JP2014213471A - 記録装置および記録ヘッドの姿勢変動補正方法 - Google Patents

記録装置および記録ヘッドの姿勢変動補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録装置において、記録ヘッドの姿勢変動の原因に関わらず姿勢変動による記録位置ずれを適切に低減する。【解決手段】テストパターンを記録し(S2)、その読み取り結果に基づいてキャリッジの傾き量を算出する(S4)。このテストパターンには、例えば、キャリッジのローリングによる姿勢変動に起因した着弾位置ずれだけでなく、キャリッジの複数種類の姿勢変動による位置ずれが合成されたものが現れる。すなわち、記録されるテストパターンには、そのとき生じている記録ヘッドに関する複数種類の姿勢変動による位置ずれが合成されたものが現れるようにすることができる。そして、この合成された位置ずれを抑制するようにキャリッジの姿勢を補正する。【選択図】図9

Description

本発明は、記録装置および記録ヘッドの姿勢変動補正方法に関し、詳しくは、記録ヘッドの走査中の姿勢変動に応じて生じる記録位置ずれを軽減する技術に関する。
記録ヘッドを記録媒体に対して走査することにより記録を行う記録装置では、例えば、記録ヘッドの走査のための移動を案内するガイド部材の組み付け誤差等によって、記録ヘッドの走査中の姿勢に変動を生じることがある。そして、この記録ヘッドの姿勢変動によって、例えば、インクジェット方式の記録ヘッドでは、それから吐出されるインクの記録媒体における着弾位置が本来の位置からずれて、記録媒体に形成されるインクドットの位置がずれる、記録位置ずれを生じる。
特許文献1には、記録ヘッドの姿勢変動に起因した記録位置ずれを軽減する方法が記載されている。詳しくは、記録ヘッドの姿勢変動を検出するセンサを設け、センサの検出結果に応じて記録ヘッドの姿勢を圧電素子によって補正し記録位置ずれを軽減するものである。
特開2007−090875号公報
しかしながら、特許文献1のようにセンサで記録ヘッドの姿勢変動を検出する場合は、ある1つの方向の姿勢変動だけしか検出できない、という問題がある。すなわち、複数の方向について姿勢変動の原因があってそれがある1つの方向の記録位置ずれが生じているような場合に、特許文献1に開示されるセンサによる姿勢変動の検出ではそれに対応できない。
本発明は、記録ヘッドの姿勢変動の原因に関わらず姿勢変動による記録位置ずれを適切に軽減することが可能な記録装置および記録ヘッドの姿勢変動補正方法を提供することを目的とする。
そのために本発明は、記録素子を配設した記録ヘッドを走査させて前記記録素子によって記録媒体に記録を行う記録装置であって、記録ヘッドを用い当該記録ヘッドの走査方向における複数の位置それぞれで記録媒体にテストパターンを記録するパターン記録手段と、記録された複数のテストパターンそれぞれを光学的に測定する測定手段と、前記測定の結果に基づいて、前記走査方向における前記複数の位置それぞれにおける、記録ヘッドの所定方向の角度変位を取得する姿勢取得手段と、前記複数の位置それぞれにおける記録ヘッドの所定方向の角度変位に基づいて、記録ヘッドの走査における姿勢を補正する補正手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、記録ヘッドの姿勢変動の原因に関わらず姿勢変動による記録位置ずれを適切に軽減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を説明するための斜視図である。 本発明の実施形態の記録装置においてパッチの濃度を検出するための光学式センサの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態で用いるキャリッジの構成およびこのキャリッジに搭載される記録ヘッドにおける各色インクのノズル列の配置を示す図である。 図3などに示したキャリッジ100の姿勢変動を説明する図である。 キャリッジすなわち記録ヘッドのローリングによる姿勢変動よってある2つの色のインクのノズル列間で生じるY方向の着弾位置ずれを示す図である。 (a)および(b)は、メインレールの形状の変化とそれに応じた記録位置ずれを説明する図である。 本発明の実施形態のキャリッジおよびその姿勢補正のための構成を模式的に示す側面断面図である。 図7に示したパルスモータに取り付けられるカムの形状を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るキャリッジの姿勢補正制御量算出処理を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係るパッチが記録された状態を示す図である。 