JP2021146529A - 液体を吐出する装置 - Google Patents

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Hana Nakazato
葉奈 中里
祐太 森脇
Yuta Moriwaki
祐太 森脇
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Abstract

【課題】ノズルの液面状態を検出時の検出精度を向上する。【解決手段】液体を吐出するヘッド200と、ヘッド200のノズルで保持している液体の液面(メニスカス面)の状態を検出する検査ユニット10とを備え、検査ユニット10は、液面(メニスカス面)を照射する照射手段としての照射部20と、液面を撮像する撮像手段としての撮像部30とを備え、検査ユニット10とヘッド200とを遮蔽する遮蔽部材400が移動可能に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出するヘッドにおいては、ノズルの液面(メニスカス)の状態が吐出特性に影響を与える。
従来、吐出ヘッドを撮影するための撮影手段と、撮影手段により撮影された吐出ヘッドの画像から、正常な場合の画像を差し引いて差分画像を生成する画像処理手段と、差分画像に基づいて吐出ヘッドの媒体との対向面であるフェイス面の状態および流路内の状態を検出し、吐出ヘッド内のノズルが吐出不良ノズルか否かを判定する判定手段を備えるものが知られている(特許文献1)。
特開2007−2013−052616号公報
ところで、特許文献1に開示の構成のように、ノズル面を真下から撮像手段で撮像する場合、ヘッドからの液体吐出に伴うミスト、液垂れなどによって撮像手段が汚れ、撮像画像が乱れるなどして、検出精度が低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ノズルの液面状態を検出するときの検出精度を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体を吐出する装置は、
液体を吐出するノズルを有するヘッドと、
前記ノズルの液面状態を検出する検査手段と、を備え、
前記検査手段は、前記液面を照射する照射手段と、前記液面を撮像する撮像手段と、を含み、
前記検査手段と前記ヘッドとを遮蔽する部材が配置されている
構成とした。
本発明によれば、ノズルの液面状態を検出するときの検出精度が向上する。
本発明の第1実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同実施形態における検査ユニット(検査手段)の説明図である。 同検査ユニットでノズルの液面を撮像するときの説明図である。 同検査ユニットの撮像結果の一例を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態における検査ユニットの説明図である。 同検査ユニットで液面を撮像するときの説明図である。 同検査ユニットの撮像結果の一例の説明図である。 本発明の第3実施形態おける検査ユニットの説明図である。 本発明の第4実施形態における検査ユニットの説明に供する説明図である。 同検査ユニットの作用説明に供する説明図である。 本発明の第5実施形態における検査ユニットの説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供するヘッド群(ヘッドアレイ)をX方向から見た斜視説明図である。 同じくY方向から見た斜視説明図である。 同実施形態における検査ユニットの出し入れの説明に供する斜視説明図である。 同実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作の流れの説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第7実施形態における遮蔽部材の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第8実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第9実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第10実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第11実施形態の説明に供する清掃手段の斜視説明図である。 同じく検査ユニットと清掃ユニットの位置関係の説明に供する説明図である。 同実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れの説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第12実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 本発明の第13実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れの説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第14実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第15実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第16実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第17実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 本発明の第18実施形態の説明に供する斜視説明図である。 同実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れの説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第19実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第20実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第21実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第22実施形態における清掃手段の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第23実施形態における清掃手段と遮蔽部材の関係の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第24実施形態における清掃手段と遮蔽部材の関係の説明に供する斜視説明図である。 検査ユニットの検査開始のタイミングの第1例の説明に供するタイミングチャートである。 検査ユニットの検査開始のタイミングの第2例の説明に供するタイミングチャートである。 清掃手段の作用説明に供する説明図である。 清掃手段の払拭部材の清浄化方法の第1例の説明に供する斜視説明図である。 清掃手段の払拭部材の清浄化方法の第2例の説明に供する斜視説明図である。 清掃手段の払拭部材の清浄化方法の第3例の説明に供する斜視説明図である。 清掃手段の払拭部材の他の例の説明に供する斜視説明図である。 清掃手段における洗浄液供給手段の異なる例の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第25実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の概略説明図である。 本発明の第26実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の概略説明図である。 本発明の第27実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は同実施形態の説明に供する斜視説明図、図2は同じく側面説明図である。
