JP2014207831A - 電気機関車制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源装置のサイズが低減された電気機関車制御装置を提供する。【解決手段】架線から供給される交流電力をコンバータにより直流電力に変換し、この直流電力をインバータにより駆動用電動機7aを制御する交流電力に変換する主変換装置2aと、直流電力の電圧を降圧する降圧回路4aと、降圧された直流電力をインバータにより交流電力に変換して電気機関車内のコンプレッサーを含む設備に供給する補助電源回路5aと、降圧された直流電力を電気機関車の牽引する客車内の空調装置を含む設備に供給する客車電源回路6aとを備える電気機関車制御装置100である。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電気機関車制御装置に関する。
電気機関車には、交流架線から電力を供給されて電気機関車の各装置に所要形態の電力を供給するための電源装置である制御装置が搭載されている。例えば、駆動用電動機を制御するための主変換装置、電気機関車内のコンプレッサーや冷却用のブロワなどの電源を供給するための補助電源装置、及び電気機関車の牽引する客車へ空調装置などの電源を供給するための客車電源装置などが設けられている。
そして、電気機関車ごとに適宜の台数の電源装置を収めた複数の電力変換装置が設置されている。例えば、動軸を6軸もち駆動用電動機を6台もつ電気機関車の制御装置の場合、3台の主変換装置と1台の補助電源装置とを収納した電力変換装置を2台搭載し、更に客車電源装置2台を電気機関車内に設置していた。
特開2009−72049号公報
しかしながら、制御装置を構成する、これらの電力変換装置、電源装置はサイズが大きいため、設置するための広いスペースが必要となる。その結果、電力変換装置、電源装置を電気機関車の種類に応じた設置スペースに収めるために、装置の配置を再設計する必要が生ずる可能性があり、またメンテナンス作業が煩雑化するなどの原因ともなっている。さらに、ユーザからも設置スペースを小さくすることに対する要望がなされている。従って、電力変換装置、電源装置を小型化することに対する潜在的なニーズが存在する。
本願発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、電気機関車制御装置のサイズを低減された電気機関車制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の実施の形態によれば、架線から供給される交流電力をコンバータにより直流電力に変換し、この直流電力をインバータにより駆動用電動機を制御する交流電力に変換する主変換装置と、前記直流電力の電圧を降圧する降圧回路と、前記降圧された直流電力をインバータにより交流電力に変換して電気機関車内のコンプレッサーを含む設備に供給する補助電源回路と、前記降圧された直流電力を電気機関車の牽引する客車内の空調装置を含む設備に供給する客車電源回路とを備える電気機関車制御装置が提供される。
第1の実施の形態の電気機関車制御装置の構成を示す図。 第1の実施の形態の電気機関車制御装置電力変換装置の詳細の回路構成を示す図。 第1の実施の形態の電気機関車制御装置の降圧チョッパの動作を制御する方法を説明するための図。 第1の実施の形態の電気機関車制御装置の切替装置の構成と動作を説明するための図。 バリエーションの形態の電気機関車制御装置100の補助電源切替回路21に設けられる割り当て回路の構成を示す図。 従来の電力変換装置及び電源装置の構成を模式的に示す図。
[第1の実施の形態]
第1の実施形態について図を参照し、詳細に説明する。なお、以下では主電動機を6台有する電気機関車について説明するが、本願はこの形態に限定されるものではない。
図1は、第1の実施の形態の電気機関車制御装置100の構成を示す図である。
電気機関車制御装置100は、電力変換装置(PCC)10a、10b、10c、切替装置20、及び制御部30を備えている。
電力変換装置10a(10b、10c)は、交流架線、トランスを介して取り入れた電力を変換して、それぞれ駆動用電動機7a、8a(7b、8b、7c、8c)の駆動動作を制御する。また電力変換装置10a(10b、10c)は、交流架線、トランスを介して取り入れた電力を、補助電源用の電力及び客車電源用の電力に変換して出力する。
切替装置20は、それぞれ電力変換装置10a、10b、10cから出力される補助電源用の電力11a、11b、11cの内の2つの電力を選択する。一方の電力は定電圧定周波数の電源としてコンプレッサーなどの定周波数負荷に供給される。他方の電力は可変電圧可変周波数の電源として冷却用のブロワなどの可変周波数負荷に供給される。
