JP2014216768A - 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の撮像装置では、第1の回路と第2の回路との動作期間の長さの違いに応じて、第1の回路を共有する変換部の数と、第2の回路を共有する変換部の数とを最適化する検討が為されていなかった。
【解決手段】 第1の回路と第2の回路とで、動作期間の長い回路を共有する変換部の数を、動作期間の長い回路を共有する変換部の数よりも少なくした撮像装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入射する電磁波を電気信号に変換する撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法に関する。
入射する電磁波を電気信号に変換する変換部を有する撮像装置が知られている。このような撮像装置の一例として、特許文献1には、各々が入射光に基づく電気信号を生成する複数の変換部を有するサブアレイごとにAD変換部が設けられた撮像装置が記載されている。サブアレイごとに設けられたAD変換部は、サブアレイ内の複数の変換部から出力される信号をデジタル信号に順次変換して、サブアレイの外部に該デジタル信号を出力する。
特開2006−287879号公報
サブアレイにおいて、第1の回路と第2の回路の一方が電気信号に基づく信号を処理し、第1の回路と第2の回路の一方が処理した信号を他方が処理する場合がある。この場合に、第1の回路と第2の回路との動作期間の長さの違いに応じて、第1の回路を共有する変換部の数と、第2の回路を共有する変換部の数とを最適化する検討が、特許文献1では為されていなかった。
本発明は上記の課題を解決するために為されたものであり、一の態様は、単位セルを複数含む画素アレイを有する撮像装置であって、前記単位セルは、各々が入射する電磁波に基づく電気信号を出力する複数の変換部と、各々が前記電気信号に基づく信号を処理する第1の回路と第2の回路と、を有するとともに、前記電気信号に基づくデジタル信号を出力し、前記第1の回路と前記第2の回路の一方が処理した信号を、前記第1の回路と前記第2の回路の他方が処理し、前記第2の回路の動作期間が前記第1の回路の動作期間よりも短く、前記単位セルにおいて、前記第1の回路が、前記第2の回路よりも多く設けられていることを特徴とする撮像装置である。
本発明の別の態様は、単位セルを複数含む画素アレイを有し、前記単位セルは、各々が入射する電磁波に基づく電気信号を出力する複数の変換部と、各々が前記電気信号に基づく信号を処理する第1の回路と第2の回路と、を有するとともに、前記電気信号に基づくデジタル信号を出力し、前記第1の回路と前記第2の回路の一方が処理した信号を、前記第1の回路と前記第2の回路の他方が処理し、前記第2の回路の動作期間が前記第1の回路の動作期間よりも短く、前記単位セルにおいて、前記第1の回路が、前記第2の回路よりも多く設けられている撮像装置を駆動する方法であって、前記第1の回路が、一の変換部の前記電気信号に基づく信号を処理する第1工程と、前記第2の回路が、前記一の変換部の前記電気信号に基づく信号を処理する第2工程と、前記第1の回路が、前記一の変換部とは別の前記変換部の前記電気信号に基づく電気信号を処理する第3工程と、を有し、前記第2工程を行う期間の少なくとも一部の期間と、前記第3工程を行う期間の少なくとも一部の期間と、を重ねて行うことを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
本発明によれば、複数の変換部の各々に対応して第1の回路と第2の回路とをそれぞれ設ける構成に比して、複数の変換部が電気信号を出力してから、複数の変換部の各々の電気信号に基づくデジタル信号を得るまでの期間の長大化を抑えつつ、第1の回路と第2の回路の少なくとも一方の個数が減る分の消費電力と回路面積とをそれぞれ低減できる。
撮像装置の構成の一例と、画素出力回路の構成の一例を示した図 比較部の構成の一例と、画素出力回路、比較部の動作の一例を示した図 画素出力回路、比較部の動作の一例と、垂直出力線に出力されるデジタル信号を示した図 撮像装置の構成の他の一例を示した図 画素出力回路の構成の他の一例と、画素出力回路、比較部の動作の他の一例を示した図 画素出力回路の構成の他の一例と、画素出力回路、比較部の動作の他の一例を示した図 画素出力回路、比較部の動作の他の一例を示した図 画素出力回路の構成の他の一例と、画素出力回路、比較部の動作の他の一例を示した図 画素出力回路の構成の他の一例と、画素出力回路、比較部の動作の他の一例を示した図 画素出力回路の構成の他の一例と、画素出力回路、比較部の動作の他の一例を示した図 撮像システムの構成の一例を示した図
(実施例1)
図1(a)は本実施例の撮像装置の構成を示す図である。
図1(a)の画素アレイ100には、画素出力回路101が行列状に設けられている。垂直方向に隣接する4つの画素出力回路101は、1つの比較部107を共有している。本実施例のサブアレイである単位セル1000は、1つの比較部107と、1つの比較部107を共有する4つの画素出力回路101と、を有する。駆動バイアス群200は、比較部107にランプ信号を供給するランプ信号供給回路201を含む。
本実施例では、列ごとにランプ信号供給回路201を備える構成である。各列共通のランプ信号線202によって、ランプ信号供給回路201は、ランプ信号を比較部107に供給する。ランプ信号は、時間に依存して電位が変化する参照信号である。カウンタ群300は、本実施例のAD変換動作に関わるカウント信号を生成する。AD変換動作については後で詳細に説明するが、カウンタ群300は、画素出力回路101にカウント信号を供給するカウンタ回路301を有する。尚、本実施例では列ごとにカウンタ回路301を備える構成であり、各列共通のカウント信号線302によって、各画素出力回路101にNビットのカウント信号を供給する。尚、カウント信号線302は、Nビットに応じてN本配置される。カウント信号は、カウンタ回路301がクロック信号を計数して生成する信号である。
垂直制御回路400は画素出力回路101の動作を行単位、もしくは複数の行単位で制御する。
本実施例では、垂直制御回路400は、画素出力回路101の光電変換動作、比較部107の比較動作、デジタルデータのデジタルメモリへの保持、メモリ出力を選択し読み出す動作などを制御する。これらの制御信号を供給する制御信号線401は、簡単のため共通の1本で示しているが、駆動する回路ごとの制御線や、画素出力回路101の選択方法によって、複数本の制御線としても良い。
垂直制御回路400によって選択された画素出力回路101は、デジタルメモリに保持されたデジタル信号を、垂直出力線500を介して、列ごとのデジタルメモリ600に転送する。
デジタルメモリ600に保持されたデジタルデータは、出力部700に転送される。出力部700は、P/S変換機能を有し、Nビットの並列データを直列データに変換した上で出力端子800より出力する。
図1(b)は、本実施例の画素出力回路101の構成を示した図である。