本実施形態では、シートSに対して液体を吐出する1又は複数のヘッド200と、ヘッド200のノズル板201のノズル202の液面の状態(液面状態)を検出する検査手段としての検査ユニット10とを備えている。
検査ユニット10は、照射手段として照射部20と、反射光を入射するレンズ33を含む撮像手段としての撮像部30とを備えている。
そして、検査ユニット10とヘッド200との間に、検査ユニット10とヘッド200を遮蔽する部材として遮蔽部材400を備えている。
ここで、遮蔽部材400は、板状部材であり、図2に示すように、検査ユニット10とヘッド200とを区画する実線図示の遮蔽位置と、検査ユニット10の検出位置(検査位置)への移動を妨げない仮想線図示の退避位置との間で移動可能に配置されている。
検査ユニット10は、遮蔽部材400が遮蔽位置にあるときにヘッド200から隔てられ、ミストなどが照射部20やレンズ33など付着することが抑制される。そして、遮蔽部材400が退避位置に移動することで、ヘッド200のノズル板201のノズル面201aに対向する仮想線図示の検出位置(検査位置)に移動可能となる。
これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上する。
次に、本実施形態における検査ユニット(検査手段)について図3ないし図5を参照して説明する。図3は同検査ユニットの説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は正面説明図である。図4は同検査ユニットでノズルの液面を撮像するときの説明図である。図5は撮像結果の一例を説明する説明図である。
検査ユニット10は、1つの帯状の点灯部42を有し、ノズル板201に設けられたノズル202で保持している液体300の液面(メニスカス面)301を照射する照射手段としての照射部20と、液面301を撮像する撮像手段としての撮像部30とを備えている。
照射部20は、保持部21に1つの帯状の点灯部42が配置されており、帯状の点灯部42は環状の形状をしている。点灯部42は、照射部20の中央20a(本実施形態では、撮像部30の中央(光軸)でもある。)を対称点としたときに点対称形状である。
なお、点灯部42は、点灯する部分であり、点灯部42自体を例えば管状光源で構成したり、あるいは、別途配置した光源からの出射光をレンズ、ミラー、プリズム、光ファイバなどを用いて点灯部42に伝達する構成としたりすることができる。
撮像部30は、筐体31内に液面301を撮像する撮像素子32が配置され、筐体31の前面に液面301からの反射光を集光するレンズ33が配置されている。
帯状・環状の点灯部はメニスカス(液面301)に滑らかに映り込むために、撮像したときにメニスカス形状を判断しやすい。
次に、この検査ユニット10によって液面301を撮像するときには、図4に示すように、ノズル202の液面301に検査ユニット10を対向(対面しなくてもよい。)させて配置する。
そして、照射部20の帯状の点灯部42を点灯させることで、点灯部42から液面301に光aが照射され、その反射光bが撮像部30のレンズ33を介して撮像素子32に入射される。
例えば、図5(a)に示すように環状の点灯部42を点灯させることで、図5(b)に示すように、液面301内に点灯部42に対応する光像342を含む画像340が得られる。
このとき、画像340内の光像342の形状や大きさは、液面301の形状や曲率、ノズル202の周縁の液体300の固化などの液面301の状態に応じて変化する。例えば、ノズル202の周縁で液体が固着していることで液面301が歪んでいるときに、光像342の一部に歪342aが生じたりする。
このように、撮像部30で得られる画像340によってノズル202の液面301の状態(液面状態)を検出することができ、液面301の状態を把握することができる。
なお、照射部20の点灯部42を点灯させることで、複数のノズル202の液面301に対して光aが照射され、複数の液面301からのそれぞれの反射光bが撮像部30の撮像素子32に入射される。つまり、検査ユニット10を使用することで、一度に複数のノズル202の液面301の状態を撮像して観察することができる。
このような検査ユニット10を使用するとき、ヘッド200からの液体吐出に伴って発生するミストなどが照射部20の点灯部42や撮像部30のレンズ33に付着するおそれがある。その結果と、液面301に写る点灯部42の形状が変形したり、撮像部30の撮像素子32に結ぶ画像が変形したりして検出精度が低下する。
そこで、本実施形態のように、遮蔽部材400によってヘッド200と検査ユニット10とを区画しておくことで、ミストなどの付着を抑制でき、検査精度を向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図6ないし図8を参照して説明する。図6は同実施形態における検査ユニットの説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は正面説明図である。図7は同検査ユニットで液面を撮像するときの説明図である。図8は同検査ユニットの撮像結果の一例の説明図である。
検査ユニット10は、環状の点灯部42A,42Bを同心状に配置している。この場合、照射部20の中央を対称点とし、対称点を起点として半径方向に2箇所以上の点灯部42A、42Bを有する構成となる。
この検査ユニット10では、図7(a)に示すように、内側の点灯部42Aからの光a1の反射光は撮像部30に入射され、図7(b)に示すように、外側の点灯部42Bからの光a2の反射光も撮像部30に入射される。
したがって、図8に示すように、液面301内に点灯部42Aに対応する光像342Aと点灯部42Bに対応する光像342Bを含む画像340が得られる。なお、この画像340は、液面301が凹形状であるときの点灯部42A、42Bに対応している。
このように構成することで、半径方向において2箇所の液面情報を得ることができ、例えば、2個所の位置関係から液面の曲率を知ることができる。
そして、本実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、検査ユニット10とヘッド200とを遮蔽する部材を配置することで、検査ユニット10の検出精度を向上できる。
次に、本発明の第3実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態における検査ユニットの説明図であり、(a)は斜視説明図、(b)は平面説明図である。
検査ユニット10は、前記第2実施形態の照射部20の保持部21を筒状部材としたものである。この検査ユニット10の作用効果は前記第2実施形態と同様である。
次に、本発明の第4実施形態について図10及び図11を参照して説明する。図10は同実施形態における検査ユニットの説明に供する説明図、図11は同検査ユニットの作用説明に供する説明図である。
検査ユニット10は、撮像対象であるノズル板201に対して矢印B方向に進退可能な照射部20を備えている。
このように構成したので、例えば、図11(a1)に示す位置に照射部20があり、液面301に対して最も近い位置にあるとき、図11(a2)に示すように光像342が最も大きい画像340が得られる。
また、図11(b1)に示す位置に照射部20があり、液面301に対して最も近い位置から離れた位置にあるとき、図11(b2)に示すように光像342が小さくなった画像340が得られる。
さらに、図11(c1)に示す位置に照射部20があり、液面301に対して最も遠い位置にあるとき、図11(c2)に示すように光像342が最も小さい画像340が得られる。
これにより、ノズル20の縁側と中心側及びその中間におけるメニスカスの形状を検査することができる。
次に、本発明の第5実施形態について図12を参照して説明する。図9は同実施形態における検査ユニットの説明図であり、(a)は斜視説明図、(b)は平面説明図である。
