JP2014213457A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム、ヘッド制御装置、ヘッド制御方法、および、ヘッド制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置における露光時間の制御技術に関し、解像度や階調値の変更に応じて印刷濃度を自動的に補正可能とする。【解決手段】演算部303は、入力されたビデオデータの解像度および階調値の組に対応する発光面積の比の値を1200dpi露光レジスタ301または600dpi露光レジスタ302から取得し、解像度600dpiおよび階調値4の組での時間露光積の値を、ヘッド部の光源に現在設定されている光出力の値で除算し、その除算結果に取得した発光面積の比の値を乗算することにより、ストローブ信号の露光時間を演算する。これに基づいて生成されるストローブ信号がヘッド部の光源に供給されることにより、ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定に制御される。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置におけるヘッドの露光時間を制御する画像形成方法、画像形成プログラム、ヘッド制御装置、ヘッド制御方法、および、ヘッド制御プログラムに関する。
プリンタ装置の一態様では、ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成しそのヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する。
このようなプリンタ装置において、環境温度や湿度などの条件により印刷濃度が変化する場合がある。そこで、環境温度や湿度に応じて帯電電圧や現像バイアス等を切り替えることにより印刷濃度を制御する従来技術が知られている。
特開2004−161007号公報
プリンタ装置の高機能化に伴い、画像解像度として600dpi(ドット/インチ)または1200dpi、また、階調値も複数段階等、画像処理の様々な形態による印字処理が要求されるようになってきている。このような場合、解像度や階調値が変更された場合、ヘッドの光源の露光条件が変わるため、印刷濃度が変化してしまう。
このような印刷濃度の変化を自動的に補正するために、帯電電圧や現像バイアスなどの高圧設定だけで印刷濃度を調整する従来技術では、さまざまに変化する画像処理条件に対応することは困難であるという問題点を有していた。
本発明は、解像度や階調値の変更に応じて印刷濃度を自動的に補正可能とすることを目的とする。
態様の一例では、ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成装置において、
前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する露光時間算出部と、
前記露光時間算出部が算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するストローブ信号生成部と、
を備える。
また、態様の一例では、ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成しそのヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成方法において、ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出し、算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成してヘッドに供給することを特徴とする。
また、態様の一例では、ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成しそのヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成装置にビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出するステップと、算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成してヘッドに供給するステップと、を実行させる。
また、態様の一例では、ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する露光時間算出部と、露光時間算出部が算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するストローブ信号生成部と、を備え、ストローブ信号生成部は、記階調値に応じて一画素あたりのヘッドの光源の点灯回数を変更するようなストローブ信号を生成し、露光時間算出部は、複数の組のそれぞれについて、一画素あたりのヘッドの光源の点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、いずれか一つの組の露光時間に、各組の点灯回数に対する比を乗算して、各組における前記露光時間を算出する。
また、態様の一例では、ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出し、算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成してヘッドに供給し、ストローブ信号を生成することは、階調値に応じて一画素あたりのヘッドの光源の点灯回数を変更するようなストローブ信号を生成することを含み、露光時間を算出することは、複数の組のそれぞれについて、一画素あたりのヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、いずれか一つの組の露光時間に、各組の点灯回数に対する比を乗算して、各組における前記露光時間を算出することを含む。
