JP2014216375A - プリント配線板及び多層コア基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 接続信頼性に優れるプリント配線板の提供
【解決手段】 多層コア基板のスルーホール導体のランドが第1と第2無電解めっき膜と第1と第2電解めっき膜を含み、無電解めっき膜と電解めっき膜が交互に形成されている。そして、第2無電解めっき膜と第2電解めっき膜で形成されているスルーホール導体は、スルーホール導体のランドを形成している第1無電解めっき膜の側壁と第1電解めっき膜の側壁と接している。
【選択図】 図8
【解決手段】 多層コア基板のスルーホール導体のランドが第1と第2無電解めっき膜と第1と第2電解めっき膜を含み、無電解めっき膜と電解めっき膜が交互に形成されている。そして、第2無電解めっき膜と第2電解めっき膜で形成されているスルーホール導体は、スルーホール導体のランドを形成している第1無電解めっき膜の側壁と第1電解めっき膜の側壁と接している。
【選択図】 図8
Description
本発明は、ビア導体とスルーホール導体を有する多層コア基板とその多層コア基板を有するプリント配線板とその多層コア基板の製造方法に関する。
下記特許文献1の図1(D)によれば、コア基板の両面に層間樹脂絶縁層が形成される。そして、特許文献1の図1(E)によれば、コア基板とコア基板の両面に積層されている層間樹脂絶縁層にスルーホール導体用の貫通孔が形成される。それから、特許文献1の図2(A)によれば、コア基板の両面に積層されている層間樹脂絶縁層にビア導体用の開口が形成される。続いて、特許文献1の図2(C)、(D)、(E)によれば、スルーホール導体用の開口とビア導体用の開口に同時にめっき膜が形成されている。また、特許文献1の図3(C)によれば、ビア導体内に樹脂が充填されている。
本発明の目的は、接続信頼性に優れる多層コア基板及びその多層コア基板を有するプリント配線板を提供することにある。別の目的は、そのようなプリント配線板を製造するための方法を提供することである。
本発明のプリント配線板は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1の絶縁層と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有する第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層の第2面と前記第2の絶縁層の第3面との間に位置する両面板と、前記第1の絶縁層の第1面上に形成されている第1導体層と、前記第1の絶縁層の第2面下に形成されている第2導体層と、前記第2の絶縁層の第3面上に形成されている第3導体層と、前記第2の絶縁層の第4面下に形成されている第4導体層と、前記第1の絶縁層と前記両面板と前記第2の絶縁層を貫通しているスルーホール導体用の貫通孔の側壁に形成されていて、前記第1導体層と前記第4導体層を接続している筒状のスルーホール導体と、前記第1の絶縁層を貫通し前記第1導体層と前記第2導体層を接続している第1のビア導体と、前記筒状のスルーホール導体内を充填している樹脂充填材と、前記樹脂充填材を覆っている被覆回路とを有する多層コア基板と、前記第1の絶縁層と前記第1導体層上に形成されている上側のビルドアップ層と、前記第2の絶縁層と前記第4導体層下に形成されている下側のビルドアップ層とを有する。そして、前記第1導体層は前記スルーホール導体の周りに形成されていて前記スルーホール導体に直接繋がっている第1スルーホールランドを有し、前記第1スルーホールランドは金属箔と金属箔上の第1無電解めっき膜と前記第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜と前記第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜と前記第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜を含み、前記スルーホール導体は前記第2無電解めっき膜と前記第2無電解めっき膜上の前記第2電解めっき膜で形成されていて、前記スルーホール導体を形成している前記第2無電解めっき膜は前記スルーホール導体用の貫通孔により露出される前記金属箔の側壁と前記第1無電解めっき膜の側壁と前記第1電解めっき膜の側壁上に形成されている。
本発明の多層コア基板の製造方法は、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1の絶縁層と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有する第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層の第2面と前記第2の絶縁層の第3面との間に位置する両面板とを有する中間基板を準備することと、前記第1の絶縁層に第1のビア導体用の開口を形成することと、前記第1のビア導体用の開口に前記第1のビア導体を形成することと、前記第1のビア導体を形成することより後に、前記中間基板を貫通するスルーホール導体用の貫通孔を形成することと、前記スルーホール導体用の貫通孔の内壁に筒状のスルーホール導体を形成することと、前記筒状のスルーホール導体内に樹脂充填材を形成することと、前記樹脂充填材を覆う被覆回路を形成することと、を含む。
[第1実施形態]
多層コア基板を貫通しているスルーホール導体の長さは長いので、ヒートサイクルでスルーホール導体の断線や剥がれが発生しやすいと予想される。特に、多層コア基板を形成している絶縁層の層数が5層以上であると、断線や剥がれが発生しやすい。また、多層コア基板の厚みが0.8mm以上であると、断線や剥がれが発生しやすい。
特許文献1では、特許文献1の図2(C)、(D)、(E)に示されるように、多層コア基板のスルーホール導体とビア導体が同時に形成されている。この場合、ビア導体用の開口がめっきで充填されると、図9に示されるように、スルーホール導体用の開口の両端がめっきで閉じられやすい。その場合、スルーホール導体の内側にボイドが存在すると考えられる。そのボイドによりスルーホール導体の断線が発生すると考えられる。
多層コア基板を貫通しているスルーホール導体の長さは長いので、ヒートサイクルでスルーホール導体の断線や剥がれが発生しやすいと予想される。特に、多層コア基板を形成している絶縁層の層数が5層以上であると、断線や剥がれが発生しやすい。また、多層コア基板の厚みが0.8mm以上であると、断線や剥がれが発生しやすい。
特許文献1では、特許文献1の図2(C)、(D)、(E)に示されるように、多層コア基板のスルーホール導体とビア導体が同時に形成されている。この場合、ビア導体用の開口がめっきで充填されると、図9に示されるように、スルーホール導体用の開口の両端がめっきで閉じられやすい。その場合、スルーホール導体の内側にボイドが存在すると考えられる。そのボイドによりスルーホール導体の断線が発生すると考えられる。