検査ユニット10は、前記第3実施形態の照射部20の保持部21を矢印B方向に伸縮可能な筒状部材としたものである。この検査ユニット10の作用効果は前記第4実施形態と同様である。
なお、上記各実施形態で説明した検査手段(検査ユニット)の帯状光源に代えて、複数の点状光源をリング状に配置してもよい。また、リング状の一部を消灯状態又は欠損させることで、方向性の情報も得ることができる。
次に、第6実施形態ないし第11実施形態において、例えば連帳紙などの連続体(ウェブ状)のシート材に対して液体を吐出して印刷する液体を吐出する装置としての印刷装置に本発明を実施した例で説明する。
まず、本発明の第6実施形態について図13ないし図15を参照して説明する。図13は同実施形態の説明に供するヘッド群(ヘッドアレイ)をX方向から見た斜視説明図、図14は同じくY方向から見た斜視説明図である。図15は同実施形態における検査ユニットの出し入れの説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、例えば連帳紙などの連続体(ウェブ状)のシート材に対して液体を吐出するヘッド群であるヘッドアレイ210を備えている。ヘッドアレイ210は、複数のヘッド200がx方向に千鳥状に並べて配置されている。シート材はy方向に搬送される。
また、ヘッドアレイ210の各ヘッド200をキャッピングするキャップが千鳥状に配置されたキャップ群220と、ノズル板201のノズル面201を払拭する払拭手段である払拭ユニット230とを備えている。
検査ユニット10は、ヘッド並び方向(x方向)において、払拭ユニット230と反対側に配置された箱形状の遮蔽部材400内に出し入れ可能に収容されて配置されている。遮蔽部材400は開閉可能の扉401を有している。
本実施形態において、検査ユニット10を使用しないときには、検査ユニット10は、図15(a1)に示すように、遮蔽部材400内に検査ユニット10が収容されている待機位置にある。
検査ユニット10を使用して検査を行うときには、まず、図15(a2)に示すように、扉401を開き、図15(a3)に示すように検査ユニット10を遮蔽部材400内から外部に移動させ、所要の検出位置(検査位置)に移動させる。このとき、遮蔽部材400の扉401を閉じて遮蔽部材400内へのミストの侵入を防止する。
そして、検査ユニット10による検査が終了した後は、図15(b1)に示すように、遮蔽部材400を開き、図15(b2)に示すように検査ユニット10を遮蔽部材400内に移動する。これにより、図15(b3)に示すように、遮蔽部材400の扉401を閉じて、検査ユニット10を遮蔽部材400内に収容して待機位置とする。
このように、検査ユニット10を使用していないときには、検査ユニット10を遮蔽部材400内に収容する。これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を確実に保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上する。
ここで、本実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作の流れについて図16を参照して説明する。図16は同説明に供するタイミングチャートである。なお、タイミングチャートにおいてはヘッドアレイをヘッド群と表記する(以下でも同じ。)。
ヘッド200から液体を吐出する吐出動作を行う印字中においては、ヘッドアレイ210は印字位置にある。このとき、キャップ群220、検査ユニット10はいずれも待機位置にある。
そして、印字終了で、ヘッドアレイ210のヘッド200のメンテナンス動作を行うときには、ヘッドアレイ210がデキャップ位置に移動する。
その後、キャップ内空吐出を行うときには、キャップ群220はキャップ位置に移動し、ヘッドアレイ210が下降してキャップ位置に移動する。これにより、ヘッドアレイ210の各ヘッド200のノズル面201aがキャップ群220の各キャップでキャッピングされる。
この状態で、ヘッド200からキャップ内に液体を吐出するキャップ内空吐出、及び、キャップに接続された吸引手段を駆動してノズル202から液体を吸引するヘッド吸引が行われる。
次いで、ヘッドアレイ210は、デキャップ位置に移動し、キャップ群220は待機位置に移動する。
そして、払拭ユニット230がX方向に移動して、各ヘッド200のノズル面201aを払拭するワイピングが行われる。ワイピング(払拭動作)終了後、ヘッドアレイ210の各ヘッド200から空吐出が行われる。
次いで、検査ユニット10が待機位置(遮蔽部材400に収容された位置)から出て検査位置まで移動し、ノズル202の液面状態の検出(ノズル検査)が行われる。
次に、本発明の第7実施形態について図17を参照して説明する。図17は同実施形態における遮蔽部材の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態において、遮蔽部材400の扉401は、両開きの扉401a、401bで構成される。
一方、検査ユニット10には、遮蔽部材400の扉401a、401bを押し開けるための凸部11が設けられている。
このように構成しても、前記第7実施形態と同様の作用効果を得られる。
次に、本発明の第8実施形態について図18を参照して説明する。図18は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、前記第6実施形態の構成において、遮蔽部材400の出入口の上部に、検査ユニット10を清掃する清掃手段として清掃ユニット410を配置している。
なお、検査ユニット10は、図1の外観形状で示しているが、本実施形態では、照射部20の点灯部42と撮像部30のレンズ33がほぼ同じ面にある第3実施形態(図9)及び第5実施形態(図12)の検査ユニット10を使用している(以下の清掃手段を含む実施形態も同様とする。)。
清掃ユニット410は、洗浄液を含む第1払拭部材411及びゴムブレードなどの第2払拭部材412を含むワイパユニット413と、ワイパユニット413を昇降(移動)させる昇降機構414とを備えている。
このように構成したので、検査ユニット10は、検査終了後、図18(a)に示すように遮蔽部材400内に向けて矢印方向に移動する。このとき、図18(b)に示すように、昇降機構414がワイパユニット413を矢印方向に下降させ、第1払拭部材411及び第2払拭部材412を払拭位置にする。
この状態で、検査ユニット10が遮蔽部材400に収容される方向に移動することにより、第1払拭部材411及び第2払拭部材412により検査ユニット10の入出射面10aが払拭されて清掃される。なお、検査ユニット10は、図1の外観形状で示しているが、照射部20の点灯部42と撮像部30のレンズ33が同じ面にある第3実施形態及び第5実施形態の外観形状とする。
したがって、検査ユニット10がヘッド200のノズル202の液面状態を検出しているときに、ノズル面201aやノズル202から液体が滴下して、検査ユニット10の入出射面10aに付着した場合でも、付着物を払拭除去ができる。
これにより、検査ユニット10の検出精度を向上し、維持することができる。
次に、本発明の第9実施形態について図19を参照して説明する。図19は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
遮蔽部材400の出入口の上部に、検査ユニット10を清掃する清掃手段として清掃ユニット410を配置している。
清掃ユニット410は、洗浄液を含む第1払拭部材411及びゴムブレードなどの第2払拭部材412を含むワイパユニット413と、ワイパユニット413を水平方向に移動させる移動機構415とを備えている。移動機構415はワイパユニット413を案内する可動レール416を含む。