図1(b)の画素出力回路101に含まれる光電変換部104は、入射光に基づく電気信号を生成する。光電変換部104が生成した電気信号は、スイッチ106を介して、容量素子CSH0に保持される。容量素子CSH0は、本実施例において、電気信号を保持する信号保持部である。特許請求の範囲における、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部は、本実施例では、光電変換部104に相当する。以下、この容量素子CSH0が保持した電気信号を光電変換信号と表記する。尚、スイッチ105、106を導通することにより、光電変換部104、容量素子CSH0の信号をリセットすることができる。4つの画素出力回路101の各々で生成した光電変換信号は、スイッチ110を導通状態とすることで、信号出力線111を介して、画素出力回路101の外部に設けられた比較部107に順次入力される。比較部107は、入力された光電変換信号と、ランプ信号とを比較した比較結果に基づくラッチ信号を、ラッチ信号線112を介して、該光電変換信号を出力した画素出力回路101が有するメモリ108に出力する。メモリ108は、ラッチ信号の信号値が変化した時のカウント信号を保持する。このメモリ108が保持したカウント信号が、光電変換信号に基づくデジタル信号である。画素出力回路101のメモリ108は、該画素出力回路101の光電変換部104が生成した信号に基づくデジタル信号を保持する。バイアス線103は、光電変換部104、容量素子CSH0に電位を供給する駆動バイアス線である。垂直制御回路400が制御信号線401の信号レベルをHighレベルとすると、メモリ108が垂直出力線500にデジタル信号を出力する。本実施例は、4つの画素出力回路101の各々の容量素子CSH0に対し、1つの比較部107を共有する撮像装置である。
図2(a)を参照しながら、比較部107の構成を説明する。バイアス線102は電源電圧VDDを供給する。バイアス線103は、トランジスタM1に接地電位を供給する。バイアス線250は、トランジスタM1の制御ノードに電位を供給する。トランジスタM1は、バイアス線103、250から与えられる電位によって電流源として動作する。容量素子CSH1は、信号出力線111を介して画素出力回路101から入力される光電変換信号を保持する。容量素子CSH1が保持した光電変換信号は、容量素子C1を介してトランジスタM2の制御ノードに与えられる。また、ランプ信号線202から容量素子C2を介して、ランプ信号がトランジスタM3の制御ノードに与えられる。トランジスタM2、M3の制御ノードの電位の比較結果を示す比較結果信号が、ノードN1からラッチ部109に出力される。ラッチ部109は、比較結果信号の信号値の変化に基づいて、ラッチ信号線112に出力するラッチ信号の信号値を変化させる。スイッチ114を導通状態とすると、容量素子CSH1の信号がリセットされる。
次に、図2(b)を参照しながら、本実施例の撮像装置の動作を説明する。図2(b)に示した、信号PRESは垂直制御回路400がスイッチ105を制御する信号である。信号PTXは、垂直制御回路400がスイッチ106を制御する信号である。信号POUTは、垂直制御回路400がスイッチ110を制御する信号である。信号CRESは、垂直制御回路400がスイッチ114を制御する信号である。垂直制御回路400が信号PRES,PTX,POUT、CRESのそれぞれの信号をHighレベル(以下、Hレベルと表記する)としている時、それぞれの信号が制御するスイッチは導通状態である。また、垂直制御回路400が、信号PRES,PTX,POUT、CRESのそれぞれの信号をLowレベル(以下、Lレベルと表記する)としている時、それぞれの信号が制御するスイッチは非導通状態である。
まず、垂直制御回路400が、信号PRES,PTX,CRESを全てHレベルとする。これにより、光電変換部104、容量素子CSH0、CSH1の信号がリセットされる。信号PRESがHレベルの期間が、リセット期間である。図2(b)では、このリセット期間を「Reset」として示している。
垂直制御回路400が、信号PRES,PTX,CRESをLレベルとする。信号PRES、PTXをLレベルとすることにより、光電変換部104は、入射光に基づく信号の蓄積を開始する。この光電変換部104が入射光に基づく信号を蓄積する期間が蓄積期間である。図2(b)では、この蓄積期間を「Acc」として示している。
蓄積期間が終了すると、垂直制御回路400は信号PTXをHレベルとする。これにより、光電変換部104が生成した信号が、容量素子CSH0に出力される。この光電変換部104が容量素子CSH0に信号を出力している期間が、SH期間である。尚、SHは、Sample Holdの略である。図2(b)では、このSH期間を「SH」として示している。
SH期間が終了すると、垂直制御回路400は、信号POUTをHレベルとする。これにより、容量素子CSH0が保持した光電変換信号が、比較部
107に入力される。
その後、ランプ信号供給回路201は、ランプ信号の電位の変化を開始する。光電変換信号と、ランプ信号との電位の大小関係が逆転すると、比較部107の出力するラッチ信号の信号値がLレベルからHレベルに変化する。光電変換信号を出力した画素出力回路101が有するメモリ108は、ラッチ信号の信号値がLレベルからHレベルに変化した時のカウント信号の信号値を保持する。特許請求の範囲に示した第2の信号保持部は、本実施例のメモリ108に相当する。
その後、ランプ信号供給回路201は、ランプ信号の電位の変化を終了する。この、垂直制御回路400が信号POUTをHレベルとしてから、ランプ信号供給回路201の電位の変化を終了するまでの期間が、ADC期間である。このADC期間を、図2(b)では「ADC」として示している。
次に、垂直制御回路400は、制御信号線401に供給する不図示の制御信号をHレベルとする。これにより、メモリ108が保持したデジタル信号が、垂直出力線500に出力される。この制御信号線401が不図示の制御信号をHレベルとする期間が、読出し期間である。この読出し期間を、図2(b)では、「Read」期間として示している。図2(b)に示した動作は、SH期間がADC期間よりも長い形態である。特許請求の範囲に示した第1の期間は、本実施例ではSH期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の期間は、本実施例のADC期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した信号処理部は、本実施例では比較部107に相当する。
図3(a)は静止画、動画のそれぞれの動作タイミングについて、4行の画素出力回路101、比較部107の動作を示したものである。4行の画素出力回路101とは、図1(a)で示した、1つの比較部107を共有する画素出力回路101である。この4行の画素出力回路101について、ランプ信号供給回路201およびカウンタ回路301に近い行から順に、K行目、K+1行目、K+2行目、K+3行目として示す。
また、図3(a)では、Reset、Acc、SHの各期間を合わせた期間をPixとして示している。Pix期間の長さは、ADC期間の長さよりも長い。
まず、静止画動作タイミングについて説明する。本実施例の静止画動作タイミングは、グローバルシャッタ動作を行う。つまり、垂直制御回路400は、Pix期間を、K行目からK+3行目の画素出力回路101で同時とする。続いて、垂直制御回路400は、K行目の画素出力回路101のADC期間を開始する。K行目のADC期間が終了すると、垂直制御回路400は、K+1行目のADC期間を開始する。また、垂直制御回路400は、K+1行目のADC期間を開始すると共に、K行目のRead期間を開始する。K+2行目のADC期間の終了した後、垂直制御回路400はK+3行目のADC期間と、K+2行目の画素出力回路101のRead期間を開始する。静止画動作タイミングの1フレーム期間は、Pix期間の開始から、K+3行目の画素出力回路101のRead期間の終了までである。
