JP2014204608A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケースにおけるレイアウトの自由度を低下させることなく、異物を回収できる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機1は、円環状のステータ10と、ケース30と、サイドカバー40と、を備える。サイドカバー40は、円周方向に沿って形成された冷媒流路55と、該冷媒流路55からコイル12の軸方向端部に向かって冷媒を供給可能なオイル供給口45aと、有する。冷媒流路55の内部には、冷媒を通過させるとともに、冷媒中の異物を補足可能な孔部が形成された板状部材からなるストレーナ70が、軸方向に対して交差するように立設配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】回転電機1は、円環状のステータ10と、ケース30と、サイドカバー40と、を備える。サイドカバー40は、円周方向に沿って形成された冷媒流路55と、該冷媒流路55からコイル12の軸方向端部に向かって冷媒を供給可能なオイル供給口45aと、有する。冷媒流路55の内部には、冷媒を通過させるとともに、冷媒中の異物を補足可能な孔部が形成された板状部材からなるストレーナ70が、軸方向に対して交差するように立設配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転電機、特に冷却を必要とする回転電機に関する。
従来から、電動車両等に用いられる回転電機では、温度上昇による出力低下を抑制するため所定の温度以下で駆動するよう冷媒を供給し、回転電機の力行駆動時及び回生駆動時の発熱を抑制している。この際、オイルポンプでトランスミッションの潤滑油を循環させて、回転電機に吹きかけることが一般的に行われている。
特許文献1には、ケース内に収納されたギヤの一部が浸る高さにまで充填された潤滑油をケース底部に配置されたストレーナを介して循環させて、オイルポンプにより汲み上げられた潤滑油を、回転電機やギヤに吹きかけることが記載されている。ストレーナは、潤滑油中の鉄屑等の異物を回収し、鉄屑等が回転電機に付着したり、ギヤに噛み込むことで生じ得る不具合を防止する。
上記したように、従来、ストレーナはメッシュ状材料を巻回した筒状部材として構成されるとともに、オイルポンプによりケース下部に貯留している潤滑油を吸い上げる際に、潤滑油がストレーナを通過するように、ケース下部に取り付けられていた。この場合、オイルポンプの吸口に応じてストレーナの設置場所が決定されることとなるが、ギヤやパーキングシャフト等の部品も周辺に配置されるため、ストレーナ又は周辺部品のレイアウトの自由度が制限されてしまう。また、ストレーナの設置場所を設けることによりケースに発生する応力が高くなる場合もあり、ケースの強度低下に対する対策が必要となってしまう。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケースにおけるレイアウトの自由度を低下させることなく、異物を回収できる回転電機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
複数のコイル(例えば、後述の実施形態のコイル12)が軸心周りに配置された円環状のステータ(例えば、後述の実施形態のステータ10)と、
該ステータを収容するケース(例えば、後述の実施形態のケース30)と、
該ケースの軸方向一端側に、前記ステータと軸方向に対向して配置されたサイドカバー(例えば、後述の実施形態のサイドカバー40)と、を備えた回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機1)において、
前記サイドカバーは、円周方向に沿って形成された冷媒流路(例えば、後述の実施形態の冷媒流路55)と、該冷媒流路から前記コイルの軸方向端部に向かって冷媒を供給可能な供給口(例えば、後述の実施形態のオイル供給口45a)と、有し、
前記冷媒流路の内部には、前記冷媒を通過させるとともに、冷媒中の異物を補足可能な孔部が形成された板状部材からなるストレーナ(例えば、後述の実施形態のストレーナ70)が、軸方向に対して交差するように立設配置されていることを特徴とする。
複数のコイル(例えば、後述の実施形態のコイル12)が軸心周りに配置された円環状のステータ(例えば、後述の実施形態のステータ10)と、
該ステータを収容するケース(例えば、後述の実施形態のケース30)と、
