JP2014215878A - 車両判定方法及び車両判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーダ等の検出手段により検出される他車両と車車間通信の通信相手である他車両との対応関係を精度よく判定するための技術を提供する。
【解決手段】周辺監視センサにより速度が検出された他車両である検出車両と、無線通信機により受信された情報の送信元の他車両である通信車両と、が同一車両であることの可能性を示す指標値である分散Vが算出される(S102)。分散Vは、周辺監視センサにより検出された検出車両の速度と、無線通信機により受信された情報の表す通信車両の速度と、に基づいて算出される。算出された分散Vに基づいて、検出車両と通信車両とが同一車両であるかが判定される(S103)。
【選択図】図4

Description

本発明は、他車両の走行状況を検出するための技術に関する。
車車間通信を利用して他車両の位置情報を取得し、取得した位置情報を利用して自車両に対する他車両の相対位置を検出する技術が知られている。例えば特許文献1に記載の構成では、レーダにより検出された他車両の移動量及び移動方向を示すレーダベクトルと、車車間通信で受信されたGPSの位置情報に基づく他車両の移動量及び移動方向を示すGPSベクトルと、の一致度が評価される。そして、レーダベクトルとGPSベクトルとの一致度がしきい値以上である場合に、そのレーダベクトルを持つ車両が車車間通信の相手車両であると判定される。
特開2007−280060号公報
しかしながら、GPSの位置情報は誤差が大きく、当該位置情報に基づく移動量及び移動方向の誤差も当然大きくなる。したがって、例えば複数の他車両が同一方向に近接して走行しているような状況においては、レーダ等の検出手段により検出される複数の他車両と、車車間通信の通信相手である複数の他車両と、の対応関係を正確に判定することは困難であった。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、レーダ等の検出手段により検出される他車両と車車間通信の通信相手である他車両との対応関係を精度よく判定するための技術を提供することを目的としている。
本発明の車両判定方法は、車両(1)に搭載された車両判定装置(10)で用いられる方法であり、算出ステップ(S102)と、判定ステップ(S103)と、を備える。なお、車両判定装置が搭載された車両は、他車両(2)の速度を検出する検出手段(21)と、他車両により送信された当該他車両の速度を表す情報を受信する通信手段(23)と、を備える。
算出ステップでは、検出手段により速度が検出された他車両である検出車両と、通信手段により受信された情報の送信元の他車両である通信車両と、が同一車両であることの可能性を示す指標値が算出される。判定ステップでは、算出ステップで算出された指標値に基づいて、検出車両と通信車両とが同一車両であるかが判定される。具体的には、算出ステップでは、検出手段により検出された検出車両の速度と、通信手段により受信された情報の表す通信車両の速度と、に基づいて指標値が算出される。
このような構成によれば、例えば複数の他車両が同一方向に近接して走行しているような状況においても、GPSの位置情報に基づく判定と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かを精度よく判定することが可能となる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述した車両判定方法の他、車両判定装置、当該車両判定装置を構成要素とするシステム、当該車両判定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、当該プログラムが記録された記録媒体など、種々の形態で実現することができる。
車両判定装置の構成を示すブロック図である。 自車両に対する他車両の位置関係の一例を示す図である。 通信車両と検出車両とが同一車両であることの判定方法を示す図である。 第1実施形態の同一性判定処理のフローチャートである。 通信車両及び検出車両の速度の経時変化を示す図である。 速度比の算出方法を示す図である。 分散の算出方法を示す図である。 第1実施形態の一致度算出処理のフローチャートである。 第1実施形態の期間設定処理のフローチャートである。 第2実施形態の同一性判定処理のフローチャートである。 第3実施形態の同一性判定処理のフローチャートである。 速度変動に特徴のある期間を説明するための図である。 第4実施形態の一致度算出処理のフローチャートである。 分散算出処理の処理内容を説明するための図である。 第4実施形態の分散算出処理のフローチャートである。 位置情報に基づく絞り込みを説明するための図である。 第5実施形態の同一性判定処理のフローチャートである。 第5実施形態の位置情報判定処理のフローチャートである。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す車両判定装置10は、周辺監視センサ21と、状態検出センサ22と、無線通信機23と、車両制御装置24と、を備える車両(自車両)1に搭載されている。なお、本実施形態では、自車両1の周辺に存在する自車両1以外の車両(他車両)2も、自車両1と同様の構成を備えることが前提とされている。
周辺監視センサ21は、自車両1の周辺に存在する物標についての、自車両1に対する相対速度や相対位置等を検出するセンサである。本実施形態では、周辺監視センサ21としてミリ波レーダが用いられ、自車両1の前方に存在する他車両2が物標として検出される(図2参照)。なお、ミリ波レーダに代えて、又はミリ波レーダとともに、同様の機能を有する他の装置、例えばレーザレーダやカメラを用いてもよい。
状態検出センサ22は、自車両1についての速度、絶対位置、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵角等を検出するセンサであり、本実施形態では、速度センサ、GPS受信機、アクセルペダルセンサ、ブレーキペダルセンサ及び操舵角センサが用いられる。
無線通信機23は、自車両1についての車両番号(車両固有の識別情報)、速度、絶対位置、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵角等を表す情報を自車両1の周辺(本実施形態では、自車両1を中心とする通信可能範囲内)に存在する他車両2へ送信する。送信される情報のうち、速度、絶対位置、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵角等を表す情報は、状態検出センサ22により検出された情報である。
また、無線通信機23は、自車両1の周辺に存在する他車両2により送信された情報、具体的には、送信元の他車両2についての車両番号、速度、絶対位置、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵角等を表す情報を受信する。なお、通信形態は特に限定されず、例えば車車間通信、路車間通信、セルラ通信、可視光通信等を利用してもよい。