また、切替装置20は、それぞれ電力変換装置10a、10b、10cから出力される補助電源用の電力12a、12b、12cの内の2つの電力を選択し、客車用電源として出力する。客車用の電源は牽引する客車に2系統の直流600Vを供給する。
制御部30は、切替装置20の動作を制御する。切替装置20の動作については後述する。
続いて、電力変換装置10a、10b、10cの構成と動作について説明する。なお、電力変換装置10a、10b、10cは同一の構成であるため、電力変換装置10aについて代表して説明する。
電力変換装置10aは、コントローラ1a、主変換装置2a、主変換装置3a、降圧回路4a、補助電源回路5a、及び客車電源回路6aを備えている。
主変換装置2a、3aは、それぞれ駆動用電動機7a、8aの駆動動作を制御する。降圧回路4aは、主変換装置2a、3aの交流/直流コンバータから取り出した直流電力の電圧(例えば、1800V)を所定の電圧値(例えば、600V)まで降圧する。そして、降圧回路4aは、降圧した直流電力を補助電源回路5aと客車電源回路6aとに出力する。
補助電源回路5aは、直流電力をインバータを介して補助電源用交流電力に変換して切替装置20に出力する。客車電源回路6aは、直流電力を客車電源用直流電力に変換して切替装置20に出力する。
コントローラ1aは、電力変換装置10aの動作を統括して制御する。主変換装置2a、3aの交流/直流コンバータとインバータ、補助電源回路5aのインバータ、補助電源回路5aと客車用電源回路6aへ直流電力を供給する降圧回路4aは、IGBTなどのスイッチング素子で構成される。コントローラ1aは、スイッチング素子を制御してそれぞれの装置及び回路の動作を制御する。
図2は、第1の実施の形態の電気機関車制御装置100の電力変換装置10aの詳細の回路構成を示す図である。
電力変換装置10a、10b、10cは同一の構成であるため、電力変換装置10aについて代表して説明する。また、主変換装置2aと主変換装置3aとは同一の構成であるため、主変換装置2aについて説明する。
架線(不図示)からパンタグラフ101を介して取り出された交流電力はトランス103の一次側に供給される。トランス103によって降圧された交流電力は、二次側に設けられた接触器104、充電抵抗接続用接触器105、充電抵抗106を介して交流/直流コンバータ120へ接続される。
運転手が運転台から開始の操作を行なうと、接触器105が動作し充電抵抗106を介して充電電流が主回路を流れ、回路のフィルタコンデンサ109を充電する。そしてそれに続くタイミングで接触器104が動作する。
コンバータ120は、入力される単相交流電圧を直流電圧(例えば、1800V)に変換する変換器であり、コンバータ用の半導体素子107を組み合わせて構成されている。コントローラ1aが、ゲートアンプ(不図示)を介してコンバータ用の半導体素子107を直接駆動することで、直流電圧が制御される。
コンバータ120の後段(トランス3と反対側)には、平滑回路125、フィルタコンデンサ109、降圧チョッパ126が接続されている。降圧チョッパ126は、半導体素子110a、ダイオード110b、アース110c、リアクトル110d、コンデンサ113を有している。平滑回路125は、リアクトルとコンデンサとで構成され、フィルタコンデンサ109と共に、コンバータ120から出力される直流電圧の脈動成分を平滑化する。
VVVFインバータ121は、6個の半導体素子115を有している。VVVFインバータ121の入力側より供給される直流電圧を元に三相の交流電圧を生成する。VVVFインバータ121は、直流の電圧を出力すべき交流電圧の振幅に応じた幅のパルスで刻む。コントローラ1aが、ゲートアンプ(不図示)を介してVVVFインバータ用の半導体素子115を直接駆動することで、交流生成動作が実行される。そして、このようにして生成した三相交流の電力は駆動用電動機7aに供給される。
主変換装置2a側の降圧チョッパ126では、半導体素子110aとダイオード110bとが直列にグラウンド110cに接続されている。半導体素子110aを動作させることによって、入力電圧(1800V)は、半導体素子110aのスイッチングにより降圧される。そして降圧した直流電圧(600V)がコンデンサ113の両端に発生する。
主変換装置3a側の降圧チョッパ127も、半導体素子111aとダイオード111bとが直列にグラウンド111cに接続されている。半導体素子111aを動作させることによって、入力電圧(1800V)は、半導体素子111aのスイッチングにより降圧される。そして降圧した直流電圧(600V)がコンデンサ113の両端に発生する。