次に、動画動作タイミングを説明する。図3(a)で示した「blank」の期間は、画素出力回路101が待機をしている期間である。K行目の画素出力回路101がPix期間にある時、K+1、K+2、K+3行目のそれぞれの画素出力回路101はそれぞれ、blank、Read、ADCの期間にある。垂直制御回路400は各行の画素出力回路101のPix期間を、行ごとに順次行う。他のADC期間、Read、blankについても同様に、垂直制御回路400は、各行の画素出力回路101について行ごとに順次行う。動画動作タイミングにおける各行の画素出力回路101の1フレーム期間は、Pix期間の開始から、次にPix期間を開始するまでの期間である。動画動作タイミングでは、ある行の画素出力回路101に関わるADC期間と、他の行の画素出力回路101に関わるSH期間と、を重ねている。
図3(a)に示した動画動作タイミングの第1工程は、K行目の画素出力回路101の信号保持部が光電変換信号を保持する工程である。また、第2工程は、比較部107が、K行目の画素出力回路101の光電変換信号とランプ信号とを比較する工程である。また、第3工程は、K+1行目の画素出力回路101の信号保持部が光電変換信号を保持する工程である。この動画動作タイミングでは、第2工程の少なくとも一部の期間と、第3工程の少なくとも一部の期間を重ねている。
図3(b)は、垂直出力線500に出力されるデジタル信号を示した図である。図3(b)に示した、各符号は、図4に示す構成に対応している。図4は、8行2列の画素出力回路101と、4つの比較部107を示した図である。図4に示した単位セル1000−a〜dはそれぞれ、4つの画素出力回路101と比較部107とを有する。また、各単位セル1000の画素出力回路101を、ランプ信号供給回路201に近い方から順に1〜4の番号を付している。図3(b)に示した符号は、単位セル1000に付した枝番名と、単位セル1000内の画素出力回路101に付した番号を合わせて表記したものである。例えばa−1は、単位セル1000−aの「1」を付した画素出力回路101のデジタル信号を指している。また、図3(b)で示すK行目とは、図4の各単位セル1000で「1」の符号が振られた画素出力回路101に対応する。図3(b)のL列目とは、図4の単位セル1000−a、1000−cを含む列に対応する。図3(b)のL+1列目とは、図4の単位セル1000−b、1000−dを含む列に対応する。垂直出力線500には、各単位セル1000のK行目の画素出力回路101のデジタル信号が、単位セル1000毎に順次出力される。同様に、K+1、K+2、K+3行目の画素出力回路101のデジタル信号についても、単位セル1000毎に順次、垂直出力線500に出力される。
本実施例では、4つの画素出力回路101の各々が有する容量素子CSH0に対し、比較部107を共有する構成を説明した。また、本実施例の撮像装置は、図2(b)、図3(a)を参照しながら説明したように、SH期間がADC期間よりも長い形態である。
SH期間が、ADC期間に対して長いため、本実施例では、容量素子CSH0を各画素出力回路101が有し、比較部107を複数の画素出力回路101で共有している。これにより、比較部107よりも動作期間の長い容量素子CSH0を複数の画素出力回路101で共有し、比較部107を各画素出力回路101が有する構成に比して、本実施例の撮像装置は1フレーム期間の長さを短縮することができる。つまり、本実施例の撮像装置は、動作期間の長い回路部を共有する画素出力回路101の数を、動作期間の短い回路部を共有する画素出力回路101の数に対して少なくしている。これにより、本実施例の撮像装置は、画素出力回路101の各々が比較部107を有する形態に比して、比較部107の個数を少なくすることができる。本実施例の撮像装置は、比較部107の個数を少なくできる分、図4で示した単位セル1000の回路面積を低減できる。また、本実施例の撮像装置は、比較部107の個数を少なくできる分、消費電力を低減することができる。特に、比較部107の個数を少なくできる分、ADC期間を除く期間に、トランジスタM1に流れる電流を低減できる。つまり、本実施例の撮像装置は、各画素出力回路101に対応して比較部107を設ける構成に対して、動作期間の増大を抑えながら、比較部107の個数が減る分の消費電力と回路面積とをそれぞれ低減できる。
尚、本実施例では、ランプ信号の一例として、スロープ状に電位が変化する参照信号を示した。他の形態として、階段状に電位が変化する参照信号であっても良い。このような参照信号も、時間に依存して電位が変化する参照信号の範囲に含まれる。
また、本実施例では、カウンタ回路301が列毎に配されている構成を示したが、各画素出力回路101が有する形態としても良い。
本実施例では、ランプ信号と光電変換信号とを比較するAD変換を基に説明したが、AD変換の形式はこれに限定されない。例えば、逐次比較型、デルタシグマ型のAD変換を行う形態であっても良い。
また、図3(a)に示した動画動作タイミングでは、Pix期間の前に期間blankを設けていた。他の動作として、期間blankを設けず、代わりにPix期間の期間を長くするようにしても良い。
また、本実施例では、画素出力回路101がそれぞれメモリ108を有する形態としていた。この形態に限定されるものではなく、ADC期間がSH期間よりも長くならない範囲で、メモリ108を複数の画素出力回路101で共有する形態としても良い。
また、1つの比較部107に対し、複数のメモリ108を有することにより、ある行の画素出力回路101に関わるADC期間と、他の行の画素出力回路101に関わるRead期間とを重ねることができる。これにより、1つの比較部107に対し、1つのメモリ108が設けられている形態に比して、複数行の画素出力回路101のデジタル信号を得る期間を短縮することができる。
光電変換部104は、特許請求の範囲に示した、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部の一例である。入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部は他に、例えば、X線、赤外線といった入射する電磁波に基づく電気信号を生成する形態であってもよい。
(実施例2)
本実施例の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図5(a)は、本実施例に係る画素出力回路101の構成を示した図である。図1(b)に示した構成との違いは、各画素出力回路101に増幅部120を追加している点である。特許請求の範囲に示した第1の回路は、本実施例では各画素出力回路101が有する増幅部120に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の回路は、本実施例では比較部107に相当する。
スイッチ106を導通状態とすると増幅部120に光電変換信号が入力される。増幅部120は、光電変換信号を増幅した信号を信号出力線111を介して比較部107に出力する。
