JP2014202377A - ヘッダー管固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッダー管に保温材等が巻かれていない場合であっても、ヘッダー管をベースプレートに容易に固定することができるヘッダー管固定具を得る。【解決手段】ヘッダー管固定具10を用いてヘッダー管30をベースプレート22に固定する際には、作業者は、係止爪16Bをベースプレート22の係止孔28に係止させるように、ヘッダー管固定具10をベースプレート22に向けて押圧する。そして、弾性変形部位14が弾性変形し、係止爪16Bは、係止孔28に挿入されて係止孔28に係止される。このように、弾性変形部位14を弾性変形させることで、ヘッダー管30に保温材等が巻かれていない場合であっても、ヘッダー管30をベースプレート22に容易に固定することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、ヘッダー管をベースプレートに固定するヘッダー管固定具に関する。
特許文献1には、給水給湯用の配管設備に用いられるヘッダー管をベースプレートに固定するために、ベースプレートに載置されたヘッダー管をワンタッチで固定可能なヘッダー管固定具が記載されている。
具体的には、ベースプレートに固定されるヘッダー管の外周には、弾性変形可能な保温材が巻かれており、この保温材を弾性変形(圧縮)させることで、ヘッダー管固定具の両端側に形成された係止爪をベースプレートの係止孔へ押し込んで係止させるようになっている。
特開2006−336411号公報
しかしながら、従来のヘッダー管固定具では、ベースプレートに固定されるヘッダー管に保温材等の弾性変形可能な部材が巻かれていない場合には、ヘッダー管固定具の両端側に形成された係止爪をベースプレートの係止孔へ押し込むことができない。
本発明の課題は、ヘッダー管に保温材等が巻かれていない場合であっても、ヘッダー管をベースプレートに容易に固定することである。
本発明の請求項1に係るヘッダー管固定具は、ベースプレートに載せられたヘッダー管の外周面に周方向に沿って接触して前記ヘッダー管を保持する円弧状の保持部位と、前記保持部位の円弧面の端部から外側に延びて形成されると共に、弾性変形可能な弾性変形部位と、前記周方向において、前記保持部位の両端側に形成され、前記ベースプレートに形成される係止部に係止されると共に、少なくとも一方は、前記ヘッダー管の軸方向から見て、端部を内側に折り曲げることで前記係合部に係止される係止爪を有する被係止部位と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ヘッダー管固定具を用いてヘッダー管をベースプレートに固定する際には、作業者は、被係止部位の係止爪をベースプレートの係止部に係止させるように、ヘッダー管固定具をベースプレートに向けて押圧する。そして、弾性変形部位が弾性変形し、係止爪は、係止部に挿入されて係止部に係止される。これにより、ヘッダー管がベースプレートに固定される。
このように、弾性変形部位を弾性変形させることで、ヘッダー管に保温材等が巻かれていない場合であっても、ヘッダー管をベースプレートに容易に固定することができる。
本発明の請求項2に係るヘッダー管固定具は、請求項1記載のヘッダー管固定具において、前記係止爪が前記係止部に係止される係止方向に、前記弾性変形部位と前記係止爪とが並んで配置されることを特徴とする。
上記構成によれば、係止爪が係止部に係止される係止方向に、弾性変形部位と係止爪とが並んで配置されている。このため、作業者が、保持部位の円弧面から外側に延びて形成された弾性変形部位を係止方向に押圧することで、弾性変形部位が、弾性変形部位の円弧面側を中心に回転移動するように弾性変形する。
これにより、被係止部位の端部に形成された係止爪が内側に移動しながら係止部に挿入される。ここで、係止爪は被係止部位の端部を内側に折り曲げることで形成されている。このため、作業者が押圧力を解除するだけで、係止爪を係止部に係止させることができる。
本発明の請求項3に係るヘッダー管固定具は、請求項2に記載のヘッダー管固定具において、前記弾性変形部位は、前記軸方向から見て、前記円弧面の端部から前記係止方向に対して直交する直交方向に延びて先端部に前記被係止部位が連結される延設板を含んで構成されることを特徴とする。
上記構成によれば、作業者が、延設板を係止方向に押圧することで、延設板が、延設板の円弧面側を中心に回転移動するように弾性変形する。ここで、延設板は、円弧面の端部から係止方向に対して略直交する直交方向に延びて形成されている。このため、作業者による押圧力で、延設板を効率よく回転移動させることができる。即ち、ここでいう直交方向とは、作業者が係止方向に押圧して、係止することが可能な方向をいう。