また、態様の一例では、コンピュータに、ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出するステップと、算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成してヘッドに供給するステップと、を実行させ、ストローブ信号を生成するステップにおいて、階調値に応じて一画素あたりのヘッドの光源の点灯回数を変更するようなストローブ信号を生成するステップを実行させ、露光時間を算出するステップにおいて、複数の組のそれぞれについて、一画素あたりのヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、いずれか一つの組の露光時間に、各組の点灯回数に対する比を乗算して、各組における前記露光時間を算出するステップを実行させる。
本発明によれば、解像度や階調値の変更に応じて印刷濃度を自動的に補正することが可能となる。
本発明の実施形態のシステム構成例を示す図である。 本実施形態におけるヘッド制御部の構成例を示す図である。 本実施形態におけるストローブ信号生成部の構成例を示す図である。 解像度および階調値の組ごとのドットパターンおよび光源配置の例を示す図である。 解像度が600dpi、階調値が2値で、露光時間制御がない場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が1200dpi、階調値が2値で、露光時間制御がない場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が600dpi、階調値が4値で、露光時間制御がない場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が1200dpi、階調値が2値で、露光時間制御がない場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が600dpi、階調値が4値で、露光時間制御を行った場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が600dpi、階調値が2値で、露光時間制御を行った場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が1200dpi、階調値が2値で、露光時間制御を行った場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 解像度が1200dpi、階調値が4値で、露光時間制御を行った場合の副走査線方向の光強度分布の例を示す図である。 ストローブ信号生成部の各露光レジスタの設定例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態のシステム構成例を示す図である。
ホスト機器150は、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と呼ぶ)151やプリンタサーバ152で構成される。プリンタ装置100とパソコン151間は、USB(Universal Serial Bus:ユニバーサルシリアルバス)インタフェース155で接続されている。プリンタ装置100とプリンタサーバ152間は、LAN(Local Area Network:ローカルエリアネットワーク)156で接続さている。なお、プリンタ装置100とパソコン151間、パソコン151とプリンタサーバ152間もLAN156で接続されてよい。
パソコン151内で実行されている特には図示しないアプリケーションプログラムから印刷が実行されると、パソコン151は、アプリケーションプログラムからプリンタドライバを介して出力されたコマンドデータを変換しながら、パソコン151内のスプーラ153に一旦保存する。パソコン151とプリンタ装置100がUSBインタフェース155で接続されている場合は、パソコン151内のスプーラ153からプリンタ装置100に直接コマンドデータが送信される。LAN156で接続されているプリンタサーバ152経由で印刷を実行する場合は、パソコン151内のスプーラ153にに保存されたデータが、プリンタサーバ152内のスプーラ154へ転送され、そのスプーラ154からプリンタ装置100にコマンドデータが送信される。
プリンタ装置100は、I/F(インタフェース)コントローラ101、エンジンコントローラ102、およびプリンタエンジン103を備える。
I/Fコントローラ101は、受信制御部104、ROM(リードオンリーメモリ:読出し専用メモリ)105、フォント部106、表示制御部107、MPU(Micro Processing Unit:マイクロプロセッシングユニット)108、ビデオI/F(インタフェース)制御部109、メモリ部110、ASIC(Aplication Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)111、およびこれらを相互接続するシステムバス126を備える。
MPU108は、ROM105に記憶された制御プログラムを実行することにより、I/Fコントローラ101全体の動作を制御する。MPU108は、エラーが発生した場合等において、表示制御部107に表示を行う。
受信制御部104は、ホスト機器150側からのコマンドデータを受信し、メモリ部110内の受信バッファ(図示せず)へDMA(ダイレクトメモリアクセス)転送する。受信制御部104はまた、プリンタ装置100の状態を、ホスト機器150側に通知する。
MPU108は、メモリ部110内の受信バッファのコマンドデータを解析し、フォント部106に記憶されたフォントデータを用いながら、ビデオデータ(ビットマップデータ)に変換し、メモリ部110内の描画エリアに描画(保存)する。
MPU108による1ページの描画が完了すると、ビデオI/F制御部109が、エンジンコントローラ102に対して印刷開始を指定し、エンジンコントローラ102からの水平同期信号(HSYNC)に同期させて、1ライン毎にメモリ部110内の描画エリアのビデオデータを、エンジンコントローラ102へDMA転送する。また、ビデオI/F制御部109は、給紙口の選択や解像度の指定等のプリンタエンジン指定やジャムなどのプリンタエンジン状態の受信も行なう。
ASIC111は、各制御の選択(チップセレクト)やDMA制御時のシステムバス126の制御を行なっている。また、メモリ部110内の描画データの圧縮/伸張と、DMA制御によるエンジンコントローラ102へのビデオデータの転送を実行する。
エンジンコントローラ102は、ヘッド制御部113およびモータ制御部114を含むASIC112、MPU115、定着制御部116、高圧制御部117を備える。
