JP2016029876A - 電動機の回転子、電動機、および電動機を備えた圧縮機 - Google Patents

電動機の回転子、電動機、および電動機を備えた圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】非真円形状の回転子コアを有する電動機の回転子であって、回転子コアを非真円形状としたメリットは確保しつつ、固定子と回転子との隙間における風損の増大を抑制可能で、電動機の鉄損を抑制可能な、電動機の回転子を提供する。【解決手段】回転子は、固定子が周囲に配される、電動機の回転子である。回転子は、回転子コア40と、非磁性の風損低減部60と、を備える。回転子コアは、電磁鋼板を積層して一体に形成されており、回転軸視において真円の仮想外周線に対して中心側に凹む凹部50が形成された外縁を有する形状である。風損低減部は、回転子コアの凹部を外方から覆うように配置され、回転子コアと一体化されて、当該回転子が回転する時の風損を低減する。【選択図】図4

Description

本発明は、電動機の回転子と、当該回転子を備えた電動機と、当該電動機を備えた圧縮機と、に関する。
電動機の回転子に、回転軸視において、例えば図3のように真円形状ではない(非真円形状の)回転子コアが用いられる場合がある。回転子コアをこのような非真円形状に設計することで、回転子と固定子との間の空間の磁束分布を任意の形状にすることが可能で、効率のよい電動機を実現できる。
ところで、現在、電動機に対し、電動機のサイズは変更することなく出力を増大させることが求められている。これを実現するため、電動機の回転子の回転速度が高速化されつつある。
ところが、図3のような非真円形状の回転子コアを用いる場合、回転子を従来に比べて高速で回転させると、電動機の風損が大きくなりやすいという問題がある。
これに対し、特許文献1(特開2013−115899号公報)には、複数の継鉄部からなる非真円形状の回転子コアの外周を、回転子コアを外周側から中心側に押し付ける非磁性体のリングで囲むことで一体化し、さらに、回転子コアとリングとの隙間に非磁性部材を充填して真円形状とした回転子が開示されている。このように構成することで、回転子コアを非真円形状としたメリットは確保しつつ、風損を低減することが可能となる。
しかし、特許文献1(特開2013−115899号公報)の回転子では、リングが、回転子コアに圧縮応力を作用させることとなり、電動機の鉄損が大きくなるという問題がある。
本発明の課題は、非真円形状の回転子コアを有する電動機の回転子であって、回転子コアを非真円形状としたメリットは確保しつつ、電動機の風損を抑制可能で、さらに電動機の鉄損を抑制可能な、電動機の回転子を提供することにある。
本発明の第1観点に係る電動機の回転子は、固定子が周囲に配される、電動機の回転子である。回転子は、回転子コアと、非磁性の風損低減部と、を備える。回転子コアは、電磁鋼板を積層することで一体に形成されており、回転軸視において真円の仮想外周線に対して中心側に凹む凹部が形成された外縁を有する形状である。風損低減部は、回転子コアの凹部の少なくとも一部を外方から覆うように配置され、回転子コアと一体化されて、当該回転子が回転する時の風損を低減する。
本発明の第1観点に係る電動機の回転子では、回転子コアの凹部の少なくとも一部が、風損を低減するための非磁性の風損低減部により覆われている。そのため、回転子コアを非真円形状にすることで回転子と固定子との間の空間の磁束分布を任意の形状にできるというメリットは確保しつつ、回転子コアを非真円形状にしたことで生ずる(回転子コアに凹部を形成したことで生ずる)回転子の回転時の風損の増大を抑制できる。また、回転子コアは、複数の部材からなるものではなく、電磁鋼板を積層することで一体に形成されているため、回転子コアを一体にするために風損低減部により回転子コアを中心側に向かって押し付ける必要がなく、回転子が用いられる電動機の鉄損の増大を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る電動機の回転子は、第1観点に係る電動機の回転子であって、回転子コアの凹部は、回転軸視において外周側に配される外側凹部と、外側凹部から更に中心側に凹む内側凹部とを含む。風損低減部は、少なくとも内側凹部を塞ぐように配置される。
ここでは、風損の増大の原因となる回転子コアの凹部のうち、少なくとも内側凹部が風損低減部により塞がれている。そのため、回転子コアに凹部が設けられたことで生じる風損の増大を抑制できる。
本発明の第3観点に係る電動機の回転子は、第1観点に係る電動機の回転子であって、回転子コアの凹部では、回転軸視において、外周側に形成された凹部の開口の円周方向の長さが、凹部の円周方向の最大長さよりも短い。
