格子12とファンネル部14との距離(隙間)を大きくすることができる。具体的に、この実施例では、ファンネル部14における吸気の流入部位に配置された整流ダクト15における吸気の流入部位に整流格子12を配置することで、整流格子12の径寸法を大きく確保しつつ、整流格子12と整流ダクト15との距離(隙間)を大きくすることができる。
これにより、整流格子12による整流効果を確保しつつ、空気抵抗の大きい整流格子12を通過しない吸気量を多くすることができる。これによって、整流効果を確保しつつ、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(f)の効果を説明する。
整流格子12とファンネル部14との間に整流ダクト15を配置することで、ファンネル部14と整流ダクト15との間で吸気を整流することができる。これにより、「整流格子12とファンネル部14との間の隙間距離(整流格子12を通過しない吸気通路1の通路面積)」を大きくすることができ、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
整流格子12とファンネル部14との間に整流ダクト15を配置することで、ファンネル部14と整流ダクト15との間で吸気を整流することができる。これにより、「整流格子12とファンネル部14との間の隙間距離(整流格子12を通過しない吸気通路1の通路面積)」を大きくすることができ、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(g)の効果を説明する。
整流格子12の外周側に、厚みの小さい外周側ショート整流部16を設けることにより、外周側ショート整流部16の吸気抵抗を小さくすることができるため、全体に一定の厚みの整流格子12(図9参照)を吸気が通過する場合に比較して、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
整流格子12の外周側に、厚みの小さい外周側ショート整流部16を設けることにより、外周側ショート整流部16の吸気抵抗を小さくすることができるため、全体に一定の厚みの整流格子12(図9参照)を吸気が通過する場合に比較して、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(h)の効果を説明する。
外周側ショート整流部16が整流格子12の外周側において環状に設けられることにより、外周側ショート整流部16を通過する吸気量を大きくできる。即ち、空気抵抗の小さい外周側ショート整流部16を通過する吸気量を多くすることができる。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
外周側ショート整流部16が整流格子12の外周側において環状に設けられることにより、外周側ショート整流部16を通過する吸気量を大きくできる。即ち、空気抵抗の小さい外周側ショート整流部16を通過する吸気量を多くすることができる。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(i)の効果を説明する。
整流格子12の中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈して、外周側ショート整流部16が厚みの小さい部分であることにより、整流格子12の外周側において吸気がスムーズに整流格子12に流入できる。即ち、クリーナケース6内の吸気がスムーズに整流格子12を介してアウトレットダクト10に流入できる。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
整流格子12の中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈して、外周側ショート整流部16が厚みの小さい部分であることにより、整流格子12の外周側において吸気がスムーズに整流格子12に流入できる。即ち、クリーナケース6内の吸気がスムーズに整流格子12を介してアウトレットダクト10に流入できる。これにより、吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
上記(j)の効果を説明する。
整流格子12の格子形状が、六角形状を成すハニカム構造で設けられることにより、格子形状が四角形状の従来技術(図9参照)に比較して、各セル(各格子)の通路断面を大きくすることができる。具体的に、各セル(各格子)において一定斜流(整流効果)を得る場合には、格子形状を六角形状に設けることで、各セル(各格子)の空気接触面積および管摩擦抵抗(管を通過する空気抵抗)を小さくすることができる。
このように、格子形状を六角形状に設けることで、各セル(各格子)の通路断面を大きくすることができ、結果的に吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
なお、整流格子12を六角形状のハニカム構造で設けることにより、整流格子12の強度を高めることができる。これにより、整流格子12を構成する薄板を薄くすることが可能になる。
整流格子12の格子形状が、六角形状を成すハニカム構造で設けられることにより、格子形状が四角形状の従来技術(図9参照)に比較して、各セル(各格子)の通路断面を大きくすることができる。具体的に、各セル(各格子)において一定斜流(整流効果)を得る場合には、格子形状を六角形状に設けることで、各セル(各格子)の空気接触面積および管摩擦抵抗(管を通過する空気抵抗)を小さくすることができる。
このように、格子形状を六角形状に設けることで、各セル(各格子)の通路断面を大きくすることができ、結果的に吸気通路1の圧力損失を抑えることができる。
なお、整流格子12を六角形状のハニカム構造で設けることにより、整流格子12の強度を高めることができる。これにより、整流格子12を構成する薄板を薄くすることが可能になる。
このように、上記(b)〜(j)の効果の組み合わせにより、従来技術(図9参照)に比較して圧力損失(吸気抵抗)を小さくすることができる。
〔変形例〕
上記の実施例1では、全ての請求項の構成を採用した吸気整流装置を例に示したが、一部の請求項のみで吸気整流装置を構成したり、複数の請求項を組み合わせて吸気整流装置を構成しても良い。
上記の実施例1では、全ての請求項の構成を採用した吸気整流装置を例に示したが、一部の請求項のみで吸気整流装置を構成したり、複数の請求項を組み合わせて吸気整流装置を構成しても良い。
1 吸気通路
2 エアクリーナ
3 流量センサ
6 クリーナケース(通路形成部材)
10 アウトレットダクト(通路形成部材)
12 整流格子
13 外周側バイパス
14 ファンネル部(通路形成部材)
15 整流ダクト
16 外周側ショート整流部
2 エアクリーナ
3 流量センサ
6 クリーナケース(通路形成部材)
10 アウトレットダクト(通路形成部材)
12 整流格子
13 外周側バイパス
