JP2014213055A - 薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薬剤収納カセット4は、カセット本体14と、取出レバー9と、引出操作部13と、付勢体15と、固定蓋21と、開閉蓋22と、を備えている。開閉蓋22は、薬剤10の搬送方向における収納空間Sの上流側の上面の少なくとも一部を覆う。固定蓋21は、開閉蓋22の下流側であって、薬剤10の搬送方向における収納空間Sの下流側の上面の少なくとも一部を覆う。
【選択図】図9
Description
例えば、特許文献1には、包装アンプルを一本ずつスムーズかつ確実に定量供給するために、カセット本体の収納空間の内周に下端の払出し口に向けて延伸する突出部を設けた薬剤収納容器が開示されている。
すなわち、上記公報に開示された構成では、貯溜供給装置によって包装アンプルを機械的に取り出ししようとすると、包装アンプルは両端部に扁平部を有しているため、アンプル収納容器内において包装アンプルに詰まりが生じ、一本ずつ確実に払い出すことができなくなるおそれがある。
これにより、第1・第2蓋部のそれぞれの高さ位置を薬剤の種類(形状や大きさ等)に応じて適切に設定することで、例えば、薬剤が両端に扁平状の端部を有する複雑な形状を有している場合でも、付勢部によって収納空間内において安定した状態で薬剤を搬送することができる。
ここでは、薬剤の収納空間の上面の少なくとも一部を覆うように設けられた第1・第2蓋部について、収納空間の高さ位置を規定する設置位置が異なるように取り付けられている。
これにより、第1蓋部について、付勢体によって直接押圧される最後部の薬剤が搬送される収納空間の搬送方向上流側では、薬剤の高さに合わせた比較的低い位置に第1蓋部の高さを設定することで、高さ方向における隙間が生じることによって薬剤の配列が崩れ易くなることを防止することができる。
第3の発明に係る薬剤収納カセットは、第2の発明に係る薬剤収納カセットであって、第2蓋部は、第1蓋部と隣接する側の端部に、薬剤の搬送方向下流側に向かって下方傾斜するガイドを有している。
これにより、第1・第2蓋部の高さが異なる場合でも、その隣接部分において薬剤が引っ掛かることがないように、搬送方向下流側に向かって下方傾斜するガイドによって第2蓋部の下方の収納空間内へ誘導することができる。
ここでは、第2蓋部に設けられたガイドを、第2蓋部と一体化して形成している。
これにより、部品点数を減らしてコストダウンを図ることができる。
第5の発明に係る薬剤収納カセットは、第1から第4の発明のいずれか1つに係る薬剤収納カセットであって、第1蓋部は、収納空間の上面を開放するように開閉可能である。第2蓋部は、収納空間の上面を常時覆う固定式である。
これにより、薬剤収納カセットに薬剤を補充する際には、搬送方向上流側の第1蓋部を開けて収納空間の上面を開放した状態で薬剤を補充することができる。
また、通常、薬剤の補充作業は、薬剤収納カセットが比較的重量が大きいため、薬剤収納カセットを薬剤払出装置のカセット挿入口から途中まで引き出した状態で行なわれることが多い。
ここでは、薬剤収納カセットにセットされる薬剤として、中央部分に円筒部、その両端に扁平状の端部を有する薬剤を用いている。
第7の発明に係る薬剤収納カセットは、第1から第6の発明のいずれか1つに係る薬剤収納カセットであって、収納空間は、薬剤が載置され、付勢体によって薬剤が第1端側に向かって搬送されるとともに、単一の平面によって形成された搬送面を有している。
これにより、例えば、搬送される薬剤の長手方向において凹凸を有する搬送面と比較して、薬剤を安定した状態で排出側へと搬送することができる。
第8の発明に係る薬剤払出装置は、第1から第7の発明のいずれか1つに係る薬剤収納カセットと、薬剤収納カセットが引き出し可能な状態で取り付けられるカセット装着口と、を備えている。
これにより、薬剤収納カセットから選択した薬剤をスムーズに排出させて、処方箋情報等に応じた適切な薬剤を揃えることができる。
(薬剤払出装置の構成)
本実施形態の薬剤払出装置は、患者ごとに設定された処方箋等の情報に基づいて自動的に薬剤をトレイ5上に排出するために設置されており、図1および図2に示すように、本体ケース1と、前扉2と、複数のカセット装着口3と、薬剤収納カセット4と、トレイ5と、保管部6,7と、取出ヘッド8(図3参照)と、を備えている。