図5(b)は、本実施形態の動作タイミングである。図3(a)との違いは、増幅部120が光電変換信号を増幅する増幅動作のGain期間が追加されている点である。図5(b)ではGain期間をSH期間と分けて示しているが、スイッチ106が導通状態となったタイミングから増幅部120の増幅動作が開始されるので、SH期間は、Gain期間を一部含んでいる。図5(b)の静止画動作タイミング、動画動作タイミングは、図3(a)に対して、Gain期間を追加している点以外は、同様である。
図5(b)に示した動画動作タイミングの第1工程は、K行目の画素出力回路101の増幅部120が光電変換信号を増幅する工程である。また、第2工程は、比較部107が、K行目の画素出力回路101の増幅部120が出力する信号とランプ信号とを比較する工程である。また、第3工程は、K+1行目の画素出力回路101の増幅部120が光電変換信号を増幅する工程である。この動画動作タイミングでは、第2工程の少なくとも一部の期間と、第3工程の少なくとも一部の期間を重ねている。
尚、Gain期間は、増幅部120が光電変換信号を増幅した信号の出力を開始してから、増幅部120の出力が所望の出力値に安定するまでの期間とすることができる。所望の出力値とは、具体的には、Nビットのビット数でAD変換する場合、比較部107の入力レンジの振幅をVRとして、増幅部120の理想の出力値と、増幅部120の実際の出力値と、の差DIFが、以下の式を満たす値である。
Figure 2014216768
増幅部120の理想の出力値とは、増幅部120の設定された増幅率によって計算することができる。つまり、増幅部120の入力値をA、設定された増幅率をG、増幅部120の理想の出力値をBとすると、B=G×Aで表される。Gain期間の長さは、増幅部120の回路構成と、増幅部120を駆動する電流量で決まる。
本実施例の撮像装置においても、SH期間がADC期間に対して長い場合、実施例1と同様の効果を得ることができる。
また、Gain期間がADC期間に対して長い場合では、本実施例のように増幅部120を各画素出力回路101が有し、比較部107を複数の画素出力回路101で共有することで、次の効果が得られる。比較部107よりも動作期間の長い増幅部120を複数の画素出力回路101で共有し、比較部107を各画素出力回路101が有する構成に比して、本実施例の撮像装置は1フレーム期間の長さを短縮することができる。つまり、動作期間の短い回路部は、複数の画素出力回路101で共有し、動作期間の長い回路部は各画素出力回路101が有する形態とすれば良い。尚、この場合には特許請求の範囲に示した第1の期間は、Gain期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の期間は、ADC期間に相当する。本実施例では、例えば低照度の被写体撮影のような、光電変換信号の信号振幅が小さい場合でも、増幅部120が光電変換信号を増幅した信号を出力することで、適切な信号レベルでの撮影を行いやすくすることができる。
また、光電変換部104と比較部107との間の電気的経路に増幅部120を設けている。これにより、本実施例の撮像装置は、比較部107から光電変換部104に出力されるキックバックノイズを低減できる効果を有する。
(実施例3)
本実施例の撮像装置について、実施例2と異なる点を中心に説明する。
図6(a)は、本実施例の撮像装置の構成を示した図である。本実施例の撮像装置は、増幅部120を4つの画素出力回路101で共有している。つまり、4つの画素出力回路101のそれぞれから信号出力線を介して増幅部120に光電変換信号が入力される。そして、増幅部120は、4つの画素出力回路101のそれぞれの光電変換信号を増幅した信号を比較部107に出力する。各画素出力回路101の構成は、図1(b)と同様である。比較部107の構成は、図2(a)と同様である。本実施例の単位セル1000は、1つの比較部107と、1つの増幅部120と、1つの増幅部120を共有する4つの画素出力回路101と、を有する。
図6(b)は、本実施例の撮像装置の動作を示した図である。本実施例においても、SH期間の長さがADC期間の長さよりも長くなっている。この形態では、特許請求の範囲に示した第1の期間はSH期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の期間は、ADC期間に相当する。また、Gain期間とADC期間の長さは同じとなっている。図6(b)に示した、K行目動作とは、図6(a)において、「1」を付した画素出力回路101に関わる動作を示している。以下、K+1行目からK+3行目についても同様に、図6(a)において、「2」から「4」を付した画素出力回路101に関わる動作を示している。
まず、K行目からK+3行目の画素出力回路101のPix期間は同時としている。そしてPix期間の終了後、垂直制御回路400はK行目の画素出力回路101に関わるGain期間を開始する。つまり、K行目の画素出力回路101が出力した光電変換信号が、増幅部120に入力される。増幅部120は、入力された光電変換信号を増幅して比較部107に出力する。
Gain期間の終了後、垂直制御回路400は、K行目の画素出力回路101に関わるADC期間を開始する。ADC期間の終了後、垂直制御回路400は、K行目の画素出力回路101に関わるRead期間を開始する。また、これと同時にK+1行目の画素出力回路101に関わるGain期間を開始する。以下、同様に、垂直制御回路400は、ある行のRead期間を開始すると共に、他の行のGain期間を開始する。
本実施例においても、SH期間の長さがADC期間の長さよりも長いため、実施例1と同様の効果を得ることができる。さらに、増幅部120が、複数の画素出力回路101に対して共通して設けられているので、実施例2の構成に対し、増幅部120の個数が減る分の消費電力および回路面積をそれぞれ低減できる。特に、増幅部120の個数を少なくできる分、Gain期間を除く期間に、増幅部120に流れる電流を低減できる。
また、本実施例では、Gain期間とADC期間の長さが同じものとして説明した。他の形態を図7(a)、図7(b)を参照しながら説明する。
Gain期間は、実施例2で述べた様に、増幅部120が光電変換信号を増幅した信号の出力を開始してから、増幅部120の出力が所望の出力値に安定するまでの期間とする。一方、ADC期間やRead期間は、AD変換の分解能とカウント信号の周波数で決めることができる。本実施例の場合、カウント信号の周波数を一定とすると、比較部107の分解能は、ランプ信号の電位変化の開始から終了までのカウント数と、ランプ信号の1カウント当たりの電位変化量で決定できる。図7(a)の場合、AD変換の分解能がNビットとすると、ADC期間中のカウント数は2^Nとなる。この2^Nは、2のN乗を意味する。以下、^の記号については、べき乗を表す。また、ランプ信号の1カウント当たりの変換量ΔVは、
ΔV=VR/(2^N)
となる。図7(b)は、(N−2)ビットの分解能の場合である。ADC期間中のカウント数は2^(N−2)、ランプ信号の1カウント当たりの変換量ΔVは、
ΔV=VR/(2^(N−2))
となる。したがって、ADC期間中のカウント数はNビットのAD変換に比べて1/4となる。よって、カウント数とランプ信号の1カウント当たりの変換量を制御することで、ADC期間を短くできる。カウント信号の周波数を制御する場合も、同様にADC期間を調整できる。また、Read期間についても、分解能によって読出すデータ数が変わるので、ADC期間と同様に調整される。例えばパラレル/シリアル変換を行ったデジタル信号を垂直出力線500で伝送する場合、比較部107の分解能を減らすことで、Read期間を短くできる。図7(c)は、ADC期間を調整した例として、Gain期間がADC期間に比べて2倍程度となる静止画動作タイミングである。図7(c)は、Read期間についても、比較部107の分解能の減少に合わせて、ADC期間と同程度の長さとなる形態である。