ここでは、回転軸視において、回転子コアの凹部の開口の円周方向の長さが、凹部の円周方向の最大長さよりも短くなるように形成されている。言い換えれば、回転軸視において、回転子コアの凹部は、凹部の開口よりも内側(回転軸側)が広がった構造を有する。そのため、回転子が回転して凹部を覆う風損低減部に遠心力が作用しても、風損低減部が凹部から外れにくい。その結果、回転子コアに一体化された風損低減部が、回転子コアから外れる可能性を低減できる。
本発明の第4観点に係る電動機の回転子は、第1観点から第3観点のいずれかに係る電動機の回転子であって、風損低減部は、更に回転子コアの外縁全体を覆うように配置される。
ここでは、回転子コアに凹部が設けられたことで生じる風損の増大を抑制することが容易である。
本発明の第5観点に係る電動機の回転子は、第1観点から第4観点のいずれかに係る電動機の回転子であって、風損低減部の材質は樹脂である。
ここでは、風損低減部の材質として軽量な樹脂が用いられるため、回転子の回転時に、回転子コアと一体化された風損低減部に作用する遠心力を抑制することができ、風損低減部が遠心力により回転子コアから外れることを防止できる。また、風損低減部の材質として、加工の容易な樹脂が用いられるため、回転子の製造コストを抑制できる。
本発明の第6観点に係る電動機の回転子は、第5観点に係る電動機の回転子であって、風損低減部は、インジェクションにより回転子コアと一体化されている。
ここでは、回転子コアと風損低減部とがインジェクションにより一体化されるため、容易に回転子を製造することができる。
本発明の第7観点に係る電動機の回転子は、第1観点から第6観点のいずれかに係る電動機の回転子であって、風損低減部は、回転子コアに固定されている。
ここでは、風損低減部に、回転子コアを回転子コアの中心側に向かって押す力が生じにくく、風損低減部を設けたことで電動機の鉄損が増大することを抑制できる。
本発明の第8観点に係る電動機は、第1観点から第7観点のいずれかに係る電動機の回転子を備える。
ここでは、回転子と固定子との間の空間の磁束分布が適切な形状に設計され、風損の増大が抑制され、鉄損の増大も抑制されるため、電動機の効率がよい。
本発明の第9観点に係る圧縮機は、第8観点に係る電動機と、圧縮機構と、を備える。
ここでは、効率のよい電動機が用いられるため、効率のよい圧縮機を実現できる。
本発明の第1観点に係る電動機の回転子では、回転子コアの凹部の少なくとも一部が、風損を低減するための非磁性の風損低減部により覆われている。そのため、回転子コアを非真円形状にすることで回転子と固定子との間の空間の磁束分布を任意の形状にできるというメリットは確保しつつ、回転子コアを非真円形状にしたことで生ずる(回転子コアに凹部を形成したことで生ずる)電動機の風損の増大を抑制できる。また、回転子コアは、複数の部材からなるものではなく、電磁鋼板を積層することで一体に形成されているため、回転子コアを一体にするために風損低減部により回転子コアを中心側に向かって押し付ける必要がなく、回転子が用いられる電動機の鉄損の増大を抑制することができる。
本発明の第2観点に係る電動機の回転子では、回転子コアに凹部が設けられたことで生じる風損の増大を抑制することができる。
本発明の第3観点に係る電動機の回転子では、回転子コアに一体化された風損低減部が、回転子コアから外れる可能性を低減できる。
本発明の第4観点に係る電動機の回転子では、回転子コアに凹部が設けられたことで生じる風損の増大を抑制することが容易である。
本発明の第5観点に係る電動機の回転子では、回転子の回転時に、風損低減部が遠心力により回転子コアから外れることを防止できる。
本発明の第6観点に係る電動機の回転子では、容易に回転子を製造することができる。
本発明の第7観点に係る電動機の回転子では、風損低減部に、回転子コアを回転子コアの中心側に向かって押す力が生じにくく、風損低減部を設けたことで電動機の鉄損が増大することを抑制できる。
本発明の第8観点に係る電動機では、効率のよい電動機を実現できる。
本発明の第9観点に係る圧縮機では、効率のよい圧縮機を実現できる。
本発明の一実施形態に係る回転子を有する電動機を備えた、圧縮機の縦断面図である。 図1の電動機の固定子が有する固定子鉄心の平面図である。 図1の電動機の回転子が有する回転子コアの平面図である。図3は、回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図3では、仮想外周線を二点鎖線で示している。 図1の電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図4は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図4中の網掛部は、風損低減部を示す。 変形例Bに係る電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図5は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図5中の網掛部は、風損低減部を示す。 