JP6110202B2 - 薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置 - Google Patents

薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、病院業務の効率化を図るために設置される薬剤払出装置に搭載される薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置に関するものである。
近年、病院等に設置される薬剤払出装置に搭載された薬剤収納カセットは、第1端側に薬剤払出機構、その反対の第2端側に引出操作部が設けられており、上面が開口した略直方体状のカセット本体と、カセット本体内において収納された薬剤を薬剤払出機構側に搬送する搬送手段と、を備えている。
例えば、特許文献1には、包装アンプルを一本ずつスムーズかつ確実に定量供給するために、カセット本体の収納空間の内周に下端の払出し口に向けて延伸する突出部を設けた薬剤収納容器が開示されている。
この構成により、上記突出部によって包装アンプルの胴体部を案内することで、包装アンプルのつまりを防止している。
特開2000−255651号公報(平成12年9月19日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された構成では、貯溜供給装置によって包装アンプルを機械的に取り出ししようとすると、包装アンプルは両端部に扁平部を有しているため、アンプル収納容器内において包装アンプルに詰まりが生じ、一本ずつ確実に払い出すことができなくなるおそれがある。
本発明の課題は、薬剤の形状に関わらず、詰まりの発生を防止してスムーズに薬剤を搬送し、1本ずつ確実に薬剤を排出することが可能な薬剤収納カセットおよびこれを備えた薬剤払出装置を提供することにある。
第1の発明に係る薬剤収納カセットは、薬剤払出装置に搭載されており、薬剤払出装置において選択された薬剤が取り出される薬剤収納カセットであって、カセット本体と、薬剤排出機構と、引出操作部と、付勢体と、ガイド部と、を備えている。カセット本体は、内部に複数の薬剤が装填される収納空間を有する。薬剤排出機構は、カセット本体の第1端側に配置され、薬剤払出装置における選択に応じてカセット本体から薬剤を排出する。引出操作部は、カセット本体における第1端とは反対側の第2端側に配置され、カセット本体内へ薬剤を装填する際に薬剤払出装置からカセット本体を引き出すために操作される。付勢体は、カセット本体の収納空間内において、カセット本体内に収納された薬剤を、第2端側から第1端側へ向かう第1方向へ付勢する。ガイド部は、カセット本体の収納空間の平面視において、第1方向に直交する第2方向における薬剤の配置の基準側となる側面に沿って設けられており、収納空間における第2方向の端部から薬剤の端部を所定の距離だけ離間させる。
ここでは、薬剤払出装置に搭載されており、収納空間内に複数収納された薬剤を搬送方向(第1方向)に沿って排出側(第1端側)へ付勢しながら薬剤払出装置の選択によって薬剤を排出していく薬剤収納カセットにおいて、カセット本体内に形成される収納空間の平面視における第1方向に直交する第2方向の端部から薬剤の端部を所定の距離だけ離間させるガイド部を設けている。
ここで、カセット本体の収納空間に複数セットされた薬剤は、薬剤排出機構が設けられた排出側に向かって付勢されており、第2方向における薬剤配置の基準側に端部を揃えた状態で、薬剤が1つずつ排出されるたびに薬剤1つ分だけ前進していく。
このとき、薬剤が、円筒状の単純な形状ではなく、例えば、両端に扁平部分を有する特殊な形状を有している場合がある。一方、薬剤収納カセットの収納空間には、第2方向における端部に、例えば、開閉可能な蓋部等の回転軸等が設けられており、凹凸部分が生じ易い。
このため、薬剤の端部が収納空間の第2方向における端部に形成された凹凸部分に引っ掛かって、収納空間内において搬送される薬剤の向きを変えてしまい、薬剤の詰まりの原因となるおそれがある。
そこで、本発明の薬剤収納カセットでは、薬剤の端部が収納空間の第2方向における端部から所定の距離だけ離間した状態で排出方向に向かって搬送されるように、ガイド部を設けている。
これにより、薬剤が特殊な形状を有している場合でも、その端部が収納空間の第2方向における端部から所定の距離だけ離れた状態で搬送されるため、薬剤の端部が収納空間の端部に形成された凹凸部分に引っ掛かることを防止することができる。
この結果、収納空間において搬送される薬剤をスムーズに排出側へと導くことができるため、薬剤の詰まりの発生を確実に防止することができる。
第2の発明に係る薬剤収納カセットは、第1の発明に係る薬剤収納カセットであって、収納空間は、薬剤が載置され、付勢体によって薬剤が第1端側に向かって搬送されるとともに、単一の平面によって形成された搬送面を有している。
