JP2005262655A - 印字ヘッド駆動装置及び印字ヘッド駆動方法 - Google Patents

印字ヘッド駆動装置及び印字ヘッド駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 印字ヘッドのズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる印字ヘッド駆動装置及び印字ヘッド駆動方法を提供する。
【解決手段】 ビデオI/F制御部13は、各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、印字ヘッド7の位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値を第1のブロック単位で記憶し、第1の補正値に基づいて印字ヘッド7のズレを第1のブロック単位で補正し、斜め・BOW補正部32は、ズレ量と第1の補正値記憶手段によって記憶された第1の補正値との差である第2の補正値を、第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で記憶し、第2の補正値に基づいてアドレス演算部43によって補正しきれなかった微小なズレを第2のブロック単位でさらに補正する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ビデオデータを印字ヘッドに転送して印字を行う印字ヘッド駆動装置及び印字ヘッド駆動方法に関するものである。
例えば、印字装置としてのLED(Light Emitting Diode)プリンタには、感光体ドラムに対してLEDアレイヘッドが設けられており、このLEDアレイヘッドにデータをロードし、ストローブ信号を入力することによって発光が行われ、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。
このようなLEDプリンタにおいて、印字品質を低下させる原因として以下の3つが知られている。
まず、LEDアレイヘッドの取り付け時に生じる角度誤差が挙げられる。LEDアレイヘッドは、取り付け時に厳密に主走査方向に対して平行に設置されているとは限らない。すなわち、LEDアレイヘッドは、右上がりか、右下がりの状態に設置される場合がある。
また、LEDチップの実装時に生じるズレが挙げられる。LEDアレイヘッドは、基板上に複数のLEDチップが一直線状に実装されることが理想である。しかしながら、実際にはLEDチップ毎の実装に多少のばらつきが生じる場合がある。
さらに、LEDチップの実装された基板の直線性の歪みによって、LEDチップ毎のズレが生じる場合がある。
このような原因により印字品質が低下することとなる。従来のLEDプリンタでは、LEDアレイヘッドの各LEDチップのズレ量に応じて副走査方向にずらした印字データをLEDアレイヘッドに転送することによって実装のズレを相殺し、印字品質を向上させている。しかしながら、この方法では、解像度が高く単位長さあたりのライン数が多いほど大容量のメモリが必要となり、コストアップの原因となる。
そこで、ビデオデータ単位とドット単位の2段階の補正を行うことによりメモリ容量を削減する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−112443号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、1段階目の補正においてメインメモリからデータをリードする際に、1画素単位でリードしており、このように1画素単位でメインメモリからデータをリードすることは、ビデオデータの転送において処理速度を低下させる原因となる。また、ビデオデータの1画素をnドットのデータに展開するための回路が必要となり、回路規模の増大に繋がる。さらに、2段階目の補正においてビデオデータの1画素をnドットのデータに展開しているが、データの展開方法によっては望ましい補正が行えるとは限らない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、印字ヘッドのズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる印字ヘッド駆動装置及び印字ヘッド駆動方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る印字ヘッド駆動装置は、ビデオデータをライン毎に印字ヘッドに転送して印字を行う印字ヘッド駆動装置であって、各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、印字ヘッドの位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値を第1のブロック単位で記憶する第1の補正値記憶手段と、前記第1の補正値記憶手段によって記憶された第1の補正値を読み出し、読み出された第1の補正値に基づいて前記印字ヘッドのズレを前記第1のブロック単位で補正する第1の補正手段と、前記ズレ量と前記第1の補正値記憶手段によって記憶された第1の補正値との差である第2の補正値を、前記第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で記憶する第2の補正値記憶手段と、前記第2の補正値記憶手段によって記憶された第2の補正値を読み出し、読み出された第2の補正値に基づいて前記第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレを前記第2のブロック単位で補正する第2の補正手段とを備える。
