JP2014203297A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが意図する画面が表示されなくなる恐れを低減しつつ、かつ、遅延が生じにくい表示制御装置を提供する。
【解決手段】表示制御装置1は、キュー116に格納されている遷移要求イベントを間引く間引き部115を備える。この間引き部は、キューを監視し、遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントが複数存在する場合は、前記複数の遷移要求イベントのうち最も新しい遷移要求イベントを残し、遷移後の画面の種類が等しい他の遷移要求イベントは破棄する。これによって、キューに格納される遷移要求イベントを、間引かない場合に比べて削減することができるため、遅延が生じにくくする事ができる。また、異なる種類の画面に遷移する遷移要求イベントに対しては、間引かないため、ユーザーが操作入力して表示させようとした種類の画面は、いずれも表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の画面を制御する装置に関する。
従来、ユーザーからの操作を受け付けて、表示装置に表示される画面を異なる種類の画面へと遷移させる表示制御装置がある(たとえば特許文献1)。この種の表示制御装置は、スイッチなどの入力装置を介してユーザーから画面を切り替える操作を受け付けた場合、画面を遷移させるイベントをキューにいったん格納する。そして、イベントを処理するCPUの負荷状況をみて、キューの先頭にあるイベントから順次実行していく。
特開平10−260973号公報
しかしながら、キューから出ていくイベントの数よりも、キューに入力されるイベントの数のほうが多い場合には、イベントがキューに溜まっていく。その結果、イベントを受け付けてから実行されるまでの遅延が増大し、ユーザーの利便性が低下してしまうといった問題がある。
そこで、キューにイベントが滞留している場合には、ユーザーの操作を受け付けなかったり、新たに受信したイベントを破棄したりする方法も考えられるが、その場合、ユーザーにとっては、意図した画面が表示されなくなってしまう恐れがある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ユーザーが意図する画面が表示されなくなる恐れを低減しつつ、かつ、遅延が生じにくい表示制御装置を提供することにある。
その目的を達成するための本発明は、複数種類の画面を表示する表示装置の画面を、他の種類の画面へと遷移させるためのユーザーの操作入力を受け付ける入力受付部(10)と、前記入力受付部で受け付けた操作入力に対応する画面へと画面を遷移するためのイベントである遷移要求イベントを格納するキュー(116)と、前記遷移要求イベントに基づいて画面を遷移させる画面処理部(12)と、を備えた表示制御装置(1)であって、前記キューに格納されている前記遷移要求イベントを間引く間引き部(115)を備え、前記間引き部は、前記キューに格納されている前記遷移要求イベントにおいて、遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントが複数存在する場合は、それら遷移後の画面の種類が等しい複数の遷移要求イベントのうち1つを残し、他の遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントは破棄することを特徴とする。
以上の構成によれば、遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントがあった場合には、間引き部が、その重複している遷移要求イベントのうちの1つを残し、その他を破棄する。したがって、キューに格納される遷移要求イベントを、間引かない場合に比べて削減することができるため、遅延が生じにくくする事ができる。
また、異なる種類の画面に遷移する遷移要求イベントに対しては、間引かないため、ユーザーが操作入力して表示させようとした種類の画面は、いずれも表示される。
本実施形態に係る表示制御装置1を含む表示システム100の構成を示すブロック図である。 本実施形態における入力装置3の構成を示す模式図である。 メニュー画面を表示している表示パネル4の模式図である。 ナビゲーション画面を表示している表示パネル4の模式図である。 バックカメラ画面を表示している表示パネル4の模式図である。 イベント配信制御部11、画面処理部12、およびキュー116における各種イベントの処理の流れを示す概念図である。 遷移要求イベントの間引き処理の効果を説明するための概念図である。 遷移要求イベントの間引き処理の効果を説明するための概念図である。 タッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントの間引き処理の効果を説明するための概念図である。 機能実行イベントの間引き処理の効果を説明するための概念図である。 表示制御装置1が間引き処理をするまでの流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面1〜11に基づいて説明する。図1は、本発明に係る表示制御装置1を含む表示システム100の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態では、表示システム100を一例として車両用ナビゲーションシステムに適用した例を述べる。もちろん、その他、携帯電話機やタブレット端末などに、本発明に係る表示制御装置1を適用しても良い。