前扉2は、薬剤払出装置の前面(図1および図2の正面側)を覆うように、本体ケース1に対して開閉可能な状態で取り付けられている。
薬剤収納カセット4は、各種薬剤を収納しており、カセット装着口3に対して複数装着されている。薬剤収納カセット4は、それぞれがカセット装着口3から内部に挿入されたり、外側へ引き出したりすることが可能な状態で取り付けられている。
保管部6は、トレイ5の搬送方向における最上流側に配置されており、薬剤が投入される前の空のトレイ5を複数保管する。
保管部7は、トレイの搬送方向における最下流側に配置されており、処方箋情報等に従って排出された薬剤が投入された複数のトレイ5を保管する。
ここで、保管部6に保管されていたトレイ5は、図示しない搬送機構によって、図3に示すように、所望の薬剤が収納された薬剤収納カセット4の下部に移送される。ここで、薬剤収納カセット4に収納されていた薬剤が取出ヘッド8によってトレイ5に投入された後、図2に示すように、トレイ5の搬送方向における最下流側に配置された保管部7に収納される。
取出ヘッド8によって取り出された薬剤は、取出ヘッド8によって保持されたままトレイ5のレベルまで下降することで、トレイ5内へ投入される。
すなわち、薬剤収納カセット4から所望の薬剤を取り出す際には、薬剤収納カセット4の取出レバー9が、取出ヘッド8の操作部12によって下方へ回動するように操作される。これにより、薬剤10が薬剤収納カセット4から1つずつ取り出される。そして、薬剤収納カセット4から排出された薬剤10は、取出ヘッド8の下部に設けられた収納ポケット11へと転動していき、収納ポケット11内で一時的に保管される。
(薬剤収納カセット4)
本実施形態の薬剤収納カセット4は、上述したように、カセット装着口3に対して、挿入と引き出しが可能な状態で取り付けられている。
つまり、本実施形態の薬剤収納カセット4は、内部に形成される収納空間Sに複数の薬剤10を収納しており、薬剤払出装置によって選択された所望の薬剤10がここから取り出される。そして、薬剤収納カセット4は、図6〜図9に示すように、取出レバー(薬剤排出機構)9と、引出操作部13と、略直方体状のカセット本体14と、付勢体15と、巻取リール18と、帯状ばね19と、レール20と、固定蓋(第2蓋部)21と、開閉蓋(第1蓋部)22と、ガイド部23と、搬送面24と、ストッパプレート25と、落下防止プレート26と、分離プレート27と、を備えている。
支持部9bは、回動軸9aと取出レバー9の本体部分とを連結する。
ばね9cは、薬剤収納カセット4における薬剤配置の基準側(後述)となる側の回動軸9a付近に設けられており、取出ヘッド8によって下方に操作された取出レバー9を排出位置から定常位置へ戻すための付勢力を付与する。
このため、本実施形態の薬剤収納カセット4内にセットされた薬剤10は、円筒部10aの周方向に沿って回転させると、両端部分の形状が変化するため、収納空間Sに接する位置にある凹凸等に引っかかるおそれがある。
引出操作部13は、上述した薬剤払出装置のカセット装着口3に挿入された薬剤収納カセット4を引き出すために操作される持ち手部分であって、薬剤収納カセット4における薬剤10の排出側(取出レバー9側(図7中の左側))とは反対側(図7中の右側)の端部に設けられている。
付勢体15は、後述する帯状ばね19のばね力によって、カセット本体14内の収納空間Sにおいて、カセット本体14の長手方向(第1方向)に沿って、カセット本体14内に収納された複数の薬剤10のうちの最上流側に配置された薬剤10を、排出側(取出レバー9側)に向かって付勢する。また、付勢体15は、図7等に示すように、凹部15aと、平面部15b,15bと、付勢力伝達部15cと、を有している。
平面部15b,15bは、凹部15aを挟み込むように両端に設けられている。平面部15b,15bは、搬送方向(第1方向)に直交する第2方向に平行な平面を有しており、この平面において薬剤10に対して当接する。
付勢力伝達部15cは、後述する帯状ばね19が巻き取られる力によって、付勢体15と一体化して、第1方向における薬剤排出側に向かって付勢される。
