JP2014201343A - 飲料充填システム - Google Patents

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弘晃 種本
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Abstract

【課題】圧縮変形させたボトルを投入する飲料充填システムに関し、システム全体をより省スペースで利用し易くする技術を提供する。また、より確実なボトルの取扱を可能とし、より確実にボトルの洗浄およびボトルへの飲料の充填を完了させる技術を提供する。【解決手段】システムを搬入ブロック、拡張ブロック110、洗浄ブロック140、充填ブロック170及び密封ブロック200、搬出ブロック220のブロックで構成するようにする。洗浄ブロック140、充填ブロック170及び密封ブロック200においては、ボトル1を周回移動させつつ洗浄工程、充填工程、密封工程を実行するようにし、これらのブロックを一つのハウジング内に配置することとした。また、拡張ブロック110においては、ボトル1を直線移動させつつ拡張工程を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、飲料をボトルに充填する飲料充填システムであって、特に、上下方向に圧縮変形可能なボトルを圧縮変形させ体積を減縮させた状態でシステムに投入し、システム内でボトルを拡張した上で飲料を充填するものに関する。
飲料充填システムは、新たに製造したボトルあるいは一旦流通後に回収したボトルを洗浄して飲用水などの飲料を充填し、キャップを装着して密封するシステムである。このようなシステムにおいて使用されるボトルの中には、輸送コストを低減するために、ボトルを一旦圧縮変形させて体積を減縮させた状態で運搬し、圧縮変形した状態で飲料充填システムに投入し、システム内で拡張するようにしたものがある。
しかしながら、このような飲料充填システムでは、圧縮変形したボトルを拡張して元の形状に復元するなどの工程が増加するため、工程が複雑になり、システム全体が大型化する場合があった。また、ボトルを圧縮変形させた場合、圧縮変形後のボトルの形状のバラツキが増加するので、圧縮変形したボトルの投入に対応したシステムでは、圧縮変形後のボトルの各工程における統一的な取扱が困難になる場合があった。
特開2013−035561号公報 特開2011−178402号公報 特開2006−008133号公報
本発明は、上記の現状に鑑みて案出されたものであり、その目的は、圧縮変形させたボトルを投入する飲料充填システムにおいて、システム全体をより省スペースで利用し易くすることができる技術を提供することである。また、より確実なボトルの取扱を可能とし、より確実にボトルの洗浄およびボトルへの飲料の充填を完了させることができる技術を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、飲料を保持する容積部と、該容積部に一端が接続され該容積部より小さい断面積を有するとともに他端に開口部が設けられた筒状の給排水部とからなり上下方向に圧縮変形させて運搬可能なボトルに、飲料を充填する、飲料充填システムであって、
前記圧縮変形されたボトルを前記システム内に搬入する搬入部と、
前記搬入部により搬入された前記ボトルを直線移動させるとともに空気を流入させることで該ボトルを拡張させる拡張部と、
前記拡張部により拡張された前記ボトルに円周上を周回移動させるとともに該ボトルの内部を洗浄する洗浄部と、
前記洗浄部により洗浄された前記ボトルに円周上を周回移動させるとともに該ボトルに飲料を充填する充填部と、
前記充填部により飲料が充填された前記ボトルに円周上を周回移動させるとともに栓を装着して前記ボトルを密封する密封部と、
前記密封部によって密封された前記ボトルを搬出する搬出部と、
少なくとも前記洗浄部、前記充填部及び前記密封部を内部に包含するハウジングと、
を備え、
前記搬入部と前記搬出部とは、前記ハウジングに対して互いに反対側に配置されたことを特徴とする。
圧縮変形させたボトルを投入し、これに飲料を充填する飲料充填システムにおいては、圧縮変形したボトルを拡張して形状を復元する拡張工程、拡張されたボトルの内部を洗浄する洗浄工程、洗浄されたボトルに飲料を充填する充填工程及び、飲料が充填されたボトルにキャップを装着して密封する密封工程の四つの工程が必ず必要になる。このようなシステムは拡張工程を含むので、工程が複雑化しシステム全体が大型化する場合がある。
これに対し本発明では、搬入部、搬出部の他に、システムを拡張部、洗浄部、充填部及び密封部の四つのブロックで構成するようにし(フォースブロック構成)、洗浄部、充填部及び密封部においては、ボトルを周回移動させつつ洗浄工程、充填工程、密封工程を実行するようにし、これらのブロックを一つのハウジング内に配置することとした。また、拡張部においては、ボトルを直線移動させつつ拡張工程を実行することとした。
これによれば、概略円形の3つのブロックを一つのハウジング内に配置させるとともに、直線的な拡張部でボトルをハウジング内に導入しつつ拡張工程を実行することができる。そうすれば、拡張部に、ボトルをハウジング内に導入する機能と拡張工程を実行する機能を兼ね備えさせることができ、拡張部をハウジング内の空きスペースに配置することが可能である。よって、システム全体として省スペース化が可能になる。さらに、本発明においては、拡張部に繋がる搬入部と、搬出部とを、ハウジングに対して反対側に配置したため、システム全体としては、ボトルの搬入、作業工程、搬出を整然と配置することができ、システム全体として使用し易いものにすることが可能である。
また、本発明においては、前記拡張部と前記洗浄部との間に配置され前記ボトルに円周上を周回移動させて進行方向を変更する第一方向転換部と、
前記洗浄部と前記充填部との間に配置され前記ボトルに円周上を周回移動させて進行方向を変更する第二方向転換部と、を更に備え、
前記ハウジング内において、
前記拡張部は前記搬入部によって搬入された前記ボトルの進行方向を変えずに直線移動させるとともに、その少なくとも一部は前記ハウジングに包含され、
前記洗浄部と前記第一方向転換部とは前記ハウジング内における前記搬入部の側に寄せて配置され、
前記充填部と前記密封部とは前記ハウジング内における前記搬出部の側に寄せて配置され、
前記第二方向転換部は前記ハウジング内における中央部に配置されるようにしてもよい。
これによれば、ハウジング内で、ボトルが周回移動する洗浄部、充填部、密封部の他、第一方向転換部、第二方向転換部の合計5つのブロックにおいてボトルの進行方向を転換することができ、ハウジング内のスペースをより有効に活用することができる。また、ハウジング内における各ブロックの配置の自由度を高めることができる。よって、システム全体の省スペース化をさらに促進することが可能になる。
また、本発明においては、前記ボトルの前記給排水部には、該ボトルを保持可能とするとともに前記給排水部の軸方向の位置基準となる基準リブが設けられ、