プリンタエンジン103は、ヘッド部118、メインモータ119、負荷120、センサ121、定着サーミスタ122、定着ヒータ123、および高圧部124などを備える。
ASIC112は、ヘッド制御部112にて、1ライン分の印刷タイミングを制御しながら、プリンタエンジン103内のヘッド部118へヘッドデータを送り、感光体に画像を形成させる。ASIC112は、モータ制御部113によって、プリンタエンジン103内のメインモータ119を制御する。ASIC112は、プリンタエンジン103内の給紙ソレノイドや待機クラッチなどの負荷120を制御する。ASIC112は、プリンタエンジン103内の各種センサ121を介して、給紙、排紙、紙有無、用紙サイズ、ユニット情報等を検出する。
MPU115は、ROM、RAM(ランダムアクセスメモリ)、A/D変換器を内蔵するワンチップマイクロコンピュータである。MPU115は、プリンタエンジン103内の定着サーミスタ122の値を内蔵のA/D変換器を介して算出し、その算出結果に基づいて定着制御部116を介してプリンタエンジン103内の定着ヒータ123を制御することにより、定着温度制御を実行する。
I/Fコントローラ101内のビデオI/F制御部109が印刷開始を指定すると、ASIC112内のモータ制御部113が、プリンタエンジン103内のメインモータ119を回転させ、用紙を搬送させる。また、ASIC112は、センサ121を介して用紙先端が画像形成可能な位置に到達したことを検知し、I/Fコントローラ101内のビデオI/F制御部109に知らせる。次に、ASIC112は、I/Fコントローラ101に水平同期信号を出力するとともに、ヘッドデータをプリンタエンジン103内のヘッド部118へ送信して、画像を形成する。
図2は、図1のヘッド制御部112の構成例を示す図である。
ヘッド制御部112は、ビデオI/F制御部201、ビデオRAM(ランダムアクセスメモリ)202、ヘッドI/F制御部203、およびCPU I/F制御部204を備える。さらに、ヘッドI/F制御部203は、ドットパターン生成部205、パターン登録レジスタ206、ヘッドデータ送信部207、ヘッド制御信号生成部208、およびストローブ信号生成部209を備える。
ビデオI/F制御部201は、I/Fコントローラ101(図1)から受信したビデオデータを、ビデオRAM202に格納し、ヘッドI/F制御部203内のドットパターン生成部205からの要求に応じ、順次ドットパターン生成部205に転送する。
ドットパターン生成部205は、ビデオI/F制御部201から入力されたビデオデータの1画素を、各階調値に基づいてパターン登録レジスタ206に設定されたドットパターンデータをリードすることにより、副走査方向にそれぞれn個の微画素に展開することにより、ドットパターンデータを生成する。
ヘッドI/F制御部203内のヘッドデータ送信部207は、ドットパターン生成部205が生成したドットパターンデータを、ヘッド制御信号生成部208のドットクロック(DCLK)の指示に従って、順次ヘッド部118(図1参照)へ転送する。
ヘッド制御信号生成部309は、水平同期信号/HD−HSYNC、ドットクロック信号DCLK、LOAD信号等のヘッド制御信号を生成する。
ストローブ信号生成部209は、CPU I/F制御部204により設定された階調情報に従って、副走査方向をn分割し、それぞれの要求に応じたストローブ信号を生成する。ストローブ信号生成部209は例えば、副走査方向2分割の場合はサブライン(1/2)、(2/2)の2種類、副走査方向3分割の場合はサブライン(1/3)、(2/3)、(3/3)の3種類のストローブタイミング信号を生成する。
CPU I/F制御部204は、アドレスデコード及び各モジュールのレジスタ群及びI/O(入出力)ポートのリード/ライトを行う。
図3は、図2のストローブ信号生成部209の構成例を示す図である。
1200dpi露光レジスタ301、600dpi露光レジスタ302、および演算部303からなる露光時間算出部は、ビデオI/F制御部201からヘッドI/F制御部203に入力するビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、入力したビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する。
ここでは、ビデオデータの解像度および階調値の組ごとにヘッドの光源を階調値を最大として発光させたときの所定の解像度への換算時の所定の光強度閾値における発光面積が一定になるように露光時間が算出される。この動作原理については、後述する。
ここで、1200dpi露光レジスタ301および600dpi露光レジスタ302は、ビデオデータの1200dpiまたは600dpi解像度および階調値2、3、4等の組ごとに、その組に対応する上述の発光面積に対する、所定の解像度および階調値の組(例えば後述する解像度600dpi、階調値4)に対応する発光面積の比の値を記憶する。
さらに、演算部303は、入力したビデオデータの解像度および階調値の組に対応する発光面積の比の値を1200dpi露光レジスタ301または600dpi露光レジスタ302から取得し、前述した所定の解像度および階調値の組での時間露光積の値をヘッド部118の光源に現在設定されている光出力の値で除算し、その除算結果に取得した発光面積の比の値を乗算することにより、露光時間を演算する。
そして、ストローブ信号生成部209は、算出された露光時間に対応して、図1または図2のヘッド部118の光源を駆動するためのストローブ信号/STROBEを生成し、ヘッド部118に供給する。
図4は、解像度および階調値の組ごとのドットパターンおよびヘッド部118の光源の点灯タイミングの例を示す図である。図4(a)は解像度600dpi、階調値2のドットパターン、図4(b)は解像度1200dpi、階調値2のドットパターン、図4(c)は解像度600dpi、階調値4のドットパターン、図4(d)は解像度1200dpi、階調値3のドットパターンである。
ヘッド部118では、図面左から右方向の主走査線方向に沿って、1200dpiごとに1個ずつ、かつ、特には図示しないが、多数の光源400が配置される。また、紙面上から下方向の副走査方向には、これら多数の光源400は、一列に並ぶように配置されている。このため、例えば、図4(a)に示されるように、600dpi×600dpiのエリア内には、2つの光源400(#1)および400(#2)が主走査線方向に並んで配置される。各光源400は、個別にオン/オフが可能となっている。