このように、コンデンサ113の両端には、主変換装置2a側の降圧チョッパ126によって発生する電圧と、主変換装置3a側の降圧チョッパ127によって発生する電圧とが作用する。コントローラ1aは、主変換装置2a側の直流電圧(1800V)と、主変換装置3a側の直流電圧(1800V)とが均等に配分されるように降圧チョッパ126、127の動作を制御する。この動作については後述する。
降圧チョッパの出力である直流電圧は、2つの系統に入力される。1つの系統では、インバータ128が3相交流の電力を生成する。生成された電力は、3相フィルタ回路129を介して補助電源用電力として出力する。なお、3相フィルタ回路129の後段に絶縁トランスを設けても良い。一方、もう一つの系統では、直流電圧を客車用電力として出力する。ここで、図示していないが、平滑回路を備えることができる。
なお、図1に示すブロックと図2に示す回路とは次のように対応する。
図1の主変換装置2aには、図2に示す、接触器105、充電抵抗106、接触器104、コンバータ120、平滑回路125、フィルタコンデンサ109、VVVFインバータ121が対応する。図1の降圧回路4aは、図2に示す、降圧チョッパ126、127が対応する。
図1の補助電源回路5aは、図2に示すインバータ128、3相フィルタ回路129が対応する。図1の客車電源回路6aは、図2では、特に回路素子が設けられておらずコンデンサ113の出力である直流電力線として表されているが、上述のように、客車電源回路6aは、平滑回路を備えることができる。
図3は、第1の実施の形態の電気機関車制御装置100の降圧チョッパ126、127の動作を制御する方法を説明するための図である。
降圧チョッパ126に接続するリアクトルの後段には電流検知器130が設けられ電流値I1が検知される。降圧チョッパ127に接続するリアクトルの後段には電流検知器131が設けられ電流値I2が検知される。また、電圧検知器DCPT113aによってコンデンサ113の両端の電圧Vが検知される。
コントローラ1aは、降圧チョッパ126が出力する電力W1(=I1×V)、および降圧チョッパ127が出力する電力W2(=I2×V)を把握する。把握した電力W1、W2の合計値は、補助電源負荷と客車電源負荷とに供給されている電力である。そこで、それぞれの降圧チョッパ126、127が出力する電力を均等とするために、コントローラ1aは、電力W1とW2の平均値(=(W1+W2)/2)を制御指令値として降圧チョッパ126、127の動作を制御する。
続いて切替装置20の動作について説明する。上述のように、従来の構成例では、3台の主変換装置と1台の補助電源装置とを一つの筐体内に収納した電力変換装置(PCC)を2台搭載し、更に客車電源装置2台を電気機関車内に設置していた。
これに対して、第1の実施の形態では、2台の主変換装置と1台の補助電源装置と1台の客車電源装置を一つの筐体内に収納した電力変換装置(PCC)を3台搭載した構成である。従って、従来の構成と比較すると、1台の補助電源装置と1台の客車電源装置とが増加している。
第1の実施の形態では、増加する1台の補助電源装置と1台の客車電源装置とを運転に使用しない待機装置として扱う。即ち、電気機関車の運転時は、6台の主変換装置と2台の補助電源装置と2台の客車電源装置を稼動し、1台の補助電源装置と1台の客車電源装置とを待機状態に置く。そして、稼動状態にある電源装置が故障した場合などの所定の条件が成立したときは、待機状態にある電源装置を稼動状態にしてバックアップさせる。切替装置20は、このような稼動状態と待機状態の切替を行うための装置である。
図4は、第1の実施の形態の電気機関車制御装置100の切替装置の構成と動作を説明するための図である。図4(1)は、補助電源切替回路21の構成を示す図であり、図4(2)は、客車電源切替回路22の構成を示す図である。
以下、補助電源切替回路21について説明する。
電力変換装置10a、10bから出力される補助電源用の電力11a、11bは、それぞれ遮断スイッチBR1、BR2を介して、低周波数負荷、可変周波数負荷に供給される。一方、電力変換装置10cから出力される補助電源用の電力11cは、待機電力として扱われる。待機状態(無負荷)にある電力11cは、第1の切替回路21bを介して定周波数負荷に接続され、第2の切替回路21cを介して可変周波数負荷に接続されている。第1の切替回路21b、第2の切替回路21cには、断続接点が設けられ、通常では断続接点は開放されている。