前記拡張部、洗浄部、充填部及び密封部においては、前記基準リブを前記軸方向の基準として前記給排水部を保持することで前記ボトルの位置を規制するようにしてもよい。
本発明では、上下方向に圧縮可能なボトルが投入されることが前提となっている。このことはボトル自体(特に飲料を保持する容積部)が変形し易く強度が弱いことを意味している。そうすると、システム内でボトル位置規制、特に開口部の位置規制をすることが困難な場合がある。一方、拡張工程、洗浄工程、充填工程、密封工程の全ての工程において給排水部及び、その開口部の位置は精密に規制することが必要である。そこで、本発明においては、ボトルの給排水部にボトル(給排水部)の軸方向(ボトルを正立させた場合の上下方向)の位置基準となる基準リブを設け、拡張部、洗浄部、充填部及び密封部においては、基準リブを前記軸方向の基準として給排水部を保持することとした。そうすれば、例えば、ボトルの圧縮度合いがバラついたり、飲料の重量でボトルが歪んだりすることがあっても、システム内の各ブロックで、より正確にボトルをハンドリングすることが可能となる。
また、本発明においては、前記拡張部は、
前記圧縮変形されたボトルを直線移動させるベルトコンベヤと、
前記ベルトコンベヤの上方に所定高さの空間を隔てて配置され、前記圧縮変形したボトルをさらに該所定高さまで圧縮するように上方から押圧する押圧手段と、
前記押圧手段で前記ボトルを前記所定高さまで圧縮した状態で、前記基準リブに当接して該基準リブの位置を規制するとともに前記給排水部の外形に当接して前記ボトルをガイドするガイド部と、
を有するようにしてもよい。
ここで、上述したように、上下に圧縮したボトルの高さのバラツキは圧縮しない場合と比較して大きくなる。そうすると、基準リブの位置自体が大きくばらつき、各工程において基準リブを適切に保持してボトルをハンドリングすること自体が困難になる可能性がある。そこで、本発明においては、圧縮されたボトルがベルトコンベヤによって直線移動している際に、押圧手段によってさらにボトルを所定高さまで押圧して圧縮し、その状態で、ガイド部を基準リブに当接させて位置規制することとした。すなわち、圧縮されたボトルをさらに圧縮して一定高さとし、その時点における基準リブ位置を揃えてから、基準リブを利用して位置規制することとしたのである。
これによれば、圧縮されて高さのバラツキが大きくなったボトルをシステムに投入した場合でも、拡張部におけるボトルの基準リブの位置を揃えることができ、システム内においてより確実にボトルの位置規制やハンドリングを行うことが可能となる。
また、本発明においては、前記拡張部は、
前記ボトルの前記給排水部が前記ガイド部によってガイドされている状態で、前記ボトルの前記給排水部を進行方向に押圧することで、前記ボトルに直線移動させる移動手段と、
前記ボトルに空気を流入させる空気流入手段と、
をさらに有し、
前記ベルトコンベヤにより前記ボトルに直線移動させる状態から、前記移動手段により前記ボトルに直線移動させる状態に切り換え、
前記切り換えによって前記ボトルの底面が前記コンベヤから離脱した後に、前記空気流入手段により前記ボトルに空気を流入させることで前記ボトルを拡張させるようにしてもよい。
ここで、拡張部においては、ボトルは先ずベルトコンベヤの作用によって直線移動する。そして、ボトルの高さが揃えられたのち、基準リブを基準としてガイド部にガイドされる。そして、基準リブを基準としてガイド部にガイドされた状態でボトルに空気が流入さ
れることでボトルが拡張し、圧縮される前の形状に復元される。その際、基準リブが基準となって給排水部がガイド部によってガイドされているから、ボトルが拡張する時にボトルは下方向に伸長する。本発明においては、ボトルが拡張する前に、ボトルを移動させる手段が、ベルトコンベヤから、給排水部を進行方向に押圧する移動手段に切り換えられている。従って、ボトルが拡張することによってボトルが下側に伸長したとしても、ボトルの底面がベルトコンベヤに当たるなどの不都合が回避され、円滑にボトルを直線移動させることができる。
また、本発明においては、前記洗浄部は、
前記ボトルの上下を反転させる反転手段と、
上下移動及び鉛直軸回りの回転が可能であり鉛直軸回りに放射状に洗浄水を噴出可能な洗浄ノズルと、
を有し、
前記反転手段により上下が反転されたボトルの前記給排水部の前記開口部から前記洗浄ノズルを挿入するとともに該洗浄ノズルを前記鉛直軸回りに回転させながら洗浄水を噴出させることで前記ボトルの内部を洗浄するようにしてもよい。
これによれば、ボトルの上下を反転させた上で、洗浄ノズルをボトルの開口部からボトル内に侵入させ、回転させながら、放射状に洗浄水を噴出させることで、より均一にムラなく、ボトルの内部を洗浄することが可能となる。また、洗浄後の洗浄を自重で自動的に開口部から排出することが可能となり、効率良く水切りをすることができる。
また、本発明においては、前記充填部は、
前記ボトルに飲料を充填する充填手段を複数有し、
前記ボトルに前記円周上を周回移動させている間に、前記複数の充填手段により複数回に分割して該ボトルに飲料を充填するようにしてもよい。
ここで、ボトルの容量によっては飲料の充填に長時間を要する。また、容量が大きいボトルについては、飲料充填システム内においてボトルの移動を一旦停止した上で、飲料を充填し、充填が完了してから移動を再開する場合が多い。そうすると、ボトルの容量一杯の飲料を一度に充填する場合には、充填部における飲料の充填工程がシステム全体の一旦停止時間を支配してしまい、生産効率を下げてしまう場合がある。これに対し、本発明においては、前記ボトルに前記円周上を周回移動させている間に、前記複数の充填手段により複数回に分割して該ボトルに飲料を充填するので、停止時間を適宜調整することが可能であり、他の工程との関係を加味した上で、最適な停止時間を設定することが可能になる。
また、本発明においては、前記密封部は、
前記栓を前記ボトルの給排水部の開口部の上に載置させる栓載置手段と、
前記栓載置手段によって前記給排水部の開口部の上に載置された栓を上方から打撃することにより前記栓を前記給排水部に装着する打栓手段と、
前記栓載置手段により前記給排水部の開口部の上に前記栓が載置されてから、前記打栓手段によって前記栓が前記給排水部に装着されるまでの間に、前記栓を押さえることで前記栓の前記給排水部の開口部からの離脱を防止する離脱防止手段と、
が設けられるようにしてもよい。
本発明で扱うボトルは、前述のように上下方向に圧縮可能なボトルであり、強度的に比較的弱い物であることが前提となる。また、密封部において密封工程が行われる時点では容量一杯まで飲料が充填されている。そうすると、密封工程で、栓載置手段がボトルの開口部の上に栓を載置したとしても、少しの振動で開口部の上に載置された栓が振り落とさ
れたり、開口部から噴出する空気で吹き飛ばされたりする虞がある。これに対し、本発明では、栓載置手段により開口部の上に栓が載置されてから、打栓手段によって栓が装着されるまでの間に、離脱防止手段によって栓を押さえるので、給排水部の開口部から栓が離脱してしまうこと防止でき、より確実にボトルを密封することが可能となる。
