JP2014202595A - 模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】正確なレゾルバセンサ信号を作成できる模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法を提供すること。
【解決手段】アナログの励磁信号を入力する入力手段と、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するデジタル変換手段と、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するパラメータ取得手段と、デジタルの励磁信号Y1、及び模擬回転機器から入力される角度信号θmに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成するレゾルバセンサ信号作成手段とを備えることを特徴とする模擬レゾルバ。式(1)Y1=A*sin(ω0*(t−t0))、式(2)R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)、式(3)R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)。
【選択図】図1
【解決手段】アナログの励磁信号を入力する入力手段と、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するデジタル変換手段と、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するパラメータ取得手段と、デジタルの励磁信号Y1、及び模擬回転機器から入力される角度信号θmに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成するレゾルバセンサ信号作成手段とを備えることを特徴とする模擬レゾルバ。式(1)Y1=A*sin(ω0*(t−t0))、式(2)R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)、式(3)R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)。
【選択図】図1
Description
本発明は、模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法に関する。
モータ制御装置が永久磁石同期モータ等のモータを制御する場合、モータの回転角度を正確に検出する必要がある。モータの回転角度を検出するセンサとして、一般にレゾルバが用いられる。
レゾルバの概要は以下のものである。モータ制御装置が定周波数の励磁信号F(t)をモータの一次コイルに供給すると、レゾルバは、モータの二次コイルから、モータの回転角度に応じた回転検出信号として、励磁信号F(t)をsin(X*θ)で振幅変調した波形の第1のレゾルバセンサ信号「F(t)*sin(X*θ)」と、励磁信号F(t)をcos(X*θ)で振幅変調した波形の第2のレゾルバセンサ信号「F(t)*cos(X*θ)」とを得る。尚、tは時刻であり、θはモータの回転角度であり、Xは軸倍角(機械角に対する電気角の倍速比)である。また、*は乗算の演算子である。
ところで、モータの挙動を模擬するシミュレーション装置を用いてモータ制御装置の評価を行う場合がある。この場合、レゾルバも、模擬レゾルバにより模擬する必要がある(特許文献1参照)。模擬レゾルバは、モータ制御装置が出力する励磁信号、及びモータを模擬した回路から取得した角度信号に基づきレゾルバセンサ信号を模擬的に作成し、そのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置に対し出力する。
モータ制御装置が出力する励磁信号、及びモータ制御装置に対し出力するレゾルバセンサ信号はアナログ信号である一方、模擬レゾルバにおける処理はデジタル処理であるから、模擬レゾルバは、モータ制御装置から入力した励磁信号をデジタル信号に変換し、また、模擬レゾルバにおいて作成したレゾルバセンサ信号をアナログ信号に変換してからモータ制御装置に出力する必要がある。
上述したアナログ信号とデジタル信号との間の変換において、信号に遅れが生じ、正確なレゾルバセンサ信号を作成できないおそれがある。本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、正確なレゾルバセンサ信号を作成できる模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の模擬レゾルバは、アナログの励磁信号を入力する入力手段と、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するデジタル変換手段と、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するパラメータ取得手段と、デジタルの励磁信号Y1、及び模擬回転機器から入力される角度信号θmに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成するレゾルバセンサ信号作成手段と、デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するアナログ変換手段と、アナログのレゾルバセンサ信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする模擬レゾルバ。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第1の模擬レゾルバによれば、デジタル変換手段に起因する励磁信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第1の模擬レゾルバによれば、デジタル変換手段に起因する励磁信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