定周波数負荷に電力を供給する電力変換装置10aが故障した際は、遮断スイッチBR1が開放され、第1の切替回路21bの断続接点が接続して待機状態にある電力変換装置10cの電力が定周波数負荷に供給される。可変周波数負荷に電力を供給する電力変換装置10bが故障した際は、遮断スイッチBR2が開放され、第2の切替回路21cの断続接点が接続して待機状態にある電力変換装置10cの電力が可変周波数負荷に供給される。遮断スイッチBR1、BR2、第1の切替回路21b及び第2の切替回路21cの断続動作は、制御部30によって自動で制御される。
図4(2)に示す、客車電源切替回路22についても、上述の補助電源切替回路21と同様の構成、動作である。なお、客車電源切替回路22は、補助電源切替回路21とは独立に動作する。
なお、バリエーションの形態として、電力変換装置10a、10b、10cと低周波数負荷、可変周波数負荷、無負荷(待機状態)との接続を適宜変更できるように電気機関車制御装置を構成しても良い。
図5は、バリエーションの形態の電気機関車制御装置100の補助電源切替回路21に設けられる回路21aの構成を示す図である。なお、説明を簡略化するために、三相配線を表す3本の線を一本の線で代表している。
割り当て回路21aには、遮断スイッチBR1、BR2、BR3と切替スイッチSW1、SW2、SW3とが設けられている。
遮断スイッチBR1、BR2、BR3は、それぞれ電力11a、11b、11cを断続する。遮断スイッチBR1、BR2、BR3は、それぞれ電力変換装置10a、10b、10cが故障した際に、制御部30によって、あるいはそれぞれコントローラ1a、1b、1cによって自動で遮断される。また、遮断スイッチBR1、BR2、BR3は、電気機関車の運転手の遮断操作によっても遮断されるようになされている。
切替スイッチSW1、SW2、SW3は、入力された一つの信号を、3つの端子T1、T2、T3のいずれかの端子から出力する。それぞれの切替スイッチの出力は、それぞれの端子ごとに1つの信号線にまとめられる。図5では、端子T1は定周波数負荷に接続され、端子T2は可変周波数負荷に接続され、端子T3は待機状態(無負荷)に接続されている。なお、切替スイッチSW1、SW2、SW3は、制御部30によって自動で切り替えるように構成しても良く、手動で切り替えるように構成しても良い。例えば、列車の電源投入時に電力変換装置10a、10b、10cの使用負荷が均等になるように切替スイッチSW1、SW2、SW3を切り替えることもできる。
なお、客車電源切替回路22についても、上述の補助電源切替回路21と同様の構成と動作を行う回路22a(不図示)が設けられる。
続いて、第1の実施の形態の電気機関車制御装置の奏する効果について説明する。
[第1の効果:装置のサイズ低減]
図6は、従来の電力変換装置及び客車電源装置の構成を模式的に示す図である。
上述のように、従来は、3台の主変換装置と1台の補助電源装置とを収納した電力変換装置を2台搭載し、更に客車電源装置2台を電気機関車内に設置していた。これに対して、第1の実施の形態の電気機関車制御装置では、電力変換装置が2台から3台に増加するものの、補助電源装置のうちの交流/直流コンバータ、その入力に設けられる接触器、及び主変圧器の二次巻線が省略される。また、客車電源装置(直流整流回路、その入力に設けられる接触器、及び主変圧器の二次巻線)が省略される。
この結果、装置の容積が、一例として、約20m→14mとなり、約30%の小型化を実現することができる。
一例の内訳として、従来の構成では、電力変換装置2台=15.5m3、3φフィルタ2台=0.9m、客車電源2台=3.27mで合計容積=19.7mであった。これに対して、本願の構成では、電力変換装置3台=14.0mであった。
[第2の効果:保守性の向上]
上述のように電源装置は、スイッチング素子で構成されるが、IGBTがスイッチングする際、または通電する際に発生する損失による発熱を抑える機構としては、従来は水を各冷却器に循環させて冷却する循環水冷、あるいは冷却ファンによる空冷を用いることができる。従来の構成では、電力変換装置は水冷であり、客車電源装置は空冷であった。この理由は、従来からこれらの装置が別体として、かつ異なる冷却方式で製造されてきたという歴史的な経緯によるものである。
ここで、空冷方式と水冷方式とを比較すると、保守性の観点からは、一般に水冷方式が簡便であると考えられる。空冷方式を採用する場合は、電源装置にフィンを設ける必要があり、また付着ダストの清掃が必要となるなど、水冷方式に比較すると保守作業が煩雑である。
これに対し、第1の実施の形態では、冷却方式は全て水冷方式に統一することができる。この形態では、従来用いてきた水冷管を延長するのみで良く、またメンテナンスも水冷用設備を対象に一本化することができ、更に、上述のように保守内容も簡便である。従って、保守性を向上することができる。