なお、上記の手段は、可能な限り互いに組み合わせて使用することができる。
本発明によれば、圧縮変形させたボトルに飲料を充填する飲料充填システムにおいて、システム全体をより省スペースで利用し易くすることができる。また、システム内において、より確実なボトルの取扱を可能とし、より確実にボトルの洗浄およびボトルへの飲料の充填を完了させることができる。
本発明の前提となるボトルの概略構成を示す図である。 本発明に係る飲料充填システム全体の概略構成を示す図である。 本発明に係る飲料充填システムの平面図及び、ボトルの移動経路を示す図である。 本発明の搬入・拡張ブロックの概略構成を示す図である。 本発明の搬入・拡張ブロックのうち、リブ押圧コンベヤ付近の図である。 本発明の洗浄ブロックにおけるノズルの概略構成を示す図である。 本発明の洗浄ブロックにおける実際の洗浄工程を示す図である。 本発明の充填ブロックの概略構成を示す図である。 本発明の打栓ブロックの概略構成を示す図である。 本発明の搬出ブロックの概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔実施例1〕
図1には、本実施例に係る飲用水充填システム100によって飲用水を充填するボトル1を示す。図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は底面図を示す。なお、本明細書のボトル1に関し、図1(a)における紙面手前側が上側、紙面奥側を下側と表現する。また、図1(a)及び図1(c)は、少なくとも中心線に対して対象な図となるので、主に中心線の片側についてのみ描かれている。
図1(a)及び図1(c)に示すように、ボトル1は、上下方向から見て円形の断面を有する。また。図1(b)に示すように、ボトル1は、中空円柱状で飲用水を受容する容積部1aと、容積部1aの上面に設けられ容積部1aより小径の円筒形状を有し、容積部1aに連結されることで外部との間で飲用水を授受するための給排水部1bとからなる。給排水部1bの上端には飲用水授受のための開口部1cが設けられている。
容積部1aの上面における給排水部1bの周囲の領域である肩部1dには、ボトル1全体としての強度を確保するために放射状に形成された縦リブ2が16箇所設けられている。また、容積部1aの側面にはボトル1自体を上下方向に変形させるための蛇腹形状の蛇腹部3が設けられている。この蛇腹部3が設けられているので、ボトル1を成形後に上下方向から押圧しまたは引張ることで、蛇腹部3を選択的に変形させることができ、ボトル1を上下方向に容易に圧縮または復元させることが可能となっている。
なお、給排水部1bの側面には、基準リブとしての上側リブ5、中間リブ6、下側リブ
7の3つのリブが設けられている。図1(a)には、上側リブ5のみが現れているが、上側リブ5は上から見ると円形の外形に90度毎に4箇所のDカットを施した形状となっている。また、上側リブ5、中間リブ6及び下側リブ7は同じ形状を有している。さらに、上側リブ5、中間リブ6及び下側リブ7は、図1(b)に示すように、上下方向には等間隔で設けられている。以下、上側リブ5と中間リブ6と、その間の給排水部1bの側面とで形成される部分を上側リブ空間10と呼ぶ。また、中間リブ6と下側リブ7と、その間の給排水部1bの側面とで形成される領域を下側リブ空間11と呼ぶ。
次に、図2を用いて、本実施例の飲用水充填システム100の概略構成及び作用について説明する。図2(a)はシステム全体の平面図、図2(b)は正面図、図2(c)は左側面図を示す。飲用水充填システム100においては、ボトル成型工場で成形された後に、上下方向に圧縮された状態のボトル1を搬入口101から投入すると、搬入用コンベヤ102によってハウジング105内に自動的に導入される。ここで、搬入口101及び搬入用コンベヤ102を含めて搬入ブロック103と呼ぶ。また、その過程においてボトル1は本来のサイズまで拡張される。その後、ハウジング105内において、ボトル1の内部が洗浄され、飲用水が充填され、キャップが打栓される。そして、それらの工程が終了した後に、ボトル1は搬出用コンベヤ212によって搬出口211まで運搬される。ここでは、搬出用コンベヤ212と搬出口211を含めて搬出ブロック220と呼ぶ。そして、本実施例において上述の搬入ブロック103は搬入部に相当し、搬出ブロック220は搬出部を構成する。
飲用水充填システム100には、搬入ブロック103及び搬出ブロック220の他に、機能別に考えると四つのブロックが形成されている。第一のブロックは、ボトル1内に空気を所定の圧力で流入させることで圧縮されたボトル1を使用状態にまで拡張する拡張部としての拡張ブロック110である。第二のブロックは、拡張ブロック110において拡張されたボトル1の内部を洗浄する洗浄部としての洗浄ブロック140である。第三のブロックは、洗浄ブロック140において内部を洗浄され、且つ水切りがされたボトル1に飲用水を充填する充填部としての充填ブロック170である。第四のブロックは、充填ブロック170において飲用水が充填された後のボトル1にキャップを打栓して密封する密封部としての打栓ブロック200である。
本実施例においては、拡張ブロック110は、搬入用コンベヤ102の延長上でボトル1が直線移動している間に空気がボトル1に流入され拡張するように構成されている。また、洗浄ブロック140は、ボトル1が洗浄ホイール141の外周部に保持されて洗浄ホイール141の円周上を周回移動している間にボトル1の内部が洗浄されるように構成されている。また、充填ブロック170は、ボトル1が充填ホイール172の外周部に保持されて充填ホイール172の円周上を周回移動している間にボトル1に飲用水が充填されるように構成されている。さらに、打栓ブロック200は、ボトル1が打栓ホイール201の外周部に保持されて打栓ホイール201の円周上を周回移動している間にボトル1にキャップが装着されるように構成されている。
また、本実施例においては、拡張ブロック110から洗浄ブロック140にボトル1が移行する際には、第一方向転換部としての第一方向転換ブロック125においてボトル1の進行方向が変更される。具体的には、第一方向転換ホイール127の外周に保持され、第一方向転換ホイール127の円周上をボトル1が所定の角度だけ周回移動することにより方向転換される。同様に、洗浄ブロック140から充填ブロック170にボトル1が移行する際には、第二方向転換部としての第二方向転換ブロック155においてボトル1の進行方向が変更される。具体的には、第二方向転換ホイール157の外周部にボトル1が保持され、第二方向転換ホイール157の円周上を所定の角度だけ周回移動することによりボトル1が方向転換される。
すなわち、搬入口101から搬入され搬入用コンベヤ102に載置されたボトル1は、直線上を進行しながら拡張ブロック110において拡張される。次に、ボトル1は第一方向転換ブロック125に移行しハウジング105内における進行方向が変更される。第一方向転換ブロック125で進行方向が変更されたボトル1は、洗浄ブロック140に移行する。洗浄ブロック140においてボトル1が周回移動し、その間にボトル1の内部が洗浄される。