図9に示されているボイドを防ぐために、スルーホール導体のめっき膜の厚みが薄いと特許文献1の図3(A)に示されているように、ビア導体が大きな凹部を有する。その場合、多層コア上にビルドアップ層を形成することが難しい。
このような課題を解決するためのプリント配線板が図1などに示されている。
このような課題を解決するためのプリント配線板が図1などに示されている。
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板が図1の断面図を参照して説明される。第1実施形態のプリント配線板10は、第1主面Fと第1主面Fと反対側の第2主面Sを有する多層コア基板30と多層コア基板の第1主面上に形成されている上側のビルドアップ層55Fと多層コア基板の第2主面下に形成されている下側のビルドアップ層55Sを有する。
多層コア基板30は、表面と表面と反対側の裏面を有する絶縁層20Zと絶縁層20Zの表面上に形成されている表側の導体層200ZFと裏面下に形成されている裏側の導体層200ZSとで形成されている両面板200zを有する。さらに、多層コア基板30は、第1面と第1面と反対側の第2面とを有する第1の絶縁層20Aと第3面と第3面と反対側の第4面とを有する第2の絶縁層20Bとを有し、両面板200zは第1の絶縁層と第2の絶縁層の間に形成されている。図1では、両面板は第1の絶縁層の第2面と第2の絶縁層の第3面で挟まれている。多層コア基板はさらに、第1の絶縁層の第1面上に形成されている第1導体層34Cと、第2の絶縁層の第4面下に形成されている第4導体層34Dを有している。図1に示されているプリント配線板の多層コア基板の導体層は4層であるので、第1の絶縁層の第2面下に形成されている第2導体層は両面板の表側の導体層200ZFと同じであり、第2の絶縁層の第3面上に形成されている第3導体層は両面板の裏側の導体層200ZSと同じである。
多層コア基板は第1の絶縁層を貫通し第1導体層と第2導体層を接続している第1のビア導体38Cを有している。
多層コア基板は第2の絶縁層を貫通し第4導体層と第3導体層を接続している第2のビア導体38Dを有している。
多層コア基板は第1の絶縁層20Aと両面板の絶縁層20Zと第2の絶縁層20Bを貫通しているスルーホール導体36を有している。スルーホール導体により第1導体層と第4導体層は接続されている。実施形態のスルーホール導体の形状は筒状である。
多層コア基板の第1導体層は第1スルーホールランドTL1を有し、多層コア基板の第4導体層は第2スルーホールランドTL2を有している。スルーホールランドはスルーホール導体の周りに形成されていてスルーホール導体に直接繋がっている導体回路である。
多層コア基板30は、表面と表面と反対側の裏面を有する絶縁層20Zと絶縁層20Zの表面上に形成されている表側の導体層200ZFと裏面下に形成されている裏側の導体層200ZSとで形成されている両面板200zを有する。さらに、多層コア基板30は、第1面と第1面と反対側の第2面とを有する第1の絶縁層20Aと第3面と第3面と反対側の第4面とを有する第2の絶縁層20Bとを有し、両面板200zは第1の絶縁層と第2の絶縁層の間に形成されている。図1では、両面板は第1の絶縁層の第2面と第2の絶縁層の第3面で挟まれている。多層コア基板はさらに、第1の絶縁層の第1面上に形成されている第1導体層34Cと、第2の絶縁層の第4面下に形成されている第4導体層34Dを有している。図1に示されているプリント配線板の多層コア基板の導体層は4層であるので、第1の絶縁層の第2面下に形成されている第2導体層は両面板の表側の導体層200ZFと同じであり、第2の絶縁層の第3面上に形成されている第3導体層は両面板の裏側の導体層200ZSと同じである。
多層コア基板は第1の絶縁層を貫通し第1導体層と第2導体層を接続している第1のビア導体38Cを有している。
多層コア基板は第2の絶縁層を貫通し第4導体層と第3導体層を接続している第2のビア導体38Dを有している。
多層コア基板は第1の絶縁層20Aと両面板の絶縁層20Zと第2の絶縁層20Bを貫通しているスルーホール導体36を有している。スルーホール導体により第1導体層と第4導体層は接続されている。実施形態のスルーホール導体の形状は筒状である。
多層コア基板の第1導体層は第1スルーホールランドTL1を有し、多層コア基板の第4導体層は第2スルーホールランドTL2を有している。スルーホールランドはスルーホール導体の周りに形成されていてスルーホール導体に直接繋がっている導体回路である。
図11(A)はスルーホール導体用の貫通孔31の一部とスルーホールランドを形成している金属箔21と第1無電解めっき膜24と第1電解めっき膜25を示している。図11(A)に示されているように、金属箔21の側壁と第1無電解めっき膜24の側壁と第1電解めっき膜25の側壁がスルーホール導体用の貫通孔により露出される。貫通孔により露出している金属箔21と第1無電解めっき膜24と第1電解めっき膜25の側壁上にスルーホール導体を形成している第2無電解めっき膜17aが形成されている。
スルーホールランドとスルーホール導体の一部が図11(B)に示されている。図11(B)に示されているスルーホールランドは第1スルーホールランドTL1である。第2スルーホールランドは第1スルーホールランドと同様な構造を有している。図11(B)に示されているように、第1スルーホールランドは第1の絶縁層上の金属箔21と金属箔上の第1無電解めっき膜24と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜25と第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜17aと第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜17bを含む。そして、スルーホール導体は第2無電解めっき膜17aと第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜17bで形成されていて、金属箔21の側壁と第1無電解めっき膜24の側壁と第1電解めっき膜25の側壁に接している。第1無電解めっき膜と第1電解めっき膜はスルーホール導体に延びていなく、スルーホール導体の側壁に接している。
スルーホール導体を形成している第2無電解めっき膜と第2電解めっき膜はスルーホールランド上に延びている。
多層コア基板の第2導体層は第2スルーホールランドを有している。第2スルーホールランドは第2の絶縁層下の金属箔と金属箔下の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜と第1電解めっき膜下の第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜下の第2電解めっき膜を含む。
