JP5810147B2 - 車両用電力変換装置 - Google Patents

車両用電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5810147B2
JP5810147B2 JP2013235374A JP2013235374A JP5810147B2 JP 5810147 B2 JP5810147 B2 JP 5810147B2 JP 2013235374 A JP2013235374 A JP 2013235374A JP 2013235374 A JP2013235374 A JP 2013235374A JP 5810147 B2 JP5810147 B2 JP 5810147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
terminal
circuit
switching
inverter circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013235374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015095995A (ja
Inventor
大山 裕二
裕二 大山
陽一 伊藤
陽一 伊藤
弘 米谷
弘 米谷
Original Assignee
近畿車輌株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 近畿車輌株式会社 filed Critical 近畿車輌株式会社
Priority to JP2013235374A priority Critical patent/JP5810147B2/ja
Publication of JP2015095995A publication Critical patent/JP2015095995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5810147B2 publication Critical patent/JP5810147B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

本発明は、車両用電力変換装置に関する。
鉄道には、直流架線が架設されている直流電化区間、交流架線が架設されている交流電化区間、並びに、交流架線及び直流架線の何れも架設されていない非電化区間の3種類の区間がある。そして、鉄道車両には、それぞれの区間に対応して、直流電車、交流電車、電気式気動車等がある。これらの鉄道車両各々には、電源から供給される電力を車両駆動用の電力に変換する電力変換装置が設けられている。
直流電車の電力変換装置としては、直流架線から供給される直流電力を所定の電圧レベルの直流電力に変換し、この直流電力を交流電力に変換して電動機に供給する装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、交流電車の電力変換装置としては、交流架線から供給される単相交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を交流電力に変換して電動機に供給する装置が知られている(例えば、特許文献2)。また、電気式気動車の電力変換装置としては、車両自身が有する発電機により発電された三相交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を交流電力に変換して電動機に供給する装置が知られている(例えば、特許文献3)。
特開2006−340448号公報 特開2005−223992号公報 特開2004−312863号公報
ところで、鉄道車両の運用を効率的に行うために、直流電車を、交流電化区間や非電化区間においても走行できるようにすることが望まれている。しかしながら、このような直流電車を実現するために、直流電車の電力変換装置に、単相や三相の交流電源用の電力変換装置の回路構成を別個に追加すると、電力変換装置の大型化やコストの増大につながるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、車両用電力変換装置の小型化及びコストの低減を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の車両用電力変換装置は、直流電源から供給される直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して出力するDC−DCコンバータ回路、及び、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するAC−DCコンバータ回路を有する電力変換回路と、前記電力変換回路から出力された直流電力を交流電力に変換して、車両を駆動する電動機に出力するインバータ回路と、前記電力変換回路、及び前記インバータ回路を制御する制御手段とを備え、前記電力変換回路は、直列接続された第1及び第2のスイッチング素子、及び、これらスイッチング素子に各々逆並列接続された第1及び第2の整流素子からなる、互いに並列接続された複数のスイッチング回路を有し、前記AC−DCコンバータ回路と前記DC−DCコンバータ回路とで前記複数のスイッチング回路を共用しており、前記制御手段は、前記電力変換回路に前記直流電源から直流電力が供給される場合には、当該直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、前記電力変換回路に前記交流電源から交流電力が供給される場合には、当該交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、且つ、前記電力変換回路は、前記複数のスイッチング回路それぞれの前記第1及び第2のスイッチング素子の接続端である第1端子と、前記第1及び第2のスイッチング素子それぞれにおける、前記第1端子とは反対側の第2端子とを有しており、前記第1端子は、前記交流電源と接続可能な端子であり、前記第2端子は、前記直流電源と接続可能な端子であり、前記DC−DCコンバータ回路は、前記インバータ回路と前記第1端子それぞれとの間に接続されるリアクトルを有しており、前記制御手段は、前記直流電源と前記第2端子とが接続され、当該直流電源から前記第2端子に直流電力が供給される場合には、前記第2端子に入力される直流電力を、前記複数のスイッチング回路及び前記