車両判定装置10は、監視情報蓄積部11と、検出情報蓄積部12と、通信情報蓄積部13と、同一性判定部14と、を備える。
監視情報蓄積部11は、周辺監視センサ21から得た情報を記憶して時系列に管理する。具体的には、監視情報蓄積部11は、物標番号(検出されている物標に割り当てられた識別情報)と、物標ごとの相対速度及び相対位置を表す情報と、物標を見失った(ロストした)ことを表す情報と、を一定周期ごとに周辺監視センサ21から取得する。そして、監視情報蓄積部11は、物標番号ごとに、T回分(T周期分)の情報(相対速度及び相対位置)、換言すればT−1回前からの情報を蓄積する。なお、後述するように、値Tは、固定値ではなく、物標の検出状況に応じて設定される(変化する)値である。具体的には、周辺監視センサ21により物標(他車両2)が継続して検出されている間は情報が蓄積され、物標がロストすると情報が破棄される。
検出情報蓄積部12は、状態検出センサ22から得た情報を記憶して時系列に管理する。具体的には、検出情報蓄積部12は、自車両1の速度、絶対位置、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵角を表す情報を、一定周期ごとに状態検出センサ22から取得する。そして、検出情報蓄積部12は、T回分の情報(自車両1の速度及び絶対位置)、換言すればT−1回前からの情報を蓄積する。
通信情報蓄積部13は、無線通信機23から得た情報を記憶して時系列に管理する。具体的には、通信情報蓄積部13は、他車両2の車両番号、速度、絶対位置、アクセル操作、ブレーキ操作、操舵角等を表す情報を、一定周期ごとに無線通信機23から取得する。そして、通信情報蓄積部13は、車両番号ごとに、T回分の情報(他車両2の速度及び絶対位置)、換言すればT−1回前からの情報を蓄積する。
同一性判定部14は、周辺監視センサ21により速度等が検出された他車両2(以下「検出車両」という。)と、無線通信機23により受信された情報の送信元の他車両2(以下「通信車両」という。)と、が同一車両であるかを判定する。
具体的には、図3に示すように、同一性判定部14は、現在検出されている通信車両及び検出車両で作られるペアごとに、通信車両と検出車両とが同一車両であることの可能性(一致度)を示す指標値を算出する。そして、同一性判定部14は、算出した指標値に基づいて、同一車両であるペアを特定する。通信車両数をimaxとし(車両番号i=1〜imax)、検出車両数をjmaxとした場合(物標番号j=1〜jmax)、imax×jmaxとおりのペアを作ることが可能であり、各ペアについて同一車両であるか否かが判定される。
例えば、図2に示すように、自車両1の前方(周辺監視センサ21による検出可能範囲内)を2台の他車両2が走行する場合、検出車両数jmaxは2となる。また、自車両1を中心とする通信可能範囲内に、これら2台の他車両2が存在し、これら以外の他車両2が存在しない場合には、通信車両数imaxも2となる。この場合、4とおりのペアが判定対象となる。なお、すべてのペアについて同一車両であるか否かの判定を行うことは必須ではなく、後述するように、複数のペアを順に判定する過程において、あるペアについて同一車両であると判定した段階で、残りのペアについての判定を行わないようにしてもよい。
車両制御装置24は、CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)機能を実現するための車両制御処理を行う。CACC機能とは、自車両1の車線前方を走行する他車両2(先行車両)のアクセル操作、ブレーキ操作、操舵角等を表す情報を通信で取得し、その情報を使って自車両1の自動加減速を行う機能である。なお、CACC機能を実現するための車両制御は一例であり、例えば他の車両制御を実現する構成を前提としてもよい。
同一性判定部14及び車両制御装置24は、それぞれ、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたマイコンを用いて構成される。つまり、個別のマイコンが、ROM等の記録媒体に記録されているプログラムに従った処理を実行することで、同一性判定部14又は車両制御装置24としてそれぞれ機能する。なお、共通のマイコンが同一性判定部14及び車両制御装置24として機能するように構成してもよい。
[1−2.処理]
次に、同一性判定部14が実行する同一性判定処理(車両判定方法)について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4の同一性判定処理は、周期的に(前述した一定周期ごとに)実行される。
まず、同一性判定部14は、車両番号i=1〜imaxの通信車両のうち、処理対象の通信車両を表す変数iの値を1に設定し、同様に、物標番号j=1〜jmaxの検出車両の内、処理対象の検出車両を表す変数jの値を1に設定する(S101)。
続いて、同一性判定部14は、車両番号iの通信車両(以下「通信車両i」という。)と、物標番号jの検出車両(以下「検出車両j」という。)と、が同一車両であることの可能性(一致度)を示す指標値として、後述する分散Vを算出する一致度算出処理を行う(S102)。分散Vは、無線通信機23により受信された情報の表す通信車両iの速度と、周辺監視センサ21により検出された検出車両jの速度と、に基づいて算出される。一致度算出処理の詳細については後述するが、本実施形態では、通信車両iと検出車両jとが同一車両であることの可能性(一致度)が高いほど、分散Vの値は低く算出される。
続いて、同一性判定部14は、S102で算出した分散Vが、しきい値V1未満であるか否かを判定する(S103)。しきい値V1は、通信車両iと検出車両jとが同一車両であることの判定基準となる値であり、本実施形態では、分散Vがしきい値V1未満であれば同一車両であるとみなされる。
同一性判定部14は、分散Vがしきい値V1未満でない(しきい値V1以上である)と判定した場合には(S103:NO)、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上であるか否かを判定する(S104)。検出車両の最大数jmaxとは、監視情報蓄積部11に情報が蓄積されている検出車両の数のことである。つまり、S104では、通信車両iに対し、すべての検出車両(j=1〜jmax)についてS102〜S103の処理を行ったか否かが判定される。
同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上でない(最大数jmax未満である)と判定した場合には(S104:NO)、変数jの値に1を加算して(S105)、処理をS102へ戻す。つまり、処理対象の検出車両を変更する。
一方、同一性判定部14は、前述したS103において、分散Vがしきい値V1未満であると判定した場合には(S103:YES)、通信車両iと検出車両jとが同一車両であると判定し(S106)、処理をS107へ移行させる。また、同一性判定部14は、前述したS104において、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上であると判定した場合にも(S104:YES)、処理をS107へ移行させる。