この構成によれば、ビデオデータの各ラインの全画素が複数画素毎の複数ブロックに分割され、印字ヘッドの位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値が第1のブロック単位で記憶され、記憶された第1の補正値が読み出され、読み出された第1の補正値に基づいて印字ヘッドのズレが第1のブロック単位で補正され、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値が、第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で記憶され、記憶された第2の補正値が読み出され、読み出された第2の補正値に基づいて第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。
このように、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値に基づいて、第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。例えば、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量が7であり、第1のブロック単位で補正する補正量が5である場合、第1のブロック単位で補正しきれなかった微小なズレを補正するための補正量は2(=7−5)となり、微小なズレを補正するために必要なビデオデータを格納するメモリの容量を節約することができる。したがって、印字ヘッドのズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる。
また、上記の印字ヘッド駆動装置において、前記第1の補正手段によって行われる補正は、前記印字ヘッドの動作を制御するエンジン制御部に前記ビデオデータを転送するインターフェースコントローラ内で行われ、前記第2の補正手段によって行われる補正は、前記エンジン制御部内で行われることが好ましい。
この構成によれば、第1の補正手段によって行われる補正が、印字ヘッドの動作を制御するエンジン制御部にビデオデータを転送するインターフェースコントローラ内で行われ、第2の補正手段によって行われる補正が、エンジン制御部内で行われるので、それぞれの補正を異なる回路に分散して処理することができる。
また、上記の印字ヘッド駆動装置において、前記ズレ量は、前記印字ヘッドの角度ズレであることが好ましい。この構成によれば、印字ヘッドの角度ズレを補正することができる。
また、上記の印字ヘッド駆動装置において、前記ズレ量は、前記印字ヘッドに実装される発光素子のズレ、又は前記印字ヘッドの直線性歪みによるズレであることが好ましい。この構成によれば、印字ヘッドに実装される発光素子のズレ、又は印字ヘッドの直線性歪みによるズレを補正することができる。
また、上記の印字ヘッド駆動装置において、第2の補正手段によって読み出されるビデオデータを記憶するメモリのバス幅は、第1の補正手段によって読み出されるビデオデータを記憶するメモリのバス幅よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、第2の補正手段によって読み出されるビデオデータを記憶するメモリのバス幅が、第1の補正手段によって読み出されるビデオデータを記憶するメモリのバス幅よりも小さいので、第2の補正手段は第1の補正手段よりも細かい補正をすることができ、第1の補正手段で補正しきれなかった印字ヘッドの微小なズレを補正することができる。
本発明に係る印字ヘッド駆動方法は、ビデオデータをライン毎に印字ヘッドに転送して印字を行う印字ヘッド駆動方法であって、各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、印字ヘッドの位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値を第1のブロック単位で記憶する第1の補正値記憶ステップと、前記第1の補正値記憶ステップにおいて記憶された第1の補正値を読み出し、読み出された第1の補正値に基づいて前記印字ヘッドのズレを前記第1のブロック単位で補正する第1の補正ステップと、前記ズレ量と前記第1の補正値記憶ステップにおいて記憶された第1の補正値との差を第2の補正値とし、前記第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で当該第2の補正値を記憶する第2の補正値記憶ステップと、前記第2の補正値記憶ステップにおいて記憶された第2の補正値を読み出し、読み出された第2の補正値に基づいて前記第1の補正ステップにおいて補正しきれなかった微小なズレを前記第2のブロック単位で補正する第2の補正ステップとを含む。
この構成によれば、ビデオデータの各ラインの全画素が複数画素毎の複数ブロックに分割され、印字ヘッドの位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値が第1のブロック単位で記憶され、記憶された第1の補正値が読み出され、読み出された第1の補正値に基づいて印字ヘッドのズレが第1のブロック単位で補正され、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値が、第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で記憶され、記憶された第2の補正値が読み出され、読み出された第2の補正値に基づいて第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。