本発明の請求項4に係るヘッダー管固定具は、請求項3に記載のヘッダー管固定具において、板金部材を折り曲げて、前記保持部位、前記弾性変形部位、及び前記被係止部位が形成され、前記延設板の前記軸方向の寸法は、前記保持部位の前記軸方向の寸法及び前記被係止部位の前記軸方向の寸法に比して、小さくされることを特徴とする。
上記構成によれば、延設板の軸方向の寸法は、保持部位の軸方向の寸法及び被係止部位の軸方向の寸法に比して、小さくされている。これにより、各寸法が同等である場合と比して、作業者が延設板を係止方向に押圧する際に、延設板を容易に弾性変形させることができる。
本発明によれば、ヘッダー管に保温材等が巻かれていない場合であっても、ヘッダー管をベースプレートに容易に固定することができる。
本発明の第一実施形態に係るヘッダー管固定具、ベースプレート、及びヘッダー管固定具によってベースプレートに固定されるヘッダー管を示した分解斜視図である。 (A)(B)本発明の第一実施形態に係るヘッダー管固定具を示した斜視図、及び正面図である。 (A)(B)本発明の第一実施形態に係るヘッダー管固定具を用いてヘッダー管をベースプレートに固定する工程を正面から示した工程図である。 (A)(B)本発明の第一実施形態に係るヘッダー管固定具を用いてヘッダー管をベースプレートに固定する工程を正面から示した工程図である。 本発明の第一実施形態に係るヘッダー管固定具、ベースプレート、及びヘッダー管固定具によってベースプレートに固定されるヘッダー管を示した斜視図である。 (A)(B)本発明の第二実施形態に係るヘッダー管固定具を示した正面図、及び本発明の第三実施形態に係るヘッダー管固定具を示した正面図である。 本発明の第四実施形態に係るヘッダー管固定具を示した正面図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に係るヘッダー管固定具10の一例について図1〜図5に基づいて説明する。なお、図中に示す矢印UPは、鉛直方向の上側を示す。
(全体構成)
〔ヘッダー管〕
図1に示されるように、第一実施形態に係るヘッダー管固定具10によって、ベースプレート22に固定されるヘッダー管30は、直線状に延びる管状の主管部位32を備えている。この主管部位32には、保温材等が巻かれておらず、金属の外周面が外部に露出している。なお、ヘッダー管固定具10については詳細を後述する。
主管部位32の両端部には、図示せぬネジ部等が形成されており、他の配管と主管部位32とが接続可能とされている。さらに、ヘッダー管30は、主管部位32の外周面から主管部位32の径方向に突出する複数(本実施形態では4個)の配管接続部34を備えている。この配管接続部34には、図示せぬパイプが接続可能となっている。
〔ベースプレート〕
ヘッダー管30が固定されるベースプレート22は、板金部材を折り曲げて形成され、図1に示されるように、ヘッダー管30の主管部位32を受けると共に主管部位32の軸方向(以下単に「管軸方向」と記載する:各図に示す矢印B方向)に延びる円弧状の円弧板24を備えている。
さらに、ベースプレート22は、管軸方向から見て、円弧板24の両端部から、鉛直方向に対して直交する直交方向(以下単に「管幅方向」と記載する:各図に示す矢印C方向)に延びて鉛直方向の下側に降りる一対の階段部位26を備えている。
この階段部位26は、円弧板24側から順に、鉛直方向を向いた平面状の先端板26A、鉛直方向を向いた平面状の中間板26B、及び鉛直方向を向いた平面状の基礎板26Cを夫々備えている。
さらに、夫々の中間板26Bには、後述する係止爪16Bが係止されると共に管軸方向に延びる係止孔28が、管軸方向に並んで複数(本実施形態では3個)形成されている。また、この係止孔28を構成する孔縁の円弧板24側には、板材を鉛直方向の下側に折り曲げられて形成されるフランジ部28Aが備えられている。
さらに、夫々の基礎板26Cには、図示せぬフレーム等にベースプレート22をボルト等で取り付ける際に、ボルト等の先端部が挿通する複数の取付孔29が形成されている。
(要部構成:ヘッダー管固定具)
次に、ヘッダー管30をベースプレート22に固定するヘッダー管固定具10について説明する。
ヘッダー管固定具10は、SUS(Steel Use Stainless)の鋼板を折り曲げて形成されており、図1、図2(A)(B)に示されるように、主管部位32の外周面に周方向に沿って接触し、主管部位32を鉛直方向の上側から抱え込んで保持する円弧状の保持部位12を備えている。そして、保持部位12には、主管部位32と接触する円弧面12Aが形成されている。
