JP2014208565A - ガラス基板製造方法、ガラス基板製造装置、及びガラス基板 - Google Patents
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Abstract
Description
[基本原理]
図1は、本発明の実施形態1におけるガラス基板製造装置1(以下、「製造装置1」と記載する。)を模式的に示した斜視図である。図1では、理解の便宜のため、製造装置1の上部が省略され、また、一方側壁が二点鎖線で示される。
図2は、製造装置1の概略構成を示す縦断側面図である。リフトアウト部5は、フロートバス3と徐冷炉7との間に配置される。フロートバス3のガラスリボン15は、リフトアウト部5のローラ10によって溶融錫9上から引き上げられ、リフトアウト部5よりも下流側に配置された徐冷炉7に連続的に搬送される。ガラスリボン15は、ローラ11によって連続的に搬送され、徐冷炉7の下流端から搬出された後、切断装置(図示せず)により所定サイズに切断される。その結果、ガラスリボン15からガラス基板17(図1参照)が得られる。以上のようにして、製造装置1は、フロートバス3で成形されたガラスリボン15を徐冷炉7で徐冷してガラス基板17を製造する。以下、詳細を説明する。
本実施形態1では、ヒータ群19、ヒータ群21、及びヒータ群23によって、ガラスリボン15の雰囲気温度を制御することにより、ガラスリボン15の温度及び粘度を制御する。なお、温度と粘度とは一定の関係を有しており、ガラスの組成及び製造条件に応じて、温度から一義的に粘度を決定できる。従って、ガラスリボン15の温度の制御は粘度を制御することを意味し、逆に、ガラスリボン15の粘度を制御することは温度を制御することを意味する。従って、温度と粘度とが別々に制御されるわけではない。
[製造方法]
本発明の実施形態2におけるガラス基板製造方法(以下、「製造方法」と記載する。)は、実施形態1における製造装置1が実行するガラス基板製造方法である。以下、図1〜図4を参照して、製造方法を説明する。図4は、製造方法を示すフローチャートである。製造方法は、ガラスリボン15を徐冷炉7で徐冷してガラス基板17を製造する。工程S1にて、製造装置1は、フロートバス3に溶融ガラス13を供給する。工程S3にて、製造装置1は、フロートバス3で溶融ガラス13をガラスリボン15に成形する。
3 フロートバス
5 リフトアウト部
7 徐冷炉(レア)
9 溶融錫
10 リフトアウトローラ
11 搬送ローラ
13 溶融ガラス
15 ガラスリボン
17 ガラス基板
19 ヒータ群
21 ヒータ群
23(23a,23b) ヒータ群
24 搬送方向
50 CIGS型薄膜太陽電池
51 ガラス基板
53 金属裏面電極層
55 光吸収層
57 バッファ層
59 透明導電膜層
61 溝間領域
Z01 ゾーン
Z12 ゾーン
Z23 ゾーン
Z34 ゾーン
Z45 ゾーン
P0 位置
P1 位置
P2 位置
P3 位置
P4 位置
P5 位置
p1 溝
p2 溝
p3 溝
Claims (10)
- ガラスリボンを徐冷炉で徐冷してガラス基板を製造する方法であって、
フロートバスで溶融ガラスを前記ガラスリボンに成形する工程と、
前記徐冷炉内の上流ゾーンにおいて、前記ガラスリボンの粘度が前記フロートバスから引き出された時点より低下するように、前記ガラスリボンを加熱する加熱工程と、
前記加熱工程によって前記ガラスリボンを加熱した後、前記徐冷炉において、前記ガラスリボンを徐冷する工程と
を含むことを特徴とする、ガラス基板製造方法。 - 前記フロートバスと前記徐冷炉との間の前記ガラスリボンの温度を、前記加熱工程における前記ガラスリボンの温度よりも低い温度に保持する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のガラス基板製造方法。
- 前記ガラスリボンの歪点は610℃を超えることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のガラス基板製造方法。
- 前記加熱工程において、前記ガラスリボンが前記徐冷炉に入ってから第1時間で前記ガラスリボンの粘度(dPa・s)の常用対数が、11.71±0.14になるように、かつ、前記フロートバスを出た時点の前記ガラスリボンの粘度(dPa・s)の常用対数より小さくなるように、前記ガラスリボンを加熱することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のガラス基板製造方法。
- 前記ガラスリボンが前記フロートバスを出てから前記徐冷炉に入る前までの時間、前記ガラスリボンの粘度(dPa・s)の常用対数が11.77±0.18に保持されるように前記ガラスリボンの温度を制御する工程と、
前記加熱工程で前記ガラスリボンの粘度(dPa・s)の常用対数が11.71±0.14になった後、第2時間で粘度(dPa・s)の常用対数が12.70±0.35になるように前記ガラスリボンの粘度を制御する工程と、
粘度(dPa・s)の常用対数が12.70±0.35になった後、第3時間で粘度(dPa・s)の常用対数が13.88±0.68になるように前記ガラスリボンの粘度を制御する工程と、
粘度(dPa・s)の常用対数が13.88±0.68になった後、第4時間で粘度(dPa・s)の常用対数が14.60±0.65になるように前記ガラスリボンの粘度を制御する工程と
をさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載のガラス基板製造方法。 - 前記溶融ガラスはアルカリ金属を含み、
前記溶融ガラスを前記フロートバスに供給する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載のガラス基板製造方法。 - ガラスリボンからガラス基板を製造する装置であって、
溶融ガラスを前記ガラスリボンに成形するフロートバスと、
前記フロートバスよりも下流側に配置され、前記ガラスリボンを徐冷する徐冷炉と
を備え、
前記徐冷炉は、前記徐冷炉内の上流ゾーンにおいて、前記ガラスリボンの粘度が前記フロートバスから引き出された時点より低下するように、前記ガラスリボンを加熱し、加熱後に前記ガラスリボンを徐冷することを特徴とする、ガラス基板製造装置。 - ガラスリボンから切り出されるガラス基板であって、
アルカリ金属を含有し、
歪点が610℃を超えており、
室温から加熱して所定温度で60分にわたって熱処理され、室温に戻されたときの熱収縮率が310ppm以下であり、
前記所定温度は、歪点から35℃を差し引いた温度に対して±15℃の範囲内の温度であることを特徴とする、ガラス基板。 - 前記ガラスリボンが、フロートバスから引き出され、徐冷炉に搬送される過程において、前記ガラスリボンに生じる傷が1平方メートル当たり4つ以下であることを特徴とする、請求項8に記載のガラス基板。
- 1辺を1000mmの正方形状に形成し、水平な定盤上に主面が接する状態で載置した場合に、前記定盤と前記主面との隙間が0.4mm以下であることを特徴とする、請求項8又は請求項9に記載のガラス基板。
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