本発明の第2の模擬レゾルバは、アナログの励磁信号を入力する入力手段と、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するデジタル変換手段と、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するパラメータ取得手段と、励磁信号Y1、模擬回転機器から入力される角度信号θm、及び模擬回転機器から入力される角速度信号ωmに基づき、以下の式(4)、(5)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R3、R4を作成するレゾルバセンサ信号作成手段と、デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するアナログ変換手段と、アナログのレゾルバセンサ信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Δt2はアナログ変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第2の模擬レゾルバによれば、デジタル変換手段及びアナログ変換手段に起因する励磁信号やレゾルバセンサ信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Δt2はアナログ変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第2の模擬レゾルバによれば、デジタル変換手段及びアナログ変換手段に起因する励磁信号やレゾルバセンサ信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
本発明の第1のレゾルバセンサ信号の作成方法は、アナログの励磁信号を入力するステップと、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するステップと、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するステップと、デジタルの励磁信号Y1、及び模擬回転機器から入力される角度信号θmに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成するステップと、デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するステップと、アナログのレゾルバセンサ信号を出力するステップとを備えることを特徴とする。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第1のレゾルバセンサ信号の作成方法によれば、デジタル変換手段に起因する励磁信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第1のレゾルバセンサ信号の作成方法によれば、デジタル変換手段に起因する励磁信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
本発明の第2のレゾルバセンサ信号の作成方法は、アナログの励磁信号を入力するステップと、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するステップと、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するステップと、励磁信号Y1、模擬回転機器から入力される角度信号θm、及び模擬回転機器から入力される角速度信号ωmに基づき、以下の式(4)、(5)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R3、R4を作成するステップと、デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するステップと、アナログのレゾルバセンサ信号を出力するステップとを備えることを特徴とする。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Δt2はアナログ変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第2のレゾルバセンサ信号の作成方法によれば、デジタル変換手段及びアナログ変換手段に起因する励磁信号やレゾルバセンサ信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1はデジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Δt2はアナログ変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
本発明の第2のレゾルバセンサ信号の作成方法によれば、デジタル変換手段及びアナログ変換手段に起因する励磁信号やレゾルバセンサ信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を作成することができる。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施形態>
1.モータシミュレータ1の構成
図1に基づき、モータシミュレータ1及びモータ制御装置(ECU)101について説明する。モータシミュレータ1は、モータ制御装置101を評価する目的のため、モータ制御装置101と組み合わせて使用される。
<第1の実施形態>
1.モータシミュレータ1の構成
