JP2014213452A - ノズル検査画像読取装置、及び、インクジェット記録装置 - Google Patents

ノズル検査画像読取装置、及び、インクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】生産性を落とさず低コストで容易にノズル検査画像を取得可能なノズル検査画像読取装置及びインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】周回する搬送面を有し、所定の間隔で記録媒体を搬送する回転搬送部と、複数のノズルからインクを吐出させて画像を形成するインクジェットヘッドとを備えるインクジェット記録装置のインク吐出不良を検査するためのノズル検査画像読取装置であって、回転搬送部の搬送面において、搬送される記録媒体間の間隙の対応位置に設けられ、複数のノズルと対向可能な開口部を有する凹部内に配置される画像読取ユニット213は、開口部でノズルに対向配置される帯状の検査用記録媒体213Pを収容する検査用記録媒体収容部と、検査用記録媒体213Pをその長手方向に搬送する媒体搬送部と、インクジェットヘッドにより検査用記録媒体上に形成された検査画像を搬送順に読み取る読取部2135と、を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、ノズル検査画像読取装置、及び、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置では、インクジェットヘッドに複数個配列されたノズルから記録媒体上にインクを吐出させて、この記録媒体に画像を形成する。このインクジェット記録装置では、ノズルが目詰まりを起こしたり吐出機構が故障したりすることがあり、このような場合には、クリーニングを行って目詰まりを解消したり、隣接するノズルからのインク吐出量を調整して補完したりする。
このようなノズルの目詰まりや吐出機構の故障は、形成される画像のかすれやムラなどを生じさせることで画質を低下させるので、定期的に検査される必要がある。従来、この検査は、ノズルから吐出されたインクにより記録媒体上に形成された画像を撮影し、撮影画像を解析することによって行われる。しかしながら、このような検査では、記録媒体に余計な画像が出力されるという問題がある。また、大型の記録装置に対応する大型のインクジェットヘッドやラインヘッド型の構成などに伴う撮影機構の大型化、インクジェットヘッドの高精度化、及び、これらに伴う高コスト化、といった問題が生じる。
そこで、特許文献1には、巻き取り可能な透明テープ部材を用い、インクジェットヘッドにより形成された検査画像に係るデータを、当該透明テープ部材が巻き取られる際に通過する所定の位置で読み取る画像読取部により取得して検査を行うことで、通常の記録媒体上に検査画像を形成せず、且つ、読取部を大型化しない技術について開示されている。
特開2003−127420号公報
しかしながら、上述の特許文献1の方法によると、画像形成の速度を落とさないためには、透明テープ部材は、一の記録媒体へ通常の画像形成が行われてから次の記録媒体への画像形成が開始されるまでの間に、インクジェットヘッドと記録媒体の搬送部との間に高速で移動され、また、退避されなければならない。このとき、テープ状部材をインクジェットヘッドなどに衝突させないように、インクジェット記録装置では、この透明テープ部材の移動機構に精密さが要求される。従って、このような高速性と精密さを両立させるために構造が複雑になり、また、コストが増大するという課題がある。
この発明の目的は、画像形成の生産性を落とさずに低コストで容易にノズル検査画像を取得することが出来るノズル検査画像読取装置、及び、インクジェット記録装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
周回する搬送面を有し、所定の搬送間隔で当該搬送面上に配置される記録媒体を搬送する回転搬送部と、複数のノズルが設けられ、当該ノズルの各々から記録媒体に対してインクを吐出させることで画像を形成するインクジェットヘッドと、を備えるインクジェット記録装置における前記複数のノズルからのインク吐出不良を検査するためのノズル検査画像読取装置であって、
前記回転搬送部の前記搬送面において、前記搬送間隔で搬送される記録媒体間の間隙に対応する位置に設けられ、前記複数のノズルの各々と対向可能な開口部を有する凹部内に配置される画像読取ユニットを備え、
前記画像読取ユニットは、
前記開口部において前記複数のノズルに対向して配置される帯状の検査用記録媒体を収容する検査用記録媒体収容部と、
収容された前記検査用記録媒体を、当該検査用記録媒体の長手方向に搬送する媒体搬送部と、
前記媒体搬送部による前記検査用記録媒体の搬送経路に沿った読み取り位置に設けられ、前記インクジェットヘッドにより当該検査用記録媒体上に形成された検査画像を、前記読み取り位置に応じた所定の読み取り範囲に搬送された順に読み取る読取部と、
を備える
ことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のノズル検査画像読取装置において、
前記検査用記録媒体を移動させて、前記複数のノズルから前記検査用記録媒体上の前記検査画像が形成される面までの距離を調節する移動部を備える
ことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のノズル検査画像読取装置において、