このように、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値に基づいて、第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。例えば、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量が7であり、第1のブロック単位で補正する補正量が5である場合、第1のブロック単位で補正しきれなかった微小なズレを補正するための補正量は2(=7−5)となり、微小なズレを補正するために必要なビデオデータを格納するメモリの容量を節約することができる。したがって、印字ヘッドのズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる。
請求項1に記載の発明によれば、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値に基づいて、第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。例えば、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量が7であり、第1のブロック単位で補正する補正量が5である場合、第1のブロック単位で補正しきれなかった微小なズレを補正するための補正量は2(=7−5)となり、微小なズレを補正するために必要なビデオデータを格納するメモリの容量を節約することができる。したがって、印字ヘッドのズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の補正手段によって行われる補正が、印字ヘッドの動作を制御するエンジン制御部にビデオデータを転送するインターフェースコントローラ内で行われ、第2の補正手段によって行われる補正が、エンジン制御部内で行われるので、それぞれの補正を異なる回路に分散して処理することができる。
請求項3に記載の発明によれば、印字ヘッドの角度ズレを補正することができる。
請求項4に記載の発明によれば、印字ヘッドに実装される発光素子のズレ、又は印字ヘッドの直線性歪みによるズレを補正することができる。
請求項5に記載の発明によれば、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値に基づいて、第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。例えば、印字ヘッドの正規の位置からのズレ量が7であり、第1のブロック単位で補正する補正量が5である場合、第1のブロック単位で補正しきれなかった微小なズレを補正するための補正量は2(=7−5)となり、微小なズレを補正するために必要なビデオデータを格納するメモリの容量を節約することができる。したがって、印字ヘッドのズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる。
以下、本発明の一実施の形態による画像形成システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態による画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す画像形成システム100は、ホスト機器3とプリンタ装置4とを備えて構成される。
図1において、パーソナルコンピュータ(以下では、パソコンと呼ぶ)1やプリンタサーバ2からなるホスト機器3とプリンタ装置4間は、セントロニクスインターフェイス17aで接続されている。
なお、パソコン1とプリンタ装置4はLAN17bによっても接続されており、プリンタサーバ2を介して印刷データの送信が行われる。ここで、パソコン1とプリンタ装置4とがLAN17bで接続されている場合、パソコン1にインストールされたアプリケーションに従ってプリントを行うと、パソコン1は印刷データ(コマンドデータ)を変換しながらスプーラに一旦保存する。そして、スプーラに一旦保存したデータをプリンタサーバ2内のスプーラへ転送し、このスプーラからプリンタ装置4へ印刷データが転送される。一方、パソコン1とプリンタ装置4とがセントロニクスインターフェイス17aで接続されている場合、スプーラからプリンタ装置4へ直接印刷データ(コマンドデータ)を送信する。
上記のようにして、ホスト機器3から送られた印刷データは、プリンタ装置4のI/Fコントローラ5の受信制御部9を介してメインメモリ14に転送される。プリンタ装置4は、ホスト機器3によって入力された印刷データをビデオデータに変換し、当該ビデオデータをエンジン制御部6に転送するI/Fコントローラ5、印字ヘッド7等の動作を制御するエンジン制御部6、印字ヘッド7、メインモータ8、負荷23、センサ24、定着サーミスタ25及び定着ヒータ26を備えて構成される。