リアクトルを用いて、異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、前記交流電源と前記第1端子が接続され、当該交流電源から前記第1端子に交流電力が供給される場合には、前記第1端子に供給される交流電力を、前記複数のスイッチング回路を用いて直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するように前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、さらに、前記電力変換回路は、前記スイッチング回路を3つ備えており、前記第1端子は、単相交流電力を出力する単相用の交流電源、及び三相交流電力を出力する三相用の交流電源の何れに対しても接続可能にされており、前記制御手段は、前記三相用の交流電源と前記第1端子とが接続され、当該交流電源から前記第1端子に三相交流電力が供給される場合には、3つの前記スイッチング回路を用いて、当該三相交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力させるよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、前記単相用の交流電源と前記第1端子とが接続され、当該交流電源から前記第1端子に単相交流電力が供給される場合には、2つの前記スイッチング回路を用いて、当該単相交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力させるよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させることを特徴とする。
本発明によると、AC−DCコンバータ回路とDC−DCコンバータ回路とで複数のスイッチング回路を共用しているため、その分だけ、車両用電力変換装置を小型化することができ、且つ、コストを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用電力変換装置を含む駆動システムにおける第1の動作モードでの回路構成を示す図である。 図1の駆動システムにおける第2の動作モードでの回路構成を示す図である。 図1の駆動システムにおける第3の動作モードでの回路構成を示す図である。 図1の駆動システムにおける第4の動作モードでの回路構成を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。先ず、図1を参照し、本発明の一実施形態に係る車両用電力変換装置(以下、単に電力変換装置)を含む駆動システムの全体構成について説明する。
本実施形態の駆動システム1は、直流電化区間、交流電化区間、及び、非電化区間の3種類の区間において、走行可能な鉄道車両に搭載される駆動システムである。駆動システム1は、図1に示すように、架線電力供給ユニット10、発電ユニット20、電力変換装置25、及び鉄道車両を駆動するための電動機26を備えている。
架線電力供給ユニット10は、変電所と接続される架線5から電力を取り込み、取り込んだ電力を電力変換装置25に出力するユニットであり、パンダグラフ11、交直転換器12、高速度遮断器13、フィルタリアクトル15、真空遮断器16、及び主変圧器17を備えている。
パンダグラフ11は、架線5から電力を取り込む集電装置である。パンダグラフ11は、鉄道車両が直流電化区間を走行する際には架線5から直流電力(例えば、1500Vの直流電力)を取り込み、鉄道車両が交流電化区間を走行する際には架線5から単相交流電力(例えば、20000Vの単相交流電力)を取り込む。
交直転換器12は、パンダグラフ11の接続先を、直流用端子12aと交流用端子12bとの間で選択的に切り替え可能な切替スイッチである。直流用端子12aは、高速度遮断器13、開閉スイッチ14、及びフィルタリアクトル15を介して、電力変換装置25の第2端子45の正極端子45a(後述する)に接続されている。
交流用端子12bは、真空遮断器16を介して、主変圧器17の1次側巻線の高圧側端子に接続されている。主変圧器17の1次側巻線の低圧側端子は、アースに接続されている。この主変圧器17は、架線5から取り込んだ単相交流電力の電圧を降圧して、2次側に出力する。主変圧器17の2次側巻線の両端子は、開閉スイッチ18を介して、電力変換装置25における3つの第1端子40a〜40c(後述する)のうちの2つに接続されている(図1の例では、主変圧器17の2次側巻線の両端子は、第1端子40a,40bに接続されている)。
発電ユニット20は、鉄道車両が非電化区間を走行する際に、三相交流電力を発電して、電力変換装置25に供給するものであり、駆動力を発生するエンジン21、及び、エンジン21の出力により三相交流電力を出力する発電機22を有している。発電機22の各相の出力端子は、開閉スイッチ23を介して、電力変換装置25の3つの第1端子40a〜40cそれぞれに接続されている。
電力変換装置25は、架線電力供給ユニット10から供給される直流電力や単相交流電力、及び、発電ユニット20から供給される三相交流電力を、所定の電圧レベルの直流電力(例えば、600Vの直流電力)に変換し、その後、当該直流電力を三相交流電力に変換して電動機26に供給するための装置である。電力変換装置25は、図1に示すように、電力変換回路30、蓄電装置53、インバータ回路60、及び、コントローラ70を備えている。
電力変換回路30は、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するAC−DCコンバータ回路31、及び直流電源から供給される直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して出力するDC−DCコンバータ回路32を有する。
また、電力変換回路30は、互いに並列に接続された3つのスイッチング回路35、3つの第1端子40a〜40c、及び3つの第2端子45を有する。
3つのスイッチング回路35それぞれは、直列接続された2つのスイッチング素子36(第1及び第2のスイッチング素子)と、これらスイッチング素子36に各々逆並列接続された2つの整流素子37(第1及び第2の整流素子)とを有している。本実施形態においては、スイッチング素子36は、自己消弧能力を有する半導体素子(例えばIGBT素子)であり、整流素子37はダイオードである。