図1に基づき、モータシミュレータ1及びモータ制御装置(ECU)101について説明する。モータシミュレータ1は、モータ制御装置101を評価する目的のため、モータ制御装置101と組み合わせて使用される。
まず、モータ制御装置101について説明する。モータ制御装置101は、永久磁石同期モータ等のモータを制御する装置である。モータ制御装置101は、回転角度センサの1種であるレゾルバの出力信号(レゾルバセンサ信号)を用いてモータの回転角度を検出する。
すなわち、モータ制御装置101が、アナログ信号である、定周波数の励磁信号F(t)をモータの一次コイルに供給すると、レゾルバは、モータの二次コイルから、モータの回転角度に応じた回転検出信号として、励磁信号F(t)をsin(X*θ)で振幅変調した波形の第1のレゾルバセンサ信号「F(t)*sin(X*θ)」と、励磁信号F(t)をcos(X*θ)で振幅変調した波形の第2のレゾルバセンサ信号「F(t)*cos(X*θ)」とを得て、モータ制御装置101に出力する。尚、θは、モータの回転角度であり、Xは軸倍角(機械角に対する電気角の倍速比)である。
また、モータ制御装置101はRDC103を備えており、そのRDC103は、レゾルバから出力される第1及び第2のレゾルバセンサ信号に基づき、(X*θ)の検出値であるデジタル形式の角度出力値φを出力するが、そのφを(X*θ)と等しくさせる(厳密には、φを(X*θ)に追従させる)ために、該φを演算の入力値としてフィードバックするトラッキングループの演算を一定時間毎に行う。
次に、モータシミュレータ1について説明する。モータシミュレータ1は、モータ制御装置101が出力したアナログの励磁信号が入力される入力部3と、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するADコンバータ5と、第1の補正部7と、デジタルのレゾルバセンサ信号を作成するレゾルバセンサ信号作成部9と、モータモデル11と、デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するDAコンバータ13と、アナログのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置101に対し出力する出力部15とを備える。
入力部3に入力される励磁信号は、振幅及び角速度がそれぞれ定数の正弦波である。ADコンバータ5はアナログ信号をデジタル信号に変換する周知のコンバータである。第1の補正部7、及びレゾルバセンサ信号作成部9は周知のコンピュータにより構成され、後述する処理を実行する。
モータモデル11は、モータを模擬した回路であり、モータの角度を表す角度信号に対応する角度信号θm、及びモータの角速度を表す角速度信号に対応する角速度信号ωmをそれぞれ作成し、レゾルバセンサ信号作成部9に出力する。角度信号θm及び角速度信号ωmはいずれもデジタル信号である。DAコンバータ13はデジタル信号をアナログ信号に変換する周知のコンバータである。
なお、モータシミュレータ1は模擬レゾルバの一実施形態であり、入力部3は入力手段の一実施形態であり、ADコンバータ5はデジタル変換手段の一実施形態であり、第1の補正部7はパラメータ取得手段の一実施形態であり、レゾルバセンサ信号作成部9はレゾルバセンサ信号作成手段の一実施形態であり、モータモデル11は模擬回転機器の一実施形態である。
2.モータシミュレータ1が実行する処理
モータシミュレータ1が実行する処理を図2〜図5に基づき説明する。まず、入力部3に入力されたアナログの励磁信号を、ADコンバータ5により、デジタルの励磁信号Y1に変換する。
モータシミュレータ1が実行する処理を図2〜図5に基づき説明する。まず、入力部3に入力されたアナログの励磁信号を、ADコンバータ5により、デジタルの励磁信号Y1に変換する。
次に、第1の補正部7において、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得する。式(1)におけるtは時刻である。
式(1):Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
具体的には、まず、図2に示すように、時刻t1、t2、t3、・・・tn-1、tn・・・におけるY1の値をそれぞれ取得する。ここで、nは正の整数であり、tnにおけるY1の値をY1(tn)と表記する。
式(1):Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
具体的には、まず、図2に示すように、時刻t1、t2、t3、・・・tn-1、tn・・・におけるY1の値をそれぞれ取得する。ここで、nは正の整数であり、tnにおけるY1の値をY1(tn)と表記する。
そして、例えば、Y1(tn-1)<0、Y1(tn)=0、Y1(tn+1)>0となるtnがある場合は、そのtnをゼロクロス点tzとする。例えば、Y1(t1)、Y1(t2)、Y1(t3)、Y1(t4)の値が表1に示すものである場合、t3がtzとなる。
次に、図3に示すように、あるtzから次のtzまでの区間において、Y1(t1)、Y1(t2)、Y1(t3)、・・・・の値を比較し、最大値を取得する。そしてその最大値を振幅Aとする。例えば、Y1(t1)、Y1(t2)、Y1(t3)、Y1(t4)の値が表3に示すものである場合、Y1(t3)がAとなる。
式(7) ω0=2π/T
次に、上記のように算出したゼロクロス点tzは、理想的な正弦波に対する位相φ=ω0tzであるため、tzの最も小さい値をt0=tzとし位相φ=ω0t0とする。
次に、上記のように算出したゼロクロス点tzは、理想的な正弦波に対する位相φ=ω0tzであるため、tzの最も小さい値をt0=tzとし位相φ=ω0t0とする。
以上の処理により、デジタルの励磁信号Y1を上記式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得できる。