カセット本体14のフレーム底面(搬送面24とは異なる)には、カセット本体14の長手方向における第1端側と第2端側とにそれぞれ配置されたプーリ28,28と、カセット本体14の長手方向に沿って配置されたワイヤ29と、が設けられている。
スライダ19bと付勢体15は、互いに相対的な位置関係を保った状態で、カセット14の長手方向における第1端側と第2端側との間を移動する。
これにより、帯状ばね19には、常時、巻取リール18に巻き取られる方向の力が働く。ここで、帯状ばね19に働く巻取リール18に巻き取られる方向への力は、付勢体15に接続された付勢力伝達部15cに対して付与される。このため、付勢体15は、常時、カセット本体14の排出側(取出レバー9側)へ付勢された状態となる。
これにより、付勢体15は、薬剤収納カセット4を引き出す動作に連動して、薬剤搬送方向(第1方向)における最上流側へと自動的に移動する。よって、図5に示すように、薬剤収納カセット4が引き出された状態では、付勢体15は収納空間S内における最も引出操作部13側にある。このため、薬剤10を補充する際には、付勢体15よりも搬送方向下流側に新たな薬剤10を補充すればよい。
固定蓋21は、図7および図9に示すように、後述する開閉蓋22とともに、上面が開放されたカセット本体14の上面を覆うように設けられたカバーであって、カセット本体14の上面における薬剤排出側の一部を覆うように設けられている。固定蓋21は、図11に示すように、第1方向に直交する第2方向における両端に設けられた固定部21a,21aにおいて、カセット本体14の側面14a,14aにねじ30を用いて固定されている。よって、後述する開閉蓋22と違って、固定蓋21は、カセット本体14に対して開閉不能となっている。
これにより、薬剤収納カセット4にセットされる薬剤10の種類(大きさ、形状等)に応じて、固定蓋21が薬剤10の高さよりも若干高い適切な高さに配置されるように調整することができる。
さらに、固定蓋21は、図5に示すように、薬剤収納カセット4を引き出した状態では、カセット装着口3よりも奥に保持されている。このため、図5に示す状態において、薬剤収納カセット4に薬剤10を補充する場合でも、固定蓋21の部分は開ける必要性が生じない。
開閉蓋(蓋部)22は、図7および図9に示すように、固定蓋21とともに、上面が開放されたカセット本体14の上面を覆うように設けられた開閉可能なカバーであって、カセット本体14の上面における引出操作部13側の一部を覆うように設けられている。開閉蓋22は、図12に示すように、第2方向における基準側の端部に設けられた回動軸22a付近において固定されている。そして、開閉蓋22は、回動軸22aを中心にして回動することで、図5に示すように、カセット本体14の上方を開放することができる。
また、開閉蓋22は、図7に示すように、カセット本体14の側面14aと回動軸22aとが接続された部分の近傍に、切り欠かれた部分を有している。これにより、開閉蓋22の近傍には、収納空間Sに接触する部分であって、第2方向における両端に、上方へ開口した空隙部S2が形成される。
これにより、薬剤収納カセット4にセットされる薬剤10の種類(大きさ、形状等)に応じて、開閉蓋22が適切な高さに配置されるように調整することができる。
すなわち、本実施形態の薬剤収納カセット4では、排出側に近い固定蓋21が、薬剤10を補充する側の開閉蓋22よりも高い位置になるように高さ位置が調整されている(図14(a)等参照)。
ここで、固定蓋21には、上述したように、開閉蓋22と隣接する側の端部に、搬送方向上流側から下流側に向かって下方傾斜するガイド21bが設けられている。
これにより、開閉蓋22の直下において上面から露出した薬剤10の端部をガイド21bによって固定蓋21の下面へと誘導することができる。よって、薬剤10が両端に扁平状の端部10b,10bを有する場合でも、端部10b,10bが固定蓋21の端部に引っ掛かることを防止して、スムーズに収納空間S内を搬送方向下流側へと搬送することができる。
ガイド部23は、樹脂製の部材であって、図7および図10〜図12に示すように、収納空間S内における薬剤10の配置の基準位置となる側の端部であって、薬剤10が搬送される第1方向に沿って設けられている。また、ガイド部23は、両端に扁平状の端部10bを有する薬剤10が、上述した固定蓋21および開閉蓋22とカセット本体14の側面14aとの接続部分付近に形成された空隙部S1,S2等に引っかかってしまうことを防止するために設けられている。