このように構成したので、検査ユニット10は、検査終了後、図19(a)に示すように遮蔽部材400内に向けて矢印方向に移動し、図19(b)に示すように、検査ユニット10が遮蔽部材400に収容される。その後、図19(c)に示すように、第1払拭部材411及び第2払拭部材412が水平方向に移動することで、検査ユニット10の入出射面10aが払拭されて清掃される。
したがって、検査ユニット10がヘッド200のノズル202の液面状態を検出しているときに、ノズル面201aやノズル202から液体が滴下して、検査ユニット10の出射及び入出射面10aに付着した場合でも、付着物を払拭除去ができる。
これにより、検査ユニット10の検出精度を向上し、維持することができる。
次に、本発明の第10実施形態について図20を参照して説明する。図20は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、検査ユニット10は、全体が箱形状の遮蔽部材400内に収容されている。
遮蔽部材400の検査ユニット10の照射部20からの光が射出され、撮像部30のレンズ33に反射光が入射される側に対向する領域(以下、上面という。)400aは、光透過性の部材、例えばガラス、透明樹脂などで形成している。なお、上面400aの全体が光透過性領域でなくともよく、検査ユニット10から光の射出、検査ユニット10への光の入射が行われる領域を光透過性領域とすればよい。
検査ユニット10は、遮蔽部材400に収容されたままの状態で、つまり、遮蔽部材400と一体的にx方向(矢印方向)に往復移動可能に配置されている。
そこで、ヘッド200のノズル202の液面状態を検出するときには、検査ユニット10を遮蔽部材400に収容したまま所要の検査位置に移動して、遮蔽部材400の光透過性の上面400aを介して液面状態の検出を行う。
このように、検査ユニット10は常に遮蔽部材400内に収容されている。これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を確実に保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上し、維持することができる。
次に、本発明の第11実施形態について図21及び図22を参照して説明する。図21は同実施形態の説明に供する清掃手段の斜視説明図、図22は同じく検査ユニットと清掃ユニットの位置関係の説明に供する説明図である。
本実施形態では、前記第10実施形態の構成において、検査ユニット10の待機位置において、遮蔽部材400の上面400aを清掃する清掃手段として清掃ユニット410を備えている。
清掃ユニット410は、洗浄液を含む第1払拭部材411及びゴムブレードなどの第2払拭部材412を含むワイパユニット413と、ワイパユニット413を水平方向に移動させる移動機構415とを備えている。
このように構成したので、検査ユニット10は、検査終了後、図21(a)に示すように遮蔽部材400とともに清掃ユニット410が配置されている待機位置に移動する。
その後、清掃ユニット410は、図21(a)、(b)、(c)に示すように、ワイパユニット413が待機位置から位置A、位置B、位置Cに移動して、第1払拭部材411及び第2払拭部材412により遮蔽部材400の上面400aを払拭清掃する。その後、清掃ユニット410は、図21(d)に示すように、待機位置に戻る。
つまり、本実施形態では、検査ユニット10にノズル面201aやノズル202から液体が滴下して付着することはないが、遮蔽部材400の上面400aに液体が滴下して図21(a)に示すように、液体の付着物302が付着することがある。遮蔽部材400の上面400aに付着物302が生じると、検査ユニット10からの光の出射及び入射が妨げられることになる。
そこで、遮蔽部材400の光透過性の上面400aを清掃手段(清掃ユニット410)で清掃する。
これにより、検査ユニット10の検出精度を向上し、維持することができる。
ここで、本実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れについて図23を参照して説明する。図23は同説明に供するタイミングチャートである。
ヘッド200から液体を吐出する吐出動作を行う印字中においては、ヘッドアレイ210は印字位置にある。このとき、キャップ群220、払拭ユニット230、検査ユニット10はいずれも待機位置にある。
そして、印字終了で、ヘッド200のメンテナンス動作を行うときには、ヘッドアレイ210がデキャップ位置に移動する。
その後、キャップ内空吐出を行うときには、キャップ群220キャップ位置に移動し、ヘッドアレイ210が下降してキャップ位置に移動する。これにより、ヘッドアレイ210の各ヘッド200のノズル面201aがキャップ群220の各キャップでキャッピングされる。
この状態で、ヘッド200からキャップ内に液体を吐出するキャップ内空吐出、及び、キャップに接続された吸引手段を駆動してノズル202から液体を吸引するヘッド吸引が行われる。
次いで、ヘッドアレイ210は、デキャップ位置に移動し、キャップ群220は待機位置に移動する。
そして、払拭ユニット230がx方向に移動して、各ヘッド200のノズル面201aを払拭するワイピングが行われる。ワイピング(払拭動作)終了後、ヘッドアレイ210の各ヘッド200から空吐出が行われる。
次いで、検査ユニット10は遮蔽部材400に収容された状態で待機位置から検査位置まで移動し、ノズル202の液面状態の検出(ノズル検査)が行われる。
検査終了後、検査ユニット10は待機位置に戻り、清掃ユニット410によって遮蔽部材400の上面400aの清掃が行われ、清掃後に清掃ユニット410は待機位置に戻る。
その後、ヘッドアレイ210は印字位置に移動し、印字前フラッシング(FL)動作が行われる。
次に、第12実施形態ないし第16実施形態において、例えばドラムによって搬送されるシート材に液体を吐出して印刷する液体を吐出する装置としての印刷装置に本発明を実施した例で説明する。
まず、本発明の第12実施形態について図24及び図25を参照して説明する。図24は同実施形態の説明に供する斜視説明図、図25は同じく平面説明図である。
本実施形態では、シート材を搬送するドラム531と、ドラム531の周囲に巻き付けられて搬送されるシート材に液体を吐出するヘッドアレイ210と、ヘッドアレイ210をキャッピングするキャップ群220とを備えている。
ヘッドアレイ210から液体を吐出して印刷を行っているときには、図24及び図25(a)に示すように、ヘッドアレイ210はドラム531に対向する位置(印刷位置という。)にあり、キャップ群220は退避位置にある。
そして、ヘッドアレイ210をキャッピングするときには、図24(b)に示すように、ヘッドアレイ210はy方向にキャップ群220でキャッピングされる位置(メンテナンス位置Mという。)まで移動する。一方、キャップ群220はx方向にメンテナンス位置Mまで移動し、ヘッドアレイ210とキャップ群220とが相対移動してキャッピングが行われる。
ここで、ヘッドアレイ210の印刷位置とメンテナンス位置Mとの間に、ヘッドアレイ210の液面状態を検出する検査ユニット10と、検査ユニット10をヘッドアレイ210から区画する遮蔽部材400とを配置している。遮蔽部材400は、前記実施形態で説明したような光透過性の部材である。
このように構成したので、ヘッドアレイ210が印刷位置とメンテナンス位置Mとの間を移動するときに、検査ユニット10で液面状態を検出することができ、検査時間の短縮を図れる。また、ヘッドアレイ210がキャップ群220でキャッピングされない時間が短くなり、ノズル内液体の増粘を抑制できる。
次に、本発明の第13実施形態について図26を参照して説明する。図26は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、前記第12実施形態の構成において、遮蔽部材400の表面を払拭清掃する清掃手段としての清掃ユニット410を備えている。
清掃ユニット410は、洗浄液を含む第1払拭部材411及びゴムブレードなどの第2払拭部材412を含むワイパユニット413を備え、ドラム531の軸方向(x方向)に移動可能に配置している。なお、清掃ユニット410の待機位置は、例えば、破線図示の清掃ユニット410Bの位置などでもよい。