スルーホールランドとスルーホール導体の一部が図11(B)に示されている。図11(B)に示されているスルーホールランドは第1スルーホールランドTL1である。第2スルーホールランドは第1スルーホールランドと同様な構造を有している。図11(B)に示されているように、第1スルーホールランドは第1の絶縁層上の金属箔21と金属箔上の第1無電解めっき膜24と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜25と第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜17aと第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜17bを含む。そして、スルーホール導体は第2無電解めっき膜17aと第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜17bで形成されていて、金属箔21の側壁と第1無電解めっき膜24の側壁と第1電解めっき膜25の側壁に接している。第1無電解めっき膜と第1電解めっき膜はスルーホール導体に延びていなく、スルーホール導体の側壁に接している。
スルーホール導体を形成している第2無電解めっき膜と第2電解めっき膜はスルーホールランド上に延びている。
多層コア基板の第2導体層は第2スルーホールランドを有している。第2スルーホールランドは第2の絶縁層下の金属箔と金属箔下の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜と第1電解めっき膜下の第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜下の第2電解めっき膜を含む。
実施形態のコア基板は多層コア基板なので、スルーホール導体用の貫通孔が長い。そのため、ヒートサイクルでスルーホール導体に掛かる応力は大きい。また、実施形態の多層コア基板は、複数の絶縁層で形成されていて、複数の絶縁層の内、最外の絶縁層(多層コア基板の最外の絶縁層)にビア導体(多層コア基板の最外のビア導体)が形成されている。多層コア基板内で第1の絶縁層は最上であって最外の絶縁層であり、第2の絶縁層は最下であって最外の絶縁層である。
多層コア基板の最外のビア導体はスルーホール導体とスルーホール導体の間に形成されている。そのため、実施形態の多層コア基板の変形は、多層コア基板の最外のビア導体を有していない多層コア基板より複雑になりやすい。しかしながら、実施形態のスルーホールランドは複数の無電解めっき膜と複数の電解めっき膜を含み、無電解めっき膜と電解めっき膜は交互に積層されている。そのため、スルーホール導体の周りの剛性が高くなる。また、スルーホール導体とスルーホールランドを構成しているめっき膜の側壁が接している。そのため、スルーホール導体とスルーホールランド間の接触面積が大きくなる。従って、実施形態の多層コア基板によれば、スルーホール導体の信頼性が高くなる。
それに対し、上述の特許文献1の図3(A)によれば、特許文献1のスルーホールランドは1層の無電解銅めっき膜と1層の電解銅めっき膜で形成されている。また、特許文献1では、スルーホール導体がコア基板上に延びていて、スルーホール導体はスルーホールランドを形成しているめっき膜の側壁と接していない。そのため、ヒートサイクルで特許文献1のスルーホール導体の信頼性が低下すると考えられる。
実施形態の多層コア基板の第1導体層は第1のビアランドを有し、第1のビアランドは第1の絶縁層上に形成されている。また、第1のビアランドは第1の絶縁層に形成されているビア導体(多層コア基板の第1の最外のビア導体)38Cに直接繋がっていて、第1の最外のビア導体38Cの周りに形成されている。第1の絶縁層は多層コア基板の第1の最外のビア導体用の開口23を有している。第1の最外のビア導体は開口23に形成されている第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜で形成されていて、開口23は第1電解めっき膜で実質的に充填されている。第1のビアランドは、第1の絶縁層上の金属箔と金属箔上の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜で形成されている。第1の最外のビア導体や第1のビアランドは第2無電解めっき膜で被覆されている。第1の最外のビア導体や第1のビアランド上に、さらに、第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜が形成されている。
多層コア基板の第4導体層は第2のビアランドを有し、第2のビアランドは第2の絶縁層下に形成されている。また、第2のビアランドは第2の絶縁層に形成されているビア導体(多層コア基板の第2の最外のビア導体)38Dに直接繋がっていて、第2の最外のビア導体の周りに形成されている。
第2の絶縁層は多層コア基板の第2の最外のビア導体用の開口23を有している。第2の最外のビア導体は開口23に形成されている第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜で形成されていて、開口23は第1電解めっき膜で実質的に充填されている。第2のビアランドは、第2の絶縁層下の金属箔と金属箔下の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜で形成されている。第2の最外のビア導体や第2のビアランドは第2無電解めっき膜で被覆されている。第2の最外のビア導体や第2のビアランド下に、さらに、第2無電解めっき膜下の第2電解めっき膜が形成されている。
第2の絶縁層は多層コア基板の第2の最外のビア導体用の開口23を有している。第2の最外のビア導体は開口23に形成されている第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜で形成されていて、開口23は第1電解めっき膜で実質的に充填されている。第2のビアランドは、第2の絶縁層下の金属箔と金属箔下の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜で形成されている。第2の最外のビア導体や第2のビアランドは第2無電解めっき膜で被覆されている。第2の最外のビア導体や第2のビアランド下に、さらに、第2無電解めっき膜下の第2電解めっき膜が形成されている。
多層コア基板の第1と第2のビアランドは金属箔と第1無電解めっき膜と第1電解めっき膜と第2無電解めっき膜と第2電解めっき膜を有する。第1や第2のビアランドは複数の無電解めっき膜と複数の電解めっき膜を有する。それに対し、特許文献1のビアランドは1層の無電解銅めっき膜と1層の電解銅めっき膜で形成されている。この違いにより、実施形態では、多層コア基板の最外のビア導体とそのビア導体に繋がっているビアランド間の接続信頼性が向上する。