ここでは、収納空間における薬剤を搬送する搬送面として、単一な平面(底面)を用いている。
これにより、例えば、搬送される薬剤の長手方向において凹凸を有する搬送面と比較して、薬剤を安定した状態で排出側へと搬送することができる。
第3の発明に係る薬剤収納カセットは、第1または第2の発明に係る薬剤収納カセットであって、収納空間の上方を覆うようにカセット本体に取り付けられており、収納空間を形成する側面との間に空隙部を有する蓋部を、さらに備えている。
ここでは、収納空間にセットされた複数の薬剤の上面を覆うように取り付けられた蓋部を設けている。そして、蓋部と収納空間の側面との間には、上記凹凸部分となる空隙部が形成されている。
これにより、収納空間を形成する側面と蓋部との間に空隙部等の凹凸が生じている場合でも、上述したガイド部によって薬剤の端部が収納空間の側面から離間した状態で搬送されるため、薬剤の端部が空隙部に引っ掛かってしまうことを防止することができる。よって、収納空間を形成する側面付近に空隙部等の凹凸部分が形成されて構成であっても、薬剤の詰まりの発生を効果的に防止することができる。
第4の発明に係る薬剤収納カセットは、第3の発明に係る薬剤収納カセットであって、蓋部は、カセット本体に対して開閉可能な状態で取り付けられている。
ここでは、収納空間の上方を覆う蓋部が、開閉可能な状態で取り付けられている。
ここで、蓋部を開閉可能とするためには、通常、収納空間の側面付近に回転軸を設ける必要がある。この場合、収納空間の側面付近には、さらに凹凸部分が形成されやすくなる。
本発明の薬剤収納カセットでは、上述したガイド部によって薬剤の端部が収納空間の第2方向における端部から所定の距離だけ離間した状態で排出方向に向かって搬送される。
これにより、薬剤が特殊な形状を有している場合でも、薬剤の端部が収納空間の端部に形成された凹凸部分に引っ掛かることを防止して、薬剤の詰まりの発生を確実に防止することができる。
第5の発明に係る薬剤収納カセットは、第1から第4の発明のいずれか1つに係る薬剤収納カセットであって、薬剤は、中央部分に円筒部、円筒部の両端に扁平状の端部を有している。
ここでは、薬剤収納カセットにセットされる薬剤として、中央部分に円筒部、その両端に扁平状の端部を有する薬剤を用いている。
これにより、両端に扁平状の端部を有する薬剤であっても、その端部が収納空間の側面から離間した状態で搬送されるため、扁平状の部分が収納空間に接する位置にある凹凸部分に引っ掛かることを防止することができる。よって、薬剤の詰まりの発生を防止することができる。
第6の発明に係る薬剤収納カセットは、第1から第5の発明のいずれか1つに係る薬剤収納カセットであって、ガイド部は、樹脂製の部材である。
ここでは、上述したガイド部として、樹脂製の部材を用いている。
これにより、金属製の部材を用いる場合と比較して、薬剤収納カセット全体の軽量化を図ることができる。
第7の発明に係る薬剤払出装置は、第1から第6の発明のいずれか1つに係る薬剤収納カセットと、薬剤収納カセットが引き出し可能な状態で取り付けられるカセット装着口と、を備えている。
ここでは、上述した薬剤収納カセットがカセット装着口にセットされる薬剤払出装置を構成する。
これにより、薬剤収納カセットから選択した薬剤をスムーズに排出させて、処方箋情報等に応じた適切な薬剤を揃えることができる。
本発明に係る薬剤収納カセットによれば、薬剤の形状に関わらず、詰まりの発生を防止してスムーズに薬剤を搬送し、1本ずつ確実に薬剤を排出することができる。
本発明の一実施形態に係る薬剤収納カセットを搭載した薬剤払出装置の構成を示す全体斜視図。 図1の薬剤払出装置の前扉を開放した状態を示す斜視図。 図1の薬剤払出装置の主要部の構成を示すA−A線矢視断面図。 図3のB部分の拡大図。 図1の薬剤払出装置に複数搭載された薬剤収納カセットを引き出した状態を示す斜視図。 図5の薬剤収納カセットの構成を示す斜視図。 図6の薬剤収納カセットの平面図。 図6の薬剤収納カセットの付勢体の機構を示す平面図。 図6の薬剤収納カセットの側断面図。 図9の薬剤収納カセットのC−C線矢視断面図。 図9の薬剤収納カセットのD−D線矢視断面図。 図9の薬剤収納カセットのE−E線矢視断面図。 (a)〜(c)は、図9の薬剤収納カセットに装填される薬剤の形状を示す平面図、正面図、側面図。 (a)〜(c)は、図9の薬剤収納カセットから薬剤が排出される排出動作の流れを示す側面図。
本発明の一実施形態に係る薬剤収納カセットについて、図1〜図14(c)を用いて説明すれば以下の通りである。
(薬剤払出装置の構成)
本実施形態の薬剤払出装置は、患者ごとに設定された処方箋等の情報に基づいて自動的に薬剤をトレイ5上に排出するために設置されており、図1および図2に示すように、本体ケース1と、前扉2と、複数のカセット装着口3と、薬剤収納カセット4と、トレイ5と、保管部6,7と、取出ヘッド8(図3参照)と、を備えている。