図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向の600dpiのエリアに入る破線枠401で示される2つの光源400(#1)および400(#2)が、同時にオンまたは同時にオフされる。また、ヘッド部118の副走査方向への移動に伴って、ヘッド部118の2つの光源400(#1)および400(#2)が、図4(a)の破線枠401で示されるエリアに重なる位置に移動したときに、これら2つの光源400(#1)および400(#2)が、同時にオンされ、予め定めた時間だけ点灯後、同時にオフされる。すなわち、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiの1画素のエリアでは、2つの光源400(#1)および400(#2)のペアは1回だけ同時にオン/オフ制御される。
これにより、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiの1画素エリア内で、ビデオデータの階調値が1のときは2つの光源400(#1)および400(#2)が同時にオンし、階調値が0のときは2つの光源400(#1)および400(#2)が同時にオフするという、2値の階調値が表現される。
図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向の2画素分の1200dpiの各エリアに入る破線枠402で示される2つの光源400(#1)および400(#2)は、別々にオンまたはオフされる。また、図4(b)に示されるように、副走査線方向では、ヘッド部118の副走査方向への移動に伴って、ヘッド部118の2つの光源400(#1)および400(#2)が、図4(a)の破線枠401で示される1200dpi間隔の破線枠402および403で示されるエリアに重なる2つの位置のそれぞれに移動したときに、これら2つの光源400(#1)および400(#2)が、個別にオンされ、予め定めた時間だけ点灯後、個別にオフされる。
これにより、図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリアに入る太線枠で囲まれた4つの1200dpi×1200dpiの1画素エリアのそれぞれにおいて、1つの光源400が、ビデオデータの階調値が1のときはオンし、階調値が0のときはオフするという、2値の階調値が表現される。
図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向の600dpiの1画素エリアに入る破線枠404で示される2つの光源400(#1)および400(#2)は、同時にオンまたはオフされる。また、ヘッド部118の副走査方向への移動に伴って、ヘッド部118の2つの光源400(#1)および400(#2)が、図4(c)の破線枠404、405、および406で示されるエリアに重なる3つの位置のそれぞれに移動したときに、これら2つの光源400(#1)および400(#2)が、同時にオンされ、予め定めた時間だけ点灯後、同時にオフされる。
これにより、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiの1画素エリア内で、2つの光源400(#1)または400(#2)のペアが、ビデオデータの階調値が3のときは破線枠404、405、および406の全ての位置でオンし、階調値が2のときは例えば破線枠404、405の位置でオン、破線枠406の位置でオフし、階調値が1のときは例えば破線枠404の位置でオン、破線枠405、406の位置でオフし、階調値が0のときは破線枠404、405、406の全ての位置でオフするという、4値の階調値が表現される。
図4(d)の解像度1200dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向の2画素分の1200dpiの各エリアに入る破線枠407で示される2つの光源400(#1)および400(#2)は、別々にオンまたはオフされる。また、図4(d)に示されるように、副走査線方向では、ヘッド部118の副走査方向への移動に伴って、ヘッド部118の2つの光源400(#1)および400(#2)が、図4(a)の破線枠401で示される2400dpi間隔の破線枠407、408、409、および410で示されるエリアに重なる4つ位置のそれぞれに移動したときに、これら2つの光源400(#1)および400(#2)が、個別にオンされ、予め定めた時間だけ点灯後、個別にオフされる。
これにより、図4(d)の解像度1200dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理では、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリアに入る太線枠で囲まれた4つの1200dpi×1200dpiの1画素エリア(例えば、図4(d)の破線枠407、408の各左側の白丸が配置された2つの矩形からなるエリア)のそれぞれにおいて、光源400が点灯される2つのエリア(例えば、図4(d)の破線枠407、408の各左側の白丸が配置された2つの矩形エリア)のうち、ビデオデータの階調値が2のときは両方のエリアにおいて光源400がオンし、階調値が1のときは片方のエリアだけにおいてオンし、階調値が0のときは両方のエリアにおいてオフするという、3値の階調値が表現される。
図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理において、階調値が最大となる場合、図4(a)から理解されるように、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、2個の光源400がオンされる。図5は、図4(a)の場合における主走査線方向の露光時間制御がない場合の光強度分布を示す図である。