I/Fコントローラ5は、受信制御部9、ROM(リード・オンリ・メモリ)10、フォントメモリ11、表示制御部12、ビデオインターフェース(I/F)制御部13、メインメモリ14、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)15、MPU(Micro Processing Unit)16で構成され、受信バッファに入力する印刷データに含まれるコマンドを解析し、ビデオデータ(ビットマップデータ)に変換する。
図2は、図1に示すメインメモリ14のメモリ構成を説明する模式図である。メインメモリ14は、例えばRAM(ランダム・アクセス・メモリ)で構成される。メインメモリ14は、ワークエリア141、スタックエリア142、受信バッファエリア143及び描画エリア144に分割され、この描画エリア144には用紙1頁分に対応するビットマップデータが記憶される。尚、この描画エリア144より下位アドレスには対応する頁の描画データを圧縮したデータを記憶する圧縮データエリア145も設けられている。
図1に戻って、ROM10はI/Fコントローラ5の制御を行うプログラムを記憶し、フォントメモリ11は文字コードに対応するビットマップデータを記憶する。
また、エンジン制御部6は、ASIC20、MPU21及び定着制御部22で構成され、ASIC20にはヘッド制御部20a及びモータ制御部20bが配設されている。ヘッド制御部20aは、I/Fコントローラ5から供給されるビデオデータを印字ヘッド7に供給する制御を行い、モータ制御部20bは、メインモータの駆動制御を行う。また、ASIC20には、排紙センサ等のセンサ24から各種検知信号が入力され、また駆動ロール等の負荷23を駆動制御する。
印字ヘッド7は、例えば、発光素子であるLED(発光ダイオード)チップをライン状に複数配置したLEDアレイヘッドで構成される。ここで、印字ヘッド7は、取り付け時に厳密に主走査方向に対して平行に設置されているとは限らない。すなわち、印字ヘッド7は、右上がりか、右下がりの状態に設置される場合がある。また、LEDチップの実装時にズレが生じる場合がある。印字ヘッド7は、基板上に複数のLEDチップが一直線状に実装されることが理想であるが、実際にはLEDチップ毎の実装に多少のばらつきが生じる場合がある。さらに、LEDチップの実装された基板の直線性の歪みによって、LEDチップ毎のズレが生じる場合がある。本実施形態では、このような印字ヘッドの取り付け時のズレを補正し(以下、斜め補正ともいう)、印字ヘッドの発光部の実装ズレ及び印字ヘッドの直線性歪みによるズレを補正する(以下、BOW補正ともいう)。
また、MPU21は、上記定着制御部22を制御し、定着制御部22によって定着ヒータ26を駆動制御する。なお、MPU21は、定着サーミスタ25から供給される検知信号に基づいて、定着ヒータ26の温度制御を行う。
I/Fコントローラ5からのプリント開始の指示を受けて、エンジン制御部6はASIC20内のモータ制御部20bの制御によりメインモータ8を回転させ、用紙を搬送させ、画像形成可能な位置に用紙先端が到達したことをI/Fコントローラ5に知らせる。なお、ビデオI/F制御部13は、給紙口の選択や解像度の指定等のエンジン指定や用紙ジャムなどのエンジン状態の受信も行う。
図3は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各印字ヘッドと用紙Pとの位置関係を示す図である。なお、図3に示す矢印は、用紙Pが搬送される方向を示している。図3に示すように、用紙Pにはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各印字ヘッドから順次印字が行われる。すなわち、マゼンタ(M)の印字ヘッド7M、シアン(C)の印字ヘッド7C、イエロー(Y)の印字ヘッド7Y及びブラック(K)の印字ヘッド7Kの順に印字が行われる。印字処理について簡単に説明すると、まず、不図示の帯電装置により一様に帯電された感光体ドラム71M,71C,71Y,71Kの表面に、ビデオデータに応じた各印字ヘッド7M,7C,7Y,7Kからの光が照射され、感光体ドラム71M,71C,71Y,71Kの表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に対して不図示の現像装置からトナーが供給され、感光体ドラム71M,71C,71Y,71Kの表面にトナー画像が形成された後、このトナー画像が不図示の転写装置の転写バイアスによって用紙P上に転写される。用紙Pに転写された未定着状態のトナー画像は定着ヒータ26による加熱及び加圧によって定着され、記録紙上に電子写真画像が形成される。なお、図3に示すX方向が主走査方向であり、Y方向が副走査方向である。
図4は、図1に示すI/Fコントローラ及びエンジン制御部の構成をより詳細に説明するための図である。
I/Fコントローラ5内の受信制御部9は、ホスト機器3から出力される印刷データを受信し、受信した印刷データをメインメモリ14に出力する。メインメモリ14は、受信制御部9によって出力された印刷データを受信バッファエリア143に記憶する。この受信バッファエリア143に格納された印刷データは、MPU16(図示省略)の制御に従って解析処理され、メインメモリ14内の描画エリア144に展開される。この場合、MPU16は、フォントメモリ11(図示省略)を参照し、印刷データに含まれる文字コードを、当該文字コードに対応する文字のビットマップデータに変換し、描画エリア144に展開する。
ビデオI/F制御部13は、メインメモリ14内の描画エリア144に展開されたビデオデータをシリアル変換し、エンジン制御部6にビデオI/F18bを介して転送する。ここで、ビデオI/F制御部13は、メインメモリ14内のビデオデータをリードする際に第1の補正値Aに従ってリードアドレスを変換する。