洗浄ブロック140において洗浄されたボトル1は第二方向転換ブロック155に移行し、進行方向が変更された上で、充填ブロック170に渡される。充填ブロック170においてはボトル1が周回移動し、その間に飲用水が充填される。充填ブロック170において飲用水が充填されたボトル1は打栓ブロック200に渡される。打栓ブロック200において周回移動し、その間に給排水部1bの開口部1cに打栓されたボトル1は、搬出用コンベヤ211に渡され、搬出用コンベヤ211上を直線移動し、搬出口212から搬出される。
このように、本実施例における飲用水充填システム100においては、ボトル1が概略円弧状の洗浄ブロック140、充填ブロック170、打栓ブロック200及び、第一方向転換ブロック125、第二方向転換ブロック155の五つの、ボトル1が円周上を周回移動するブロックを有する。そして、第一方向転換ブロック125と洗浄ブロック140をハウジング105の左側に寄せられる形で配置され、第二方向転換ブロック155はハウジング105の中央に配置され、充填ブロック170及び打栓ブロック200はハウジング105の右側に寄せて配置され、全体がハウジング105の左右方向中央に対して略対称形に配置されている。
図3(a)には、飲用水充填システム100の平面図の拡大図を示す。また、図3(b)には、飲用水充填システム100におけるボトル1の移動経路を示す。図3(b)に示すように、本実施例では、ハウジング105内で複数回往復運動するようにボトル1が移動する。従って、ハウジング105内のスペースを有効に使い、全体のシステム100を小型化することができる。
また、上記の飲用水充填システム100においては、さらに、直線状にボトル1が移動する搬入ブロック103と、搬出ブロック220とを、ハウジング105に対して互いに反対側に配置した。これにより、飲用水充填システム100全体におけるボトル1の搬入及び搬出の位置を使用し易い配置とすることが可能になる。
次に、図4及び図5を用いて本実施例の搬入ブロック103及び拡張ブロック110について詳細に説明する。図4(a)は、搬入ブロック103、拡張ブロック110と、第一方向転換ブロック125の一部を示す平面図である。図4(b)は、拡張ブロック110のうち、搬入用コンベヤ102付近の正面図である。ここで搬入用コンベヤ102は、前述のように搬入ブロック103を構成するとともに、拡張ブロック110の一部を構成することになる。
また、図5(a)は、拡張ブロック110のうち、後述するリブ押圧コンベヤ116付近の平面図である。図5(b)は、拡張ブロック110のうち、後述するリブ押圧コンベヤ116付近の正面図である。図5(c)は同右側面図である。上述のように、ボトル1は、上下に圧縮され変形した状態で搬入口101に搬入され、作業者によって搬入用コンベヤ102まで運ばれる。この搬入口101は、搬入用コンベヤ102にボトル1を導入するための待機スペースである。搬入用コンベヤ102まで運ばれたボトル1は、搬入用コンベヤ102の作動によってハウジング105の方向に移動する。
搬入用コンベヤ102によって、ボトル1が移動した先には、ボトル1の給排水部1bの進行方向に対して左右方向の位置を規制するガイド部としての左右ガイド112が設けられている。この左右ガイド112には、始端に左右横方向にテ―パ状に広がった導入部112aが設けられており、ボトル1が移動して給排水部1bが導入部112aに侵入し、左右ガイド112の幅が徐々に狭まることで、ボトル1の左右方向(図4(a)における上下方向)の位置が搬入用コンベヤ102の中央部に揃うようになっている。また、導入部112aの下流側における左右ガイド112の左右両側には、ボトル1の進行方向下流側に延びた長板状の部材でありローラ113aを複数備えた押圧手段としての圧縮ガイド113が設けられている。
この圧縮ガイド113は、下流側の端部113bで回動可能に支持されており、バネ力により反時計回りに付勢されている。そして、ローラ113aによってボトル1の肩部1dを下方向に押圧可能に配置されている。また、圧縮ガイド113の下流側の端部113bには、端部113bと同軸に回転可能で径がより大きい下流側ローラ113dが設けられている。また、圧縮ガイド113における複数のローラ113aの上流側には回転可能で、下流側ローラ113dと略同じ径を有する上流側ローラ113cが設けられている。そして、上流側ローラ113cと、下流側ローラ113dと、その間に配置された複数個のローラ113aには、丸ベルト113eが掛けられている。さらに、下流側ローラ113dには、図示しないモータが接続されており、丸ベルト113eの移動速度が搬入コンベヤ102と同じ速度になるように、下流側ローラ113dを回転させる。
ボトル1は、この圧縮ガイド113の下を通過する際に、下方向にさらに圧縮変形する。より具体的には、圧縮ガイド113のローラ113aが回転しながら、そして丸ベルト113eが移動しながらボトル1の左右両側の肩部1dを下側に押圧することで、進行方向の抵抗を増加させることなく、ボトル1は上下方向にさらに圧縮される。圧縮ガイド113は、前述のように下流側の端部113bの回転軸の周りに回動可能に設けられている。よって、搬入用コンベヤ102によってボトル1が図4(a)の下流側に移動すると、ボトル1の肩部1dは、回転軸113bの高さで規定される一定高さまで押さえつけられ、ボトル1は予め定められたサイズまで圧縮される。
拡張ブロック110における左右ガイド112及び圧縮ガイド113の下流側には、ボトル1の進行方向に水平に延びた長板状の部材であって、ボトル1の給排水部1bを左右から挟むように設けられたリブガイド115が設けられている。このリブガイド115は、左右ガイド112から連続してボトル1の給排水部1bの左右方向の位置を規制するとともに、その上下方向の位置も規制するものである。このリブガイド115は、ボトル1がその始端115aに到達した際に、左右両側の長板状の部材が上側リブ5と中間リブ6の間、すなわち上側リブ空間10に侵入するように構成されている。
リブガイド115における左右両側の長板状の部材の厚みは、上側リブ空間10の上下幅より若干小さい厚みに設定されており、また、左右両側の長板状の部材の間隔は、上側リブ空間10における給排水部1bの円筒側面の外径より若干大きい寸法に設定されている。従って、リブガイド115により、ボトル1の給排水口1aの左右方向及び上下方向の位置が精密に規制される。ボトル1は、このリブガイド115にガイドされた状態で搬入用コンベヤ102の下流側の終端まで移動する。
拡張ブロック110には、搬入用コンベヤ102に続いてボトル1を移動させるためのリブ押圧コンベヤ116が設けられている。このリブ押圧コンベヤ116は、両端を回転可能な始端スプロケット116a及び終端スプロケット116bによって支持されたチェーン116cと、このチェーン116cに等間隔で設けられた押圧部材116dによって