図1に示すように表示システム100は、表示制御装置1、入力装置3、表示パネル4、を備えている。表示制御装置1と、入力装置3、表示パネル4とは、CAN(Coitroller Area Network)などの通信プロトコルに準拠した車内LANでそれぞれ接続している。
表示パネル4は、表示制御装置1からの入力に基づいてテキストや画像を表示する。例えば表示パネル4は、フルカラー表示が可能なものであって、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いて構成することができる。この表示パネル4に、後述する入力装置3が備えるタッチパネル32が積層されている。
また、表示パネル4には、表示制御装置1からの出力に基づいて複数種類の画面が表示される。たとえば表示される画面の種類としては、メニュー画面、ナビゲーション画面、バックカメラ画面の他、AMラジオ用画面、FMラジオ用画面、CD再生画面、DVD再生画面、外部入力画面がある。図3に示すメニュー画面には、ナビゲーションシステムが実施する種々のサービス(オーディオ、ナビゲーション、DVD再生など)を選択するためのボタンが表示される。ユーザーは、画面に表示されるボタンに対応するタッチパネル32部分をタッチ操作することで、その選択したサービスを受けることが出来る。たとえば、DVDボタン32Dの表示領域に対応するタッチパネル32の領域がタッチされた場合には、表示制御装置1は画面をメニュー画面からDVD再生画面へと遷移させる処理を実施する。
図4に示すナビゲーション画面には、経路案内用の地図や自車位置が表示される。また、ナビゲーション画面には、さらに、地図の縮尺を大きくするための拡大ボタン32Aや、地図の縮尺を小さくするための縮小ボタン32Bなどが表示される。図5に示すバックカメラ画面は、自車の後方を撮像するバックカメラ(図示略)の撮影画像を表示する。シフトレバーが後退位置(リア)となると自動的にバックカメラ画面を表示するための信号が表示制御装置1に入力されるものとする。
もちろん上述した以外にも、たとえばナビゲーションシステムにユーザーが目的地を登録するための画面である目的地設定画面なども表示パネル4に表示される
入力装置3は、ユーザーから画面を切り替えるための操作を受け付ける装置である。入力装置3は、図2に示すように複数種類の機械的スイッチ(以下、単にスイッチ)31A〜Fと、タッチパネル32とを備えている。入力装置3は、各種スイッチが押された場合には、そのスイッチが押されたことを示す信号を、また、タッチパネル32にユーザーから操作を受け付けた場合には、そのタッチ操作に対応する信号を表示制御装置1に出力する。シフトレバー(図示略)もまた、その位置(たとえば後退位置)に応じて画面を切り替えるための入力を受け付ける入力装置3として動作する。
図2に示す31Aは現在地スイッチであって、ユーザーによって現在地スイッチ31Aが押下されると入力装置3は現在地スイッチ31Aが押下されたことを示すスイッチ操作信号を表示制御装置1に出力する。表示制御装置1は、現在地スイッチ31Aが押下されたことを示すスイッチ操作信号が入力されると、ナビゲーション画面において現在の車両位置を画面の中心付近の所定位置とした地図を表示するための処理を実施する。
31Bは目的地スイッチであって、目的地スイッチ31Bが押下されると、入力装置3は目的地スイッチ31Bが押下されたことを示すスイッチ操作信号を表示制御装置1に出力する。表示制御装置1は、目的地スイッチ31Bが押下されたことを示すスイッチ操作信号が入力されると、目的地設定画面を表示するための処理を実施する。
31Cは、ラジオスイッチである。ユーザーはラジオスイッチ31Cを押下するたびに、画面をAMラジオ用画面→FMラジオ用画面の順で、画面を切り替える事ができる。すなわち、ラジオスイッチ31Cは、AMラジオ用画面とFMラジオ用画面とを交互に表示するためのトグル式のスイッチである。なお、現在の画面がAMラジオ用画面およびFMラジオ用画面のいずれの画面でも無い場合は、最初の遷移先はAMラジオ用画面とする。
31Dはモードスイッチである。ユーザーはモードスイッチ31Dを押下するたびに、画面をCD再生画面→DVD再生画面→外部入力画面の順(メディア切替順)に切り替える事ができる。すなわち、CD再生画面から外部入力画面に切り替える場合には、ユーザーはモードスイッチ31Dを2回押す必要がある。なお、現在の画面がCD再生画面、DVD再生画面、および外部入力画面のいずれの画面でも無い場合は、最初の遷移先はCD再生画面とする。