次に、図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理において、階調値が最大となる場合、図4(b)から理解されるように、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、4個の光源400がオンされる。図6は、図4(b)の場合における主走査線方向の露光時間制御がない場合の光強度分布を示す図である。図6において、1200dpiの間隔で示されている2つの光強度分布は破線枠402および403でのそれぞれ2つずつの光源400のオンによるものであり、「600dpi合成」のラベルが付与されている光強度分布が、図4(b)に示される主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、4個の光源400が同時にオンされた場合に相当する光強度分布である。図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合の光エネルギーは、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリアに換算して比較すると、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合に対して、光源数2個対光源数4個で2倍となる。すなわち、単位面積あたりの光エネルギーは、図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合は、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合に対し、2倍となっている。
次に、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理において、階調値が最大となる場合、図4(c)から理解されるように、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、6個の光源400がオンされる。図7は、図4(c)の場合における主走査線方向の露光時間制御がない場合の光強度分布を示す図である。図7において、1800dpiの間隔で示されている3つの光強度分布は破線枠404、405、および406でのそれぞれ2つずつの光源400のオンによるものであり、「600dpi合成」のラベルが付与されている光強度分布が、図4(c)に示される主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、6個の光源400が同時にオンされた場合に相当する光強度分布である。図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理の場合の光エネルギーは、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリアに換算して比較すると、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合に対して、光源数2個対光源数6個で3倍となる。すなわち、単位面積あたりの光エネルギーは、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理の場合は、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合に対し、3倍となっている。
更に、図4(d)の解像度1200dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理において、階調値が最大となる場合、図4(d)から理解されるように、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、8個の光源400がオンされる。図8は、図4(d)の場合における主走査線方向の露光時間制御がない場合の光強度分布を示す図である。図8において、2400dpiの間隔で示されている3つの光強度分布は破線枠407、408、409、および410でのそれぞれ2つずつの光源400のオンによるものであり、「600dpi合成」のラベルが付与されている光強度分布が、図4(d)に示される主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリア内で、8個の光源401が同時にオンされた場合に相当する光強度分布である。図4(d)の解像度1200dpi、階調値3のドットパターンへの印字処理の場合の光エネルギーは、主走査線方向600dpi×副走査線方向600dpiのエリアに換算して比較すると、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合に対して、光源数2個対光源数8個で4倍となる。すなわち、単位面積あたりの光エネルギーは、図4(d)の解像度1200dpi、階調値3のドットパターンへの印字処理の場合は、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合に対し、4倍となっている。
以上説明したように、解像度と階調値の組合せが、図4(a)の600dpiと階調値2の場合、図4(b)の1200dpiと階調値2の場合、図4(c)の600dpiと階調値4の場合、および図4(d)の1200dpiと階調値3の場合では、600dpi×600dpiのエリアに換算した場合の光エネルギーが、光源2個:4個:6個:8個=1:2:3:4になる。
これにより、露光時間の制御を行わなければ、ヘッド部118の光源の発光による光エネルギーは、図5、図6、図7、および図8の600dpiまたは600dpi合成の光強度分布からわかるように、図4(a)、(b)、(c)、(d)の順番で大きくなってしまうことがわかる。これは、解像度と階調値の組合せにより、図4(a)、(b)、(c)、(d)の順番で印刷濃度が濃くなってしまうことを意味する。
そこで、本実施形態では、図2および図3のストローブ信号生成部209が、ヘッド部118の光源に対して供給するストローブ信号/STROBEのパルス幅を調整することにより、図4(a)、(b)、(c)、(d)の各場合で600dpi換算時の光エネルギーが等しくなるように、各場合における露光時間を調整する。
いま例えば、図4(c)の場合を基準にして考えると、階調値最大の場合の600dpi×600dpiのエリアでの光源数は、図4(c)の場合の6個に対して、図4(a)の場合は2個、図4(b)の場合は4個、図4(d)の場合は8個である。従って、図4(a)の場合は、図4(c)の場合に対して光エネルギーの量を3倍にすれば、2個×3=6個となって、両者の印刷濃度が等しくなる。また、図4(b)の場合は、図4(c)の場合に対して光エネルギーの量を1.5倍にすれば、4個×1.5=6個となって、両者の印刷濃度が等しくなる。さらに、図4(d)の場合は、図4(c)の場合に対して光エネルギーの量を0.75倍にすれば、8個×0.75=6個となって、両者の印刷濃度が等しくなる。