図10(a)〜(c)に示したずれ量が異なる複数のパッチを配列して構成されるパッチ群を示す図である。 図11に示した1つのパッチ群を構成するパッチそれぞれをセンサによって検出したときのセンサ出力を示す図である。 (a)〜(c)は、複数のパッチ群によって構成されるテストパターンの記録を、キャリッジの移動を案内するメインレールとの関係で示す図である。 本発明の実施形態に係るメインレール支持部材とサブレール支持部材とのパッチ群の記録位置関係を示す図である。 本発明の実施形態で用いる記録ヘッドのノズル群の配置とメインレールおよびサブレールとの位置関係を示す図である。 本発明の実施形態における、先行ノズル列による記録ドットと後行ノズル列による記録ドットの着弾位置ずれを示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態における、メインレールテストパターンを記録するノズルとの、姿勢変動による位置関係の変化を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態における、キャリッジの姿勢変動を相殺するように働くアクチュエータの駆動量を説明する図である。 本発明の実施形態に係る、キャリッジ姿勢補正制御のための構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を説明するための斜視図である。図1において、キャリッジ100は記録ヘッドを搭載し、不図示のキャリッジモータの動力によって主走査方向である、X方向およびその逆方向に移動することができる。これにより、記録ヘッドが記録媒体に対して走査し、その間に記録データに従ってインクを吐出して記録を行うことが可能となる。メインレール101は、装置内の主走査方向に延在するよう設けられ、これにより、キャリッジ100の主走査方の移動を案内、支持する。メインレール101は、その両端を上側筐体に固定されるとともに、複数のメインレール支持部材103によって下方から支えられている。これにより、メインレール101自身の重さ等に起因する中間部分のたわみを抑えることができる。サブレール102は、メインレール101に並行に設けられ、メインレール101によって案内されるキャリッジ100の姿勢を保持する役割を果たしている。サブレール102も同様に複数のサブレール支持部材104によって上側筐体106に固定され、これにより、サブレール自身の重さ等に起因する中間部分のたわみを抑えている。
キャリッジエンコーダ105は、メインレール101に並行に設けられ、一方、キャリッジ100には不図示のキャリッジエンコーダセンサが搭載されている。これにより、キャリッジエンコーダセンサがキャリッジエンコーダ105を読み取ることによりキャリッジ100の移動における位置、すなわち、記録ヘッドの走査における位置を検出することができる。
プラテン106は、平面板によって構成され、これにより、記録ヘッドによって記録可能な位置に記録媒体を下方から支えることができる。記録媒体(不図示)は、搬送ローラ(不図示)の回転によって、プラテン106上を副走査方向(Y方向)に搬送される。プラテン106や、搬送ローラ等は、下側筐体108に取り付けられている。上述した上側筐体107の構成および下側筐体108の構成を組み合わせることにより本実施形態の記録装置の主な要素が構成される。
図2は、本実施形態の記録装置においてパッチの濃度を検出するための光学式センサの構成を模式的に示す図である。光学式センサ202は、キャリッジ100に搭載されて、キャリッジの移動に伴って記録媒体201上に記録された後述のパッチの濃度を光学的に検出するものである。センサ102は、発光部203と受光部204を備え、発光部203から照射された光は対象物で反射され、受光部204はこの反射光を検出する。対象物による反射には、正反射と乱反射があるが、対象物すなわち記録媒体201に記録された画像の濃度をより正確に検出するには、乱反射した光を検出するのが望ましい。そのため、本実施形態の光学式センサ202の受光部204は、入射光205の反射角とは外れた位置に設けられている。