さらに、ヘッダー管固定具10は、管軸方向から見て、保持部位12の円弧面12Aの両端部から管幅方向の外側(ヘッダー管30から離間する側)に延びると共に、ベースプレート22にヘッダー管30を固定する際に弾性変形可能な一対の弾性変形部位14を備えている。夫々の弾性変形部位14は、円弧面12Aの両端部から管幅方向に延びると共に板面が鉛直方向を向いた延設板14Aを備えている。
また、延設板14Aにおける管軸方向の寸法(図1の寸法J)は、保持部位12における管軸方向の寸法(図1の寸法K)より小さく(狭く)されている。
さらに、ヘッダー管固定具10は、管軸方向から見て、夫々の延設板14Aの先端部(管幅方向の外側の端部)が鉛直方向の下側に折り曲げられて形成されると共に、ベースプレート22に形成された係止孔28に係止される被係止部位16を備えている。換言すれば、延設板14Aの先端部に被係止部位16が連結されている。
この被係止部位16は、延設板14Aの先端部が鉛直方向の下側に折り曲げられて形成される鉛直板16Aと、鉛直板16Aの下端部が管幅方向の内側(ヘッダー管30に接近する側)に折り曲げられて形成される係止爪16Bとを備えている。これにより、管軸方向から見て、鉛直方向に、弾性変形部位14と係止爪16Bとが並んで配置されている(図2(B)参照)。
そして、この係止爪16Bが前述した係止孔28に鉛直方向で係止されることで、ヘッダー管固定具10がベースプレート22に取り付けられるようになっている(図4(B)参照)。つまり、本実施形態では、係止爪16Bが、係止孔18に係止される係止方向と鉛直方向とは同一方向とされている。すなわち、本実施形態に記載する「鉛直方向」は、「係止方向」と読み換えることができる。
また、被係止部位16における管軸方向の寸法(図1の寸法L)は、保持部位12における管軸方向の寸法(図1の寸法K)と同等とされている。換言すれば、前述した延設板14Aの管軸方向の寸法は、保持部位12の管軸方向の寸法及び被係止部位16の管軸方向の寸法に比して、小さくされている。
なお、ヘッダー管固定具10を用いてヘッダー管30をベースプレート22に固定した際に(図4(B)参照)、被係止部位16の鉛直板16Aに鉛直方向の引張力(テンション)が負荷されるように、鉛直板16Aの鉛直方向の長さが決められている。
(作用・効果)
次に、ヘッダー管固定具10を用いて、ヘッダー管30をベースプレート22に固定する作業について説明する。
先ず、作業者は、図3(A)(B)に示されるように、ヘッダー管30の主管部位32をベースプレート22の円弧板24に載せる。さらに、作業者は、保持部位12の円弧面12Aで主管部位32の外周面を抱え込むように、ヘッダー管固定具10を主管部位32の上からベースプレート22に載せる。
次に、作業者は、図4(A)に示されるように、ヘッダー管固定具10の弾性変形部位14の延設板14Aの管幅方向の外側を鉛直方向の下側に押圧する(図中矢印P参照)。これにより、延設板14Aが弾性変形し、延設板14A及び被係止部位16は、延設板14Aの管幅方向の内側の端部(図4(A)のR部)を中心に延設板14Aの管幅方向の外側が鉛直方向の下側へ移動するように回転移動する。被係止部位16がR部を中心に回転移動することで、被係止部位16の係止爪16Bが、係止孔28に鉛直方向の上側から挿入される。詳細には、被係止部位16の下端部の係止爪16Bが管幅方向の内側に移動しながら係止孔28に挿入される(図中矢印S参照)。なお、係止爪16Bの係止孔28への挿入過程で、係止爪16Bの内側の面と係止孔28の孔縁とが強く接触する。
次に、作業者は、延設板14Aに負荷している押圧力を解除する。これにより、ヘッダー管固定具10の延設板14Aは、図4(B)に示されるように、弾性復帰して、被係止部位16の鉛直板16Aが鉛直方向の上側へ移動する。これにより、係止爪16Bは、フランジ部28Aが形成された係止孔28と鉛直方向で係止される。この状態で、被係止部位16の鉛直板16Aに鉛直方向の引張力(テンション)が負荷される。
このようにして、保持部位12が主管部位32を保持し、図5に示されるように、ヘッダー管固定具10によって、ヘッダー管30がベースプレート22に固定される。
以上説明したように、延設板14A(弾性変形部位14)が弾性変形及び弾性復帰することで、係止爪16Bが、係止孔28に係止され、保持部位12が主管部位32を保持する。このように、ヘッダー管固定具10を用いることで、主管部位32に保温材等が巻かれていない場合であっても、ヘッダー管30をベースプレート22に容易に固定することができる。
また、鉛直方向(係止方向)に、弾性変形部位14と係止爪16Bとが並んで配置されている。これにより、延設板14A(弾性変形部位14)を鉛直方向に押圧することで、容易に、被係止部位16の係止爪16Bと係止孔28とを係止させることができる。