図9、図10、図11、および図12は、図4(c)、(a)、(b)、(d)の各場合に対応する露光時間制御がある場合の主走査線方向の光強度分布の例を示す図である。
まず、図9において、図4(c)の場合の副走査線方向の光強度分布を600dpiに換算した場合の光強度分布(図9中「600dpi合成」のラベルが付与されている分布)において、光強度が所定の光強度閾値Tpを超えるエリアの発光面積Siを考える。光源からの光は感光体ドラム面に対して円形に照射され、この円形内のエリアで、光源からの発光強度が所定の光強度閾値Tpを超える。したがって、発光面積Siは、上記光強度分布上で光強度の値が閾値Tpに等しくなるときの光源から副走査線方向への距離をRとしたとき、πR2 で、光源は2つあるからπR2 ×2となる。ここで、所定の光強度閾値Tpは例えば、感光体ドラムの表面を露光し静電潜像を形成するために必要な光強度である。
上記の発光面積Siが同じであれば、感光体ドラムの表面に単位面積あたりに照射される光エネルギーの量も同じであり、ひいては、印字濃度も同じになる。したがって、印字濃度を同じにするには、単位面積あたりの光エネルギーの量を同じにすればよい。これは、発光面積Siを用いて説明すれば、発光面積Siが等しくなるように単位面積あたりの光エネルギーの量を調整すれば、印字濃度が同じになるということになる。前述したように、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理の場合の単位面積あたりの光エネルギーは、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合の単位面積あたりの光エネルギーに対して、3倍である。したがって、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理を基準にしたときの、図4(a)の解像度600dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の補正係数Srは、3.00となる。
同様に、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理の場合の単位面積あたりの光エネルギーは、図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の場合の単位面積あたりの光エネルギーに対して、1.5倍である。したがって、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理を基準にしたときの、図4(b)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の補正係数Srは、1.50となる。
また、同様に、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理の場合の単位面積あたりの光エネルギーは、図4(d)の解像度1200dpi、階調値3のドットパターンへの印字処理の場合の単位面積あたりの光エネルギーに対して、0.75倍である。したがって、図4(c)の解像度600dpi、階調値4のドットパターンへの印字処理を基準にした場合の、図4(d)の解像度1200dpi、階調値2のドットパターンへの印字処理の補正係数Srは、0.75となる。
以上のようにして決定される補正係数Srが、図3のストローブ信号生成部209内の1200dpi露光レジスタ301および600dpi露光レジスタ302に、図13に示されるようにして格納される。
そして、図3の演算部303は、入力したビデオデータの解像度および階調値の組ごとに、次式により適正露光時間Ltを算出する。
Lt=Tm/Pv×Sr
ここで、Tmは、図4(c)に対応する解像度600dpi、階調値4の場合における時間露光積(μW・μs:マイクロワット・マイクロ秒)である。また、Pvは、ヘッド部118の光源に現在設定されている光出力(μW/dot:マイクロワット/ドット)である。さらに、補正係数Srは、入力されたビデオデータの解像度および階調値の組に対応して図3の1200dpi露光レジスタ301または600dpi露光レジスタ302から読み出される値である。
すなわち、演算部303は、図4(c)に対応する解像度600dpi、階調値4の場合における時間露光積を光出力で除算して得られる露光時間に、入力されたビデオデータに対応する解像度および階調値の組に対応する補正係数Srを乗算することにより、その組に対応する適正露光時間Ltを算出することができる。
図2および図3のストローブ信号生成部209は、上述のようにして算出された適正露光時間Ltに対応する時間だけオンとなるストローブ信号/STROBEを生成し、ヘッド部118に供給する。この結果、入力されるビデオデータの解像度と階調値の組が異なっても、それに応じて印刷濃度が自動的に補正された印字処理を実行することが可能となる。
解像度や階調数また環境変化になど多様な条件に対して、従来の帯電電圧や現像バイアス等の高圧設定だけで印刷濃度調整を行うと、高圧出力範囲が広がり動作不安定や回路のコストアップにつながる。これに対して、本実施形態では、従来技術の印刷濃度制御技術に加えて、ヘッド部の光源の露光時間を調整することによる印刷濃度制御を施すことにより、印刷濃度調整の精度アップやコストダウンを図ることが可能となる。
また、解像度および階調が変わっても発光面積を一定に保つことにより、光強度を安定させ印字品質を向上させることが可能となる。
以上の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成装置において、
前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する露光時間算出部と、
前記露光時間算出部が算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するストローブ信号生成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