変形例Cに係る電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図6は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図6中の網掛部は、風損低減部を示す。 変形例Dに係る電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図7は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図7中の網掛部は、風損低減部を示す。 変形例Eに係る電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図8は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図8中の網掛部は、風損低減部を示す。 変形例Fに係る電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図9は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図9中の網掛部は、風損低減部を示す。 変形例Hに係る電動機の回転子が有する、風損低減部が一体化された回転子コアの平面図である。図10は、風損低減部が一体化された回転子コアを、回転子の回転軸の延びる方向から見た図である。図10中の網掛部は、風損低減部を示す。
本発明に係る電動機の回転子の一実施形態としての回転子30と、本発明に係る圧縮機の一実施形態としての、回転子30を有する電動機10を備えた圧縮機100とを、図面を参照して説明する。以下の説明では、圧縮機100内における各構成の配置等を説明するために、「上」「下」という表現を用いる場合があるが、特に断りのない限り、図1の矢印Uの方向を「上」として説明する。
なお、下記の実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(1)全体概要
図1は、回転子30を有する電動機10を備えた圧縮機100である。圧縮機100は、蒸発器、凝縮器、および膨張機構などと共に冷媒回路を構成し、冷媒回路中の冷媒を圧縮する役割を担うロータリ圧縮機である。圧縮機100は、主に、ケーシング102と、電動機10と、圧縮機構104とを有する(図1参照)。
ケーシング102の内部には、電動機10および圧縮機構104が収納されている。ケーシング102の側壁には、圧縮機構104と連結され、図示しない冷媒回路から圧縮機構104内に冷媒を供給する吸入管102aと、圧縮機構104により圧縮された冷媒を図示しない冷媒回路に吐出する吐出管102bとが設けられている(図1参照)。
電動機10は、固定子20および回転子30を備える(図1参照)。固定子20は、環状に形成され、ケーシング102の内壁に固定されている。回転子30は、環状に形成された固定子20の径方向内側に配置される(図1参照)。言い換えれば、回転子30の周囲には、固定子20が配される。回転子30は、駆動軸106を介して圧縮機構104と連結されている。電動機10が駆動されると、回転子30は駆動軸106の軸心A(図1参照)を回転軸として固定子20の内部の空間で回転し、回転子30と連結された圧縮機構104を駆動する。
圧縮機構104は、電動機10により駆動され、吸入管102aから吸入した冷媒を圧縮機構104内で圧縮する。圧縮機構104により圧縮された冷媒は、圧縮機構104を出て、ケーシング102の内部(ケーシング102と固定子20との隙間や、固定子20と回転子30との隙間等)を通って上昇し、吐出管102bから圧縮機100外へ吐出される。
(2)詳細説明
以下に、電動機10について詳細に説明する。電動機10は、永久磁石を具備した回転子30を使用するIPM型のモータ(Interior Permanent Magnet Motor)である。電動機10は、固定子20および回転子30を主に有する。回転子30は、環状の固定子20の内側に、わずかな隙間を隔てて配置される(図1参照)。
(2−1)固定子
固定子20は、固定子鉄心21と、固定子鉄心21の上端面および下端面に近接して配置されるインシュレータ22と、巻線23とを主に有する(図1参照)。
固定子鉄心21は、環状に形成され、ケーシング102の内壁に固定されている。固定子鉄心21は、平面視において、環状のヨーク部21aと、ヨーク部21aから径方向内側に突出するティース部21bとを有する(図2参照)。ティース部21bで囲まれる内部空間に、回転子30が配置される。ティース部21bには、固定子鉄心21の上下に配されたインシュレータ22を介して、巻線23が巻き付けられている。巻線23に通電されることで回転磁界が発生し、回転磁界により、固定子20の内側に配置された回転子30が回転する。