S107で、同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上であるか否かを判定する(S107)。通信車両の最大数imaxとは、通信情報蓄積部13に情報が蓄積されている通信車両の数のことである。つまり、S107では、すべての通信車両(i=1〜imax)についてS102〜S106の処理を行ったか否かが判定される。
同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上でない(最大数imax未満である)と判定した場合には(S107:NO)、変数iの値に1を加算し(S108)、変数jの値を1にリセットして(S109)、処理をS102へ戻す。つまり、処理対象の通信車両を変更する。一方、同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上であると判定した場合には(S107:YES)、図4の同一性判定処理を終了する。
次に、同一性判定処理(図4)のS102で行われる一致度算出処理の詳細について説明する。一致度算出処理では、周辺監視センサ21により検出された検出車両の相対速度と、無線通信機23により受信された情報の表す通信車両の速度と、に基づいて分散Vが算出される。具体的には、検出車両の速度の経時的変化と、通信車両の速度の経時的変化と、に基づいて分散が算出される。
例えば、図2に示すように、2台の他車両2が並走するシーンにおいて、各他車両2のドライバができる限り等速度で走行しようとしても、微小な速度挙動(経時的変化)の差が生じる。そして、図5に示すように、周辺監視センサ21及び状態検出センサ22を用いれば、各他車両2で個別に生じる微小な速度挙動を検出することが可能である。したがって、ある期間における検出車両の速度の経時的変化と通信車両の速度の経時的変化との相関をとることで、速度挙動の差に応じた分散を算出することができる。
具体的には、分散Vは、次の1〜3の手順で算出される。
1.相対速度→絶対速度変換
式(1)に示すように、検出車両jの相対速度に自車両1の速度(絶対速度)を加え、検出車両jの絶対速度を算出する。なお、式(1)において、Vj mr(t)は時刻tにおける検出車両jの相対速度、Vo(t)は時刻tにおける自車両1の速度、Vj m(t)は時刻tにおける検出車両jの絶対速度である。
2.比の算出
式(2)に示すように、検出車両jの速度(絶対速度)に対する通信車両iの速度(絶対速度)の比である速度比Rを算出する。式(2)において、Vi c(t)は時刻tにおける通信車両iの速度、Rj(t)は時刻tにおける検出車両jと通信車両iとの速度比である。
3.速度比Rの分散算出
図6に示す検出車両j=1の速度比R1(t)は、検出車両j=1とは異なる車両である通信車両i=1との速度比であり、検出車両j=2の速度比R2(t)は、検出車両j=1と同一車両である通信車両i=1との速度比である。このように、速度比Rは、通信車両と検出車両とが同一車両である場合、一定値に近い値を示す。したがって、速度比Rのばらつきが小さいほど、通信車両と検出車両とが同一車両である可能性が高いといえる。
ちなみに、図6において、検出車両j=2の速度比R2(t)が、1でない値で一定になっているのは、速度センサにより検出される速度と実際の速度との間にずれが発生するからである。換言すれば、検出される速度と実際の速度との間にずれがある場合にも、同一車両であれば、速度比Rのばらつきは一定値に近い値を示す。なお、検出される速度と実際の速度との間にずれが発生する要因としては、例えば、タイヤの摩耗による外径変化が挙げられる。
本実施形態では、図7に示すように、速度比Rの算出期間Tにおける分散V(検出車両の速度の経時的変化と通信車両の速度の経時的変化との間の速度比Rのばらつき)を算出する。算出期間Tとは、前述したT回分の(T−1回前からの)情報に対応する期間である。また、算出期間Tにおける分散とは、現在時刻tを基準とする算出期間Tの過去情報(T−1回前からの情報)を用いて算出される分散であり、式(3)で表される。なお、算出期間Tの設定方法(期間設定処理)については後述する。なお、式(3)において、Rj Aは、算出期間Tにおける速度比Rj(t)の平均値である。
以上説明した一致度算出処理(時刻tにおける分散Vを算出する処理)の具体的処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、同一性判定部14は、検出車両jについての分散Vの算出に用いる算出期間Tを設定する期間設定処理を行う(S201)。なお、期間設定処理の詳細については後述する。
続いて、同一性判定部14は、変数nの値を0に設定する(S202)。そして、同一性判定部14は、時刻t−nにおける検出車両の絶対速度を、式(4)に従い算出する(S203)。なお、時刻t−nとは、n回前(n周期前)の時刻を意味する。
続いて、同一性判定部14は、時刻t−nにおける速度比Rを、式(5)に従い算出する(S204)。
続いて、同一性判定部14は、変数nの値に1を加算し(S205)、変数nの値が算出期間Tの値以上であるか否かを判定する(S206)。つまり、監視情報蓄積部11、検出情報蓄積部12及び通信情報蓄積部13に蓄積されているT回分の情報すべてについて、S203〜S204の処理を行ったか否かを判定する。同一性判定部14は、変数nの値が算出期間Tの値以上でない(算出期間Tの値未満である)と判定した場合には(S206:NO)、処理をS203へ戻す。
一方、同一性判定部14は、変数nの値が算出期間Tの値以上であると判定した場合には(S206:YES)、前述した式(3)に基づき、算出期間Tにおける速度比Rの分散Vを算出する(S207)。
続いて、同一性判定部14は、算出期間Tの値が0よりも大きいか否かを判定する(S208)。同一性判定部14は、算出期間Tの値が0よりも大きいと判定した場合には(S208:YES)、そのまま図8の一致度算出処理を終了する。一方、同一性判定部14は、算出期間Tの値が0よりも大きくない(0以下である)と判定した場合には(S208:NO)、分散Vの値を無限大に設定した後(S209)、図8の一致度算出処理を終了する。分散Vの値が無限大であることは、検出車両と通信車両とが同一車両である可能性が最も低い(0である)ことを意味する。なお、算出期間Tが0以下である場合とは、以下で説明するS305の処理で算出期間Tが0に設定された場合であり、詳細については後述する。また、S208〜S209の処理は、事前に(例えばS201の直後に)行い、算出期間Tの値が0よりも大きくない場合にはS202〜S207を行わないようにしてもよい。
次に、一致度算出処理(図8)のS201で行われる期間設定処理の詳細について説明する。期間設定処理では、以下の1〜3の要領で算出期間Tが決定される。
1.周辺監視センサ21により検出車両の捕捉が開始された時点から、捕捉が継続している(捕捉を外れない)限り、すべての期間が算出期間Tとして用いられる。
2.検出状況などにより検出車両の捕捉が外れた場合(検出車両をロストした場合)、その旨を通知する情報であるロストフラグが周辺監視センサ21から取得され、その時点において算出期間Tがリセットされる。なお、ロストの例としては、検出車両が完全に捕捉を外れた場合だけでなく、検出車両が一時的に(例えば瞬間的に)捕捉を外れて新たに捕捉された場合などが挙げられる。
