JP2014214736A - スクロール流体機械 - Google Patents

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祐司 ▲高▼村
Yuji Takamura
角田 昌之
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
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Abstract

【課題】渦巻に弁を取り付けることなく、渦巻への流体吸入時の圧力損失を低減するようにしたスクロール流体機械を提供する。【解決手段】スクロール圧縮機100は、固定渦巻4及び揺動渦巻5の少なくとも一方が、渦巻インボリュート終りよりも外側の渦巻エッジが曲面で構成された先細り形状となっている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばスクロール圧縮機、スクロールポンプ等に適用されるスクロール流体機械に関するものである。
従来、「ハウジングと、端板と端板の一方の面に形成されたうず巻き体とを有しハウジング内に配設固定された固定スクロールと、端板と端板の一方の面に形成され固定スクロールのうず巻き体に対して角度をずらしてかみ合い固定スクロールのうず巻き体との間にポケットを形成するうず巻き体とを有しハウジング内に配設された可動スクロールと、可動スクロールを固定スクロールに対して公転運動させる駆動装置とを備え、少なくとも一方のうず巻き体のうず巻き終端近傍部にうず巻き体を径方向に貫通する貫通穴が形成され、貫通穴に吸入行程時にのみ開く逆止弁が取り付けられている」スクロール型圧縮機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のスクロール型圧縮機は、固定渦巻及び揺動渦巻の終端部近傍に、渦巻を径方向に貫通する貫通穴を形成し、貫通穴に吸入行程時にのみ開く逆止弁が取り付けられているので、スクロール圧縮機が吸入行程にある時に、貫通穴が開放され、圧縮室への連通流路の断面積が増加するようになっている。この結果、特許文献1に記載のスクロール型圧縮機においては、高速回転時の圧力損失の増加が抑制され、高速回転時の体積効率低下が抑制される。
特開平09−112457号公報(図2等参照)
上記特許文献1に示されたスクロール型圧縮機の渦巻構造は、弁が付いているため、その分、部品点数が増加している。そのため、上記特許文献1に示されたスクロール型圧縮機は、コストが上昇してしまうだけでなく、組立性が悪化してしまうという課題があった。また、上記特許文献1に示されたスクロール型圧縮機の弁取り付け部は、周囲の渦巻壁面より窪んでいるため、そこからの流体漏れや弁取り付け部の強度低下等の課題も有していた。
本発明は、上述のような課題の少なくとも1つを解決するためになされたもので、渦巻に弁を取り付けることなく、渦巻への流体吸入時の圧力損失を低減するようにしたスクロール流体機械を提供することを第1の目的としている。本発明は、また、渦巻の強度低下及び冷媒漏れを起こすことなく、圧力損失を低減するようにしたスクロール流体機械を提供することを第2の目的としている。
本発明に係るスクロール流体機械は、固定渦巻を備えた固定スクロールと、揺動渦巻を備えた揺動スクロールと、前記固定渦巻と前記揺動渦巻とを組み合わせた状態で前記固定スクロール及び前記揺動スクロールが実装されるフレームと、前記フレームが固定される密閉容器と、を備え、前記固定渦巻及び前記揺動渦巻の少なくとも一方は、前記渦巻のインボリュート終りよりも外側の渦巻エッジを、曲面かつ先細り形状に構成しているものである。
本発明に係るスクロール流体機械によれば、吸入する流体の流れの方向を吸込口と平行方向に整えることができ、流体の流れ方向が急変することにより流路内によどみ点が発生することを防止し、吸入流体の圧力損失を低減することが可能である。