本体ケース1は、内部に、複数の薬剤収納カセット4を収納しており、所望の薬剤を自動的に薬剤収納カセット4から取り出す機構や、トレイ5を搬送する搬送機構等を有している。
前扉2は、薬剤払出装置の前面(図1および図2の正面側)を覆うように、本体ケース1に対して開閉可能な状態で取り付けられている。
カセット装着口3は、前扉2を開放した状態で開口しており、薬剤収納カセット4が引き出し可能な状態で挿入される。
薬剤収納カセット4は、各種薬剤を収納しており、カセット装着口3に対して複数装着されている。薬剤収納カセット4は、それぞれがカセット装着口3から内部に挿入されたり、外側へ引き出したりすることが可能な状態で取り付けられている。
トレイ5は、薬剤払出装置における搬送方向に沿って移動しながら、患者ごとの処方箋情報等に従って、薬剤収納カセット4から各種薬剤が排出される。
保管部6は、トレイ5の搬送方向における最上流側に配置されており、薬剤が投入される前の空のトレイ5を複数保管する。
保管部7は、トレイの搬送方向における最下流側に配置されており、処方箋情報等に従って排出された薬剤が投入された複数のトレイ5を保管する。
取出ヘッド8は、処方箋情報等に基づいて、所望の薬剤が収納された薬剤収納カセット4の前に移動して、薬剤収納カセット4の取出レバー9(図4参照)を操作する。これにより、取出ヘッド8は、自動的に薬剤収納カセット4からトレイ5内に所望の薬剤を排出させる。
ここで、保管部6に保管されていたトレイ5は、図示しない搬送機構によって、図3に示すように、所望の薬剤が収納された薬剤収納カセット4の下部に移送される。ここで、薬剤収納カセット4に収納されていた薬剤が取出ヘッド8によってトレイ5に投入された後、図2に示すように、トレイ5の搬送方向における最下流側に配置された保管部7に収納される。
具体的には、まず、トレイ5は、上述したように、複数の薬剤収納カセット4の下方に移送され、ここで待機する。この待機状態において、処方箋によって指示された薬剤を保管した薬剤収納カセット4の背面側(排出側(図3の右側))に、取出ヘッド8が移動して所望の薬剤を取り出す。
取出ヘッド8によって取り出された薬剤は、取出ヘッド8によって保持されたままトレイ5のレベルまで下降することで、トレイ5内へ投入される。
図4は、取出ヘッド8によって薬剤収納カセット4から薬剤が取り出される際の動きを示している。なお、このような薬剤が取り出される構成は、よく知られた構成であるので、説明の煩雑化をさけるため、以下で簡単に説明する。
すなわち、薬剤収納カセット4から所望の薬剤を取り出す際には、薬剤収納カセット4の取出レバー9が、取出ヘッド8の操作部12によって下方へ回動するように操作される。これにより、薬剤10が薬剤収納カセット4から1つずつ取り出される。そして、薬剤収納カセット4から排出された薬剤10は、取出ヘッド8の下部に設けられた収納ポケット11へと転動していき、収納ポケット11内で一時的に保管される。
そして、取出ヘッド8は、取り出した薬剤を収納ポケット11内に保持したまま、トレイ5が載置されたレベルまで下降する。ここで、収納ポケット11をトレイ5の方向へ傾けることで、収納ポケット11内に保管された薬剤10は、図3に示すように、トレイ5内に投入される。
(薬剤収納カセット4)
本実施形態の薬剤収納カセット4は、上述したように、カセット装着口3に対して、挿入と引き出しが可能な状態で取り付けられている。
図5は、カセット装着口3から薬剤収納カセット4を8割程度引き出した状態を示している。薬剤収納カセット4に薬剤10を補充する際には、図5に示す状態において、開閉蓋(蓋部)22を開けて開放された薬剤収納カセット4の上方から薬剤10を補充する。
つまり、本実施形態の薬剤収納カセット4は、内部に形成される収納空間Sに複数の薬剤10を収納しており、薬剤払出装置によって選択された所望の薬剤10がここから取り出される。そして、薬剤収納カセット4は、図6〜図9に示すように、取出レバー(薬剤排出機構)9と、引出操作部13と、略直方体状のカセット本体14と、付勢体15と、巻取リール18と、帯状ばね19と、レール20と、固定蓋21と、開閉蓋22と、ガイド部23と、搬送面24と、ストッパプレート25と、落下防止プレート26と、分離プレート27と、を備えている。
取出レバー9は、薬剤収納カセット4の長手方向における薬剤10の排出側の先端に設けられており、上述した薬剤払出装置の取出ヘッド8によって下方に回動するように操作されることで、収納空間S内にセットされた薬剤10を1つずつ排出する。また、取出レバー9は、図7および図8に示すように、回動軸9aと、支持部9bと、ばね9cとを有している。
回動軸9aは、薬剤収納カセット4の幅方向(薬剤10の搬送方向(第1方向)に直交する方向)における両端にそれぞれ設けられており、取出レバー9の回動中心となる。