構成されている。そして、始端スプロケット116aは、搬入用コンベヤ102の終端よりも若干上流側に配置され、搬入用コンベヤ102とリブ押圧コンベヤ116の作動範囲が重なるようになっている。また、押圧部材116dは、ボトル1が上側リブ空間10をリブガイド115によってガイドされた状態で、給排水部1bにおける上側リブ5の直上の部分を、リブ押圧コンベヤ116の終端側に向けて押圧する。
これにより、搬入用コンベヤ102の終端まで移動したボトル1は、リブガイド115に上側リブ空間10がガイドされた状態で、リブ押圧コンベヤ116の作動によってさらに下流側に移動する。なお、搬入用コンベヤ102による移動からリブ押圧コンベヤ116による移動にボトル1が移行した後は、図5(b)及び図5(c)に示すように、ボトル1の底面は搬入用コンベヤ102から離脱し、ボトル1がリブガイド115にぶら下がった状態となっている。
リブ押圧コンベヤ116の終端スプロケット116bには、図5(b)に示すように同軸の回転軸を有するシャフト116eが連結されており、シャフト116eにおける終端スプロケット116bと反対側(下側)の端部には、駆動スプロケット116fが連結されている。この駆動スプロケット116fは、図示しない駆動チェーンによってモータと連結されており、モータの駆動によって駆動スプロケット116fが回転駆動することにより、終端スプロケット116bが回転し、チェーン116c及び、押圧部材116dが長円軌道上を移動するようになっている。なお、本実施例においてリブ押圧コンベヤ116は移動手段に相当する。
図5(b)及び図5(c)に示すように、搬入・拡張ブロック110のリブ押圧コンベヤ116の上側には、空気流入手段としての空気注入装置117が二組設けられている。この空気注入装置117は、上下動が可能でボトル1の給排水部1bの開口部1cに密接しボトル1の内部に空気を送り込む空気ノズル117aと、この空気ノズル117aに所定の圧力で空気を圧送するためのレギュレーション部117bとを有する。そして、二つの空気ノズル117aの間隔は、リブ押圧コンベヤ116における押圧部材116dの間隔と同じになるように設定されている。ここでは、ボトル1がリブガイド115にぶら下がっている状態で、空気注入装置117によってボトル1に空気が注入されることで、圧縮変形されたボトル1を拡張する。
具体的には、隣り合った押圧部材116dによって押圧され移動している二つのボトル1が二つの空気ノズル117aの真下に到達した際に、リブ押圧コンベヤ116が一時停止する。そして、空気ノズル117aが下降し、給排水部1bの開口1cに密着しボトル1内が密封される。そして、空気が所定圧力でボトル1内部に流入される。これにより、上下に圧縮されていたボトル1は、上下方向に拡張され、成形直後の本来の形状に復元される。
二つのボトル1の拡張が完了すると、空気のボトル1への流入が停止し、空気ノズル117aが上昇し初期位置に戻る。そうすると、リブ押圧コンベヤ116の作動が再開される。そして、次の二つのボトル1が二つの空気ノズル117aの下に到達した際に、再びリブ押圧コンベヤ116が一時停止し、ボトル1の拡張動作が繰り返される。なお、空気注入装置117による空気注入時の注入圧力及び注入時間は、ボトル1のサイズ、材質、厚みなどに応じて、ボトル1が大きな過不足なく成形直後の形状に復元されるよう設定されている。
ボトル1が拡張された後、リブガイド115の終端までボトル1が移動すると、ボトル1は、第一方向転換ブロック125に受け渡される。この第一方向転換ブロック125には、概略円板状の形状を有し、円板の中心回りに回転する第一方向転換ホイール127が
設けられている。この第一方向転換ホイール127の外周部には90度間隔で、ボトル1の下側リブ空間11に挿入されてボトル1を支持する概略U字型の支持部材128が設けられている。
また、第一方向転換ホイール127の回転数は、支持部材128とリブ押圧コンベヤ116の押圧部材116dとが同期するように設定されている。従って、ボトル1が拡張した後に押圧部材116dによってボトル1が押され、リブガイド115の終端に近づいた際に、第一方向転換ホイール127の支持部材128がボトル1の下側リブ空間11に挿入され、リブガイド115の終端からボトル1が離脱した時点で支持部材128が代わりに下側リブ空間11においてボトル1を保持し、第一方向転換ブロック125にボトル1を受け入れる。
ここで、図2の説明に戻る。第一方向転換ブロック125に受け入れられたボトル1は、第一方向転換ホイール127の回転に伴って第一方向転換ホイール127の円周上を周回移動する。そして、180度以上回転した時点で、今度は洗浄ブロック140に受け渡される。洗浄ブロック140においては、概略円板状の形状を有し、円板の中心回りに回転する洗浄ホイール141が設けられている。この洗浄ホイール141の外周部には、ボトル1の上側リブ空間10に挿入されてボトル1を保持する概略U字型の支持部材(不図示)が設けられている。洗浄ホイール141の支持部材は、その内周側(洗浄ホイール141の中心に近い側)に洗浄ホイール141の接線方向に設けられた後述の折り畳み軸144の回りに反転し、折り畳み可能に構成されている。
すなわち、第一方向転換ホイール127からボトル1が受け渡された後に、洗浄ホイール141の支持部材(不図示)が、後述の折り畳み軸144の回りに反転し折り畳まれることで、ボトル1の上下方向が逆転するように構成されている。その結果、給排水部1bが下側、容積部1aが上側に位置し、開口部1cが下側に向かって開口するような状態でボトル1が洗浄ホイール141に保持される。同時に、支持部材の折り畳みによって洗浄ホイール141の半径が見かけ上小さくなる。洗浄ブロック140においては、洗浄ホイール141の回転に伴って、ボトル1は上下方向が逆転した状態で洗浄ホイール141の円周上を周回移動する。
この洗浄ブロック140には、図6に示すような洗浄ノズル300が設けられており、ボトル1が周回移動し洗浄ノズル300の真上に来た時点で洗浄ホイール141は一旦停止する。この一旦停止のタイミングは、拡張ブロック110で、隣り合った二つのボトル1が二つの空気ノズル117aの下に到達して停止するタイミングと同期している。洗浄ブロック140では、この状態で洗浄ノズル300から洗浄水が噴出することによってボトル1の内部が洗浄される。図6において洗浄ノズル300は、床に対して動かないように設けられたベース142に固定された略円筒状の固定部302と、この固定部302に上下方向に摺動可能に設けられた移動部301とからなる。
また、移動部301の先端には噴出部303が設けられている。この噴出部303には、その外周面に噴出孔303aが多数設けられており、噴射時には、噴出部303の中心軸に対して放射状に、さらに上下方向に分散するように洗浄液を噴射可能になっている。また、その際、噴出孔303aからの洗浄液の噴出圧により、噴出部303が軸回りに回転し、回転しながら洗浄液を噴出可能になっている。また、移動部301には、ボトル1から落下する洗浄水が移動部301と固定部302の隙間に大量に入らないように傘部304が設けられている。