該ケースの軸方向一端側に、前記ステータと軸方向に対向して配置されたサイドカバー(例えば、後述の実施形態のサイドカバー40)と、を備えた回転電機(例えば、後述の実施形態の回転電機1)において、
前記サイドカバーは、円周方向に沿って形成された冷媒流路(例えば、後述の実施形態の冷媒流路55)と、該冷媒流路から前記コイルの軸方向端部に向かって冷媒を供給可能な供給口(例えば、後述の実施形態のオイル供給口45a)と、有し、
前記冷媒流路の内部には、前記冷媒を通過させるとともに、冷媒中の異物を補足可能な孔部が形成された板状部材からなるストレーナ(例えば、後述の実施形態のストレーナ70)が、軸方向に対して交差するように立設配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記ステータは、円環状の支持部(例えば、後述の実施形態の支持部11a)から円周方向において複数のティース(例えば、後述の実施形態のティース11b)が所定間隔で径方向に突出するステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア11)と、巻線(例えば、後述の実施形態の巻線W)が各ティースに巻回されて構成される前記複数のコイルと、を備え、
前記サイドカバーは樹脂からなり、
前記板状部材は金属からなり、前記複数のコイルと軸方向に対向する半径方向位置において円周方向に沿うように、円弧状又は円環状に形成されていることを特徴とする。
前記ステータは、円環状の支持部(例えば、後述の実施形態の支持部11a)から円周方向において複数のティース(例えば、後述の実施形態のティース11b)が所定間隔で径方向に突出するステータコア(例えば、後述の実施形態のステータコア11)と、巻線(例えば、後述の実施形態の巻線W)が各ティースに巻回されて構成される前記複数のコイルと、を備え、
前記サイドカバーは樹脂からなり、
前記板状部材は金属からなり、前記複数のコイルと軸方向に対向する半径方向位置において円周方向に沿うように、円弧状又は円環状に形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記サイドカバーは、いずれも樹脂からなるカバー本体(例えば、後述の実施形態のカバー本体41)と流路カバー(例えば、後述の実施形態の流路カバー42)とを有し、
前記冷媒流路は、前記カバー本体と前記流路カバーとを溶着させることによって、前記カバー本体と前記流路カバーとの間に形成されており、
前記板状部材は金属からなり、前記カバー本体と前記流路カバーとの間に挟持されていることを特徴とする。
前記サイドカバーは、いずれも樹脂からなるカバー本体(例えば、後述の実施形態のカバー本体41)と流路カバー(例えば、後述の実施形態の流路カバー42)とを有し、
前記冷媒流路は、前記カバー本体と前記流路カバーとを溶着させることによって、前記カバー本体と前記流路カバーとの間に形成されており、
前記板状部材は金属からなり、前記カバー本体と前記流路カバーとの間に挟持されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3の構成に加えて、
前記冷媒流路には、導電性の供給パイプから前記冷媒が供給され、
該供給パイプの一部は、前記冷媒流路の内部に位置して前記板状部材と電気的に接続されており、
前記供給パイプは、前記ケースと電気的に接続されていることを特徴とする。
前記冷媒流路には、導電性の供給パイプから前記冷媒が供給され、
該供給パイプの一部は、前記冷媒流路の内部に位置して前記板状部材と電気的に接続されており、
前記供給パイプは、前記ケースと電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、サイドカバーの冷媒流路中に板状部材からなるストレーナを内蔵することができ、ストレーナを配置するスペースをケース下部に設ける必要がなくなるため、ケースにおけるレイアウトの自由度の低下を抑制することができる。また、冷媒流路は円周方向に沿って形成されていることにより、板状部材の面積を確保することができ、効果的に異物を除去することができる。
請求項2の発明によれば、サイドカバーが樹脂からなる場合、コイルに交流電流が流れることによって放射される電磁波がサイドカバーを透過しやすくなって、透過した電磁波がラジオノイズとなってしまう虞があるが、金属からなる板状部材がコイルと軸方向に対向する半径方向位置において円周方向に沿うように、円弧状又は円環状に形成されているため、電磁波を効果的に遮蔽することができ、電磁波がサイドカバーを透過することを抑制できる。