3つの第1端子40a〜40cは、3つのスイッチング回路35それぞれの2つのスイッチング素子36の接続端子である。この3つの第1端子40a〜40cは、上述したように、三相交流電力を出力する発電ユニット20に接続されている。また、この3つの第1端子40a〜40cのうちの2つの第1端子40a,40bは、単相交流電力を出力する架線電力供給ユニット10に接続されている。このように、第1端子40a〜40cは、単相交流電力を出力する単相用の交流電源、及び三相交流電力を出力する三相用の交流電源の何れに対しても接続可能な端子である。
また、3つの第1端子40a〜40cは、リアクトル51、及び開閉スイッチ52を介してインバータ回路60における端子61(後述する)の正極側に接続されている。さらには、3つの第1端子40a〜40cは、接続線66を介して、後述する切替スイッチ67の異常時入力端子67bに接続されている。
3つの第2端子45は、スイッチング回路35の2つのスイッチング素子36それぞれにおける、第1端子40a〜40cとは反対側の端子であり、それぞれが、正極端子45a及び負極端子45bを有する。負極端子45bはアースに接続されている。また、正極端子45aは、上述したように、直流電力を出力する架線電力供給ユニット10に接続されている。このように、第2端子45は、直流電源と接続可能な端子である。
第2端子45の正極端子45aは、接続線58を介してインバータ回路60における端子61の正極側に接続されている。この接続線58には、開閉スイッチ59が設けられている。また、第2端子45の正極端子45a及び負極端子45b間には、平滑化コンデンサ56と開閉スイッチ57とからなる直列回路が接続されている。
本実施形態においては、AC−DCコンバータ回路31は、3つのスイッチング回路35で構成されている。AC−DCコンバータ回路31は、第1端子40a〜40cから入力される単相交流電力又は三相交流電力を、直流電力に変換して第2端子45から出力する一方で、第2端子45から入力される直流電力を単相交流電力又は三相交流電力に変換して第1端子40a〜40cから出力する。
また、本実施形態においては、DC−DCコンバータ回路32は、3つのスイッチング回路35と3つのリアクトル51とで構成された電流可逆型の昇降圧チョッパ回路である。DC−DCコンバータ回路32は、第2端子45から入力される直流電力を、所定の電圧レベルに降圧してインバータ回路60に出力する一方で、インバータ回路60から出力される直流電力を所定の電圧レベルに昇圧して第2端子45から出力する。
以上のように、本実施形態では、AC−DCコンバータ回路31とDC−DCコンバータ回路32とで、3つのスイッチング回路35を共用している。このため、AC−DCコンバータ回路31とDC−DCコンバータ回路32とで個別にスイッチング回路35を設ける場合と比べて、電力変換装置を小型化することができ、且つ、コストを低減することができる。
インバータ回路60は、電力変換回路30と接続される端子61と、切替スイッチ67の通常時入力端子67aに接続される端子62と、電力変換回路30のスイッチング回路35と略同様な3つのスイッチング回路65を有している。そして、インバータ回路60は、電力変換回路30から端子61に出力される直流電力を三相交流電力に変換して端子62から出力する一方で、回生時に電動機26から端子62に出力される三相交流電力(回生電力)を直流電力に変換して端子61から出力する回路である。
インバータ回路60の端子61間には、平滑化コンデンサ55が接続されるとともに、高速度遮断器54と蓄電装置53の直列回路が接続されている。蓄電装置53は直流電力を充放電可能な蓄電手段であり、インバータ回路60から出力される回生電力の吸収やピーク電力の平準化を目的として設けられている。
切替スイッチ67は、電動機26の接続先を通常時入力端子67aと異常時入力端子67bとの間で選択的に切り替え可能に構成されている。
上述の開閉スイッチ14,18,23,52,57,59、交直転換器12、及び切替スイッチ67は、電磁接触器やカム軸接触器のような機械式のものでも、半導体スイッチのような無接点式のものでもよい。
本実施形態においては、開閉スイッチ14と、開閉スイッチ59とで第1切替機構81を構成している。第1切替機構81は、開閉スイッチ14を閉じるとともに開閉スイッチ59を開く第1状態と、開閉スイッチ14を開くとともに開閉スイッチ59を閉じる第2状態とを選択的に切り替え可能に構成されている。第1状態では、図1に示すように、第2端子45と直流用端子12aとが高速度遮断器13及びフィルタリアクトル15を介して接続される(第2端子45と直流電源と接続される)とともに、第2端子45とインバータ回路60との接続線58を介した接続が遮断される。第2状態では、図2及び図3に示すように、第2端子45に直流電源が接続されずに、第2端子45とインバータ回路60とが接続線58を介して接続される。
また、本実施形態においては、開閉スイッチ18と、開閉スイッチ23と、開閉スイッチ52とで第2切替機構82を構成している。第2切替機構82は、開閉スイッチ18及び開閉スイッチ23のうち何れか一方のみ閉じるとともに開閉スイッチ52を開く第3状態と、開閉スイッチ18及び開閉スイッチ23の両方を開くとともに開閉スイッチ52を閉じる第4状態と、開閉スイッチ18、開閉スイッチ23、及び開閉スイッチ52全てを開く第7状態との間で選択的に切り替え可能に構成されている。第3状態では、図2及び図3に示すように、第1端子40a〜40cと、発電ユニット20、及び架線電力供給ユニット10の主変圧器17の何れか一方が接続される(交流電源に接続される)とともに、第1端子40a〜40cとインバータ回路60とのリアクトル51を介した接続が遮断される。第4状態では、図1に示すように、第1端子40a〜40cに交流電源が接続されずに、第1端子40a〜40cとインバータ回路60とがリアクトル51を介して接続される。第7状態では、図4に示すように、第1端子40a〜40cに交流電源が接続されず、且つ、第1端子40a〜40cとインバータ回路60とのリアクトル51を介した接続が遮断される。
また、本実施形態においては、切替スイッチ67によって、第3切替機構83を構成している。第3切替機構83は、電動機26と異常時入力端子67bとを接続する第5状態と、電動機26と通常時入力端子67aとを接続する第6状態とを選択的に切り替え可能に構成されている。第5状態では、図4に示すように電動機26とインバータ回路60との接続が遮断されるとともに、第1端子40a〜40cと電動機26とが接続線66を介して接続される。第6状態では、図1〜3に示すように、電動機26とインバータ回路60とが接続されるとともに、第1端子40a〜40cと電動機26との接続線66を介した接続が遮断される。