さらに、第1の補正部7において、デジタルの励磁信号Y1に基づき、以下の式(8)で表される、補正後のデジタルの励磁信号Y2を算出する。
さらに、第1の補正部7において、デジタルの励磁信号Y1に基づき、以下の式(8)で表される、補正後のデジタルの励磁信号Y2を算出する。
式(8) Y2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))
ここで、A、ω0、t0はそれぞれ上記のように求めた定数であり、tは時刻であり、Δt1はADコンバータ5により生じる遅れに対応する(遅れの量と略等しい)定数である。すなわち、Δt1は、ADコンバータ5で変換されたデジタル信号の、変換前のアナログ信号に対する遅れの量である。Δt1はADコンバータ5のクロック周期×整数(1、2、・・・)で表される値であり、既知の値である。
ここで、A、ω0、t0はそれぞれ上記のように求めた定数であり、tは時刻であり、Δt1はADコンバータ5により生じる遅れに対応する(遅れの量と略等しい)定数である。すなわち、Δt1は、ADコンバータ5で変換されたデジタル信号の、変換前のアナログ信号に対する遅れの量である。Δt1はADコンバータ5のクロック周期×整数(1、2、・・・)で表される値であり、既知の値である。
補正後のデジタルの励磁信号Y2は、図5に示すとおり、デジタルの励磁信号Y1に比べ、時間軸に関してΔt1だけずれた波形を有する。
次に、レゾルバセンサ信号作成部9において、モータモデル11から角度信号θmを取得し、その角度信号θmと、補正後のデジタルの励磁信号Y2とに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成する。
次に、レゾルバセンサ信号作成部9において、モータモデル11から角度信号θmを取得し、その角度信号θmと、補正後のデジタルの励磁信号Y2とに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成する。
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
ここで、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。K、Xの値は任意に設定できる。
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
ここで、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。K、Xの値は任意に設定できる。
次に、レゾルバセンサ信号R1、R2を、DAコンバータ13を用いてアナログのレゾルバセンサ信号に変換する。
最後に、アナログのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置101に対し出力する。
最後に、アナログのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置101に対し出力する。
3.モータシミュレータ1が奏する効果
(1)モータシミュレータ1によれば、ADコンバータ5に起因する励磁信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を出力することができる。
(2)モータシミュレータ1によれば、ADコンバータ5に起因する励磁信号の遅れを軽減するための構成をモータ制御装置101側に設けなくてもよい。
<第2の実施形態>
1.モータシミュレータ1の構成
モータシミュレータ1は、モータ制御装置101を評価する目的のため、モータ制御装置101と組み合わせて使用される。モータ制御装置101の構成は前記第1の実施形態と同様である。
(1)モータシミュレータ1によれば、ADコンバータ5に起因する励磁信号の遅れを軽減できる。そのため、正確なレゾルバセンサ信号を出力することができる。
(2)モータシミュレータ1によれば、ADコンバータ5に起因する励磁信号の遅れを軽減するための構成をモータ制御装置101側に設けなくてもよい。
<第2の実施形態>
1.モータシミュレータ1の構成
モータシミュレータ1は、モータ制御装置101を評価する目的のため、モータ制御装置101と組み合わせて使用される。モータ制御装置101の構成は前記第1の実施形態と同様である。
次に、図6に基づき、モータシミュレータ1について説明する。モータシミュレータ1は、モータ制御装置101が出力したアナログの励磁信号が入力される入力部3と、アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するADコンバータ5と、第1の補正部7と、デジタルのレゾルバセンサ信号を作成するレゾルバセンサ信号作成部9と、第2の補正部10と、モータモデル11と、デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するDAコンバータ13と、アナログのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置101に対し出力する出力部15とを備える。
入力部3に入力される励磁信号は、振幅及び角速度がそれぞれ定数の正弦波である。ADコンバータ5はアナログ信号をデジタル信号に変換する周知のコンバータである。第1の補正部7、レゾルバセンサ信号作成部9、及び第2の補正部10は周知のコンピュータにより構成され、後述する処理を実行する。
モータモデル11は、モータを模擬した回路であり、モータの角度を表す角度信号に対応する角度信号θm、及びモータの角速度を表す角速度信号に対応する角速度信号ωmをそれぞれ作成し、レゾルバセンサ信号作成部9に出力する。角度信号θm及び角速度信号ωmはいずれもデジタル信号である。DAコンバータ13はデジタル信号をアナログ信号に変換する周知のコンバータである。