図3は、本実施形態で用いるキャリッジ100の構成およびこのキャリッジ100に搭載される記録ヘッド301に配設される、各色インクのノズル(記録素子)をY方向に配列したノズル列(記録素子列)の配置を示す図である。キャリッジ100は、メインレール101とサブレール102に案内支持されながら図のX方向およびその逆方向に移動することができる。このとき、2つのキャリッジ軸受け部材302A、302Bがキャリッジ100とメインレール101を連結し、2つのサブレール受け部材303A、303Bがキャリッジ100とサブレール102を連結している。ここで、メインレール101の撓みがある場合、この撓みは、2つのキャリッジ軸受け部材302A、302Bを介してキャリッジ100、従って記録ヘッドに作用してその姿勢変動を発生させる。また、サブレール102の撓みがある場合この撓みは、同様にサブレール受け部材303A,303Bを介して記録ヘッドに作用してその姿勢変動を生じさせる。そして、このような姿勢変動は、通常、メインレール101とサブレール102の撓みの合成されたものが記録ヘッドに作用して最終的な記録ヘッドの姿勢変動として現れることになる。
なお、メインレール101の撓みは、複数のメインレール支持部材103によって抑制され、また、サブレール102の撓みは、複数のサブレール支持部材104によって抑制される。しかし、支持部材間の距離によってはわずかながら抑制しきれない撓みが残る場合がある。また、これらレールの製造工程や組み付け工程などの原因によってわずかながらメインレール101やサブレール102の撓みを生じることもある。
本実施形態のキャリッジ100には、記録ヘッド301が主走査方向に2つ搭載され、それぞれの記録ヘッド301には、複数の色のインクを吐出するノズルが設けられている。それぞれの色のインクのノズルは、複数がY方向において直線上に配置されて1つのノズル列を形成している。本実施形態では、さらに、各色のインクについて主走査方向に4つのノズル列が配置され(不図示)、それらが1つのインク色を吐出するノズル群を形成している。また、本実施形態では、図に示すように、1つの記録ヘッドに6色のインクのノズル群が主走査方向に配置されている。図において、左側の記録ヘッド301には、左側から、PC:フォトシアン、C:シアン、MBk:マットブラック、Y:イエロー、M:マゼンタ、PM:フォトマゼンタのインクを吐出するノズル群が配列されている。一方、右側の記録ヘッド301には、左側から、R:レッド、G:グリーン、B:ブルー、PGy:フォトグレイ、Gy:グレイ、PBk:フォトブラックのインクを吐出するノズル群が配列されている。本実施形態の記録ヘッドは、隣り合うインク色のノズル同士のノズル間距離D1は、3.471[mm]で、1つの記録ヘッドの両端の色のノズル同士のノズル間距離D2は、24.298[mm]である。また、2つの記録ヘッドの両端の色のノズル同士のノズル間距離D3は、100.498[mm]である。
図4は、図3などに示したキャリッジ100の姿勢変動を説明する図であり、図に示す例は、キャリッジがメインレール101に沿って移動する際に生じ得る姿勢変動を示している。図4に示す姿勢変動はキャリッジがサブレール102に沿って移動する際にも同様に生じ得るものである。ここで、姿勢変動を説明するための基準となる、互いに直行する3つのX軸、Y軸およびZ軸を次のように規定する。姿勢変動の原因となる、図に示す例では、メインレール101の仮想的な直線の軸をX軸とする。また、キャリッジ100の、メインレール側を向く面の中央を通り、X軸と交わる軸をY軸とする。そして、X軸およびY軸交わる軸をZ軸とする。この規定からわかるように、Y軸およびZ軸はキャリッジ100の移動と共に移動する。
以下の説明では、例えば、メインレール101がZ方向に湾曲していて、かつサブレール102に湾曲などの変形が無い場合を考える。この場合、キャリッジ100が移動すると、その湾曲に応じてキャリッジの姿勢がZ方向において変動するが、この際、サブレール102には変形が無いので、上記Z方向の変動によってサブレール102を軸とするキャリッジの回動を生じる。この場合、回動する角度が比較的小さいことから、図4に示す例では、この回動をメインレール101を軸とした回動による姿勢変動(以下、この姿勢変動を「ローリング」という)として表している。また、上記Z方向の湾曲によってY軸回りに回動する姿勢変動(以下、この姿勢変動を「ピッチング」という)も生じ得る。また、メインレール101がY方向に湾曲している場合は、キャリッジ100がZ軸回りに回動する姿勢変動(以下、この姿勢変動を「ヨーイング」という)も生じ得る。なお、本実施形態の記録装置では、このメインレールがY方向に湾曲しておこるキャリッジの姿勢変動(ヨーイング)は、メインレールの精度調整で抑え込まれているものとする。