このように構成したので、ヘッドアレイ210が検査ユニット10で検査されていない位置、例えば、印刷位置、あるいは、メンテナンス位置Mにあるときに光透過性の遮蔽部材400を清掃ユニット410によって払拭清掃することができる。
これにより、検査ユニット10の検出精度を向上し、維持することができる。
ここで、本実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れについて図27を参照して説明する。図27は同説明に供するタイミングチャートである。
ヘッドアレイ210から液体を吐出する吐出動作を行う印字中においては、ヘッドアレイ210は印字位置にある。このとき、キャップ群220、払拭ユニット230、検査ユニット10はいずれも待機位置にある。
そして、印字終了で、ヘッドアレイ210のメンテナンス動作を行うときには、ヘッドアレイ210がデキャップ位置に移動する。
その後、キャップ内空吐出を行うときには、キャップ群220キャップ位置に移動し、ヘッドアレイ210が下降してキャップ位置に移動する。これにより、ヘッドアレイ210の各ヘッド200のノズル面201aがキャップ群220の各キャップでキャッピングされる。
この状態で、ヘッド200からキャップ内に液体を吐出するキャップ内空吐出、及び、キャップに接続された吸引手段を駆動してノズル202から液体を吸引するヘッド吸引が行われる。
次いで、ヘッドアレイ210は、デキャップ位置に移動し、キャップ群220は待機位置に移動する。
そして、ヘッドアレイ210に対するワイピング、ヘッドアレイ210からの空吐出が行われる。
検査ユニット10は常に検査位置にあり、ヘッドアレイ210が検査ユニット10に対向する検査位置まで移動してノズル検査が行われる。
検査終了後、ヘッドアレイ210は、検査位置を離れ、清掃ユニット410によって遮蔽部材400の清掃が行われる。
その後又は検査終了後、ヘッドアレイ210は印字位置に移動し、印字前フラッシング動作が行われる。
次に、本発明の第14実施形態について図28を参照して説明する。図28は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、遮蔽部材400は光透過性の無端ベルト部材としている。遮蔽部材400は、ローラ441,442間に掛け回され、例えばローラ441を回転駆動することで遮蔽部材400を周回移動することができる。この遮蔽部材400の内側に検査ユニット10が配置されている。
そして、遮蔽部材400の表面を清掃する清掃手段としての清掃ユニット410が配置されている。
本実施形態では、遮蔽部材400を周回移動することにより清掃ユニット410で払拭清掃することができ、検査ユニット10による検出精度を向上し、維持することができる。
なお、清掃ユニット410は、破線図示の清掃ユニット410Aの位置、仮想線図示の清掃ユニット410Cの位置などでもよい。清掃ユニット410Aの位置はキャップ群220の隣りの位置、清掃ユニット410Cの位置は検査ユニット10の下方の位置であり、省スペース化を図れる。
次に、本発明の第15実施形態について図29を参照して説明する。図29は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、前記第10実施形態と同様に、検査ユニット10は、全体が箱形状の遮蔽部材400内に収容されている。遮蔽部材400の上面400aは光透過性の部材で形成している。
検査ユニット10は、遮蔽部材400に収容されたままの状態でx方向に往復移動可能に配置されている。
そこで、ヘッド200のノズル202の液面状態を検出するときには、検査ユニット10を遮蔽部材400に収容したまま所要の検査位置に移動して、遮蔽部材400の光透過性の面401aを介して液面状態の検出を行う。
これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を確実に保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上する。
本実施形態でも、前記第11実施形態で説明した清掃手段としての清掃ユニット410を備え、遮蔽部材400の上面400aを払拭清掃することで、検査ユニット10の検出精度を向上し、維持することができる。
なお、この場合のメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れについては前記第10実施形態で説明したと同様である。
次に、本発明の第16実施形態について図30を参照して説明する。図30は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
検査ユニット10は、前記第6実施形態と同様に、箱形状の遮蔽部材400内に出し入れ可能に収容されて配置されている。
そして、前記第6実施形態で説明(図15参照)したように、検査ユニット10を使用しないときには、検査ユニット10は、遮蔽部材400内に検査ユニット10が収容されている待機位置にある。検査ユニット10を使用して検査を行うときには、検査ユニット10が遮蔽部材400から出て検査位置に移動する。
これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を確実に保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上する。
本実施形態においても、前記第8実施形態、あるいは、第9実施形態で説明したように、検査ユニット10の入出射面を払拭清掃する清掃手段として清掃ユニット410を備えることができる。
これにより、検査ユニット10の検出精度の向上と維持を図ることができる。
次に、第17実施形態ないし第21実施形態において、ヘッドを主走査方向に移動し、シート材を副走査方向に搬送して、シート材に液体を吐出して印刷する液体を吐出する装置としてのシリアル型の印刷装置に本発明を実施した例で説明する。
次に、本発明の第17実施形態について図31及び図32を参照して説明する。図31は同実施形態の説明に供する斜視説明図、図32は同じく平面説明図である。
本実施形態は、X方向に移動する1又は複数のヘッド200から液体を吐出してY方向に搬送されるシート材Sに対して印刷する。ヘッド200は、印刷を行う印刷位置と、メンテナンス手段によるメンテナンス位置Mとの間を移動可能である。
ここで、ヘッド200の印刷位置とメンテナンス位置Mとの間に、ヘッド200の液面状態を検出する検査ユニット10と、検査ユニット10をヘッド200から区画する遮蔽部材400とを配置している。遮蔽部材400は、前記実施形態で説明したような光透過性の部材である。
このように構成したので、ヘッド200が印刷位置とメンテナンス位置Mとの間を移動するときに、検査ユニット10で液面状態を検出することができ、検査時間の短縮を図れる。また、ヘッド200がキャップでキャッピングされない時間が短くなり、ノズル内液体の増粘を抑制できる。
次に、本発明の第18実施形態について図33を参照して説明する。図33は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、前記第17実施形態において、遮蔽部材400の表面を払拭清掃する清掃手段としての清掃ユニット410を備えている。清掃ユニット410は、洗浄液を含む第1払拭部材411及びゴムブレードなどの第2払拭部材412を含むワイパユニット413を備え、副走査方向(Y方向)に移動可能としている。なお、清掃ユニット410の待機位置は、例えば、破線図示の清掃ユニット410Bの位置などでもよい。
このように構成したので、ヘッド200が検査ユニット10で検査されていない位置、例えば、印刷位置、あるいは、メンテナンス位置Mにあるときに光透過性の遮蔽部材400を清掃ユニット410によって払拭清掃することができる。