図7は、洗浄ブロック140における実際の洗浄工程を示す図である。図7から分かるように、固定部302には、ボトル1から落下した洗浄水を受容し図示しない排水管へ導
くための排水パン305が設けられている。この排水パン305は、上端の半径が下端の半径より大きい円錐台形状をしており、上端が開口している。また、移動部301は、固定部302を貫通する形で固定部302及びベース142の下側まで延びており、移動部301の下端には、連結部材306を介してエアシリンダ307が連結されている。このエアシリンダ307の作動によって移動部301が上下に往復運動可能となっている。
洗浄ブロック140においてボトル1が洗浄ノズル300の上で停止すると、エアシリンダ307が作動して移動部301が破線で示す状態となるまで上昇する。そして、移動部301の下端部に接続された図示しないホースから洗浄液が供給される。そうすると、噴出部303の噴出孔303aから洗浄水が噴出し、噴出部303aが回転し始める。これにより、噴出部303が回転しつつ回転軸の周りに放射状に洗浄液が噴出され、ボトル1の内部がより均一にムラなく洗浄される。
ボトル1の内部が充分に洗浄された後に、噴出部303からの洗浄水の噴出が停止され、エアシリンダ307の作動により洗浄ノズル300が初期位置まで下降する。これによって、洗浄ノズル300の噴出部303はボトル1の給排水部1bの開口部1cから抜き去られる。その後、洗浄ホイール141は回転を再開し、ボトル1は洗浄ホイール141に上下方向逆の姿勢で保持されたまま周回移動しつつ水切りがなされる。そして、図7においてボトル1の給排水部1bを支持する支持部材(不図示)が設けられたホイール補助部143が折り畳み軸144を中心に図7中反時計回りに180度回転する。このことでボトル1の上下方向が元に戻される。この状態で、ボトル1は第二方向転換ブロック155に受け渡される。なお、本実施例において反転手段は、ホイール補助部143を含んで構成される。
この第二方向転換ブロック155における動作は、第一方向転換ブロック125と概略同等であるので、説明は省略する。第二方向転換ブロック155に受け渡されたボトル1は、第二方向転換ホイール157の回転に伴って第二方向転換ホイール157の円周部を周回移動する。そして、180度以上回転した時点で、今度は充填ブロック170に受け渡される。
図8には充填ブロック170についての詳細な図面を示す。図8(a)は平面図、図8(b)は正面図、図8(c)及び図8(d)は側面図である。図8(a)は、図2(a)を鉛直方向の軸の回りに180度回転させた図となっている。充填ブロック170においては、第二方向転換ホイール157からボトル1が受け渡された後に、ボトル1は充填ホイール172の回転に伴って充填ホイール172の円周上を周回移動する。
充填ブロック170においては、四つの充填手段としての飲用水充填装置173−176が等しい角度間隔で備えられている。四つの飲用水充填装置173−176には、各々給水ノズル173a−176aが設けられている。また、隣同士の給水ノズルの間隔は、充填ホイール172上におけるボトル1の間隔(すなわち、図示しない支持部材の間隔)に合致するように定められている。充填ホイール172の円周上を周回移動している連続する二つのボトル1が、給水ノズル173a−174aの真下に到達すると充填ホイール172は一旦停止する。飲用水充填装置173−174には給水管177から供給された飲用水が所定の圧力で分給されており、ボトル1が給水ノズル173a−174aの下で停止すると、各給水ノズル173a−174aが開弁することで、ボトル1に飲用水が充填される。
この時点では、飲用水充填装置173−174によって、給水ノズル173a−174aの下のボトル1には、容量の半分の量の飲用水が充填される。そして、容量の半分の量の飲用水の充填が終了すると、充填ホイール172の回転が再開する。半分の量だけ飲用
水が充填された二つのボトル1が、給水ノズル175a−176aの真下に到達すると充填ホイール172は再度停止する。そして、今度は、飲用水充填装置175−176によって、給水ノズル175a−176aの下のボトル1には、飲用水が容量一杯まで充填される。なお、この時点で給水ノズル173a−174aの下に停止しているボトル1、すなわち、給水ノズル175a−176aの下のボトル1の次の二つのボトル1には、飲用水充填装置173−174によって、容量の半分の量の飲用水が充填されている。このように、本実施例の充填ブロック170では、ボトル1には2回に分けて飲用水が充填される。
また、各々の給水ノズル173a−176aには、排水ホース178−181が接続されており、余剰の飲用水を排水管182に導入するようになっている。また、本実施例の充填ブロック170では、ボトル1は充填ホイール172に設けられた支持部材(不図示)によって、上側リブ空間10が支持されているとともに、支持ベース183によってボトル1の底面が支持されるようになっている。すなわち、例えば給水ノズル173aまたは174aからの1回目の飲用水の充填があった時点で、ボトル1は飲用水の重量で下側に変形するが、ボトル1の底面が支持ベース183で支持されることで、ボトル1の形状は原形を留めることができる。
そして、ボトル1は、飲用水が充填された後に更に移動する際には、充填ホイール172によって、給排水部1bの上側リブ空間10が支持されつつボトル1の底部は支持ベース183上を滑りながら移動することとなる。
この充填ブロック170における飲用水の充填工程が終了すると、次にボトル1は充填ブロック170から打栓ブロック200に受け渡される。図9には、打栓ブロック200の概略構成を示す。図9(a)は平面図、図9(b)は正面図を示す。図9(b)に示すように、打栓ブロック200においては、ボトル1の給排水部1bが打栓ホイール201に保持されており、打栓ホイール201が回転することで、飲用水が充填されたボトル1が打栓ホイール201の円周上を周回移動する。なお、打栓ホイール201には図示しない支持部材が設けられており、ボトル1の給排水部1bの下側リブ空間11が支持されている。また、打栓ブロック200でも、充填ブロック170と同様に、ボトル1の底部は支持ベース213によって支持されている。
また、打栓ホイール201には、打栓ホイール201と一体となって回転するキャップ搬送ホイール202が複数の柱201aを介して固定されている。そして、キャップ搬送ホイール202には、円弧状凹部202aが等間隔に設けられている。この円弧状凹部202aの幅は、ボトル1に装着されるキャップ4の外形より若干大きく設定されている。また、円弧状凹部202aの後端部には、キャップ4をボトル1の開口部1c上に落とすためのキャップ孔202bと、その際のキャップ4の位置を精密に決めるためのキャップガイド202cが設けられている。そして、キャップ孔202bは、打栓ホイール201に保持されたボトル1の開口部1cの真上に位置するようになっている。さらに、打栓ブロック200には、滑り台上をキャップ4が自重で移動し、キャップ搬送ホイール202上の円弧状凹部202aにキャップ4を一つずつ供給するキャップシュート203が設けられている。