(2−2)回転子
回転子30は、固定子20の内部に、固定子20と僅かな隙間を隔てて配置される。電動機10が駆動されると(巻線23を電流が流れ回転磁界が発生すると)、回転子30は、固定子20の内部で、駆動軸106の軸心Aを回転軸として回転する。
回転子30は、積層された複数の電磁鋼板からなる回転子コア40と、風損低減部60とを主に有する(図4参照)。
(2−2−1)回転子コア
回転子コア40は、回転子30の回転軸の軸方向(上下方向)に積層された複数の電磁鋼板からなる。回転子コア40は、複数の部材に分割されたものではなく、電磁鋼板を積層することで一体に形成されている。各電磁鋼板は、平面視において図3のような形状を有する。各電磁鋼板は、一体に形成されている。積層された複数の電磁鋼板からなる回転子コア40は、図1のように筒状に形成されている。
回転子コア40は、回転軸視(回転子30の回転軸となる駆動軸106の軸心Aが延びる方向から見た状態)において、言い換えれば平面視において、中央部に、駆動軸106が挿入される貫通穴41が形成されている(図3参照)。駆動軸106は、貫通穴41に挿入された状態で回転子コア40に固定され、回転子30と圧縮機構104とを連結する。回転子コア40と駆動軸106とは、例えば焼き嵌めにより固定される。
回転子コア40には、回転軸視において矩形状のスリット42が、貫通穴41を囲むように複数(ここでは4箇所)形成されている(図3参照)。スリット42は、駆動軸106に沿う方向(上下方向)に延びる。スリット42には、図示しない板状の永久磁石が挿入され、固定されている。なお、回転子コア40に形成されたスリット42の形状や数は例示であって、図3に示されたものに限定されるものではない。
また、回転子コア40には、リベット穴43が複数(ここでは4箇所)形成されている(図3参照)。リベット穴43は、駆動軸106に沿う方向(上下方向)に延びる。回転子コア40の上方および下方には、回転子コア40の端部を覆う、図示しない端板がそれぞれ配される。回転子コア40の上方および下方に配される端板は、回転子コア40を上下から挟みこんだ状態で、リベット穴43に挿入されるリベット71(図1参照)によって締結されている。なお、回転子コア40に形成されたリベット穴43の数は例示であって、図3に示されたものに限定されるものではない。
回転軸視(平面視)において、回転子コア40の外縁の形状は、真円形状ではない(図3参照)。回転子コア40は、回転軸視において、真円の仮想外周線C(図3の二点鎖線で描画された円を参照)に対して、仮想外周線Cの中心側(回転子コア40に形成された貫通穴41側)に凹む凹部50が形成された外縁を有する形状である。なお、仮想外周線Cは、回転軸視において、回転子コア40の回転中心O(図3参照)を中心とする円であり、回転子コア40の回転中心Oから見て回転子コア40の最外周に配置される円弧を繋いだ仮想の外周線である。回転子コア40をこのような非円形形状に設計することで、回転子30と固定子20との間の空間の磁束分布を所望の形状にすることが可能である。回転子コア40には、回転軸視において、仮想外周線Cに対し、スリット42の端部に近づくように4箇所に凹部50が形成されている(図3参照)。凹部50は、回転軸視において外周側(仮想外周線C側)に配される外側凹部51と、外側凹部51から更に中心側に凹む内側凹部52とを含む(図3参照)。つまり、回転子コア40には、4箇所の外側凹部51と、4箇所の内側凹部52と、が形成されている。言い換えれば、回転子コア40の外縁は、回転軸視において、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分を、合計8箇所(4箇所の外側凹部51、および、外側凹部51から更に中心側に凹む4箇所の内側凹部52)有する(図3参照)。
(2−2−2)風損低減部
風損低減部60は、回転子コア40の凹部50を外方(外周側)から覆うように配置される部材である。
風損低減部60は、非磁性体である。風損低減部60は、非磁性体であるため、回転子コア40と一体化しても、電動機10の性能に磁気的に影響を与えることがない。また、風損低減部60は、非導体である。風損低減部60は、非導体の部材であるため、固定子20が発生させる磁界により渦電流が発生することがない。具体的には、風損低減部60は、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)6、PA(ポリアミド)66、PPA(ポリフタルアミド)等の樹脂製である。