3.あらかじめ設定されたしきい値よりも長い期間であることを、算出期間Tを分散Vの算出に用いる条件とする。ここでのしきい値は、算出される分散Vのばらつきに起因する誤判定(同一車両であることの判定の誤り)が生じにくい長さに設定される。
以上説明した期間設定処理の具体的処理手順について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図9の期間設定処理は、検出車両jについての分散Vの算出に用いる算出期間Tを設定するための処理である。
まず、同一性判定部14は、時刻tにおいて検出車両jをロストしたことを表すロストフラグが検出されたか否かを判定する(S301)。具体的には、ロストフラグL(t)=1の場合、時刻tにおいて検出車両jをロストしたことを表し、ロストフラグL(t)=0の場合、時刻tにおいて検出車両jをロストしていないことを表す。
同一性判定部14は、時刻tにおいて検出車両jをロストしたことを表すロストフラグが検出されたと判定した場合には(S301:YES)、最新のロスト検出時刻Ltimeを時刻tに更新した後(S302)、処理をS303へ移行させる。一方、同一性判定部14は、時刻tにおいて検出車両jをロストしたことを表すロストフラグが検出されていないと判定した場合には(S301:NO)、S302をスキップして処理をS303へ移行させる。
S303で、同一性判定部14は、現在時刻tから最新のロスト検出時刻Ltimeを引くことにより、算出期間Tを算出する(S303)。つまり、検出車両jがロストせずに継続して検出されている期間が、当該検出車両jについて分散Vを算出するための算出期間Tとして算出される。なお、t−Ltimeは、前述した一定周期を単位とする数値として算出される。例えば、前回の周期でロストフラグが検出された場合には、T=1と算出され、前々回の周期でロストフラグが検出された場合には、T=2と算出される。
続いて、同一性判定部14は、S303で算出された算出期間Tが、あらかじめ設定されているしきい値(算出期間Tの最小設定値)Tminよりも大きいか否かを判定する(S304)。同一性判定部14は、算出期間Tがしきい値Tminよりも大きいと判定した場合には(S304:YES)、そのまま図9の期間設定処理を終了する。
一方、同一性判定部14は、算出期間Tがしきい値Tminよりも大きくない(しきい値Tmin以下である)と判定した場合には(S304:NO)、算出期間Tを0に設定した後(S305)、図9の期間設定処理を終了する。このように算出期間Tを0に設定することで、一致度算出処理(図8)で分散Vの値が無限大に設定され(S208:NO,S209)、同一性判定処理(図4)で同一車両でないと判定される(S103:NO)。つまり、一致度算出処理では、算出期間Tがしきい値Tminよりも大きいことを条件として、算出期間Tにおける検出車両の速度の経時的変化と通信車両の速度の経時的変化との相関をとることで、速度挙動の差に応じた分散Vが算出される。具体的には、算出期間Tがしきい値Tmin以下である場合には、算出期間Tがしきい値Tminよりも大きい場合と比較して、分散Vが、検出車両と前記通信車両とが同一車両である可能性が低いことを示す値(本実施形態では無限大)に設定される。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
[1A]検出車両と通信車両とが同一車両であることの可能性を示す指標値である分散Vを算出する一致度算出処理が行われ(S102)、算出された分散Vに基づいて、検出車両と通信車両とが同一車両であるかが判定される(S103)。具体的には、一致度算出処理(S102)では、周辺監視センサ21により検出された検出車両の速度と、無線通信機23により受信された情報の表す通信車両の速度と、に基づいて分散Vが算出される(S202〜S207)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、複数の検出車両が同一方向に近接して走行しているような状況においても、単にGPSの位置情報から判定する場合と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かを正確に判定することができる。
[1B]一致度算出処理では、検出車両の速度の経時的変化と、通信車両の速度の経時的変化と、に基づいて分散Vが算出される(S202〜S207)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かを高い精度で判定することが可能となる。
[1C]一致度算出処理では、分散Vを算出するための期間である算出期間Tにおける検出車両の速度の経時的変化と通信車両の速度の経時的変化との相関をとることで分散Vが算出される(S202〜S207)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かを高い精度で判定することができる。
[1D]一致度算出処理では、算出期間Tにおける検出車両の速度の経時的変化と通信車両の速度の経時的変化との比のばらつきに基づいて分散Vが算出される(S202〜S207)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両の速度の経時的変化と通信車両の速度の経時的変化との相関の度合いを比較的簡単に判定することができる。加えて、検出される速度と実際の速度との間にずれがある場合にも、比較的正確な判定結果を得ることができる。
[1E]一致度算出処理では、検出車両の検出状況に応じて、当該検出車両と通信車両との分散Vを算出するための算出期間Tが設定される(S201)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両の検出状況に関係なく算出期間Tが設定される構成と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かの判定精度を向上させることが可能となる。
[1F]一致度算出処理では、周辺監視センサ21により検出車両が継続して検出されている期間において、当該検出車両と通信車両との分散Vを算出するための算出期間Tが設定される(S301〜S303)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両が継続して検出されていない状況も含む期間において算出期間Tが設定される場合と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かの判定精度を向上させることができる。
[1G]一致度算出処理では、周辺監視センサ21により検出車両が継続して検出されている期間が、当該検出車両と通信車両との分散Vを算出するための算出期間Tに設定される(S301〜S303)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両が継続して検出されている期間の一部が算出期間Tに設定される場合と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かの判定精度を向上させることができる。