また、キャップ搬送ホイール202の直下であって、上側から見て、半径方向については円弧状凹部202aの軌道の下部をカバーし、円周方向についてはキャップシュート203のキャップ供給口203aの直上流から後述する打栓用エアシリンダ209の真下の領域の直上流までをカバーする範囲には、固定された概略円弧状の円弧板204が設けられている。この円弧版204が存在する範囲では、円弧状凹部202aに収納されたキャップ4が、下に落下しないようになっている。よって、キャップシュート203によって
円弧状凹部202aに供給されたキャップ4は、円弧状凹部202aの後端のキャップ孔202bに寄せられ、キャップガイド202cで位置決めされるが、円弧板204の存在する範囲では、キャップ搬送ホイール202の下に落ちることはない。
また、打栓ブロック200には、打栓ホイール201及びキャップ搬送ホイール202の上空を橋渡しするように“コの字”を横倒しにした形状を有するフレーム205が設けられている。このフレーム205は、打栓ホイール201及びキャップ搬送ホイール202の回転軸と垂直方向から見ると、打栓ホイール201及びキャップ搬送ホイール202の両側に垂直に立設された垂直フレーム205a、205bと、この垂直フレームキャップ205a、205bの上端を水平に橋渡す水平フレーム205cからなる。
また、搬送ホイール202を上側から見ると、水平フレーム205cは、打栓ホイール201及びキャップ搬送ホイール202の中心を通過するように配置されている。また、水平フレーム205cは、キャップシュート203の先端のキャップ供給口203aと打栓ホイール201及びキャップ搬送ホイール202の回転中心を結ぶ半径に対して、反時計方向に120度程度の角度をなすように設けられている。
また、水平フレーム205cには、フレーム205を上側から見た場合に、水平フレーム205cに垂直に交差する直線状の交差部材208が設けられている。この交差部材208は水平に延びるように設けられている。この交差部材208の両端には下方向に作動する打栓用エアシリンダ209、210が設けられている。打栓用エアシリンダ209、210のロッドには打栓ハンマ209a、210a(図9(b)には209aのみ表示)が設けられており、打栓用エアシリンダ210の作動とともに下方向に移動する。
また、垂直フレーム205aには、ロッドが水平方向に往復運動するキャップ支持用エアシリンダ206が設けられている。そして、キャップ支持用エアシリンダ206のロッド206aの先端には、ロッド206aが前進し切った状態で、キャップ搬送ホイール202の直下であって、上側から見て、半径方向については円弧状凹部202aの軌道の下部をカバーし、円周方向については円弧板204の直下流から両方の打栓用エアシリンダ210の下部の領域までをカバーするような移動円弧板207が備えられている。
よって、キャップ支持用エアシリンダ206のロッド206aが前進し切った状態では、円弧状凹部202aに収納されキャップ孔202bに寄せられたキャップ4は、打栓用エアシリンダ209、210の打栓ハンマ209a、210aの真下に到達した場合にも、移動円弧版207の存在により、打栓ホイール202から下側には落下しない。
しかしながら、キャップ支持用エアシリンダ206のロッド206aが後退した状態では、移動円弧板207は、上側から見てキャップ搬送ホイール202の下部から退避するようになっており、この場合には、円弧状凹部202aのキャップ孔202bに寄せられたキャップ4は、打栓用エアシリンダ209、210の打栓ハンマ209a、210aの下に到達した場合に、打栓ホイール202から下側に落下する。
すなわち、打栓ブロック200では、キャップ支持用エアシリンダ206のロッド206aが前進し切った状態で、キャップシュート203から供給され円弧状凹部202aに収納されキャップ孔202bに寄せられたキャップ4は、打栓ホイール202の回転とともに、円弧状凹部202aの軌道上を周回移動する。
そして、隣り合う円弧状凹部202aに収納されキャップ孔202bに夫々寄せられた二つのキャップ4が、各々打栓ハンマ209a及び210aの真下に到達した際に、キャップ搬送用ホイール202及び打栓ホイール201は一旦停止する。その後、キャップ支
持用エアシリンダ206のロッド206aが後退する。これにより、打栓ハンマ209a及び210aの真下の円弧状凹部202aのキャップ孔202bをカバーしていた移動円弧板207がキャップ搬送用ホイール202の下から外周側に退避する。そうすると、打栓ハンマ209a及び210aの真下のキャップ孔202bに寄せられていたキャップ4は、打栓ホイール202から落下し、下に配置されたボトル1の開口部1cの上に載置される。ここで、本実施例において栓載置手段は、キャップ搬送用ホイール202、キャップ支持用エアシリンダ206、移動円弧版207を含んで構成される。
そして、二つのキャップ4が打栓ハンマ209a及び210aの下の二つのボトル1の開口部1cの上に載置された状態で、打栓用エアシリンダ209及び210が作動し、打栓ハンマ209a及び210aが下降してキャップ4を下側に向けて叩く。これにより、ボトル1の給排水部1bの開口部1cにキャップ4が装着され、ボトル1の内部を密封する。その後、打栓ハンマ209a及び210aが上昇して各々のキャップ孔202bから退避すると、打栓ホイール201及びキャップ搬送ホイール202が回転を再開し、ボトル1はキャップ4が装着された状態で下流側に運搬される。そして、次の二つのキャップ4及び二つのボトル1がが、各々打栓ハンマ209a及び210aの下に到達した際に、キャップ搬送用ホイール202及び打栓ホイール201は再度停止し、上記の動作を繰り返す。ここで、打栓ハンマ209a及び210aは、本実施例において打栓手段に相当する。
なお、上記の打栓ブロック200においては、キャップ4がボトル1の開口部1cの上に載置されてから、打栓用エアシリンダ209及び210が作動し、打栓ハンマ209a及び210aが下降してキャップ4を下側に向けて叩くまでの間に、図示しない離脱防止手段としてのキャップ押え部材で、キャップ4を上または横方向から押さえるようにしてもよい。このキャップ押え部材は、キャップ押え用エアシリンダの作用によりキャップ上方から下降または横方向から移動し、キャップ4がボトル1から離脱しないように押える。
これにより、キャップ4がボトル1の開口部1cの上に載置されてから、打栓用エアシリンダ209及び210が作動し、打栓ハンマ209a及び210aが下降してキャップ4を下側に向けて叩くまでの間に、振動等によりキャップ4がボトル1の開口部1cから離脱することを抑制できる。特に、本実施例においては、ボトル1の容積部1aは肉厚が薄く飲用水が充填された後には振動し易い状態となっており、また、ボトル1の内部からの空気の吹き出しでキャップ4が飛ばされ易い状態となっているので、キャップ押え部材は有効に作用する。