本実施例では、増幅部120が画素出力回路101のそれぞれの光電変換信号を増幅した信号をそれぞれ比較部107に出力する形態を説明した。他の形態として、増幅部120の入力段に加算機能を付加し、増幅部120が、複数の画素出力回路101の光電変換信号同士を加算した信号を増幅して比較部107に出力する形態としても良い。
(実施例4)
本実施例について、実施例3と異なる点を中心に説明する。単位セル1000の構成は、図6(a)と同様である。
図8(a)は、本実施例における比較部107の構成である。図2(a)との違いは、図8(a)の比較部107が、スイッチ群113と容量素子CSH11、CSH12を有している点である。スイッチ群113は、スイッチSW1〜4を有する。増幅部120が出力する信号はスイッチSW1、SW2に与えられる。スイッチSW1が導通すると、容量素子CSH11が増幅部120の出力する信号を保持する。また、スイッチSW2が導通すると、容量素子CSH12が増幅部120の出力する信号を保持する。スイッチSW3が導通すると、容量素子CSH11が保持した信号が、容量素子C1を介してトランジスタM2の入力ノードに入力される。また、スイッチSW4が導通すると、容量素子CSH12が保持した信号が、容量素子C1を介してトランジスタM2の入力ノードに入力される。尚、容量素子CSH11、CSH12の信号のリセットは、スイッチ114、SW1〜SW4を導通状態として行うことができる。
図8(b)は、図8(a)に示した比較部107を有する撮像装置における静止画動作のタイミング図である。本実施例では、Gain期間、ADC期間、Read期間を同じ長さとしている。
K行目からK+3行目の画素出力回路のPix期間の後、増幅部120がK行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅して比較部107に出力する。Gain期間では、スイッチ群113のうち、スイッチSW1が導通して、容量素子CSH11が増幅部120の出力する信号を保持する。K行目の画素出力回路101に関わるADC期間では、スイッチSW1が非導通となり、スイッチSW3が導通する。図8(b)のタイミング図では、垂直制御回路400は、K行目の画素出力回路101に関わるADC期間と、K+1行目の画素出力回路101に関わるGain期間とを重ねて動作する。K+1行目の画素出力回路101に関わるGain期間では、スイッチ群113のうちスイッチSW2が導通して、容量素子CSH12が増幅部120の出力する信号を保持する。K+1行目の画素出力回路101に関わるADC期間では、スイッチSW2が非導通となり、スイッチSW4が導通する。
以降同様に、本実施例の撮像装置は、ある行の画素出力回路101に関わるGain期間と、他の行に関わるADC期間とが重なるように動作する。これにより、Gain期間とADC期間とを全く重ねない場合に比して短い期間で、複数の画素出力回路101の各々の光電変換信号に基づくデジタル信号を生成することができる。
図8(c)は、Gain期間に対し、ADC期間とRead期間とを足した期間が同じ場合を示している。この場合には、特許請求の範囲に示した第1の期間は、Gain期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の期間は、ADC期間に相当する。また、この場合には、垂直制御回路400は、ある行に関わるGain期間と、他の行に関わるADC期間、Read期間を重ねるように動作させる。これにより、Gain期間に対し、ADC期間およびRead期間を全く重ねない場合に比して短い期間で、複数の画素出力回路101の各々の光電変換信号に基づくデジタル信号を生成することができる。
(実施例5)
本実施例の撮像装置について、実施例4と異なる点を中心に説明する。本実施例では、特許請求の範囲に示した第1の回路は、増幅部120−1,120−2のそれぞれに相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の回路は、比較部107に相当する。
本実施例の撮像装置は、2つの画素出力回路101で1つの増幅部120を共有し、4つの画素出力回路101で1つの比較部107を共有する形態である。
図9(a)は、本実施例の撮像装置の構成を示している。K行目、K+1行目の画素出力回路101は、1つの増幅部120を共有している。K+3、K+4行目の画素出力回路は、他の1つの増幅部120−1を共有している。増幅部120−1、120−2はそれぞれ、画素出力回路101のそれぞれから出力される光電変換信号を増幅した信号を、比較部107に出力する。本実施例の単位セル1000は、1つの比較部107と、2つの増幅部120−1、120−2と、2つの増幅部120−1,120−2を共有する4つの画素出力回路101と、を有する。
図9(b)は、図9(a)に示した撮像装置の比較部107の構成例である。スイッチ群113は、スイッチSW1〜SW8を有する。また、比較部107は、容量素子CSH11〜CSH14を有している。増幅部120−1が出力する信号は、スイッチSW1、SW2に入力される。不図示の制御部がスイッチSW1を導通させている場合には、容量素子CSH11が増幅部120−1の出力する信号を保持する。一方、不図示の制御部がスイッチSW2を導通させている場合には、容量素子CSH12が増幅部120−1の出力する信号を保持する。同様に、不図示の制御部がスイッチSW3、SW4をそれぞれ導通させると、容量素子CSH13、CSH14のそれぞれが増幅部120−2の出力する信号を保持する。尚、容量素子CSH11〜CSH14の信号のリセットは、スイッチ114、SW1〜SW8を導通状態として行うことができる。
不図示の制御部がスイッチSW1を非導通とし、スイッチSW5を導通させると、容量素子CSH11が保持した信号がスイッチSW5と容量素子C1を介して、トランジスタM2の入力ノードに出力される。他の容量素子CSH12〜CSH14についても同様に、それぞれの容量素子CSH12〜CSH14に対応するスイッチSW2〜SW4が非導通となり、それぞれの容量素子CSH12〜CSH14に対応するスイッチSW6〜SW8を導通させる。これにより、それぞれの容量素子CSH12〜CSH14が保持した信号が、それぞれの容量素子CSH12〜CSH14から、容量素子C1を介してトランジスタM2に出力される。
図9(c)は、図9(a)に示した撮像装置の動作を表した図である。図9(c)に示したGain1は、増幅部120−1の増幅動作を示している。同様にGain2は、増幅部120−2の増幅動作を示している。増幅部120−1、増幅部120−2にはそれぞれ、K行目の画素出力回路101と、K+2行目の画素出力回路101の光電変換信号が同時に入力される。そして、増幅部120−1は、K行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号を、スイッチSW1を介して容量素子CSH11に出力する。増幅部120−2は、K+2行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号を、スイッチSW3を介して容量素子CSH13に出力する。増幅部120−1のGain期間の開始と終了は、増幅部120−2のGain期間の開始と終了に対し、それぞれ同時としている。