前記インクジェットヘッドは、前記記録媒体の搬送方向に垂直な画像形成可能幅に亘って前記ノズルが設けられているラインヘッド構造であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置において、
前記媒体搬送部は、
前記検査用記録媒体の一端が接続された巻き取り部と、
当該巻き取り部を回転させる巻き取り駆動部と、
を備え、
前記巻き取り駆動部の動作により前記検査用記録媒体を前記巻き取り部に巻き取ることで当該検査用記録媒体を搬送する
ことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置において、
前記検査用記録媒体の搬送経路に沿って設けられ、当該検査用記録媒体上に形成された前記検査画像を消去する画像消去部を備え、
前記媒体搬送部は、前記読取部による前記検査画像の読み取り後に前記画像消去部による当該検査画像の消去が行われ、更に、当該消去が行われた部分を前記開口部からの露出位置に戻すように前記検査用記録媒体を搬送する
ことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のノズル検査画像読取装置において、
前記媒体搬送部は、周回する搬送経路に従って前記検査用記録媒体を搬送することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置において、
前記検査用記録媒体は、光反射性の材質で形成され、
前記読取部は、前記検査用記録媒体からの反射光を取得して読み取る
ことを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置において、
前記検査画像の前記読み取り範囲を照明する照明部を備え、
前記検査用記録媒体は、光透過性の材質で形成され、
前記読取部は、前記検査用記録媒体に照射された光の透過光を取得して読み取る
ことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、
請求項1〜8の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置と、
前記複数のノズルと前記検査用記録媒体とが対向するタイミングで当該ノズルから前記検査画像に応じてインクを吐出させる検査画像形成制御手段と、
前記ノズル検査画像読取装置により取得された検査画像データからノズルの吐出不良を検出する検出手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置である。
本発明に従うと、インクジェット記録装置において、画像形成の生産性を落とさずに低コストで容易にノズル検査画像を取得することが出来るという効果がある。
本発明の実施形態のインクジェット記録装置の内部構成を側面から見た模式図である。 画像形成ドラムの斜視図である。 画像読取ユニットの側面図である。 ノズル検査処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1の画像読取ユニットの側面図である。 変形例2の画像読取ユニットの側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のインクジェット記録装置1の構成を側面から見た模式図である。
インクジェット記録装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30と、制御部40(検査画像形成制御手段、検出手段)などを備えている。このインクジェット記録装置1では、制御部40による制御に基づいて、給紙部10に格納された記録媒体Pが画像形成部20に搬送され、画像が形成された後に排紙部30に排出される。
給紙部10は、給紙トレー11と搬送部12などを有する。
給紙トレー11は、所定サイズの印刷用紙といった記録媒体Pを一又は複数載置可能に設けられた板状部材である。給紙トレー11は、載置された記録媒体Pの量に応じて上下動し、記録媒体Pのうち一番上のものが搬送部12による搬送開始位置に保持される。
搬送部12は、複数(例えば、2本)のローラー121、122と、内側面でローラー121、122により支持された輪状のベルト123と、給紙トレー11上に載置された記録媒体Pのうち一番上のものをベルト123に受け渡す図示略の供給部と、を有する。搬送部12は、ローラー121、122の回転によるベルト123の周回移動に従って供給部によりベルト123上に受け渡された記録媒体Pを搬送して画像形成部20へ送る。
画像形成部20は、画像形成ドラム21(回転搬送部)と、受け渡しユニット22と、ヒーター23と、ノズルユニット24と、照射部25と、デリバリー部26などを備える。
画像形成ドラム21は、円筒状の外周形状を有し、当該外周面(搬送面)上に記録媒体Pを担持して、その回転動作に応じて記録媒体Pを搬送する。
図2は、画像形成ドラム21の斜視図である。
本実施形態の画像形成ドラム21は、爪部211と、吸気部212と、画像読取ユニット213(ノズル検査画像読取装置、画像読取ユニット)とを有する。
爪部211は、画像形成ドラム21の外周面上の所定位置(ここでは、外周面を回転方向に三等分した各位置)において、それぞれ、当該画像形成ドラム21の回転軸方向(X方向)に配列された複数の爪を有する。爪部211は、これら複数の爪と、画像形成ドラム21の外周面との間で記録媒体Pの一辺の近傍を挟み込んで外周面上に保持することで、画像形成ドラム21に120度間隔(搬送間隔)で記録媒体Pを担持させる。