31Fは戻るスイッチであって、ユーザーによって戻るスイッチ31Fが押下されると、入力装置3は戻るスイッチ31Fが押下されたことを示すスイッチ操作信号を表示制御装置1に出力する。表示制御装置1は、戻るスイッチ31Fが押下されたことを示すスイッチ操作信号が入力されると、これまで表示した画面の履歴より、一つ前の画面に戻すための処理を実施する。また、現在の画面に確認用の選択肢(YES/NO)といった選択肢が表示されている場合には、ユーザーは戻るスイッチ31Fを押下することで、NOを選択することができる。すなわち、戻るスイッチ31Fは、押下された時の画面の状況に応じて異なる動作をするスイッチである。
31Eは決定スイッチであって、ユーザーによって決定スイッチ31Eが押下されると、入力装置3は決定スイッチ31Eが押下されたことを示すスイッチ操作信号を表示制御装置1に出力する。ユーザーは、現在の画面に確認用の選択肢(YES/NO)といった選択肢が表示されている場合に、決定スイッチ31Eを押下することで、決定(YES)を選択し、先の画面に進めることができる。また、確認用の選択肢が表示されておらず、かつ、戻るボタン31F操作によって、画面が一つ前の画面に戻っている場合には、ユーザーは進むボタン31Eを押下することで、画面を一つ先に進めることができる。したがって、決定スイッチ31Eが押下された状況によって表示制御装置1は異なる処理を実施することとなる。
タッチパネル32は、タッチパネル32においてユーザーがタッチした位置を検出する公知の装置であって、静電容量式であっても感圧式であってもよい。タッチパネル32は、ユーザーによるタッチ操作を検出すると、そのタッチ位置を検出し、そのタッチ位置を含む信号(タッチ操作信号)を表示制御装置1に出力する。すなわち、表示制御装置1は、タッチ操作信号が入力された場合、タッチ操作が行われたことと、どの位置にタッチ操作が為されたかの情報を取得する。また、タッチしたまま指をスライドさせる、いわゆるフリック操作を検出した場合には、その指を動かした方向と速度を含むフリック操作信号を表示制御装置1へ出力する。表示制御装置1は、たとえばナビゲーション画面が表示されているときにフリック操作信号が入力された場合には、そのフリックされた方向へ地図画像をスクロールして表示するための処理を実施する。
表示制御装置1は、マイクロコンピュータを主として備え、いずれも周知のCPU、ROM・RAM・EEPROM等のメモリ、I/O、及びこれらを接続するバスを備えている。表示制御装置1は、入力装置3から入力される信号に基づいて、表示パネル4に表示させる画面を切り替える処理を実施する。表示制御装置1は、この処理を実施するための機能として、入力受付部10、イベント配信制御部11、画面処理部12、および描画部13を備えている。
入力受付部10は、入力装置3より各種操作信号が入力された場合に、その操作信号に応じた信号(操作受付信号)を生成してイベント配信制御部11に出力する入力インターフェースとしての機能である。この操作受付信号は、ユーザーが入力装置3に行った操作の内容(以降、操作情報)を含んでいる。操作情報は、前述の入力装置3が入力受付部10に出力する操作信号が含んでいる情報と同じものであって、たとえば、どのスイッチが操作されたかなどを含んでいる。
イベント配信制御部11は、入力受付部10および画面処理部12と相互に通信を実施し、画面処理部12に実行させる処理(イベント)を制御する。イベント配信制御部11は、より細分化した機能として、イベント生成部113、キュー116、間引き部115、およびイベント配信部117を備えている。キュー116は、イベント配信制御部11が受信または生成したイベントを一時的に蓄積する。キュー116は、先に入ったものから順次実行される、いわゆるFIFO(First In First Out)型のリスト構造を備えるものとする。
イベント生成部113は、入力受付部10より操作受付信号が入力された場合に、その操作受付信号に対応する処理内容を画面処理部12に問い合わせるイベント(入力イベント)を生成する。そして、入力イベントを実施することで、画面処理部12より画面を遷移させる旨の指示を受信した場合は、画面処理部12より指示された画面へ遷移するためのイベント(遷移要求イベント)を生成する。また、入力イベントを実施した結果、画面処理部12より、異なる種類の画面への遷移はせずに、画面の表示を変更する機能(例えば拡大表示など)を実施する旨の指示を受信した場合は、その機能を実行するためのイベント(機能実行イベント)を生成する。以上で生成された種々のイベントは、キュー116に格納される。
イベント配信部117は、画面処理部12(より厳密には表示制御装置1が備えるCPU)での処理の実行状況を監視し、実行中の処理が完了する毎に、キュー116の先頭に格納されているイベントを順次画面処理部12に配信していく。間引き部115は、キュー116に格納されている複数のイベントの中から、種々のイベントを間引く。この間引き部115についての詳細な説明の前に、各種のイベントを実施する画面処理部12の機能について説明する。
画面処理部12は、イベント配信制御部11より配信された各種イベント(入力イベント、遷移要求イベント、および機能実行イベント)を、イベント配信制御部11や描画部13と相互に通信しながら実施する。