K行目の画素出力回路101に関わるAD変換では、垂直制御回路400が、スイッチSW1、SW3を非導通とし、スイッチSW5を導通させる。これにより比較部107は、K行目の画素出力回路101に関わるADC期間を開始する。一方、増幅部120−1は、K+1行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号を、スイッチSW2を介して容量素子CSH12に出力する。また、増幅部120−2は、K+3行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号を、スイッチSW4を介して容量素子CSH14に出力する。
垂直制御回路400は、K行目の画素出力回路101に関わるADC期間が終了すると、スイッチSW5を非導通とし、スイッチSW7を導通させる。これにより、K+2行目の画素出力回路101に関わるADC期間を開始する。
本実施例の撮像装置では、複数の画素出力回路101に関わるGain期間を重ねることができる。一方、実施例4に示した撮像装置では、ある行の画素出力回路101に関わるGain期間が終了してから、他の行の画素出力回路101に関わるGain期間を開始していた。よって、本実施例の撮像装置では、複数の画素出力回路101の各々の光電変換信号を増幅するのに要する期間を、実施例4に示した撮像装置に比して短縮することができる。
図9(c)に示した静止画動作タイミングの第1工程は、増幅部120−1がK行の画素出力回路101の光電変換信号を増幅する工程である。また、第2工程は、比較部107が、増幅部120−1が出力したK行の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号とランプ信号とを比較する工程である。また、第3工程は、増幅部120−1が、K+1行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅する工程である。この静止画動作タイミングでは、第2工程の少なくとも一部の期間と、第3工程の少なくとも一部の期間を重ねている。
本実施例では、特許請求の範囲に示した第1の期間は、Gain期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の期間は、ADC期間に相当する。本実施例の撮像装置では図9(c)に示したように、第1の期間のGain期間の長さは、第2の期間のADC期間の長さよりも長い。従って、増幅部120を比較部107よりも多く設け、複数の増幅部120が並行して動作できるようにしている。つまり、本実施例の撮像装置は、動作期間の長い回路部を共有する画素出力回路101の数を、動作期間の短い回路部を共有する画素出力回路の数に対して少なくしている。これによって、各画素出力回路に対応して増幅部120、比較部107を設ける構成に対して、動作期間の増大を抑えながら、増幅部120、比較部107の個数がそれぞれ減る分の消費電力および回路面積をそれぞれ低減できる。
また、本実施例の撮像装置では、スイッチSW1〜SW8を有するスイッチ群113と、容量素子CSH11〜CSH14を比較部107が有する。これにより、同一の増幅部120に光電変換信号を順次出力する複数の画素出力回路101において、一方の画素出力回路101の光電変換信号に基づく信号のADC期間と、他方の画素出力回路101の光電変換信号のGain期間とを重ねることができる。
(実施例6)
本実施例の撮像装置について、実施例4と異なる点を中心に説明する。本実施例では、特許請求の範囲に示した第1の回路は、比較部107−1、107−2のそれぞれに相当する。特許請求の範囲に示した第2の回路は増幅部120に相当する。
図10(a)は本実施例の撮像装置の構成を示した図である。本実施例の撮像装置は、1つの増幅部120を4つの画素出力回路101で共有している。また、本実施例の撮像装置は、1つの増幅部120に対し、2つの比較部107−1、107−2を有している。比較部107−1には、増幅部120から、K行目およびK+1行目の画素出力回路101の各々の光電変換信号を増幅した信号がそれぞれ入力される。比較部107−2には、増幅部120から、K+2行目およびK+3行目の画素出力回路101の各々の光電変換信号を増幅した信号がそれぞれ入力される。本実施例の単位セル1000は、2つの比較部107−1、107−2と、1つの増幅部120と、1つの増幅部120を共有する4つの画素出力回路101と、を有する。
本実施例の比較部107−1、107−2のそれぞれの構成は、実施例4の比較部107と同様とすることができる。
図10(b)は、本実施例の撮像装置の動作を示した図である。図10(b)に示したADC1は、比較部107−1に関わるAD変換動作を示している。同様に、ADC2は、比較部107−2に関わるAD変換動作を示している。
図10(b)に示すように、ある行の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号のADC期間に、増幅部120が他の行の画素出力回路101の光電変換信号の増幅動作を行う。また、ある行の画素出力回路101に関わるADC期間の一部と、他の行の画素出力回路101に関わるADC期間の一部と、を重ねることができる。このように、本実施例の撮像装置は、複数の画素出力回路101に関わるADC期間を並行して行うことができる。よって、実施例4の撮像装置に比して、複数の画素出力回路101の各々の光電変換信号に基づくデジタル信号を生成する期間を短縮することができる。
図10(b)に示した静止画動作タイミングの第1工程は、比較部107−1が、K行の画素出力回路101に関わる光電変換信号に基づく信号とランプ信号とを比較する工程である。また、第2工程は、増幅部120が、K+2行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅する工程である。また、第3工程は、比較部107−2が、K+1行目の画素出力回路101の光電変換信号を増幅した信号とランプ信号とを比較する工程である。この静止画動作タイミングでは、第2工程の少なくとも一部の期間と、第3工程の少なくとも一部の期間を重ねている。
本実施例では、特許請求の範囲に示した第1の期間は、Gain期間に相当する。また、特許請求の範囲に示した第2の期間は、ADC期間に相当する。本実施例の撮像装置では図10(b)に示したように、第1の期間のGain期間の長さは、第2の期間のADC期間の長さよりも短い。従って、比較部107を増幅部120よりも多く設け、複数の比較部107が並行して動作できるようにしている。つまり、本実施例の撮像装置は、動作期間の長い回路部を共有する画素出力回路101の数を、動作期間の短い回路部を共有する画素出力回路の数に対して少なくしている。これによって、各画素出力回路に対応して増幅部120、比較部107を設ける構成に対して、動作期間の増大を抑えながら、増幅部120、比較部107の個数がそれぞれ減る分の消費電力および回路面積をそれぞれ低減できる。
(実施例7)
本実施例の撮像装置について、実施例5と異なる点を中心に説明する。