吸気部212は、爪部211によって記録媒体Pが担持される画像形成ドラム21の外周面上に設けられた複数の吸気孔と、当該吸気孔を介して画像形成ドラム21の内側向きに気体を吸引させる図示略の吸引力発生部(例えば、空気ポンプやファン)とを有する。吸気部212は、この吸引力により記録媒体Pを画像形成ドラム21の外周面に沿わせるように吸い寄せて保つ。
なお、図2では、記録媒体Pの一部が画像形成ドラム21の外周面から捲り上がって表示されているが、これは吸気孔を図示することを目的としたものであり、画像形成部20による画像形成時には、画像形成ドラム21は、記録媒体Pの全体を外周面に担持する。
画像読取ユニット213は、画像形成ドラム21において爪部211と略並行に、X方向に延在して設けられた凹部に埋め込まれる形で設けられている。画像読取ユニット213については、後に詳述する。
受け渡しユニット22は、図1に示すように、搬送部12から受け渡された記録媒体Pを画像形成ドラム21に受け渡す。受け渡しユニット22は、給紙部10の搬送部12と画像形成ドラム21との間の位置に設けられている。受け渡しユニット22は、搬送部12により送られてきた記録媒体Pの一端を把持する爪部221と、爪部221に把持された記録媒体Pを誘導する円筒状の受け渡しドラム222などを有する。爪部221により搬送部12から取得された記録媒体Pは、受け渡しドラム222に送られると回転する受け渡しドラム222の外周面に沿って移動し、そのまま画像形成ドラム21の外周面に誘導されて受け渡される。
ヒーター23は、画像形成ドラム21に担持された記録媒体Pを加熱する。ヒーター23は、例えば、電熱線を有し、この電熱線に通電されることで発熱する。ヒーター23は、画像形成ドラム21の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21に記録媒体Pが担持された後、ノズルユニット24によるインクの吐出が行われる前に当該記録媒体Pを加熱可能な位置に設けられる。記録媒体Pは、制御部40の制御に基づくヒーター23による加熱によって予め設定された略一定の温度とされる。
ノズルユニット24は、記録媒体Pが担持された画像形成ドラム21の回転に応じ、記録媒体Pの各所にインクを吐出していくことで画像を形成する。本実施形態のインクジェット記録装置1では、ノズルユニット24は、画像形成ドラム21の外周面から予め設定された距離だけ離隔されて、所定の間隔で4つ配置されている。4つのノズルユニット24は、YMCK4色のインクをそれぞれ出力する。これらのインクとしては、例えば、紫外線硬化型のインクが用いられるが、これに限られない。ノズルユニット24の各々は、特には限られないが、例えば、複数のノズルが配列された記録ヘッド(インクジェットヘッド)を複数有し、全体としてノズルが記録媒体Pの搬送方向に垂直な方向(X方向)、即ち、回転軸方向の画像形成幅全体に亘って設けられたラインヘッド構造となっている。制御部40の制御に応じたノズルユニット24からのインクの吐出と、画像形成ドラム21の回転との組み合わせにより、記録媒体P上の画像形成可能範囲に画像が形成される。
照射部25は、所定波長のエネルギー線(電磁波)、ここでは、紫外線を照射して、ノズルユニット24から記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させる。照射部25は、例えば、低圧水銀ランプ等の蛍光管を有し、当該蛍光管に電圧を印加して発光させることで紫外線を照射する。照射部25は、画像形成ドラム21の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21の回転により搬送される記録媒体P上にノズルユニット24からインクの吐出がなされた後、記録媒体Pが画像形成ドラム21からデリバリー部26に渡る前に当該記録媒体P上に紫外線が照射可能に設けられている。照射部25は、画像形成ドラム21の外周面上においてインクが吐出された記録媒体Pに対してエネルギー線を照射して、当該エネルギー線の作用により記録媒体P上のインクを硬化させる。
なお、紫外線を発する蛍光管は、低圧水銀ランプに限られない。他の蛍光管としては、例えば、数百Pa〜1MPa程度の動作圧力を有する水銀ランプ、殺菌灯として利用可能な光源、冷陰極管、紫外線レーザー光源、メタルハライドランプ、発光ダイオード等が挙げられる。また、インクが紫外線以外のエネルギー線を受けて硬化する性質を有する場合には、上述の紫外線を発する構成の代わりに、当該インクを硬化させる波長のエネルギー線を発する光源が設けられる。
デリバリー部26は、インクが吐出され、また、当該吐出されたインクが硬化された記録媒体Pを画像形成ドラム21から排紙部30に搬送する。デリバリー部26は、複数(例えば、2本)のローラー261、262と、内側面でローラー261、262に支持された輪状のベルト263と、円筒状の受け渡しローラー264などを有する。デリバリー部26は、受け渡しローラー264により画像形成ドラム21上の記録媒体Pをベルト263上に誘導し、受け渡された記録媒体Pをローラー261、262の回転に伴い周回移動するベルト263と共に移動させることで搬送して排紙部30に送り出す。
排紙部30は、画像形成部20から送り出された画像形成後の記録媒体Pをユーザーにより取り出されるまで格納する。排紙部30は、デリバリー部26により搬送された記録媒体Pが載置される板状の排紙トレー31などを有する。