上述の多層コア基板内のスルーホールランドやビアランドは金属箔を含んでいる。しかし、特許文献1と同様に、多層コア基板の最外の絶縁層上に金属箔を介することなく、第1無電解めっき膜が形成されてもよい。その場合、上述のスルーホールランドやビアランドは第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜と第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜で形成される。
筒状のスルーホール導体の内部に樹脂と無機粒子を含む充填剤(樹脂充填剤)33aが充填されている。
充填剤33aとスルーホールランド上に被覆回路330が形成されている。被覆回路330は充填剤33aを覆っている。第1の絶縁層上の被覆回路は第1被覆回路33afであり、第2の絶縁層下の被覆回路は第2被覆回路33asである。第1被覆回路は第1導体層に含まれ、第2被覆回路は第4導体層に含まれる。
第1被覆回路33afは第3無電解めっき膜18aと第3無電解めっき膜上の第3電解めっき膜18bで形成されていて、第1被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜上に形成されている。
第2被覆回路33asは第3無電解めっき膜と第3無電解めっき膜下の第3電解めっき膜で形成されていて、第2被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜下に形成されている。
第1被覆回路を形成している第3無電解めっき膜と第3電解めっき膜は第1のビアランドや多層コア基板の第1の最外のビア導体上に形成されている。第1被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜上に形成されている。
第2被覆回路を形成している第3無電解めっき膜と第3電解めっき膜は第2のビアランドや多層コア基板の第2の最外のビア導体下に形成されている。第2被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜下に形成されている。
充填剤33aとスルーホールランド上に被覆回路330が形成されている。被覆回路330は充填剤33aを覆っている。第1の絶縁層上の被覆回路は第1被覆回路33afであり、第2の絶縁層下の被覆回路は第2被覆回路33asである。第1被覆回路は第1導体層に含まれ、第2被覆回路は第4導体層に含まれる。
第1被覆回路33afは第3無電解めっき膜18aと第3無電解めっき膜上の第3電解めっき膜18bで形成されていて、第1被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜上に形成されている。
第2被覆回路33asは第3無電解めっき膜と第3無電解めっき膜下の第3電解めっき膜で形成されていて、第2被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜下に形成されている。
第1被覆回路を形成している第3無電解めっき膜と第3電解めっき膜は第1のビアランドや多層コア基板の第1の最外のビア導体上に形成されている。第1被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜上に形成されている。
第2被覆回路を形成している第3無電解めっき膜と第3電解めっき膜は第2のビアランドや多層コア基板の第2の最外のビア導体下に形成されている。第2被覆回路の第3無電解めっき膜は第2電解めっき膜下に形成されている。
第4導体層はビアランドやスルーホールランド以外に第4導体回路を含む。第4導体回路は、金属箔と金属箔上の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜と第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜と第2電解めっき膜上の第3無電解めっき膜と第3無電解めっき膜上の第3電解めっき膜で形成されている。
第4導体層はビアランドやスルーホールランド以外に第4導体回路を含む。第4導体回路は、金属箔と金属箔下の第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜下の第1電解めっき膜と第1電解めっき膜下の第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜下の第2電解めっき膜と第2電解めっき膜下の第3無電解めっき膜と第3無電解めっき膜下の第3電解めっき膜で形成されている。導体回路が3層の無電解めっき膜と3層の電解めっき膜を含むため、導体回路の抵抗が低い。第1導体回路や第2導体回路はプレーン層であって、電源層やグランド層として機能することが好ましい。ICチップに安定な電力が供給される。
多層コア基板内の第1や第4導体回路は金属箔を含んでいる。しかし、特許文献1と同様に、多層コア基板の最外の絶縁層上に金属箔を介することなく、第1無電解めっき膜が形成されてもよい。その場合、多層コア基板内の第1や第4導体回路は第1無電解めっき膜と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜と第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜と第2電解めっき膜上の第3無電解めっき膜と第3無電解めっき膜上の第3電解めっき膜とで形成される。
多層コア基板内で最外の絶縁層以外の絶縁層はガラスクロスなどの補強材を含み、最外の絶縁層はガラスクロス等の補強材を含まないことが好ましい。但し、多層コア基板内の各絶縁層はシリカなどの無機粒子を含む。多層コア基板内の最外の絶縁層が補強材を含まないので、最外の絶縁層の強度が低い。そのため、スルーホール導体とスルーホールランド間やビア導体とビアランド間に掛かる応力が大きくなる。しかしながら、実施形態では、スルーホールランドとビアランドが複数の無電解めっき膜と複数の電解めっき膜を含むので、スルーホール導体とスルーホールランド間やビア導体とビアランド間で断線が発生しない。
また、多層コア基板の最外の絶縁層のビア導体の径が小さくなるので、プリント配線板のサイズが小さくなる。そのため、応力が小さくなるので多層コア基板の信頼性が高くなる。
多層コア基板は、第1の絶縁層と両面板間に別の絶縁層と別の導体層を含むことができる。多層コア基板は第2の絶縁層と両面板間に別の絶縁層と別の導体層を含むことができる。
また、多層コア基板の最外の絶縁層のビア導体の径が小さくなるので、プリント配線板のサイズが小さくなる。そのため、応力が小さくなるので多層コア基板の信頼性が高くなる。