[1H]一致度算出処理では、算出期間Tがしきい値Tminよりも大きいことを条件として(S304:YES)、当該算出期間Tにおける検出車両と通信車両との速度の経時的変化との相関をとることで分散Vが算出される(S208:YES)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、算出期間Tがしきい値Tmin以下であることが許容される場合と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かの判定精度を向上させることができる。
[1I]一致度算出処理では、算出期間Tがしきい値Tmin以下である場合には(S304:NO)、しきい値Tminよりも大きい場合と比較して、分散Vが、検出車両と通信車両とが同一車両である可能性が低いことを示す値に設定される(S209)。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、算出期間Tがしきい値Tmin以下である場合には、検出車両と通信車両とが同一車両であると判定されないように(又は判定されにくく)することができる。
[1J]分散Vがしきい値V1未満の場合に、検出車両と通信車両とが同一車両であると判定される(S103:YES,S106)。分散Vがしきい値V1未満の場合とは、換言すれば、分散Vの示す可能性であって検出車両と通信車両とが同一車両である可能性が、しきい値V1が示す可能性よりも大きい場合を意味する。したがって、第1実施形態の車両判定装置10によれば、検出車両と通信車両とのすべてのペアについて同一車両であるか否かの判定を行う必要がなく、処理負荷を低減することができる。
なお、第1実施形態では、周辺監視センサ21が検出手段の一例に相当し、無線通信機23が通信手段の一例に相当する。また、一致度算出処理(S102)が算出ステップの一例及び算出手段としての処理の一例に相当し、S103の判定処理が判定ステップの一例及び判定手段としての処理の一例に相当する。また、しきい値Tminが第1のしきい値の一例に相当し、しきい値V1が第3のしきい値の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、前述した図4の同一性判定処理に代えて、後述する図10の同一性判定処理が行われる点で相違する。このため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
[2−2.処理]
次に、第2実施形態の同一性判定部14が、第1実施形態の同一性判定処理(図4)に代えて実行する同一性判定処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図10におけるS401,S403,S404,S407,S408,S410,S412〜S414の処理は、図4におけるS101〜S109の処理と同様であるため、説明を一部簡略化している。
まず、同一性判定部14は、処理対象の通信車両を表す変数iの値を1に設定し、同様に、処理対象の検出車両を表す変数jの値を1に設定する(S401)。また、同一性判定部14は、後述する候補物標の数をカウントするための変数mの値を0に設定する(S402)。
続いて、同一性判定部14は、一致度算出処理を行い(S403)、算出した分散Vがしきい値V1未満であるか否かを判定する(S404)。同一性判定部14は、分散Vがしきい値V1未満であると判定した場合には(S404:YES)、変数mの値に1を加算し(S405)、検出車両jを候補物標としてリストに登録した後(S406)、処理をS407へ移行させる。つまり、同一性判定部14は、通信車両iと検出車両jとが同一車両である可能性が高い場合に、検出車両jを候補物標として登録する。一方、同一性判定部14は、分散Vがしきい値V1未満でない(しきい値V1以上である)と判定した場合には(S404:NO)、S405〜S406をスキップして処理をS407へ移行させる。
S407で、同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上であるか否かを判定する(S407)。同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上でないと判定した場合には(S407:NO)、変数jの値に1を加算して(S408)、処理をS403へ戻す。
一方、同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上であると判定した場合には(S407:YES)、変数mの値が1であるか否かを判定する(S409)。
同一性判定部14は、変数mの値が1である(つまり、候補物標として登録されている検出車両が1台である)と判定した場合には(S409:YES)、通信車両iと検出車両jとが同一車両であると判定し(S410)、処理をS412へ移行させる。一方、同一性判定部14は、変数mの値が1でない(つまり、候補物標として登録されている検出車両が0台又は複数台である)と判定した場合には(S409:NO)、通信車両iについての判定を中断し(S411)、処理をS412へ移行させる。このように、同一車両であると判定される検出車両の数が1つに決まらない場合に、判定失敗として、判定のための処理が中断される。
S412で、同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上であるか否かを判定する(S412)。同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上でないと判定した場合には(S412:NO)、変数iの値に1を加算し(S413)、変数jの値を1にリセットして(S414)、処理をS402へ戻す。一方、同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上であると判定した場合には(S412:YES)、図10の同一性判定処理を終了する。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果[1A]〜[1I]に加え、以下の効果が得られる。
[2A]同一の通信車両に対し、分散Vがしきい値V1未満となる検出車両が存在しない又は複数存在する場合に、当該通信車両と同一車両である検出車両の判定を行わない(S409:YES,S410)。したがって、第2実施形態の車両判定装置10によれば、同一車両でないにもかかわらず同一車両であると誤判定してしまうことを生じにくくすることができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、前述した図4の同一性判定処理に代えて、後述する図11の同一性判定処理が行われる点で相違する。このため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
[3−2.処理]