これにより、検査ユニット10の検出精度の向上と維持を図ることができる。
ここで、本実施形態におけるメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れについて図34を参照して説明する。図34は同説明に供するタイミングチャートである。
ヘッド200から液体を吐出する吐出動作を行う印字中においては、ヘッドアレイ210はシート材Sに液体を吐出可能な領域(これを印字位置とする。)にある。そして、印字終了で、ヘッド200がメンテナンス位置Mに向けて移動する。このヘッド200の移動途中において検査ユニット10による液面状態の検査を行う。
その後、ヘッド200がメンテナンス位置Mに移動したときには、清掃ユニット410により遮蔽部材400を払拭清掃する。
また、印字を再開するときには、ヘッド200はメンテナンス位置Mから印字位置に移動するので、検査ユニット10による検査を行い、ヘッド200が印字位置に移動して印字を行っているときに、清掃ユニット410により遮蔽部材400を払拭清掃する。
次に、本発明の第19実施形態について図35を参照して説明する。図35は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、前記第17実施形態の構成において、遮蔽部材400は光透過性の無端ベルト部材としている。遮蔽部材400は、ローラ441,442間に掛け回され、例えばローラ441を回転駆動することで遮蔽部材400を周回移動することができる。遮蔽部材400内に検査ユニット10が配置されている。
そして、遮蔽部材400の表面を清掃する清掃手段としての清掃ユニット410が配置されている。
本実施形態では、遮蔽部材400を周回移動することにより清掃ユニット410で払拭清掃することができ、検査ユニット10による検出精度の向上と維持を図ることができる。
なお、清掃ユニット410は、破線図示の清掃ユニット410Aの位置、仮想線図示の清掃ユニット410Cの位置などでもよい。清掃ユニット410Aの位置はキャップ群220の隣りの位置、清掃ユニット410Cの位置は検査ユニット10の下方の位置であり、省スペース化を図れる。
次に、本発明の第20実施形態について図36を参照して説明する。図36は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、前記第10実施形態と同様に、検査ユニット10は、全体が箱形状の遮蔽部材400内に収容されている。遮蔽部材400の上面400aは光透過性の部材で形成している。
検査ユニット10は、遮蔽部材400に収容されたままの状態で副走査方向(Y方向)に往復移動可能に配置されている。
そこで、ヘッド200のノズル202の液面状態を検出するときには、検査ユニット10を遮蔽部材400に収容したまま所要の検査位置に移動して、遮蔽部材400の光透過性の上面400aを介して液面状態の検出を行う。
これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を確実に保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上する。
本実施形態でも、前記第11実施形態で説明した清掃手段としての清掃ユニット410を備え、遮蔽部材400の上面400aを払拭清掃することで、検査ユニット10の検出精度を向上し、維持することができる。
なお、この場合のメンテナンス動作及びノズル検査動作並びに清掃動作の流れについては前記第11実施形態で説明したと同様である。
次に、本発明の第21実施形態について図37を参照して説明する。図37は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
検査ユニット10は、前記第7実施形態と同様に、箱形状の遮蔽部材400内に出し入れ可能に収容されて配置されている。
そして、前記第7実施形態で説明(図15参照)したように、検査ユニット10を使用しないときには、検査ユニット10は、遮蔽部材400内に検査ユニット10が収容されている待機位置にある。検査ユニット10を使用して検査を行うときには、検査ユニット10が遮蔽部材400から出て副走査方向(Y方向)に検査位置まで移動する。
これにより、ヘッド200から液体を吐出するときに生じるミストなどから検査ユニット10を確実に保護することができ、検査ユニット10の検出精度が向上する。
本実施形態においても、前記第8実施形態、あるいは、第9実施形態で説明したように検査ユニット10の入出射面を払拭清掃する清掃手段として清掃ユニット410を備えることができる。
これにより、検査ユニット10の検出精度の向上と維持を図ることができる。
次に、本発明の第22実施形態について図38を参照して説明する。図38は同実施形態における清掃手段(清掃ユニット)の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態の清掃手段としての清掃ユニット410は、洗浄液を含む第1払拭部材411及びゴムブレードなどの第2払拭部材412を含むワイパユニット413と、ワイパユニット413を水平方向に移動させる移動機構415とを備えている。
また、第1払拭部材411に洗浄液を供給する洗浄液供給手段460を備えている。洗浄液供給手段460は、洗浄液を貯留する洗浄液貯留タンク461と、洗浄液貯留タンク461内の洗浄液を第1払拭部材411に導くチューブなどの供給経路462を備えている。
さらに、第2払拭部材412の清浄化する清浄化手段471を備えている。清浄化手段471は、第2払拭部材412を払拭する清掃するブレードなどで構成している。
これにより、清掃ユニット410の清掃能力を維持することができる。
次に、本発明の第23実施形態について図39を参照して説明する。図39は同実施形態における清掃手段(清掃ユニット)と遮蔽部材の関係の説明に供する斜視説明図である。
前記第1実施形態の構成において、清掃ユニット410の移動機構415を遮蔽部材400に設けている。清掃ユニット410は、前記第22実施形態と同様に洗浄液貯留タンク461を備えているが、ここでは、洗浄液貯留タンク461から上方のワイパユニット413に洗浄液を供給する構成としている。
次に、本発明の第24実施形態について図40を参照して説明する。図40は同実施形態における清掃手段(清掃ユニット)と遮蔽部材の関係の説明に供する斜視説明図である。
前記第1実施形態の構成において、清掃ユニット410は、遮蔽部材400とは別個に設けている。清掃ユニット410は、前記第22実施形態と同様に洗浄液貯留タンク461を備えているが、ここでは、洗浄液貯留タンク461から上方のワイパユニット413に洗浄液を供給する構成としている。
次に、検査ユニットの検査開始のタイミングの異なる例について図41及び図42を参照して説明する。図41及び図42は同説明に供するタイミングチャートである。
図41に示す第1例は、印字終了後、すぐに検査ユニット10による検査を実施し、ヘッドアレイ(ヘッド群)をメンテナンス位置にして、清掃ユニット410による清掃を行っている例である。
図42に示す第2例は、ミストを回収するファンや吸引手段などのミスト回収手段を備え、印字終了後、ミスト回収動作を行。そして、ミストの回収後、検査ユニット10による検査を実施し、ヘッドアレイ(ヘッド群)をメンテナンス位置にして、清掃ユニット410による清掃を行っている例である。
この第2例のように、ミスト回収手段を備えてミスト回収後に検査を行うことにより、検査ユニットの汚染を抑制することができる。
次に、清掃手段の作用について図43を参照して説明する。図43は同説明に供する説明図である。
前記各実施形態で説明したような遮蔽部材400を備えない場合には、検査ユニット10は、図40(b)に示すように、ミストなどによる汚染度合いが高くなる。
これに対して、遮蔽部材400を備えることで、検査ユニット10は、図40(a)に示すように、ミストなどによる汚染度合いが低くなる。