エンジン制御部6のヘッド制御部20aは、受信制御部31、斜め・BOW補正部32及びラインメモリ33を備えて構成される。受信制御部31は、ビデオI/F制御部13によって転送されたビデオデータを受信し、ラインメモリ33に出力する。ラインメモリ33は、受信制御部31によって受信されたビデオデータを記憶する。
斜め・BOW補正部32は、ラインメモリ33内のビデオデータをリードし、印字ヘッド7にデータを順次転送する。ここで、斜め・BOW補正部32は、ラインメモリ33内のビデオデータをリードする際に第2の補正値Bに従ってリードアドレスを変換する。
印字ヘッド7の取り付け時のズレ、印字ヘッド7の発光素子の実装ズレ及び印字ヘッド7の直線性歪みによるズレを補正するための従来の処理は、エンジン制御部6においてドットデータを格納したラインメモリの読み出しに補正処理を施すことによって印字画像の位置ずれを補正していた。しかしながら、本実施形態では、各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、始めにI/Fコントローラ5内で第1のブロック単位で補正処理を施し、さらにエンジン制御部6内においてI/Fコントローラ5で補正しきれなかった微小なズレに対して、第1のブロック単位より小さく分割された第2のブロック単位で補正処理を施す。すなわち、I/Fコントローラ5とエンジン制御部6との2段階で補正処理を施すことによってメモリ容量を削減する。
また、斜め・BOW補正部32によって読み出されるビデオデータを記憶するラインメモリ33のバス幅は、ビデオI/F制御部13によって読み出されるビデオデータを記憶するメインメモリ14のバス幅よりも小さい。このように、斜め・BOW補正部32によって読み出されるビデオデータを記憶するラインメモリ33のバス幅が、ビデオI/F制御部13によって読み出されるビデオデータを記憶するメインメモリ14のバス幅よりも小さいので、斜め・BOW補正部32はビデオI/F制御部13よりも細かい補正をすることができ、ビデオI/F制御部13で補正しきれなかった印字ヘッド7の微小なズレを補正することができる。
ここで、ビデオI/F制御部13及び斜め・BOW補正部32の構成について説明する。図5は、図4のビデオI/F制御部13の構成について説明するためのブロック図であり、図6は、図4の斜め・BOW補正部32の構成について説明するためのブロック図である。
図5に示すようにビデオI/F制御部13は、主走査カウンタ41、第1の補正値格納部42、アドレス演算部43及び転送制御部44を備えて構成される。主走査カウンタ41は、メインメモリ14のビデオデータが展開される主走査方向の座標をカウントする。第1の補正値格納部42は、各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、印字ヘッド7の位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値を第1のブロック単位で格納する。アドレス演算部43は、メインメモリ14内に格納されている描画データ(ビデオデータ)のリードアドレスの指定を行う。この際、アドレス演算部43は、第1の補正値格納部42に格納されている第1の補正値と、主走査カウンタ41の値によりリードアドレスを算出する。転送制御部44は、アドレス演算部43によって指定されたリードアドレスのデータをリードし、リードしたデータをエンジン制御部6に転送する。このようにして、第1の補正値格納部42によって記憶された第1の補正値が読み出され、読み出された第1の補正値に基づいて印字ヘッド7のズレが第1のブロック単位で補正される。
また、図6に示すように斜め・BOW補正部32は、主走査カウンタ51、第2の補正値格納部52、アドレス演算部53及び転送制御部54を備えて構成される。主走査カウンタ51は、ラインメモリ33のビデオデータが展開される主走査方向の座標をカウントする。第2の補正値格納部52は、印字ヘッド7の位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値を、第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で格納する。アドレス演算部53は、ラインメモリ33内に格納されているビデオデータのリードアドレスの指定を行う。この際、アドレス演算部53は、第2の補正値格納部52に格納されている第2の補正値と、主走査カウンタ51の値によりリードアドレスを算出する。転送制御部54は、アドレス演算部53によって指定されたリードアドレスのデータをリードし、リードしたデータを印字ヘッド7に転送する。このようにして、第2の補正値格納部52によって記憶された第2の補正値が読み出され、読み出された第2の補正値に基づいてビデオI/F制御部13によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位でさらに補正される。
なお、本実施形態において、第1の補正値格納部42が第1の補正値記憶手段の一例に相当し、ビデオI/F制御部13が第1の補正手段の一例に相当し、第2の補正値格納部52が第2の補正値記憶手段の一例に相当し、斜め・BOW補正部32が第2の補正手段の一例に相当する。
次に、右下がりに配置された印字ヘッド7を例にして、具体的に印字ヘッド7の取り付け時のズレを補正する処理について説明する。