なお、モータシミュレータ1は模擬レゾルバの一実施形態であり、入力部3は入力手段の一実施形態であり、ADコンバータ5はデジタル変換手段の一実施形態であり、第1の補正部7はパラメータ取得手段の一実施形態であり、レゾルバセンサ信号作成部9及び第2の補正部10はレゾルバセンサ信号作成手段の一実施形態であり、モータモデル11は模擬回転機器の一実施形態である。
2.モータシミュレータ1が実行する処理
モータシミュレータ1が実行する処理を説明する。まず、入力部3に入力されたアナログの励磁信号を、ADコンバータ5により、デジタルの励磁信号Y1に変換する。
モータシミュレータ1が実行する処理を説明する。まず、入力部3に入力されたアナログの励磁信号を、ADコンバータ5により、デジタルの励磁信号Y1に変換する。
次に、第1の補正部7において、デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得する。
式(1):Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
A、ω0、及びt0の取得方法は前記第1の実施形態と同様である。
式(1):Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
A、ω0、及びt0の取得方法は前記第1の実施形態と同様である。
さらに、第1の補正部7において、デジタルの励磁信号Y1に基づき、以下の式(8)で表される、補正後のデジタルの励磁信号Y2を算出する。
式(8) Y2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))
ここで、A、ω0、t0はそれぞれ上記のように求めた定数であり、tは時刻であり、Δt1はADコンバータ5により生じる遅れに対応する(遅れの量と略等しい)定数である。すなわち、Δt1は、ADコンバータ5で変換されたデジタル信号の、変換前のアナログ信号に対する遅れの量である。Δt1はADコンバータ5のクロック周期×整数(1、2、・・・)で表される値であり、既知の値である。
式(8) Y2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))
ここで、A、ω0、t0はそれぞれ上記のように求めた定数であり、tは時刻であり、Δt1はADコンバータ5により生じる遅れに対応する(遅れの量と略等しい)定数である。すなわち、Δt1は、ADコンバータ5で変換されたデジタル信号の、変換前のアナログ信号に対する遅れの量である。Δt1はADコンバータ5のクロック周期×整数(1、2、・・・)で表される値であり、既知の値である。
次に、レゾルバセンサ信号作成部9において、モータモデル11から角度信号θmを取得し、その角度信号θmと、補正後のデジタルの励磁信号Y2とに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成する。
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
ここで、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。K、Xの値は任意に設定できる。
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
ここで、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。K、Xの値は任意に設定できる。
次に、第2の補正部10において、モータモデル11から角速度信号ωmを取得し、その角速度信号ωmと、レゾルバセンサ信号R1、R2とに基づき、以下の式(4)、(5)で表される、補正後のデジタルのレゾルバセンサ信号R3、R4を作成する。
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
ここで、Δt2はDAコンバータ13により生じる遅れに対応する(遅れの量と略等しい)定数である。すなわち、Δt2は、DAコンバータ13で変換されたアナログ信号の、変換前のデジタル信号に対する遅れの量である。Δt2はDAコンバータ13のクロック周期×整数(1、2、・・・)で表される値であり、既知の値である。
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
ここで、Δt2はDAコンバータ13により生じる遅れに対応する(遅れの量と略等しい)定数である。すなわち、Δt2は、DAコンバータ13で変換されたアナログ信号の、変換前のデジタル信号に対する遅れの量である。Δt2はDAコンバータ13のクロック周期×整数(1、2、・・・)で表される値であり、既知の値である。
次に、レゾルバセンサ信号R3、R4を、DAコンバータ13を用いてアナログのレゾルバセンサ信号に変換する。
最後に、アナログのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置101に対し出力する。
最後に、アナログのレゾルバセンサ信号をモータ制御装置101に対し出力する。
3.モータシミュレータ1が奏する効果
(1)モータシミュレータ1は、前記第1の実施形態と略同様の効果を奏することができる。
(2)モータシミュレータ1は、DAコンバータ13に起因するレゾルバセンサ信号の遅れも軽減できる。そのため、一層正確なレゾルバセンサ信号を出力することができる。
(3)モータシミュレータ1によれば、DAコンバータ13に起因するレゾルバセンサ信号の遅れを軽減するための構成をモータ制御装置101側に設けなくてもよい。
(1)モータシミュレータ1は、前記第1の実施形態と略同様の効果を奏することができる。