図5は、キャリッジすなわち記録ヘッドのローリングによる姿勢変動よってある2つの色のインクのノズル列間で生じるY方向の着弾位置ずれを示す図である。キャリッジの移動方向において前方に位置するノズル(列)を先行ノズル(列)、また、先行ノズル列より後方に位置するノズル(列)を後行ノズ(列)ルとする。図5では、キャリッジが左から右方向へ移動する場合を示している。記録媒体上の同じ位置(キャリッジ位置の同じ位置)でインクを吐出する場合、先行ノズルからのインク吐出によってドット600を記録した後、キャリッジが先行ノズルと後行ノズルの間の距離602だけ移動し、後行ノズルからのインク吐出によってドット601が記録される。この場合、ノズル間距離602をキャリッジが移動している間、上述したキャリッジの姿勢変動が生じ、結果として、先行ノズルによるドット600と後行ノズルによるドット601との間には、Y方向の着弾ずれ量603の記録位置ずれが生じる。
なお、図5に示す例は、上述したようにローリングのみによる姿勢変動に起因した着弾位置ずれを示しているが、この着弾位置ずれは、図4にて上述した記録ヘッドの複数種類の姿勢変動による位置ずれが合成されたものとすることができる。すなわち、本発明の実施形態では、後述されるように、パッチによって構成されるテストパターンを予め記録し、このパッチについて検出される記録濃度に基づいて、Y方向など1つの方向の着弾位置ずれを検出する。このため、記録されるパッチには、そのとき生じている記録ヘッドに関する複数種類の姿勢変動による位置ずれが合成されたものが現れるようにすることができる。そして、本発明の実施形態は、この合成された位置ずれを抑制するようにキャリッジの姿勢を補正するものである。また、本実施形態のようにメインレールとサブレールの2つのガイド部材を備えてキャリッジの移動を行う装置では、2つのガイド部材それぞれの歪みなどに起因した姿勢変動による記録位置ずれも合成されそれをパッチの濃度値として現すことができることはもちろんである。
図6(a)および(b)は、メインレールの形状の変化とそれに応じた記録位置ずれを説明する図である。ここで、図6(a)は、メインレールの形状変化の一例を示しており、図6(b)は、図6(a)に示す形状変化が生じているときにキャリッジを移動したときの2つのノズルによる記録位置ずれを示している。図3にて前述したように、インクPBkのノズル列とインクRのノズル列との間の距離D2に対して、インクPBkのノズル列とインクPCのノズル列との間の距離D3は、約4倍長い。従って、一般には、ノズル間距離が長いノズルの組み合わせほど、メインレールの高さ変動による相対的着弾ずれ量が大きくなる。また、サブレールの高さ変動による相対的着弾ずれも、メインレールの高さ変動のときと同様のことがいえる。
図7は、本実施形態のキャリッジおよびその姿勢補正のための構成を模式的に示す側面断面図である。キャリッジ100は、記録ヘッド301を搭載する記録ヘッド格納部800を備える。記録ヘッド格納部800は、シャフト801を軸とする回動が可能なようにキャリッジ100に取り付けられている。また、キャリッジ100にはパルスモータ802が取り付けられ、このモータがキャリッジの姿勢を補正する際の駆動力を提供する。すなわち、パルスモータ802にはカム803が取り付けられており、これにより、記録ヘッド格納部800の上端部をY方向に変位させることができる。このカム803の作用によるY方向の変位によって、記録ヘッド格納部800はシャフト801を軸としてθ方向に回動することができる。なお、記録ヘッド格納部800の回転位置は、カム803の停止位置によって決まる。また、この変位点は、キャリッジの主走査方向の大きさに対して、中央に位置するものとする。
図8は、図7に示したパルスモータに取り付けられるカムの形状を示す図である。カム803は、回転角度によって、回転の中心から円周までの直線距離が異なる。この円周の接触点で変位を生み出し、記録ヘッド格納部を回動させる。カム803には、位置基準板900が取り付けられており、キャリッジに取り付けられたフォトインタラプタによって、位置基準板900のエッジ部分を基準位置として検出する。位置基準板900の両エッジ部分が、それぞれ、カムが生み出す最小変位点901と最大変位点902となっている。
図9は、本発明の一実施形態に係るキャリッジの姿勢補正制御量算出処理を示すフローチャートである。