多層コア基板は、第1の絶縁層と両面板間に別の絶縁層と別の導体層を含むことができる。多層コア基板は第2の絶縁層と両面板間に別の絶縁層と別の導体層を含むことができる。
多層コア基板30の第1の絶縁層と第1導体層34C上に上側のビルドアップ層が形成されている。上側のビルドアップ層は、多層コア基板の第1主面上に形成されている上側の層間樹脂絶縁層50Aと上側の層間樹脂絶縁層50A上の上側の導体層58Aと上側の層間樹脂絶縁層を貫通し上側の導体層58Aと第1導体層34Cを接続している上側のビア導体60Aを有する。
上側のビルドアップ層は、さらに、上側の層間樹脂絶縁層50Aと上側の導体層58A上に形成されている最上の層間樹脂絶縁層50Cと最上の層間樹脂絶縁層50C上に形成されている最上の導体層58Cと最上の層間樹脂絶縁層を貫通し上側の導体層と最上の導体層を接続している最上のビア導体60Cを有する。上側のビルドアップ層は上側の層間樹脂絶縁層と最上の層間樹脂絶縁層間に別の層間樹脂絶縁層と別の導体層を含んでも良い。
上側のビルドアップ層は、さらに、上側の層間樹脂絶縁層50Aと上側の導体層58A上に形成されている最上の層間樹脂絶縁層50Cと最上の層間樹脂絶縁層50C上に形成されている最上の導体層58Cと最上の層間樹脂絶縁層を貫通し上側の導体層と最上の導体層を接続している最上のビア導体60Cを有する。上側のビルドアップ層は上側の層間樹脂絶縁層と最上の層間樹脂絶縁層間に別の層間樹脂絶縁層と別の導体層を含んでも良い。
多層コア基板の第2の絶縁層と第4導体層34D下に下側のビルドアップ層が形成されている。下側のビルドアップ層は、下側の層間樹脂絶縁層50Bと下側の層間樹脂絶縁層50B下に形成されている下側の導体層58Bと下側の層間樹脂絶縁層50Bを貫通し下側の導体層58Bと第4導体層34Dを接続している下側のビア導体60Bを有する。
下側のビルドアップ層は、さらに、下側の層間樹脂絶縁層と下側の導体層下に形成されている最下の層間樹脂絶縁層50Dと最下の層間樹脂絶縁層下に形成されている最下の導体層58Dと最下の層間樹脂絶縁層50Dを貫通し最下の導体層と下側の導体層を接続している最下のビア導体60Dを有する。下側のビルドアップ層は下側の層間樹脂絶縁層と最下の層間樹脂絶縁層間に別の層間樹脂絶縁層と別の導体層を含んでも良い。
下側のビルドアップ層は、さらに、下側の層間樹脂絶縁層と下側の導体層下に形成されている最下の層間樹脂絶縁層50Dと最下の層間樹脂絶縁層下に形成されている最下の導体層58Dと最下の層間樹脂絶縁層50Dを貫通し最下の導体層と下側の導体層を接続している最下のビア導体60Dを有する。下側のビルドアップ層は下側の層間樹脂絶縁層と最下の層間樹脂絶縁層間に別の層間樹脂絶縁層と別の導体層を含んでも良い。
最上の層間樹脂絶縁層50Cと最上の導体層上に上側のソルダーレジスト層70Fが形成され、最下の層間樹脂絶縁層50Dと最下の導体層下に下側のソルダーレジスト層70Sが形成されている。ソルダーレジスト層70F,70Sは、それぞれ最上の導体層58Cと最下の導体層58Dの少なくとも一部を露出している開口71F,71Sを有する。開口71F,71Sの内部に、それぞれ半田バンプ76F,76Sが形成されている。
第1や2実施形態では、第1や第4導体層が3層の無電解めっき膜と3層の電解めっき膜で形成されている。そのため、ビア導体上の上面と導体回路の上面が同一平面に位置し易い。
第1や2実施形態では、第1や第4導体層が3層の無電解めっき膜と3層の電解めっき膜で形成されている。そのため、ビア導体上の上面と導体回路の上面が同一平面に位置し易い。
[第2実施形態]
多層コア基板内の最外のビア導体の第1電解めっき膜25が図12(A)に示されているような凹みを有しても、上述の第1実施形態では、第1電解めっき膜上に直接第2無電解めっき膜が形成され、第2無電解めっき膜上に直接第2電解めっき膜が形成されている。そして、第2電解めっき膜上に直接第3無電解めっき膜が形成され、第3無電解めっき膜上に直接第3電解めっき膜が形成されている。
多層コア基板内の最外のビア導体上の第2電解めっき膜17bが図12(B)に示されているような凹みを有しても、上述の第1実施形態では、第1電解めっき膜上に直接第2無電解めっき膜が形成され、第2無電解めっき膜上に直接第2電解めっき膜が形成され、第2電解めっき膜上に直接第3無電解めっき膜が形成され、第3無電解めっき膜上に直接第3電解めっき膜が形成されている。
それに対して、第2実施形態では、多層コア基板内の最外のビア導体上の第2電解めっき膜が図12(B)に示されているような凹みを有する場合、その窪みに、スルーホール導体内の空洞を充填している充填剤(樹脂充填剤)と同じ材料からなる充填剤33bが充填されている(図12(C))。そして、その充填剤上に第3無電解めっき膜18aと第3電解めっき膜18bが形成される(図12(D))。充填剤により、多層コア基板内の最外のビア導体上のめっき膜が平坦になる。上側と下側のビルドアップ層のうねりや反りが小さくなる。窪みの深さ(Δ)は、7μm以下であることが好ましい。多層コア基板内の最外のビア導体のランドと第2無電解めっき膜間で剥がれが発生しがたい。
多層コア基板内の最外のビア導体の第1電解めっき膜25が図12(A)に示されているような凹みを有しても、上述の第1実施形態では、第1電解めっき膜上に直接第2無電解めっき膜が形成され、第2無電解めっき膜上に直接第2電解めっき膜が形成されている。そして、第2電解めっき膜上に直接第3無電解めっき膜が形成され、第3無電解めっき膜上に直接第3電解めっき膜が形成されている。
多層コア基板内の最外のビア導体上の第2電解めっき膜17bが図12(B)に示されているような凹みを有しても、上述の第1実施形態では、第1電解めっき膜上に直接第2無電解めっき膜が形成され、第2無電解めっき膜上に直接第2電解めっき膜が形成され、第2電解めっき膜上に直接第3無電解めっき膜が形成され、第3無電解めっき膜上に直接第3電解めっき膜が形成されている。
それに対して、第2実施形態では、多層コア基板内の最外のビア導体上の第2電解めっき膜が図12(B)に示されているような凹みを有する場合、その窪みに、スルーホール導体内の空洞を充填している充填剤(樹脂充填剤)と同じ材料からなる充填剤33bが充填されている(図12(C))。そして、その充填剤上に第3無電解めっき膜18aと第3電解めっき膜18bが形成される(図12(D))。充填剤により、多層コア基板内の最外のビア導体上のめっき膜が平坦になる。上側と下側のビルドアップ層のうねりや反りが小さくなる。窪みの深さ(Δ)は、7μm以下であることが好ましい。多層コア基板内の最外のビア導体のランドと第2無電解めっき膜間で剥がれが発生しがたい。