(付記2)
前記露光時間算出部は、前記ビデオデータの解像度および階調値の組ごとに前記ヘッドの光源を階調値を最大として発光させたときの一画素あたりの光強度が該光強度を予め定めた解像度に換算した時に予め定めた光強度閾値を超える発光面積が、一定になるように前記露光時間を算出する、
ことを特徴とする付記1に記載の画像形成装置。
(付記3)
前記露光時間算出部は、
前記ビデオデータの解像度および階調値の組ごとに、該組に対応する前記発光面積に対する、該組のうちのいずれか一つの組に対応する前記発光面積の比の値を記憶する記憶部と、
前記ビデオデータの解像度および階調値の組に対応する前記発光面積の比の値を前記記憶部から取得し、前記いずれか一つの組での時間露光積の値を前記ヘッドの光源に現在設定されている光出力の値で除算し、該除算結果に前記取得した発光面積の比の値を乗算することにより、前記露光時間を演算する演算部と、
を備えることを特徴とする付記2に記載の画像形成装置。
(付記4)
ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成方法において、
前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出し、
前記算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給する、
ことを特徴とする画像形成方法。
(付記5)
ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成装置に、
前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出するステップと、
前記算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するステップと、
を実行させるための画像形成装置制御プログラム。
(付記6)
ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する露光時間算出部と、
前記露光時間算出部が算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するストローブ信号生成部と、
を備え、
前記ストローブ信号生成部は、
前記階調値に応じて一画素あたりの前記ヘッドの光源の点灯回数を変更するような前記ストローブ信号を生成し、
前記露光時間算出部は、
前記複数の組のそれぞれについて、一画素あたりの前記ヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、
前記複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、前記各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、
前記いずれか一つの組の露光時間に、前記各組の点灯回数に対する比を乗算して、前記各組における前記露光時間を算出する、
ことを特徴とするヘッド制御装置。
(付記7)
ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出し、
前記算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給し、
前記ストローブ信号を生成することは、
前記階調値に応じて一画素あたりの前記ヘッドの光源の点灯回数を変更するような前記ストローブ信号を生成することを含み、
前記露光時間を算出することは、
前記複数の組のそれぞれについて、一画素あたりの前記ヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、
前記複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、前記各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、
前記いずれか一つの組の露光時間に、前記各組の点灯回数に対する比を乗算して、前記各組における前記露光時間を算出することを含む、
ことを特徴とするヘッド制御方法。
(付記8)
コンピュータに、
ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出するステップと、
前記算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するステップと、
を実行させ、
前記ストローブ信号を生成するステップにおいて、
前記階調値に応じて一画素あたりの前記ヘッドの光源の点灯回数を変更するような前記ストローブ信号を生成するステップを実行させ、
前記露光時間を算出するステップにおいて、
前記複数の組のそれぞれについて、一画素あたりの前記ヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、
前記複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、前記各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、
前記いずれか一つの組の露光時間に、前記各組の点灯回数に対する比を乗算して、前記各組における前記露光時間を算出するステップを実行させる、
ためのヘッド制御プログラム。
100 印刷装置
101 I/F(インタフェース)コントローラ
102 エンジンコントローラ
103 プリンタエンジン
104 受信制御部
105 ROM(リードオンリーメモリ:読取り専用メモリ)
106 フォント部
107 表示制御部
108、115 MPU(Micro Processing Unit:マイクロプロセッシングユニット)
109、201 ビデオI/F制御部
110 メモリ部
111、112 ASIC
113 ヘッド制御部
114 モータ制御部
116 定着制御部
117 高圧制御部
118 ヘッド部
119 メインモータ
120 負荷
121 センサ
122 定着サーミスタ
123 定着ヒータ
124 高圧部
202 ビデオRAM
203 ヘッドI/F制御部
204 CPU I/F制御部
205 ドットパターン生成部
206 パターン登録レジスタ
207 ヘッドデータ送信部
