JP2014212802A - 吸引カテーテル組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、湾曲した状態のガイドカテーテルに吸引カテーテルを挿入する際、ガイドカテーテルと吸引カテーテルとの接触面積を減少させて、吸引カテーテルの通過性を向上させた吸引カテーテル組立体を提供することを課題とする。
【解決手段】
吸引カテーテル組立体1において、吸引カテーテル2の第一筒状体10に膨隆部40を設けることで、血管内に挿入されたガイドカテーテル3の第二筒状体20が湾曲した状態にあっても、吸引カテーテル2の第一筒状体10とガイドカテーテル3の第二筒状体20との接触部分を膨隆部40とすることができ、吸引カテーテル2とガイドカテーテル3との摩擦抵抗を低減することができる。その結果、吸引カテーテル2の通過性が向上して、吸引カテーテル2を目的部位まで到達させることが容易となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、血管内の異物を吸引するための吸引カテーテル組立体に関するものである。
従来から、血管内に堆積した血栓などの異物は、血管内に挿入された吸引カテーテル組立体により、吸引されて体外に排出される。吸引カテーテル組立体は、血管内の異物を吸引する吸引カテーテルがガイドカテーテルの内腔に挿入された構成になっている。吸引カテーテルは、ガイドカテーテルにより目的部位まで案内されると、吸引カテーテルに接続された吸引手段を作動させて、血管内の異物を吸引カテーテルの先端口から内腔を介して体外に排出させる。
しかし、血栓などの異物は粘度が高いため、吸引された異物が吸引カテーテルの内腔に残留する恐れがある。特に、異物が点在している場合、吸引手段の作動及び停止を繰り返している間に、異物が吸引カテーテルの内腔にこびり付いて、吸引カテーテルの吸引力が低下する恐れがあるため、吸引カテーテル自体を取り換える必要があった。
この問題を解決するために、吸引カテーテルの内腔を広くした場合、目的部位まで案内するガイドカテーテルの内腔も広くなり、結果的に血管内に挿入する吸引カテーテル組立体の外径が太くなってしまう。その結果、吸引カテーテル組立体を目的部位まで到達させることが困難となり、末梢血管内にある異物を吸引できないという新たな問題が生じた。
そこで、吸引カテーテルの内腔よりも大きな内腔を有するガイドカテーテルを用いた吸引カテーテル組立体が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。特許文献1の吸引カテーテル組立体では、内径の大きなガイドカテーテルを用いることで、吸引カテーテル組立体の外径を太くせずに吸引カテーテルの吸引力を確保することができ、かつ、ガイドカテーテルの内径と吸引カテーテルの外径とのクリアランスを0.05mm〜0.15mmに調整することで、吸引カテーテルがガイドカテーテルの内腔を移動しやすくなっている。
しかしながら、上記の方法では、蛇行した血管内の異物を吸引するときに、以下の問題があった。蛇行した血管内にガイドカテーテルを挿入すると、ガイドカテーテルは血管に沿って湾曲した状態になる。この状態で吸引カテーテルを挿入すると、ガイドカテーテルの内径と吸引カテーテルの外径とのクリアランスが軸方向に一定であるため、吸引カテーテルのほぼ全長がガイドカテーテルの内腔と接触して、摩擦面積が大きくなり、吸引カテーテルの通過性が極端に悪くなる。特に、異物が末梢血管に存在する場合、ガイドカテーテル内に挿入された吸引カテーテルが末梢血管の目的部位まで到達できないという問題が顕著となった。
特開2006−87643号公報
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、湾曲した状態のガイドカテーテルに吸引カテーテルを挿入する際、ガイドカテーテルと吸引カテーテルとの接触面積を減少させて、吸引カテーテルの通過性を向上させた吸引カテーテル組立体を提供することを課題とする。
上記課題は、以下に列挙される手段により解決される。