図7は、印字ヘッドが右下がりに配置された場合における補正処理について説明するための図であり、図7(a)は、2つの印字ヘッドの配置状態を示す図であり、図7(b)は、主走査方向に対して平行に配置された印字ヘッドから出力される印字画像を示す図であり、図7(c)は、主走査方向に対して右下がりに配置された印字ヘッドから出力される印字画像を示す図である。
図7(a)に示すように、印字ヘッドAは、主走査方向に対して平行に配置されている。したがって、印字ヘッドAから出力される印字画像は、図7(b)に示すように、主走査方向に対して平行である。一方、図7(a)に示すように、印字ヘッドBは、主走査方向に対して所定の角度だけずれており、右下がりに配置されている。したがって、印字ヘッドBから出力される印字画像は、図7(c)に示すように、主走査方向に対して所定の角度だけずれており、右下がりとなっている。
ここで、図7(c)の破線で示す印字ヘッドAの印字画像に対して実線で示す印字ヘッドBの印字画像を重ね合わせるためには、印字ヘッドの主走査方向の位置のそれぞれのラインのズレに応じて印字ヘッドBの印字画像を副走査方向にずらせばよい。この場合、印字ヘッドBの補正量は最大7ラインとなる。
図8は、右下がりに配置された印字ヘッドの補正処理について説明するための図である。図8(a)は、主走査方向に複数のブロックに分割し、その各ブロックにおける補正値の一例を示す図であり、図8(b)は、I/Fコントローラの補正処理において用いられる第1の補正値の一例を示す図であり、図8(c)は、I/Fコントローラのメインメモリに展開されたビデオデータの一例を示す図であり、図8(d)は、エンジン制御部の補正処理において用いられる第2の補正値の一例を示す図であり、図8(e)は、エンジン制御部の補正処理の結果、ラインメモリに読み出されるビデオデータの一例を示す図である。
図8(a)に示すように、主走査方向に16のブロックに分割されており、各ブロックALL1〜16には予め補正値が対応付けられている。例えば、ブロックALL1には、補正値0が対応付けられており、ブロックALL2には、補正値1が対応付けられており、以下、ブロックALL3には補正値1、ブロックALL4には補正値2、・・・、ブロックALL15には補正値6、ブロックALL16には補正値7がそれぞれ対応付けられている。各ブロックALL1〜ALL16に対応付けられている補正値は、メインメモリ14内に展開されたビデオデータを印字ヘッド7に転送するまでに補正すべき補正値である。
なお、メインメモリ14内に展開されたビデオデータを印字ヘッド7に転送するまでに補正すべき補正値は、例えば、初期設定時にテストパターンを印字することによって、主走査方向とテストパターンを印字した際のビデオデータとを比較し、印字ヘッド7が主走査方向に対してどれだけ傾いているかを測定することによって設定される。
ここで、まずビデオI/F制御部13における補正処理について説明する。図8(b)に示すように、メインメモリ14から読み出されるビデオデータは、主走査方向に4つのブロックA1〜A4に分割されており、各ブロックA1〜A4には、予め第1の補正値が対応付けられている。なお、主走査方向の画素数は、例えば、1024画素であり、主走査方向の画素は、256画素毎の4つのブロックA1〜A4に分割される。例えば、ブロックA1には、第1の補正値0が対応付けられており、ブロックA2には、第1の補正値2が対応付けられており、ブロックA3には、第1の補正値3が対応付けられており、ブロックA4には、第1の補正値5が対応付けられている。
ビデオI/F制御部13は、メインメモリ14からブロックA1のビデオデータをリードする際に、ブロックA1の第1の補正値が0であるので副走査方向にはシフトせず、基準となるラインから3ライン分のデータをリードする。また、ビデオI/F制御部13は、メインメモリ14からブロックA2のビデオデータをリードする際に、ブロックA2の第1の補正値が2であるので基準となるラインから副走査方向に2ライン分シフトさせ、2ライン分シフトさせたラインから3ライン分のデータをリードする。同様に、ビデオI/F制御部13は、メインメモリ14からブロックA3及びA4のビデオデータをリードする際に、それぞれのブロックA3,A4に対応する第1の補正値3,5に従って、基準となるラインから副走査方向にシフトさせたラインのデータをリードする。この処理を各ラインにおいて繰り返して行い、第1の補正値によって補正されたデータをビデオI/F制御部13から順次エンジン制御部6に転送することによって、大まかな補正を行うことができる。
なお、本実施形態において、メインメモリ14から読み出されるビデオデータは、主走査方向に4つのブロックA1〜A4に分割されているが、本発明は特にこれに限定されず、ビデオデータの解像度等に応じてブロックの数を適宜変更してもよく、特にコンピュータによる演算を考慮して、1ブロックの画素数が2の階乗となるように分割することが好ましい。
次に、エンジン制御部6における補正処理について説明する。図8(d)に示すように、ラインメモリ33から読み出されるビデオデータは、主走査方向に16のブロックB1〜B16に分割されており、各ブロックB1〜B16には、予め第2の補正値が対応付けられている。