入力イベントでは、イベント配信制御部11より操作情報を取得し、その操作情報に応じて処理内容を決定する。本実施形態における入力イベントに対応する処理内容を大別すると、異なる種類の画面への遷移を伴うものと、同一種類の画面において画面の表示を変更する機能(拡大/縮小、スクロール)を実行するものとがある。画面の遷移を伴う処理の場合は、遷移先の画面を決定し、その遷移先の画面に切り替えるためのイベントを生成するように要求する信号をイベント配信制御部11に返送する。処理内容の決定手順は、入力イベントがスイッチ31の操作に起因する場合とタッチパネル32の操作に起因する場合とで異なる。
スイッチ31が操作された場合には、その操作されたスイッチに応じて処理内容を決定する。たとえば現在地スイッチ31Aが押下された場合は、現在の画面にかかわらず、遷移先の画面は現在地画面と決定する。また目的地スイッチ31Bが押下された場合も、現在の画面にかかわらず、遷移先の画面は目的地設定画面と決定する。
ラジオスイッチ31Cが押下された場合は、現在の画面の種類と、ラジオスイッチ31Cに起因する未実施の遷移要求イベントの数から遷移先を決定する。以降で述べる、未実施のイベントとは、キュー116に格納されて待機中となっているものと、現在実施している途中のものの両方を含んだ意味である。ラジオスイッチ31Cの押下に対する遷移先の画面は、たとえば、現在がAMラジオ用画面およびFMラジオ用画面のいずれでも無く、かつ、ラジオスイッチ31Cに起因する未実施の遷移要求イベントが存在しない場合は、AMラジオ用画面となる。また、現在がAMラジオ用画面およびFMラジオ用画面のいずれでも無く、かつ、ラジオスイッチ31Cに起因する未実施の遷移要求イベントが1つ存在する場合は、遷移先の画面をFMラジオ用画面とする。
モードスイッチ31Dが押下された場合には、予め設定されているメディア切替順と、現在の画面と、モードスイッチ31Dに起因する未実施の遷移要求イベントの数とから、遷移先の画面を決定する。たとえば、現在がCD再生画面において、モードスイッチ31Dが押下された時に、モードスイッチ31Dに起因する未実施の遷移要求イベントが存在しないときは、遷移先画面はDVD再生画面とする。そして、DVD再生画面に遷移する前にもう一度モードスイッチ31Dが押下された場合(すなわち2回目)には、遷移先の画面を外部入力画面とする。
戻るスイッチ31Fが押下された場合は、今までの画面の遷移の履歴を参照し、戻るスイッチ31Fが押下された数だけ過去に表示した画面を遷移先画面に設定する。あるいは、現在、YES/NOといった選択肢が出ている場合は、NOを選択した場合の処理を実施するようにイベント配信制御部11に返送する。すなわち、戻るスイッチ31Fは、押下された時の画面の状態や、それまでの画面の履歴によって処理の内容が異なる。
決定スイッチ31Eが押下された場合は、今までの画面の遷移の履歴を参照し、決定スイッチ31Eが押下された数だけ進んだ画面を遷移先に設定する。あるいは、現在、YES/NOといった選択肢が出ている場合は、YESを選択した場合の処理を実施するようにイベント配信制御部11に返送する。決定スイッチ31Eもまた、押下された時の画面の状態や、それまでの画面の履歴によって処理の内容が異なる。
タッチパネル32が操作された場合には、単純なタッチ操作であるかフリック操作であるかを判定する。タッチ操作であった場合には、そのタッチ位置と、現在の表示画面の構成とから、ユーザーが表示画面に表示しているボタンのうち、どのボタンを操作したのかを判定する。たとえば、図3に示すメニュー画面において、タッチ位置がDVDボタン32Dの表示領域内に含まれている場合は、遷移先の画面をDVD再生用画面とする。また、図4に示すナビゲーション画面において、拡大ボタン32Aを表示している領域にタッチ位置が含まれていた場合には、地図を拡大表示する指示をイベント配信部11に返送する。同様の手順によって縮小ボタン32Bが押下されたと判定された場合は、地図を縮小表示する指示をイベント配信部11に返送する。また、フリック操作を受け付けた場合には、そのフリック操作した方向に画面をスクロールする指示をイベント配信部11に返送する。
以上の入力イベントを実施した結果、異なる種類の画面への遷移を要求する応答が帰ってきた場合、イベント生成部113は、その遷移先の画面へと遷移するための遷移要求イベントを生成し、画面処理部12へ配信する。遷移要求イベントでは、遷移先の画面を描画するためのデータを取得し、描画部13に描画させる。描画部13は、画面処理部12での画面を遷移させる処理に伴って、遷移先の画面を描画する。描画が完了すると、完了したことを示す完了信号を画面処理部12に返送する。画面処理部12は、描画が完了したことが通知されると、イベント配信制御部11へ、遷移要求イベントが完了したことを示す信号を返送する。
また、入力イベントを実施した結果、画面の表示を変更する機能を実施するように要求する応答が帰ってきた場合、イベント生成部113は、その機能を実施するための機能実行イベントを生成し、画面処理部12へ配信する。機能実行イベントでは、描画部13に画面の表示を機能実行イベントの内容に従って変更させる。主な機能実行イベントとしては、拡大表示、縮小表示、スクロールを実施するものがある。