制御部40は、インクジェット記録装置1の動作を統括制御する。制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、記憶部、通信部411などを備える。制御部40は、給紙部10、画像形成部20、及び、排紙部30をそれぞれ適切なタイミングで動作させ、外部から取得された画像データに基づいて、記録媒体P上に画像を形成させる。また、制御部40は、所定のタイミングで画像読取ユニット213を用いてノズルユニット24の各ノズルの検査を行う。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるノズルの検査について説明する。
インクジェット記録装置1では、画像データに応じて各ノズルからインクがそれぞれ吐出される必要があり、一部のノズルからインクが適切に吐出されないことで、形成された画像にムラやかすれなどが生じる。そこで、インクジェット記録装置1では、予め設定された頻度、例えば、記録媒体P上に所定枚数の画像形成が行われるごとに、各ノズルからテストパターンに従ったインクの吐出を行わせ、当該テストパターンに係る画像(検査画像)を撮影、解析することで、各ノズルの出力の適否を検査する。
図2に示したように、本実施形態のインクジェット記録装置1では、画像読取ユニット213が画像形成ドラム21の外周に設けられた凹部に埋め込まれる形で設けられている。この凹部は、画像形成ドラム21の回転により搬送される記録媒体Pの最後尾(爪部211に挟持されている側とは反対側の一辺)と、次に搬送される記録媒体Pの先頭及びこれを把持する爪部211との間隙のうちの一つに設けられている。従って、この凹部に設けられている画像読取ユニット213は、記録媒体Pによって上部が覆われない。
図3は、画像読取ユニット213の側面図である。
画像読取ユニット213は、少なくとも凹部の上部である開口部に面する側(図3における上側)が開放された箱体(検査用記録媒体収容部)の内部に、又は、この箱体と組になって、媒体保持部2131と、巻取り部2132(媒体搬送部、巻き取り部)と、ローター2133、2134と、図示略の駆動部(巻き取り駆動部)と、撮影部2135(読取部)と、バッファー部2136と、通信部2137と、を有する。媒体保持部2131には、検査用記録媒体213Pが巻回されて箱体内に収容されており、ローター2133、2134を介して一端が巻取り部2132に繋がれている。検査用記録媒体213Pは、長尺テープ状のものであり、ここでは、例えば、開口部から露出される一面が光反射率の高い白紙(光反射性の材質)のテープである。この露出面(開口部)は、ノズルユニット24上に設けられた複数のノズルと対向する長さ及び幅で設けられ、当該露出面にノズルユニット24の各ノズルから吐出されたインクにより検査画像が形成される。画像読取ユニット213の駆動部により媒体保持部2131、巻取り部2132、及び、ローター2133、2134が互いに同期して回転されることで、媒体保持部2131に巻回された検査用記録媒体213Pの白紙部分がローター2133を経て引き出されて開口部から露出され、検査画像が形成された検査用記録媒体213Pの露出部分は、ローター2134を経た搬送経路を通って巻取り部2132に巻き取られていく。
なお、媒体保持部2131、ローター2133、2134のうち一部又は全部は、検査用記録媒体213Pの引き出し及び巻き取りを妨げない構成であれば、必ずしも駆動部により回転される必要はないが、検査用記録媒体213Pの使用時に、この検査用記録媒体213Pが弛まないように保持される必要がある。この場合、例えば、検査用記録媒体213Pの内側面の全体又は一部に摩擦の大きいテープ部材を用いて、露出面の紙材と張り合わせることとしても良い。或いは、互いに接触して回転する2つのローターの接触面を通る検査用記録媒体213Pが、これら2つのローターにより挟持されても良い。
撮影部2135は、検査用記録媒体213P上の画像を撮影する。撮影部2135には、例えば、CCD(Charge Coupled Device)が用いられる。撮影部2135は、検査用記録媒体213Pの搬送経路に沿った読み取り位置に設けられ、画像形成ドラム21の回転方向、即ち、長尺テープ状の検査用記録媒体213Pの幅方向に複数画素の解像度を有する。撮影部2135は、検査用記録媒体213Pの巻き取り動作により搬送経路を通って撮影位置(読み取り範囲)に移動してきた当該検査用記録媒体213Pの検査画像形成部分を順次撮影していくことで2次元画像データが取得可能となっている。
なお、撮影部2135は、撮影対象領域を照明するための照明部、例えば、LED(Light Emitting Diode)を有し、撮影時に点灯させることで、高コントラストでの撮影を可能とすることが出来る。
バッファー部2136は、撮影部2135により撮影された画像データを一時的に記憶する揮発性メモリーである。このバッファー部2136は、一度の撮影により取得された撮影データを記憶することが可能な容量があれば良い。
通信部2137は、制御部40が有する通信部411との間での制御信号のやり取りと、通信部411へ撮影された画像データの送信を行うための通信モジュールである。通信部2137には、例えば、無線LANや各種の近距離無線通信に係る無線通信モジュールが用いられている。或いは、通信部411と通信部2137との間でケーブル接続することも可能である。この場合、画像形成ドラム21の回転によりケーブルが捻れないように、両通信部2137、411にそれぞれ接続されたケーブル同士の接点には、相対的に回転可能な接続部、例えば、ロータリーコネクターやロータリージョイントが用いられる。