キャリッジの姿勢補正制御量算出処理モードが起動されると、先ずステップS1で、後述のテストパターンを記録するための記録媒体の幅を光学式センサ202を用いて検知する。記録媒体が給紙された領域とプラテンが露出した領域では、発光部203から照射した光の反射光量が大きく異なるので、これらを検出することによって記録媒体の有無、すなわち記録媒体の幅を測定することができる。この際、記録媒体の白紙領域を用いて光学式センサ202の感度調整を連続して行ってもよい。具体的には、キャリッジを光学式センサ202が白紙領域を検知する位置まで移動させ、受光部204ら検出信号が所定の上限値に達するまで受光部204の検出アンプの調整を行う。受光部204に入射される反射光量は記録媒体の種類によってまちまちである。また、記録媒体からの距離によっても受光量は変化する。よって、このような感度調整を、実際のテストパターンを検出する前に当該テストパターンを記録する記録媒体を用いて行っておくことにより、S/N比を向上させ、個々のパッチの相対濃度をより感度の高い状態で取得することが可能となる。但し、このような光学式センサ202の感度調整は必ずしも必要というわけではない。また、記録媒体の幅についても、必ずしも光学式センサ202を用いて検出しなくてもよく、ユーザが用紙のサイズを指定する形態であってもよい。
また、本実施形態の記録装置は比較的大型の装置であり、大判の記録媒体に記録を行うことが可能であるが、より幅の狭いロール紙を使用する場合にも対応可能なものである。このような場合、姿勢補正制御量算出処理のためのみに、比較的幅の広い記録媒体を用意する必要はない。ロール紙を、記録動作を行わない白紙の状態で給紙および搬送し、キャリッジの走査領域幅に相当する長さの位置でこれをカットし、カットされたロール紙の長さ方向を走査領域に合わせて再度装置内に給紙させるようにすることができる。
次のステップS2では、給紙した記録媒体に対し、予め定められたテストパターンを記録する。
図10(a)〜(c)は、本実施形態に係るパッチが記録された状態を示す図であり、それぞれ先行ノズルと後行ノズルで記録したドットの位置ずれ量が異なるパッチを示している。図において、白の丸1100は先行ノズルで記録されるドットを示し、グレーの丸1101は後行ノズルで記録されるドットを示している。
図10(a)は、先行ノズルと後行ノズルの記録位置に4画素相当のずれを発生させた状態のパッチを示している。また、同図(b)は、先行ノズルと後行ノズルとの間で2画素相当のずれを発生させた状態のパッチを示しており、同図(c)は、先行ノズルと後行ノズルとの間で1画素相当のずれを発生させた状態のパッチを示している。このように、テストパターンの複数のパッチは、記録ヘッドの所定方向の角度変位に対応する記録位置のずれを、人為的に所定量ずつ変化させて記録したものである。このずれ量の変化は、本実施形態では、先行ノズルに対する後行ノズルの副走査方向の吐出ノズルを異ならせることによって実現する。
図11は、上述したずれ量が異なる複数のパッチを配列して構成されるパッチ群を示す図である。図において、a〜fは、先行ノズルと後行ノズルの吐出ノズルのずらし量を6段階に異ならせた約10mm四方のパッチを示しており、6つのパッチa〜fで1つのパッチ群1201を形成している。これらは記録ヘッドの往復走査によって記録媒体201に記録される。
図12は、図11に示した1つのパッチ群を構成する6つのパッチa〜fそれぞれをセンサによって検出したときのセンサ出力を示す図である。図に示す例では、パッチdが最も濃度が低く(明度が高く)、ずれが無い状態を示している。そして、6つのパッチa〜fの測定結果(センサ出力)は所定の関数による近似を行って、その近似結果から最もセンサ出力が小さい、つまり最も濃度が高いときの濃度に相当するずれ量をそのパッチ群1201のずれ量として求める。このように、1つのパッチ群につき、パッチ群が記録された領域における1つの着弾位置のずれ量が算出される。
図13(a)〜(c)は、複数のパッチ群1201によって構成されるテストパターン1400の記録を、メインレールの支持部材との関係で示す図である。図13(a)は、1つのパッチ群1201を示しており、このパッチ群1201は、図13(b)で示すように、パッチa〜fを主走査方向に配列して構成されたものである。個々のパッチa〜fは、図11にて上述した、パッチa〜fに相当するものである。図13(c)は、メインレールの支持部材間に4つのパッチ群が記録されるよう、1つのテストパターン1400を記録する例を示している。本実施形態では、メインレール支持部材間に4つのパッチ群を記録するものとしたが、より多い数のパッチ群をメインレール支持部材間に記録してもよく、それによって、より精度の高い記録位置ずれ量の検出を行うことができる。