コントローラ70は、駆動システム1全体の動作を司るものであり、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。ROMには、CPUが実行するプログラム等が記憶されている。RAMには、プログラム実行時に必要なデータが一時的に記憶される。
コントローラ70は、インバータ回路60が正常時であって、車両の3種類の走行区間に応じた3つの動作モード、及びインバータ回路60が故障時の1つの動作モードの合計4つの動作モードを有している。コントローラ70は、各動作モードに応じて、開閉スイッチ14,18,23,52,57,59、交直転換器12、切替スイッチ67、3つのスイッチング回路35、3つのスイッチング回路65、及び蓄電装置53等を制御する。
なお、コントローラ70は、上記の4つの動作モードに加えて、直流電化区間と交流電化区間との接続区間(部分的な架線レス区間)等において、蓄電装置53に蓄電された電力で電動機26を駆動することも可能にされている。即ち、コントローラ70が、インバータ回路60を制御することで、蓄電装置53から放電される直流電力を三相交流電力に変換して電動機26に供給することも可能にされている。
(第1の動作モード)
次に、図1を参照して、直流電化区間に対応する第1の動作モードについて説明する。第1の動作モードでは、コントローラ70は、図1に示すように、第1切替機構81を第1状態に、第2切替機構82を第4状態に、第3切替機構83を第6状態にする。また、コントローラ70は、パンダグラフ11の接続先が直流用端子12aとなるよう交直転換器12を制御すると共に、開閉スイッチ57を閉じる。以上の制御により、第2端子45が高速度遮断器13及びフィルタリアクトル15を介してパンダグラフ11に接続され(直流電源に接続され)、第1端子40a〜40cがリアクトル51を介してインバータ回路60に接続され、インバータ回路60が電動機26に接続される。
以下、力行時(コントローラ70に対して、図示しない運転台から力行指令が入力されたとき)における駆動システム1の動作について説明する。架線電力供給ユニット10により、架線5から直流電力が取り込まれ、電力変換装置25の第2端子45に供給される。そして、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35及びリアクトル51を用いて、第2端子45に入力される直流電力を降圧して、インバータ回路60に出力するようDC−DCコンバータ回路32を動作させる。詳細には、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35それぞれの正極側のスイッチング素子36のみを適宜スイッチングさせることで、DC−DCコンバータ回路32を降圧チョッパ回路として動作させる。
DC−DCコンバータ回路32から出力された直流電力は、平滑化コンデンサ55により平滑化される。そして、コントローラ70は、インバータ回路60の3つのスイッチング回路65を制御することで、平滑化コンデンサ55により平滑化された直流電力を三相交流電力に変換して電動機26に供給して駆動する。
次に、回生時(コントローラ70に対して、図示しない運転台からブレーキ指令が入力されたとき)における駆動システム1の動作について説明する。まず、コントローラ70は、インバータ回路60の3つのスイッチング回路65を制御することで、回生時に発電機として動作する電動機26から出力される三相交流電力(回生電力)を直流電力に変換する。そして、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35及びリアクトル51を用いて、インバータ回路60から出力される直流電力を昇圧して、第2端子45に出力するようDC−DCコンバータ回路32を動作させる。詳細には、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35それぞれの負極側のスイッチング素子36のみを適宜スイッチングさせることで、DC−DCコンバータ回路32を昇圧チョッパ回路として動作させる。また、このとき、インバータ回路60から出力される直流電力の一部は、蓄電装置53にも供給されて充電される。
DC−DCコンバータ回路32から出力された直流電力は、平滑化コンデンサ56により平滑化される。そして、平滑化コンデンサ56により平滑化された直流電力は、架線電力供給ユニット10を介して架線5に供給されて回生される。変形例として、インバータ回路60から出力される直流電力を、架線5及び蓄電装置53のうち何れか一方のみに供給されるように構成されていてもよい。
(第2の動作モード)
次に、図2を参照して、交流電化区間に対応する第2の動作モードについて説明する。第2の動作モードでは、コントローラ70は、図2に示すように、第1切替機構81を第2状態に、第2切替機構82を第3状態に、第3切替機構83を第6状態にする。このときの第2切替機構82の第3状態においては、開閉スイッチ18を閉じると共に、開閉スイッチ23を開く。また、コントローラ70は、パンダグラフ11の接続先が交流用端子12bとなるよう交直転換器12を制御するとともに、開閉スイッチ57を開く。以上の制御により、第1端子40a,40bが主変圧器17、及び真空遮断器16を介してパンダグラフ11に接続され(単相用の交流電源に接続され)、第2端子45がインバータ回路60に接続され、インバータ回路60が電動機26に接続される。
以下、力行時における駆動システム1の動作について説明する。架線電力供給ユニット10により、架線5から単相交流電力が取り込まれ、電力変換装置25の3つの第1端子40a〜40cのうちの2つの第1端子40a,40bに供給される。そして、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35を用いて、第1端子40a,40bに入力される単相交流電力を直流電力に変換して第2端子45に出力されるようAC−DCコンバータ回路31を動作させる。詳細には、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35のうち、第1端子40a,40bに接続された2つのスイッチング回路35のスイッチング素子36のみを適宜スイッチングさせ、第1端子40cに接続されたスイッチング回路35のスイッチング素子36はスイッチングさせない。