(2)モータシミュレータ1は、DAコンバータ13に起因するレゾルバセンサ信号の遅れも軽減できる。そのため、一層正確なレゾルバセンサ信号を出力することができる。
(3)モータシミュレータ1によれば、DAコンバータ13に起因するレゾルバセンサ信号の遅れを軽減するための構成をモータ制御装置101側に設けなくてもよい。
尚、本発明は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記第1の実施形態において、まず、デジタルの励磁信号Y1を用い、下記式(9)、(10)で表されるレゾルバ信号R5、R6を作成し、次に、Δt1を用いてレゾルバ信号R5、R6に対する補正を行い、レゾルバセンサ信号R1、R2を作成してもよい。
例えば、前記第1の実施形態において、まず、デジタルの励磁信号Y1を用い、下記式(9)、(10)で表されるレゾルバ信号R5、R6を作成し、次に、Δt1を用いてレゾルバ信号R5、R6に対する補正を行い、レゾルバセンサ信号R1、R2を作成してもよい。
式(9) R5=A*sin(ω0*(t−t0))*K*sin(X*θm)
式(10) R6=A*sin(ω0*(t−t0))*K*cos(X*θm)
また、前記第2の実施形態において、まず、デジタルの励磁信号Y1を用い、上記式(9)、(10)で表されるレゾルバ信号R5、R6を作成し、次に、Δt1、Δt2、及びωmを用いてレゾルバ信号R5、R6に対する補正を行い、レゾルバセンサ信号R3、R4を作成してもよい。
式(10) R6=A*sin(ω0*(t−t0))*K*cos(X*θm)
また、前記第2の実施形態において、まず、デジタルの励磁信号Y1を用い、上記式(9)、(10)で表されるレゾルバ信号R5、R6を作成し、次に、Δt1、Δt2、及びωmを用いてレゾルバ信号R5、R6に対する補正を行い、レゾルバセンサ信号R3、R4を作成してもよい。
また、前記第1及び第1の実施形態において、モータモデル11はモータシミュレータ1の外部に設けられていてもよい。
また、前記第1、第2の実施形態において、Δt1の大きさは、ADコンバータ5により生じる遅れの量と完全に一致しなくてもよい。また、前記第2の実施形態において、Δt2の大きさは、DAコンバータ13により生じる遅れの量と完全に一致しなくてもよい。
また、前記第1、第2の実施形態において、Δt1の大きさは、ADコンバータ5により生じる遅れの量と完全に一致しなくてもよい。また、前記第2の実施形態において、Δt2の大きさは、DAコンバータ13により生じる遅れの量と完全に一致しなくてもよい。
1…モータシミュレータ、3…入力部、5…ADコンバータ、7…第1の補正部、9…レゾルバセンサ信号作成部、10…第2の補正部、11…モータモデル、13…DAコンバータ、15…出力部、101…モータ制御装置、103…RDC
Claims (4)
- アナログの励磁信号を入力する入力手段と、
前記アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するデジタル変換手段と、
前記デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するパラメータ取得手段と、
前記デジタルの励磁信号Y1、及び模擬回転機器から入力される角度信号θmに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成するレゾルバセンサ信号作成手段と、
前記デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するアナログ変換手段と、
前記アナログのレゾルバセンサ信号を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする模擬レゾルバ。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1は前記デジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。) - アナログの励磁信号を入力する入力手段と、
前記アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するデジタル変換手段と、
前記デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するパラメータ取得手段と、
前記励磁信号Y1、模擬回転機器から入力される角度信号θm、及び前記模擬回転機器から入力される角速度信号ωmに基づき、以下の式(4)、(5)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R3、R4を作成するレゾルバセンサ信号作成手段と、
前記デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するアナログ変換手段と、
前記アナログのレゾルバセンサ信号を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする模擬レゾルバ。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1は前記デジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Δt2は前記アナログ変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。) - アナログの励磁信号を入力するステップと、
前記アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するステップと、
前記デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するステップと、