ここで、図6を用いて表示制御装置1での処理の流れを説明する。図6は時間の経過に伴うイベント配信制御部11、画面処理部12、およびキュー116の状態を表したフロー図である。図6中のEは入力イベントを表しており、ここでは便宜上、入力イベントE1〜E4はいずれも、画面の遷移を要求するユーザーの入力操作に起因する入力イベントであるとする。Q1〜4は入力イベントE1〜4に対応した遷移要求イベントである。
まず、キュー116が何も格納していない(すなわち、待ちがない)状態において、時刻T1に入力イベントE1が到着すると、イベント配信制御部11のイベント配信部117は画面処理部12に入力イベントE1を配信する。画面処理部12が入力イベントE1を受信すると、入力イベントE1を実施する。時刻T2において、入力イベントE1が終了すると、画面処理部12はイベント配信制御部11に遷移先の画面を通知する。イベント配信制御部11では、この入力イベントE1終了時の通知を受けて、遷移要求イベントQ1を生成する。この段階ではまだキュー116には何も格納されていないため、そのまま遷移要求イベントQ1を画面処理部12に配信し、画面処理部12に遷移要求イベントQ1を実施させる(T3)。この遷移要求イベントQ1を実施している間に到着した入力イベントE2〜4は、キュー116に到着した順番に格納される。時刻T4において遷移要求イベントQ1が終了すると、画面処理部12は遷移要求イベントQ1が完了したことをイベント配信制御部11に通知する。この完了を受けて、イベント配信部117が、キュー116の先頭に格納されている入力イベントE2を画面処理部12に配信し、入力イベントE2が終わると、入力イベントE3を配信する。入力イベントE2を受けて生成された遷移要求イベントQ2は、未実施のイベントがあるため、キュー116に格納される。その後、画面処理部12でのイベント処理が終わるごとに、順次キュー116の先頭に格納されているイベントを配信していく。
上述した一連の処理の流れの中で、ユーザーが入力装置3を連続操作すると、キュー116に複数のイベント(入力イベントや遷移要求イベントなど)が滞留する。一般的に、入力イベントEの処理時間Teは要求性能に対して十分短い時間で完了する。これに対し、遷移要求イベント(画面遷移、およびそれに伴う描画の処理)に要する時間Tqは、入力イベントに要する時間Teよりも長いため、遷移要求イベントがキュー116に滞留するほど、遅延の影響が大きくなってしまう。また、表示画像の拡大や縮小といった機能実行イベントも、再描画などの処理が必要であるため、入力イベントよりも長い時間を要する。これらの事情を鑑みて、本実施形態では、キュー116に格納される種々のイベントのうち、入力イベントに対して比較的長い処理時間を必要とする遷移要求イベントと機能実行イベントを、間引き処理の対象とする。
間引き部115は、未実施の種々のイベントと、新たにキュー116に格納するイベントと、から次に示す方針に従って破棄するイベントを選定し、その不要なイベントを破棄する処理(間引き処理)を実施する。なお、間引き処理は、間引くイベントがスイッチ31の操作に起因するものか、タッチパネル32の操作に起因するものかによって、異なる方針をとる。
まず、スイッチ31の操作に起因するイベントに対する間引き処理の方針を述べる。間引き部115は、新たに生成した遷移要求イベントをキュー116に格納する際に、遷移先の画面が同じ遷移要求イベントが既に格納されている場合は、その既に存在していた遷移要求イベントを破棄する。その例を、図7を用いて説明する。
図7は、キュー116に現在地画面に遷移する遷移要求イベントQ1と、目的地設定画面に遷移する遷移要求イベントQ2を格納している状態を示している。このような状態において、新たに現在地画面に遷移する遷移要求イベントQ3を受信した場合、遷移先の画面が同じ遷移要求イベント(Q1、Q3)が重複することになる。
間引き部115は、遷移先の画面が同じ遷移要求イベントが存在するため、その既に存在していた方の遷移要求イベント(Q1)を破棄する。すなわち、遷移先の画面が同じ遷移要求イベントに対しては、後から入ったものが残る、いわゆる後勝ちとなるように間引き処理を実施する。これは、後から入ったものを破棄する先勝ちとなるように間引いてしまうと次のような問題が生じるためである。たとえば図7の場合、先勝ちのルールで遷移要求イベントQ3を間引くと、間引き処理後のキュー116にはQ1、Q2が残る。そして、最終的に表示される画面はQ2による目的地設定画面となる。しかしながら、Q2の後にQ3が到着したことから、ユーザーが最終的に所望している画面は、現在地画面である。先勝ちのルールで間引き処理を実施するとユーザーの所望する画面とは異なる画面が最終的に表示されてしまうおそれがある。したがって本実施形態では、遷移先が同じ画面である遷移要求イベントが到着した場合は、後勝ちとなるように間引き処理を実施する。これにより、最終的に表示される画面(現在地画面)と、ユーザーが最終的に所望している画面(現在地画面)とが一致する可能性を高めることができる。