14 ファンネル部(通路形成部材)
15 整流ダクト
16 外周側ショート整流部
Claims (11)
- 内燃機関の吸気通路を通過する吸気の流量を測定する流量センサの吸気上流側に配置され、前記吸気通路を流れる吸気を整流する整流格子を備える吸気整流装置において、
この吸気整流装置は、前記整流格子と前記吸気通路を成す通路形成部材との間に、前記整流格子をバイパスして吸気を流す外周側バイパスを備えることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項1に記載の吸気整流装置において、
前記外周側バイパスは、前記整流格子と前記通路形成部材との間において環状に設けられることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項1に記載の吸気整流装置において、
前記通路形成部材は、前記流量センサの吸気上流側に、吸気を浄化するエアクリーナのクリーナケースと、このクリーナケースの吸気下流側に接続されるアウトレットダクトとを備えるものであり、
前記クリーナケースの吸気下流側に接続される前記アウトレットダクトの接続口は、前記クリーナケース内に向かって拡径した形状のファンネル部として設けられ、
前記整流格子は、前記ファンネル部における吸気の流入部位に配置され、
前記外周側バイパスは、前記整流格子と前記ファンネル部との間において環状に設けられることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項3に記載の吸気整流装置において、
前記整流格子と前記ファンネル部との間の前記外周側バイパスには、前記クリーナケース内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクトを備えることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項3または請求項4に記載の吸気整流装置において、
前記整流格子は、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈することを特徴とする吸気整流装置。 - 内燃機関の吸気通路を通過する吸気の流量を測定する流量センサの吸気上流側に配置され、前記吸気通路を流れる吸気を整流する整流格子を備える吸気整流装置において、
前記整流格子は、前記吸気通路を成す通路形成部材に近い外周側に、吸気の流れ方向に沿う厚みが小さい外周側ショート整流部を備えることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項6に記載の吸気整流装置において、
前記外周側ショート整流部は、前記整流格子の外周側において環状に設けられることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項6に記載の吸気整流装置において、
前記通路形成部材は、前記流量センサの吸気上流側に、吸気を浄化するエアクリーナのクリーナケースと、このクリーナケースの吸気下流側に接続されるアウトレットダクトとを備えるものであり、
前記整流格子は、前記アウトレットダクトにおける吸気の流入部位に配置され、
前記外周側ショート整流部は、前記整流格子の外周側において環状に設けられ、
前記整流格子は、中心側が吸気上流側に向かって膨出する凸レンズ形状を呈することを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項8に記載の吸気整流装置において、
前記クリーナケースの吸気下流側に接続される前記アウトレットダクトの接続口は、前記クリーナケース内に向かって拡径した形状のファンネル部として設けられ、
前記整流格子は、前記ファンネル部における吸気の流入部位に配置され、
前記整流格子と前記ファンネル部との間に、前記整流格子をバイパスして吸気を流す外周側バイパスが設けられ、
この外周側バイパスは、前記整流格子と前記通路形成部材との間において環状に設けられることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項9に記載の吸気整流装置において、
前記整流格子と前記ファンネル部との間の前記外周側バイパスには、前記クリーナケース内に向かって拡径した形状を呈する整流ダクトを備えることを特徴とする吸気整流装置。 - 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の吸気整流装置において、
前記整流格子は、吸気の流れ方向から見た格子形状が六角形状を成すハニカム構造を採用することを特徴とする吸気整流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008317301A JP2010138845A (ja) | 2008-12-12 | 2008-12-12 | 吸気整流装置 |
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JP2008317301A JP2010138845A (ja) | 2008-12-12 | 2008-12-12 | 吸気整流装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010138845A true JP2010138845A (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=42349175
Family Applications (1)
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JP2008317301A Pending JP2010138845A (ja) | 2008-12-12 | 2008-12-12 | 吸気整流装置 |
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JP (1) | JP2010138845A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012112311A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Toyota Boshoku Corp | エアフィルタ及びエアクリーナ |
JP2012180799A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の気流制御装置 |
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-
2008
- 2008-12-12 JP JP2008317301A patent/JP2010138845A/ja active Pending
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