風損低減部60は、回転子コア40に固定されている。言い換えれば、風損低減部60は、回転子コア40を、回転子コア40の中心側(貫通穴41方向)に押す力が生じないように回転子コア40と一体化されている。風損低減部60は、回転子コア40の外縁全体を覆うのではなく、回転子コア40を部分的に覆うように(具体的には、凹部50だけを覆うように)配置される。一体化された回転子コア40および風損低減部60の外縁は、回転軸視(平面視)において、図4のように円形状を有する。回転軸視において、一体化された回転子コア40および風損低減部60の外縁は、図3の仮想外周線Cとほぼ一致する。言い換えれば、風損低減部60により凹部50が覆われた回転子コア40の形状(回転子30の形状)は、円柱形状である。回転子30の形状を円柱形状とすることで、風損低減部60で凹部50を覆わない、外形が非円柱形状の回転子コア40をそのまま回転子として用いる場合に比べ、固定子20と回転子30との間を通過する流体(ここでは冷媒)の風損を低減することができる。つまり、風損低減部60は、回転子コア40の凹部50を覆うように配置されることで、回転子コア40の凹部50を風損低減部60で覆わない場合に比べ、電動機10の風損を低減することができる。
なお、回転軸視において、風損低減部60を有する回転子コア40(一体化された回転子コア40および風損低減部60)の外縁(図4参照)は、凹部50が風損低減部60により外方から覆われているため、風損低減部60を有しない回転子コア40の外縁(図3参照)に比べ、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分の数が少ない。具体的には、風損低減部60を有しない回転子コア40は、回転軸視において、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分を、8箇所(4箇所の外側凹部51、および、外側凹部51から更に中心側に凹む4箇所の内側凹部52)有する(図3参照)。これに対し、風損低減部60を有する回転子コア40の外縁は、凹部50が風損低減部60により覆われているため、回転軸視において、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分が0箇所である(図4参照)。言い換えれば、風損低減部60を有する回転子コア40の外縁は、回転軸視において、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分を有さない。
風損低減部60は、回転子コア40と、以下のような方法により一体化されている。
回転子コア40は、一端が閉鎖された、仮想外周線Cとほぼ同じ直径の内径を有する円筒(一端が閉鎖された、仮想外周線Cの直径よりも僅かに大きな内径を有する円筒)の内部に挿入される。回転子コア40が挿入される円筒の長さは、回転子コア40の高さ(電磁鋼板の積層方向の長さ)とほぼ同一であり、回転子コア40全体が、円筒内部に挿入される。この状態において、回転子コア40の凹部50と円筒との隙間に、円筒の開口側から、溶融した状態の樹脂(冷却されることで風損低減部60となる樹脂)がインジェクションされる。回転子コア40は、複数の電磁鋼板を積層して形成されるものであることから、回転子コアが一体として形成される場合に比べて側面に凹凸が生じやすく、風損低減部60の材料である樹脂が、回転子コア40に固定されやすい。また、風損低減部60の材料である樹脂と回転子コア40の金属との結合を強めるため、回転子コア40の凹部50の側面(樹脂と固定される面)に、微小な凹凸を形成する表面処理が施されてもよい。インジェクションの後、樹脂が冷えて固まると、風損低減部60が一体化された回転子コア40が円筒から取り出される。風損低減部60の外縁には、一体化された回転子コア40および風損低減部60の外縁の形状の真円度を向上させるため、研磨加工等の機械加工が施されてもよい。
(3)特徴
(3−1)
本実施形態の回転子30は、固定子20が周囲に配される、電動機10の回転子30である。回転子30は、回転子コア40と、非磁性の風損低減部60と、を備える。回転子コア40は、電磁鋼板を積層することで一体に形成されており、回転軸視において真円の仮想外周線Cに対して中心側に凹む凹部50が形成された外縁を有する形状である。風損低減部60は、回転子コア40の凹部50を外方から覆うように配置され、回転子コア40と一体化されて、当該回転子30が回転する時の風損を低減する。
ここでは、回転子コア40の凹部50が、風損を低減するための非磁性の風損低減部60により覆われている。風損低減部60により凹部50が覆われた回転子コア40の形状は、円柱状である。そのため、回転子コア40を非真円形状にすることで回転子30と固定子20との間の空間の磁束分布を任意の形状にできるというメリットは確保しつつ、回転子コア40を非真円形状にしたことで生ずる(回転子コア40に凹部50を形成したことで生ずる)電動機10の増大を抑制できる。また、回転子コア40は、複数の部材からなるものではなく、電磁鋼板を積層することで一体に形成されているため、回転子コア40を一体にするために風損低減部60により回転子コア40を中心側に向かって押し付ける必要がなく、回転子30が用いられる電動機10の鉄損の増大を抑制することができる。