本発明の態様1は、第一筒状体と、前記第一筒状体の後端部に接合されたコアシャフトと、からなる吸引カテーテルと、前記吸引カテーテルを挿入可能な第二筒状体からなるガイドカテーテルと、を備えた吸引カテーテル組立体において、前記第一筒状体が、第一外径を有した本体部と、前記第一外径よりも大きく前記第二筒状体の内径よりも小さな第二外径を有した膨隆部と、を備えていることを特徴とした吸引カテーテル組立体。
本発明の態様2は、前記膨隆部は、前記本体部の後端部に設けられていることを特徴とした態様1に記載の吸引カテーテル組立体。
本発明の態様3は、前記膨隆部は、前記コアシャフトの先端を覆うように前記本体部の前記後端部に設けられていることを特徴とした態様2に記載の吸引カテーテル組立体。
本発明の態様4は、前記膨隆部は、前記第一筒状体の軸方向に複数設けられており、前記複数の膨隆部は、後端ほど前記膨隆部の前記第二外径が大きくなることを特徴とした態様1乃至態様3の何れかに記載の吸引カテーテル組立体。
本発明の態様1の吸引カテーテル組立体では、第一筒状体が、本体部と、本体部の外径よりも大きく第二筒状体の内径よりも小さな外径を有した膨隆部と、からなる。そのため、第一筒状体と第二筒状体とのクリアランスは、本体部では広いのに対して、膨隆部では狭くなっている。これにより、血管内に挿入された第二筒状体が湾曲した状態にあっても、第一筒状体と第二筒状体との接触部分を主に膨隆部とすることができ、第一筒状体と第二筒状体との摩擦抵抗を低減することができる。その結果、第一筒状体の通過性が向上して、吸引カテーテルを目的部位まで到達させることが容易となる。
本発明の態様2の吸引カテーテル組立体では、膨隆部が本体部の後端部に設けられている。吸引カテーテル組立体を組み立てたとき、ガイドカテーテルの先端口から本体部よりも大きな外径を有した膨隆部が突出する恐れが低減されるため、吸引カテーテルをより末梢まで到達させることができる。
本発明の態様3の吸引カテーテル組立体では、膨隆部がコアシャフトの先端を覆うように本体部の後端部に設けられている。そのため、膨隆部がコアシャフトの先端と本体部の後端部とを接合する接着剤としての機能を有しており、コアシャフトの先端が本体部の後端部から外れてしまうという恐れを低減することができる。また、コアシャフトの先端を本体部の後端部に接合する際に、別途部材を用いる必要がないため、製造上簡略化することもできる。
本発明の態様4の吸引カテーテル組立体では、膨隆部が第一筒状体の軸方向に複数設けられており、複数の膨隆部が、後端ほど膨隆部の第二外径が大きくなる。これにより、膨隆部以外による第一筒状体と第二筒状体との摩擦抵抗の増加を防ぐことができ、かつ、ガイドカテーテルの先端口から膨隆部が突出した場合でも第一筒状体の外径はそれほど大きくならず、かつ、コアシャフトを前後方向に移動させることで膨隆部により血管内に付着している異物を削り落とすこともできる。
図1は、本実施の形態の吸引カテーテル組立体の全体図である。 図2は、図1におけるA部の拡大断面図である。 図3は、湾曲した第二筒状体に第一筒状体を挿入した状態を示した図である。 図4は、第2の実施の形態の吸引カテーテル組立体を示した図である。
まず、図1〜図3を参照しながら、本実施の形態の吸引カテーテル組立体1について、説明する。なお、図1、図2において、左側が体内に挿入される先端側(遠位側)を、右側が医師等の手技者によって操作される後端側(近位側、基端側)を、表している。
図1に示したように、吸引カテーテル組立体1は、第一内腔11を有する第一筒状体10を備えた吸引カテーテル2と、吸引カテーテル2を挿入することができる第二内腔21を有する第二筒状体20を備えたガイドカテーテル3と、からなる。
吸引カテーテル2は、第一筒状体10と、第一筒状体10の後端部に固着されたコアシャフト12と、を有している。第一筒状体10には、血管内の異物を吸引する第一先端口16と、吸引した異物を第一内腔11から排出する第一後端口14と、が設けられている。なお、第一筒状体10とコアシャフト12とは、接合部15で接着剤、溶着、又は溶接等により接合されている。