図14は、メインレール支持部材103とサブレール支持部材104とのパッチ群1201の記録位置関係を示す図である。本実施形態では、メインレールの支持部材とサブレールの支持部材との間の距離が最小となる間隔D6の間に、4つのパッチ群1201を記録する。メインレールやサブレールがそれらの支持部材から離れるほど湾曲が大きくなるという通常の場合では、キャリッジの姿勢変動は、メインレール支持部材103とサブレール支持部材104の間隔D6、また、2つのメインレール支持部材間の間隔D7よりやや短い周期で起きる。このことから、メインレール支持部材とサブレール支持部材間、また、2つのメインレール支持部材間には、できるだけ多くのパッチ群を記録することが望ましく、本実施形態では4つのパッチ群を記録する。
なお、記録位置ずれを実測すべき個所が多く存在し、その間隔がパッチ群1201の幅よりも小さくなってしまうような場合には、記録媒体を搬送し、副走査方向にずらした位置にも、複数のパッチ群1201を配置するようにしてもよい。これにより、個々のパッチの大きさを縮小することなく、それぞれのパッチ群を適切な位置に配置することができる。本実施形態では、メインレール支持部材103とサブレール支持部材104の間に複数のパッチ群を記録し一つのテストパターン1400を形成している。
図15は、本実施形態で用いる記録ヘッド301のノズル群の配置とメインレール101およびサブレール102との位置関係を示す図である。複数色インクのノズルによってそれらのインクドットを重ねて記録するとき、記録ヘッドの姿勢変動が図4にて上述したピッチングまたはヨーイングの場合には、ノズル間距離が長いほど、それらのノズルによる記録ドット間の着弾ずれは大きくなる。ここで、ドット間の着弾ずれが大きいほど、光学式センサによる検出精度は向上する。しかし、撓みとして最も一般的なレールの湾曲の周期よりもノズル間距離の長い記録ヘッドを使用すると、記録ヘッドの姿勢変動を正確に検出することは難しい。レールの湾曲は、レール支持部材間隔で発生することから、本実施形態におけるテストパッチの記録には、レール支持部材間隔の半分以下の距離に相対的に位置する2つのノズル(列)を使用することが望ましい。
また、キャリッジのローリングは、メインレールおよびサブレールを軸として発生することから、メインレールとサブレールから遠いノズルが最もローリングの影響を受け、相対的着弾ずれが大きくなる。従って、パッチの記録には、記録媒体の搬送方向のノズル配列D4に対して、メインレール、サブレールから最も離れたところに位置するノズル群D5の範囲のノズルを使用するのが望ましい。
再び図9を参照すると、ステップS2のテストパターンの記録が終了すると、ステップS3で、記録媒体に記録されたテストパターンに対してキャリッジを低速で移動させ、光学式センサを用いて個々のパッチの濃度を検出する。図12にて上述したように、複数のパッチ(パッチ群)の検出濃度から、所定の関数曲線による近似を行い、記録位置ずれ量を求める。従って、1つのパッチ群、従って1つの位置に対して、1つの記録位置ずれ量が求まる。なお、図10で説明したように、後行ノズル列の使用ノズル範囲を副走査方向に所定画素数分シフトさせてパッチを記録するが、このシフト方向により、記録位置ずれ量のずれ方向が求まる。
次に、ステップS4で、ステップS3で求めた、記録位置ずれ量およびそのずれ方向に基づいてキャリッジ(記録ヘッド)の傾き量を算出する。すなわち、記録ヘッドの姿勢取得を行う。
図16は、先行ノズル列による記録ドット600と後行ノズル列による記録ドット601の記録位置ずれを示す図である。先行ノズル記録600と後行ノズル記録601の記録位置ずれ量をTzとする。先行ノズル記録600を基準とし、後行ノズル記録601が紙の搬送方向にずれている場合をプラス側、逆に、後行ノズル記録601が紙の給紙側にずれている場合をマイナスとする。つまり、先行ノズル記録600に対して、後行ノズル記録601が紙の搬送方向にずれている場合は+Tz、逆の場合は、−Tzとなり、符号を持つことになる。この符号をもつ記録位置ずれ量をIzと表す。よって、Izは、
Iz=±Tz・・・式1
と表すことができる。
図17(a)および(b)は、本発明の実施形態における、メインレール101とテストパターンを記録するノズル1800との、姿勢変動による位置関係の変化を示す図である。図17で示される変数は以下のとおりである。
MN:メインレールとノズルとの搬送方向距離
MN:メインレールとノズルとの距離
MNθ:直線MNと直線MNとで形成される角度
P:記録ヘッドのノズルと記録媒体との距離
B:先行ノズルで記録するときを基準とした場合の、後行ノズルで記録するときの記録ヘッドの姿勢変動の角度