第2端子45から出力された直流電力は、接続線58を介して平滑化コンデンサ55に供給されて平滑化される。そして、コントローラ70は、インバータ回路60の3つのスイッチング回路65を制御することで、平滑化コンデンサ55により平滑化された直流電力を三相交流電力に変換して電動機26に供給して駆動する。
次に、回生時における駆動システム1の動作について説明する。まず、コントローラ70は、インバータ回路60の3つのスイッチング回路65を制御することで、回生時に発電機として動作する電動機26から出力される三相交流電力を直流電力に変換する。そして、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35を用いて、インバータ回路60から出力される直流電力を単相交流電力に変換して、第1端子40a,40bに出力するようAC−DCコンバータ回路31を動作させる。詳細には、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35のうち、第1端子40a,40bに接続された2つのスイッチング回路35のスイッチング素子36のみを適宜スイッチングさせる。また、このとき、インバータ回路60から出力される直流電力の一部は、蓄電装置53にも供給されて充電される。
第1端子40a,40bに出力された単相交流電力は、架線電力供給ユニット10を介して架線5に供給されて回生される。変形例として、インバータ回路60から出力される直流電力を、架線5及び蓄電装置53のうち何れか一方のみに供給されるように構成されていてもよい。
(第3の動作モード)
次に、図3を参照して、非電化区間に対応する第3の動作モードについて説明する。第3の動作モードでは、コントローラ70は、図3に示すように、第1切替機構81を第2状態に、第2切替機構82を第3状態に、第3切替機構83を第6状態にする。このときの第2切替機構82の第3状態においては、開閉スイッチ18を開くと共に、開閉スイッチ23を閉じる。また、コントローラ70は、開閉スイッチ57を開く。なお、図3では、パンダグラフ11の接続先は交流用端子12bとされているが、直流用端子12aであってもよい。以上の制御により、第1端子40a〜40cが発電ユニット20に接続され(三相用の交流電源に接続され)、第2端子45がインバータ回路60に接続され、インバータ回路60が電動機26に接続される。
以下、力行時における駆動システム1の動作について説明する。発電ユニット20により発電された三相交流電力は、第1端子40a〜40cに供給される。そして、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35を用いて、第1端子40a〜40cに入力される三相交流電力を直流電力に変換して第2端子45に出力されるようAC−DCコンバータ回路31を動作させる。詳細には、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35のスイッチング素子36を適宜スイッチングさせる。
第2端子45から出力された直流電力は、接続線58を介して平滑化コンデンサ55に供給されて平滑化される。そして、コントローラ70は、インバータ回路60の3つのスイッチング回路65を制御することで、平滑化コンデンサ55により平滑化された直流電力を三相交流電力に変換して電動機26に供給して駆動する。
次に、回生時における駆動システム1の動作について説明する。なお、第3の動作モードでは、電動機26からの回生電力は蓄電装置53のみに供給される。詳細には、コントローラ70は、インバータ回路60の3つのスイッチング回路65を制御することで、回生時に電動機26から出力される三相交流電力を直流電力に変換して、蓄電装置53に供給する。
(第4の動作モード)
次に、図4を参照して、インバータ回路60の故障時における第4の動作モードについて説明する。ここで、インバータ回路60が故障により使用不可となると、電力変換装置25により出力された直流電力をインバータ回路60により三相交流電力に変換することができず、電動機26を駆動することができない。その結果として、鉄道車両の運行が継続できないという問題が生じる。
そこで、本実施形態においては、インバータ回路60の故障時に対応する第4の動作モードにおいては、電力変換回路30のAC−DCコンバータ回路31をインバータ回路として動作させ、蓄電装置53から放電される直流電力を三相交流電力に変換して電動機26に供給する。
詳細には、第4の動作モードでは、コントローラ70は、図4に示すように、第1切替機構81を第2状態に、第2切替機構82を第7状態に、第3切替機構83を第5状態にする。また、コントローラ70は、開閉スイッチ57を開く。以上の制御により、第1端子40a〜40cが電動機26に接続され、第2端子45が蓄電装置53に接続される。
以下、力行時における駆動システム1の動作について説明する。蓄電装置53から放電された直流電力は、接続線58を介して第2端子45に供給される。そして、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35を用いて、第2端子45に入力される直流電力を三相交流電力に変換して第1端子40a〜40cに出力されるようAC−DCコンバータ回路31を動作させる。詳細には、コントローラ70は、3つのスイッチング回路35のスイッチング素子36を適宜スイッチングさせることで、AC−DCコンバータ回路31をインバータ回路として動作させる。
第1端子40a〜40cに出力された三相交流電力は、接続線66を介して電動機26に供給される。以上のように、インバータ回路60の故障時においても、電動機26を駆動させることができるので、鉄道車両の運行を継続することができる。
次に、回生時における駆動システム1の動作について説明する。なお、第4の動作モードでは、電動機26からの回生電力は蓄電装置53のみに供給される。詳細には、コントローラ70は、AC−DCコンバータ回路31の3つのスイッチング回路65を制御することで、回生時に電動機26から出力される三相交流電力を直流電力に変換して、蓄電装置53に供給する。
以上、本実施形態によると、AC−DCコンバータ回路31とDC−DCコンバータ回路32とで3つのスイッチング回路を共用しているため、その分だけ、電力変換装置25を小型化することができ、且つ、コストを低減することができる。