ガイドカテーテル3の第二筒状体20には、吸引カテーテル2を挿入する又は引き抜くための第二後端口22と、挿入された吸引カテーテル2が先端側(図1の左側)に突出可能な第二先端口26と、異物を体外に排出する排出口24と、が設けられている。排出口24には、吸引カテーテル2により血管内の異物を吸引する際に、吸引手段が接続される(図示せず)。なお、吸引手段は、シリンジ等の公知のものを用いることができる。
図1に示したように、吸引カテーテル2を第二後端口22から第二筒状体20の第二内腔21に挿入して、吸引カテーテル組立体1を組み立てたとき、第一筒状体10の第一先端口16は第二筒状体20の第二先端口26よりも先端側に突出する一方、第一筒状体10の第一後端口14は第二内腔21内に位置するように構成されている。この状態で、排出口24に吸引手段を接続して作動させることで、血管内の異物が、吸引カテーテル2の第一先端口16から、第一筒状体10の第一内腔11と、第一後端口14と、第二筒状体20の第二内腔21と、を経由して、排出口24から吸引手段に排出される。なお、手技者は、コアシャフト12を先端方向(図1の左側方向)に押し込むことで、吸引カテーテル2の第一先端口16を目的部位まで到達させることができる。
図2は、図1のA部を拡大した断面図である。吸引カテーテル2の第一筒状体10は、半径方向に内側から順に内層34と補強体としてのブレード36と外層38とからなる本体部100と、本体部100の外周に形成された膨隆部40と、を備えている。一方、ガイドカテーテル3の第二筒状体20は、半径方向に内側から順に内層44と補強体としてのブレード46と外層48と、を備えている。
内層34は、樹脂から形成され、内部にガイドワイヤ(図示せず)を挿入するための第一内腔11を構成している。同様に、内層44は、樹脂から形成され、内部に吸引カテーテル2を挿入するための第一内腔21を構成している。内層34、44を形成する樹脂材料は、特に限定されるものではないが、本実施の形態では、共にPTFE(ポリテトラフルオロチレン)が用いられる。
内層34の外周には、補強体としてのブレード36が形成されている。ブレード36は、金属からなる第一素線36aと金属からなる第二素線36bとが網目状(メッシュ状)に編み込まれたものである。同様に、内層44の外周には、補強体としてのブレード46が形成されている。ブレード46は、金属からなる第一素線46aと金属からなる第二素線46bとが網目状(メッシュ状)に編み込まれたものである。
ブレード36の外周には、樹脂からなる外層38が形成され、内層34とブレード36とを被覆する。同様に、ブレード46の外周には、樹脂からなる外層48が形成され、内層44とブレード46とを被覆する。外層38、48を形成する樹脂材料は、特に限定されるものではなく、ポリアミド、ポリアミドエラストマ、ポリエステル、ポリウレタン等が用いられる。
図2に示したように、第一筒状体10の本体部100の後端部には、外層38の外周に膨隆部40が形成されている。本体部100の外径をD1とし、膨隆部40の外径をD2とすると、膨隆部40の外径D2は、本体部100の外径D1よりも大きくなる(D2>D1)。一方、吸引カテーテル2の第一筒状体10は、ガイドカテーテル3の第二筒状体20に挿入されるため、第二筒状体20の内径をD3とすると、膨隆部40の外径D2は、第二筒状体20の内径D3よりも小さくなる(D2<D3)。そのため、吸引カテーテル2をガイドカテーテル3に挿入した際、膨隆部40が形成されていない本体部100では、第一筒状体10と第二筒状体20とのクリアランスが広いのに対して(クリアランス=D3−D1)、膨隆部40では、第一筒状体10と第二筒状体20とのクリアランスが狭くなっている(クリアランス=D3−D2)。
なお、膨隆部40は、樹脂単独で形成してもよいし、金属からなる管状チューブ体を樹脂で被覆したものでよい。但し、ガイドカテーテル3の第二筒状体20に吸引カテーテル2の第一筒状体10を挿入する際、膨隆部40の外周は第二筒状体20の第二内腔21と接触するため、第二筒状体20の第二内腔21内を潤滑に進むことができるように、膨隆部40の外周はコーティング剤で被膜することが好ましい。コーティング剤として、例えば、疎水性の滑り性向上剤(シリコーンオイルやフッ素系樹脂等)や親水性の滑り性向上剤(ポリビニルアルコールやヒアルロン酸等)を用いることができる。