また、延設板14Aを鉛直方向に押圧すると、前述したように、被係止部位16の下端部の係止爪16Bが、管幅方向の内側に移動しながら係止孔28に挿入される。ここで、係止爪16は、鉛直板16Aの下端部を管幅方向の内側に折り曲げて形成されている。このため、作業者が延設板14Aへの押圧力を解除するだけで、鉛直板16Aが鉛直方向の上側へ移動して係止爪16Bを係止孔28に係止させることができる。
また、弾性変形部位14は、管軸方向から見て、保持部位12の円弧面12Aの端部から管幅方向(直交方向)の外側に延びる延設板14Aを含んで構成されている。このため、延設板14Aが管幅方向に延びていない場合と比して、作業者による押圧力で延設板14Aを効率よく回転移動させることができる。
また、延設板14Aの管軸方向の寸法(図1の寸法J)は、保持部位12の管軸方向の寸法(図1の寸法K)及び被係止部位16の管軸方向の寸法(図1の寸法L)に比して、小さくされている。これにより、各寸法が同等である場合と比して、作業者が延設板14Aを鉛直方向に押圧する際に、弾性変形部位14を容易に弾性変形させることができる。なお、弾性変形部位14を容易に弾性変形させる構造としては、弾性変形部位の厚さを他の部位の厚さと比して薄くしたり、また、弾性変形部位に貫通孔を形成させる構造であってもよい。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係るヘッダー管固定具70の一例について図6(A)に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第一実施形態と異なる部分のみ主に説明する。
図6(A)に示されるように、第二実施形態に係るヘッダー管固定具70の弾性変形部位72には、管軸方向から見て、鉛直方向に折り返す折返し部72Aが夫々2個(2箇所)形成されている。
また、ベースプレート76に形成された係止孔78は、係止孔78Aと、係止孔78Aに対して管幅方向の内側に配置され、係止孔78Aに対して管幅方向の寸法が小さくされた係止孔78Bとを備えている。そして、係止爪16Bが係止孔78に係止された状態では、係止孔78Bに係止爪16Bの先端側が鉛直方向の下側から挿入されるようになっている。
以上説明したように、弾性変形部位72には、鉛直方向に折り返す折返し部72Aが夫々2個形成されている。このため、ヘッダー管固定具70を用いて、ヘッダー管30をベースプレート76に固定しようとして作業者が、弾性変形部位72を鉛直方向(係止方向)の下側に向けて押圧すると、弾性変形部位が平板状の板材である場合と比して、容易に弾性変形部位72が弾性変形する。これにより、ヘッダー管固定具70の係止爪16Bを容易に係止孔78に係止させることができる。
他の作用及び効果については、第一実施形態の延設板14Aによって生じる作用及び効果以外の第一実施形態の作用及び効果と同様である。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態に係るヘッダー管固定具80の一例について図6(B)に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第一実施形態と異なる部分のみ主に説明する。
第三実施形態のヘッダー管固定具80において、保持部位12に対して一方(図中右方)には、弾性変形部位が備えられていない。そして、保持部位12に対して一方(図中右方)の被係止部位82は、保持部位12の円弧面12Aの端部からベースプレート86に形成された係止孔88に向けて延びる傾斜板82Aと、傾斜板82Aの下端部から管幅方向の外側に折り曲げられて形成される係止爪82Bとを備えている。
また、ベースプレート86に形成された一方(図中右方)の係止孔88は、係止孔88Aと、係止孔88Aに対して管幅方向の外側に配置され、係止孔88Aに対して管幅方向の寸法が小さくされた係止孔88Bとを備えている。そして、係止爪82Bが係止孔88に係止された状態で、係止孔88Bに係止爪82Bの先端側が鉛直方向の下側から挿入されるようになっている。
以上の構成により、作業者が、ヘッダー管固定具80を用いて、ヘッダー管30をベースプレート86に固定しようとすると、先ず、作業者は、係止爪82Bを係止孔88に係止させる。
次に、作業者は、ヘッダー管固定具80の延設板14Aの管幅方向の外側を鉛直方向の下側に押圧する。これにより、延設板14Aが弾性変形して被係止部位16の係止爪16Bが、係止孔28に鉛直方向の上側から挿入される。
次に、作業者は、延設板14Aに負荷している押圧力を解除する。これにより、延設板14Aが弾性復帰して、係止爪16Bは、フランジ部28Aが形成された係止孔28と鉛直方向で係止する。