次に、第3実施形態の同一性判定部14が、第1実施形態の同一性判定処理(図4)に代えて実行する同一性判定処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、図11におけるS501,S504,S508,S509,S511,S513〜S515の処理は、図4におけるS101,S102,S104〜S109の処理と同様であるため、説明を一部簡略化している。
まず、同一性判定部14は、処理対象の通信車両を表す変数iの値を1に設定し、同様に、処理対象の検出車両を表す変数jの値を1に設定する(S501)。また、同一性判定部14は、後述するしきい値Vminの値を無限大に設定し(S502)、後述する変数jselの値をnull(無を表す値)に設定する(S503)。
続いて、同一性判定部14は、一致度算出処理を行い(S504)、算出した分散Vがしきい値Vmin未満であるか否かを判定する(S505)。同一性判定部14は、分散Vがしきい値Vmin未満であると判定した場合には(S505:YES)、しきい値Vminの値を現状の分散Vの値に設定し(S506)、変数jselの値を現状の変数jの値に設定した後(S507)、処理をS508へ移行させる。つまり、しきい値Vminの値を現状の分散Vの値まで低下させ、当該分散Vに対応する変数jの値を変数jselに代入する。このような処理により、しきい値Vminは、分散Vの最小値を表す値となり、変数jselは、最小の分散Vに対応する検出車両を表す値となる。
一方、同一性判定部14は、分散Vがしきい値Vmin未満でない(しきい値Vmin以上である)と判定した場合には(S505:NO)、S506〜S507をスキップして処理をS508へ移行させる。
S508で、同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上であるか否かを判定する(S508)。同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上でないと判定した場合には(S508:NO)、変数jの値に1を加算して(S509)、処理をS504へ戻す。
一方、同一性判定部14は、変数jの値が検出車両の最大数jmax以上であると判定した場合には(S508:YES)、変数jselの値がnullであるか否かを判定する(S510)。
同一性判定部14は、変数jselの値がnullでないと判定した場合には(S510:NO)、通信車両iと検出車両jselとが同一車両であると判定し(S511)、処理をS513へ移行させる。つまり、検出車両j=1〜jmaxの中で通信車両iに対する一致度の最も高い検出車両が、同一車両であると判定される。
一方、同一性判定部14は、変数jselの値がnullであると判定した場合には(S510:YES)、通信車両iについての判定を中断し(S512)、処理をS513へ移行させる。つまり、通信車両iに対する検出車両j=1〜jmaxの分散がすべて無限大である場合に、判定失敗として、判定のための処理が中断される。
S513で、同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上であるか否かを判定する(S513)。同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上でないと判定した場合には(S513:NO)、変数iの値に1を加算し(S514)、変数jの値を1にリセットして(S515)、処理をS502へ戻す。一方、同一性判定部14は、変数iの値が通信車両の最大数imax以上であると判定した場合には(S513:YES)、図11の同一性判定処理を終了する。
[3−3.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果[1A]〜[1I]に加え、以下の効果が得られる。
[3A]分散Vの示す可能性であって検出車両と通信車両とが同一車両である可能性(つまり一致度)の最も高い組合せの検出車両と通信車両とが、同一車両であると判定される(S504〜S509,S511)。したがって、第3実施形態の車両判定装置10によれば、例えば一致度が全体的に高い又は低いといった複数の組合せの傾向に関係なく、同一車両である可能性が高い検出車両と通信車両との組合せを1つに特定することができる。
[4.第4実施形態]
[4−1.第1実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、図12に示すように、分散Vを算出する際に、算出期間Tにおける速度変動に特徴のある期間の重みを、残りの期間の重みと比較して大きくする点で相違する。具体的には、前述した図8の一致度算出処理に代えて、後述する図13の一致度算出処理が行われる点で相違する。このため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
[4−2.処理]
次に、第4実施形態の同一性判定部14が、第1実施形態の一致度算出処理(図8)に代えて実行する一致度算出処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。図13の一致度算出処理では、図8の一致度算出処理におけるS207に代えて、S607の処理が実行される。その他の処理は図8と同様であるため説明を省略する。
S607で、同一性判定部14は、算出期間Tにおける速度変動に特徴のある期間を考慮して、速度比Rの分散Vを算出する分散算出処理を行う。具体的には、図14に示すように、通信車両iの速度Vi c(t)を微分して加速度Ai c(t)を算出し、加速度Ai c(t)がしきい値A1以上である期間(速度の経時的変化が大きい期間)を、速度変動に特徴のある期間とする。しきい値A1は、速度変動に特徴があるか否かの判定基準として設定されたしきい値である。そして、式(6)に示すように、速度比Rの分散Vを算出する際に、重み付けを行う。ただし、Ai c(t)≧A1の場合、WAC=W1であり(W1>1)、Ai c(t)<A1の場合、WAC=1である。なお、しきい値A1が第2のしきい値の一例に相当する。
このような分散算出処理の具体的処理手順について、図15のフローチャートを用いて説明する。
まず、同一性判定部14は、算出期間Tにおける速度比Rの平均値Rj Aを算出する(S701)。続いて、同一性判定部14は、変数nの値を0に設定する(S702)。
続いて、同一性判定部14は、式(7)に従い、通信車両iの加速度の絶対値を算出する(S703)。
続いて、同一性判定部14は、算出した加速度の絶対値がしきい値A1以上であるか否かを判定する(S704)。同一性判定部14は、加速度の絶対値がしきい値A1以上であると判定した場合には(S704:YES)、重み係数WAC=W1とし(S705)、しきい値A1未満であると判定した場合には(S704:NO)、重み係数WAC=1とする(S706)。
続いて、同一性判定部14は、式(8)に従い、重み係数WACを加味し、速度比Rと平均値Rj Aとの偏差を算出する(S707)。