また、膨隆部40は、金、白金、タングステン、これらの元素からなる合金など放射線不透過性物質を含んでいる。これは、手技者が放射線透視画像下で第一筒状体10の後端部の位置を把握することで、第一筒状体10が第二筒状体20の第二先端口26から飛び出してしまうという恐れを低減するためである。
上述したように、膨隆部40の外径D2は、本体部100の外径D1よりも大きくなっているため(D2>D1)、吸引カテーテル2を第二筒状体20に挿入した際に、第二内腔21と接触する部分は膨隆部40となる。本体部100の外周に膨隆部40が形成されていることで、第一筒状体10と第二筒状体20とのクリアランスが軸方向に一定ではなく、膨隆部40が形成されていない本体部100では広くなっているのに対して、膨隆部40では狭くなっている。そのため、図3に示したように、血管内に挿入されて湾曲した状態にある第二筒状体20に、第一筒状体10を挿入したときに、第一筒状体10と第二筒状体20との接触部分を、第一筒状体10の外層38ではなく膨隆部40とすることができるため、第一筒状体10と第二筒状体20との摩擦抵抗を低減することができる。その結果、第一筒状体10の通過性が向上して、吸引カテーテル2を目的部位まで到達させることが容易となる。
なお、図1〜3では、膨隆部40を本体部100の後端部に設けていたが、特に、これに限定されない。例えば、膨隆部40を本体部100の先端部あるいは中央部に設けることもできる(図示せず)。但し、膨隆部40を本体部100の後端部に設けた場合、吸引カテーテル組立体1を組み立てたときに、ガイドカテーテル3の第二先端口26から本体部100よりも大きな外径D2を有した膨隆部40が突出する恐れが低減され、膨隆部40よりも小さな外径D1を有した本体部100の第一先端口16を更に末梢まで到達させることができるので、より好ましい。
また、図2に示したように、膨隆部40は、コアシャフト12の先端を覆うように本体部100の後端部に形成されている。
このとき、コアシャフト12を金属で形成する場合、樹脂からなる膨隆部40と樹脂からなる外層38とを溶着する、あるいは、接着剤を用いて接合することにより、コアシャフト12の先端を本体部100と接合して、コアシャフト12が本体部100から外れてしまうという恐れを低減する。接着剤を用いずに、コアシャフト12の先端を覆う状態で、膨隆部40と本体部100の外層38とを溶着した場合、膨隆部40はコアシャフト12と本体部100とを接合する接着剤としての機能を有することになる。そのため、コアシャフト12の先端を本体部100の外層38に接合する際に、接着剤やクリップなど別部材を用いる必要がないため、製造上簡略化することもできる。また、コアシャフト12と本体部100と接合強度が十分でないときは、本体部100の外層38を一部除去して、金属からなるコアシャフト12の先端と金属からなるブレード36の後端とを溶接してもよい。あるいは、金属からなる管状チューブ体を樹脂で被膜して膨隆部40を形成し、金属からなるコアシャフト12の先端と膨隆部40を構成する金属からなる管状チューブ体とを溶接して、コアシャフト12が本体部100から外れないようにしてもよい。
また、コアシャフト12を高強度な繊維樹脂(アラミド繊維、炭素繊維、又はセルロースナノファイバー等)で形成する場合、樹脂からなる膨隆部40と樹脂からなる外層38と樹脂からなるコアシャフト12とを溶着することで、コアシャフト12が本体部100から外れてしまうという恐れを更に低減することができる。
なお、第一筒状体10及び第二筒状体20の断面形状は、特に限定されない。円形状でも楕円形状でもよい。また、本実施の形態では、膨隆部40は、外層38の外周に周方向に均一な厚みで形成しているが、特に限定されず、第一筒状体10の本体部100とコアシャフト12とを接合する側(図2の上側)の膨隆部40を厚くする一方、反対側(図2の下側)の膨隆部40を薄くしても良い。これにより、コアシャフト12と第二筒状体20の第二内腔21とのクリアランスが広くなり、コアシャフト12が湾曲した場合でも、コアシャフト12が第二内腔21と接触する恐れを低減することができる。