請求項3の発明によれば、冷媒流路を形成する際に、板状部材を冷媒流路内部に容易に固定することができる。
請求項4の発明によれば、供給パイプの一部が、冷媒流路の内部に位置して板状部材と電気的に接続されていることにより、板状部材を容易にアース電位にすることができ、電磁波を効果的に遮蔽することができ、電磁波がサイドカバーを透過することを抑制できる。
以下、本発明の一実施形態の回転電機を、添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の回転電機1は、ステータ10と、ステータ10の径方向内側に僅かな隙間を介して対向配置される円環状のロータ20と、ステータ10およびロータ20を収納するケース30と、ケース30の軸方向一端側に、ステータ10と軸方向に対向して配置されたサイドカバー40と、を備えて構成される。
図1に示すように、本実施形態の回転電機1は、ステータ10と、ステータ10の径方向内側に僅かな隙間を介して対向配置される円環状のロータ20と、ステータ10およびロータ20を収納するケース30と、ケース30の軸方向一端側に、ステータ10と軸方向に対向して配置されたサイドカバー40と、を備えて構成される。
ステータ10およびロータ20を内部に収納するケース30は、導電性の金属(例えば、鉄)からなり、略円筒形状を有する。ケース30は、複数のボルト51(図1では、1本のみ表示。)によりステータ10を保持するとともに、回転電機1と同心状に主軸35を不図示の軸受を介して回転自在に保持している。
ステータ10は、円環状のステータコア11と、複数のコイル12とを備える。ステータコア11は、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されて構成され、円環状の支持部11aから径方向内側に向かって放射状に突出形成された複数のティース11bを有する。コイル12は、巻線Wを、絶縁特性を有する合成樹脂などで形成されたインシュレータ13を介してステータコア11のティース11bの周囲に巻回することで形成される。従って、複数のコイル12は、全体として回転電機1の軸心周りに略円環状に組みつけられている。
ロータ20は、略円環状のロータヨーク21と、ロータヨーク21の外周側に固定される永久磁石22と、ロータヨーク21を径方向内側に保持すると共に主軸35に固定される縁付円盤状のロータカップ24と、を備える。
ロータヨーク21は、透磁可能な材料からなる複数の円環状の電磁鋼板を軸方向に積層することにより構成され、内周面が、ロータカップ24の外周面に圧入固定される。複数の永久磁石22は、周方向で隣り合う磁極が異極となるように周方向で交互に設けられている。
ロータカップ24は、縁付円板形状を有し、軸方向一端側に位置する略円板状の底部25の外周端部から軸方向他端側に縁部26が延出して構成される。縁部26は、ロータカップ24の外周面をなし、ロータヨーク21が圧入される。底部25の内周部は、主軸35に連結される。図1中、符号50は、ロータ20の回転状態を検出するレゾルバである。
主軸35には、ロータカップ24に隣接してロータ20の内周部に遊星歯車式減速機60が設けられている。また、主軸35は中空円筒形状を有し、内部には軸方向油路35aが設けられると共に、遊星歯車式減速機60にオイルを供給する複数の径方向油路35bが設けられている。
サイドカバー40は、図3にも示すように、いずれも樹脂からなるカバー本体41と流路カバー42とを有して構成される。カバー本体41は複数のボルト52(図1では、1本のみ表示。)によりケース30に取り付けられて、外部からケース内部を封止する。流路カバー42は、内側からカバー本体41に振動溶着等により固定される。流路カバー42は、図4(a)に示すように、略円環状に形成される円環部42aから径方向外側に導入部42bが延びると共に、導入部42bとは異なる径方向位置において導出部42cが径方向内側に円環部42aの略中心まで延びている。円環部42aは、インシュレータ13に巻回されたコイル12と、少なくとも一部がオーバラップしており、コイル12と軸方向に対向する径方向位置に、オイル供給口45aが周方向に複数穿設されている。なお、円環部42aの径方向下方のオイル供給口45aが設けられていない領域は、ケース30の底部に位置するオイル貯留部に対応する部分である。
導入部42bの外径側端部には、開口部43が形成された突起部44が軸方向内側に向かって突出しており、不図示のオイルポンプに接続される導電性の金属(例えば、鉄)からなるオイル供給パイプ53が開口部43に挿通する。導出部42cの内径側端部であって、円環部42aの略中心に対応する位置には、オイル供給口45bが軸方向内側に向かって突出している。