この画像読取ユニット213には、少なくとも検査用記録媒体213Pの露出面が画像形成ドラム21の凹部の深さ方向(画像形成ドラム21の回転軸からの距離方向)に位置を移動可能とする距離調整部(移動部)が設けられており、検査画像をノズルユニット24から吐出させる際に、通常の画像形成時に記録媒体Pが担持される位置(ノズルユニット24からの距離)とこの露出面とが等しい位置になるように微調整することが出来る。
また、この画像読取ユニット213において、検査用記録媒体213Pは、全て画像形成がなされ、巻取り部2132に巻き取られて使用済みとされた後に取替え可能とすることが出来る。この場合、例えば、巻回された検査用記録媒体213Pの中空芯が媒体保持部2131及び巻取り部2132の回転軸と噛み合って回転可能に構成される歯車や凹凸部を有する構成とすることが出来る。また、この場合、検査用記録媒体213Pのみを交換するのではなく、画像読取ユニット213に嵌めこみ可能なカートリッジ状に形成された箱体を交換することとしても良い。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置1で実行されるノズル検査処理の制御部40のCPUによる制御手順を示すフローチャートである。
このノズル検査処理は、画像形成に伴う画像形成ドラム21の所定の回転数(記録媒体Pへの画像形成枚数)ごとに呼び出されて実行される。
ノズル検査処理が開始されると、先ず、制御部40のCPUは、画像形成ドラム21の回転位置が適切な位置、即ち、検査対象のノズルに係るノズルユニット24と対向する位置にあるか否かを判別する(ステップS101)。適切な位置にないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、CPUは、ステップS101の処理を繰り返す。
適切な位置にあると判別された場合には(ステップS101で“YES”)、CPUは、ノズルユニット24に制御信号を送ってテストパターンに応じたインクの吐出を行わせる(ステップS102)。CPUは、制御部40の通信部411を介して通信部2137に制御信号を送り、画像読取ユニット213の駆動部に所定の速さで検査用記録媒体213Pの巻き取りを行わせる(ステップS103)。また、CPUは、制御部40の通信部411を介して通信部2137に制御信号を送り、この巻き取りの速さと合わせて検査画像が形成された所定の長さに亘り、撮影部2135に検査用記録媒体213Pの撮影を行わせる(ステップS104)。画像読取ユニット213がLEDを備える場合には、CPUは、この際に合わせてLEDを点灯させる制御信号を通信部2137に送信する。
検査用記録媒体213Pの巻取りと検査用記録媒体213P上の検査画像の撮影が終了すると、CPUは、制御部40の通信部411を介して通信部2137に制御信号を送り、バッファー部2136に記憶された撮影データを制御部40に送信させる(ステップS105)。CPUは、所定データ量の受信が完了すると、取得されたデータの解析処理を行う(ステップS106)。
CPUは、解析処理において異常が検出されたか否かを判別し(ステップS107)、異常が検出されたと判別された場合には(ステップS107で“YES”)、CPUは、所定の対応動作を行い(ステップS108)、その後、ノズル検査処理を終了する。所定の対応動作としては、例えば、インクジェット記録装置1の表示画面に所定の警告表示動作を行わせることや、通常の画像形成を中断させて当該異常が検出されたノズルユニット24のクリーニングをクリーニングユニットに行わせることなどが想定される。異常が検出されていないと判別された場合には(ステップS107で“NO”)、CPUは、そのままノズル検査処理を終了する。
以上のように、本実施形態のインクジェット記録装置1は、円筒状の画像形成ドラム21と、回転するこの画像形成ドラム21の外周面に対向して設けられたノズルユニット24とを備え、ノズルユニット24から画像形成ドラム21の回転に伴って搬送される記録媒体Pに対してインクを吐出させることでこの記録媒体Pに画像を形成させる。画像形成ドラム21には、所定の角度間隔で設けられた爪部211により所定間隔で画像形成ドラム21に担持される記録媒体Pの間隙に当たる部分に、記録媒体Pの搬送方向と直交して凹部が設けられ、この凹部に埋め込まれる形で画像読取ユニット213が設けられている。画像読取ユニット213には、帯状で巻き取り式の検査用記録媒体213Pが凹部の開口部から露出される形で収容され、ノズルユニット24に設けられた複数のノズルと検査用記録媒体213Pの露出面とが対向配置可能となっている。検査用記録媒体213Pは、巻取り部2132などの巻き取り動作によりこの検査用記録媒体213Pの長手方向に搬送される。ノズルユニット24の各ノズルと検査用記録媒体213Pの露出面とが対向配置されたタイミングでノズルから検査画像に係るインクが吐出されて検査用記録媒体213Pの露出面に検査画像が形成され、この検査画像が形成された部分が巻き取られる際に撮影部2135の撮影範囲を通過し、撮影部2135が検査用記録媒体213Pのこの通過部分を順に撮影していくことで、検査画像が読み取られる。
このような構成により、画像読取ユニット213がノズルユニット24等と接触せず、また、記録媒体Pと互いに重ならない配置になっているので、検査画像の形成及び撮影ごとに画像読取ユニット213を高速で、又は、通常の記録媒体Pへの画像形成を中断して、移動させる必要が無い。
また、検査用記録媒体213Pへの検査画像を形成した後、記録媒体Pへの画像形成とは並列に検査画像を解析してノズルの吐出不良を検出することが出来るので、この検出に係る処理を高速化しなくても良い。そして、検査用記録媒体213P上の検査画像を撮影部2135の撮影範囲の位置へと順次ずらすように搬送するので、少ない撮像素子数で効率良く低コストで検査画像を読み取ることが出来る。