図10(c)は、本実施例の撮像装置の構成例を示す図である。本実施例の撮像装置は2行2列の4つの画素出力回路101で2つの増幅部120と、1つの比較部107を共有する。
2行2列の4つの画素出力回路101で増幅部120、比較部107を共有した場合の利点を述べる。垂直出力線500、カウント信号線302の各々は、Nビットのデジタル信号をパラレル形式で伝送するためにはN本の信号線を用いる。以下、垂直出力線500、カウント信号線302のようにデジタル信号を伝送する信号線をまとめて、デジタル信号線群310と表記する。一方で、バイアス線103、バイアス線250、ランプ信号線202、増幅部120に駆動バイアスを供給するバイアス線203は、それぞれ1本ずつの配線とすることができる。以下、バイアス線103、203、250、ランプ信号線202のように、電位を供給する配線をまとめて、アナログ信号線群210と表記する。図10(c)では、バイアス線102は不図示であるが、バイアス線102は、アナログ信号線群210が設けられた領域内に、バイアス線103と平行して配されている。
デジタル信号線群310は、アナログ信号線群210に対して配線数が多くなる傾向にある。従って、2列の画素出力回路101に対応するデジタル信号線群310の幅が、2列の画素出力回路101に対応するアナログ信号線群210の幅に対し、長くなる傾向にある。一方で、光学特性の観点から、画素出力回路101の列間隔は一定であることが好ましい。よって、2列の画素出力回路101に対応するデジタル信号線群310の幅と、2列の画素出力回路101に対応するアナログ信号線群210の幅と、の長さの差は、撮像装置の設計上の制約となることがある。
図10(c)の撮像装置では、デジタル信号線群310に比して幅の短いアナログ信号線群210の領域内に、増幅部120、比較部107が設けられている。つまり、アナログ信号線群210は、複数の変換部同士の間に配置する。そして、デジタル信号線群310は、単位セル同士の間に配置する。これにより、デジタル信号線群310の幅と、増幅部120、比較部107を含んだアナログ信号線群210の幅と、の長さの差が小さくなる。これにより、画素出力回路101の列間隔を一定にしやすくすることができる。
また、図10(c)の撮像装置では、隣り合う行の画素出力回路101同士で、メモリ108が向き合うように配置されている。隣り合う行の画素出力回路101同士を同じレイアウトとした場合に比して、比較部107と、2行の画素出力回路101の各々のメモリ108とを電気的に接続するラッチ信号線112との配線長を短くできる。また、カウント信号線302と2行の画素出力回路101の各々のメモリ108との電気的経路についても、短くできる。よって、図10(c)の撮像装置は、隣り合う行の画素出力回路101同士を同じレイアウトとした場合に比して、2行2列の画素出力回路101の回路面積を縮小できる効果を有する。
(実施例8)
図11は、実施例1〜実施例7のいずれかの撮像装置を有する撮像システムである。
図11において、撮像システムはレンズの保護のためのバリア151、被写体の光学像を撮像装置154に結像させるレンズ152、レンズ152を通った光量を可変にするための絞り153を有する。さらに撮像システムは、撮像装置154より出力される信号の処理を行う出力信号処理部155を有する。撮像装置154から出力される信号は、被写体を撮影した画像を生成するための撮像信号である。出力信号処理部155は撮像装置154から出力される撮像信号を必要に応じて各種の補正、圧縮を行って画像を生成する。レンズ152、絞り153は撮像装置154に光を集光する光学系である。
図11に例示した撮像システムはさらに、画像データを一時的に記憶する為のバッファメモリ部156、外部コンピュータ等と通信する為の外部インターフェース部157を有する。さらに撮像システムは、撮像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体159、記録媒体159に記録または読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部158を有する。さらに撮像システムは、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1510を有する。
図11に示した撮像システムが有する撮像装置154は、実施例1〜実施例7で述べた形態とすることができる。これにより、図11の撮像システムの撮像装置154においても、実施例1〜実施例7で述べた効果を得ることができる。
100 画素アレイ
101 画素出力回路
107 比較部
400 垂直制御回路
1000 単位セル

Claims (19)

  1. 単位セルを複数含む画素アレイを有する撮像装置であって、
    前記単位セルは、
    各々が入射する電磁波に基づく電気信号を出力する複数の変換部と、
    各々が前記電気信号に基づく信号を処理する第1の回路と第2の回路と、
    を有するとともに、前記電気信号に基づくデジタル信号を出力し、
    前記第1の回路と前記第2の回路の一方が処理した信号を、前記第1の回路と前記第2の回路の他方が処理し、
    前記第2の回路の動作期間が前記第1の回路の動作期間よりも短く、
    前記単位セルにおいて、前記第1の回路が、前記第2の回路よりも多く設けられていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の回路が、前記電気信号を保持する信号保持部であって、
    前記第2の回路が、前記信号保持部が保持した前記電気信号を処理する信号処理部であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の回路が、前記電気信号を増幅して出力する増幅部であって、
    前記第2の回路が、前記増幅部の出力する信号を処理する信号処理部であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の回路が、前記電気信号を増幅して出力する増幅部であって、
    前記第1の回路が、前記増幅部の出力する信号を処理する信号処理部であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記信号処理部が、前記電気信号と時間に依存して電位が変化する参照信号との比較を行う比較部であって、
    前記比較部が、前記比較の結果を示す比較結果信号を生成し、
    前記デジタル信号は、クロック信号を計数したカウント信号を前記比較結果信号の信号値の変化したタイミングに基づいて生成した信号であり、
    前記増幅部の動作期間が、前記比較部に与えられる前記参照信号の電位の変化を開始してから、電位の変化を終了するまでの期間であることを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記信号処理部が、前記電気信号と時間に依存して電位が変化する参照信号との比較を行う比較部であって、
    前記比較部が、前記比較の結果を示す比較結果信号を生成し、
    前記デジタル信号は、クロック信号を計数したカウント信号を前記比較結果信号の信号値の変化したタイミングに基づいて生成した信号であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記比較部に入力される前記電気信号の入力レンジの振幅がVR、前記デジタル信号のビット数がNであり、