続いて、同一性判定部14は、変数nの値に1を加算し(S708)、変数nの値が算出期間Tの値以上であるか否かを判定する(S709)。つまり、T回分の情報すべてについて、S703〜S707の処理を行ったか否かを判定する。同一性判定部14は、変数nの値が算出期間Tの値以上でない(算出期間Tの値未満である)と判定した場合には(S709:NO)、処理をS703へ戻す。
一方、同一性判定部14は、変数nの値が算出期間Tの値以上であると判定した場合には(S709:YES)、式(9)に基づき、重み係数WACが加味された分散Vを算出し(S710)、図15の分散算出処理を終了する。
[4−3.効果]
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果[1A]〜[1J]に加え、以下の効果が得られる。
[4A]一致度算出処理では、通信車両の速度の経時的変化の特徴に基づいて分散Vが算出される。したがって、第4実施形態の車両判定装置10によれば、経時的変化の特徴に関係なく分散Vが算出される場合と比較して、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かの判定精度を向上させることができる。
[4B]算出期間Tのうち、加速度Ai c(t)がしきい値A1以上である部分期間は、加速度Ai c(t)がしきい値A1未満である部分期間と比較して、分散Vの算出における重みが大きく設定される。したがって、通信車両の速度の経時的変化が比較的小さい場合であっても、検出車両と通信車両とが同一車両であるか否かを高い精度で判定することができる。なお、通信車両の速度の経時的変化の特徴に代えて、検出車両の速度の経時的変化の特徴に基づいて重み付けを行っても同様の効果が得られる。
[5.第5実施形態]
[5−1.第1実施形態との相違点]
第5実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、検出車両の位置と通信車両の位置とを比較することで、同一車両の可能性がある組合せをあらかじめ絞り込む点で相違する。例えば図16に示すように、無線通信機23により受信された他車両(通信車両)2の絶対位置と周辺監視センサ21により検出された他車両(検出車両)2の相対位置とを比較することで、当該通信車両と同一車両である可能性が高い検出車両の候補を絞り込む。図16の例では、ある通信車両と同一車両の可能性がある検出車両2が、当該通信車両の位置情報を中心に設定された円領域A内の2台の検出車両2に絞り込まれる。そして、絞り込んだ候補に対して、上記各実施形態で説明したように、速度情報に基づき同一車両であるか否かを判定する。つまり、第5実施形態では、速度情報に基づく判定を行う前に、位置情報に基づく絞り込みを行う。具体的には、前述した図4の同一性判定処理に代えて、後述する図17の同一性判定処理が行われる点で相違する。このため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
[5−2.処理]
次に、第5実施形態の同一性判定部14が、第1実施形態の同一性判定処理(図4)に代えて実行する同一性判定処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。図17の同一性判定処理では、図4の同一性判定処理に加え、S802〜S803の処理が行われる。その他の処理は図4と同様であるため説明を省略する。
S802で、同一性判定部14は、通信車両iと検出車両jとが同一車両である可能性を位置情報に基づいて判定する位置情報判定処理を行う。そして、同一性判定部14は、同一車両の可能性があると判定した場合には(S803:YES)、一致度算出処理(S804)を行い、同一車両の可能性がないと判定した場合には(S803:NO)、一致度算出処理(S804)をスキップする。
次に、同一性判定処理(図17)のS802で行われる位置情報判定処理の具体的処理手順について、図18のフローチャートを用いて説明する。
まず、同一性判定部14は、自車両1の絶対位置及び通信車両iの絶対位置から、通信車両iの相対距離Dc及び相対横距離Lcを算出する(S901)。なお、水平面において、自車両1の前方方向をY軸、それに直交する方向(車幅方向)をX軸とした場合、相対横距離LcはX座標に相当し、相対距離DcはY座標に相当する。
続いて、同一性判定部14は、検出車両jの相対距離Drと通信車両iの相対距離Dcとの差Ddifを算出し(S902)、算出した差Ddifがしきい値D1未満であるか否かを判定する(S903)。しきい値D1は、検出車両jと通信車両iとが相対距離に基づいて同一車両の可能性があるか否かを判定するための基準として設定されたしきい値である。
同一性判定部14は、差Ddifがしきい値D1未満であると判定した場合には(S903:YES)、検出車両jの相対横距離Lrと通信車両iの相対横距離Lcとの差Ldifを算出する(S904)。そして、同一性判定部14は、算出した差Ldifがしきい値L1未満であるか否かを判定する(S905)。しきい値L1は、検出車両jと通信車両iとが相対横距離に基づいて同一車両の可能性があるか否かを判定するための基準として設定されたしきい値である。
同一性判定部14は、差Ldifがしきい値L1未満であると判定した場合には(S905:YES)、通信車両iと検出車両jとが同一車両の可能性があると判定し(S906)、図18の位置情報判定処理を終了する。
一方、同一性判定部14は、S903で差Ddifがしきい値D1未満でないと判定した場合や(S903:NO)、S905で差Ldifがしきい値L1未満でないと判定した場合には(S905:NO)、処理をS907へ移行させる。S907で、同一性判定部14は、通信車両iと検出車両jとが同一車両の可能性がないと判定し、図18の位置情報判定処理を終了する。
[5−3.効果]
以上詳述した第5実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果[1A]〜[1J]に加え、以下の効果が得られる。
[5A]周辺監視センサ21により検出された検出車両の位置と、無線通信機23により受信された情報の表す通信車両の位置と、に基づいて同一車両であると判定する候補が絞り込まれる。したがって、第5実施形態によれば、処理負荷を低減することができるとともに、誤判定を生じにくくすることができる。
[6.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[6A]上記実施形態では、他車両2が継続して検出(捕捉)されている期間(ロストしていない期間)をそのまま算出期間Tとしているが、これに限定されるものではない。例えば、他車両2が継続して検出されている期間の一部を算出期間Tとしてもよい。
[6B]本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…自車両、2…他車両、10…車両判定装置、11…監視情報蓄積部、12…検出情報蓄積部、13…通信情報蓄積部、14…同一性判定部、21…周辺監視センサ、22…状態検出センサ、23…無線通信機、24…車両制御装置。

Claims (15)

  1. 他車両(2)の速度を検出する検出手段(21)と、他車両により送信された当該他車両の速度を表す情報を受信する通信手段(23)と、を備える車両(1)に搭載された車両判定装置(10)で用いられる車両判定方法であって、