本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の概略構成を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の固定渦巻及び揺動渦巻を説明するための概略平面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の渦巻形状の詳細を示す拡大概略平面図である。 一般的なスクロール圧縮機の揺動渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 一般的なスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機の揺動渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機100の概略構成を示す縦断面図である。図1に基づいて、スクロール圧縮機100の構成及び動作について説明する。このスクロール圧縮機100は、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器等の各種産業機械に用いられる冷凍サイクルの構成要素の一つとなるものである。
[スクロール圧縮機100の概略構成]
スクロール圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。このスクロール圧縮機100は、ミドルシェル25、アッパーシェル24、ロアーシェル26により構成される密閉容器50内に固定スクロール51と固定スクロール51に対して揺動する揺動スクロール52とを組み合わせた圧縮機構が実装されている。また、スクロール圧縮機100は、密閉容器50内に電動回転機械等からなる回転駆動手段を備えている。そして、密閉容器50内において、圧縮機構が上側に、回転駆動手段が下側に、それぞれ配置されている。
密閉容器50は、ミドルシェル25の上部にアッパーシェル24、ミドルシェル25の上部にロアーシェル26が設けられて構成されている。ロアーシェル26は、潤滑油を貯留する油溜め18となっている。また、ミドルシェル25には、冷媒回路と接続され、冷媒回路からの冷媒ガスを取り込むための吸入管7が接続されている。アッパーシェル24には、冷媒回路と接続され、冷媒回路に冷媒ガスを吐き出すための吐出管1が接続されている。なお、ミドルシェル25内部は低圧室53に、アッパーシェル24内部は高圧室54になっている。
固定スクロール51は、台板51aと、台板51aの一方の面に立設された渦巻突起である固定渦巻4と、で構成されている。また、揺動スクロール52は、台板52aと、台板52aの一方の面に立設され、実質的に同一形状であり固定渦巻4と噛み合わせられるように立設された渦巻突起である揺動渦巻5と、で構成されている。なお、台板52aの他方の面(揺動渦巻5の形成面とは反対側の面(背面))は、揺動スクロールスラスト軸受として作用する。
揺動スクロール52及び固定スクロール51は、吸入ポート6aが形成されているフレーム6に収納される。揺動スクロール52は、圧縮機運転中に生じるスラスト軸受荷重が揺動スクロールスラスト軸受を介してフレーム6で支持されるようになっている。なお、フレーム6がスラスト軸受荷重に対して十分な硬度を持たない場合は、揺動スクロールスラスト軸受とフレーム6との間に、スラスト軸受荷重に対して十分な硬度を持つ素材から成るスラストプレートを挿入する構造としてもよい。
揺動スクロール52及び固定スクロール51は、揺動渦巻5と固定渦巻4とを互いに組み合わせ、密閉容器50内に装着されている。揺動スクロール52及び固定スクロール51が組み合わされた状態では、固定渦巻4と揺動渦巻5の巻方向が互いに逆となる。揺動渦巻5と固定渦巻4との間には、相対的に容積が変化する圧縮室55が形成される。なお、固定スクロール51及び揺動スクロール52には、固定渦巻4及び揺動渦巻5の先端面からの冷媒漏れを低減するため、固定渦巻4及び揺動渦巻5の先端面(上端面、下端面)にシール(図2に示すシール60)が配設されている。
固定スクロール51は、フレーム6にボルト56a等によって固定されている。固定スクロール51の台板51aの中央部には、圧縮され、高圧となった冷媒ガスを吐出する吐出ポート57が形成されている。台板51aの高圧室54側には、吐出チャンバー3が設置されている。また、吐出チャンバー3の高圧室54側には、マフラー2が設置されている。吐出チャンバー3及びマフラー2は、吐出ポート57を覆うように、ボルト56b等によって台板51aに固定されている。なお、マフラー2は、吐出ポート57から吐出された冷媒の冷媒音を抑制するためのものである。
そして、圧縮され、高圧となった冷媒ガスは、吐出ポート57、吐出チャンバー3、マフラー2を経て、固定スクロール51の上部に設けられている高圧室54に排出される。高圧室54に排出された冷媒ガスは、吐出管1を介して冷凍サイクルに吐出されることになる。なお、吐出ポート57には、高圧室54から吐出ポート57側への冷媒の逆流を防止する吐出弁58が設けられている。