また、検査用記録媒体213Pの露出面とノズルユニット24のノズルとの距離を調節可能となっているので、検査用記録媒体213Pと画像形成ドラム21や記録媒体Pとの接触に係る問題を生じさせることなく容易に検査画像の形成時と通常の画像形成時とで同じ条件で画像の形成を行うことが出来、従って、より的確にノズルの吐出不良に係る検出を行うことが出来る。
また、ラインヘッド型のノズルユニット24のようにノズルが多数配列されている場合でも、ノズルの数や記録媒体Pの幅に関わらず少ない撮像素子数で撮影部2135を構成することが出来るので、より効果的にコストやサイズの削減をすることが出来る。
また、媒体保持部2131に巻回された検査用記録媒体213Pが巻取り部2132に巻き取られることで検査用記録媒体213Pが搬送される構成であり、スペースを取らずに容易に検査用記録媒体213Pを供給することが出来る。また、この検査用記録媒体213P自体や、検査用記録媒体213Pを含むカートリッジを容易に交換可能とすることが出来る。
また、検査用記録媒体213Pには、記録媒体Pと同様に紙材を用いることが出来、この場合には、撮影部2135で検査画像が形成された紙面を撮影すれば良いので、記録媒体Pには不要な検査画像を形成せず、一方で、安価で容易に入手可能な検査用記録媒体213Pにより確実にノズルのインク吐出不良を検出することが出来る。また、撮影範囲に外光が照射される場合には、その反射光を直接用いて撮影をすることが可能であり、或いは、LEDなどで撮影面を照射することでより確実にその紙面での反射光を撮影することが出来るので、インク吐出不良の検出が容易である。
[変形例1]
次に、インクジェット記録装置1における画像読取ユニットの変形例1について説明する。
図5は、変形例1の画像読取ユニット213aの側面図である。
この画像読取ユニット213aは、上述の実施形態で示した媒体保持部2131に巻回されて巻取り部2132に巻き取られる検査用記録媒体213Pの代わりに環状に繋げられた検査用記録媒体213Paを備え、又、媒体保持部2131及び巻取り部2132の代わりに検査用記録媒体213Paを周回させるためのローター2133a、2134aが追加されている。また、撮影部2135よりも検査用記録媒体213Paの搬送移動方向下流側には、クリーニング部2138(画像消去部)が設けられている。その他の同一の構成については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。また、この変形例1の画像読取ユニット213aによるノズル検査処理の制御手順は、上記実施の形態に示した制御手順と同一であるので、説明を省略する。
この変形例1の検査用記録媒体213Paは、表面に形成された検査画像を消去する際に用いられる薬品に対して安定性の高いものであって、撥水性を有し、インクが媒体の内部に染み込まないことでクリーニング部2138の動作(拭き取り)で容易に除去可能な周知の材質、例えば、表面にテフロン(登録商標)加工がなされた白色テープが用いられる。
クリーニング部2138は、検査用記録媒体213Pa上に形成された検査画像を消去する。本実施形態のインクジェット記録装置1では、紫外線硬化型のインクが用いられており、照射部25から照射された紫外線が検査用記録媒体213Paに届いてインクを硬化させる場合を考慮して、従来周知の紫外線硬化型インク除去に係る薬品(アルコール)を用いる。クリーニング部2138は、インクの除去として、例えば、上記の薬品を含有する不織布を用いた拭き取りを行う。なお、薬品は、検査用記録媒体213Paの搬送動作時に合わせて間欠的に保存供給容器からクリーニング部2138に供給される構成とすることが出来る。
クリーニング部2138で検査画像が消去された検査用記録媒体213Paは、ローター2134a及びローター2133aの回転動作により周回移動して元の位置に戻り、再利用される。
なお、この変形例1では、駆動部によりローター2133、2134、2133a、2134aの全てが回転駆動される必要はないが、回転駆動されるローターと検査用記録媒体213Paの接触面(内側面)との摩擦などに基づいて検査用記録媒体213Paが確実に周回移動される必要がある。
以上のように、変形例1の画像読取ユニット213aを備えるインクジェット記録装置1は、クリーニング部2138を備え、ノズルユニット24により検査用記録媒体213Pa上に形成された検査画像を撮影部2135による撮影後に消去することが出来るので、予め設けられた検査用記録媒体213Paを永続的に無駄なく使用してノズルのインク吐出不良を検出することが出来る。従って、検査用記録媒体213Paの消耗による交換の手間を省く、又は、大きく削減することが出来る。また、長い検査用記録媒体213Paを保持する必要が無いので、検査用記録媒体213Paを収容するスペースを小型化することが出来る。
また、この検査用記録媒体213Paを環状に形成し、周回する搬送経路上で、凹部の開口部、撮影範囲、及び、消去位置の間で順番に位置させることで、一方回転の簡単な制御で検査用記録媒体213Paを再利用することが出来る。
[変形例2]
次に、インクジェット記録装置1における画像読取ユニットの変形例2について説明する。
図6は、変形例2の画像読取ユニット213bの側面図である。