また、ラジオスイッチ31Cのように、ボタンを押すたびに所定の順序で異なる画面に遷移する形式であっても同様に、遷移先の画面が等しい遷移要求イベントが到着した場合は後勝ちとなるように間引く。この例を図8に示す。図8の矢印左側は、間引き処理を実施していない場合のキュー116の状態を表しており、矢印の右側は、間引き部115で間引き処理を実施した場合のキュー116の状態を表している。
前述したようにラジオスイッチ31Cは、押下される毎にAMラジオ用画面とFMラジオ用画面とを交互に遷移先の画面として設定する。このためラジオスイッチ31Cが連続して4回押下されると、図8の左側のように、AMラジオ用画面を遷移先とする遷移要求イベントQ4、Q6と、FMラジオ用画面を遷移先とする遷移要求イベントQ5、Q7が交互にキュー116に格納される。この場合、Q4とQ6、Q5とQ7が、それぞれ遷移先の画面が等しいため、間引き部115は、先に存在していた遷移要求イベント(Q4、Q5)を破棄し、より新しい遷移要求イベントQ6、Q7を残す。なお、Q6、およびQ7は、いずれもラジオスイッチ31Cの操作に起因する遷移要求イベントであるが、遷移先の画面が異なるため間引き処理は実施しない。なお、図8は便宜上、複数の遷移要求イベントQ4〜5を一度に間引いた場合の効果を図示しているが、キュー116にQ6、Q7を格納する際に逐次間引き処理を実施するようにすれば良い。
次に、タッチパネル32の操作に起因する各種イベントに対する間引き処理の方針を述べる。間引き部115は、未実施の遷移要求イベントが存在する場合に、その未実施の遷移要求イベント以降に到着した、タッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントに対しては、その遷移先の画面にかかわらず破棄する。これは次に述べる理由によるものである。本来表示パネル4に表示されているボタンは、その画面が表示されている間において有効なボタンである。このため、遷移要求イベントが発生した場合は速やかに画面が遷移し、遷移前の画面に表示されていたボタンも操作できなくなる。
しかしながら、ユーザーによる画面を遷移させるための入力に対して、処理の遅延によって、その入力に対する遷移要求イベントがキュー116に格納された場合、画面が遷移しない状態(遷移前の画面)がその遅延に応じて継続してしまう。遷移要求イベントが既にキュー116に格納されている状態において、その遷移要求イベント以降に到着したタッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントは、遷移前の画面に表示されている無効なボタンによるものである。従って、未実施の遷移要求イベントが存在する状況において到着したタッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントは破棄する。
その一例を図9に示す。図9の矢印左側は、間引き処理を実施していない状態のキュー116の状態を表しており、矢印の右側は間引き処理を実施した場合のキュー116の状態を表している。Q0〜4はいずれも遷移要求イベントであって、Q0は現在実行中の遷移要求イベントであり、Q1〜4は、キュー116に格納されている。Q1〜3は、タッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントであり、Q4はスイッチ31が備えるいずれかのスイッチが押下されたことに起因する遷移要求イベントである。現在、実行しているイベントが遷移要求イベントであるため、上述した方針に従い、タッチパネル32の操作に起因する遷移要求Q1〜3は破棄する。
一方、スイッチ31の操作に起因する遷移要求イベントQ4は破棄しない。これは、スイッチ31はユーザーによっていつでも押されうるためである。ただし、新たに到着した遷移要求イベントがスイッチ31の操作に起因するものであっても、既に遷移先の画面が同じ遷移要求イベントがキュー116に格納されている場合は、これらの重複する遷移要求イベントに対して間引き処理を実施する。なお、図9は便宜上、複数のタッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントQ1〜3を一度に間引いた場合の効果を図示しているが、キュー116に格納する際に逐次間引き処理を実施するようにすれば良い。
また、間引き部115は、未実施の遷移要求イベントが存在する場合に、その未実施の遷移要求イベント以降に到着した、タッチパネル32の操作に起因する機能実行イベントは破棄する。その例を図10に示す。図10のF0〜4は拡大表示を実施するための機能実行イベントであり、現在F0が処理中である。Q1は、遷移要求イベントであって、たとえばバックカメラ画面とする。すなわち、図10は、ユーザーがタッチパネル32で地図の拡大表示をするための操作している最中にシフトレバーが後退位置となったため、拡大表示の機能実行イベントの途中にバックカメラ画面への遷移要求イベントが割り込んだ状況となっている。