揺動スクロール52は、自転運動を阻止するためのオルダムリング23により、固定スクロール51に対して自転運動をすることなく公転旋回運動(揺動運動)を行うようになっている。また、揺動スクロール52の揺動渦巻5形成面とは反対側の面の略中心部には、中空円筒形状のボス部2bが形成されている。このボス部2bには、主軸14の上端に設けられた偏心軸部14aが挿入される。ボス部2bには揺動軸受21が設けられている。具体的には、揺動軸受21には、スライダー22が回転自在に挿入され、このスライダー22のスライド面側(中心側面側)に主軸14の上端に設けられた偏心軸部14aが挿入される。そして、揺動軸受21の内周部とスライダー22の外周部とが潤滑油を介して密着し、揺動軸受部を構成するようになっている。
オルダムリング23は、上方に向かって突出させたオルダム爪が揺動スクロール52の揺動スクロールスラスト軸受面に形成されたオルダム溝(図示省略)に、下方に向かって突出させたオルダム爪がフレーム6に形成されたオルダム溝(図示省略)に、それぞれ摺動可能に収納されるように設置されている。なお、オルダムリング23は、台板52aの揺動スクロール52の揺動渦巻5形成面側に設置するようにしてもよい。
フレーム6は、揺動スクロール52及び固定スクロール51を支持するものであり、密閉容器50内(ミドルシェル25の上部の内面)に固着されるようになっている。たとえば、フレーム6は、焼きばめや溶接等によって外周面が密閉容器50の内周面に固着されている。また、フレーム6の中心開口部には、回転駆動手段(特に主軸14)の回転を支持するための主軸受19が設けられている。また、主軸受19の内周には、主軸14の傾きを吸収するスリーブ20が嵌められている。さらに、フレーム6には、潤滑油を油溜め18に排出する排油パイプ8が接続されている。
回転駆動手段は、主軸14に固定されたロータ12、ステータ11、及び回転軸である主軸14等で構成されている。ロータ12は、主軸14に焼き嵌め固定され、ステータ11への通電が開始することにより回転駆動し、主軸14を回転させるようになっている。すなわち、ステータ11及びロータ12で電動回転機械を構成している。ロータ12は、ミドルシェル25の中間部の内面に焼き嵌め固定されたステータ11とともに主軸14に固定されている第1バランサ10の下部に配置されている。なお、ステータ11には、図示省略の電源端子を介して電力が供給されるようになっている。
主軸14は、ロータ12の回転に伴って回転し、揺動スクロール52を旋回させるようになっている。この主軸14の上部(偏心軸部14a近傍)は、フレーム6の中央部に設けられた主軸受19によって回転自在に支持されている。主軸14の上端側外周には、揺動スクロール52を支承するスライダー22が設置されている。
一方、主軸14の下部は、ボールベアリング16によって回転自在に支持されている。このボールベアリング16は、密閉容器50の下部に設けられたサブフレーム15の中央部に形成された軸受収納部に圧入固定されている。また、サブフレーム15には、容積型のオイルポンプ17が設けられている。このオイルポンプ17で吸引された潤滑油は、主軸14の内部形成された油穴14b等を介して各摺動部に送られる。
また、主軸14の上部には、揺動スクロール52が偏心軸部14aに装着されて揺動することにより生じる主軸14の回転中心に対してアンバランスを相殺するため、第1バランサ10が設けられている。ロータ12の下部には、揺動スクロール52が偏心軸部14aに装着されて揺動することにより生じる主軸14の回転中心に対してアンバランスを相殺するため、第2バランサ13が設けられている。第1バランサ10は主軸14の上部に焼き嵌めによって固定され、第2バランサ13はロータ12の下部にロータ12と一体的に固定される。
また、主軸受19を潤滑して下方に漏れ出た潤滑油が、回転する第1バランサ10によって飛散して冷媒と共に圧縮室に流入するのを防止するバランサカバー9を備えている。バランサカバー9は、例えば板金部材で形成され、フレーム6の下面にネジ固定するとよい。