次に、図4を参照しながら、第2の形態の吸引カテーテル組立体1aについて、説明する。なお、図4は、図1と同様に、左側が体内に挿入される先端側(遠位側)を、右側が医師等の手技者によって操作される後端側(近位側、基端側)を、表している。
図1〜3に示した吸引カテーテル組立体1との相違点のみを説明すると、吸引カテーテル組立体1aでは、第一筒状体10の軸方向に、膨隆部40が複数設けられている。具体的には、第一筒状体10は、第一筒状体10の後端側に最も大きな外径を有した膨隆部40cと、膨隆部40cよりも先端側により小さな外径を有した膨隆部40bと、膨隆部40bよりも先端側により小さな外径を有した膨隆部40aと、を備えている。吸引カテーテル組立体1と異なり、膨隆部40が複数あるため、第一筒状体10の外層38が第二筒状体20の第二内腔21と接触しないようにすることができる。そのため、意図しない第一筒状体10と第二筒状体20との摩擦抵抗の増加を防止することができる。また、複数の膨隆部40は、外径が後端ほど大きく先端ほど小さくなっている(膨隆部40の外径:40c>40b>40a)ため、ガイドカテーテル3の第二先端口26から先端側の膨隆部40aが突出した場合でも、第一筒状体10の外径はそれほど大きくならないため、吸引カテーテル2の第一先端口16が末梢の目的部位まで到達できないという恐れを低減することができる。更に、手技者は、コアシャフト12を前後方向に移動させることで、ガイドカテーテル3の第二先端口26から突出した膨隆部40aを利用して、血管内に付着している異物を削り落とすこともできる。
なお、図4では、第一筒状体10の軸方向に膨隆部40を3個設けたが、個数は特に限定されない。
また、吸引カテーテル組立体1、1aでは、コアシャフト12の先端を本体部100の外層38の外周に接合させたが、特に限定されない。例えば、コアシャフト12の先端を本体部100の内層34の内周に接合させて良い。この場合、吸引した血管内の異物がコアシャフト12の先端に引っ掛かる可能性があるため、コアシャフト12の先端を別途樹脂などで覆っておくことが好ましい。
以上で述べたように、吸引カテーテル組立体1において、吸引カテーテル2の第一筒状体10に膨隆部40を設けることで、血管内に挿入されたガイドカテーテル3の第二筒状体20が湾曲した状態にあっても、吸引カテーテル2の第一筒状体10とガイドカテーテル3の第二筒状体20との接触部分を膨隆部40とすることができ、吸引カテーテル2とガイドカテーテル3との摩擦抵抗を低減することができる。その結果、吸引カテーテル2の通過性が向上して、吸引カテーテル2を目的部位まで到達させることが容易となる。
1、1a 吸引カテーテル組立体
2 吸引カテーテル
3 ガイドカテーテル
10 第一筒状体
11 第一内腔
12 コアシャフト
14 第一後端口
15 接合部
16 第一先端口
20 第二筒状体
21 第二内腔
22 第二後端口
24 排出口
26 第二先端口
34、44 内層
36、46 ブレード
38、48 外層
40 膨隆部
100 本体部

Claims (4)

  1. 第一筒状体と、前記第一筒状体の後端部に接合されたコアシャフトと、からなる吸引カテーテルと、
    前記吸引カテーテルを挿入可能な第二筒状体からなるガイドカテーテルと、を備えた吸引カテーテル組立体において、
    前記第一筒状体が、第一外径を有した本体部と、前記第一外径よりも大きく前記第二筒状体の内径よりも小さな第二外径を有した膨隆部と、を備えていることを特徴とした吸引カテーテル組立体。
  2. 前記膨隆部は、前記本体部の後端部に設けられていることを特徴とした請求項1に記載の吸引カテーテル組立体。
  3. 前記膨隆部は、前記コアシャフトの先端を覆うように前記本体部の前記後端部に設けられていることを特徴とした請求項2に記載の吸引カテーテル組立体。
  4. 前記膨隆部は、前記第一筒状体の軸方向に複数設けられており、
    前記複数の膨隆部は、後端ほど前記膨隆部の前記第二外径が大きくなることを特徴とした請求項1乃至請求項3の何れかに記載の吸引カテーテル組立体。
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