このようにして、ヘッダー管固定具80によって、ヘッダー管30がベースプレート22に固定される。
他の作用及び効果については、第一実施形態の作用及び効果と同様である。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態に係るヘッダー管固定具90の一例について図7に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第一実施形態と異なる部分のみ主に説明する。
第四実施形態に係るヘッダー管固定具90の弾性変形部位92は、管軸方向から見て、保持部位12の円弧面12Aの端部から外側(ヘッダー管30から離間する側)に延び、保持部位12を一方と他方とに分割するように、保持部位12の頂部に備えられている。
そして、弾性変形部位92は、保持部位12の円弧面12Aから鉛直方向の上側に立ち上がる一対の立上板92Aと、管幅方向に延びて一対の立上板92Aの先端を連結させる連結板92Bとを備えている。
以上の構成により、作業者が、ヘッダー管固定具90を用いて、ヘッダー管30をベースプレート22に固定しようとすると、作業者は、保持部位12を掴みヘッダー管固定具90を鉛直方向の下側に押圧し、係止爪16Bを係止孔28に挿入させようとする。
そうすると、立上板92Aの基端部が管軸方向に広がるように弾性変形部位92が弾性変形し(図中矢印T参照)、係止爪16Bが係止孔28に挿入されて係止爪16Bが係止孔28に係止される。
他の作用及び効果については、第一実施形態の弾性変形部位14によって生じる作用及び効果以外の第一実施形態の作用及び効果と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第一実施形態、第二実施形態、及び第四実施形態では、管幅方向の内側に折り曲げられること形成される一対の係止爪16Bが、保持部位12の両方に形成されたが、一方だけでもよい。
また、上記第一実施形態、第三実施形態、及び第四実施形態の係止孔28にはフランジ部28Aが形成されたが、フランジ部28Aが無くてもよい。
また、上記実施形態では、ヘッダー管固定具10の係止爪16Bを係止するベースプレートの係止部として、係止孔28を形成させたが、係止部は必ずしも孔でなくてもよい。
また、上記第一実施形態では、延設板14Aの軸方向の寸法を、保持部位12の軸方向の寸法及び被係止部位16の軸方向の寸法に比して小さくしているが、これと同様に、上記第二実施形態、第三実施形態、及び第四実施形態においても弾性変形部位の軸方向の寸法を、保持部位12の軸方向の寸法及び被係止部位16の軸方向の寸法に比して小さくすることもできる。
また、上記実施形態では、SUSの鋼板を折り曲げてヘッダー管固定具を形成させたが、樹脂材料等によってヘッダー管固定具を形成してもよい。
10 ヘッダー管固定具
12 保持部位
12A 円弧面
14 弾性変形部位
14A 延設板
16 被係止部位
16B 係止爪
22 ベースプレート
28 係止孔(係止部の一例)
30 ヘッダー管
32 主管部位
70 ヘッダー管固定具
72 弾性変形部位
76 ベースプレート
78 係止孔(係止部の一例)
80 ヘッダー管固定具
82 被係止部位
82B 係止爪
86 ベースプレート
88 係止孔(係止部の一例)
90 ヘッダー管固定具
92 弾性変形部位

Claims (4)

  1. ベースプレートに載せられたヘッダー管の外周面に周方向に沿って接触して前記ヘッダー管を保持する円弧状の保持部位と、
    前記保持部位の円弧面の円周方向端部から外側に延びて形成されると共に、弾性変形可能な弾性変形部位と、
    前記周方向において、前記保持部位の両端側に形成され、前記ベースプレートに形成される係止部に係止されると共に、少なくとも一方は、前記ヘッダー管の軸方向から見て、端部を内側に折り曲げることで前記係合部に係止される係止爪を有する被係止部位と、
    を備えるヘッダー管固定具。
  2. 前記係止爪が前記係止部に係止される係止方向に、前記弾性変形部位と前記係止爪とが並んで配置される請求項1に記載のヘッダー管固定具。
  3. 前記弾性変形部位は、前記軸方向から見て、前記円弧面の端部から前記係止方向に対して略直交する直交方向に延びて先端部に前記被係止部位が連結される延設板を含んで構成される請求項2に記載のヘッダー管固定具。
  4. 板金部材を折り曲げて、前記保持部位、前記弾性変形部位、及び前記被係止部位が形成され、
    前記延設板の前記軸方向の寸法は、前記保持部位の前記軸方向の寸法及び前記被係止部位の前記軸方向の寸法に比して、小さくされる請求項3に記載のヘッダー管固定具。
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