揺動スクロール52にはロータ12と一体化した主軸14を通じて回転動力が供給される。そして、オルダムリング23により揺動スクロール52の自転が規制されながら、揺動スクロール52は、揺動半径αで揺動運動する(図2参照)。こうすることにより、スクロール圧縮機100では、圧縮室30の容積を徐々に小さくし、流体を圧縮し、高圧の流体として吐出を行う。なお、揺動半径αは、渦巻の形状や、クランク軸の偏心量などによって決まる。揺動半径とは、揺動スクロールスラスト軸受に揺動スクロール52を揺動運動させる主軸14に対する偏心軸部14aの偏心量を意味している。
[スクロール圧縮機100の動作]
スクロール圧縮機100の動作を流体の流れる経路とともに説明する。
電源端子に通電すると、ステータ11の電線部に電流が流れ、磁界が発生する。この磁界は、ロータ12を回転させるように働く。つまり、ステータ11とロータ12とにトルクが発生し、ロータ12が回転する。ロータ12が回転すると、それに伴い主軸14が回転駆動される。主軸14が回転駆動されると、オルダムリング23により自転を抑制された揺動スクロール52は、揺動運動を行う。
ロータ12が回転するとき、主軸14の上部に固定されている第1バランサ10と、ロータ12の下部に固定されている第2バランサ13と、で揺動スクロール52の偏心公転運動に対する静的及び動的バランスを保っている。これにより、主軸14の上部に偏心支持され、オルダムリング23により自転を抑制された揺動スクロール52が揺動されて公転旋回を始める。
これにより、流体が吸入管7からスクロール圧縮機100の密閉容器50内に取り込まれる。取り込まれた流体は、フレーム6の吸入ポート6aを介して圧縮室55内へ流れ、吸入過程が開始される。圧縮室55は、揺動スクロール52の揺動運動により揺動スクロール52の中心へ移動し、さらに体積が縮小される。この工程により、圧縮室55に吸入された流体は圧縮されていく。圧縮された冷媒は、固定スクロール51の吐出ポート57、吐出チャンバー3、吐出弁58、マフラー2を介して高圧室54に流入する。そして、吐出管1を介して密閉容器50から吐出される。
図2は、スクロール圧縮機100の固定渦巻4及び揺動渦巻5を説明するための概略平面図である。図3は、スクロール圧縮機100の渦巻形状の詳細を示す拡大概略平面図である。図4は、一般的なスクロール圧縮機の揺動渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。図5は、一般的なスクロール圧縮機の固定渦巻終端部での流体の流れを説明するための説明図である。図6は、スクロール圧縮機100の揺動渦巻終端部5cでの流体の流れを説明するための説明図である。図2〜図6に基づいて、スクロール圧縮機100の渦巻について説明する。なお、図2では、揺動渦巻5の内部にシール60が見えている状態を図示している。また、図3では、揺動渦巻5のインボリュート終り周辺を示している。
上述したように、スクロール圧縮機100では、固定渦巻4と揺動渦巻5とが互い違いに組み合わされて圧縮室30を形成し、揺動渦巻5が揺動半径αで揺動運動することで圧縮室30の容積を徐々に狭め、流体の圧縮を行うようになっている。
以下の説明において、固定渦巻4のインボリュート終りを固定渦巻インボリュート終り4a、固定渦巻インボリュート終り4aよりも外側の端部を固定渦巻エッジ4b、固定渦巻4の固定渦巻インボリュート終り4a側の端部を固定渦巻終端部4c、固定渦巻インボリュート終り4a側の流体吸込口を固定渦巻側吸込口4e、固定渦巻4の外周側壁面を固定渦巻壁面4d、とそれぞれ称する。
同様に、揺動渦巻5のインボリュート終りを揺動渦巻インボリュート終り5a、揺動渦巻インボリュート終り5aよりも外側の端部を揺動渦巻エッジ5b、揺動渦巻5の揺動渦巻インボリュート終り5a側の端部を揺動渦巻終端部5c、揺動渦巻インボリュート終り5a側の流体吸込口を揺動渦巻側吸込口5e、揺動渦巻5の外周側壁面を揺動渦巻壁面5d、とそれぞれ称する。
圧縮室30への流体吸入は、固定渦巻終端部4cと揺動渦巻壁面5dとの隙間である固定渦巻側吸込口4eと、揺動渦巻終端部5cと固定渦巻壁面4dとの隙間である揺動渦巻側吸込口5eと、の2箇所から行われる。固定渦巻側吸込口4eは、揺動渦巻壁面5dが揺動運動することで、揺動渦巻5が一回転する間に開口幅が0〜2αの範囲で変化する。一方、揺動渦巻側吸込口5eは、揺動渦巻終端部5cが揺動運動することで、開口幅が0〜2αの範囲で変化する。そして、流体の圧縮は、固定渦巻インボリュート終り4a、揺動渦巻インボリュート終り5aの点よりも内側で行われる。なお、固定渦巻エッジ4bと揺動渦巻壁面5d、及び、揺動渦巻エッジ5bと固定渦巻壁面4dは、揺動渦巻5が一回転する過程のどの位相でも接触しない。