    前記増幅部の動作期間が、前記増幅部への前記電気信号の出力を開始してから、前記増幅部の設定された増幅率によって計算される前記増幅部の理想の出力値に対する、前記増幅部の出力値のずれDIFが以下の式を満たすようになるまでの期間であることを特徴とする請求項5または6に記載の撮像装置。
    Figure 2014216768
  8. 前記デジタル信号は、クロック信号を計数したカウント信号を前記比較結果信号の信号値の変化したタイミングに基づいて生成した信号であり、
    前記比較部の動作期間は、前記増幅部に前記電気信号が与えられてから、前記比較部に与えられる前記参照信号の電位の変化を開始するまでの期間であることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記複数の変換部と、前記信号処理部との間の電気的経路に、複数の第2の信号保持部を有し、
    一の第2の信号保持部が、前記複数の変換部の一の変換部の前記電気信号に基づく信号を保持し、
    前記一の第2の信号保持部とは別の第2の信号保持部が、前記複数の変換部のうちの、前記一の変換部とは別の変換部の前記電気信号に基づく信号を保持することを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置はさらに、
    前記変換部と前記信号処理部に電位を供給するバイアス線と、
    前記複数の単位セルの各々から前記デジタル信号が順次出力される出力線と、を有し、
    前記バイアス線は、前記単位セルの有する前記複数の変換部同士の間に配置され
    前記出力線は、前記複数の単位セル同士の間に配置されていることを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記単位セルの有する前記複数の変換部が、2行2列で配された前記変換部であって、
    前記信号処理部が、前記複数の変換部の行と行の間であり、かつ列と列との間の領域に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の撮像装置と、
    前記撮像装置が出力する信号を処理して画像を生成する出力信号処理部と、
    を有することを特徴とする撮像システム。
  13. 単位セルを複数含む画素アレイを有し、
    前記単位セルは、
    各々が入射する電磁波に基づく電気信号を出力する複数の変換部と、
    各々が前記電気信号に基づく信号を処理する第1の回路と第2の回路と、
    を有するとともに、前記電気信号に基づくデジタル信号を出力し、
    前記第1の回路と前記第2の回路の一方が処理した信号を、前記第1の回路と前記第2の回路の他方が処理し、
    前記第2の回路の動作期間が前記第1の回路の動作期間よりも短く、
    前記単位セルにおいて、前記第1の回路が、前記第2の回路よりも多く設けられている撮像装置を駆動する方法であって、
    前記第1の回路が、一の変換部の前記電気信号に基づく信号を処理する第1工程と、
    前記第2の回路が、前記一の変換部の前記電気信号に基づく信号を処理する第2工程と、
    前記第1の回路が、前記一の変換部とは別の前記変換部の前記電気信号に基づく電気信号を処理する第3工程と、
    を有し、
    前記第2工程を行う期間の少なくとも一部の期間と、前記第3工程を行う期間の少なくとも一部の期間と、を重ねて行うことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  14. 前記第1の回路が、前記電気信号を保持する信号保持部であって、
    前記第2の回路が、前記信号保持部が保持した前記電気信号を処理する信号処理部であって、
    前記第1工程は、一の信号保持部が、一の変換部の前記電気信号を保持する工程であり、
    前記第2工程は、前記信号処理部が、前記第1工程で保持した前記一の信号保持部の前記電気信号を処理する工程であり、
    前記第3工程は、前記一の信号保持部とは別の信号保持部が、前記一の変換部とは別の変換部の前記電気信号を保持する工程であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の駆動方法。
  15. 前記第1の回路の各々が、前記電気信号を増幅して出力する増幅部であって、
    前記第2の回路が、前記増幅部の出力する信号を処理する信号処理部であって、
    前記第1工程は、一の増幅部が、一の変換部の前記電気信号を増幅した信号を前記信号処理部に出力する工程であり、
    前記第2工程は、前記信号処理部が、前記第1工程によって前記増幅部から前記信号処理部に入力された信号を処理する工程であり、
    前記第3工程は、前記一の増幅部とは別の増幅部が、前記一の変換部とは別の変換部の前記電気信号を増幅した信号を、前記信号処理部に出力する工程であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の駆動方法。
  16. 前記信号処理部は、各々が前記増幅部の出力する信号を保持する複数の第2の信号保持部を有し、
    前記第1工程は、一の増幅部が、一の変換部の前記電気信号を増幅した信号を一の第2の信号保持部に出力する工程であり、
    前記第2工程は、前記信号処理部が、前記第1工程によって前記増幅部から前記一の第2の信号保持部に入力された信号を処理する工程であり、
    前記第3の工程は、前記別の増幅部が、前記別の変換部の前記電気信号を増幅した信号を、前記一の第2の信号保持部とは別の第2の信号保持部に出力する工程であることを特徴とする請求項15に記載の撮像装置の駆動方法。
  17. 前記第2の回路が、前記電気信号を増幅して出力する増幅部であって、
    前記第1の回路の各々が、前記増幅部の出力する信号を処理する信号処理部であって、
    前記第1工程は、一の変換部の前記電気信号を前記増幅部が増幅した信号を一の信号処理部が処理する工程であり、
    前記第2工程は、前記増幅部が、前記一の変換部とは別の変換部の前記電気信号を増幅する工程であり、
    前記第3工程は、前記一の信号処理部とは別の信号処理部が、前記第2工程によって前記増幅部が増幅した信号を処理する工程であることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置の駆動方法。
  18. 前記信号処理部が、前記電気信号と時間に依存して電位が変化する参照信号との比較を行う比較部であって、
    前記信号処理部が出力する前記信号が、前記比較の結果を示す比較結果信号であって、
    前記デジタル信号は、クロック信号を計数したカウント信号を前記比較結果信号の信号値の変化したタイミングに基づいて生成した信号であることを特徴とする請求項14〜17のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  19. 前記複数の変換部の各々は、入射する電磁波に基づく電気信号を所定の期間に蓄積した信号を生成する変換部であって、
    前記複数の変換部の全てが、前記電気信号の蓄積を同時に終了することを特徴とする請求項13〜18のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
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