ここで、前記各実施形態で説明したように、検査ユニット10や遮蔽部材400がミストで汚れた場合には、検出精度が低下するおそれがあることから、清掃手段(清掃ユニット410)を備えることが好ましい。
この場合、前述したように、払拭部材を備える清掃手段においては、払拭部材が残留払拭物(残留液体)によって汚れると清掃効果が低下することになる。そこで、払拭部材を清浄化することが好ましい。
次に、清掃手段(清掃ユニット)の払拭部材の清浄化方法の第1例について図44を参照して説明する。図44は同説明に供する斜視説明図である。
ここでは、洗浄液472を貯留した容器473と、拭き取りブレードなどの清浄化手段471とを備えている。
そして、図44(a)〜(c)に示すように、洗浄液472内に例えば第2払拭部材412を浸漬する。その後、図44(d)に示すように、第2払拭部材412が清浄化手段471に対して移動することで、洗浄液472が拭き取られる。なお、清浄化手段471は、ブレードに代えて布などで拭き取ることもできる。
次に、清掃手段(清掃ユニット)の払拭部材の清浄化方法の第2例について図45を参照して説明する。図45は同説明に供する斜視説明図である。
この第2例が第1例と異なるのは、清浄化手段471が第2払拭部材412に対して移動して拭き取る点のみである。
次に、清掃手段(清掃ユニット)の払拭部材の清浄化方法の第3例について図46を参照して説明する。図46は同説明に供する斜視説明図である。
ここでは、洗浄液472を貯留した容器473と、2枚の板状部材475a、475bで構成される絞り部材475と、廃液回収タンク476を備えている。
そして、図46(a)に示すように、布、スポンジなどで構成された第1払拭部材411を容器473の洗浄液472に浸漬する。その後、図61(b)から(e)に示すように、第1払拭部材411を、絞り部材475の2枚の板状部材475a、475bの間に挟み、第1払拭部材411を例えば上方に移動させることによって、第1払拭部材411に含侵された洗浄液を絞り取る。
次に、清掃手段の払拭部材の他の例について図47を参照して説明する。図47は同説明に供する斜視説明図である。
第1払拭部材411として、洗浄液を含ませる布などのウェブ状部材を使用し、使用済の部分411aを送りながら(巻き取りながら)使用する。
次に、清掃手段における洗浄液供給手段の異なる例について図48を参照して説明する。図48は同説明に供する斜視説明図である。
図48(a)の第1例は、洗浄液貯留タンク461に貯留された洗浄液を、供給経路462を介して第1払拭部材に供給する。図48(b)の第2例は、洗浄液貯留タンク461に貯留された洗浄液を、供給経路462を介して一旦プール462に供給し、プール462の第1払拭部材411に供給する。図48(c)の第3例は、洗浄液貯留タンク461に貯留された洗浄液を、噴霧器463によって霧状化して第1払拭部材に供給する。
次に、本発明の第25実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図49を参照して説明する。図49は同印刷装置の概略説明図である。
印刷装置500は、シート材Sを搬入する搬入部510と、前処理部520と、印刷部530と、乾燥部540と、搬出部550とを備えている。印刷装置500は、搬入部510から搬入(供給)されるシート材Sに対し、前処理手段である前処理部520で必要に応じて前処理液を付与(塗布)し、印刷部530で液体を付与して所要の印刷を行い、乾燥部540でシート材Sに付着した液体を乾燥させた後、シート材Sを搬出部550に排出する。
搬入部510は、複数のシート材Sを収容する搬入トレイ511(下段搬入トレイ511A、上段搬入トレイ511B)と、搬入トレイ511からシート材Sを1枚ずつ分離して送り出す給送装置512(512A、512B)とを備え、シート材Sを前処理部520に供給する。
前処理部520は、例えばインクを凝集させ、裏写りを防止する作用効果を有する処理液をシート材Sの印刷面に付与する処理液付与手段である塗布部521などを備えている。
印刷部530は、シート材Sを周面に担持して回転する担持部材(回転部材)であるドラム531と、ドラム531に担持されたシート材Sに向けて液体を吐出する液体吐出部532を備えている。
また、印刷部530は、前処理部520から送り込まれたシート材Sを受け取ってドラム531との間でシート材Sを渡す渡し胴534と、ドラム531によって搬送されたシート材Sを受け取って反転機構部560に渡す受け渡し胴535を備えている。
前処理部520から印刷部530へ搬送されてきたシート材Sは、渡し胴534に設けられた把持手段(シートグリッパ)によって先端が把持され、渡し胴534の回転に伴って搬送される。渡し胴534により搬送されたシート材Sは、ドラム531との対向位置でドラム531へ受け渡される。
ドラム531の表面にも把持手段(シートグリッパ)が設けられており、シート材Sの先端が把持手段(シートグリッパ)によって把持される。ドラム531の表面には、複数の吸引穴が分散して形成され、吸引手段によってドラム531の所要の吸引穴から内側へ向かう吸い込み気流を発生させる。
そして、渡し胴534からドラム531へ受け渡されたシート材Sは、シートグリッパによって先端が把持されるとともに、吸引手段による吸い込み気流によってドラム531上に吸着担持され、ドラム531の回転に伴って搬送される。
液体吐出部532は、液体吐出手段である吐出ユニット533(533A〜533D)を備えている。例えば、吐出ユニット533Aはシアン(C)の液体を、吐出ユニット533Bはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット533Cはイエロー(Y)の液体を、吐出ユニット533Dはブラック(K)の液体を、それぞれ吐出する。また、その他、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出を行う吐出ユニットを使用することもできる。
吐出ユニット533は、前述したヘッドアレイ210及びヘッドアレイ210の各ヘッド200に液体を供給するマニホールドなどを備えている。
液体吐出部532の各吐出ユニット533は、印刷情報に応じた駆動信号によりそれぞれ吐出動作が制御される。ドラム531に担持されたシート材Sが液体吐出部532との対向領域を通過するときに、吐出ユニット533から各色の液体が吐出され、当該印刷情報に応じた画像が印刷される。
乾燥部540は、印刷部530でシート材S上に付着した液体を乾燥させる。これにより液体中の水分等の液分が蒸発し、シート材S上に液体中に含まれる着色剤が定着し、また、シート材Sのカールが抑制される。
反転機構部560は、乾燥部540から渡されたシート材Sに対して両面印刷を行うときに、スイッチバック方式で、シート材Sを反転する機構であり、反転されたシート材Sは印刷部530の搬送経路561を通じて渡し胴534よりも上流側に逆送される。
搬出部550は、複数のシート材Sが積載される搬出トレイ551を備えている。乾燥部540から搬送されてくるシート材Sは、搬出トレイ551上に順次積み重ねられて保持される。
次に、本発明の第26実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図50を参照して説明する。図50は同印刷装置の概略説明図である。
印刷装置500は、連続体、ロール紙、ウェブなどのシート材Sを搬入する搬入部510と、搬入部510から搬入されたシート材Sを印刷部530に案内搬送する案内搬送部570と、シート材Sに対して液体を吐出して印刷を行う印刷部530と、シート材Sを乾燥する乾燥部540と、シート材Sを搬出する搬出部550などを備えている。
シート材Sは搬入部510の元巻きローラ591から送り出され、搬入部510、案内搬送部570、乾燥部540、搬出部550の各ローラによって案内、搬送されて、搬出部550の巻取りローラ592にて巻き取られる。
このシート材Sは、印刷部530において、液体吐出部532に対向して搬送され、吐出ユニット533から吐出される液体によって画像が印刷される。