固定渦巻エッジ4b及び揺動渦巻エッジ5bの形状を、図3に示すように、細長く、徐々に先細る先細り形状にする。加えて、固定渦巻エッジ4b及び揺動渦巻エッジ5bの側面(吸込口側の側面)及び先端部を曲面で構成する。ここで、渦巻エッジ長さをL、渦巻エッジ縮小幅をh、渦巻エッジ先端部形状曲率をr、揺動渦巻揺動半径をαとすると、h/L≦0.3、L/α≧2、0.3≦r/α≦0.6として、渦巻エッジ(固定渦巻エッジ4b、揺動渦巻エッジ5b)を構成するとよい。なお、図3では、揺動渦巻5の揺動渦巻インボリュート終り5aの周辺を示しているが、固定渦巻4側でも同様に構成されているものとする。ただし、固定渦巻4側、揺動渦巻5側の少なくとも一方の渦巻エッジの形状が、曲面で構成された先細り形状になっていればよい。
図4を用いて、一般的なスクロール圧縮機における揺動渦巻側吸込口5eから流体が吸入される際に発生する圧力損失の原因について説明する。なお、図4では、スクロール圧縮機100に対応する符号については、スクロール圧縮機100と同様の符号を付記している。図4においては、揺動渦巻側吸込口5eに平行方向から流入する流体の流れを流線Aとして表し、垂直方向から流入する流体の流れを流線Bとして表している。
流線Bは揺動渦巻エッジ5bを周りこむように圧縮室30に吸入される。揺動渦巻エッジ5bを周りこむ際、流体の流れの方向が急転換されるため、剥離が発生し、流線Bは揺動渦巻終端部5cから離れていく。これにより、揺動渦巻終端部5c近傍には流速がほぼ0であるよどみ点が発生する。このため、揺動渦巻終端部5cと固定渦巻壁面4dとの間の流路面積からよどみ点の面積を除いたものが、実際の有効流路面積となる。この狭い流路面積を、流線A及び流線Bが通るため、流速が大きくなる。一般に流速の二乗に比例して圧力損失が増加することが知られており、この有効流路中は流速が大きいため、大きな圧力損失が発生する。
次に、図5を用いて、一般的なスクロール圧縮機における固定渦巻側吸込口4eから流体が吸入される際に発生する圧力損失の原因について説明する。なお、図5では、スクロール圧縮機100に対応する符号については、スクロール圧縮機100と同様の符号を付記している。図5においては、固定渦巻側吸込口4eに平行方向から流入する流体の流れを流線Aとして表し、垂直方向から流入する流体の流れを流線Bとして表している。
流線Bは固定渦巻エッジ4bを周りこむように圧縮室30に吸入される。揺動渦巻側吸込口5eからの吸入と同様に、固定渦巻エッジ4b流れを周りこむ際、流体の流れ方向が急転換させるため、剥離が発生し、流線Bは固定渦巻終端部4cから離れていく。これにより、固定渦巻終端部4c近傍には流速がほぼ0であるよどみ点が発生する。このため、固定渦巻終端部4cと揺動渦巻壁面5dとの間の流路面積からよどみ点の面積を除いたものが、実際の有効流路面積となる。この狭い流路面積を、流線A及び流線Bが通るため、流速が大きくなる。一般に流速の二乗に比例して圧力損失が増加することが知られており、この有効流路中は流速が大きいため、大きな圧力損失が発生する。
図6を用いて、スクロール圧縮機100における固定渦巻側吸込口4eから流体が吸入される際に発生する圧力損失について説明する。図6では、揺動渦巻5の揺動渦巻インボリュート終り5aの周辺を示しているが、固定渦巻4側でも同様に構成されているものとする。つまり、以下の説明においても、固定渦巻4側、揺動渦巻5側の双方の渦巻エッジをh/L≦0.3、L/α≧2、0.3≦r/α≦0.6として構成した場合を例にする。ただし、少なくとも一方の渦巻エッジがh/L≦0.3、L/α≧2、0.3≦r/α≦0.6として構成されていればよい。
上述したように、渦巻エッジ(固定渦巻エッジ4b、揺動渦巻エッジ5b)は、h/L≦0.3、L/α≧2、0.3≦r/α≦0.6として構成するとよい。h/Lを0.3以下にし、長い区間かけて徐々に渦巻エッジ(固定渦巻エッジ4b、揺動渦巻エッジ5b)の表面形状を変化させることで、流線Bは渦巻終端部から離れることなく、渦巻吸込口(固定渦巻側吸込口4e、揺動渦巻側吸込口5e)と平行方向に方向転換される。よって、渦巻終端部の近傍によどみ点が発生しないことになるため、有効流路が広く保たれ、流速が小さくなり、圧力損失を低減することができる。
[スクロール圧縮機100の効果]