この変形例2の画像読取ユニット213bは、変形例1の画像読取ユニット213aにおける撮影部2135が撮影部2135bに置換され、又、検査用記録媒体213Pbを挟んでこの撮影部2135bと対向する位置に照明部2139が設けられている。これら以外の構成については、変形例1の画像読取ユニット213aと同一であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例2の画像読取ユニット213bでは、照明部2139から撮影部2135bの方向に可視光が出射される。照明部2139としては、例えば、LEDが用いられるが、その他の発光する構成、例えば、レーザー光を出射するものであっても良い。また、検査用記録媒体213Pbとして、着色されていないテフロンなどの光透過性の材質のものが用いられる。撮影部2135bは、検査用記録媒体213Pbを透過した可視光を検出可能なものであり、CCDの他、フォトカプラーやフォトダイオードなどを用いることが出来る。
この変形例2の画像読取ユニット213bでは、照明部2139から撮影部2135bの方向に可視光が出射されると、搬送される検査用記録媒体213Pbにおいて検査画像に係るインクが吐出された部分は、光が遮蔽されて撮影部2135bにより光が検出されず、一方、検査用記録媒体213Pbにおいて検査画像に係るインクが吐出されていない部分は、光が透過して撮影部2135bにより光が検出される。検出光に係る撮影データの処理及び解析方法は、上記実施の形態と同様であり、説明を省略する。
以上のように、変形例2の画像読取ユニット213bを備えたインクジェット記録装置1は、画像読取ユニット213bに照明部2139が設けられ、撮影部2135bは、透光性部材により形成された検査用記録媒体213Pbを挟んで反対側の照明部2139から照射された光の透過の度合いを検出すれば良いので、より直接的に効率良くノズルのインク吐出不良を検出することが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ラインヘッド構造のインクジェット記録装置について説明したが、画像形成幅より短い一の記録ヘッド(ノズルユニット)を備え、画像形成幅方向(X方向)に当該記録ヘッドを移動させながら画像形成を行うシリアルヘッド構造のインクジェット記録装置であっても同様に本発明を適用することが出来る。
また、上記実施の形態では、ノズルユニット24におけるノズル配列のX方向の長さに対応する範囲で検査用記録媒体を露出させて一時に検査画像の形成を行ったが、検査用記録媒体の露出される長さは、ノズルユニット24の長さよりも短くても良い。この場合には、当該露出される位置をX方向に移動させながら複数回に分割してノズルユニット24の全ノズルに対して検査画像に係るインクの吐出が行われる。
また、上記実施の形態では、円筒形状の画像形成ドラム21の凹部に画像読取ユニット213を設けることとしたが、搬送面及び搬送面の凹部に設けられた画像読取ユニット213が周回可能な形状であれば、円筒形状以外の形状であっても良い。また、記録媒体Pが確実に所定間隔で担持されれば、爪部211又は吸気部212がなくても良く、或いは、他の方式で担持されても良い。また、記録媒体Pの配置間隔は、画像形成ドラム21の大きさなどに応じてその他の間隔、例えば、180度間隔や90度間隔であっても良い。
また、上記実施の形態では、画像形成ドラム21に設けられた凹部及び開口部の形状及び配置や、検査用記録媒体213Pの開口部における搬送方向は、画像形成ドラム21の回転に係る記録媒体Pの搬送方向に垂直となるように設けられることとしたが、ノズルユニット24に設けられた複数の記録ヘッドの配列パターンや、これらの記録ヘッドにおける複数のノズルの配列パターンなどに応じて、必要に応じて搬送方向に対して斜めになっていても良い。また、凹部及び開口部は、一度に全てのノズルと対向する必要はなく、画像形成ドラム21の回転に応じて時間差を伴って対向するノズルがあっても良い。この場合、テストパターンに係る複数回のインク吐出で全てのノズルに係る検査画像を形成し、その後、検査用記録媒体213Pを搬送させても良い。
また、上記実施の形態では、検査用記録媒体213Pの露出面を凹部の深さ方向に対して上下に微調整させることを可能としたが、初めから記録媒体Pと略同一の高さとなるように配置して微調整不要な簡易構成としても良い。
また、上記実施の形態では、撮影部2135、2135bは、長尺テープ状の検査用記録媒体213Pの幅方向に複数画素を有する二次元画像の撮影を可能としたが、検査用記録媒体213Pの搬送方向に一次元の画像のみを取得可能な構成としても良い。
また、上記変形例1、2では、環状に繋げられた検査用記録媒体213Pa、213Pbを周回させることとしたが、両端のある検査用記録媒体を画像の消去後に巻き戻す構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、検査用記録媒体213Pが開口部側の露出された箱体(カートリッジ構造を含む)内に収容される場合について説明したが、この箱体は、開口部側以外の面も封鎖されていない構造、例えば、フレーム構造であっても良い。また、環状の検査用記録媒体213Pa、213Pbの交換を工場など以外で行うことが想定されない場合には、凹部内に固定されたローラー2133、2134、2133a、2134aに巻きつけて収容保持させても良い。