(3−2)
本実施形態の回転子30では、回転子コア40の凹部50は、回転軸視において外周側に配される外側凹部51と、外側凹部51から更に中心側に凹む内側凹部52とを含む。風損低減部60は、内側凹部52および外側凹部51を塞ぐように配置される。
ここでは、内側凹部52および外側凹部51が風損低減部60により塞がれ、風損低減部60により凹部50が覆われた回転子コア40の形状(回転子30の形状)は円柱形状である。そのため、回転子コア40に凹部50が設けられたことで生じる電動機10の風損の増大を抑制できる。
(3−3)
本実施形態の回転子30では、風損低減部60の材質は樹脂である。
ここでは、風損低減部60の材質として軽量な樹脂が用いられるため、回転子30の回転時に、回転子コア40と一体化された風損低減部60に作用する遠心力を抑制することができ、風損低減部60が遠心力により回転子コア40から外れることを防止できる。また、風損低減部60の材質として加工の容易な樹脂が用いられるため、回転子30の製造コストを抑制できる。
(3−4)
本実施形態の回転子30では、風損低減部60は、インジェクションにより回転子コア40と一体化されている。
ここでは、回転子コア40と風損低減部60とがインジェクションにより一体化されるため、容易に回転子30を製造することできる。
また、本実施形態の回転子30は、圧縮機100の電動機10として用いられるものであることから、回転子コア40および風損低減部60は冷媒や冷凍機油等の化学物質と接触する可能性がある。しかし、回転子コア40と風損低減部60との固定に接着剤が使用されないことから、接着剤が冷媒等に溶出し、圧縮機100の運転に悪影響を及ぼすことがない。
(3−5)
本実施形態の回転子30では、風損低減部60は、回転子コア40に固定されている。
ここでは、風損低減部60に、回転子コア40を回転子コア40の中心側に押す力が生じにくく、風損低減部60を設けたことで電動機10の鉄損が増大することを抑制できる。
(3−6)
本実施形態の回転子30では、風損低減部60は、回転子コア40の外縁を部分的に覆うように配置される。
ここでは、風損低減部60により回転子コア40の外縁を部分的に(凹部50だけを)覆うことで、回転子30と固定子20との隙間における風損の増大を抑制することができる。そして、風損低減部60が回転子コア40の外縁全体を覆うものではないことから、回転子30と固定子20との隙間を確保することが容易である。また、風損低減部60が回転子コア40の外縁全体を覆うものではないことから、風損低減部60が回転子コア40を中心側に押す力が生じにくく、風損低減部60を設けたことで電動機10の鉄損が増大することを抑制できる。
(3−7)
本実施形態の電動機10は、上記の特徴を有する回転子30を備える。
ここでは、回転子30と固定子20との間の空間の磁束分布が適切な形状に設計され、風損の増大が抑制され、鉄損の増大も抑制されるため、電動機10の効率がよい。
(3−8)
本実施形態の圧縮機100は、上記の特徴を有する回転子30を有する電動機10と、圧縮機構104と、を備える。
ここでは、効率のよい電動機10が用いられるため、効率のよい圧縮機100を実現できる。
(4)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。複数の変形例は、矛盾のない範囲で、適宜組み合わされてもよい。
(4−1)変形例A
上記実施形態の電動機10の回転子30は、ロータリ圧縮機に使用されるものであるが、これに限定されるものではない。回転子30は、他のタイプの圧縮機が備える電動機に用いられるものであってもよい。また、回転子30は、圧縮機以外の用途で使用される電動機に用いられるものであってもよい。
(4−2)変形例B
上記実施形態の電動機10の回転子30では、回転子コア40の凹部50全体(外側凹部51および内側凹部52の両方)を風損低減部60により塞いでいるが、これに限定されるものではない。
例えば、図5のように、風損低減部260は、回転子コア40の凹部50の内側凹部52だけを塞ぐように配置されてもよい。風損低減部260を回転子コア40の内側凹部52だけを塞ぐように配置することで、回転軸視において、風損低減部260を有する回転子コア40の外縁は、風損低減部260を有しない回転子コア40の外縁に比べ、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分の数が、内側凹部52の数だけ少なくなる。風損低減部260を、回転子コア40の内側凹部52を塞ぐように配置することで、回転子コア40に凹部50が設けられたことで生じる電動機10の風損の増大を抑制できる。
ただし、風損の増大をより抑制する上では、上記実施形態のように、回転子コア40の凹部50全体(外側凹部51および内側凹部52の両方)が風損低減部60で塞がれることが望ましい。