支持部9bは、回動軸9aと取出レバー9の本体部分とを連結する。
ばね9cは、薬剤収納カセット4における薬剤配置の基準側(後述)となる側の回動軸9a付近に設けられており、取出ヘッド8によって下方に操作された取出レバー9を排出位置から定常位置へ戻すための付勢力を付与する。
薬剤10は、図13(a)〜図13(c)に示すように、略円筒状のボトルを内包しており、中央部分にはボトル形状に沿った円筒部(胴部)10a、円筒部10aの両端には扁平状の端部10b,10bを有している。
このため、本実施形態の薬剤収納カセット4内にセットされた薬剤10は、円筒部10aの周方向に沿って回転させると、両端部分の形状が変化するため、収納空間Sに接する位置にある凹凸等に引っかかるおそれがある。
なお、このような形状を有する薬剤10を、スムーズに薬剤収納カセット4から排出するための動作については後段にて詳述する。
引出操作部13は、上述した薬剤払出装置のカセット装着口3に挿入された薬剤収納カセット4を引き出すために操作される持ち手部分であって、薬剤収納カセット4における薬剤10の排出側(取出レバー9側(図7中の左側))とは反対側(図7中の右側)の端部に設けられている。
カセット本体14は、略直方体状の筐体の内部に複数の薬剤10を収納する収納空間Sを形成しており、上面が開放されている。そして、カセット本体14は、第1端側(図2の奥側、図3の右側)に薬剤排出機構を構成する取出レバー9、その反対側の第2端側(図2の手前側、図3の左側)に引出操作部13を有している。
付勢体15は、後述する帯状ばね19のばね力によって、カセット本体14内の収納空間Sにおいて、カセット本体14の長手方向(第1方向)に沿って、カセット本体14内に収納された複数の薬剤10のうちの最上流側に配置された薬剤10を、排出側(取出レバー9側)に向かって付勢する。また、付勢体15は、図7等に示すように、凹部15aと、平面部15b,15bと、付勢力伝達部15cと、を有している。
凹部15aは、薬剤収納カセット4の平面視において、搬送方向下流側から見て、中央部分が凹状に凹んだ部分であって、薬剤10とは当接しない。
平面部15b,15bは、凹部15aを挟み込むように両端に設けられている。平面部15b,15bは、搬送方向(第1方向)に直交する第2方向に平行な平面を有しており、この平面において薬剤10に対して当接する。
これにより、付勢体15によって排出側へと押圧される薬剤10は、両端部付近を平面部15b,15bと当接した状態で収納空間S内を移動する。よって、薬剤10は、安定した状態で排出側へと搬送される。
付勢力伝達部15cは、後述する帯状ばね19が巻き取られる力によって、付勢体15と一体化して、第1方向における薬剤排出側に向かって付勢される。
巻取リール18は、図7および図8に示すように、収納空間S内において薬剤10の搬送方向(第1方向)における最上流側に配置されている。そして、巻取リール18は、帯状ばね19の第1端が固定されている。
カセット本体14のフレーム底面(搬送面24とは異なる)には、カセット本体14の長手方向における第1端側と第2端側とにそれぞれ配置されたプーリ28,28と、カセット本体14の長手方向に沿って配置されたワイヤ29と、が設けられている。
ワイヤ29は、2つのプーリ28,28によって、カセット14の第1方向に沿って架設されている。ワイヤ29には、フレーム底面に設けられた案内溝19aに沿って第1端側と第2端側との間を移動するスライダ19bと付勢体15とが接続されている。
スライダ19bと付勢体15は、互いに相対的な位置関係を保った状態で、カセット14の長手方向における第1端側と第2端側との間を移動する。
帯状ばね19は、その第1端が巻取リール18に固定され、第1端とは反対側の第2端がスライダ19bに接続されている。
これにより、帯状ばね19には、常時、巻取リール18に巻き取られる方向の力が働く。ここで、帯状ばね19に働く巻取リール18に巻き取られる方向への力は、付勢体15に接続された付勢力伝達部15cに対して付与される。このため、付勢体15は、常時、カセット本体14の排出側(取出レバー9側)へ付勢された状態となる。
なお、図5に示すように、薬剤収納カセット4がカセット装着口3から引き出されていくと、薬剤収納カセット4の搬送面24の裏面側に設けられた付勢体15と相対的な位置を保った状態で移動するスライダ19bがカセット装着口3付近に設けられた係止部(図示せず)に引っかかって同じ位置に保持される。
これにより、付勢体15は、薬剤収納カセット4を引き出す動作に連動して、薬剤搬送方向(第1方向)における最上流側へと自動的に移動する。よって、図5に示すように、薬剤収納カセット4が引き出された状態では、付勢体15は収納空間S内における最も引出操作部13側にある。このため、薬剤10を補充する際には、付勢体15よりも搬送方向下流側に新たな薬剤10を補充すればよい。