ここで、このままキュー116に入っているイベントを、間引き処理せずに順次実行していくと、遷移要求イベントQ1によって遷移した後の画面であるバックカメラ画面を拡大表示してしまう。しかしながら、本来ユーザーが拡大表示を所望していた画面は、遷移前の画面(地図画面)であるため、上述したようなバックカメラ画面の拡大表示は、ユーザーにとって意図しない動作となる。そこで、間引き部115によって、遷移要求イベントQ1到着以降の機能実行イベントF3およびF4は破棄することで、ユーザーにとって予期しない動作(バックカメラ画面の拡大表示)が生じる可能性を低減することができる。なお、他の実施態様として、機能実行イベントについては、スイッチ31の操作に起因するものであっても、上述したタッチパネル32に起因するものと同様の方針に基づいて破棄しても良い。
次に、図11に示すフローチャートを用いて表示制御装置1が実施する処理の流れを説明する。このフローチャートは、逐次(たとえば20ミリ秒)実施されている。ステップS1では、操作入力受付処理を実施してステップS2に進む。ステップS1の操作入力受付処理では、入力装置3からの操作信号が入力受付部10に入力されたことを受けて、イベント生成部113が入力イベントを生成し、キュー116に格納する。キュー116内に格納されている(すなわち待機中の)各種イベントは順次実行されていく。なお、入力イベントを生成した時において、実行中および待機中のイベントが無い場合は、この入力イベントは遅延なく画面処理部12へ配信される。
ステップS2では、入力イベント処理を実施してステップS3に進む。このステップS2の入力イベント処理は、前ステップS1で生成された入力イベントが、画面処理部12に配信されたときに開始する。入力イベント処理では、画面処理部12がイベント配信制御部11から取得するユーザーの操作情報から、処理内容を決定する。画面処理部12は、決定した処理内容を実施するように要求する通知をイベント配信制御部11に返送する。そしてイベント配信制御部11は、画面処理部12から返送された通知に応じて、イベント生成部113が各種イベント(遷移要求イベント、機能実行イベント)を生成する。
ステップS3では、間引き処理を実施してS4に進む。このステップS3の間引き処理では、前ステップS2で生成されたイベントを格納する際に上述した方針に従って、間引き部115が、未実施のイベントと、新たにキュー116に格納するイベントと、から選定される破棄するイベントを選定し、破棄する。
以上の構成によれば、遷移後の画面の種類が同じ遷移要求イベントがあった場合には、間引き部115が、その重複している遷移要求イベントのうち最も新しいものを残し、その他を破棄する。したがって、キュー116に格納される遷移要求イベントを、間引かない場合に比べて削減することができるため、遅延が生じにくくする事ができる。
また、異なる種類の画面に遷移する遷移要求イベントに対しては間引かないため、ユーザーが操作して表示させようとした種類の画面が間引き処理によって表示されなくなってしまうこともない。
さらにスイッチ31の操作に起因する遷移要求イベントに対しては、後勝ちのルールで間引き処理を実施する構成とした。これによって、表示パネル4に最終的に表示される画面と、ユーザーが最終的に所望している画面とが一致する可能性を高めることができる。もちろん、他の実施形態として、後勝ちのルールではなく、遷移後の画面の種類が同じ遷移要求イベントがあった場合には、間引き部115が、その重複している遷移要求イベントのうちのいずれか1つを残し、その他を破棄する構成としてもよい。
また、本実施形態では、未実施の遷移要求イベントが存在している状態において、その遷移要求イベント以降に到着したタッチパネル32の操作に起因する遷移要求イベントは、遷移先の画面にかかわらず破棄する。これによって、さらにキュー116に蓄積されるイベント数を削減することができ、遅延を抑制することができる。
さらに、機能実行イベントに関しても、遷移要求イベントを実施している間、あるいは遷移要求イベントが格納されている状態において、その遷移要求イベント以降に、到着したものは間引く構成とした。これによって、ユーザーにとって意図しない動作が生じる可能性を低減するとともに、遅延を抑制することができる。
なお、本実施形態では、どのような操作がされたかに対応する入力イベントではなく、ユーザーの操作に対してどのような処理を実施するかに対応する遷移要求および機能実行イベントを間引くこととした。ところで、その他の表示制御装置として、単純に重複している入力イベント自体を間引く構成も考えられる。しかしながら、たとえば、ラジオスイッチ31Cのようなトグル式のスイッチの入力操作に対応する入力イベントは、同じスイッチの押下に起因する入力イベントであっても、遷移先の画面は異なる。単純に重複している入力イベントを間引いてしまうとユーザーが意図した画面が表示されなくなってしまう恐れがある。そこで、入力イベントではなく、本実施形態のように遷移要求および機能実行イベントを間引くことで、ユーザーが所望する画面が表示されなくなる恐れを低減することができる。
ただし、例えば目的地スイッチ31Bのように、そのスイッチの押下に起因して生じる遷移要求イベントの遷移先の画面が一意に定まる入力イベントに関しては、別途、間引き処理の対象としても良い。
なお、本実施形態では、新たに生成した各種イベントをキュー116に格納する際に間引き処理を実施する構成としたが、これに限らない。いったんキュー116に格納した後に間引き処理を実施するようにしてもよい。また、キュー116にイベントが滞留し、一定時間以上の遅延が生じると判定された場合に間引き処理を実施する構成としても良い。