流路カバー42に対向するカバー本体41の部分は、主に内部側から外部側に向かって窪むように凹溝47が形成され、カバー本体41の凹溝47と流路カバー42との間に冷媒流路55が形成される。冷媒流路55には、オイル供給パイプ53からオイルが供給され、図2の矢印で示すようにオイル供給口45aからコイル12にオイルが供給される。また、オイル供給口45bから主軸35、軸方向油路35a、径方向油路35bを介して遊星歯車式減速機60にオイルが供給される。
冷媒流路55の内部には、板状のストレーナ70が設けられており、オイル供給パイプ53から導入されオイル供給口45a,45bへ排出するオイルがストレーナ70を経由することで、オイル中の鉄屑等の異物が回収される。
ストレーナ70は、図4(b)に示すように、流路カバー42から導出部42cを除いた、流路カバー42の円環部42aと導入部42bとを投影させた形状のストレーナ本体71と、ストレーナ本体71の内周縁及び外周縁に位置する枠部72,73と、流路カバー42の突起部44に対応する位置に設けられ、オイル供給パイプ53に嵌合(例えば、インロー嵌合)する筒状のカラー74と、を有する。
ストレーナ本体71は、導電性の金属(例えば、鉄)からなり、例えば複数のワイヤを交差させてなるメッシュ、板材に複数の小孔を形成してなるパンチングボードのようなオイル中の異物を補足可能な孔部が形成された板状部材である。枠部72,73及びカラー74も、ストレーナ本体71と同様に導電性の金属(例えば、鉄)から構成されている。オイル供給パイプ53は、流路カバー42の開口部43に挿通し、カラー74に嵌合することで、先端部が冷媒流路55に位置する。カラー74を介してストレーナ本体71は、オイル供給パイプ53と電気的に接続される。また、オイル供給パイプ53は、ケース30と電気的に接続されている。これにより、ストレーナ70は、ケース30とオイル供給パイプ53を介して電気的に接続されている。
このように構成されたサイドカバー40は、図5に示すように、カバー本体41と流路カバー42との間にストレーナ70を挟んで、振動溶着等により固定することで形成される。このとき、ストレーナ70のカラー74は、流路カバー42の突起部44によって位置決めされる。これにより、カバー本体41の凹溝47と流路カバー42との間に冷媒流路55が形成され、冷媒流路55の内部には、ストレーナ70が軸方向に対して略直交するように立設されると共に、ストレーナ70がコイル12と軸方向に対向する半径方向位置において円周方向に沿うように配置される。
冷媒流路55は、図2に示すように、ストレーナ70より上流側の上流側冷媒流路55aとストレーナ70より下流側の下流側冷媒流路55bに分けられる。カバー本体41の凹溝47と流路カバー42の導出部42cにより形成される冷媒流路55は、カバー本体41に形成される凹凸により円環部42aの下流側冷媒流路55bから連続して下流側冷媒流路55bとなっている。従って、オイル供給パイプ53から供給されたオイルは、上流側冷媒流路55aからストレーナ70を経由して下流側冷媒流路55bに流れ、一部がオイル供給口45aからコイル12に供給されるとともに、残りがオイル供給口45bから主軸35、軸方向油路35a、径方向油路35bを介して遊星歯車式減速機60に供給される。このとき、ストレーナ70には、オイル中の鉄屑等の異物が回収される。
以上説明したように、本実施形態の回転電機1によれば、サイドカバー40の冷媒流路55中にメッシュ等の板状部材からなるストレーナ70を内蔵することができ、ストレーナ70を配置するスペースをケース下部に設ける必要がなくなる。従来ストレーナはケース下部に設置されることにより、ケースにおけるレイアウトの自由度が制限されてしまっていたが、ストレーナ70をサイドカバー40に内蔵させることでケース30におけるレイアウトの自由度の低下を抑制することができる。また、冷媒流路55は円周方向に沿って形成されていることにより、ストレーナ70の面積を確保することができ、効果的に異物を除去することができる。また、ストレーナ70の面積を確保することで、ストレーナの交換も不要となる。
また、サイドカバー40が樹脂からなるので、コイルに交流電流が流れることによって放射される電磁波がサイドカバー40を透過しやすくなって、透過した電磁波がラジオノイズとなってしまう虞があるが、金属製のストレーナ70がコイル12と軸方向に対向する半径方向位置において円周方向に沿うように円環状に形成されているため、電磁波を効果的に遮蔽することができ、電磁波がサイドカバー40を透過することを抑制できる。なお、コイル12から放射される電磁波は比較的周波数が低く、電磁波の波長が長いため、細孔が形成された板状部材であっても、電磁波を効果的に遮蔽することができる。ストレーナ70は必ずしも円環状に形成されている必要はなく、例えば、下部を除く円弧状に形成されていてもよい。