図17(a)は、テストパターンのパッチを記録するときの記録ヘッドの姿勢を示しており、記録媒体と記録ヘッドが平行に位置した、姿勢変動による角度変化の基準を示している。一方、図17(b)は、図17(a)に示す基準から角度(A+B)だけ回動した状態を示している。すなわち、先行ノズルで記録したときの記録ヘッドの角度をAとするとき、先行ノズルで記録したときから、後行ノズルで記録するときにさらに角度Bだけ回動したとすると、基準からの傾き量は(A+B)となる。本実施形態では、この傾き量の差Bをパッチごとのキャリッジ(記録ヘッドの)の傾き量として算出する。そして、図9のステップS5について後述されるように、傾き量Bを相殺するように記録ヘッドの姿勢を変化させる。記録ヘッドの傾き角度Bを導出する式は、図17(a)および(b)に示す関係において以下のとおりとなる。
上式および図17(b)において、AjetおよびBjetは、それぞれ上述の角度AおよびBの姿勢の記録ヘッドで記録されたドット位置のY座標を表しており、先行ノズルによる記録ドットと後行ノズルによる記録ドットの位置ずれ量IzはBjet−Ajetと表すことができる。そして、角度AおよびBが比較的小さい角度であるとして近似を用いることにより、Ajet=MNcos(MNθ+A)+PsinAと表すことができる。この関係を用いて、上記式2によって最終的に傾き量Bを求めることができる。
再度、図9を参照する。ステップS4でキャリッジの傾き量を算出すると、ステップS5において、ステップS4で得られたキャリッジの傾き量より、キャリッジの姿勢変動を相殺するように働くアクチュエータの駆動量を算出する。
図18(a)は、姿勢制御アクチュエータの駆動によって力が作用する変位点と、テストパターン記録に用いるノズルとの位置関係を示したものであり、図18(b)は、図18(a)を簡易的に示した図である。また、図18(c)は、姿勢制御アクチュエータであるパルスモータ802を駆動して、シャフトを軸としてローリングを発生させたときの図である。
図18(c)に示すように、上記式2で求めた傾き量Bを相殺するための変位角度ACθは以下の式3によって表される。
そして、この変位角度ACθを実現するためのアクチュエータの駆動量は、図18(a)および(b)に示す関係から、以下の式4によって求めることができる。すなわち、本実施形態では、パルスモータ802を駆動することにより、パルスモータに取り付けられたカム803によって記録媒体の搬送方向(Y方向)に変位ACを生じさせ、これにより、シャフト801を軸として、記録ヘッド301が角度Acθだけ変位するようにする。
ここで、JAはシャフトと変位点と間の搬送方向の距離、JAはシャフトと変位点と間の距離、JAθはJAとJAが形成する角度である。この式4によって求めた駆動量ACでパルスモータを駆動し、キャリッジの姿勢変動を抑制することができる。
再び図9を参照する。ステップS5でてアクチュエータ駆動量を算出すると、ステップS6において、ステップS5で求めたキャリッジ位置ごとのアクチュエータ駆動量を装置内のROMに格納する。この工程により姿勢補正制御量算出処理を終了する。
図19は、以上説明した本発明の実施形態に係る、キャリッジ姿勢補正制御のための構成を示すブロック図である。モータ制御構成は、モータ位置制御回路2000とモータ制御演算回路2001を有して構成されている。
図19において、モータの初期位置検出には、カムに取り付けられた位置基準板900とフォトインタラプタなどで構成されるカム位置検出センサ2002を用いてモータの初期位置検出を行う。カム位置検出センサの結果をモータ位置制御回路2000で処理し、モータを初期位置まで駆動する制御を行う。
記録ヘッドを走査して、記録媒体に記録を行う際、キャリッジの位置を、キャリッジエンコーダセンサ2003を用いて位置検出を行い、そのキャリッジ位置におけるモータ駆動量をROM2004から読み出す。読み出した駆動量からモータ制御演算回路2001でパルス信号を生成し、生成されたパルス信号をモータドライバ2005に入力することによって、モータ2006を駆動する。モータ2006には、図8で示されたカムが取り付けられており、前述したように、キャリッジの姿勢変動を打ち消す方向に変位を生み出し、ヘッドをローリングさせることによって、キャリッジ姿勢補正制御を行う。
以上のように、本発明の実施形態によれば記録中のキャリッジについて姿勢変動補正を行い、一定の姿勢でキャリッジを走査することで、キャリッジの姿勢変動に伴うドットの記録位置ずれを抑制して、記録画質を向上することが可能となる。また、キャリッジの姿勢変動を検知して姿勢変動を抑制するため、キャリッジレールの僅かな湾曲を許容可能となる。すなわち、記録画質の向上と同時に、湾曲が発生しないキャリッジレール部材の選択や、組立精度の向上に注ぐコスト(製品価格)の上昇を軽減できる。