レール20は、帯状ばね19の巻き取り方向に働く力によって、常時、排出側へ付勢された付勢体15の付勢力伝達部15cを第1方向に沿って誘導する。
固定蓋21は、図7および図9に示すように、後述する開閉蓋22とともに、上面が開放されたカセット本体14の上面を覆うように設けられたカバーであって、カセット本体14の上面における薬剤排出側の一部を覆うように設けられている。固定蓋21は、図11に示すように、第1方向に直交する第2方向における両端に設けられた固定部21a,21aにおいて、カセット本体14の側面14a,14aにねじ30を用いて固定されている。よって、後述する開閉蓋22と違って、固定蓋21は、カセット本体14に対して開閉不能となっている。
ここで、固定部21a,21aは、ねじ30を緩めることで、カセット本体14の両側の側面14a,14aに形成された調整孔14b,14bの長手方向に沿って、上下に移動可能となっている。
これにより、薬剤収納カセット4にセットされる薬剤10の種類(大きさ、形状等)に応じて、固定蓋21が薬剤10の高さよりも若干高い適切な高さに配置されるように調整することができる。
また、固定蓋21は、図7に示すように、カセット本体14の側面14aの近傍に切り欠かれた部分を有している。これにより、固定蓋21の近傍には、収納空間Sに接触する部分であって、第2方向における両端に、上方へ開口した空隙部S1が形成される。
さらに、固定蓋21は、図5に示すように、薬剤収納カセット4を引き出した状態では、カセット装着口3よりも奥に保持されている。このため、図5に示す状態において、薬剤収納カセット4に薬剤10を補充する場合でも、固定蓋21の部分は開ける必要性が生じない。
固定蓋21は、開閉蓋22と隣接する側の端部に、搬送方向上流側から下流側に向かって下方傾斜するように設けられたガイド21bを有している。なお、ガイド21bの機能については、後段にて詳述する。
開閉蓋(蓋部)22は、図7および図9に示すように、固定蓋21とともに、上面が開放されたカセット本体14の上面を覆うように設けられた開閉可能なカバーであって、カセット本体14の上面における引出操作部13側の一部を覆うように設けられている。開閉蓋22は、図12に示すように、第2方向における基準側の端部に設けられた回動軸22a付近において固定されている。そして、開閉蓋22は、回動軸22aを中心にして回動することで、図5に示すように、カセット本体14の上方を開放することができる。
これにより、カセット装着口3から薬剤収納カセット4を引き出した状態において、開閉蓋22を開けて、容易に薬剤10を補充することができる。
また、開閉蓋22は、図7に示すように、カセット本体14の側面14aと回動軸22aとが接続された部分の近傍に、切り欠かれた部分を有している。これにより、開閉蓋22の近傍には、収納空間Sに接触する部分であって、第2方向における両端に、上方へ開口した空隙部S2が形成される。
さらに、開閉蓋22は、回動軸22aと側面14aとの接続部分がねじ31によって固定されている。そして、開閉蓋22は、ねじ31を緩めることで、カセット本体14の基準側の側面14aに形成された調整孔14c,14cの長手方向に沿って、上下に移動可能となっている。
これにより、薬剤収納カセット4にセットされる薬剤10の種類(大きさ、形状等)に応じて、開閉蓋22が適切な高さに配置されるように調整することができる。
ここで、収納空間Sの上面を覆う固定蓋21と開閉蓋22とは、図9に示す側面視において、互いに異なる高さ位置になるように調整されている。
すなわち、本実施形態の薬剤収納カセット4では、排出側に近い固定蓋21が、薬剤10を補充する側の開閉蓋22よりも高い位置になるように高さ位置が調整されている(図14(a)等参照)。
これにより、収納空間Sにおける排出側においては、固定蓋21が開閉蓋22よりも高い位置にあるため、薬剤10が詰まってしまうことを防止することができる。一方、収納空間Sにおける薬剤10を補充する側では、開閉蓋22が薬剤10の高さよりも若干高い程度の比較的低い位置に配置されているため、付勢体15によって押圧される薬剤10の配列が崩れてしまうことを防止することができる。
さらに、固定蓋21が収納空間Sの上面のほぼ全体を覆っているのに対して、開閉蓋22は、基準側とは反対側の上面の一部を覆っていない。具体的には、開閉蓋22は、図7および図12に示すように、収納空間Sの第2方向(幅方向)において、基準側から約70%程度までしか上面を覆っていない。よって、収納空間Sの第2方向(幅方向)における約30%の部分は、開閉蓋22を閉めた状態においても開放されている。
このため、薬剤10は、基準側と反対側の端部が上面に露出した状態で固定蓋21の方へ搬送されてくる。