また、AC−DCコンバータ回路31では、三相交流電力及び単相交流電力を直流電力に変換することができるため、三相交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路と、単相交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路とを個別に設け、それぞれのコンバータ回路にスイッチング回路を設けた場合と比べて、電力変換装置25を小型化することができ、且つ、コストを低減することができる。
加えて、電動機26の回生電力が、架線5又は蓄電装置53に供給されるため、電動機26の回生エネルギーを有効利用することができる。
また、第1〜第4の動作モードそれぞれにおける駆動システム1の回路構成は、コントローラ70の制御の下、自動で切り替えることができるため、駆動システム1の回路の切り替えを人間が手作業で行う場合と比べて、人間の負担を軽減することができる。
また、インバータ回路60の故障時においても、蓄電装置53から放電される直流電力を、電力変換回路30を用いて三相交流電力に変換して電動機26に供給することで、電動機26を駆動させることができる。その結果、鉄道車両の運行を継続することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、電力変換装置25は、蓄電装置53を有していなくてもよい。
また、上述の実施形態では、駆動システム1は、直流電化区間、交流電化区間、及び、非電化区間の3種類の区間において走行可能な鉄道車両に搭載される駆動システムであったが、直流電化区間と、交流電化区間及び非電化区間の何れか一方の区間のみにおいて走行可能な鉄道車両に搭載される駆動システムであってもよい。例えば、直流電化区間と交流電化区間において走行可能な鉄道車両に搭載される駆動システムにおいては、非電化区間において用いる発電ユニット20を備える必要がない。このため、電力変換回路30のAC−DCコンバータ回路31では、三相交流電力と直流電力との間の変換が行われないため、電力変換回路30はスイッチング回路35を3つ有している必要はなく、2つ有していればよい。また、直流電化区間と非電化区間において走行可能な鉄道車両に搭載される駆動システムにおいては、交流電化区間に用いる真空遮断器16及び主変圧器17、並びに交直転換器12を備える必要がない。
また、上述の実施形態では、第1〜第4の動作モードそれぞれにおける駆動システム1の回路構成は、コントローラ70の制御の下、自動で切り替えることができるように構成されていたが、駆動システム1の回路の切り替えを人間が手作業で行うように構成されていてもよい。
25 電力変換装置(車両用電力変換装置)
30 電力変換回路
31 AC−DCコンバータ回路
32 DC−DCコンバータ回路
35 スイッチング回路
36 スイッチング素子
37 整流素子
70 コントローラ(制御手段)

Claims (4)

  1. 直流電源から供給される直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して出力するDC−DCコンバータ回路、及び、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するAC−DCコンバータ回路を有する電力変換回路と、
    前記電力変換回路から出力された直流電力を交流電力に変換して、車両を駆動する電動機に出力するインバータ回路と、
    前記電力変換回路、及び前記インバータ回路を制御する制御手段と
    を備え、
    前記電力変換回路は、
    直列接続された第1及び第2のスイッチング素子、及び、これらスイッチング素子に各々逆並列接続された第1及び第2の整流素子からなる、互いに並列接続された複数のスイッチング回路を有し、前記AC−DCコンバータ回路と前記DC−DCコンバータ回路とで前記複数のスイッチング回路を共用しており、
    前記制御手段は、
    前記電力変換回路に前記直流電源から直流電力が供給される場合には、当該直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、
    前記電力変換回路に前記交流電源から交流電力が供給される場合には、当該交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、且つ、
    前記電力変換回路は、
    前記複数のスイッチング回路それぞれの前記第1及び第2のスイッチング素子の接続端である第1端子と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子それぞれにおける、前記第1端子とは反対側の第2端子とを有しており、
    前記第1端子は、前記交流電源と接続可能な端子であり、
    前記第2端子は、前記直流電源と接続可能な端子であり、
    前記DC−DCコンバータ回路は、
    前記インバータ回路と前記第1端子それぞれとの間に接続されるリアクトルを有しており、
    前記制御手段は、
    前記直流電源と前記第2端子とが接続され、当該直流電源から前記第2端子に直流電力が供給される場合には、前記第2端子に入力される直流電力を、前記複数のスイッチング回路及び前記リアクトルを用いて、異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、
    前記交流電源と前記第1端子が接続され、当該交流電源から前記第1端子に交流電力が供給される場合には、前記第1端子に供給される交流電力を、前記複数のスイッチング回路を用いて直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するように前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、
    さらに、前記電力変換回路は、
    前記スイッチング回路を3つ備えており、
    前記第1端子は、単相交流電力を出力する単相用の交流電源、及び三相交流電力を出力する三相用の交流電源の何れに対しても接続可能にされており、
    前記制御手段は、
    前記三相用の交流電源と前記第1端子とが接続され、当該交流電源から前記第1端子に三相交流電力が供給される場合には、3つの前記スイッチング回路を用いて、当該三相交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力させるよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、