スクロール圧縮機100によれば、渦巻エッジ(固定渦巻エッジ4b、揺動渦巻エッジ5b)は、h/L≦0.3、L/α≧2、0.3≦r/α≦0.6として構成しているので、吸入する流体流れの方向を流体吸込口と平行方向に整えることができ、流れ方向が急変することにより流路内によどみ点が発生することを防止し、逆止弁等の追加部品を用いることなく、吸入流体の圧力損失を低減することが可能である。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機(以下、スクロール圧縮機100Aと称する)の固定渦巻終端部4cでの流体の流れを説明するための説明図である。図7に基づいて、実施の形態2に係るスクロール圧縮機100Aの渦巻について説明する。なお、図7では、固定渦巻4のインボリュート終り4a周辺を示している。また、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。さらに、図7では、揺動渦巻5の内部にシール60が見えている状態を図示している。
スクロール圧縮機100Aの全体構成は、実施の形態1に係るスクロール圧縮機100と同様であるため説明を省略する。スクロール圧縮機100Aでは、1枚もしくは複数枚のガイド板40を備えた点で、実施の形態1に係るスクロール圧縮機100と相違している。
ガイド板40は、固定渦巻エッジ4bの延長線上に設けられており、ガイド板40の外側からの流体の流れ(流線C)についても、緩やかに方向転換させる機能を有する。ガイド板40は、円弧状のガイド板内面40aと、ガイド板内面40aよりも曲率の大きい円弧状のガイド板外面40bと、を有し、平面形状が三日月形状に構成されている。ガイド板40を設けることにより、流体の固定渦巻終端部4cからの剥離が起き難くなるため、よどみ点の発生を抑制し、圧力損失を小さくすることができる。
ガイド板40の固定渦巻側吸込口4eに対する角度θ1(ガイド板内面40aとガイド板外面40bとの接続点を結んだ直線と、流線Aに平行な直線と、のなす角度θ1)は、30°〜80°の範囲で設定する。ここで、流線Aに平行な直線とは、流線Aに厳密に平行になっている直線だけを指しているものではなく、流線Aに厳密に平行になっていない直線も含まれている。
なお、ガイド板内面40a及びガイド板外面40bの形状は図7に示すような曲面で形成してもよいが、これに限定するものではなく、平面で形成してもよい。ガイド板40は、渦巻(固定渦巻4、揺動渦巻5)と一体物としての加工が可能であるため、部品点数の増加や組立性の悪化という問題は発生しない。また、図7では、固定渦巻4のインボリュート終り4a周辺を示しているが、揺動渦巻5側でも同様に構成されているものとする。ただし、固定渦巻4側、揺動渦巻5側の少なくとも一方にガイド板40が設けてあればよい。
実施の形態3.
図8〜図11は、本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機(以下、スクロール圧縮機100Bと称する)の固定渦巻終端部4cでの流体の流れを説明するための説明図である。図8〜図11に基づいて、実施の形態3に係るスクロール圧縮機100Bの渦巻について説明する。なお、図8〜図11では、固定渦巻4のインボリュート終り4a周辺を示している。また、実施の形態3では実施の形態1、2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。さらに、図8では、揺動渦巻5の内部にシール60が見えている状態を図示している。
スクロール圧縮機100Bの全体構成は、実施の形態1に係るスクロール圧縮機100と同様であるため説明を省略する。また、実施の形態2では、固定渦巻エッジ4b、揺動渦巻エッジ5bの延長線上にガイド板40を設けた構成について示したが、実施の形態3では、ガイド板40を設けるのではなく、固定渦巻エッジ4b、揺動渦巻エッジ5bに1本又は複数本のスリット(縦方向、横方向における線上の切り込み)もしくは1個又は複数個の穴を設けた構成が採用されている。
縦方向にスリットを設ける場合、図8に示すように、固定渦巻エッジ4bの外周側と内周側とを連通するように、固定渦巻エッジ4bの上端面と下端面とを貫通させた溝状に形成する。以下の説明において、縦方向に設けたスリットを、縦スリット41と称する。なお、縦スリット41を、固定渦巻エッジ4bの上端面及び下端面の少なくともいずれかの面を切り欠いて溝状に形成してもよい。この縦スリット41は、固定渦巻4の外側からのバイパス流路41aとなる。なお、縦スリット41の本数は任意に決定することができる。