また、冷媒流路55は、いずれも樹脂製のカバー本体41と流路カバー42とを溶着させることによって、カバー本体41と流路カバー42との間に形成されており、金属製のストレーナ70がカバー本体41と流路カバー42との間に挟持されているので、冷媒流路55を形成する際に、ストレーナ70を冷媒流路55内部に容易に固定することができる。
さらに、オイル供給パイプ53の一部が、冷媒流路55の内部に位置してストレーナ70と電気的に接続されていることにより、ストレーナ70を直接ケース30に接触させなくてもオイル供給パイプ53を経由してケース30に電気的に接続させることができる。これにより、ストレーナ70を容易にアース電位にすることができ、電磁波を効果的に遮蔽することができ、電磁波がサイドカバー40を透過することを抑制できる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、ストレーナ70を金属製として電磁波バリアとしても機能させたが、サイドカバー40を金属製としてもよく、樹脂製のサイドカバー40に別途電磁波バリアを設けてもよい。
また、インナーロータ型の回転電機に限らず、アウターロータ型の回転電機に適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、ストレーナ70を金属製として電磁波バリアとしても機能させたが、サイドカバー40を金属製としてもよく、樹脂製のサイドカバー40に別途電磁波バリアを設けてもよい。
また、インナーロータ型の回転電機に限らず、アウターロータ型の回転電機に適用してもよい。
1 回転電機
10 ステータ
11 ステータコア
11a 支持部
11b ティース
12 コイル
30 ケース
40 サイドカバー
41 カバー本体
42 流路カバー
45a,45b オイル供給口
55 冷媒流路
70 ストレーナ
W 巻線
10 ステータ
11 ステータコア
11a 支持部
11b ティース
12 コイル
30 ケース
40 サイドカバー
41 カバー本体
42 流路カバー
45a,45b オイル供給口
55 冷媒流路
70 ストレーナ
W 巻線
Claims (4)
- 複数のコイルが軸心周りに配置された円環状のステータと、
該ステータを収容するケースと、
該ケースの軸方向一端側に、前記ステータと軸方向に対向して配置されたサイドカバーと、を備えた回転電機において、
前記サイドカバーは、円周方向に沿って形成された冷媒流路と、該冷媒流路から前記コイルの軸方向端部に向かって冷媒を供給可能な供給口と、有し、
前記冷媒流路の内部には、前記冷媒を通過させるとともに、冷媒中の異物を補足可能な孔部が形成された板状部材からなるストレーナが、軸方向に対して交差するように立設配置されていることを特徴とする回転電機。 - 前記ステータは、円環状の支持部から円周方向において複数のティースが所定間隔で径方向に突出するステータコアと、巻線が各ティースに巻回されて構成される前記複数のコイルと、を備え、
前記サイドカバーは樹脂からなり、
前記板状部材は金属からなり、前記複数のコイルと軸方向に対向する半径方向位置において円周方向に沿うように、円弧状又は円環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。 - 前記サイドカバーは、いずれも樹脂からなるカバー本体と流路カバーとを有し、
前記冷媒流路は、前記カバー本体と前記流路カバーとを溶着させることによって、前記カバー本体と前記流路カバーとの間に形成されており、
前記板状部材は金属からなり、前記カバー本体と前記流路カバーとの間に挟持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機。 - 前記冷媒流路には、導電性の供給パイプから前記冷媒が供給され、
該供給パイプの一部は、前記冷媒流路の内部に位置して前記板状部材と電気的に接続されており、
前記供給パイプは、前記ケースと電気的に接続されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の回転電機。
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