    前記単相用の交流電源と前記第1端子とが接続され、当該交流電源から前記第1端子に単相交流電力が供給される場合には、2つの前記スイッチング回路を用いて、当該単相交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力させるよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させることを特徴とする、車両用電力変換装置。
  2. 前記第2端子と前記直流電源とが接続されると共に、前記第2端子と前記インバータ回路との接続が遮断される第1状態と、前記第2端子と前記直流電源とが接続されずに、前記第2端子と前記インバータ回路とが接続される第2状態とを選択的に切り替え可能な第1切替手段と、
    前記第1端子と前記交流電源とが接続されると共に、前記第1端子と前記インバータ回路との前記リアクトルを介した接続が遮断される第3状態と、前記第1端子と前記交流電源とが接続されずに、前記第1端子と前記インバータ回路とが前記リアクトルを介して接続される第4状態とを選択的に切り替え可能な第2切替手段と
    を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記電力変換回路に前記直流電源から直流電力を供給させる場合には、前記第1切替手段が前記第1状態に、前記第2切替手段が前記第4状態となるように制御し、
    前記電力変換回路に前記交流電源から交流電力を供給させる場合には、前記第1切替手段が前記第2状態に、前記第2切替手段が前記第3状態となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用電力変換装置。
  3. 直流電源から供給される直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して出力するDC−DCコンバータ回路、及び、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するAC−DCコンバータ回路を有する電力変換回路と、
    前記電力変換回路から出力された直流電力を交流電力に変換して、車両を駆動する電動機に出力するインバータ回路と、
    前記電力変換回路、及び前記インバータ回路を制御する制御手段と
    を備え、
    前記電力変換回路は、
    直列接続された第1及び第2のスイッチング素子、及び、これらスイッチング素子に各々逆並列接続された第1及び第2の整流素子からなる、互いに並列接続された複数のスイッチング回路を有し、前記AC−DCコンバータ回路と前記DC−DCコンバータ回路とで前記複数のスイッチング回路を共用しており、
    前記制御手段は、
    前記電力変換回路に前記直流電源から直流電力が供給される場合には、当該直流電力を異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、
    前記電力変換回路に前記交流電源から交流電力が供給される場合には、当該交流電力を直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させ、且つ、
    前記電力変換回路は、
    前記複数のスイッチング回路それぞれの前記第1及び第2のスイッチング素子の接続端である第1端子と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子それぞれにおける、前記第1端子とは反対側の第2端子とを有しており、
    前記第1端子は、前記交流電源と接続可能な端子であり、
    前記第2端子は、前記直流電源と接続可能な端子であり、
    前記DC−DCコンバータ回路は、
    前記インバータ回路と前記第1端子それぞれとの間に接続されるリアクトルを有しており、
    前記制御手段は、
    前記直流電源と前記第2端子とが接続され、当該直流電源から前記第2端子に直流電力が供給される場合には、前記第2端子に入力される直流電力を、前記複数のスイッチング回路及び前記リアクトルを用いて、異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、
    前記交流電源と前記第1端子が接続され、当該交流電源から前記第1端子に交流電力が供給される場合には、前記第1端子に供給される交流電力を、前記複数のスイッチング回路を用いて直流電力に変換して前記インバータ回路に出力するように前記AC−DCコンバータ回路を動作させるものであり、且つ、
    前記第2端子と前記直流電源とが接続されると共に、前記第2端子と前記インバータ回路との接続が遮断される第1状態と、前記第2端子と前記直流電源とが接続されずに、前記第2端子と前記インバータ回路とが接続される第2状態とを選択的に切り替え可能な第1切替手段と、
    前記第1端子と前記交流電源とが接続されると共に、前記第1端子と前記インバータ回路との前記リアクトルを介した接続が遮断される第3状態と、前記第1端子と前記交流電源とが接続されずに、前記第1端子と前記インバータ回路とが前記リアクトルを介して接続される第4状態と、前記第1端子と前記交流電源とが接続されず、且つ、前記第1端子と前記インバータ回路との前記リアクトルを介した接続が遮断される第7状態との間で選択的に切り替え可能な第2切替手段と、
    前記電力変換回路と前記インバータ回路との間に接続され、直流電力を充放電可能な蓄電手段と、
    前記第1端子と前記電動機とが接続される第5状態と、前記第1端子と前記電動機との接続が遮断される第6状態とを選択的に切り替え可能な第3切替手段と
    を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記電力変換回路に前記直流電源から直流電力を供給させる場合には、前記第1切替手段が前記第1状態に、前記第2切替手段が前記第4状態となるように制御し、
    前記電力変換回路に前記交流電源から交流電力を供給させる場合には、前記第1切替手段が前記第2状態に、前記第2切替手段が前記第3状態となるように制御し、且つ、
    前記インバータ回路が正常時には、前記第3切替手段を前記第6状態にし、