縦スリット41は、バイパス流路41aの渦巻(固定渦巻4、揺動渦巻5)に対する入射角θ2がθ2=40°〜80°の範囲で設定されている。このようにすることで、バイパス流路41aを流れる流体(流線B、流線C)は緩やかな角度で吸入され、よどみ点が発生し難くなる。そして、バイパス流路41bが設けられている渦巻終端部は、渦巻壁面との接触が発生せず、大きな荷重がかからない箇所であるため、バイパス流路41bを設けることによる強度低下は信頼性に悪影響を与えない。よって、縦スリット41を設けることにより、流体の固定渦巻終端部4cからの剥離が起き難くなるため、よどみ点の発生を抑制し、圧力損失を小さくすることができる。
なお、図8では、固定渦巻4のインボリュート終り4a周辺を示しているが、揺動渦巻5側でも同様に構成されているものとする。ただし、固定渦巻4側、揺動渦巻5側の少なくとも一方に縦スリット41が設けてあればよい。
穴42は、図9に示すように、揺動渦巻エッジ5bの外周側と内周側とを連通するように、揺動渦巻壁面5dを貫通して形成されている。この穴42は、揺動渦巻5の外側からのバイパス流路42aとなる。バイパス流路42aを穴形状にする場合、図9に示すように穴42を千鳥状に配置してもよいし、格子状に配置してもよい。また、穴42の個数についても任意に決定するとよい。
穴42は、縦スリット41と同様に、バイパス流路41aの渦巻(固定渦巻4、揺動渦巻5)に対する入射角θ2がθ2=40°〜80°の範囲となるように形成されている。このようにすることで、バイパス流路41aを流れる流体(流線B、流線C)は緩やかな角度で吸入され、よどみ点が発生し難くなる。そして、バイパス流路41bが設けられている渦巻終端部は、渦巻壁面との接触が発生せず、大きな荷重がかからない箇所であるため、バイパス流路41bを設けることによる強度低下は信頼性に悪影響を与えない。よって、穴42を設けることにより、流体の固定渦巻終端部4cからの剥離が起き難くなるため、よどみ点の発生を抑制し、圧力損失を小さくすることができる。
なお、図9は、揺動渦巻5のインボリュート終り5a周辺を示しているが、固定渦巻4側でも同様に構成されているものとする。ただし、固定渦巻4側、揺動渦巻5側の少なくとも一方に穴42が設けてあればよい。
横方向にスリットを設ける場合、図10に示すように、揺動渦巻エッジ5bの外周側と内周側とを連通するように、揺動渦巻エッジ5bの外周面と内周面面とを貫通させた溝状に形成する。以下の説明において、横方向に設けたスリットを、横スリット43と称する。この横スリット43は、揺動渦巻5の外側からのバイパス流路43aとなる。なお、横スリット43の本数は任意に決定することができる。
横スリット43は、縦スリット41と同様に、バイパス流路41aの渦巻(固定渦巻4、揺動渦巻5)に対する入射角θ2がθ2=40°〜80°の範囲となるように形成されている。このようにすることで、バイパス流路41aを流れる流体(流線B、流線C)は緩やかな角度で吸入され、よどみ点が発生し難くなる。そして、バイパス流路41bが設けられている渦巻終端部は、渦巻壁面との接触が発生せず、大きな荷重がかからない箇所であるため、バイパス流路41bを設けることによる強度低下は信頼性に悪影響を与えない。よって、横スリット43を設けることにより、流体の揺動渦巻終端部5cからの剥離が起き難くなるため、よどみ点の発生を抑制し、圧力損失を小さくすることができる。
なお、図10は、揺動渦巻5のインボリュート終り5a周辺を示しているが、固定渦巻4側でも同様に構成されているものとする。ただし、固定渦巻4側、揺動渦巻5側の少なくとも一方に横スリット43が設けてあればよい。
また、図11に示すように、穴42と縦スリット41の双方を組み合わせてバイパス流路(バイパス流路42a、バイパス流路41a)を形成するようにしてもよい。さらに、スリット形状、穴形状は、内側にいくにつれて流路断面積が広がる形状にしておくとよい。こうすることにより、流体が通り抜ける際の圧力損失をより小さくできる。
なお、本発明の実施の形態を1〜3に分けて説明してきたが、各実施の形態を適宜組み合わせることもできる。各実施の形態を適宜組み合わせるようにすれば、各実施の形態の特徴事項による効果を重畳的に得ることができる。また、本発明の実施の形態をスクロール圧縮機を例に挙げて説明したが、スクロール流体機械の一例であるスクロールポンプ等に適用することもできる。