なお、上述したように、主走査方向の画素数は、例えば、1024画素であるため、主走査方向の画素は、64画素毎の16のブロックB1〜B16に分割される。2段階目の補正の画素数は、1段階目の補正で使用するメインメモリ14のバス幅の約数でなければ効率的ではない。通常、1段階目で使用されるメインメモリ14のバス幅は2の階乗である。そのため、2段階目の補正の画素数も2の階乗であることが好ましい。本実施形態では、2段階目の補正における1ブロックの画素数を64画素にしているが、本発明はとくにこれに限定されず、16画素、32画素、128画素、256画素等であってもよい。なお、2段階目の補正における1ブロックの画素数が32画素以下である場合、分割するブロック数が多くなり、第2の補正値を記憶するためのメモリの容量が大きくなるとともに、補正処理の時間が長くなってしまう。また、2段階目の補正における1ブロックの画素数が128画素以上である場合、分割するブロック数が少なくなり、画像が粗くなる虞がある。そのため、2段階目の補正における1ブロックの画素数は、32画素以上であることが好ましく、また、64画素以下であることが好ましい。
例えば、ブロックB1には、第2の補正値0が対応付けられており、ブロックB2には、第2の補正値1が対応付けられており、以下、ブロックB3には第2の補正値1、ブロックB4には第2の補正値2、・・・、ブロックB15には第2の補正値1、ブロックB16には第2の補正値2がそれぞれ対応付けられている。
斜め・BOW補正部32は、ラインメモリ33からブロックB1のビデオデータをリードする際に、ブロックB1の第2の補正値が0であるので副走査方向にシフトさせず、基準となるラインのデータをリードする。また、斜め・BOW補正部32は、ラインメモリ33からブロックB2のビデオデータをリードする際に、ブロックB2の第2の補正値が1であるので基準となるラインから副走査方向に1ライン分だけシフトさせたラインのデータをリードする。同様に、斜め・BOW補正部32は、ラインメモリ33からブロックB3〜B16のビデオデータをリードする際に、それぞれのブロックに対応する第2の補正値に従って、基準となるラインから副走査方向にシフトさせたラインのデータをリードする。この処理を各ラインにおいて繰り返して行い、第2の補正値によって補正されたデータを斜め・BOW補正部32から順次印字ヘッド7に転送することによって、ビデオI/F制御部13において補正しきれなかった微小な補正を行うことができる。
なお、本実施形態において、ラインメモリ33から読み出されるビデオデータは、主走査方向に16のブロックB1〜B16に分割されているが、本発明は特にこれに限定されず、ビデオデータの解像度等に応じてブロックの数を適宜変更してもよく、特にコンピュータによる演算を考慮して、1ブロックの画素数が2の階乗となるように分割することが好ましい。
ここで、従来の補正処理と本実施形態における補正処理とを比較する。図9は、従来の補正処理について説明するための図であり、図9(a)は、従来のI/Fコントローラのメインメモリに描画されたビデオデータの一部を示す図であり、図9(b)は、従来のエンジン制御部において補正される補正値の一例を示す図であり、図9(c)は、従来のエンジン制御部の補正処理の結果、ラインメモリに読み出されるビデオデータの一例を示す図である。
図9(a)に示すように、I/Fコントローラは、メインメモリ内の1〜10の番号で示すラインのデータを順次エンジン制御部に転送する。図9(b)に示すように、主走査方向に16のブロックALL1〜ALL16に分割されており、各ブロックALL1〜ALL16には補正値が対応付けられている。なお、この補正値は、図8(a)に示すブロックALL1〜ALL16に対応する補正値と同じである。この補正値は、メインメモリ内にあるデータを印字ヘッドに転送するまでに補正すべき値である。従来のエンジン制御部は、ラインメモリから各ブロックALL1〜16のビデオデータをリードする際に、各ブロックに対応付けられている補正値に応じたライン分だけ副走査方向にシフトさせたラインのデータをリードする。ここで、図9(a)に示すビデオデータをラインメモリに格納した場合、図9(c)に示すように、ラインメモリは、8ライン分の容量が必要となる。図8(e)に示す本実施形態におけるラインメモリ33は、3ライン分の容量しか必要としないのに対し、図9(c)に示す従来のラインメモリは、8ライン分の容量を必要とし、従来の補正処理と本実施形態の補正処理とを比較してみると、明らかに本実施形態における補正処理のほうが従来の補正処理よりもラインメモリの容量を削減することができる。
このように、印字ヘッド7の正規の位置からのズレ量と第1の補正値との差である第2の補正値に基づいて、ビデオI/F制御部13によって補正しきれなかった微小なズレが第2のブロック単位で補正される。例えば、印字ヘッド7の正規の位置からのズレ量が7であり、第1のブロック単位で補正する補正量が5である場合、第1のブロック単位で補正しきれなかった微小なズレを補正するための補正量は2(=7−5)となり、微小なズレを補正するために必要なビデオデータを格納するラインメモリ33の容量を節約することができる。したがって、印字ヘッド7のズレを補正する際にメモリの容量を削減することができる。
また、1段階目の補正が、印字ヘッド7の動作を制御するエンジン制御部6にビデオデータを転送するインターフェースコントローラ5内で行われ、2段階目の補正が、エンジン制御部6内で行われるので、それぞれの補正を異なる回路に分散して処理することができる。
なお、本実施形態では、右下がりに配置された印字ヘッドについて説明しているが、本発明は特にこれに限定されず、例えば、右上がりに配置された印字ヘッドにも同様に適用可能である。