前記デジタルの励磁信号Y1、及び模擬回転機器から入力される角度信号θmに基づき、以下の式(2)、(3)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R1、R2を作成するステップと、
前記デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するステップと、
前記アナログのレゾルバセンサ信号を出力するステップと、
を備えることを特徴とするレゾルバセンサ信号の作成方法。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(2) R1=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*sin(X*θm)
式(3) R2=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1))*K*cos(X*θm)
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1は前記デジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。) - アナログの励磁信号を入力するステップと、
前記アナログの励磁信号をデジタルの励磁信号Y1に変換するステップと、
前記デジタルの励磁信号Y1を以下の式(1)で表す場合のA、ω0、及びt0を取得するステップと、
前記励磁信号Y1、模擬回転機器から入力される角度信号θm、及び前記模擬回転機器から入力される角速度信号ωmに基づき、以下の式(4)、(5)で表されるデジタルのレゾルバセンサ信号R3、R4を作成するステップと、
前記デジタルのレゾルバセンサ信号をアナログのレゾルバセンサ信号に変換するステップと、
前記アナログのレゾルバセンサ信号を出力するステップと、
を備えることを特徴とするレゾルバセンサ信号の作成方法。
式(1) Y1=A*sin(ω0*(t−t0))
式(4) R3=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*sin(X*(θm−ωm*Δt2))
式(5) R4=A*sin(ω0*(t−t0−Δt1−Δt2))*K*cos(X*(θm−ωm*Δt2))
(A、ω0、t0はそれぞれ定数であり、tは時刻であり、Δt1は前記デジタル変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Δt2は前記アナログ変換手段により生じる遅れに対応する定数であり、Kは変圧比に対応する定数であり、Xは軸倍数に対応する定数である。)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013078676A JP2014202595A (ja) | 2013-04-04 | 2013-04-04 | 模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013078676A JP2014202595A (ja) | 2013-04-04 | 2013-04-04 | 模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法 |
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JP2014202595A true JP2014202595A (ja) | 2014-10-27 |
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JP2013078676A Pending JP2014202595A (ja) | 2013-04-04 | 2013-04-04 | 模擬レゾルバ及びレゾルバセンサ信号の作成方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103853891B (zh) * | 2014-03-21 | 2016-08-24 | 西北工业大学 | 一种基于有限元分析的变参数永磁同步电动机建模方法 |
WO2021140937A1 (ja) * | 2020-01-06 | 2021-07-15 | 有限会社パスワールド | エンコーダ開発用信号発生装置 |
CN114253249A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-03-29 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种电感型位置传感器模拟装置 |
CN114779150A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-07-22 | 成都飞亚航空设备应用研究所有限公司 | 一种磁传感器模拟器 |
-
2013
- 2013-04-04 JP JP2013078676A patent/JP2014202595A/ja active Pending
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WO2021140937A1 (ja) * | 2020-01-06 | 2021-07-15 | 有限会社パスワールド | エンコーダ開発用信号発生装置 |
CN114253249A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-03-29 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种电感型位置传感器模拟装置 |
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