また、実施の形態1〜3で説明したスクロール圧縮機では、一般的に使用されているオゾン層破壊係数がゼロであるHFC冷媒であるR410AやR407C、R404A等を冷媒として使用することができる。また、最近では、地球温暖化係数の小さいR32、それを含む混合冷媒を使用してもよい。さらに、フロン系低GWP冷媒と呼ばれているHFO1234yfやHFO1234ze、HFO1243zfなどの組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素や、自然冷媒であるプロパンやプロピレンなどの炭化水素、若しくはそれらを含む混合物、二酸化炭素を冷媒として使用してもよい。
1 吐出管、2 マフラー、2b ボス部、3 吐出チャンバー、4 固定渦巻、4a 固定渦巻インボリュート終り、4b 固定渦巻エッジ、4c 固定渦巻終端部、4d 固定渦巻壁面、4e 固定渦巻側吸込口、5 揺動渦巻、5a 揺動渦巻インボリュート終り、5b 揺動渦巻エッジ、5c 揺動渦巻終端部、5d 揺動渦巻壁面、5e 揺動渦巻側吸込口、6 フレーム、6a 吸入ポート、7 吸入管、8 排油パイプ、9 バランサカバー、10 第1バランサ、11 ステータ、12 ロータ、13 第2バランサ、14 主軸、14a 偏心軸部、14b 油穴、15 サブフレーム、16 ボールベアリング、17 オイルポンプ、18 油溜め、19 主軸受、20 スリーブ、21 揺動軸受、22 スライダー、23 オルダムリング、24 アッパーシェル、25 ミドルシェル、26 ロアーシェル、30 圧縮室、40 ガイド板、40a ガイド板内面、40b ガイド板外面、41 縦スリット、41a バイパス流路、41b バイパス流路、42 穴、42a バイパス流路、43 横スリット、43a バイパス流路、50 密閉容器、51 固定スクロール、51a 台板、52 揺動スクロール、52a 台板、53 低圧室、54 高圧室、55 圧縮室、56a ボルト、56b ボルト、57 吐出ポート、58 吐出弁、60 シール、100 スクロール圧縮機、100A スクロール圧縮機、100B スクロール圧縮機。

Claims (6)

  1. 固定渦巻を備えた固定スクロールと、
    揺動渦巻を備えた揺動スクロールと、
    前記固定渦巻と前記揺動渦巻とを組み合わせた状態で前記固定スクロール及び前記揺動スクロールが実装されるフレームと、
    前記フレームが固定される密閉容器と、を備え、
    前記固定渦巻及び前記揺動渦巻の少なくとも一方は、
    前記渦巻のインボリュート終りよりも外側の渦巻エッジを、曲面かつ先細り形状に構成している
    ことを特徴とするスクロール流体機械。
  2. 渦巻エッジ長さをL、渦巻エッジ縮小幅をh、渦巻エッジ先端部形状曲率をr、揺動渦巻揺動半径をαとすると、
    前記渦巻エッジは、
    h/L≦0.3、L/α≧2、0.3≦r/α≦0.6を満たすように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクロール流体機械。
  3. 前記渦巻エッジの延長線上に1枚もしくは複数のガイド板を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール流体機械。
  4. 前記ガイド板は、
    ガイド板内面とガイド板外面とで構成されており、
    前記ガイド板内面と前記ガイド板外面との接続点を結んだ直線と、流体吸込口に平行方向から流入する流体の流れに平行な直線と、のなす角度θ1が30°〜80°の範囲で設定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクロール流体機械。
  5. 前記渦巻エッジには、
    外周側と内周側とを連通する穴及びスリットのうち少なくとも一方が1つ又は複数形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクロール流体機械。
  6. 前記穴及び前記スリットは、
    渦巻に対する入射角θ2が40°〜80°の範囲で設定されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のスクロール流体機械。
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