    前記インバータ回路の故障時には、前記第3切替手段を前記第5状態にさせると共に、前記第1切替手段を前記第2状態、前記第2切替手段を前記第7状態にさせ、且つ、前記蓄電手段が放電する直流電力を交流電力に変換して前記電動機に出力するよう前記複数のスイッチング回路を制御することを特徴とする車両用電力変換装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記電動機の回生電力が前記インバータ回路に供給される場合には、
    前記回生電力を直流電力に変換させるように前記インバータ回路を動作させ、且つ、
    前記直流電源と前記第2端子とが接続されているときには、前記インバータ回路で変換された直流電力を、前記複数のスイッチング回路、及び前記リアクトルを用いて、異なる電圧レベルの直流電力に変換して前記直流電源に回生するよう前記DC−DCコンバータ回路を動作させ、
    前記交流電源と前記第1端子とが接続されているときには、前記インバータ回路で変換された直流電力を、前記複数のスイッチング回路を用いて、交流電力に変換して前記交流電源に回生するよう前記AC−DCコンバータ回路を動作させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用電力変換装置。
JP2013235374A 2013-11-13 2013-11-13 車両用電力変換装置 Active JP5810147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013235374A JP5810147B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 車両用電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013235374A JP5810147B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 車両用電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015095995A JP2015095995A (ja) 2015-05-18
JP5810147B2 true JP5810147B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=53198062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013235374A Active JP5810147B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 車両用電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5810147B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7399609B2 (ja) * 2018-09-11 2023-12-18 新電元工業株式会社 有線給電型無人飛行体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05111108A (ja) * 1990-10-23 1993-04-30 Mitsubishi Electric Corp 交直流電気車制御装置
JP3477068B2 (ja) * 1998-03-12 2003-12-10 株式会社東芝 電気車の電源装置
JP2002369308A (ja) * 2001-06-12 2002-12-20 Railway Technical Res Inst 電気車両システム
JP5038339B2 (ja) * 2009-01-23 2012-10-03 公益財団法人鉄道総合技術研究所 電力供給方法及び交直流電車用電源システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015095995A (ja) 2015-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4989793B2 (ja) 電気車の推進制御装置
JP5918788B2 (ja) 鉄道車両用駆動システムおよびこれを搭載した編成列車
TWI625022B (zh) 電力轉換系統
US9000711B2 (en) Power converter
JP5470802B2 (ja) 交流電動機駆動回路及び電気車駆動回路
JP5542242B2 (ja) 電気車の推進制御装置
JP6736369B2 (ja) 電力変換システム
EP2689983B2 (en) Drive system and railway vehicle provided with the drive system
JP5350843B2 (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP6139236B2 (ja) 電気機関車制御装置
JP2015208076A (ja) 電気車用電源システム及び電力供給制御方法
JP2006340464A (ja) 電気車
JP5038339B2 (ja) 電力供給方法及び交直流電車用電源システム
TWI670189B (zh) 軌道車輛用電路系統
JP5931366B2 (ja) 電力変換装置
JP5810147B2 (ja) 車両用電力変換装置
JP2018152979A (ja) 電気車用電源システム、電力供給制御方法および追加電源システム
JP6154266B2 (ja) 電気車、電圧変換方法、及びプログラム
JP6786268B2 (ja) 蓄電システム
JP6815762B2 (ja) 電力変換システム
JP6240023B2 (ja) 電力変換装置及びそれを備えた鉄道車両
JP7301686B2 (ja) 電力変換システム
JP7407079B2 (ja) 電力変換システム、その制御方法およびそれを搭載した鉄道車両
JP7030599B2 (ja) 蓄電池システムおよび電気車制御システム
JP7301685B2 (ja) 電力変換システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5810147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250