100…表示システム、
1…表示制御装置、3…入力装置、4…表示パネル(表示装置)、
11…イベント配信制御部、12…画面処理部、13…描画部、
31…スイッチ、32…タッチパネル

Claims (7)

  1. 複数種類の画面を表示する表示装置の画面を、他の種類の画面へと遷移させるためのユーザーの操作入力を受け付ける入力受付部(10)と、
    前記入力受付部で受け付けた操作入力に対応する画面へと画面を遷移するためのイベントである遷移要求イベントを格納するキュー(116)と、
    前記遷移要求イベントに基づいて画面を遷移させる画面処理部(12)と、を備えた表示制御装置(100)であって、
    前記キューに格納されている前記遷移要求イベントを間引く間引き部(115)を備え、
    前記間引き部は、前記キューに格納されている前記遷移要求イベントにおいて、遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントが複数存在する場合は、それら遷移後の画面の種類が等しい複数の遷移要求イベントのうち1つを残し、他の遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントは破棄することを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記間引き部は、前記キューに格納されている遷移要求イベントにおいて、遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントが複数存在する場合は、前記複数の遷移要求イベントのうち最も新しい遷移要求イベントを残し、遷移後の画面の種類が等しい他の遷移要求イベントは破棄することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記入力受付部は、同一種類の画面において表示を変更させるための前記ユーザーの操作入力を受け付け、
    前記キューは、前記入力受付部で受け付けた操作入力に応じて同一種類の画面において表示を変更するためのイベントである機能実行イベントを格納し、
    前記画面処理部は、前記機能実行イベントに基づいて画面の表示を変更させ、
    前記間引き部は、遷移要求イベントを実施している間に到着した、あるいは、遷移要求イベントが前記キューに格納されている状態においてその遷移要求イベント以降に到着した、機能実行イベントは破棄することを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項3において、
    前記機能実行イベントは、画面の拡大表示、縮小表示、およびスクロールの少なくとも何れか1つを行うものであることを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項において、
    前記入力受付部は、タッチパネル(32)を介して前記ユーザーの操作入力を受け付け、
    前記間引き部は、遷移要求イベントを実施している間、あるいは、遷移要求イベントが前記キューに格納されている状態において、その格納されている遷移要求イベント以降に、前記タッチパネルを介して前記入力受付部で受け付けた遷移要求イベントは破棄することを特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項1または2において、
    前記画面処理部に実施させるイベントを生成するイベント生成部(113)を備え、
    前記イベント生成部は、前記入力受付部で前記ユーザーの操作入力を受け付けた場合に、その操作入力に対する処理内容を決定するための入力イベントを生成し、
    前記キューは、前記入力イベントを格納し、
    前記画面処理部は、前記入力イベントを実施することで前記ユーザーの操作入力に対する処理内容を決定し、
    前記イベント生成部は、前記処理内容に基づいて前記遷移要求イベントを生成して前記キューに格納する表示制御装置であって、
    前記間引き部は、前記キューに格納されている遷移要求イベントにおいて、遷移後の画面の種類が等しい遷移要求イベントが複数存在する場合は、前記複数の遷移要求イベントのうち最も新しい遷移要求イベントを残し、遷移後の画面の種類が等しい他の遷移要求イベントは破棄することを特徴とする表示制御装置。
  7. 請求項6において、
    前記イベント生成部は、前記入力受付部で前記ユーザーの操作入力を受け付けた場合に、その操作入力が、前記操作入力を受けて前記イベント生成部で生成される遷移要求イベントの遷移先の画面が一対一の関係を持つ操作入力であって、その操作入力に基づいて生成される入力イベントが前記キューに複数存在している場合、前記間引き部は、その重複している入力イベントの最も新しいものが残るように他の同一の入力イベントを破棄することを特徴とする表示制御装置。
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