これにより、両端に扁平状の端部10bを有する薬剤10は、図10〜図12に示すように、薬剤10の配列の基準側の側面14aから所定の距離X以上離間した状態で、排出側へと搬送される。よって、薬剤10の端部10bが、固定蓋21や開閉蓋22によって形成される空隙部S1,S2や開閉蓋22の回動軸22a等に引っ掛かってしまうことを防止することができる。この結果、例えば、両端に扁平状の端部10bを有する薬剤10であっても、収納空間S内において、搬送中における配列の乱れに起因する詰まりの発生を防止することができる。
落下防止プレート26は、図7に示すように、ストッパプレート25におけるL字状の第1端とは反対側の第2端側の平面に取り付けられており、図10に示すように、搬送方向に沿って移動してくる薬剤10の正面に配置されている。
ここで、落下防止プレート26の厚みは、図13(a)〜図13(c)に示す薬剤10の両端の扁平状の端部10b,10bに対する円筒部10aの凹みの大きさと同等か、あるいは若干大きくなるように設定されている。
高さ調整孔26aは、ストッパプレート25に対する落下防止プレート26の高さ位置を調整するために設けられている。高さ調整孔26aは、図10に示すように、上下方向に沿って落下防止プレート26に形成された長穴であって、ストッパプレート25に対して落下防止プレート26を固定するためのビスが挿入されている。
ここで、本実施形態の薬剤収納カセット4では、図13(a)〜図13(c)に示すように、中央部分に円筒部10a、円筒部10aの両端に扁平状の端部10b,10bを有する薬剤10を1本ずつ排出する。よって、薬剤10は、円筒部10aの周方向における向き(位置)によっては、両端の扁平状の端部10b,10bがあるために、薬剤10の中心軸を基準とした場合に、扁平状の端部10b,10bが、中央部分の円筒部10aよりも搬送方向に出っ張った位置に来たり、奥まった位置に来たりすることがある。
そして、本実施形態では、ストッパプレート25における薬剤10の搬送方向の正面を覆う平面に、薬剤10の円筒部10aに対応する幅を有する落下防止プレート26を設けている。さらに、本実施形態では、薬剤10の両端の扁平状の端部10b,10bに対する円筒部10aの凹みの大きさと同等か、あるいは若干大きくなるように、落下防止プレート26の厚みが設定されている。
このとき、図14(a)〜図14(c)に示すように、落下防止プレート26を設けたことにより、排出される先頭の薬剤10の位置を安定化するとともに、取出レバー9が回動された状態において、薬剤10の向きに関係なく、取出レバー9と落下防止プレート26との間に、薬剤10の1本分の隙間を形成することができる。
分離部27aは、図14(a)に示すように、側面視において屈曲した部分を有する板状の部材であって、図7に示すように、平面視において薬剤10が搬送されてくる際に薬剤10の円筒部10aのほぼ正面に配置されている。
固定部27cは、取出レバー9と一体化するように、取出レバー9の側面部分にねじによって固定されている。
本実施形態の薬剤収納カセット4では、以上の構成により、排出方向に押圧された複数の薬剤10のうちの先頭の薬剤10が排出される際に、分離部27aによって先頭から2つ目の薬剤10の搬送方向下流側への移動を一旦停止させることができる。よって、取出レバー9を回動させて先頭の薬剤10を排出する際に、取出レバー9と落下防止プレート26との間の隙間に先頭から2つ目の薬剤10が入り込んで詰まってしまうことを確実に防止することができる。この結果、図14(c)に示すように、先頭の薬剤10だけを確実に排出することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、薬剤収納カセット4に収納される薬剤として、中央の円筒部10aの両端が扁平状の端部10bとなっている薬剤10を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
(B)
上記実施形態では、薬剤10の端部が基準側の端部に寄り過ぎないようにするために、樹脂製のガイド部23を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