液体吐出部532は、液体吐出手段である吐出ユニット533(533A〜533D)を備えている。例えば、吐出ユニット533Aはシアン(C)の液体を、吐出ユニット533Bはマゼンタ(M)の液体を、吐出ユニット533Cはイエロー(Y)の液体を、吐出ユニット533Dはブラック(K)の液体を、それぞれ吐出する。また、その他、白色、金色(銀色)などの特殊な液体の吐出を行う吐出ユニットを使用することもできる。
吐出ユニット533は、前述したヘッドアレイ210及びヘッドアレイ210の各ヘッド200に液体を供給するマニホールドなどを備えている。
次に、本発明の第27実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図51を参照して説明する。図51は同印刷装置の平面説明図である。
印刷装置500は、シリアル型装置であり、主走査移動機構1493によって、キャリッジ1403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構1493は、ガイド部材1401、主走査モータ1405、タイミングベルト1408等を含む。ガイド部材1401は、左右の側板1491A、1491Bに架け渡されてキャリッジ1403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ1405によって、駆動プーリ1406と従動プーリ1407間に架け渡したタイミングベルト1408を介して、キャリッジ1403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ1403には、ヘッド200及びヘッドタンク1441を一体にした液体吐出ユニット1440を搭載している。液体吐出ユニット440のヘッド200は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、ヘッド200は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
この印刷装置500は、シート材Sを搬送するための搬送機構1495を備えている。搬送機構1495は、搬送手段である搬送ベルト1412、搬送ベルト1412を駆動するための副走査モータ1416を含む。
搬送ベルト1412はシート材Sを吸着してヘッド200に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト1412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ1413と、テンションローラ1414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト1412は、副走査モータ1416によってタイミングベルト1417及びタイミングプーリ1418を介して搬送ローラ1413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ1403の主走査方向の一方側には搬送ベルト1412の側方にヘッド200の維持回復を行うメンテナンス機構1420が配置されている。
メンテナンス機構1420は、例えばヘッド200のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材1421、ノズル面を払拭するワイパ部材1422などで構成されている。
主走査移動機構1493、メンテナンス機構1420、搬送機構1495は、側板1491A,1491B、背板1491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの印刷装置500においては、シート材Sが搬送ベルト1412上に送られて吸着され、搬送ベルト1412の周回移動によってシート材Sが副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ1403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じてヘッド200を駆動することにより、停止しているシート材Sに液体を吐出して画像を形成する。このヘッド200の移動とシート材Sの間欠搬送を繰り返してシート材Sに印刷する。
本願において、吐出される「液体」は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
「液体吐出ヘッド」には、液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
10 検査ユニット
20 照射部(照射手段)
30 撮像部(撮像手段)
33 撮像素子
42 点灯部
200 ヘッド
201 ノズル板
202 ノズル
300 液体
301 液面
400 遮蔽部材
411 第1払拭部材
412 第2払拭部材
460 洗浄液供給手段
410 清掃ユニット
500 印刷装置
531 ドラム

Claims (12)

  1. 液体を吐出するノズルを有するヘッドと、
    前記ノズルの液面状態を検出する検査手段と、を備え、
    前記検査手段は、前記液面を照射する照射手段と、前記液面を撮像する撮像手段と、を含み、
    前記検査手段と前記ヘッドとを遮蔽する部材が配置されている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  2. 前記遮蔽する部材は、前記検査手段と前記ヘッドとの間に介在する位置と、前記検査手段による検出を可能にする位置との間で移動可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  3. 前記遮蔽する部材は、前記検査手段を収容する部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  4. 前記遮蔽する部材は、前記検査手段を出し入れ可能である
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体を吐出する装置。
  5. 前記遮蔽する部材は、少なくとも、前記検査手段と前記ヘッドとの間に配置される光透過性領域を含む
    ことを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  6. 前記遮蔽する部材と前記検査手段とは一体的に移動可能である
    ことを特徴とする請求項5に記載の液体を吐出する装置。
  7. 前記遮蔽する部材は、光透過性を有する無端ベルト部材であり、
    前記検査手段は、前記無端ベルトの内側に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の液体を吐出する装置。
  8. 前記遮蔽する部材又は前記検査手段を清掃する清掃手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  9. 前記清掃手段は、前記遮蔽する部材又は前記検査手段を払拭する払拭部材を備えている
    ことを特徴とする請求項8に記載の液体を吐出する装置。
  10. 前記清掃手段の前記払拭部材を、前記遮蔽する部材又は前記検査手段に対して移動させる手段を備えている
    ことを特徴とする請求項9に記載の液体を吐出する装置。
  11. 前記清掃手段の前記払拭部材は、前記遮蔽する部材に保持されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の液体を吐出する装置。
  12. 前記清掃手段は、前記払拭部材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記払拭部材を清浄化する清浄化手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
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