第2実施形態では、多層コア基板内の最外のビア導体38C、38Dが窪みを有していても、充填剤により最外のビア導体上の面が平坦となる。そのため、ビア導体上の面と導体回路の上面が同一平面に位置しやすい。多層コア基板上のビルドアップ層に微細な導体回路を形成することができる。
第1や第2導体層が厚いと、プリント配線板上のICチップに安定な電源を供給することができる。特許文献1の方法と実施形態の方法で、同じ厚みを有する第1や第4導体層が形成されると、第1や第2実施形態の第1や第4導体層は、特許文献1より多くのめっき膜を含んでいる。実施形態では、複数に分けてめっきが行われるため、実施形態では、第1や第4導体層に含まれる各導体回路の厚みのバラツキが小さくなる。そのため、実施形態のプリント配線板にICチップが搭載されると、ICチップが誤動作しがたい。
第1や第2導体層が厚いと、プリント配線板上のICチップに安定な電源を供給することができる。特許文献1の方法と実施形態の方法で、同じ厚みを有する第1や第4導体層が形成されると、第1や第2実施形態の第1や第4導体層は、特許文献1より多くのめっき膜を含んでいる。実施形態では、複数に分けてめっきが行われるため、実施形態では、第1や第4導体層に含まれる各導体回路の厚みのバラツキが小さくなる。そのため、実施形態のプリント配線板にICチップが搭載されると、ICチップが誤動作しがたい。
図8は、第1や第2実施形態のプリント配線板の一部を示す。充填剤33bは省略されている。
図8に示されているように、上側のビルドアップ層内の最上と上側のビア導体60A、60Cが第1の最外のビア導体38C上に積層されている。所謂、スタックビア構造が第1の最外のビア導体上に形成されている。また、スルーホールランドと充填剤を覆っている被覆回路上に上側のビルドアップ層内の最上と上側のビア導体60A、60Cが積層されている。所謂、スタックビア構造が被覆回路上に形成されている。スタックビア構造はスルーホールランドを覆っている被覆回路上に形成されることが好ましい。実施形態によれば、スタックビア構造が3層の無電解めっき膜と3層の電解めっき膜を含むめっき膜上に形成される。そのめっき膜は金属箔上に形成されていることが好ましい。高強度な導体上にスタックビア構造が形成されるので、スタックビア構造の信頼性が高い。スタックビア構造が4つ以上のビア導体を含んでも、スタックビア構造の信頼性が高い。4つ以上のビア導体が積層されても信頼性が高い。
図8に示されているように、上側のビルドアップ層内の最上と上側のビア導体60A、60Cが第1の最外のビア導体38C上に積層されている。所謂、スタックビア構造が第1の最外のビア導体上に形成されている。また、スルーホールランドと充填剤を覆っている被覆回路上に上側のビルドアップ層内の最上と上側のビア導体60A、60Cが積層されている。所謂、スタックビア構造が被覆回路上に形成されている。スタックビア構造はスルーホールランドを覆っている被覆回路上に形成されることが好ましい。実施形態によれば、スタックビア構造が3層の無電解めっき膜と3層の電解めっき膜を含むめっき膜上に形成される。そのめっき膜は金属箔上に形成されていることが好ましい。高強度な導体上にスタックビア構造が形成されるので、スタックビア構造の信頼性が高い。スタックビア構造が4つ以上のビア導体を含んでも、スタックビア構造の信頼性が高い。4つ以上のビア導体が積層されても信頼性が高い。
[製造方法]
第1実施形態のプリント配線板10の製造方法が図2〜図6に示される
(1)補強材と樹脂を含む絶縁層20Zと絶縁層20Zの両面に形成されている複数の導体回路を含む導体層200ZF、200ZSとで形成されている両面板200zが用意される(図2(A))。補強材として、例えばガラスクロス、アラミド繊維、ガラス繊維などが挙げられる。ガラスクロスが好適である。樹脂としては、エポキシ樹脂、BT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂などが挙げられる。
第1実施形態のプリント配線板10の製造方法が図2〜図6に示される
(1)補強材と樹脂を含む絶縁層20Zと絶縁層20Zの両面に形成されている複数の導体回路を含む導体層200ZF、200ZSとで形成されている両面板200zが用意される(図2(A))。補強材として、例えばガラスクロス、アラミド繊維、ガラス繊維などが挙げられる。ガラスクロスが好適である。樹脂としては、エポキシ樹脂、BT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂などが挙げられる。
(2)両面板200zの両面に絶縁層(層間樹脂絶縁層用樹脂フィルム(味の素社製:商品名;ABF−45SH))を介して銅箔21、21が積層される。その後、加熱プレスで、第1の絶縁層20Aと第2の絶縁層20Bと第1の絶縁層20Aと第2の絶縁層20Bの間に位置する両面板と第1の絶縁層上の金属箔(銅箔)21と第2の絶縁層下の金属箔(銅箔)21で形成されている中間基板300が得られる(図2(B))。第1の絶縁層20Aは第1面と第1面と反対側の第2面を有し、銅箔21は第1の絶縁層の第1面上に形成されている。第2の絶縁層20Bは第3面と第3面と反対側の第4面を有し、銅箔21は第2の絶縁層の第4面下に形成されている。両面板は第1の絶縁層の第2面と第2の絶縁層の第3面の間に形成されている。両面板は、第1の絶縁層の第2面と第2の絶縁層の第3面で挟まれている。第1と第2の絶縁層は補強剤を有してもよい。
(3)CO2レーザで第1の絶縁層20Aに導体層200ZFに至るビア導体用の開口23が形成される。また、CO2レーザで第2の絶縁層20Bに導体層200ZSに至るビア導体用の開口23が形成される(図2(C))。
(4)ビア導体用の開口を有する中間基板300の表面及びビア導体用の開口23、23の内壁に第1無電解めっき膜24が形成される(図2(D))。
(5)第1無電解めっき膜をシード層として、第1無電解めっき膜24、24上第1電解めっき膜25、25が形成される。開口23、23は第1電解めっき膜で実質的に充填される。フィルドビアから成るビア導体38C、38Dが開口23、23に形成される(図2(E))。第1無電解めっき膜と第1電解めっき膜で第1導体膜16が形成される。
(6)ドリルにより、ビア導体38C、38Dを有する中間基板300にスルーホール導体用の貫通孔31が形成される(図3(A))。図11(A)に示されるように、スルーホール導体用の貫通孔31により、銅箔などの金属箔21と銅箔上の第1無電解めっき膜24と第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜25の側壁が露出する。
(7)ビア導体38C、38Dを有する中間基板の表面、及び、スルーホール導体用の貫通孔31の内壁に、第2無電解めっき膜17aが形成される。更に、第2無電解めっき膜17a上に第2電解めっき膜17bが形成され、第2無電解めっき膜と第2電解めっき膜からなる第2導体膜17が形成される(図3(B))。第2無電解めっき膜と第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜でスルーホール導体が形成される。