ここで、固定蓋21には、上述したように、開閉蓋22と隣接する側の端部に、搬送方向上流側から下流側に向かって下方傾斜するガイド21bが設けられている。
これにより、開閉蓋22の直下において上面から露出した薬剤10の端部をガイド21bによって固定蓋21の下面へと誘導することができる。よって、薬剤10が両端に扁平状の端部10b,10bを有する場合でも、端部10b,10bが固定蓋21の端部に引っ掛かることを防止して、スムーズに収納空間S内を搬送方向下流側へと搬送することができる。
特に、本実施形態のように、搬送方向上流側に配置された開閉蓋22と下流側に配置された固定蓋21の高さが異なる場合には、固定蓋21と開閉蓋22との間の隙間等において、薬剤10の端部が引っ掛かり易いため、ガイド21bを設けることは特に有用である。
ガイド部23は、樹脂製の部材であって、図7および図10〜図12に示すように、収納空間S内における薬剤10の配置の基準位置となる側の端部であって、薬剤10が搬送される第1方向に沿って設けられている。また、ガイド部23は、両端に扁平状の端部10bを有する薬剤10が、上述した固定蓋21および開閉蓋22とカセット本体14の側面14aとの接続部分付近に形成された空隙部S1,S2等に引っかかってしまうことを防止するために設けられている。
すなわち、本実施形態の薬剤収納カセット4では、収納空間S内において、薬剤10が基準側の端部に寄り過ぎた状態で排出側へ搬送されることがないように、ガイド部23を設けている。
これにより、両端に扁平状の端部10bを有する薬剤10は、図10〜図12に示すように、薬剤10の配列の基準側の側面14aから所定の距離X以上離間した状態で、排出側へと搬送される。よって、薬剤10の端部10bが、固定蓋21や開閉蓋22によって形成される空隙部S1,S2や開閉蓋22の回動軸22a等に引っ掛かってしまうことを防止することができる。この結果、例えば、両端に扁平状の端部10bを有する薬剤10であっても、収納空間S内において、搬送中における配列の乱れに起因する詰まりの発生を防止することができる。
搬送面24は、図10〜図12に示すように、収納空間S内にセットされた薬剤10が載置される単一の平面によって構成されており、付勢体15によって搬送される薬剤10の搬送面となる。より詳細には、搬送面24は、収納空間S内において搬送される薬剤10の長手方向において単一の平面によって薬剤10を支持しながら搬送方向に沿って搬送する。
ストッパプレート25は、L字状の部材であって、取出ヘッド8による1回の操作によって1本ずつ薬剤10を取り出すために、搬送方向に沿って移動してきた先頭の薬剤10の搬送方向における移動を一旦止めて下方へと導くために設けられている。ストッパプレート25は、図7および図10に示すように、L字状の第1端側の平面において、カセット本体14の排出側の端部より搬送方向下流側における薬剤10の搬送方向正面を覆うように配置されている。そして、ストッパプレート25は、図7に示す平面視においてL字状の全体形状と、固定部25aとを有している。
固定部25aは、ストッパプレート25におけるL字状の第2端に設けられており、カセット本体14の側面14aに対して固定されている。これにより、ストッパプレート25は、取出レバー9が回動した場合でも、その位置は不変である。
落下防止プレート26は、図7に示すように、ストッパプレート25におけるL字状の第1端とは反対側の第2端側の平面に取り付けられており、図10に示すように、搬送方向に沿って移動してくる薬剤10の正面に配置されている。
また、落下防止プレート26は、図10に示すように、搬送方向下流側から見て薬剤10の長さ全体に対応する幅よりも小さく、薬剤10の中央部分の円筒部10aに対応する幅を有している。
ここで、落下防止プレート26の厚みは、図13(a)〜図13(c)に示す薬剤10の両端の扁平状の端部10b,10bに対する円筒部10aの凹みの大きさと同等か、あるいは若干大きくなるように設定されている。
さらに、落下防止プレート26は、図10に示すように、高さ調整孔(調節機構)26aを有している。
高さ調整孔26aは、ストッパプレート25に対する落下防止プレート26の高さ位置を調整するために設けられている。高さ調整孔26aは、図10に示すように、上下方向に沿って落下防止プレート26に形成された長穴であって、ストッパプレート25に対して落下防止プレート26を固定するためのビスが挿入されている。
これにより、ビスを緩めることでストッパプレート25に対する落下防止プレート26の高さ位置を調整することができる。よって、薬剤10の種類(大きさや形状等)に応じて、取出レバー9と落下防止プレート26との間の隙間の大きさを適切に調整することができる。