[第3の効果:信頼性の向上]
上述のように、補助電源装置と客車電源装置とは3式を設け、1式がバックアップ用とする待機システムを形成している。従って、装置の信頼性を向上することができる。更に、待機系には、3式のいずれかを任意に割り当てることができ、例えば、電源の使用率が均等になるように運用することができる。従って、装置の信頼性をさらに向上することができる。
[第4の効果:客車用電源入力力率の向上]
従来の客車電源装置では、図6に示すように直流整流回路が用いられていたため位相の制御のみが可能であり力率の制御ができなかった。これに対して、第1の実施の形態では客車用電源の交流側入力は主変換装置の交流/直流コンバータである。コンバータは、電流の制御が可能であるため、力率を制御することが可能である。原理的には力率は1に制御できるため客車用電源の効率を向上することができる。
以上述べた第1の実施の形態の電力変換装置、電源装置で構成することにより、電気機関車制御装置のサイズを小さくすることができ、更に種々の効果を得ることができる。
なお、サイズを小さくするための要素となる技術思想は、主変換装置2aのコンバータ120から取り出した直流電力の電圧を所定の電圧値にまで降圧回路4aを用いて降圧し、降圧した直流電圧を客車用電源負荷に供給し、また降圧した直流電圧をインバータを用いて交流に変換して補助用電源負荷に供給することである。
これによって、従来の補助電源装置、及び客車電源装置の少なくとも一部の構成を不要とすることができる。
また、主変換装置2a、降圧回路4a、少なくとも一部の構成を省略した補助電源装置と客車電源装置を一体として構成することで、サイズの低減を図ることができる。
尚、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…コントローラ、2、3…主変換装置、4…降圧回路、5…補助電源回路、6…客車電源回路、7、8…駆動用電動機、10…電力変換装置、20…切替装置、21…補助電源切替回路、21a…割り当て回路、21b…第1の切替回路、21c…第2の切替回路、22…客車電源切替回路、22a…割り当て回路、22b…第1の切替回路、22c…第2の切替回路、30…制御部、100…電気機関車制御装置、120…交流/直流コンバータ、121…VVVFインバータ、125…平滑回路、126、127…降圧チョッパ、128…インバータ。

Claims (7)

  1. 架線から供給される交流電力をコンバータにより直流電力に変換し、この直流電力をインバータにより駆動用電動機を制御する交流電力に変換する主変換装置と、
    前記直流電力の電圧を降圧する降圧回路と、
    前記降圧された直流電力をインバータにより交流電力に変換して電気機関車内のコンプレッサーを含む設備に供給する補助電源回路と、
    前記降圧された直流電力を電気機関車の牽引する客車内の空調装置を含む設備に供給する客車電源回路と
    を備える電気機関車制御装置。
  2. 前記主変換装置、降圧回路、補助電源回路、及び客車電源回路は、一つの筐体内に設けられる、請求項1に記載の電気機関車制御装置。
  3. 前記筐体内には、2台の前記主変換装置と2台の前記降圧回路とが設けられ、
    それぞれの前記降圧回路は、それぞれの前記主変換装置の直流電力の電圧を降圧し、
    それぞれの降圧回路から出力される前記降圧された電圧は、ともに前記補助電源回路と客車電源回路とに入力され、
    それぞれの降圧回路の出力電力は均等になるように制御される、請求項2に記載の電気機関車制御装置。
  4. 前記筐体内には、前記主変換装置、降圧回路、補助電源回路のそれぞれのスイッチング素子の動作を制御するコントローラが設けられる、請求項3に記載の電気機関車制御装置。
  5. 前記筐体は3台設けられ、
    前記それぞれの筐体の補助電源回路または客車電源回路から出力される3つの電力を異なる2つの供給系統とバックアップ用の待機系統とに割り当て、前記2つの供給系統のうち、一つの系統に供給される電力が異常になった際、当該系統に前記待機系統に割り当てられた電力を供給する切替回路とを備える、請求項4に記載の電気機関車制御装置。
  6. 前記切替回路は、前記補助電源回路から出力される3つの電力と、前記客車電源回路から出力される3つの電力とをそれぞれ独立して切り替える、請求項5に記載の電気機関車制御装置。
  7. 前記電気機関車制御装置の冷却は水冷方式のみを用いる、請求項3に記載の電気機関車制御装置。
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