この時、図11(B)に示されるように第2無電解めっき膜17aは、貫通孔31により露出されている金属箔21の側壁と第1無電解めっき膜24の側壁と第1電解めっき膜25の側壁上に形成される。第2電解めっき膜17bも第2無電解めっき膜17aを介して金属箔の側壁と第1無電解めっき膜の側壁と第1電解めっき膜の側壁上に形成される。スルーホール導体36は、貫通孔31により露出している多層コア基板の絶縁層の側壁と金属箔21、21の側壁と第1導体膜16の側壁上に形成される。
この時、図11(B)に示されるように第2無電解めっき膜17aは、貫通孔31により露出されている金属箔21の側壁と第1無電解めっき膜24の側壁と第1電解めっき膜25の側壁上に形成される。第2電解めっき膜17bも第2無電解めっき膜17aを介して金属箔の側壁と第1無電解めっき膜の側壁と第1電解めっき膜の側壁上に形成される。スルーホール導体36は、貫通孔31により露出している多層コア基板の絶縁層の側壁と金属箔21、21の側壁と第1導体膜16の側壁上に形成される。
(8)筒状のスルーホール導体内に樹脂充填剤33aが充填される(図3(C))。樹脂充填材は、シリカ等の無機粒子とエポキシ等の樹脂を含む。
(9)第2電解めっき膜と樹脂充填剤33a上に第3無電解めっき膜18aが形成される。続いて、第3無電解めっき膜上に第3電解めっき膜18bが形成される(図4(A))。第3無電解めっき膜と第3電解めっき膜で第3導体膜18が形成される。
(10)第3導体膜18上エッチングレジスト42が形成される(図4(B))。
(11)エッチングレジスト42から露出する第3導体膜18、第2導体膜17、第1導体膜16と金属箔21が除去される。そして、エッチングレジスト42が除去される。これにより、第1の絶縁層上に第1導体層34Cが形成され、第2の絶縁層下に第4導体層34Dが形成される。また、最外のビア導体やスルーホール導体が形成される。多層コア基板30が完成する(図4(C))。
図4(C)に示されている多層コア基板は4層の導体層を有している。両面板の第1の絶縁層側の導体層は表側の導体層であり、両面板の第2の絶縁層側の導体層は裏側の導体層である。表側の導体層は第1の絶縁層の第2面下に形成されていて、裏側の導体層は第2の絶縁層の第3面上に形成されている。
図4(C)では、多層コア基板の最外のビア導体は第1導体膜で形成されていて、スルーホール導体は第2導体膜で形成されている。ビア導体とスルーホール導体は別のめっき膜で形成されている。
図4(C)では、多層コア基板の最外のビア導体のランドは金属箔と金属箔上の第1導体膜で形成されている。そして、最外のビア導体と最外のビア導体のランド上に直接第2導体膜が形成され、さらに、第2導体膜上に直接第3導体膜が形成されている。
図4(C)では、多層コア基板のスルーホール導体のランドは金属箔と金属箔上の第1導体膜と第1導体膜上の第2導体膜で形成されている。そして、スルーホール導体のランド上に直接第3導体膜が形成されている。
図4(C)では、第1や第4導体層に含まれる導体回路は、金属箔と金属箔上の第1導体膜と第1導体膜上の第2導体膜と第2導体膜上の第3導体膜で形成されている。
第1や第4導体層から金属箔を除去することは可能である。
図4(C)に示されている多層コア基板は4層の導体層を有している。両面板の第1の絶縁層側の導体層は表側の導体層であり、両面板の第2の絶縁層側の導体層は裏側の導体層である。表側の導体層は第1の絶縁層の第2面下に形成されていて、裏側の導体層は第2の絶縁層の第3面上に形成されている。
図4(C)では、多層コア基板の最外のビア導体は第1導体膜で形成されていて、スルーホール導体は第2導体膜で形成されている。ビア導体とスルーホール導体は別のめっき膜で形成されている。
図4(C)では、多層コア基板の最外のビア導体のランドは金属箔と金属箔上の第1導体膜で形成されている。そして、最外のビア導体と最外のビア導体のランド上に直接第2導体膜が形成され、さらに、第2導体膜上に直接第3導体膜が形成されている。
図4(C)では、多層コア基板のスルーホール導体のランドは金属箔と金属箔上の第1導体膜と第1導体膜上の第2導体膜で形成されている。そして、スルーホール導体のランド上に直接第3導体膜が形成されている。
図4(C)では、第1や第4導体層に含まれる導体回路は、金属箔と金属箔上の第1導体膜と第1導体膜上の第2導体膜と第2導体膜上の第3導体膜で形成されている。
第1や第4導体層から金属箔を除去することは可能である。
(12)多層コア基板30の両面に上側と下側の層間樹脂絶縁層50A、50Bが形成される(図4(D))。
(13)次に、CO2ガスレーザにて層間樹脂絶縁層50A,50Bにそれぞれ上側と下側のビア導体用の開口51A,51Bが形成される(図5(A))。
(14)下側と上側の層間樹脂絶縁層50A,50Bの表面と開口51A、51Bの内壁に無電解めっき膜52,52が形成される(図5(B))。
(15)無電解めっき膜52上にめっきレジスト54が形成される(図5(C))。
(16)めっきレジスト54から露出する無電解めっき膜52上に、電解めっき膜56が形成される(図6(A))。
(17)めっきレジスト54が除去される。電解めっき膜間の無電解めっき膜52がエッチングで除去される。上側と下側の導体層58A,58B及び上側と下側のビア導体60A,60Bが形成される(図6(B))。
(18)次に上述の(12)〜(17)の工程が繰り返され、最上と最下の層間樹脂絶縁層50C、50Dが形成される。最上の層間樹脂絶縁層50C上に最上の導体層58Cが形成され、最下の層間樹脂絶縁層50C下に最下の導体層58Dが形成される。最上の層間樹脂絶縁層50Cに上側の導体層と最上の導体層を接続する最上のビア導体60Cが形成される。最下の層間樹脂絶縁層50Dに下側の導体層と最下の導体層を接続する最下のビア導体60Dが形成される。上側と下側のビルドアップ層が完成する。
(19)上側のビルドアップ層上に開口71Fを有する上側のソルダーレジスト層70Fが形成され、下側のビルドアップ層下に開口71Sを有する下側のソルダーレジスト層70Sが形成される(図7(A))。開口71F,71Sから露出される最上の導体層58Cと最下の導体層58Dが半田パッドとして機能する。
(20)半田パッド上にニッケルめっき層72が形成され、さらにニッケルめっき層72上に金めっき層74が形成される(図7(B))。
(21)開口71F,71S内に半田ボールが搭載され、リフローが行われ、上側のビルドアップ層の半田パッド上に半田バンプ76Fが形成される。下側のビルドアップ層の半田パッド下に半田バンプ76Sが形成される。プリント配線板10を完成する(図1)。