208 ヘッド制御信号生成部
209 ストローブ信号生成部
210 ヘッド情報ROM
211 CPUバス

Claims (8)

  1. ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成装置において、
    前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する露光時間算出部と、
    前記露光時間算出部が算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するストローブ信号生成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記露光時間算出部は、前記ビデオデータの解像度および階調値の組ごとに前記ヘッドの光源を階調値を最大として発光させたときの一画素あたりの光強度が該光強度を予め定めた解像度に換算した時に予め定めた光強度閾値を超える発光面積が、一定になるように前記露光時間を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記露光時間算出部は、
    前記ビデオデータの解像度および階調値の組ごとに、該組に対応する前記発光面積に対する、該組のうちのいずれか一つの組に対応する前記発光面積の比の値を記憶する記憶部と、
    前記ビデオデータの解像度および階調値の組に対応する前記発光面積の比の値を前記記憶部から取得し、前記いずれか一つの組での時間露光積の値を前記ヘッドの光源に現在設定されている光出力の値で除算し、該除算結果に前記取得した発光面積の比の値を乗算することにより、前記露光時間を演算する演算部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成方法において、
    前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出し、
    前記算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  5. ビデオデータに対して画像処理を行ってヘッドを駆動するためのヘッドデータを生成し該ヘッドデータに基づいてヘッドの光源を発光させて印字処理を実行する画像形成装置に、
    前記ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出するステップと、
    前記算出した露光時間だけ前記ヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するステップと、
    を実行させるための画像形成装置制御プログラム。
  6. ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出する露光時間算出部と、
    前記露光時間算出部が算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するストローブ信号生成部と、
    を備え、
    前記ストローブ信号生成部は、
    前記階調値に応じて一画素あたりの前記ヘッドの光源の点灯回数を変更するような前記ストローブ信号を生成し、
    前記露光時間算出部は、
    前記複数の組のそれぞれについて、一画素あたりの前記ヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、
    前記複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、前記各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、
    前記いずれか一つの組の露光時間に、前記各組の点灯回数に対する比を乗算して、前記各組における前記露光時間を算出する、
    ことを特徴とするヘッド制御装置。
  7. ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出し、
    前記算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給し、
    前記ストローブ信号を生成することは、
    前記階調値に応じて一画素あたりの前記ヘッドの光源の点灯回数を変更するような前記ストローブ信号を生成することを含み、
    前記露光時間を算出することは、
    前記複数の組のそれぞれについて、一画素あたりの前記ヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、
    前記複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、前記各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、
    前記いずれか一つの組の露光時間に、前記各組の点灯回数に対する比を乗算して、前記各組における前記露光時間を算出することを含む、
    ことを特徴とするヘッド制御方法。
  8. コンピュータに、
    ビデオデータの解像度および階調値の複数の組間で印刷濃度が一定になるように、前記ビデオデータの解像度および階調値に応じて露光時間を算出するステップと、
    前記算出した露光時間だけヘッドの光源を駆動するためのストローブ信号を生成して前記ヘッドに供給するステップと、
    を実行させ、
    前記ストローブ信号を生成するステップにおいて、
    前記階調値に応じて一画素あたりの前記ヘッドの光源の点灯回数を変更するような前記ストローブ信号を生成するステップを実行させ、
    前記露光時間を算出するステップにおいて、
    前記複数の組のそれぞれについて、一画素あたりの前記ヘッドの光源の前記点灯回数を最大にしたときの点灯回数を算出し、
    前記複数の組のいずれか一つの組の点灯回数の、前記各組の点灯回数に対する比をそれぞれ算出し、
    前記いずれか一つの組の露光時間に、前記各組の点灯回数に対する比を乗算して、前記各組における前記露光時間を算出するステップを実行させる、
    ためのヘッド制御プログラム。
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