    前記検出手段により速度が検出された他車両である検出車両と、前記通信手段により受信された情報の送信元の他車両である通信車両と、が同一車両であることの可能性を示す指標値が算出される算出ステップ(S102)と、
    前記算出ステップで算出された前記指標値に基づいて、前記検出車両と前記通信車両とが同一車両であるかが判定される判定ステップ(S103)と、
    を備え、
    前記算出ステップでは、前記検出手段により検出された前記検出車両の速度と、前記通信手段により受信された情報の表す前記通信車両の速度と、に基づいて前記指標値が算出される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  2. 請求項1に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記検出車両の速度の経時的変化と、前記通信車両の速度の経時的変化と、に基づいて前記指標値が算出される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  3. 請求項2に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、指標値を算出するための期間である算出期間における前記検出車両の速度の経時的変化と前記通信車両の速度の経時的変化との相関をとることで前記指標値が算出される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  4. 請求項3に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記算出期間における前記検出車両の速度の経時的変化と前記通信車両の速度の経時的変化との比のばらつきに基づいて前記指標値が算出される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記検出車両の検出状況に応じて、当該検出車両と前記通信車両との前記指標値を算出するための前記算出期間が設定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  6. 請求項5に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記検出手段により前記検出車両が継続して検出されている期間において、当該検出車両と前記通信車両との前記指標値を算出するための前記算出期間が設定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記検出手段により前記検出車両が継続して検出されている期間が、当該検出車両と前記通信車両との前記指標値を算出するための前記算出期間に設定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  8. 請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記算出期間が第1のしきい値よりも大きいことを条件として、当該算出期間における前記検出車両の速度の経時的変化と前記通信車両の速度の経時的変化との相関をとることで前記指標値が算出される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  9. 請求項8に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記算出期間が前記第1のしきい値以下である場合には、前記算出期間が前記第1のしきい値よりも大きい場合と比較して、前記指標値が、前記検出車両と前記通信車両とが同一車両である可能性が低いことを示す値に設定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  10. 請求項3から請求項9までのいずれか1項に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記検出車両の速度又は前記通信車両の速度の経時的変化の特徴に基づいて前記指標値が算出される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  11. 請求項10に記載の車両判定方法であって、
    前記算出ステップでは、前記算出期間のうち、前記検出車両の加速度又は前記通信車両の加速度が第2のしきい値以上である部分期間は、前記第2のしきい値未満である部分期間と比較して、前記指標値の算出における重みが大きく設定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の車両判定方法であって、
    前記判定ステップでは、前記指標値の示す可能性であって前記検出車両と前記通信車両とが同一車両である可能性が、第3のしきい値が示す可能性よりも大きい場合に、前記検出車両と前記通信車両とが同一車両であると判定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  13. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の車両判定方法であって、
    前記判定ステップでは、前記指標値の示す可能性であって前記検出車両と前記通信車両とが同一車両である可能性が最も高い組合せの前記検出車両と前記通信車両とが同一車両であると判定される
    ことを特徴とする車両判定方法。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の車両判定方法であって、
    前記検出手段は、他車両の位置を検出可能であり、
    前記通信手段は、他車両の位置を表す情報を受信可能であり、
    前記判定ステップでは、前記検出手段により検出された前記検出車両の位置と、前記通信手段により受信された情報の表す前記通信車両の位置と、に基づいて同一車両であると判定する候補が絞り込まれる
    ことを特徴とする車両判定方法。
  15. 他車両(2)の速度を検出する検出手段(21)と、他車両により送信された当該他車両の速度を表す情報を受信する通信手段(23)と、を備える車両(1)に搭載された車両判定装置(10)であって、
    前記検出手段により速度が検出された他車両である検出車両と、前記通信手段により受信された情報の送信元の他車両である通信車両と、が同一車両であることの可能性を示す指標値を算出する算出手段(14,S102)と、
    前記算出手段により算出された前記指標値に基づいて、前記検出車両と前記通信車両とが同一車両であるかを判定する判定手段(14,S103)と、
    を備え、
    前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記検出車両の速度と、前記通信手段により受信された情報の表す前記通信車両の速度と、に基づいて前記指標値を算出する
    ことを特徴とする車両判定装置。
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