ここで、本実施形態の薬剤収納カセット4では、図13(a)〜図13(c)に示すように、中央部分に円筒部10a、円筒部10aの両端に扁平状の端部10b,10bを有する薬剤10を1本ずつ排出する。よって、薬剤10は、円筒部10aの周方向における向き(位置)によっては、両端の扁平状の端部10b,10bがあるために、薬剤10の中心軸を基準とした場合に、扁平状の端部10b,10bが、中央部分の円筒部10aよりも搬送方向に出っ張った位置に来たり、奥まった位置に来たりすることがある。
そこで、本実施形態の薬剤収納カセット4では、薬剤収納カセット4の排出側端部のやや外側(搬送方向下流側)の位置に、薬剤10の搬送方向下流側への移動を規制するストッパプレート25を設けている。
そして、本実施形態では、ストッパプレート25における薬剤10の搬送方向の正面を覆う平面に、薬剤10の円筒部10aに対応する幅を有する落下防止プレート26を設けている。さらに、本実施形態では、薬剤10の両端の扁平状の端部10b,10bに対する円筒部10aの凹みの大きさと同等か、あるいは若干大きくなるように、落下防止プレート26の厚みが設定されている。
これにより、薬剤収納カセット4から排出される薬剤10は、薬剤10の向きに関わらず、ほぼ同じ位置で当接させることが可能な円筒部10aに対して落下防止プレート26を当接させることができる。
このとき、図14(a)〜図14(c)に示すように、落下防止プレート26を設けたことにより、排出される先頭の薬剤10の位置を安定化するとともに、取出レバー9が回動された状態において、薬剤10の向きに関係なく、取出レバー9と落下防止プレート26との間に、薬剤10の1本分の隙間を形成することができる。
これにより、薬剤10の搬送方向下流側への移動を一旦止めて、取出レバー9が下方へ回動したタイミングで、先頭の薬剤10だけをスムーズに下方の排出方向へと導くことができる。よって、両端に扁平状の端部10b,10b等を有する複雑な形状の薬剤10であっても、薬剤10の向きに関係なく安定した位置において薬剤10を扱うことができるため、薬剤10を1つずつスムーズに排出させることができる。この結果、排出時に、先頭から2本目の薬剤10が排出される先頭の薬剤10とともに、ストッパプレート25と取出レバー9との間の隙間に入り込む等して、薬剤10が詰まってしまうこと防止することができる。
分離プレート27は、図14(a)〜図14(c)に示すように、落下防止プレート26と同様に、収納空間S内の先頭の薬剤10が安定して排出されるようにするために設けられている。具体的には、分離プレート27は、取出レバー9とともに一体化されており、図14(a)〜図14(c)に示すように、薬剤排出動作時における取出レバー9の回動とともに回動軸9aを中心にして回動する。
また、分離プレート27は、図7、図9および図10等に示すように、分離部27aと、支持部27bと、固定部27cとを有している。
分離部27aは、図14(a)に示すように、側面視において屈曲した部分を有する板状の部材であって、図7に示すように、平面視において薬剤10が搬送されてくる際に薬剤10の円筒部10aのほぼ正面に配置されている。
また、分離部27aは、排出動作が行なわれる前の通常状態では、図14(a)に示すように、薬剤10の搬送経路よりも上方に配置されている。さらに、分離部27aは、薬剤10の排出動作が行なわれる際には、図14(b)に示すように、排出動作に連動して取出レバー9の回動軸9aを中心にして回動し、排出される側の先頭から2つ目の薬剤10の下流側に挿入される。
支持部27bは、固定部27cから搬送方向に直交する第2方向に沿って延伸しており、分離部27aと固定部27cとを連結する。
固定部27cは、取出レバー9と一体化するように、取出レバー9の側面部分にねじによって固定されている。
本実施形態の薬剤収納カセット4では、以上の構成により、排出方向に押圧された複数の薬剤10のうちの先頭の薬剤10が排出される際に、分離部27aによって先頭から2つ目の薬剤10の搬送方向下流側への移動を一旦停止させることができる。よって、取出レバー9を回動させて先頭の薬剤10を排出する際に、取出レバー9と落下防止プレート26との間の隙間に先頭から2つ目の薬剤10が入り込んで詰まってしまうことを確実に防止することができる。この結果、図14(c)に示すように、先頭の薬剤10だけを確実に排出することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、薬剤収納カセット4に収納される薬剤として、中央の円筒部10aの両端が扁平状の端部10bとなっている薬剤10を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、薬剤の形状としては、上記実施形態に限定されるものではなく、第1端のみ扁平状となっている等、他の形状を有する薬剤を収納する薬剤収納カセットに対して本発明を適用してもよい。
(B)