(4−3)変形例C
さらに、例えば、回転子コア40の凹部50の内側凹部52に加え、外側凹部51の一部を塞ぐように、風損低減部260'が配置されてもよい(図6参照)。
回転軸視において、風損低減部260'を有する回転子コア40の外縁は、風損低減部260'を有しない回転子コア40の外縁に比べ、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分の数が少ない。風損低減部260’を回転子コア40の内側凹部52と外側凹部51の一部とを塞ぐように配置することで、回転子コア40に凹部50が設けられたことで生じる電動機10の風損の増大を抑制できる。
ただし、風損の増大をより抑制する上では、上記実施形態のように、回転子コア40の凹部50全体(外側凹部51および内側凹部52の全体)が風損低減部60で塞がれることが望ましい。
(4−4)変形例D
上記実施形態では、回転子コア40には4箇所に凹部50が形成され、各凹部50は外側凹部51および内側凹部52を含むが、これに限定されるものではない。回転子コア40に形成される凹部50の数量および形状は、回転子30と固定子20との間の空間の磁束分布が適切な形状になるように設計されればよい。
例えば、回転子コア40には、上記実施形態の外側凹部51に該当する部分だけが、凹部350として形成されてもよい(図7参照)。そして、図7のように、一体化された回転子コア40および風損低減部360の外縁が円形状を有するように、風損低減部360は、凹部350を外方から覆うように配置されてもよい。この場合、回転軸視において、風損低減部360を有する回転子コア40の外縁は、風損低減部360を有しない回転子コア40の外縁に比べ、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分の数が少ない。風損低減部360を、回転子コア40の凹部350を塞ぐように配置することで、回転子コア40に凹部350が設けられたことで生じる電動機10の風損の増大を抑制できる。
(4−5)変形例E
風損低減部を回転子コア40から外れにくくするためには、回転子コア40の凹部は、以下のような形状に形成されることが望ましい。
図8のように、回転子コア40に形成される凹部450では、回転軸視(平面視)において、外周側に形成された凹部450の開口の円周方向の長さA1が、凹部350の円周方向の最大長さA2よりも短い。つまり、凹部450は、回転軸視において、外周側の凹部450の開口よりも内側(中心側)が広がった構造を有する。このような構造に凹部450が形成されることで、回転子30が回転し凹部450を覆う(特にここでは凹部450を塞ぐ)風損低減部460に遠心力が作用しても、回転軸視において風損低減部460の最大幅が凹部450の開口の幅よりも大きいので、風損低減部460が凹部450から外れにくい。その結果、回転子コア40に一体化された風損低減部460が、回転子コア40から外れる可能性を低減できる。
(4−6)変形例F
上記実施形態では、風損低減部60は、回転子コア40の外縁を部分的に、より具体的には凹部50の部分だけを覆うように配置されているが、これに限定されるものではない。
例えば、図9のように、風損低減部560は、回転子コア40の外周全体を覆うように配置されてもよい。このような風損低減部560を設けることで、回転軸視において、風損低減部560を有する回転子コア40の外縁は、風損低減部560を有しない回転子コア40の外縁に比べ、回転子コア40の回転中心Oからの距離が変化する部分の数が少なくなる。ここでは、風損低減部560により覆われた回転子コア40の形状(回転子30の形状)を真円度の高い円柱形状に近づけ、回転子コア40に凹部50が設けられたことで生じる電動機10の風損の増大を抑制することが容易である。また、風損低減部560が回転子コア40の外周全体を覆うように配置されることで、風損低減部560と回転子コア40との接触面積が増加し、風損低減部560が回転子コア40にしっかりと固定されやすい。
さらに、回転子コア40の外縁全体を覆う風損低減部560は、その外縁が真円度を向上させるように機械加工(例えば研磨加工など)されることが望ましい。凹部50のような外縁の形状の変化が大きな部分を無くすだけではなく、風損低減部560の外縁の真円度を向上させることで、電動機10の風損を、さらに抑制しやすい。
(4−7)変形例G
上記実施形態では、風損低減部60は、インジェクションにより回転子コア40と一体化されるが、これに限定されるものではない。例えば、回転子コア40の凹部50の形状に合わせた風損低減部60を別途製作した後、接着剤を用いて凹部50に風損低減部60が接着されてもよい。