また、上記実施の形態では、検査用記録媒体213Pの搬送は、ノズルユニット24からのインクの吐出の終了後に行われることとしたが、ノズルユニット24からインクの吐出を行わせながら検査用記録媒体213Pを搬送させることとしても良い。このような動作処理により、各ノズルから吐出されたインクの量に比して長い吐出範囲の画像データを取得することが出来る。特に、千鳥配置などによりX方向に等しい位置に複数のノズルが設けられている場合に、各ノズルからのインク吐出時間を極端に短くしなくても各ノズルからのインク吐出位置が重ならないように調整することが出来る。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成や制御手順の細部などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
1 インクジェット記録装置
10 給紙部
11 給紙トレー
12 搬送部
121、122 ローラー
123 ベルト
20 画像形成部
21 画像形成ドラム
211 爪部
212 吸気部
213 画像読取ユニット
213a 画像読取ユニット
213b 画像読取ユニット
213P 検査用記録媒体
213Pa 検査用記録媒体
213Pb 検査用記録媒体
2131 媒体保持部
2132 巻取り部
2133 ローター
2133a ローター
2134 ローター
2134a ローター
2135 撮影部
2135b 撮影部
2136 バッファー部
2137 通信部
2138 クリーニング部
2139 照明部
22 受け渡しユニット
221 爪部
222 受け渡しドラム
23 ヒーター
24 ノズルユニット
25 照射部
26 デリバリー部
261、262 ローラー
263 ベルト
264 受け渡しローラー
30 排紙部
31 排紙トレー
40 制御部
411 通信部
P 記録媒体

Claims (9)

  1. 周回する搬送面を有し、所定の搬送間隔で当該搬送面上に配置される記録媒体を搬送する回転搬送部と、複数のノズルが設けられ、当該ノズルの各々から記録媒体に対してインクを吐出させることで画像を形成するインクジェットヘッドと、を備えるインクジェット記録装置における前記複数のノズルからのインク吐出不良を検査するためのノズル検査画像読取装置であって、
    前記回転搬送部の前記搬送面において、前記搬送間隔で搬送される記録媒体間の間隙に対応する位置に設けられ、前記複数のノズルの各々と対向可能な開口部を有する凹部内に配置される画像読取ユニットを備え、
    前記画像読取ユニットは、
    前記開口部において前記複数のノズルに対向して配置される帯状の検査用記録媒体を収容する検査用記録媒体収容部と、
    収容された前記検査用記録媒体を、当該検査用記録媒体の長手方向に搬送する媒体搬送部と、
    前記媒体搬送部による前記検査用記録媒体の搬送経路に沿った読み取り位置に設けられ、前記インクジェットヘッドにより当該検査用記録媒体上に形成された検査画像を、前記読み取り位置に応じた所定の読み取り範囲に搬送された順に読み取る読取部と、
    を備える
    ことを特徴とするノズル検査画像読取装置。
  2. 前記検査用記録媒体を移動させて、前記複数のノズルから前記検査用記録媒体上の前記検査画像が形成される面までの距離を調節する移動部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のノズル検査画像読取装置。
  3. 前記インクジェットヘッドは、前記記録媒体の搬送方向に垂直な画像形成可能幅に亘って前記ノズルが設けられているラインヘッド構造であることを特徴とする請求項1又は2記載のノズル検査画像読取装置。
  4. 前記媒体搬送部は、
    前記検査用記録媒体の一端が接続された巻き取り部と、
    当該巻き取り部を回転させる巻き取り駆動部と、
    を備え、
    前記巻き取り駆動部の動作により前記検査用記録媒体を前記巻き取り部に巻き取ることで当該検査用記録媒体を搬送する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置。
  5. 前記検査用記録媒体の搬送経路に沿って設けられ、当該検査用記録媒体上に形成された前記検査画像を消去する画像消去部を備え、
    前記媒体搬送部は、前記読取部による前記検査画像の読み取り後に前記画像消去部による当該検査画像の消去が行われ、更に、当該消去が行われた部分を前記開口部からの露出位置に戻すように前記検査用記録媒体を搬送する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置。
  6. 前記媒体搬送部は、周回する搬送経路に従って前記検査用記録媒体を搬送することを特徴とする請求項5記載のノズル検査画像読取装置。
  7. 前記検査用記録媒体は、光反射性の材質で形成され、
    前記読取部は、前記検査用記録媒体からの反射光を取得して読み取る
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置。
  8. 前記検査画像の前記読み取り範囲を照明する照明部を備え、
    前記検査用記録媒体は、光透過性の材質で形成され、
    前記読取部は、前記検査用記録媒体に照射された光の透過光を取得して読み取る
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載のノズル検査画像読取装置と、
    前記複数のノズルと前記検査用記録媒体とが対向するタイミングで当該ノズルから前記検査画像に応じてインクを吐出させる検査画像形成制御手段と、
    前記ノズル検査画像読取装置により取得された検査画像データからノズルの吐出不良を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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