上記実施形態では、薬剤10の端部が基準側の端部に寄り過ぎないようにするために、樹脂製のガイド部23を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、樹脂製以外に、他の素材によって形成されたガイド部材を用いてもよい。
ただし、軽量化、コスト、薬剤と接触した際の摩擦抵抗等の様々な観点から、上記実施形態のように樹脂製のガイド部を用いることが望ましい。
(C)
上記実施形態では、薬剤収納カセット4の収納空間Sの上面を覆うカバーとして、固定蓋21および開閉蓋22を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、薬剤収納カセット全体をカセット装着口3から取り出して薬剤の補充を行う場合には、固定蓋と開閉蓋の2段に分けて収納空間の上面を覆う必要がないため、単体の蓋を用いて収納空間の上方を覆ってもよい。
あるいは、薬剤を補充するためのスペースとして最低限の部分だけを開放できるような開閉蓋を、補充側の端部に設けてもよい。
さらに、2段以上設けられた開閉可能な蓋部材を用いて、収納空間の上面を覆ってもよい。
本発明の薬剤収納カセットは、薬剤の形状に関わらず、詰まりの発生を防止してスムーズに薬剤を搬送し、1本ずつ確実に薬剤を排出することができるという効果を奏することから、薬剤払出装置に搭載される各種薬剤収納カセットに対して広く適用可能である。
1 本体ケース
2 前扉
3 カセット装着口
4 薬剤収納カセット
5 トレイ
6,7 保管部
8 取出ヘッド
9 取出レバー(薬剤排出機構)
9a 回動軸
9b 支持部
9c ばね
10 薬剤
10a 円筒部(胴部)
10b 端部
11 収納ポケット
12 操作部
13 引出操作部
14 カセット本体
14a 側面
14b,14c 調整孔
15 付勢体
15a 凹部
15b 平面部
15c 付勢力伝達部
18 巻取リール
19 帯状ばね
19a 案内溝
19b スライダ
20 レール
21 固定蓋
21a 固定部
21b ガイド
22 開閉蓋(蓋部)
22a 回転軸
23 ガイド部
24 搬送面
25 ストッパプレート
25a 固定部
26 落下防止プレート
26a 高さ調整孔(調節機構)
27 分離プレート
27a 分離部
27b 支持部
27c 固定部
28 プーリ
29 ワイヤ
30,31 ねじ
S 収納空間
S1,S2 空隙部

Claims (6)

  1. 薬剤払出装置に搭載されており、前記薬剤払出装置において選択され中央部分に円筒部、前記円筒部の両端に扁平状の端部を有する薬剤が取り出される薬剤収納カセットであって、
    内部に複数の薬剤が装填される収納空間を有するカセット本体と、
    前記カセット本体の第1端側に配置され、前記薬剤払出装置における選択に応じて前記カセット本体から前記薬剤を排出する薬剤排出機構と、
    前記カセット本体における前記第1端とは反対側の第2端側に配置され、前記カセット本体内へ前記薬剤を装填する際に前記薬剤払出装置から前記カセット本体を引き出すために操作される引出操作部と、
    前記カセット本体の前記収納空間内において、前記カセット本体内に収納された前記薬剤を、前記第2端側から前記第1端側へ向かう第1方向へ付勢する付勢体と、
    前記カセット本体の前記第2方向における端部に設けられ、前記収納空間に接触する凹凸部分と、
    前記カセット本体の収納空間の平面視において、前記第1方向に直交する第2方向における前記薬剤の配置の基準側となる側面に沿って設けられており、前記収納空間における前記第2方向の端部に設けられた前記凹凸部分から前記薬剤の扁平状の端部を所定の距離だけ離間させるガイド部と、
    を備えている薬剤収納カセット。
  2. 前記収納空間は、前記薬剤が載置され、前記付勢体によって前記薬剤が前記第1端側に向かって搬送されるとともに、単一の平面によって形成された搬送面を有している、
    請求項1に記載の薬剤収納カセット。
  3. 前記収納空間の上方を覆うように前記カセット本体に取り付けられており、前記収納空間を形成する前記側面との間に空隙部を有する蓋部を、さらに備えている、
    請求項1または2に記載の薬剤収納カセット。
  4. 前記蓋部は、前記カセット本体に対して開閉可能な状態で取り付けられている、
    請求項3に記載の薬剤収納カセット。
  5. 前記ガイド部は、樹脂製の部材である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の薬剤収納カセット。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の薬剤収納カセットと、
    前記薬剤収納カセットが引き出し可能な状態で取り付けられるカセット装着口と、
    を備えている薬剤払出装置。
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