ただし、特に上記実施形態のように、回転子コア40および風損低減部60が冷媒や冷凍機油等の化学物質と接触する可能性がある場合には、接着剤は使用されないことが望ましく、インジェクション等により回転子コア40と風損低減部60とが一体化されることが望ましい。また、インジェクションを用いた場合、風損低減部60の成形と固定とを同時に行うことができるため、回転子30の製作に必要な工程を抑制することができる。
(4−8)変形例H
変形例Dでは、凹部350が形成された回転子コア40が用いられる場合に、凹部350全体が風損低減部360に覆われ、風損低減部360を有する回転子コア40の外縁が円形状となるが、これに限定されるものではない。
例えば、凹部350が形成された回転子コアの凹部350は、図10のように、その一部だけが風損低減部660により覆われてもよい。ここでは、回転軸視において、風損低減部660を有する回転子コア40の外縁は、風損低減部660を有しない回転子コア40の外縁に比べ、回転子コア40の回転中心からの距離の変化する部分(凹部350)における距離の変化する度合いが小さい。ここでも、回転子コア40を非真円形状にすることで回転子30と固定子20との間の空間の磁束分布を任意の形状にできるというメリットは確保しつつ、回転子コア40を非真円形状にしたことで生ずる(回転子コア40に凹部350を形成したことで生ずる)電動機10の風損の増大を抑制できる。また、回転子コア40は、複数の部材からなるものではなく、電磁鋼板を積層することで一体に形成されているため、回転子コア40を一体にするために風損低減部660により回転子コア40を中心側に向かって押し付ける必要がなく、回転子30が用いられる電動機10の鉄損の増大を抑制することができる。
本発明の電動機の回転子は、回転子コアを非真円形状としたメリットは確保しつつ、電動機の風損の増大を抑制可能で、さらに電動機の鉄損を抑制可能な回転子として有用である。また、上記の特徴を有する回転子を含む電動機は、効率のよい電動機として有用である。さらに、この電動機を備えた圧縮機は、効率のよい圧縮機として有用である。
10 電動機
20 固定子
30 回転子(電動機の回転子)
40 回転子コア
50,350,450 凹部
51 外側凹部
52 内側凹部
60,260,260',360,460,560,660 風損低減部
100 圧縮機
104 圧縮機構
A1 凹部の開口の円周方向の長さ
A2 凹部の円周方向の最大長さ
C 真円の仮想外周線
特開2013−115899号公報

Claims (9)

  1. 固定子(20)が周囲に配される、電動機(10)の回転子であって、
    電磁鋼板を積層することで一体に形成された、回転軸視において真円の仮想外周線(C)に対して中心側に凹む凹部(50,350,450)が形成された外縁を有する形状の回転子コア(40)と、
    前記凹部の少なくとも一部を外方から覆うように配置され、前記回転子コアと一体化されて、当該回転子が回転する時の風損を低減する、非磁性の風損低減部(60,260,260',360,460,560,660)と、
    を備える、
    電動機の回転子(30)。
  2. 前記凹部(50)は、前記回転軸視において外周側に配される外側凹部(51)と、前記外側凹部から更に中心側に凹む内側凹部(52)とを含み、
    前記風損低減部(60,260,260',560)は、少なくとも前記内側凹部を塞ぐように配置される、
    請求項1に記載の電動機の回転子。
  3. 前記凹部(450)では、前記回転軸視において、外周側に形成された前記凹部の開口の円周方向の長さ(A1)が、前記凹部の円周方向の最大長さ(A2)よりも短い、
    請求項1に記載の電動機の回転子。
  4. 前記風損低減部(560)は、更に前記回転子コアの外縁全体を覆うように配置される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  5. 前記風損低減部の材質は樹脂である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  6. 前記風損低減部は、インジェクションにより前記回転子コアと一体化されている、
    請求項5に記載の電動機の回転子。
  7. 前記風損低減部は、前記回転子コアに固定されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電動機の回転子。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電動機の回転子を備える電動機。
  9. 請求項8に記載の電動機と、
    圧縮機構(104)と、
    を備えた、
    圧縮機(100)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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