また、本実施形態では、右下がりに配置された印字ヘッド7の補正処理について説明しているが、印字ヘッド7の発光素子の実装ズレ及び印字ヘッド7の直線性歪みによるズレを補正する補正処理においてもズレに対応した補正値を第1の補正値及び第2の補正値に設定することによって上記と同様に行うことができ、同様の効果を奏することは明らかである。
本発明の一実施の形態による画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示すメインメモリのメモリ構成を説明する模式図である。 マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(B)の各印字ヘッドと用紙との位置関係を示す図である。 図1に示すI/Fコントローラ及びエンジン制御部の構成をより詳細に説明するための図である。 図4のビデオI/F制御部の構成について説明するためのブロック図である。 図4の斜め・BOW補正部の構成について説明するためのブロック図である。 印字ヘッドが右下がりに配置された場合における補正処理について説明するための図である。 右下がりに配置された印字ヘッドの補正処理について説明するための図である。 従来の補正処理について説明するための図である。
符号の説明
1 パソコン
2 プリンタサーバ
3 ホスト機器
4 プリンタ装置
5 I/Fコントローラ
6 エンジン制御部
7 印字ヘッド
8 メインモータ
9 受信制御部
11 フォントメモリ
12 表示制御部
13 ビデオI/F制御部
14 メインメモリ
20a ヘッド制御部
20b モータ制御部
22 定着制御部
23 負荷
24 センサ
25 定着サーミスタ
26 定着ヒータ
31 受信制御部
32 斜め・BOW補正部
33 ラインメモリ
41 主走査カウンタ
42 第1の補正値格納部
43 アドレス演算部
44 転送制御部
51 主走査カウンタ
52 第2の補正値格納部
53 アドレス演算部
54 転送制御部
100 画像形成システム

Claims (6)

  1. ビデオデータをライン毎に印字ヘッドに転送して印字を行う印字ヘッド駆動装置であって、
    各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、印字ヘッドの位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値を第1のブロック単位で記憶する第1の補正値記憶手段と、
    前記第1の補正値記憶手段によって記憶された第1の補正値を読み出し、読み出された第1の補正値に基づいて前記印字ヘッドのズレを前記第1のブロック単位で補正する第1の補正手段と、
    前記ズレ量と前記第1の補正値記憶手段によって記憶された第1の補正値との差である第2の補正値を、前記第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で記憶する第2の補正値記憶手段と、
    前記第2の補正値記憶手段によって記憶された第2の補正値を読み出し、読み出された第2の補正値に基づいて前記第1の補正手段によって補正しきれなかった微小なズレを前記第2のブロック単位でさらに補正する第2の補正手段とを備えることを特徴とする印字ヘッド駆動装置。
  2. 前記第1の補正手段によって行われる補正は、前記印字ヘッドの動作を制御するエンジン制御部に前記ビデオデータを転送するインターフェースコントローラ内で行われ、前記第2の補正手段によって行われる補正は、前記エンジン制御部内で行われることを特徴とする請求項1記載の印字ヘッド駆動装置。
  3. 前記ズレ量は、前記印字ヘッドの角度ズレであることを特徴とする請求項1又は2記載の印字ヘッド駆動装置。
  4. 前記ズレ量は、前記印字ヘッドに実装される発光素子のズレ、又は前記印字ヘッドの直線性歪みによるズレであることを特徴とする請求項1又は2記載の印字ヘッド駆動装置。
  5. 前記第2の補正手段によって読み出されるビデオデータを記憶するメモリのバス幅は、前記第1の補正手段によって読み出されるビデオデータを記憶するメモリのバス幅よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印字ヘッド駆動装置。
  6. ビデオデータをライン毎に印字ヘッドに転送して印字を行う印字ヘッド駆動方法であって、
    各ラインの全画素を複数画素毎の複数ブロックに分割し、印字ヘッドの位置に応じて決まる正規の位置からのズレ量を補正するための第1の補正値を第1のブロック単位で記憶する第1の補正値記憶ステップと、
    前記第1の補正値記憶ステップにおいて記憶された第1の補正値を読み出し、読み出された第1の補正値に基づいて前記印字ヘッドのズレを前記第1のブロック単位で補正する第1の補正ステップと、
    前記ズレ量と前記第1の補正値記憶ステップにおいて記憶された第1の補正値との差である第2の補正値を、前記第1のブロック単位よりも小さく分割された第2のブロック単位で記憶する第2の補正値記憶ステップと、
    前記第2の補正値記憶ステップにおいて記憶された第2の補正値を読み出し、読み出された第2の補正値に基づいて前記第1の補正ステップにおいて補正しきれなかった微小なズレを前記第2のブロック単位で補正する第2の補正ステップとを含むことを特徴とする印字ヘッド駆動方法。
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