ただし、軽量化、コスト、薬剤と接触した際の摩擦抵抗等の様々な観点から、上記実施形態のように樹脂製のガイド部を用いることが望ましい。
(C)
上記実施形態では、薬剤収納カセット4の収納空間Sの上面を覆うカバーとして、固定蓋21および開閉蓋22を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
あるいは、薬剤を補充するためのスペースとして最低限の部分だけを開放できるような開閉蓋を、補充側の端部に設けてもよい。
2 前扉
3 カセット装着口
4 薬剤収納カセット
5 トレイ
6,7 保管部
8 取出ヘッド
9 取出レバー(薬剤排出機構)
9a 回動軸
9b 支持部
9c ばね
10 薬剤
10a 円筒部(胴部)
10b 端部
11 収納ポケット
12 操作部
13 引出操作部
14 カセット本体
14a 側面
14b,14c 調整孔
15 付勢体
15a 凹部
15b 平面部
15c 付勢力伝達部
18 巻取リール
19 帯状ばね
19a 案内溝
19b スライダ
20 レール
21 固定蓋(第2蓋部)
21a 固定部
21b ガイド
22 開閉蓋(第1蓋部)
22a 回転軸
23 ガイド部
24 搬送面
25 ストッパプレート
25a 固定部
26 落下防止プレート
26a 高さ調整孔(調節機構)
27 分離プレート
27a 分離部
27b 支持部
27c 固定部
28 プーリ
29 ワイヤ
30,31 ねじ
S 収納空間
S1,S2 空隙部
Claims (8)
- 薬剤払出装置に搭載されており、前記薬剤払出装置において選択された薬剤が取り出される薬剤収納カセットであって、
内部に複数の薬剤が装填される収納空間を有するカセット本体と、
前記カセット本体の第1端側に配置され、前記薬剤払出装置における選択に応じて前記カセット本体から前記薬剤を排出する薬剤排出機構と、
前記カセット本体における前記第1端とは反対側の第2端側に配置され、前記カセット本体内へ前記薬剤を装填する際に前記薬剤払出装置から前記カセット本体を引き出すために操作される引出操作部と、
前記カセット本体の前記収納空間内において、前記カセット本体内に収納された前記薬剤を、前記第2端側から前記第1端側へ向かう第1方向へ付勢する付勢体と、
前記薬剤の搬送方向における前記収納空間の上流側の上面の少なくとも一部を覆う第1蓋部と、
前記第1蓋部の下流側であって、前記薬剤の搬送方向における前記収納空間の下流側の上面の少なくとも一部を覆う第2蓋部と、
を備えている薬剤収納カセット。 - 前記第1蓋部は、前記収納空間の高さを規定する設置位置が、前記薬剤の高さよりも若干高い位置に設定されており、
前記第2蓋部は、前記収納空間の高さを規定する設置位置が、前記第1蓋部よりも高い位置に設定されている、
請求項1に記載の薬剤収納カセット。 - 前記第2蓋部は、前記第1蓋部と隣接する側の端部に、前記薬剤の搬送方向下流側に向かって下方傾斜するガイドを有している、
請求項2に記載の薬剤収納カセット。 - 前記ガイドは、前記第2蓋部と一体化して形成されている、
請求項3に記載の薬剤収納カセット。 - 前記第1蓋部は、前記収納空間の上面を開放するように開閉可能であって、
前記第2蓋部は、前記収納空間の上面を常時覆う固定式である、
請求項1から4いずれか1項に記載の薬剤収納カセット。 - 前記薬剤は、中央部分に円筒部、前記円筒部の両端に扁平状の端部を有している、
請求項1から5のいずれか1項に記載の薬剤収納カセット。 - 前記収納空間は、前記薬剤が載置され、前記付勢体によって前記薬剤が前記第1端側に向かって搬送されるとともに、単一の平面によって形成された搬送面を有している、
請求項1から6のいずれか1項に記載の薬剤収納カセット。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の薬剤収納カセットと、
前記薬剤収納カセットが引き出し可能な状態で取り付けられるカセット装着口と、
を備えている薬剤払出装置。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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