打栓ブロック200において打栓が終わったボトル1は、図10に示すように、搬出ブロック220の搬出用コンベヤ212に受け渡される。また、その際、ボトル1の進行方向に対して左右両側から棒状の搬出リブガイド215がボトル1の給排水部1bの上側リブ空間10に挿入され、給排水部1bの上下及び左右方向の位置が搬出リブガイド215によってガイドされる。この状態で搬出コンベヤ212が駆動し、ボトル1は搬出口211まで移動する。搬出口211まで移動したボトル1は、作業者によって次の工程に供給される。
上記の実施例では飲用水をボトルに充填する飲料充填システムについて説明したが、本発明で取り扱う飲料は飲用水以外でも良いことは当然である。また、ボトル1の形状や、個々のブロックの具体的機構は、同等の機能を有するのであれば、本実施例に示したものに限られない。
1・・・ボトル
1a・・・容積部
1b・・・給排水部
1c・・・開口部
100・・・飲用水充填システム
110・・・搬入・拡張ブロック
125・・・第一方向転換ブロック
127・・・第一方向転換ホイール
140・・・洗浄ブロック
141・・・洗浄ホイール
155・・・第二方向転換ブロック
157・・・第二方向転換ホイール
170・・・充填ブロック
172・・・充填ホイール
200・・・打栓ブロック
201・・・打栓ホイール
220・・・搬出ブロック

Claims (8)

  1. 飲料を保持する容積部と、該容積部に一端が接続され該容積部より小さい断面積を有するとともに他端に開口部が設けられた筒状の給排水部とからなり上下方向に圧縮変形させて運搬可能なボトルに、飲料を充填する、飲料充填システムであって、
    前記圧縮変形されたボトルを前記システム内に搬入する搬入部と、
    前記搬入部により搬入された前記ボトルを直線移動させるとともに空気を流入させることで該ボトルを拡張させる拡張部と、
    前記拡張部により拡張された前記ボトルに円周上を周回移動させるとともに該ボトルの内部を洗浄する洗浄部と、
    前記洗浄部により洗浄された前記ボトルに円周上を周回移動させるとともに該ボトルに飲料を充填する充填部と、
    前記充填部により飲料が充填された前記ボトルに円周上を周回移動させるとともに栓を装着して前記ボトルを密封する密封部と、
    前記密封部によって密封された前記ボトルを搬出する搬出部と、
    少なくとも前記洗浄部、前記充填部及び前記密封部を内部に包含するハウジングと、
    を備え、
    前記搬入部と前記搬出部とは、前記ハウジングに対して互いに反対側に配置されたことを特徴とする飲料充填システム。
  2. 前記拡張部と前記洗浄部との間に配置され前記ボトルに円周上を周回移動させて進行方向を変更する第一方向転換部と、
    前記洗浄部と前記充填部との間に配置され前記ボトルに円周上を周回移動させて進行方向を変更する第二方向転換部と、を更に備え、
    前記ハウジング内において、
    前記拡張部は前記搬入部によって搬入された前記ボトルの進行方向を変えずに直線移動させるとともに、その少なくとも一部は前記ハウジングに包含され、
    前記洗浄部と前記第一方向転換部とは前記ハウジング内における前記搬入部の側に寄せて配置され、
    前記充填部と前記密封部とは前記ハウジング内における前記搬出部の側に寄せて配置され、
    前記第二方向転換部は前記ハウジング内における中央部に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の飲料充填システム。
  3. 前記ボトルの前記給排水部には、該ボトルを保持可能とするとともに前記給排水部の軸方向の位置基準となる基準リブが設けられ、
    前記拡張部、洗浄部、充填部及び密封部においては、前記基準リブを前記軸方向の基準として前記給排水部を保持することで前記ボトルの位置を規制することを特徴とする請求項1または2に記載の飲料充填システム。
  4. 前記拡張部は、
    前記圧縮変形されたボトルを直線移動させるベルトコンベヤと、
    前記ベルトコンベヤの上方に所定高さの空間を隔てて配置され、前記圧縮変形したボトルをさらに該所定高さまで圧縮するように上方から押圧する押圧手段と、
    前記押圧手段で前記ボトルを前記所定高さまで圧縮した状態で、前記基準リブに当接して該基準リブの位置を規制するとともに前記給排水部の外形に当接して前記ボトルをガイドするガイド部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の飲料充填システム。
  5. 前記拡張部は、
    前記ボトルの前記給排水部が前記ガイド部によってガイドされている状態で、前記ボトルの前記給排水部を進行方向に押圧することで、前記ボトルに直線移動させる移動手段と、
    前記ボトルに空気を流入させる空気流入手段と、
    をさらに有し、
    前記ベルトコンベヤにより前記ボトルに直線移動させる状態から、前記移動手段により前記ボトルに直線移動させる状態に切り換え、
    前記切り換えによって前記ボトルの底面が前記コンベヤから離脱した後に、前記空気流入手段により前記ボトルに空気を流入させることで前記ボトルを拡張させることを特徴とする請求項4に記載の飲料充填システム。
  6. 前記洗浄部は、
    前記ボトルの上下を反転させる反転手段と、
    上下移動及び鉛直軸回りの回転が可能であり鉛直軸回りに放射状に洗浄水を噴出可能な洗浄ノズルと、
    を有し、
    前記反転手段により上下が反転されたボトルの前記給排水部の前記開口部から前記洗浄ノズルを挿入するとともに該洗浄ノズルを前記鉛直軸回りに回転させながら洗浄水を噴出させることで前記ボトルの内部を洗浄することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の飲料充填システム。
  7. 前記充填部は、
    前記ボトルに飲料を充填する充填手段を複数有し、
    前記ボトルに前記円周上を周回移動させている間に、前記複数の充填手段により複数回に分割して該ボトルに飲料を充填することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の飲料充填システム。
  8. 前記密封部は、
    前記栓を前記ボトルの給排水部の開口部の上に載置させる栓載置手段と、
    前記栓載置手段によって前記給排水部の開口部の上に載置された栓を上方から打撃することにより前記栓を前記給排水部に装着する打栓手段と、
    前記栓載置手段により前記給排水部の開口部の上に前記栓が載置されてから、前記打栓手段によって前記栓が前記給排水部に装着されるまでの間に、前記栓を押さえることで前記栓の前記給排水部の開口部からの離脱を防止する離脱防止手段と、
    が設けられたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の飲料充填システム。
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