無電解めっき膜は無電解銅めっき膜が好ましく、電解めっき膜は電解銅めっき膜が好ましい。
無電解めっき膜は無電解銅めっき膜が好ましく、電解めっき膜は電解銅めっき膜が好ましい。
[第2実施形態の製造方法]
多層コア基板の最外のビア導体が形成されるとき、第1電解めっき膜を形成するための時間が短い。そのため、最外のビア導体を形成している第1導体膜の上面に窪みが形成される。その窪みの影響で、最外のビア導体38C上の第2導体膜の上面に窪み38Crが形成される(図12(B))。
第2導体膜の窪み38Crに充填剤33bが充填される(図12(C))。
次いで、充填剤33a、33bと第2電解めっき膜上に第3導体膜が形成される(図12(D))。
第3導体膜形成後、第1実施形態と同様な方法で第2実施形態のプリント配線板が形成される。
多層コア基板は両面板と多層コア基板の最外の絶縁層との間に別の絶縁層と別の導体層を有しても良い。
多層コア基板の最外のビア導体が形成されるとき、第1電解めっき膜を形成するための時間が短い。そのため、最外のビア導体を形成している第1導体膜の上面に窪みが形成される。その窪みの影響で、最外のビア導体38C上の第2導体膜の上面に窪み38Crが形成される(図12(B))。
第2導体膜の窪み38Crに充填剤33bが充填される(図12(C))。
次いで、充填剤33a、33bと第2電解めっき膜上に第3導体膜が形成される(図12(D))。
第3導体膜形成後、第1実施形態と同様な方法で第2実施形態のプリント配線板が形成される。
多層コア基板は両面板と多層コア基板の最外の絶縁層との間に別の絶縁層と別の導体層を有しても良い。
17 第2導体膜
18 第3導体膜
18a 第3電解めっき膜
200z 両面板
20A 第1の絶縁層
20B 第2の絶縁層
30 多層コア基板
31 スルーホール導体用の貫通孔
33a 樹脂充填材
38C、38D ビア導体
38Cr 凹部
36 スルーホール導体
50A、50B 層間樹脂絶縁層
18 第3導体膜
18a 第3電解めっき膜
200z 両面板
20A 第1の絶縁層
20B 第2の絶縁層
30 多層コア基板
31 スルーホール導体用の貫通孔
33a 樹脂充填材
38C、38D ビア導体
38Cr 凹部
36 スルーホール導体
50A、50B 層間樹脂絶縁層
Claims (6)
- 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1の絶縁層と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有する第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層の第2面と前記第2の絶縁層の第3面との間に位置する両面板と、前記第1の絶縁層の第1面上に形成されている第1導体層と、前記第1の絶縁層の第2面下に形成されている第2導体層と、前記第2の絶縁層の第3面上に形成されている第3導体層と、前記第2の絶縁層の第4面下に形成されている第4導体層と、前記第1の絶縁層と前記両面板と前記第2の絶縁層を貫通しているスルーホール導体用の貫通孔の側壁に形成されていて、前記第1導体層と前記第4導体層を接続している筒状のスルーホール導体と、前記第1の絶縁層を貫通し前記第1導体層と前記第2導体層を接続している第1のビア導体と、前記筒状のスルーホール導体内を充填している樹脂充填材と、前記樹脂充填材を覆っている被覆回路とを有する多層コア基板と、
前記第1の絶縁層と前記第1導体層上に形成されている上側のビルドアップ層と、
前記第2の絶縁層と前記第4導体層下に形成されている下側のビルドアップ層とを有するプリント配線板であって、
前記第1導体層は前記スルーホール導体の周りに形成されていて前記スルーホール導体に直接繋がっている第1スルーホールランドを有し、前記第1スルーホールランドは金属箔と金属箔上の第1無電解めっき膜と前記第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜と前記第1電解めっき膜上の第2無電解めっき膜と前記第2無電解めっき膜上の第2電解めっき膜を含み、前記スルーホール導体は前記第2無電解めっき膜と前記第2無電解めっき膜上の前記第2電解めっき膜で形成されていて、前記スルーホール導体を形成している前記第2無電解めっき膜は前記スルーホール導体用の貫通孔により露出される前記金属箔の側壁と前記第1無電解めっき膜の側壁と前記第1電解めっき膜の側壁上に形成されている。 - 請求項1に記載のプリント配線板であって、前記第1のビア導体は前記第1無電解めっき膜と前記第1無電解めっき膜上の第1電解めっき膜で形成されている。
- 請求項2に記載のプリント配線板であって、前記被覆回路は、更に、前記スルーホールランド上に形成されていて、前記第2電解めっき膜上の第3無電解めっき膜と前記第3無電解めっき膜上の第3電解めっき膜で形成されている。
- 請求項3に記載のプリント配線板であって、前記第1導体層は前記金属箔と前記金属箔上の前記第1無電解めっき膜と前記第1無電解めっき膜上の前記第1電解めっき膜と前記第1電解めっき膜上の前記第2無電解めっき膜と前記第2無電解めっき膜上の前記第2電解めっき膜と前記第2電解めっき膜上の前記第3無電解めっき膜と前記第3無電解めっき膜上の前記第3電解めっき膜で形成されていて、前記第1のビア導体上に前記第2無電解めっき膜と前記第2無電解めっき膜上の前記第2電解めっき膜と前記第2電解めっき膜上の前記第3無電解めっき膜と前記第3無電解めっき膜上の前記第3電解めっき膜が形成されている。
- 請求項1に記載のプリント配線板であって、前記両面板は表面と表面と反対側の裏面とを有する絶縁層と前記絶縁層の表面に形成されている表側の導体層と前記絶縁層の裏面に形成されている裏側の導体層で形成されていて、前記第2導体層と前記表側の導体層は同じ導体層であって、前記第3導体層と前記裏側の導体層は同じ導体層である。
- 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する第1の絶縁層と、第3面と前記第3面と反対側の第4面とを有する第2の絶縁層と、前記第1の絶縁層の第2面と前記第2の絶縁層の第3面との間に位置する両面板とを有する中間基板を準備することと、
前記第1の絶縁層に第1のビア導体用の開口を形成することと、
前記第1のビア導体用の開口に前記第1のビア導体を形成することと、
前記第1のビア導体を形成することより後に、前記中間基板を貫通するスルーホール導体用の貫通孔を形成することと、
前記スルーホール導体用の貫通孔の内壁に筒状のスルーホール導体を形成することと、
前記筒状のスルーホール導体内に樹脂充填材を形成することと、
前記樹脂充填材を覆う被覆回路を形成することと、を含む多層コア基板の製造方法。
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