また、このような効果は、大型の記録装置に特に顕著である。すなわち、本発明の実施形態に係る記録位置ずれは、比較的大きな記録媒体に記録を行うことが可能な大型の記録装置において顕著となる。比較的小型の記録装置の場合は、このような記録ヘッドの姿勢変動は小さく記録画像において問題となることも少ない。これに対し、大型の記録装置の場合、記録ヘッドの走査距離が長く、例えば、主走査方向にキャリッジを案内支持するためのガイドレールに僅かな反りがあっても記録ヘッドの姿勢変動は大きくなるからである。
なお、本発明の適用は、本発明の実施形態として説明したインクジェット方式の記録装置に限られないことは、以上の説明からも明らかである。
100 キャリッジ
101 メインレール
102 サブレール
103 メインレール支持部材
104 サブレール支持部材
201 記録媒体
202 光学式センサ
301 記録ヘッド
302A,302B キャリッジ軸受け部材
303A、303B サブレール受け部材
801 シャフト
802 パルスモータ
803 カム
2000 モータ位置制御回路

Claims (7)

  1. 記録素子を配設した記録ヘッドを走査させて前記記録素子によって記録媒体に記録を行う記録装置であって、
    記録ヘッドを用い当該記録ヘッドの走査方向における複数の位置それぞれで記録媒体にテストパターンを記録するパターン記録手段と、
    記録された複数のテストパターンそれぞれを光学的に測定する測定手段と、
    前記測定の結果に基づいて、前記走査方向における前記複数の位置それぞれにおける、記録ヘッドの所定方向の角度変位を取得する姿勢取得手段と、
    前記複数の位置それぞれにおける記録ヘッドの所定方向の角度変位に基づいて、記録ヘッドの走査における姿勢を補正する補正手段と、
    を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記複数のテストパターンそれぞれは、前記記録装置の走査において異なる記録素子を用い、それぞれの記録素子による記録位置を前記所定方向の角度変位に対応して変化する記録媒体上の方向においてずらして記録されるものであり、前記複数のテストパターンそれぞれは、前記ずらしの量を異ならせた複数のパッチからなることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記テストパターンを記録する複数の位置の周期は、前記記録ヘッドの走査を案内するためのレールを支持する支持部材を設ける周期よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記テストパターンを記録する複数の位置は、前記記録ヘッドの走査を案内するためのレールを支持する支持部材が設けられる位置に対応することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記テストパターンは、前記記録ヘッドに配設された複数の記録素子のうち、前記記録ヘッドの走査を案内するためのレールから最も遠い記録素子を含む領域に位置する複数の記録素子を用いて記録媒体に記録することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 記録素子を配設した記録ヘッドを走査させて前記記録素子によって記録媒体に記録を行う記録装置における記録ヘッドの姿勢変動補正方法であって、
    記録ヘッドを用い当該記録ヘッドの走査方向における複数の位置それぞれで記録媒体にテストパターンを記録するパターン記録工程と、
    記録された複数のテストパターンそれぞれを光学的に測定する測定工程と、
    前記測定の結果に基づいて、前記走査方向における前記複数の位置それぞれにおける、記録ヘッドの所定方向の角度変位を取得する姿勢取得工程と、
    前記複数の位置それぞれにおける記録ヘッドの所定方向の角度変位に基づいて、記録ヘッドの走査における姿勢を補正する補正工程と、
    を具えたことを特徴とする記録ヘッドの姿勢変動補正方法。
  7. 前記複数のテストパターンそれぞれは、前記記録装置の走査において異なる記録素子を用い、それぞれの記録素子による記録位置を前記所定方向の角度変位に対応して変化する記録媒体上の方向においてずらして記録されるものであり、前記複数のテストパターンそれぞれは、前記ずらしの量を異ならせた複数のパッチからなることを特徴とする請求項6に記載の記録ヘッドの姿勢変動補正方法。
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